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    元スレ結衣「あ、ラムレーズン切らしちゃった」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ゆるゆり + - 勇者 + - 結京 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    うっ、恥ずかしい。
    かあっと顔が熱くなっていくのがわかる。

    京子「……」

    結衣「……」

    京子「……」

    結衣「いや、何か言えよ」

    京子「あ、うん……びっくりした」

    結衣「なにが」

    京子「結衣が素直にそんなこと言うとは思わなかった」

    結衣「私も」

    京子「不覚にもちゅーしちゃおうかと思った」

    結衣「やめろ」

    52 = 15 :

    結京最高

    53 :

    うんうん続けて

    54 = 1 :

    京子「ちゅーはいいすぎでも押し倒そうかと思った」

    結衣「そっちのがもっとやめろ」

    京子「仕方無い、今日は泊まっていってやろう」

    結衣「もともとそのつもりだったんだろ。ていうか上から目線だな」

    京子「気のせいだ」

    結衣「全然気のせいじゃないから」

    京子「で、宿題」

    結衣「結局そっちに話戻すのか」

    55 = 1 :

    そしてまた結局、私も折れてしまったわけで。

    結衣「いいけど、答えは教えないからな」

    京子「あいあいさー!」

    結衣「じゃあほら、ノートと教科書出して」

    京子「えっ」

    結衣「えっ、じゃないし」

    京子「だって、宿題はプリントだよ?」

    結衣「わからないなら基礎から教えるしかないだろ」

    京子「結衣先生ひどい」

    結衣「教えないぞ」

    京子「ごめんなさい」

    56 = 3 :

    いいよいいうお

    58 = 1 :

    ――それから数十分後。

    京子「……」

    結衣「で、ここはこうで……」

    京子「……」スー、スー

    結衣「……こうなって」

    結衣「……」

    聞いてる?と聞くのは野暮だろう。
    どう見ても居眠っている。

    結衣「……京子、寝るな」

    京子「んんんっ……」

    まったく、自分から教えろって言ってきたくせに。
    (教えろと言ったのはやり方じゃなくって答えなわけだけど)

    59 :

    すごくいい

    60 = 1 :

    京子の身体をゆらゆら揺すっても、京子は目覚めなかった。
    気持ち良さそうに眠っちゃって。
    まだ午前なのに。

    京子「……へへっ」

    結衣「何笑ってるんだ」

    結衣「……」

    京子の髪は、昔から柔らかい。
    私はそっと、京子の頭に手を置いてみた。

    61 = 3 :

    しえんた

    62 = 15 :

    なんか顔赤くなってきた
    すばらしい

    63 = 1 :

    結衣「……きれいな髪」

    ぼそりと呟いて、一回、二回、頭を撫でて。
    それから急に恥ずかしくなって、私は手を引っ込めた。

    うん、何やってるんだ私は。

    ちょうど手を引っ込めたその後すぐ、京子が突然がばりと身体を起こした。
    「うわあっ」という声つきで。

    64 = 1 :

    結衣「な、なんだ!?」

    京子「な、なんか怪獣がおがお人間に頭触られる夢を見た!」

    結衣「なんだよ怪獣がおがお人間って」

    呆れながらもほっとする。
    どうやら今私がしていたことは気付かれていなかったらしい。

    京子「あー、びっくりした」

    結衣「ていうか寝るなよ人が教えてるのに」

    京子「わるいわるい……うわっ!?」

    結衣「次はなんだ」

    65 = 59 :

    がちゆりSSが多かったけどこれはゆるゆり

    67 :

    いい感じのゆるさだな

    68 = 53 :

    しえん

    69 = 3 :

    絶対支援

    71 = 1 :

    京子「シャーペンの芯がない」

    結衣「筆箱は?」

    京子「買いに行こうとして忘れてたのを今思い出した」

    結衣「仕方ないな……」

    がさごそと自分の筆箱を漁った。
    漁りながら、そういえば私も昨日京子と同じことを考えていたのだということを
    思い出した。

    京子「あった?」

    手元を覗き込んでくる京子に一発デコピンをお見舞いしてみる。
    「な、なんだっ!?」と慌てたように額をおさえる京子がおかしくて、つい
    噴出してしまった。

    京子「ひどいぞ結衣!」

    結衣「ごめんごめん」

    京子「で、あった?」

    結衣「ない」

    京子「……」

    結衣「買いに行くか」

    72 = 1 :

    京子「おぉ!」

    結衣「ついでに晩御飯の用意とかも買ってこようか」

    京子「結衣の作るハンバーグだと!?」

    結衣「そんなことまったくもって言ってない」

    京子「昼ごはんは?」

    結衣「適当に外で食べる?」

    京子「じゃあ早速出かける準備だ、結衣!」

    結衣「え、うん」

    京子「……」

    結衣「なに?行かないの?」

    京子「いや、結衣、寝癖。あとパジャマのまま」

    73 = 1 :

    京子が来たのが起きてすぐだったから、顔は洗ったものの着替えるのも髪をとかすのも
    忘れてしまっていた。

    京子「いつ着替えるんだろうなあと思ってみてたんだけど」

    結衣「見てないで言えよ」

    京子「パジャマ好きなのかと思った」

    結衣「ねーから」

    京子「好きそうな顔してるのに」

    どんな顔だ、どんな。

    74 = 1 :

    結衣「じゃあ着替えてくるから」

    京子「髪もちゃんととかせよー」

    結衣「わかってるって」

    京子「結衣の寝癖を見ていいのは私だけなんだからなー」

    結衣「なんだよそれ」

    京子「結衣の寝癖は私のもの!」

    結衣「大声で恥ずかしいこと叫ぶな!」

    75 = 15 :

    ニヤニヤ

    76 = 3 :

    ここまで100点

    77 = 1 :

    寝室に入って、箪笥を探る。
    この前京子が私に買ってきたパンダの着ぐるみが見えた気がしたが無視した。

    京子「着替えたー?」

    結衣「早いよ」

    京子「覗いていい?」

    結衣「ふざけんな」

    京子「照れなくても」

    結衣「殴るよ」

    京子「声が本気だからやめとく」

    まったく……。
    なんとか着替え終わり、部屋を出ると京子はもう玄関で靴を履いて私を待っていた。

    78 = 1 :

    結衣「お待たせ」

    京子「結衣、寝癖」

    結衣「あっ」

    京子「結衣はまったくー」

    結衣「京子にだけはそう言われたくないんだけど」

    京子「なんだよー」

    結衣「ちょっと待って、とかしてくるから」

    京子「ストップ」

    結衣「え?」

    京子「私がとかしてやろう、きりっ!」

    79 = 15 :

    いいよいいよ

    80 :

    寝坊したらこんなとこにゆるゆり神が降臨してた

    81 = 80 :

    しえん

    82 = 80 :

    ていうかなんでこの神っぷりなのにこんなに人がいないのか不思議

    83 = 15 :

    みんな見入ってるんだよ

    84 = 80 :

    支援しないとこのままじゃ>>1がさるさんくらっちゃう

    85 = 80 :

    出かける前に集中的支援

    86 = 8 :

    ばいさるの仕組みわかってないのか

    88 = 15 :

    まだか…

    89 = 1 :

    結衣「いちいちきりっとか口で言わなくていいから」

    京子「櫛は?」

    結衣「洗面所んとこだったと思う」

    京子「とってくる!」

    言うや否や、靴を脱ぎ捨てて京子は洗面所のほうへ走っていった。
    それからすぐ戻ってきた京子の手に握られていたのは見慣れない櫛。

    結衣「あれ?そんなの持ってた覚えないんだけど……」

    京子「私が前来たとき忘れて帰ったらしい!」

    90 = 1 :

    気付かなかった私も私だけど京子はまず、どれくらいの頻度でうちに泊まりに来てるのか
    気付けよ。

    京子「じゃあ結衣、こっち来て」

    結衣「ん」

    京子「ほい」

    結衣「え?」

    座れと?
    京子の膝の上に?

    91 = 15 :

    ほうほう

    92 = 1 :

    結衣「いや、いいよ……」

    京子「いいからいいから」

    結衣「子供じゃないんだし」

    京子「そう言わずに」

    結衣「うぅ……」

    京子「恥ずかしがる結衣さんも可愛いものですなあ」ニヤニヤ

    結衣「うっさいっ!」

    94 :

    かわ結衣

    95 = 1 :

    京子「いいじゃん、ほらー。誰も見てないってば」

    結衣「や、やだって……」

    京子「もーっ!無理矢理にでも座るんだー!」

    結衣「うわ、ちょっ、京子!?」

    思い切り腕を引かれ、私はいつのまにかちょこんと
    京子の膝の上におさまっていた。

    京子「よくできましたー」

    結衣「京子が無理矢理やったんだろ……」

    京子「はい、じゃあ真直ぐ向いて」

    結衣「はいはい」

    こうなったらもう仕方が無い。
    京子の膝の上に乗るの、嫌だけど……たぶん。

    96 = 1 :

    京子「……」

    結衣「……」

    京子「痛くない?」

    結衣「全然」

    京子「昔さ、よく美容師さんごっこしたよね」

    結衣「さあ」

    京子「それで結衣ってば目に泡が入って痛いよーって泣いてる女の子の真似しててさー!」

    結衣「してねえよどんなシチュエーションだよ」

    99 = 1 :

    京子「もしかして覚えてないの!?」バッ

    結衣「うわ、いきなり後ろに退くな!」

    京子「おぉ、結衣まで転がってきた。あと頭打った」

    結衣「自業自得だ」

    よいしょ、と起き上がろうとしたときだった。
    京子が突然、ぎゅっと私の身体に手をまわしてきて。

    結衣「……京子?」

    京子「結衣、いい匂い」

    結衣「嗅ぐなよ」


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