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    元スレ姉「見ないで…」

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    51 = 1 :

    「おらぁぁぁぁ!酒だ!!!酒持ってこい!!!」


    仕事が上手くいかなくなり、昔はあんなに家にいなかったのに、
    今では毎日浴びるようにお酒を飲んで、暴れています。


    「……どうぞ」


    わたしは、そんなお父さんの世話をするため、高校をやめました。

    53 = 1 :

    ……いえ、世話をするためというのはすこし語弊があります。


    実際は、父が働かなくなり家計が苦しくなったため、高校を
    やめさせられただけです。

    わたしが知らない間に、勝手に、父は退学届を学校に提出していました。

    54 = 1 :

    「……」

    「遅いんだよぉぉぉおおお!!!」バシッ

    「……」


    はじめて殴られた時は怯えたものでしたが、慣れとは怖いモノです。

    度重なる暴力を受け、今となっては父の暴力に慣れてしまいました。


    まあ、まだ殴られ始めてから半年も経っていないのですが。

    55 = 1 :

    「なんだ、その目は!!!なんなんだよ!!!文句あんのか!!!!」

    「…ありません」

    「だったら、もっと笑顔で注げねえのか!?」バシッ

    「……うっ」


    ただ、やっぱり痛いものは痛いです。

    56 :

    父、お前らじゃん

    57 = 1 :

    せめて弟には、わたしのようにはなって貰いたくありません。

    幼稚園児のころから母親を知らずに過ごしてきた弟は、これ以上傷ついて
    ほしくありません。


    ……いえ、本当のところは、父が弟を殴ってしまった場合、
    弟が反撃して、父を殴り殺してしまうんじゃないかと心配
    しているのかもしれません。

    58 :

    腹筋じゃないのか

    60 = 1 :

    酒におぼれて毎日を堕落した生活を送っている父が、成長した弟に
    敵うとは思えませんし……

    それに、弟は父に並々ならない復讐心を持っていてもおかしくない。

    ……なにかの拍子に、殺してしまうんじゃないかと毎日不安です。


    弟が犯罪者になってしまったら、わたしは……。

    62 = 1 :

    「おらっ!うつむいてねぇで笑えよ!!!」ドカッ

    「……はい」ニコッ


    だから、わたしは今日も父の言いなりだ。

    でも構わない。

    弟が道を踏み外さなければ……。

    弟が、ちゃんとした社会人として働き出せたら、そしたら……。

    63 :

    ここから「見ないで」かよ…

    64 :

    段々母親に似てくる姉に父親は・・・あーやだやだ

    65 = 1 :

    「ひっ、ひっひひひひひひひひひひひ…」

    「あ~~~~はっはっはっはっはっはっはっは!!!!」

    「……」ニコニコ

    「くくくくくくく…」

    66 = 1 :

    「おい!」

    「なんでしょう」

    「……脱げ」

    「……え?」

    「聞こえなかったのか?脱げ」

    67 :

    やめろ








    やめろ

    68 :

    よし脱いだ

    70 :

    >>30
    それは動物を持ち上げすぎじゃないのか
    いやわかって書いてるのか

    71 = 1 :

    「え…………え?」

    「何度も言わせるな!脱げっつったら脱げよ!!!」ドカッ

    「きゃっ!?」

    「誰のおかげで毎日飯が食えてると思ってんだ…」

    「誰のおかげで服着られてると思ってるんだ!?」

    「そ、それは……」

    73 = 69 :

    ここから鬱展開?

    74 :

    悪かった気分がさらに悪くなったので帰りますね

    75 = 1 :

    「全部俺のおかげだろ!!!」ダン!

    「俺のおかげで飯が食えて、俺のおかげで寝るところがあって、俺のおかげで
      服着られてんだろーーーーーが!!!」

    「お前らのもんは全部俺が買い与えたもんだ!!!」ジリジリ

    「ヒ……ヒィッ?」

    「だったら、おまえが着てるその服も俺のもんだ」

    「俺が脱げっつーんだから、その服着てるおまえは大人しく脱いで当然だろ!!!」

    77 :

    鬼畜展開wktk

    78 :

    おいやめろ

    79 = 69 :

    やめて 姉を…

    80 :

    なんという鬱スレ

    81 :

    やめてくれよ・・・

    82 = 1 :

    父は酔っ払っているのか、今までに見せた事のない……いいえ、
    昔お母さんと言い争ってる時のような険しい表情でわたしに迫って来た。


    「やめて!やめてよ!」

    「うっせーーーーーー!!!だったら大人しく脱げよ!」

    「い、嫌です!」

    「なんだと、こいつぅ!?」

    84 :

    こんな展開の成年コミックとかエロゲーないの?

    85 = 69 :

    こんな展開の成年コミック読んだら抜けるかわからない

    86 = 1 :

    父は嫌がるわたしを無理矢理脱がそうと、追い詰めます。

    「くっ…」

    「へへへ…」

    しかし、外に逃げるにしても玄関は父の方にあります。

    わたしはジリジリと壁側に追いやられてしまいました。

    ……逃げ場は、もうない。

    87 :

    >>85
    こんなんで抜けないのが公式だと思う

    88 :

    あー爆発しないかな

    90 = 1 :

    「ひひひひひひ……さあて」

    父の手が、わたしに……。



    ~~~~~~~


    あれから、どのくらいの時間が経ったのだろう?

    母さんはまだ帰ってこない。

    俺は中学生になっていた。一方、姉ちゃんは高校をやめた。

    いや、やめさせられた。父さんに。

    91 = 69 :

    視点変わった

    92 = 1 :

    姉ちゃんは自分から辞めたと言っていたが、ウソだ。
    そんなの姉ちゃんの顔を見れば一発で分かる。

    親父のせいだ。

    けど……姉ちゃんがなんで高校を辞めさせられても我慢して、家で
    親父の世話をしているのも分かってる。

    分かってる、つもりだ。

    94 = 1 :

    きっと、俺の為なんだろう。

    俺がまだ中学生だから、せめて中学を卒業するまで自分が身代りに
    なるとか、きっとそんな事を考えているんだ。

    最初は「俺はそこまでしてもらいたいとは思わない!」なんて考えていたが、
    そんな考えもすぐに消え去った。

    俺が働けば、姉ちゃんは家で親父の世話なんかしなくてすむと思いバイト
    しようとしたが、どこも門前払いされた。

    ……中学生はまともに金もかせげない。

    稼げても、二人で暮らすだけの金なんて集まらない。

    95 :

    腹筋かと思ったら鬱スレだった

    支援

    96 = 1 :

    だから、せめて中学を卒業するまでは姉ちゃんの好意に甘えようと思ってる。
    だから、苦手だった勉強も毎日頑張ってる。

    姉ちゃんの分も、俺が……。

    そして、卒業したら……。


    「……っと」


    考え事してたら、いつの間にか家についていた。

    97 = 1 :

    「ただい……ん?」


    なんか家の中が騒がしい。
    いったいどうしたんだろうか?

    まさか母さんが?……いや、それはないか。


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