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元スレ雪歩「765プロが倒産してもう二年半ですぅ……」
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>>51
納得した
納得した
「それじゃみんな!舞台はハリウッド!元765プロ最後の一人、美希に会いにいくわ!
律子さんの瞳に炎が宿りました。
「作戦名は……そう、オーバーマスター作戦よ!」
「な、なんか律っちゃん燃えてんね……」
「ほら……りっちゃんってゲーム好きだから……」
亜美ちゃんと真美ちゃんの内緒話が、漏れてきました。
「では、スタート!健闘を祈るわ!」
そう言って、私たちはバラバラの方向へとそれぞれ向かいました。
それから、地図を見ていた私に伊織ちゃんが言いました。
「はぁ~……ようやく私たちが報われる、最期の週末が来るのね」
「う、うん……」
水瀬財閥の用意した外国車に乗り込み、市街地へと向かいます。
勘、っていうのかな。
どうしてだろう。美希ちゃんに会えるハズなのに……。
なんだかイヤな胸騒ぎが収まりません……。
律子さんの瞳に炎が宿りました。
「作戦名は……そう、オーバーマスター作戦よ!」
「な、なんか律っちゃん燃えてんね……」
「ほら……りっちゃんってゲーム好きだから……」
亜美ちゃんと真美ちゃんの内緒話が、漏れてきました。
「では、スタート!健闘を祈るわ!」
そう言って、私たちはバラバラの方向へとそれぞれ向かいました。
それから、地図を見ていた私に伊織ちゃんが言いました。
「はぁ~……ようやく私たちが報われる、最期の週末が来るのね」
「う、うん……」
水瀬財閥の用意した外国車に乗り込み、市街地へと向かいます。
勘、っていうのかな。
どうしてだろう。美希ちゃんに会えるハズなのに……。
なんだかイヤな胸騒ぎが収まりません……。
カラフルな建物と、観光客が溢れかえるメインストリートに到着しました。
地面のタイルには、有名な俳優の名前と星がいっぱい書かれています。
ふと目を離すと亜美ちゃんと真美ちゃんがお土産屋で品物を見ていました。
「うわ→見て見て真美!ののワさん人形だよ!」
「ホントだ→!ここ押すと『ヴぁい!』って鳴くんだね!」
「ちょっとアンタたち、観光に来たんじゃないのよ!」
伊織ちゃんが真っ赤な顔で怒鳴りました。
うぅ……お願いだからはぐれないで……。
『あらあら~なんだか不思議な匂いがするわね~』
『あずささん!そっちの通りは危ないですから!』
GPSからあずささんと律子さんの声が聞こえてきました。
『は、はわいゆ~?あ、あいむたかね……』
『貴音!知らない人に話しかけちゃダメさー!』
……なんだかあちらはあちらで大変みたいです。
地面のタイルには、有名な俳優の名前と星がいっぱい書かれています。
ふと目を離すと亜美ちゃんと真美ちゃんがお土産屋で品物を見ていました。
「うわ→見て見て真美!ののワさん人形だよ!」
「ホントだ→!ここ押すと『ヴぁい!』って鳴くんだね!」
「ちょっとアンタたち、観光に来たんじゃないのよ!」
伊織ちゃんが真っ赤な顔で怒鳴りました。
うぅ……お願いだからはぐれないで……。
『あらあら~なんだか不思議な匂いがするわね~』
『あずささん!そっちの通りは危ないですから!』
GPSからあずささんと律子さんの声が聞こえてきました。
『は、はわいゆ~?あ、あいむたかね……』
『貴音!知らない人に話しかけちゃダメさー!』
……なんだかあちらはあちらで大変みたいです。
>>62
チャンスを手にした人の分だけそこから押し退けられた人がいるんだよ
チャンスを手にした人の分だけそこから押し退けられた人がいるんだよ
「ま、そんな簡単に見つかるワケないわよね」
「うん……」
私はそれからいっぱい歩き回って、ヘトヘトになっちゃいました……。
伊織ちゃんと一緒に、カフェに立ち寄りました。
亜美ちゃんと真美ちゃんは、まだまだ元気いっぱいみたいです。
うぅ……体力無いなぁ……私……ダメだな……。
また、ネガティブな思考が始まってしまいました。
大きなオレンジジュースを啜りながら、伊織ちゃんが言います。
「ねぇ、雪歩、聞くとこによると、ずっと千早と真の看病してたらしいじゃない」
「ふぇ……?!う、うん……」
なんだか、本当に私のことだとは思えないけれど……。
「ふ~ん。あんたにしてはよくやったじゃない」
そう言って、感心感心といった具合に両頬に手をついて私を見ました。
……あのときの力の出し方がもうわかりません。
その時……
『見つけた!』
真ちゃんの声がGPSから鳴り響きました。
「うん……」
私はそれからいっぱい歩き回って、ヘトヘトになっちゃいました……。
伊織ちゃんと一緒に、カフェに立ち寄りました。
亜美ちゃんと真美ちゃんは、まだまだ元気いっぱいみたいです。
うぅ……体力無いなぁ……私……ダメだな……。
また、ネガティブな思考が始まってしまいました。
大きなオレンジジュースを啜りながら、伊織ちゃんが言います。
「ねぇ、雪歩、聞くとこによると、ずっと千早と真の看病してたらしいじゃない」
「ふぇ……?!う、うん……」
なんだか、本当に私のことだとは思えないけれど……。
「ふ~ん。あんたにしてはよくやったじゃない」
そう言って、感心感心といった具合に両頬に手をついて私を見ました。
……あのときの力の出し方がもうわかりません。
その時……
『見つけた!』
真ちゃんの声がGPSから鳴り響きました。
「ホントに?!」
伊織ちゃんがテーブルに両手をついて立ちあがりました。
オレンジジュースが倒れて、床に染みを作ります。
ついに……ついに美希ちゃんに……3年ぶりに会えるんだ……。
『う、うん。だけどちょっと美希の様子がおかしいんだ……』
「えっ……」
真ちゃんが続けます。
『と、とにかくこっちへ来て』
そう言って、通話が途切れました。
真ちゃんの場所をGPSで確認します。
……多分、私たちが最初につく。
私は、美希ちゃんがいるであろう方向へと走ってむかいました。
なんだか、寒気がしてきました。足取りも、重たい……。
まるで、行くことを私自信が拒否してるかのような……。
伊織ちゃんがテーブルに両手をついて立ちあがりました。
オレンジジュースが倒れて、床に染みを作ります。
ついに……ついに美希ちゃんに……3年ぶりに会えるんだ……。
『う、うん。だけどちょっと美希の様子がおかしいんだ……』
「えっ……」
真ちゃんが続けます。
『と、とにかくこっちへ来て』
そう言って、通話が途切れました。
真ちゃんの場所をGPSで確認します。
……多分、私たちが最初につく。
私は、美希ちゃんがいるであろう方向へと走ってむかいました。
なんだか、寒気がしてきました。足取りも、重たい……。
まるで、行くことを私自信が拒否してるかのような……。
「はぁ……はぁ……」
地図を確認すると、どうやらショッピングモールの中にいるみたいです。
自動ドアが開いて、エレベーターを駆け上って……
ここは……
CDショップだ……。
ガラス張りのドアを開けて、奥へいくと輸入CDのコーナーに
真ちゃんの後ろ姿と……
キレイな金髪に、ゆるいウェーブの後ろ姿が見えました。
「美希!一体どうしたんだよ?!」
真ちゃんが背後から肩を揺らしますが、まるで反応の無い人形のように体が揺れました。
手に持ってるのは……美希ちゃんの『Rerations』のCDだ……。
「……ふ~ん」
確かに、美希ちゃんの声が聞こえました。ゆらっと、私の方を振り向きます……。
「ひっ……!」思わず、悲鳴が漏れて、尻もちをついてしまいました。
美希ちゃんの目の下には、まるで痣のように、黒い『くま』が出来ていました……。
「眠れない……ずっと眠れないの……」
地図を確認すると、どうやらショッピングモールの中にいるみたいです。
自動ドアが開いて、エレベーターを駆け上って……
ここは……
CDショップだ……。
ガラス張りのドアを開けて、奥へいくと輸入CDのコーナーに
真ちゃんの後ろ姿と……
キレイな金髪に、ゆるいウェーブの後ろ姿が見えました。
「美希!一体どうしたんだよ?!」
真ちゃんが背後から肩を揺らしますが、まるで反応の無い人形のように体が揺れました。
手に持ってるのは……美希ちゃんの『Rerations』のCDだ……。
「……ふ~ん」
確かに、美希ちゃんの声が聞こえました。ゆらっと、私の方を振り向きます……。
「ひっ……!」思わず、悲鳴が漏れて、尻もちをついてしまいました。
美希ちゃんの目の下には、まるで痣のように、黒い『くま』が出来ていました……。
「眠れない……ずっと眠れないの……」
「あの日から眠れないの……眠ると思い出すの……」
ブツブツとうわ言のように、美希ちゃんは繰り返します。
「お願いだから眠らせてほしいの……」
掠れた声でそう呟く美希ちゃんのCDを持つ手が、小刻みに震えています。
私と全く視線が合いません。
一瞬、白目をむいて、またCDをじっと見詰め始めました
私は、立ちあがって、真ちゃんの背中に隠れます。
「真ちゃん……」
「う、うん。さっきからずっとこの調子なんだ……」
「……うぅん」
美希ちゃんは、CDを置いて、ふらふらと頭を揺らしながら私たちから離れていきます。
「ま、待てよ美希!」
真ちゃんが呼びとめます。
美希ちゃんの足がピタリ、と止まりました。
ブツブツとうわ言のように、美希ちゃんは繰り返します。
「お願いだから眠らせてほしいの……」
掠れた声でそう呟く美希ちゃんのCDを持つ手が、小刻みに震えています。
私と全く視線が合いません。
一瞬、白目をむいて、またCDをじっと見詰め始めました
私は、立ちあがって、真ちゃんの背中に隠れます。
「真ちゃん……」
「う、うん。さっきからずっとこの調子なんだ……」
「……うぅん」
美希ちゃんは、CDを置いて、ふらふらと頭を揺らしながら私たちから離れていきます。
「ま、待てよ美希!」
真ちゃんが呼びとめます。
美希ちゃんの足がピタリ、と止まりました。
不眠症ってレベルじゃないな・・・
何日寝てないんだよ 美希ぃ
何日寝てないんだよ 美希ぃ
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