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元スレ浜面「一方通行×絹旗とかどうだろう?」
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土御門「ちょっと、そこの可愛いお嬢さん方!」
美琴「…え?私たちのこと??」
土御門「こんな祭りだ!もしよければ…俺たちに何かおごらせてくれないか?特に、そこの花の女の子!!」
初春「は、花って私のことですかぁ??」
佐天「こ、これは―!!初春、これはナンパだよ!私たち、ナンパされてんだよ!!//」
青ピ「そうやで!黒髪ロングの美人で可愛いお姉さん!!」
佐天「わっ//美人で可愛いだなんて…//」
黒子「佐天さん!おだてに乗せられてはなりませんわよっ!」
青ピ「何でも俺らに頼んでもらってええんやでぇ!例えば向こうにあるチョコバナナとかどうやろ?」
佐天「ちょ、チョコバナナ…」ゴクッ
黒子「佐天さんッ!」
美琴(…なんかこの二人、どっかで見たことあるんだけど…)
美琴「…え?私たちのこと??」
土御門「こんな祭りだ!もしよければ…俺たちに何かおごらせてくれないか?特に、そこの花の女の子!!」
初春「は、花って私のことですかぁ??」
佐天「こ、これは―!!初春、これはナンパだよ!私たち、ナンパされてんだよ!!//」
青ピ「そうやで!黒髪ロングの美人で可愛いお姉さん!!」
佐天「わっ//美人で可愛いだなんて…//」
黒子「佐天さん!おだてに乗せられてはなりませんわよっ!」
青ピ「何でも俺らに頼んでもらってええんやでぇ!例えば向こうにあるチョコバナナとかどうやろ?」
佐天「ちょ、チョコバナナ…」ゴクッ
黒子「佐天さんッ!」
美琴(…なんかこの二人、どっかで見たことあるんだけど…)
上条は小さい頃ずっといじめられてたから「自分は愛されるはずがない」とか心の奥底で無意識に思ってるんじゃないかと最近思いはじめた
美琴(あ―)
思い出した
美琴(こいつら…!私が海原に絡まれてたとき、上条当麻と一緒に歩いてた…っ!!)
青ピ「チョコバナナがダメなら、あっちのフランクフルトでも―」
美琴「あんたたち…上条当麻の知り合いね?」
土御門「?そうだが、それがどうかしたかにゃぁ?」
青ピ「!もしかしてカミやんのこと知ってんの!?それは話が早い!!カミや~ん!出てくるんや!!」
上条(ば、バカ!!こっちを向くなっ―、って、気付かれたー!!?)
土御門はいざ知らず。青ピは美琴が浴衣姿のため、あのときの常盤台のお嬢様だということに気付いていない。
美琴「やっぱりあんたもいたのね…ッ!」ビリビリビリ
上条「ま、待て!これは誤解だ!俺はこのナンパ劇とは無関係なんだッ!!」
美琴「へー。友達と一緒に祭りにきてて、そのお友達がナンパしてるのに
自分は無関係??随分とまぁ、都合のいいこと言うのね?」ビリリリリリリ
上条「話せばわかるっ!!というわけで土御門に青髪!!こいつらにちゃんと説明を…って、いない…だと?」
蒸発した土御門&青髪ピアス。脈ナシと判断した彼らは、再び新たな出会いに向け旅立っていたのだった。
思い出した
美琴(こいつら…!私が海原に絡まれてたとき、上条当麻と一緒に歩いてた…っ!!)
青ピ「チョコバナナがダメなら、あっちのフランクフルトでも―」
美琴「あんたたち…上条当麻の知り合いね?」
土御門「?そうだが、それがどうかしたかにゃぁ?」
青ピ「!もしかしてカミやんのこと知ってんの!?それは話が早い!!カミや~ん!出てくるんや!!」
上条(ば、バカ!!こっちを向くなっ―、って、気付かれたー!!?)
土御門はいざ知らず。青ピは美琴が浴衣姿のため、あのときの常盤台のお嬢様だということに気付いていない。
美琴「やっぱりあんたもいたのね…ッ!」ビリビリビリ
上条「ま、待て!これは誤解だ!俺はこのナンパ劇とは無関係なんだッ!!」
美琴「へー。友達と一緒に祭りにきてて、そのお友達がナンパしてるのに
自分は無関係??随分とまぁ、都合のいいこと言うのね?」ビリリリリリリ
上条「話せばわかるっ!!というわけで土御門に青髪!!こいつらにちゃんと説明を…って、いない…だと?」
蒸発した土御門&青髪ピアス。脈ナシと判断した彼らは、再び新たな出会いに向け旅立っていたのだった。
眠いから寝るわ、朝まで残ってたらいいな
後>>1長時間投下乙頑張れ
後>>1長時間投下乙頑張れ
あれ?おかしいな 青ピが俺に見えてきた
身長くらいしか似てないのに
身長くらいしか似てないのに
上条(結局、いつも不幸なのは上条さんってオチなんですね…)
美琴「さぁ!!話してもらうわよっ!!」
……
上条「―ということです。信じてもらえたでせうか?」
美琴「上条建設とか言われても…あんた会社でも経営してたわけ?」
上条(う…話す箇所を間違えたのかもしれない)
佐天「それにしても御坂さん!この人と仲良いんですねっ!」
御坂「は、はぁ!?別に仲良くなんか…ないわよ!」
初春「でも、御坂さんがこんなに男の人と話してるの、私初めて見ましたよ?」
美琴「そ、そんなんじゃ…ない…んだからっ//」
黒子(これしきのことで赤面とは。お姉さまも、かなりこの殿方に入り浸ってるんですわね…はぁ…)
子供「お母さーん!あの緑のお面買ってー!」
母「もう…しょうがないわね」
美琴(えっ…?!緑のお面ってまさか―)
美琴「さぁ!!話してもらうわよっ!!」
……
上条「―ということです。信じてもらえたでせうか?」
美琴「上条建設とか言われても…あんた会社でも経営してたわけ?」
上条(う…話す箇所を間違えたのかもしれない)
佐天「それにしても御坂さん!この人と仲良いんですねっ!」
御坂「は、はぁ!?別に仲良くなんか…ないわよ!」
初春「でも、御坂さんがこんなに男の人と話してるの、私初めて見ましたよ?」
美琴「そ、そんなんじゃ…ない…んだからっ//」
黒子(これしきのことで赤面とは。お姉さまも、かなりこの殿方に入り浸ってるんですわね…はぁ…)
子供「お母さーん!あの緑のお面買ってー!」
母「もう…しょうがないわね」
美琴(えっ…?!緑のお面ってまさか―)
美琴(や、やっぱりそうだ!あのお面はまぎれもなくGE☆KO☆TAだわっ!!)
初春「?どうしたんですか御坂さん?」
美琴「うっ…な、何でもないのよ初春さん」
美琴(まずい…このメンツじゃゲコ太のお面なんて買えないわ!?でも買いたい…一体どうすれば―)
上条「ええっと…。俺はもう帰ってもよろしいでせうか?」
美琴(そうだ!こいつをダシにすれば…っ!!)
美琴「さ、佐天さん。ちょっといいかしら…?」小声で
佐天「?」
美琴「ちょっと私、あいつといろいろとトラブっててね…その辺の話をいい加減キッチリしときたいの。
だから佐天さんたちは向こうのほうへ行って…先に遊んでてくれないかな?私は、後で追い付くからさ!」
佐天「っ!了解です!」
佐天(そっかー!やっぱり御坂さんって上条さんって人のことが好きなんだなぁ。二人っきりになりたいなら、
最初からそう言えばいいのにね。じゃあ…邪魔者は退散するとしますか!ファイトですよ御坂さん!)
“結果的に”空気を読んだ佐天さんであった。
初春「?どうしたんですか御坂さん?」
美琴「うっ…な、何でもないのよ初春さん」
美琴(まずい…このメンツじゃゲコ太のお面なんて買えないわ!?でも買いたい…一体どうすれば―)
上条「ええっと…。俺はもう帰ってもよろしいでせうか?」
美琴(そうだ!こいつをダシにすれば…っ!!)
美琴「さ、佐天さん。ちょっといいかしら…?」小声で
佐天「?」
美琴「ちょっと私、あいつといろいろとトラブっててね…その辺の話をいい加減キッチリしときたいの。
だから佐天さんたちは向こうのほうへ行って…先に遊んでてくれないかな?私は、後で追い付くからさ!」
佐天「っ!了解です!」
佐天(そっかー!やっぱり御坂さんって上条さんって人のことが好きなんだなぁ。二人っきりになりたいなら、
最初からそう言えばいいのにね。じゃあ…邪魔者は退散するとしますか!ファイトですよ御坂さん!)
“結果的に”空気を読んだ佐天さんであった。
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佐天「初春!白井さん!あっちに面白いものがありますよ!行きまshow!!」
ガッ
二人の手を引っ張る佐天さん。
初春「ちょ、ちょっと佐天さん!?急にどうしたんです??」
黒子「面白いものってなんですのー!?」
佐天「よく分かんないけど、とにかく面白いものがあるんですっ!!」
初春「意味分かんないですよ!?」
黒子「ま、待ってくださいですの佐天さん!!お姉さまが置いてけぼりに―!」
佐天「御坂さんもすぐ来るそうですから、私たちは先に行きましょう!」
佐天(ホントは空気読んでもう会わないかもだけどねっ)
黒子「そ、それでも!!私はお姉さまと離れ離れになりたくは…ッ!て、手を離してくださいましー!!」泣
佐天「レッツゴー♪」
彼女に引きずられていく初春と黒子。意外にも佐天さんの腕力は強かった。
ガッ
二人の手を引っ張る佐天さん。
初春「ちょ、ちょっと佐天さん!?急にどうしたんです??」
黒子「面白いものってなんですのー!?」
佐天「よく分かんないけど、とにかく面白いものがあるんですっ!!」
初春「意味分かんないですよ!?」
黒子「ま、待ってくださいですの佐天さん!!お姉さまが置いてけぼりに―!」
佐天「御坂さんもすぐ来るそうですから、私たちは先に行きましょう!」
佐天(ホントは空気読んでもう会わないかもだけどねっ)
黒子「そ、それでも!!私はお姉さまと離れ離れになりたくは…ッ!て、手を離してくださいましー!!」泣
佐天「レッツゴー♪」
彼女に引きずられていく初春と黒子。意外にも佐天さんの腕力は強かった。
美琴「……」
美琴(佐天さんって、なにげに凄いコなのかもしれないわね…。と、とにかく!後でちゃんと感謝しないと!!)
上条「あ、あの…俺はどうすれば―」
美琴「しばらくあっちを向いてなさいッ!!」
上条「なぜ!?」
美琴「いいから!!」
上条「ってか“あっち”ってどっちだよ!?」
美琴「つ…つまり私のほうを見るなってことよっ!!」
訳が分からない上条だったが…。とりあえず美琴の言うことに従うことにした。
美琴(…よし!今がチャンスね!!)
これでやっと念願のゲコ太が…我が手中に…っ!嬉しさを噛みしめながらお面屋へと突撃する美琴。
そして―!
店主「残念だがお嬢ちゃん。さっきの客でゲコ太仮面は売り切れちゃったんだ」
美琴(佐天さんって、なにげに凄いコなのかもしれないわね…。と、とにかく!後でちゃんと感謝しないと!!)
上条「あ、あの…俺はどうすれば―」
美琴「しばらくあっちを向いてなさいッ!!」
上条「なぜ!?」
美琴「いいから!!」
上条「ってか“あっち”ってどっちだよ!?」
美琴「つ…つまり私のほうを見るなってことよっ!!」
訳が分からない上条だったが…。とりあえず美琴の言うことに従うことにした。
美琴(…よし!今がチャンスね!!)
これでやっと念願のゲコ太が…我が手中に…っ!嬉しさを噛みしめながらお面屋へと突撃する美琴。
そして―!
店主「残念だがお嬢ちゃん。さっきの客でゲコ太仮面は売り切れちゃったんだ」
美琴「……」
美琴「は?」
店主「他のお面なら余ってるんだけどね…。良いのあるよ?買ってくかい?」
美琴「い、いえ、いいです…お気づかいありがとうございます…」
店を出る美琴
美琴「……」
美琴(ど う し て こ う な っ た)
頭の中が真っ白になる
美琴「く…っ!」
一瞬泣きそうになるが、その涙はこらえる。無いものは無いのだ…どうしようもない。それより―
美琴(佐天さんたちを探さないと…っ!)
頭を切り替え、彼女らの向かったほうへと駆け出した美琴。しかし…いくら探しても3人は見つからなかった。
周辺部も隈なく探した。なぜだ?この短時間でそんな遠くまで行けるわけないのに…と途方に暮れる美琴だった。
上条(あの、いつまで向こうをむいてればいいんでせうか…?)
そして放置された上条だった。
美琴「は?」
店主「他のお面なら余ってるんだけどね…。良いのあるよ?買ってくかい?」
美琴「い、いえ、いいです…お気づかいありがとうございます…」
店を出る美琴
美琴「……」
美琴(ど う し て こ う な っ た)
頭の中が真っ白になる
美琴「く…っ!」
一瞬泣きそうになるが、その涙はこらえる。無いものは無いのだ…どうしようもない。それより―
美琴(佐天さんたちを探さないと…っ!)
頭を切り替え、彼女らの向かったほうへと駆け出した美琴。しかし…いくら探しても3人は見つからなかった。
周辺部も隈なく探した。なぜだ?この短時間でそんな遠くまで行けるわけないのに…と途方に暮れる美琴だった。
上条(あの、いつまで向こうをむいてればいいんでせうか…?)
そして放置された上条だった。
美琴「……」
美琴「どうして…こんなことになっちゃったのかな…」
ゲコ太も失い、仲間をも失った
美琴(私…全てを失っちゃった)
人の行き交う波の中を ただ茫然と立ちつくす御坂美琴だった
美琴「…っ!」
美琴(そうだ…!あいつなら…まだあの場所に…っ!?)
……
上条「で。やっと戻ってきてくれたんですね御坂さんは」
美琴「…律義にも、あんたはずっとここで待っててくれたのね…っ!」
上条「いや、お前がそう言ったんだろ」
美琴「…え?私は『あっちを向いてて』って言っただけなんだけど…」
上条(!ということは移動は自由だったのか!?しまった!!)
美琴「まだいてくれて…良かった。私、一人になるところだった…//」
上条「御坂…?」
美琴「どうして…こんなことになっちゃったのかな…」
ゲコ太も失い、仲間をも失った
美琴(私…全てを失っちゃった)
人の行き交う波の中を ただ茫然と立ちつくす御坂美琴だった
美琴「…っ!」
美琴(そうだ…!あいつなら…まだあの場所に…っ!?)
……
上条「で。やっと戻ってきてくれたんですね御坂さんは」
美琴「…律義にも、あんたはずっとここで待っててくれたのね…っ!」
上条「いや、お前がそう言ったんだろ」
美琴「…え?私は『あっちを向いてて』って言っただけなんだけど…」
上条(!ということは移動は自由だったのか!?しまった!!)
美琴「まだいてくれて…良かった。私、一人になるところだった…//」
上条「御坂…?」
普段勝気な美琴のその涙目に…思わずドキっとする上条。
…そういえば今日の彼女は綺麗だった。白の花柄を添えた緑の浴衣に、それを結んだ黄色の帯。
緑白に共通する“爽やかさ”と緑黄に共通する“健康さ”…そんなイメージをまとった彼女の服装は、
まさに“超電磁砲の御坂美琴”を元気いっぱいに体現していたと言えた。
上条(そういや今日の御坂は浴衣だったんだよな。よく見てみると…凄い可愛い)
美琴「…?どうしたの?」
上条「っ!!な、何でもねぇ…よ」
可愛いと思ってただなんて言えない。
上条(って、なに動揺しちまってんだ俺は…。ここは、明るく言葉をかけて調子を取り戻すとしようっ!)
上条「なぁ御坂!行きたいところとかあるか?」
美琴「と…特にない」
上条「どこにも行きたくないのか??」
美琴「そ、そうじゃない…けど!ってか、あああああー!!ちょっと落ち着いて考えさせて!!//」
上条(…?もしかして御坂も俺のことを意識して…って、何思い上がってんだ俺!?そんなわけないだろう…)
と、そのとき。前方に見慣れた白髪の男と、同じく見慣れた浴衣の少女を見かける。ある意味ギクシャクと
した場を脱すには…二人の存在は助け舟だったのかもしれない。そう考えた上条は、軽く彼らに話しかけた。
上条「お!一方通行と絹旗じゃねえか!お前らも祭りに来てたんだなっ!」
…そういえば今日の彼女は綺麗だった。白の花柄を添えた緑の浴衣に、それを結んだ黄色の帯。
緑白に共通する“爽やかさ”と緑黄に共通する“健康さ”…そんなイメージをまとった彼女の服装は、
まさに“超電磁砲の御坂美琴”を元気いっぱいに体現していたと言えた。
上条(そういや今日の御坂は浴衣だったんだよな。よく見てみると…凄い可愛い)
美琴「…?どうしたの?」
上条「っ!!な、何でもねぇ…よ」
可愛いと思ってただなんて言えない。
上条(って、なに動揺しちまってんだ俺は…。ここは、明るく言葉をかけて調子を取り戻すとしようっ!)
上条「なぁ御坂!行きたいところとかあるか?」
美琴「と…特にない」
上条「どこにも行きたくないのか??」
美琴「そ、そうじゃない…けど!ってか、あああああー!!ちょっと落ち着いて考えさせて!!//」
上条(…?もしかして御坂も俺のことを意識して…って、何思い上がってんだ俺!?そんなわけないだろう…)
と、そのとき。前方に見慣れた白髪の男と、同じく見慣れた浴衣の少女を見かける。ある意味ギクシャクと
した場を脱すには…二人の存在は助け舟だったのかもしれない。そう考えた上条は、軽く彼らに話しかけた。
上条「お!一方通行と絹旗じゃねえか!お前らも祭りに来てたんだなっ!」
>>673新約2巻見とけ
そして話は戻る。
美琴「…ということがあったのよ」
上条「あったんです」
絹旗「それはまた壮絶でしたね」
一方通行「面白い人生歩んでンなお前ら」
美琴「あぁ…ゲコ太…」
上条「っていうか、それ言ったら一方通行だって随分面白い人生を―」
一方通行「ァ?」
上条「なんでもないっす!」
絹旗「それにしても、『デートしよう!』って言って示し合わせたわけでもないのに
こうやって二人っきりになれてるって、凄い奇跡ですよね。人もこんな多い祭りだから尚更そう感じます!」
一方通行「ナンパ相手が知り合いだったっつうのもすげェ奇跡だな」
上条「あっ…!そういえば御坂!さっき言ってた『デート』ってどういうことなんだ??お前本当に…?!」
美琴「そ…そんなわけないでしょ!?だ、誰があんたなんかをデートに…デートに…///」
絹旗「ホント、素直じゃないですねえ」
一方通行「見てるこっちが恥ずかしくなるな」
美琴「…ということがあったのよ」
上条「あったんです」
絹旗「それはまた壮絶でしたね」
一方通行「面白い人生歩んでンなお前ら」
美琴「あぁ…ゲコ太…」
上条「っていうか、それ言ったら一方通行だって随分面白い人生を―」
一方通行「ァ?」
上条「なんでもないっす!」
絹旗「それにしても、『デートしよう!』って言って示し合わせたわけでもないのに
こうやって二人っきりになれてるって、凄い奇跡ですよね。人もこんな多い祭りだから尚更そう感じます!」
一方通行「ナンパ相手が知り合いだったっつうのもすげェ奇跡だな」
上条「あっ…!そういえば御坂!さっき言ってた『デート』ってどういうことなんだ??お前本当に…?!」
美琴「そ…そんなわけないでしょ!?だ、誰があんたなんかをデートに…デートに…///」
絹旗「ホント、素直じゃないですねえ」
一方通行「見てるこっちが恥ずかしくなるな」
>>675
どっちの漫画?
どっちの漫画?
絹旗「二人は、これから何か予定とかあるんですか?」
上条「さっきもそれ話してたけど全く決まってないんだよなぁ」
絹旗「じゃあ、花火が上がるまで金魚すくいでもどうです?向こうでやってるみたいですよ」
美琴「あ、いいわね!金魚すくいって言えばお祭りの定番だし!」
一方通行(柄に合わねェが…付き合うとすっか)
そういうわけで店の前までやってきた4人。
店主「ん?おお、金魚柄の浴衣着た女の子が来るとは、これも何かの縁かもなぁ」
絹旗「♪」
一方通行「あァ…そういやお前の浴衣って金魚だったか」
絹旗「そうですよ。特に意味はないんですが…この赤模様が超気に入っちゃってっ」
一方通行「そっか。生きた金魚に反応して、その模様が動かねェようにな。仲間だと勘違いするかもしれねェ」
絹旗「この“金魚”って生きてたんですか!?まったく、一方通行も面白いこと言いますね♪//」
美琴「ま、まさか一方通行がこんな冗談を言うなんて…っ!」
上条「今の一方通行なら俺…分かり合える気がする!!というわけで一方通行!今度飲みに行こうぜッ!!」
上条「さっきもそれ話してたけど全く決まってないんだよなぁ」
絹旗「じゃあ、花火が上がるまで金魚すくいでもどうです?向こうでやってるみたいですよ」
美琴「あ、いいわね!金魚すくいって言えばお祭りの定番だし!」
一方通行(柄に合わねェが…付き合うとすっか)
そういうわけで店の前までやってきた4人。
店主「ん?おお、金魚柄の浴衣着た女の子が来るとは、これも何かの縁かもなぁ」
絹旗「♪」
一方通行「あァ…そういやお前の浴衣って金魚だったか」
絹旗「そうですよ。特に意味はないんですが…この赤模様が超気に入っちゃってっ」
一方通行「そっか。生きた金魚に反応して、その模様が動かねェようにな。仲間だと勘違いするかもしれねェ」
絹旗「この“金魚”って生きてたんですか!?まったく、一方通行も面白いこと言いますね♪//」
美琴「ま、まさか一方通行がこんな冗談を言うなんて…っ!」
上条「今の一方通行なら俺…分かり合える気がする!!というわけで一方通行!今度飲みに行こうぜッ!!」
一方通行「調子乗ってンじゃねェよ三下」
上条「結局こうなるのね…。せっかく人が勇気を出して提案し―」
一方通行「…機会があったら考えといてやる」
上条「上条さんは今猛烈に感動しています」
美琴「あの…なんか店主さんが困ってるっぽいんだけど…」
絹旗「ですね。そろそろ始めるとしましょう」
順番はジャンケンで決めることになり、1位から上条、美琴、一方通行、絹旗の順となった。
上条「あれ?もしかしてこれ勝った人からすんの?」
美琴「私はそのつもりだったけど」
絹旗「上条さん!頑張ってください!」
上条「よ~し!ここは一つ、本気ってやつを見せてやるぜ!」
……
上条「……」
上条「結局こうなるのね…。せっかく人が勇気を出して提案し―」
一方通行「…機会があったら考えといてやる」
上条「上条さんは今猛烈に感動しています」
美琴「あの…なんか店主さんが困ってるっぽいんだけど…」
絹旗「ですね。そろそろ始めるとしましょう」
順番はジャンケンで決めることになり、1位から上条、美琴、一方通行、絹旗の順となった。
上条「あれ?もしかしてこれ勝った人からすんの?」
美琴「私はそのつもりだったけど」
絹旗「上条さん!頑張ってください!」
上条「よ~し!ここは一つ、本気ってやつを見せてやるぜ!」
……
上条「……」
上条「金魚たちは…なぜ追っては逃げ、追っては逃げるのか」
一方通行「いや、当たり前ェだろ」
結局、上条は金魚を一匹も捕まえることができなかった。
上条「!そうか…この幻想殺しの右手があるから金魚たちは…っ!」
一方通行「“金魚すくい”って“異能の力”が関係してたンか。初めて知ったぞオイ」
絹旗「というか、誰が発動してる能力なんですかそれ?店主さんですか?」
店主「え?」
一方通行「いや…案外金魚のほうかもしれねェ」
店主「??」
美琴「こーら!あんたたち店主さんを困らせないの。というわけで、私の出番ね!!」
上条「御坂…俺の分まで頑張ってこいよっ!!」
美琴「ええ!任せといて!!」
……
美琴「……」
一方通行「いや、当たり前ェだろ」
結局、上条は金魚を一匹も捕まえることができなかった。
上条「!そうか…この幻想殺しの右手があるから金魚たちは…っ!」
一方通行「“金魚すくい”って“異能の力”が関係してたンか。初めて知ったぞオイ」
絹旗「というか、誰が発動してる能力なんですかそれ?店主さんですか?」
店主「え?」
一方通行「いや…案外金魚のほうかもしれねェ」
店主「??」
美琴「こーら!あんたたち店主さんを困らせないの。というわけで、私の出番ね!!」
上条「御坂…俺の分まで頑張ってこいよっ!!」
美琴「ええ!任せといて!!」
……
美琴「……」
>>684
間違えた名前さえ間違えてるというね
間違えた名前さえ間違えてるというね
美琴「ポイは…なぜすくっては破れ、すくっては破れるのか」
一方通行「単純に要領が悪ィンだろ」
絹旗「すくうのが速すぎな気もするんですけどね…」
美琴「だ、だって!速くすくわないとポイが水に濡れて破けちゃうじゃない!!」
一方通行「だからって、破れる超スピードでポイを魚にぶつけても意味ねェだろが。バカなのかテメェは?」
美琴「ば、バカですって!?そこまで言うからには…っ!もちろん、アンタは上手くできるのよね?」
一方通行「さァて。どうだろォな」
上条「そういや一方通行は金魚すくいやったことあんのか?」
一方通行「ない。これが初めてだァ」
絹旗「だ、大丈夫なんですか一方通行??」
一方通行「俺の推測が正しければ。そうそうミスするこたァねェはずだ」
絹旗「…?」
一方通行「じゃ、始めるとしますかねェ」
……
一方通行「単純に要領が悪ィンだろ」
絹旗「すくうのが速すぎな気もするんですけどね…」
美琴「だ、だって!速くすくわないとポイが水に濡れて破けちゃうじゃない!!」
一方通行「だからって、破れる超スピードでポイを魚にぶつけても意味ねェだろが。バカなのかテメェは?」
美琴「ば、バカですって!?そこまで言うからには…っ!もちろん、アンタは上手くできるのよね?」
一方通行「さァて。どうだろォな」
上条「そういや一方通行は金魚すくいやったことあんのか?」
一方通行「ない。これが初めてだァ」
絹旗「だ、大丈夫なんですか一方通行??」
一方通行「俺の推測が正しければ。そうそうミスするこたァねェはずだ」
絹旗「…?」
一方通行「じゃ、始めるとしますかねェ」
……
>>684
そんなんじゃアメリカ独立できねえよ
そんなんじゃアメリカ独立できねえよ
上条「なん…だと…」
美琴「なん…ですって…」
一方通行「よォし。13匹目ェ」
店主「お、お客さん!これ以上は勘弁だよッ!!」
店側からストップが入る。
一方通行「ン?この店は捕りすぎ禁止みたいな上限でもあンのか?」
店主「じゅ…10匹までがそうでして…」
一方通行「そォか。じゃ、これで終わりにしといてやる」
店主「あ、ありがとうございます…!」
美琴「店側が客にお礼を言う事態って一体…」
絹旗「す、凄いです一方通行!超凄いですよ!!まさかこんなに捕れるだなんて…っ!!」
一方通行「正直、自分でも驚いてる」
美琴「ア、アンタ!ベクトル操作でも使ってズルしたんじゃないの!?」
一方通行「本当にバカなんですかァ?テメェは。電極のスイッチはずっとOFFだったろうがよ」
上条「じゃ、じゃあ、一体どうやってこんな…」
美琴「なん…ですって…」
一方通行「よォし。13匹目ェ」
店主「お、お客さん!これ以上は勘弁だよッ!!」
店側からストップが入る。
一方通行「ン?この店は捕りすぎ禁止みたいな上限でもあンのか?」
店主「じゅ…10匹までがそうでして…」
一方通行「そォか。じゃ、これで終わりにしといてやる」
店主「あ、ありがとうございます…!」
美琴「店側が客にお礼を言う事態って一体…」
絹旗「す、凄いです一方通行!超凄いですよ!!まさかこんなに捕れるだなんて…っ!!」
一方通行「正直、自分でも驚いてる」
美琴「ア、アンタ!ベクトル操作でも使ってズルしたんじゃないの!?」
一方通行「本当にバカなんですかァ?テメェは。電極のスイッチはずっとOFFだったろうがよ」
上条「じゃ、じゃあ、一体どうやってこんな…」
ごめんにわかがインなんとかさん語っちゃ駄目だよね
でも俺、ちゃんとイカちゃんのこと好きだから!
でも俺、ちゃんとイカちゃんのこと好きだから!
SSだとどうして御坂はウザキャラになるんだろうか
って原作でもそうか
って原作でもそうか
一方通行「俺はただ、“理論的にやった”だけだ」
絹旗「理論的…ですか?」
一方通行「あァ。っても、内容はごく単純だがなァ。まず小さめの魚に目をつけた」
美琴「え?…ぁ」
一方通行「小さいほどポイは破れにくいだろうがよ。ガキでも分かる理屈だ」
美琴「そういえば私、大きい魚ばっか目つけてたかも…変にプライドがあったのね」
一方通行「二つ目ェ。水中じゃなく、水面近くを漂ってる魚。なるべくならポイを水に浸したくはねェからなァ。
三つ目ェ、壁際の魚。壁際なら中心より金魚の動きは予測しやすい、且つ逃げ場も減るってワケだァ。
四つ目ェ、尾からじゃなく頭からすくった。ポイへの衝撃が緩和だ。五つ目ェ、なるべく魚が密集してるとこ
を狙った。こりゃ単に確率論的な問題だな。後は…遅すぎず速すぎずでポイを振ってりゃァどうにでもなる」
絹旗「一方通行…カッコいいですっ!///」
上条「こいつ…本物だッ!!?」
美琴「本物のハンターを見た気がするわ…っ」
一方通行「アホどもが。さっきも言ったが、こりゃガキでも分かる理屈だ。
よォく考えてみろ…。俺、当たり前のことしか言ってねェだろ?何か難しいこと言ってっか?」
上条「た、確かに…そうか」
美琴「…けど、これ初めてなのよね?初めてでここまで頭が回るアンタって一体…あっ!そういやこの人!!
学園都市最強のレベル5だったんだわ!!?慣れ親しんでたせいか…すっかり頭から欠落してたわ…」
絹旗「理論的…ですか?」
一方通行「あァ。っても、内容はごく単純だがなァ。まず小さめの魚に目をつけた」
美琴「え?…ぁ」
一方通行「小さいほどポイは破れにくいだろうがよ。ガキでも分かる理屈だ」
美琴「そういえば私、大きい魚ばっか目つけてたかも…変にプライドがあったのね」
一方通行「二つ目ェ。水中じゃなく、水面近くを漂ってる魚。なるべくならポイを水に浸したくはねェからなァ。
三つ目ェ、壁際の魚。壁際なら中心より金魚の動きは予測しやすい、且つ逃げ場も減るってワケだァ。
四つ目ェ、尾からじゃなく頭からすくった。ポイへの衝撃が緩和だ。五つ目ェ、なるべく魚が密集してるとこ
を狙った。こりゃ単に確率論的な問題だな。後は…遅すぎず速すぎずでポイを振ってりゃァどうにでもなる」
絹旗「一方通行…カッコいいですっ!///」
上条「こいつ…本物だッ!!?」
美琴「本物のハンターを見た気がするわ…っ」
一方通行「アホどもが。さっきも言ったが、こりゃガキでも分かる理屈だ。
よォく考えてみろ…。俺、当たり前のことしか言ってねェだろ?何か難しいこと言ってっか?」
上条「た、確かに…そうか」
美琴「…けど、これ初めてなのよね?初めてでここまで頭が回るアンタって一体…あっ!そういやこの人!!
学園都市最強のレベル5だったんだわ!!?慣れ親しんでたせいか…すっかり頭から欠落してたわ…」
昔屋台で取った金魚は最長8年生き長らえたな
流石に金魚とは言えないデカさになった
流石に金魚とは言えないデカさになった
絹旗「そういやたまに忘れますけど、あなたって第1位なんですよね」
一方通行「…今のはアレか?俺はバカにされたのか?」
絹旗「ち、違いますよっ!!むしろ逆の意味で言ったんです!!最近のあなたは…とても人間味があったから。
だから、凄く身近に感じてたんです。それくらい…あなたとの距離が超近かったってことなんです」
一方通行「そ、そォか…。そう言ってくれると嬉しいぜ。ありがとな最愛」
上条「なるほど!身近に感じたから、さっき俺は『飲みに行こう!』って衝動に駆られたんだな!!」
一方通行「そりゃァお前が単純なだけだ」
上条「何この扱いの差。どんだけー」
店主「ところであの。金魚のお持ち帰りは―」
一方通行「あン?持ち帰りはしねェ。その代わり、そこの水風船を1個くれねェか」
絹旗「え?金魚はいいんですか?」
一方通行「こンな大量の金魚持って帰ってもな。金魚をすくったってだけで、俺にとっちゃ面白い経験だァ」
絹旗「そうですかっ」
ちなみに。金魚をすくえなかった客には金魚の代わりとして、水風船が1個贈呈される。
上条と美琴がペアルックことペア水風船になっていたのは言うまでもない。
美琴(まぁ…これはこれで良かったかもね//)
一方通行「…今のはアレか?俺はバカにされたのか?」
絹旗「ち、違いますよっ!!むしろ逆の意味で言ったんです!!最近のあなたは…とても人間味があったから。
だから、凄く身近に感じてたんです。それくらい…あなたとの距離が超近かったってことなんです」
一方通行「そ、そォか…。そう言ってくれると嬉しいぜ。ありがとな最愛」
上条「なるほど!身近に感じたから、さっき俺は『飲みに行こう!』って衝動に駆られたんだな!!」
一方通行「そりゃァお前が単純なだけだ」
上条「何この扱いの差。どんだけー」
店主「ところであの。金魚のお持ち帰りは―」
一方通行「あン?持ち帰りはしねェ。その代わり、そこの水風船を1個くれねェか」
絹旗「え?金魚はいいんですか?」
一方通行「こンな大量の金魚持って帰ってもな。金魚をすくったってだけで、俺にとっちゃ面白い経験だァ」
絹旗「そうですかっ」
ちなみに。金魚をすくえなかった客には金魚の代わりとして、水風船が1個贈呈される。
上条と美琴がペアルックことペア水風船になっていたのは言うまでもない。
美琴(まぁ…これはこれで良かったかもね//)
上条「じゃあ次は絹旗だな」
絹旗「はい!と言いたいところですが…もう花火が上がる時間なんですよね」
美琴「あ、本当だわ」
絹旗「それに、私は一方通行の“スーパー金魚すくいタイム”を見られただけで…もう十分満足ですっ!」
一方通行「そのネーミングには同調しかねるがァ…。そういうことなら、コレくれてやる」
そう言って、一方通行はさっき手に入れた青色の水風船を絹旗に差し出す。
絹旗「い、いいんですか?」
一方通行「俺が持っててもな。テメェが持ってた方が様になる」
絹旗「じゃあ…もらいますね!ありがとうございます!」
一方通行「おう」
絹旗「これ超楽しいんですよねーっ!♪」
バインバインバインバインバインバインバインバインバインバインバイン
ゴムを手に引っ掛け、掌でバウンドさせまくる絹旗。
一方通行「ガキかよ」
絹旗「そういう様相も含めて、一方通行は『様になる』って言ってくれたんですよね?」
一方通行「…違いねェ」
絹旗「はい!と言いたいところですが…もう花火が上がる時間なんですよね」
美琴「あ、本当だわ」
絹旗「それに、私は一方通行の“スーパー金魚すくいタイム”を見られただけで…もう十分満足ですっ!」
一方通行「そのネーミングには同調しかねるがァ…。そういうことなら、コレくれてやる」
そう言って、一方通行はさっき手に入れた青色の水風船を絹旗に差し出す。
絹旗「い、いいんですか?」
一方通行「俺が持っててもな。テメェが持ってた方が様になる」
絹旗「じゃあ…もらいますね!ありがとうございます!」
一方通行「おう」
絹旗「これ超楽しいんですよねーっ!♪」
バインバインバインバインバインバインバインバインバインバインバイン
ゴムを手に引っ掛け、掌でバウンドさせまくる絹旗。
一方通行「ガキかよ」
絹旗「そういう様相も含めて、一方通行は『様になる』って言ってくれたんですよね?」
一方通行「…違いねェ」
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