私的良スレ書庫
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元スレ女「私、好きな人いるから」
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兄「帰しちゃってよかったの?」
女「…なんで」
兄「いや、てっきり、今から二人で夕ご飯を食べながら勉強とか」
女「そんなわけない。あいつはただの隣人」
兄「そう。もしかしたら付き合ってるのかと思ってたけど。昔から仲良かったじゃない」
女「そ、そんなでもない…普通」
兄「そろそろ彼氏の一人でもできるかとも思ってたんだけど、ねー?」
女「そんなのは…心配されることじゃないし。……だいたい、私に彼氏とかできてもいいわけ?」
兄「そりゃ……いつかはできるもんだろ。なにせ自慢の妹だからね」
女「………」
兄「なに? お兄ちゃん変なこと言ったかな?」
女「…別に。知らない」
女「…なんで」
兄「いや、てっきり、今から二人で夕ご飯を食べながら勉強とか」
女「そんなわけない。あいつはただの隣人」
兄「そう。もしかしたら付き合ってるのかと思ってたけど。昔から仲良かったじゃない」
女「そ、そんなでもない…普通」
兄「そろそろ彼氏の一人でもできるかとも思ってたんだけど、ねー?」
女「そんなのは…心配されることじゃないし。……だいたい、私に彼氏とかできてもいいわけ?」
兄「そりゃ……いつかはできるもんだろ。なにせ自慢の妹だからね」
女「………」
兄「なに? お兄ちゃん変なこと言ったかな?」
女「…別に。知らない」
男「はい、どちらさまー…って」
女「はいこれ」
男「はぁ、どうも…って、なにこれ?」
女「…あまりモノだけど?」
男「魚一匹を丸々残すのって」
女「いいから! それ、残飯! 食べないんなら持って帰る!」
男「食べる! 食べます! カップラーメンだけでわびしい食卓だったんです! 感謝!!」
女「あ、あと、さっきのことだけど………ご、めん」
男「え…ああ、うん、こちらこそ。ごめんな」
女「……なんで、あんたが謝る」
男「だって、そりゃ……好きな人に誤解されるようなことされたくないだろ?」
女「はいこれ」
男「はぁ、どうも…って、なにこれ?」
女「…あまりモノだけど?」
男「魚一匹を丸々残すのって」
女「いいから! それ、残飯! 食べないんなら持って帰る!」
男「食べる! 食べます! カップラーメンだけでわびしい食卓だったんです! 感謝!!」
女「あ、あと、さっきのことだけど………ご、めん」
男「え…ああ、うん、こちらこそ。ごめんな」
女「……なんで、あんたが謝る」
男「だって、そりゃ……好きな人に誤解されるようなことされたくないだろ?」
女「………なんで知ってる」
男「知らなかったけど、さっき、なんとなく……今、おにいさんは?」
女「…お風呂」
男「そっかぁ…。ホントにいたんだ、好きな人」
女「だから、何度もそう言ってる」
男「だよなぁ…てっきり、今さら恥ずかしくって俺のことを好きだと言えなくて適当なことを言ってるものだとばかり」
女「…べつに、あんたのことも嫌いじゃないけど」
男「………」
女「…な、なに?」
男「なんでも。ほら、早く戻んないと、お風呂から上がっちゃうよ」
女「え? うん…あの、それじゃ」
男「ああ、また、明日な」
女「…また明日」
男「知らなかったけど、さっき、なんとなく……今、おにいさんは?」
女「…お風呂」
男「そっかぁ…。ホントにいたんだ、好きな人」
女「だから、何度もそう言ってる」
男「だよなぁ…てっきり、今さら恥ずかしくって俺のことを好きだと言えなくて適当なことを言ってるものだとばかり」
女「…べつに、あんたのことも嫌いじゃないけど」
男「………」
女「…な、なに?」
男「なんでも。ほら、早く戻んないと、お風呂から上がっちゃうよ」
女「え? うん…あの、それじゃ」
男「ああ、また、明日な」
女「…また明日」
男「マジかぁ…」
男「マジだよなぁ…アレは」
男「どうしたもんかなぁ…」
男「マジだよなぁ…アレは」
男「どうしたもんかなぁ…」
女「あ…」
男「おっはよう! おはよう! 今日もいい天気! 曇天! 日差しがきつくなくて過ごしやすいいい天気だなぁ!」
女「……朝からうるさい。近所迷惑」
男「さあて、今日も元気に勉学とかに励むぞぉ!」
女「…あのさ」
男「そうそう、昨晩の件だけど」
女「え? う、うん」
男「気づいたんだが、お兄ちゃん好き好き大好きなお前もかなり萌える!」
女「はぁ?」
男「全面的に応援しよう。なんなら俺が校舎裏に呼び出してやってもいい」
女「え?ええと、わざわざ学校まで来られても?」
男「そういうことだから、俺のことは気にせずに幸せになって」
女「え?」
男「俺のことは…気にせずに…幸せになって…なって…なって…るーるーるー…るるるー」
女「……なんか台無しな感が」
男「おっはよう! おはよう! 今日もいい天気! 曇天! 日差しがきつくなくて過ごしやすいいい天気だなぁ!」
女「……朝からうるさい。近所迷惑」
男「さあて、今日も元気に勉学とかに励むぞぉ!」
女「…あのさ」
男「そうそう、昨晩の件だけど」
女「え? う、うん」
男「気づいたんだが、お兄ちゃん好き好き大好きなお前もかなり萌える!」
女「はぁ?」
男「全面的に応援しよう。なんなら俺が校舎裏に呼び出してやってもいい」
女「え?ええと、わざわざ学校まで来られても?」
男「そういうことだから、俺のことは気にせずに幸せになって」
女「え?」
男「俺のことは…気にせずに…幸せになって…なって…なって…るーるーるー…るるるー」
女「……なんか台無しな感が」
男「くっくっくっく…それでは『第一回 おにいちゃんニャンニャン作戦会議』を始める」
女「なにその頭悪い名前。それに、なんで紙袋かぶってるの?」
男「うるさい。秘密の作戦会議と言えば理科準備室で覆面でおこなうものと決まってる!」
女「…そ、そう」
男「さ、その紙袋をとりあえず、かぶれ」
女「えー」
男「まぁ、いいや。では、第一回の開催にあたって、実行委員長から挨拶を」
女「え? 私? こ、こんにちは?」
男「こんにちは! 次、実行委員長のパンツの形状と色を」
女「言わないから」
男「やっぱ、ダメかぁ」
女「なにその頭悪い名前。それに、なんで紙袋かぶってるの?」
男「うるさい。秘密の作戦会議と言えば理科準備室で覆面でおこなうものと決まってる!」
女「…そ、そう」
男「さ、その紙袋をとりあえず、かぶれ」
女「えー」
男「まぁ、いいや。では、第一回の開催にあたって、実行委員長から挨拶を」
女「え? 私? こ、こんにちは?」
男「こんにちは! 次、実行委員長のパンツの形状と色を」
女「言わないから」
男「やっぱ、ダメかぁ」
男「さて」
女「うん」
男「まぁ、こうしてそれっぽく会議を開いてみたところで」
女「うん」
男「なにかアイディアがひらめくわけじゃないんだよなぁ」
女「そ、ね」
男「やっぱりここは、実行委員長のパンツ談義をするしか」
女「しないから」
女「うん」
男「まぁ、こうしてそれっぽく会議を開いてみたところで」
女「うん」
男「なにかアイディアがひらめくわけじゃないんだよなぁ」
女「そ、ね」
男「やっぱりここは、実行委員長のパンツ談義をするしか」
女「しないから」
男「こんなときは…参考文献の出番!」
女「うわぁ…なにこれ」
男「うちのクラスの佐藤…じゃなかった、その筋のエキスパートに文献を貸し出してもらった」
女「佐藤くんって…」
男「これなんか結構それっぽいタイトル『妹と付き合う11の方法』」
女「マンガでしょ…しかも」
男「いやいや、マンガといえども11パターンもあるなら、どれか参考になりそうなものが」
女「…読むの? 私が?」
男「ああ、できれば音読が望ましい。わかった。しかたない、兄役は俺が読もう」
女「結構です」
女「うわぁ…なにこれ」
男「うちのクラスの佐藤…じゃなかった、その筋のエキスパートに文献を貸し出してもらった」
女「佐藤くんって…」
男「これなんか結構それっぽいタイトル『妹と付き合う11の方法』」
女「マンガでしょ…しかも」
男「いやいや、マンガといえども11パターンもあるなら、どれか参考になりそうなものが」
女「…読むの? 私が?」
男「ああ、できれば音読が望ましい。わかった。しかたない、兄役は俺が読もう」
女「結構です」
女「………」
男「どうだった?」
女「………そ、その」
男「ちなみに俺は、お前の恥ずかしがりながらページを進める姿が見れて最高だった」
女「………」
男「さあ、次の本だ。こっちは小説だな『ウチの妹がここまでMなわけがない』」
女「………」
男「いや、さすがにコレは違うなぁ。Mじゃないし。どっちかといえばSだし。なぁ?」
女「…もう、いい」
男「どうだった?」
女「………そ、その」
男「ちなみに俺は、お前の恥ずかしがりながらページを進める姿が見れて最高だった」
女「………」
男「さあ、次の本だ。こっちは小説だな『ウチの妹がここまでMなわけがない』」
女「………」
男「いや、さすがにコレは違うなぁ。Mじゃないし。どっちかといえばSだし。なぁ?」
女「…もう、いい」
男「というわけで、まぁ、特に何も決まらなかったわけだ」
女「…そりゃそうでしょ」
男「うん、第2回はもうちょっと準備を詰めてみよう。さすがに適当すぎたし」
女「…いらないから」
男「いやいや協力すると言ったからには最大限協力する男だよ、俺は」
女「必要ない」
男「ひどっ! 一生懸命やってるのに」
女「むしろ迷惑?」
男「うわぉっ!?」
女「…そりゃそうでしょ」
男「うん、第2回はもうちょっと準備を詰めてみよう。さすがに適当すぎたし」
女「…いらないから」
男「いやいや協力すると言ったからには最大限協力する男だよ、俺は」
女「必要ない」
男「ひどっ! 一生懸命やってるのに」
女「むしろ迷惑?」
男「うわぉっ!?」
女「だいたい何で……他の人のときはこういうことしなかったくせに」
男「そりゃ、他の人のときは俺の知らないうちに付き合ってたし…それに、今回はホントに好きなんでしょ?」
女「…うん」
男「だったら、俺は応援したい、協力したい。なぜなら、お前が幸せになってくれることが、
俺の生きてる理由と言っても過言ではないからだ! そう、尽くして尽くして尽くして!
そして最終的には捨てられてしまうのだとしても! 俺はお前の笑顔を……って聞いてる?」
女「あ、ごめん。天気予報見てた。何の話?」
男「マジか!? 今、俺、いいことっぽいこと言ったのに! 深イイ感じだったのに! もう一回言うから今度は聞いててね?」
女「やっぱり夕方から天気崩れるんだ…洗濯物出してなくてよかった」
男「ガン無視!?」
男「そりゃ、他の人のときは俺の知らないうちに付き合ってたし…それに、今回はホントに好きなんでしょ?」
女「…うん」
男「だったら、俺は応援したい、協力したい。なぜなら、お前が幸せになってくれることが、
俺の生きてる理由と言っても過言ではないからだ! そう、尽くして尽くして尽くして!
そして最終的には捨てられてしまうのだとしても! 俺はお前の笑顔を……って聞いてる?」
女「あ、ごめん。天気予報見てた。何の話?」
男「マジか!? 今、俺、いいことっぽいこと言ったのに! 深イイ感じだったのに! もう一回言うから今度は聞いててね?」
女「やっぱり夕方から天気崩れるんだ…洗濯物出してなくてよかった」
男「ガン無視!?」
男「うわぁ…雨だ」
女「だから、朝の天気予報は見なさいって……しょうがない。ほら」
男「…え?」
女「どうせ一緒の方向なんだから。いいでしょ?」
男「いやっほぅ! 相合傘だー…って、あ…」
女「ん?」
男「…うん。いや、そういえば、俺、教室に置き傘あるから」
女「…そう?」
男「取ってくるから、先に帰っといて」
女「う、うん…」
女「……まぁ、すぐ追いついてくるか」
女「だから、朝の天気予報は見なさいって……しょうがない。ほら」
男「…え?」
女「どうせ一緒の方向なんだから。いいでしょ?」
男「いやっほぅ! 相合傘だー…って、あ…」
女「ん?」
男「…うん。いや、そういえば、俺、教室に置き傘あるから」
女「…そう?」
男「取ってくるから、先に帰っといて」
女「う、うん…」
女「……まぁ、すぐ追いついてくるか」
男「…雨が収まるまで待ってればいいかと思えば」
男「まさかの7時…」
男「ま、いっか…やることもないし…って、おい」
男「まさかの7時…」
男「ま、いっか…やることもないし…って、おい」
女「……遅い」
男「………なにしてる?」
女「こっちが聞きたい。いつもだったら勝手に追い付いてくるくせに!」
男「え? いや、それは…あの、置き傘勘違いしてて、雨止むまで待ってて」
女「ケータイあるんだから連絡くらいしたらいいでしょ!」
男「えぇ…それ言うならそっちだって、ケータイに連絡したら」
女「なんで私がそんなこと…それで電話してあんたが家にいたら、私だけめちゃめちゃ心配してるみたいじゃないっ!」
男「ご、ごめん?」
女「なんで疑問形!」
男「ご、ごめんなさい」
男「………なにしてる?」
女「こっちが聞きたい。いつもだったら勝手に追い付いてくるくせに!」
男「え? いや、それは…あの、置き傘勘違いしてて、雨止むまで待ってて」
女「ケータイあるんだから連絡くらいしたらいいでしょ!」
男「えぇ…それ言うならそっちだって、ケータイに連絡したら」
女「なんで私がそんなこと…それで電話してあんたが家にいたら、私だけめちゃめちゃ心配してるみたいじゃないっ!」
男「ご、ごめん?」
女「なんで疑問形!」
男「ご、ごめんなさい」
男に対する感情が弟に対するそれならいいけど、恋愛対象として見てるとしたら今の女はウザい
とマジレスしてみたり
とマジレスしてみたり
女「……よし! それだけ! もう帰る!」
男「え……いや、あの待っててくれたんじゃ」
女「なんで!」
男「………な、なんでだろ?」
女「そんなわけないでしょ!」
男「だよな、ははは」
女「………」
男「な、なにか?」
女「……かっ、帰るっ!」
男「おっと、お嬢さん夜道は危険だよ? ピカピカの鼻をしたシカみたいなのとかが闊歩してるからね!」
女「うるさい。ついてくるなストーカー。危険なのは、あんた!」
男「ちょ、ちょっ、この安全ピンにも負けない安全性が大好評の俺に危険って」
女「うわーちょーあんぜんーあんしんー」
男「そうだろうとも! そうそう、こんな話を知ってるか? 知っているのか、雷電!?」
女「らいでんって誰…」
男「え……いや、あの待っててくれたんじゃ」
女「なんで!」
男「………な、なんでだろ?」
女「そんなわけないでしょ!」
男「だよな、ははは」
女「………」
男「な、なにか?」
女「……かっ、帰るっ!」
男「おっと、お嬢さん夜道は危険だよ? ピカピカの鼻をしたシカみたいなのとかが闊歩してるからね!」
女「うるさい。ついてくるなストーカー。危険なのは、あんた!」
男「ちょ、ちょっ、この安全ピンにも負けない安全性が大好評の俺に危険って」
女「うわーちょーあんぜんーあんしんー」
男「そうだろうとも! そうそう、こんな話を知ってるか? 知っているのか、雷電!?」
女「らいでんって誰…」
兄「おかえり」
女「ただいまっ…ごめんすぐ夕ご飯準備するから」
兄「ふっふっふ」
女「どうしたの?」
兄「既に夕ご飯も風呂の用意もできてる! 参ったか!」
女「え? ウソ…台所、大丈夫? ぐちゃぐちゃになってない?」
兄「えー…なってないって。イマイチ信頼されてないなぁ」
女「ウソウソ冗談。ありがと」
兄「…今日は機嫌がいいね。なにかあった?」
女「……別に、普通だし」
女「ただいまっ…ごめんすぐ夕ご飯準備するから」
兄「ふっふっふ」
女「どうしたの?」
兄「既に夕ご飯も風呂の用意もできてる! 参ったか!」
女「え? ウソ…台所、大丈夫? ぐちゃぐちゃになってない?」
兄「えー…なってないって。イマイチ信頼されてないなぁ」
女「ウソウソ冗談。ありがと」
兄「…今日は機嫌がいいね。なにかあった?」
女「……別に、普通だし」
兄「そう? それじゃ…今日は遅かったね。なにかあった?」
女「………学校でちょっと用事があって」
兄「ふぅん」
女「…なに?」
兄「いや、まぁ、平たく言えばお隣の子と仲良く帰ってるとこをさっきまで見てたんだよ」
女「………別に、仲良くない。普通」
兄「いやいや、あのね、ただ帰りが遅くて心配だったから外で待ってただけで、
仲良くしていたのを咎めているわけじゃないんだ」
女「だから、そんなに仲良くしてない」
兄「えー…いや、あれはどう見ても……というかさぁ、年頃の女の子なんだし、
そろそろ彼氏ができてもおかしくな」
女「いないから! そんなの……だって、だって…私の好きなのは……お兄ちゃんだから!」
女「………学校でちょっと用事があって」
兄「ふぅん」
女「…なに?」
兄「いや、まぁ、平たく言えばお隣の子と仲良く帰ってるとこをさっきまで見てたんだよ」
女「………別に、仲良くない。普通」
兄「いやいや、あのね、ただ帰りが遅くて心配だったから外で待ってただけで、
仲良くしていたのを咎めているわけじゃないんだ」
女「だから、そんなに仲良くしてない」
兄「えー…いや、あれはどう見ても……というかさぁ、年頃の女の子なんだし、
そろそろ彼氏ができてもおかしくな」
女「いないから! そんなの……だって、だって…私の好きなのは……お兄ちゃんだから!」
兄「………」
女「……え、と…あのっ」
兄「すまない」
女「え」
兄「もう一度言ってくれないか」
女「へ?」
兄「『お兄ちゃん』と」
女「お、おにいちゃん?」
兄「…何年振りだろう、君からそう呼ばれるのは。小さいころは、よくそう呼んでくれてたよね」
女「あ…」
兄「あれからずっと、ようやく君を引き取ることができて、ここに帰ってきて…」
女「おにい、ちゃん」
女「……え、と…あのっ」
兄「すまない」
女「え」
兄「もう一度言ってくれないか」
女「へ?」
兄「『お兄ちゃん』と」
女「お、おにいちゃん?」
兄「…何年振りだろう、君からそう呼ばれるのは。小さいころは、よくそう呼んでくれてたよね」
女「あ…」
兄「あれからずっと、ようやく君を引き取ることができて、ここに帰ってきて…」
女「おにい、ちゃん」
兄「…もう一度、いいかな」
女「お兄ちゃん」
兄「もう一度」
女「お兄ちゃんっ」
兄「もう一回だけ」
女「お兄ちゃんっ!」
兄「ワンスモアっ!」
女「お兄ちゃんっ!!」
兄「もーいっかーい!」
女「……いい加減にしろ」
女「お兄ちゃん」
兄「もう一度」
女「お兄ちゃんっ」
兄「もう一回だけ」
女「お兄ちゃんっ!」
兄「ワンスモアっ!」
女「お兄ちゃんっ!!」
兄「もーいっかーい!」
女「……いい加減にしろ」
兄「と、まぁ、ふざけるのは、このへんにして」
女「ふざけるって」
兄「あ、久々に『お兄ちゃん』って呼んでもらえて嬉しかったのは本当。
これからも呼んでくれるといいなぁ…なんて」
女「……う、うん」
兄「さて、妹に『好き好き大好き! 結婚して!』と言われて嬉しくないお兄ちゃんは
この世にあんまりいないわけだが」
女「…言ってないし。そこまでは言ってないし」
兄「でも、まぁ、兄としては、妹の幸せを第一に考えたいといつも思ってるわけで」
女「ふざけるって」
兄「あ、久々に『お兄ちゃん』って呼んでもらえて嬉しかったのは本当。
これからも呼んでくれるといいなぁ…なんて」
女「……う、うん」
兄「さて、妹に『好き好き大好き! 結婚して!』と言われて嬉しくないお兄ちゃんは
この世にあんまりいないわけだが」
女「…言ってないし。そこまでは言ってないし」
兄「でも、まぁ、兄としては、妹の幸せを第一に考えたいといつも思ってるわけで」
女「どういうこと? 兄妹だと結婚できないとかそういうこと?」
兄「まぁ、制度上、慣習上の問題はもちろんあるよねぇ」
女「…私はそんなの気にしないし」
兄「逆に世の中には気にする人もいるわけだ」
女「それは…そうかも、だけど」
兄「というかね、そもそも、だけど…こんなオッサンが本当に好きなの?」
女「す、好き…好きだけど」
兄「ごめん…ちょっと声が小さかったから大きな声で『お兄ちゃん好き好き大好き』と言ってもらえないだろうか」
女「……なんかちょっと、自信がなくなってきた」
兄「常識的に考えてさ、こんなオッサンより同世代の若者の方がいいんじゃないかと思うわけさ」
女「そんなことない。今まで何人か別の人と付き合ってきたけど」
兄「え゛」
女「どの人とも手をつなぐのもイヤだったし…それ以上なんて無理だった」
兄「……お隣の彼とも?」
女「…だから、あいつとは付き合ってないし、付き合ったこともない」
兄「なんで? 実は彼って他に彼女がいるとか? 付き合ってとか結婚してとか彼から言われたことない?」
女「それは…けっこうよく言われるけど」
兄「そ、そんなに頻繁に言われるんだ…」
女「そんなことない。今まで何人か別の人と付き合ってきたけど」
兄「え゛」
女「どの人とも手をつなぐのもイヤだったし…それ以上なんて無理だった」
兄「……お隣の彼とも?」
女「…だから、あいつとは付き合ってないし、付き合ったこともない」
兄「なんで? 実は彼って他に彼女がいるとか? 付き合ってとか結婚してとか彼から言われたことない?」
女「それは…けっこうよく言われるけど」
兄「そ、そんなに頻繁に言われるんだ…」
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