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    元スレ王「勇者も旅立ち一安心」女勇者「あのー……」王「」

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    101 = 2 :

    勇者「あのー、サキさん?」

    サキ「なにかしら」

    勇者「魔法を教えていただけませんか?」

    サキ「魔法?」

    勇者「はい。やっぱり剣技だけだと集団戦は辛いので」

    サキ「魔法、ねぇ……。じゃあ簡単なのからやりましょうか」

    勇者「やったー!」

    サキ「かわいい」
    サキ(じゃあ一番簡単な対集団魔法からね)

    勇者「え?」

    サキ「なんでもないわ」キリッ

    102 = 2 :

    勇者「イオ!」ドーン

    サキ「そうね、上手よ」

    勇者「サキさんの教え方がうまいから……」テレテレ

    サキ「でもさすが勇者様ね。習得がはやくて助かるわ」

    勇者「えへへ」

    スライムたち「わー」

    サキ「あら獲物」

    勇者「え?」

    サキ「やってみなさい」

    勇者「はい!イオ!」

    スライム「わーーーー」ドババ

    サキ「いいじゃない」

    勇者「えへ」ニコ

    サキ(かわいい)

    103 = 56 :

    さるよけ支援

    104 = 2 :

    山の前の町

    戦士「うっ……ここは?」

    宿の主人「目が覚めましたか?」
    主人「ここは山の前の村。お付きの男性はあなたが運ばれてから、ずっと山に通っていますよ」

    戦士「お付きの者……」

    主人「違いましたか?」

    戦士「俺が彼に従事している」

    主人「それは失礼いたしました」

    戦士「それで……彼が山に通っている、と?」

    主人「ええ。毎日このくらいの時間になると帰ってきていると思いますが……」

    勇者「おっ、戦士起きてるじゃん。フヒッ」

    106 = 2 :

    戦士「……勇者」

    勇者「お、俺が運んだんだからな、感謝しろよな」

    戦士「雪だらけの山にこもって一体何をしているんだ」

    勇者「せ、戦士にはかんけーねーし」ボソッ

    戦士「……そうか」

    主人「それでは後ほどお食事をお持ちします」

    戦士「頼む」

    戦士「……勇者、ここの代金は……」

    勇者「戦士の財布から……、い、いいだろ!?お、俺が運んでやったんだからそれくらい」

    戦士「何もだめとは言っていない」

    勇者「……」ムッ

    107 :

    なんかデジャブ
    どっかで書いてた?

    108 :

    おもしれぇ

    109 = 2 :

    勇者「じゃあ俺はもう一度山に行くから」

    戦士「……!だから山で何を!」

    勇者「ぜってーついてくんなよ!」タタタッ

    戦士「……道を踏み外してなければいいが」

    勇者「ふひひ、待ってろよ女勇者……」

    110 = 45 :

    物の群れが襲ってくるの想像して不覚にも吹いた

    111 :

    女勇者待ってろってまさか
    女勇者を襲う気か!

    112 = 2 :

    勇者「」ゾワッ

    サキ「どうしたの?勇者様」

    勇者「なんか寒気が……」

    サキ「……山だもの、寒いに決まってるわ」ファサ

    勇者「あ……」

    サキ「着てなさい、私は大丈夫だから」

    勇者「……はい///」カァーッ

    勇者(やばい……前から思ってたけどサキさんかっこいい)
    勇者(この山を越えたら……魔王の城)
    勇者(魔王を倒したら……どっか行っちゃうのかな……)
    勇者(魔王の城、もっと遠くてもいいのにな)
    勇者(ーッ!)ブンブン

    113 = 2 :

    勇者(何考えてるの私!)
    勇者(みんな魔物に困ってるんだよ!はやく魔王を倒さなきゃ!)

    サキ「どうしたの?勇者様」

    勇者「あ、えっと……」
    勇者「お兄ちゃん、どうしてるかなと思って」

    サキ「そういえば……」

    サキ(この辺でこらしめたわよね)
    サキ(昨日の晩にでも様子を見ておけばよかったわ)
    サキ(魔物たちに異変はないから魔王城に着いてるってことはないと思うけど)
    サキ(あんまり戻ってもいないだろうしさっき通り過ぎた町あたりにいたかしら)
    サキ(まあ会わないで済むなら結果オーライね)

    114 = 85 :

    115 = 2 :

    勇者(『お兄ちゃんどうしてるかな』?)フヒ
    勇者(俺のこと気になって仕方ないんじゃないか、カワイイ妹)
    勇者(ちょっと成長しすぎてるけど……ズレの範囲だな)

    勇者「目的地が一緒だもん、きっと急げば追いつけますね!」

    サキ「そうね」

    勇者「急ぎましょう、サキさん!」

    サキ「ええ」

    勇者(サキっていうのか……随分せ、せくしーな女連れて歩いてんだな)
    勇者(……ま、ババアに興味はない)

    勇者(さ、進め!女勇者!)

    116 = 2 :

    勇者「いっそげ、いっそげ!」

    サキ(山道はやっぱり辛そうね)

    サキ「勇者様、少し休憩してもいいんじゃないかしら」

    勇者「あんまり休むとお兄ちゃんに合流できないですから!私はまだまだ大丈夫です!」

    サキ「辛くなったら言ってね」

    勇者「はい!」

    サキ(ん?)

    117 = 2 :

    サキ(あそこだけ雪の固まり方が違う……)
    サキ(何……?)

    勇者「サキさん、優しいなぁ」ボソッ

    サキ「え?」

    勇者「あ、な、なんでもないです///」

    サキ「あ、そーお?」テレッ

    サキ(かわいいなぁ、本当に)
    サキ(魔王様との3Pまであと少し……)ムフ
    サキ(……勇者様、初めてなのよね)
    サキ(初めてくらい、私がもらっちゃってからでもいいかしら?)ムッハー
    サキ(あれ、何考えてたんだったかしら?)

    勇者「え?」ズルッ

    サキ「……勇者様!」

    サキ(落とし穴!)

    118 = 2 :

    サキ「危ない!」ザッ

    勇者「キャッ!」ザザーッ

    サキ「くっ」バサァッ


    勇者「ふひっ、ふひひっ」
    勇者「一週間かけて掘った特大落とし穴……かかった」
    勇者「宿の主人は雪山でもちょっとくらいは大丈夫って言ってたし」
    男勇者のんびり戦士呼んできて助けよう」

    勇者(『ありがとっ、お兄ちゃん!』)

    勇者「ふひ、ふひひひひ」
    勇者「さ、戦士呼びに行こう」デュフフ

    119 :

    ホモっ気が…

    120 = 2 :

    主人「お帰りなさいませ」

    勇者「ふひっ!」

    主人「……」

    勇者「戦士ー!」バンッ

    戦士「……なんだ」

    勇者「こ、これから山に行くぞ」

    主人「む、無茶ですよ、戦士さんは怪我しているのに雪山なんて」

    勇者「山を越えるわけじゃないから大丈夫だ!」

    戦士「……勇者がここ何日か山でやっていたことと関係があるのか」

    勇者「ふひっ」

    戦士「主人、雪山にいける装備を貸してはくれないか」

    主人「き、危険です!」

    戦士「主の言うことは聞くしかあるまい」

    勇者「さっすが戦士……」デュフフ

    121 :

    サキ「ルーラ」

    122 = 2 :

    勇者「うっ……つぅ……」
    勇者「何これ……真っ黒で、ふわふわ……羽?」
    勇者「目だった怪我は……ない」
    勇者「そうだ、サキさん……サキさん!?」

    サキ「」

    勇者「そんな、サキさん!?……?」

    勇者「サキさんから、黒い羽……生えてる」

    勇者「なんで……?」

    サキ「ゆう、しゃ、さま……」シュゥゥ

    勇者「羽、消えた……」ハッ
    勇者「サキさん!?サキさん!」

    サキ「無事で……よかった……」ガクッ

    123 = 2 :

    勇者「サキさん!!」

    サキ「」

    勇者「気絶してる……」
    勇者「こんな雪山じゃ、だめだ……何か、なんとかしなきゃ」

    勇者「穴……横穴、掘れるかな」ザクッ
    勇者「良かった……剣があれば割とラクにできそう」

    勇者「サキさんの上着」ファサ

    勇者「今あったかくしますから……待っててください、サキさん」

    124 = 108 :

    うそ・・・サキさんそんな弱かったの

    126 :

    そう、魔王とは勇者のことだったのだ

    127 = 56 :

    兄・・・山で鍛えてサキを負かせて襲うとかいうのを予想していたが・・・
    まるで成長していない・・・

    128 = 2 :


    勇者「小さく小さく……よし、メラ!」シュボッ
    勇者「よかった……焚き火になった」

    勇者「サキさん、近くに……」ズルズル

    勇者「服……濡れてる」
    勇者(脱がさなきゃ)カァーッ

    勇者「失礼します、サキさん」スルスル

    勇者「うっ」クラァ

    勇者(こんなときまで、すごい色気……)

    勇者「私の服も乾かさなきゃ」

    勇者「うぅ、さむっ」ブルッ

    勇者「サキさん……絶対起きてくださいね」
    勇者「二人で山から出ましょうね」

    勇者「サキさ……ん……」ガクッ

    129 :

    JPモルガン

    130 = 2 :

    勇者「フヒ、こっち……」

    戦士「……」

    勇者「この、穴」デュフフ

    戦士「……これが、なにか」

    勇者「女の子、二人、助けなきゃ」

    戦士「何!?」ザッ

    勇者「キャッ」

    サキ「」

    戦士「なっ……」

    勇者「せ、戦士、いきなり降りるな!おれ、俺も、降りるから!」

    戦士「お前は来るな!……着ろ」バッ

    勇者「あ、ありがとうございます」

    勇者(この声……)

    131 = 2 :

    宿屋

    サキ「」

    勇者「はぁ、はぁ……」

    勇者「だ、大丈夫?女勇者」

    勇者「大丈夫だよ、お兄ちゃん……」

    戦士「すまん、二人、増やせるか」
    戦士「宿代はまとめて払う」

    主人「ひどい怪我です!はやくお部屋に!」

    戦士「すまんな」

    132 = 125 :

    邂逅

    133 :

    戦士モテモテフラグ

    134 :

    戦士イケメンすぎ

    135 :

    戦士と女勇者がくっつくのか

    136 = 2 :

    勇者「サキさん……」

    戦士「勇者、ちょっと来い」

    勇者「ひ!……ふ、ふひひ」

    ドア「ばたん」

    戦士「どういうことだ!」

    勇者「な、何がだよう」

    戦士「お前、あの二人に何をした」

    勇者「ぐ、偶然今日も山に行ったら穴に落ちるとこ見ただけだ!」

    戦士「……」ジッ

    勇者「ほ、本当だ!」ソワソワ

    戦士「……妹だろ、大事にしろ」

    戦士「俺達は外で寝るぞ」

    勇者「……は?」

    戦士「当たり前だ。もうひとつ部屋を借りるほどの余裕は俺達にはない」

    137 = 56 :

    戦士こそそんなに何人も要らないってレスしちゃったけど
    この戦士が4人いれば魔王とか余裕だわ・・・

    138 = 2 :

    勇者「な、なんだよそれ!同じ部屋で寝れば……」

    戦士「」ギロッ

    勇者「ふ、ふひ」

    勇者「せ、戦士がまとめて払うって言ったから……」

    戦士「俺にそんな余裕はない」
    戦士「切り詰めるところは全て切り詰める」
    戦士「明日からこの町で雇い主を探して多少稼ぐぞ」

    勇者「か、金か?」デュフフ

    戦士「お前も働くんだ」

    勇者「は?」

    戦士「ん?」ギロッ

    勇者「ふひ、ふひひひひ」

    139 = 108 :

    うっ、すごい色気www

    140 = 2 :

    戦士「主人が特別に作ってくれたスープだ」
    戦士「明日礼を言っておくといい」

    勇者「……はい」

    戦士「そちらの女性も暖かくしてしっかり休めばきっと目を覚ます」
    戦士「気を落とすな」

    勇者「あの、お兄ちゃんは……」

    戦士「俺達は食堂で寝かせてもらう」
    戦士「気にしなくて大丈夫だ」
    戦士「ゆっくり休め」

    勇者「はい……」

    ドアばたん

    勇者「……」ジッ

    勇者「サキさん……」グスッ

    141 = 40 :

    サキ×女勇者
    戦士×男勇者

    142 = 135 :

    戦士と男勇者のラベルが間違って付いているよね

    143 = 56 :

    さるよけ

    144 = 2 :

    戦士「すー……」

    勇者(よく寝てる)
    勇者(女勇者たち、いいタイミングで来てくれたな)
    勇者(もうちょっと遅かったら戦士は全快で、今こんな無防備に寝てることなんてなかっただろうし)

    勇者「……」フヒッ

    勇者「……」ソーッ

    戦士「すー……すー……」
    戦士「んっ」

    勇者「……っ」ピクッ

    戦士「すー……」

    勇者(あぶねぇ……こわっ)フヒッ

    146 = 2 :

    勇者(そーっと、そーっと)トントントン

    ドアがちゃ

    勇者「Zzz……サキさん……すぅ……」

    勇者「……ふひっ」ニヤァ

    勇者(相変わらず、寝つきいいな……)
    勇者(連れのババアは……)

    サキ「」

    勇者(……よく見るとキレーな顔だよな)
    勇者(でもこっちは後だ)
    勇者(目が覚めたときのためにっと)スルスル

    147 = 2 :



    勇者「準備……できた……」デュフフ


    勇者「ん……んー」イヤイヤ

    勇者「ふひひ、やわらかい」モミモミ

    勇者(妹は興奮しないとか言ったの誰だよwwwww)
    勇者(まあ半分しか血つながってないし?wwww)
    勇者(当然といえば当然?wwww)
    勇者(やばwwww破裂しそうwwwwwww)

    勇者「ふひっ」

    149 = 48 :

    血の繋がった妹にまで手を伸ばすゲス野郎とかwwwwww最高だ

    150 = 2 :

    勇者「ん、いやぁ……サキさん……」

    勇者(サキさん?)チラッ

    サキ「」

    勇者(コイツね……何、俺の妹レズ?)
    勇者(それはそれで超興奮するんですけどwwwwwww)

    勇者「ん……んん」

    勇者「げ」ゴロン

    勇者「んー」
    勇者(あれ?うつぶせであんまり寝ないんだけど……くるし……って)

    勇者「だ、誰!?」


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