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    元スレ岡部「この記憶は一体……」

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    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - クーデレ ×2+ - steins;gate + - ハーレム + - 女装山脈 + - 安価 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :


    シュタゲSS
    ネタバレたっぷり
    ゲーム未プレイだと訳解らないかもしれません

    3 = 1 :

    全ての事件を解決して数ヶ月が経った。
    この世界には紅莉栖が居る。まゆりが生きている。
    シャイニングフィンガーも居るし、ルカ子は男だ。
    フェイリスはちゃんと秋葉原をオタクの聖地として引っ張って行っている。
    居ないのは……鈴羽だけだ。
    その鈴羽もきっと今頃は未来で幸せに過ごして居るだろう。
    俺も毎日が楽しい。
    こんな毎日がずっと続いてくれればと、そう思っていた。

    岡部「ぬ……」ガクッ

    ダル「ちょ、オカリンどうしたし。また右腕か何かが暴走したん?」

    紅莉栖「肩膝付いて、ターミネーターのモノマネか何か?」

    ダル「あぁ! 昨日、夜ロードショウでやってたねそう言えば」

    紅莉栖「そうそう、中々面白くってつい全部見ちゃった。あのタイムマシンの理論は~~」

    まゆり「オカリン……!」ダッ

    まゆり「オカリン、大丈夫?」サスサス

    岡部「まゆ……り。すまん、なんでも……」ドサ

    まゆり「オカリン! オカリン!」

    紅莉栖「え……ちょっと、マジなの!?」

    ダル「えええええええええ? っちょ、なんぞー!?」

    4 :

    よし頑張れ

    6 = 1 :

    ピーポーピーポー


    岡部「(熱い……脳が、焼けるようだ)」
    岡部「(この感覚……覚えがあるな、たしか子供の頃……)」
    岡部「(初めてリーディング・シュタイナーが……)」

    まゆり「っあ! オカリン! 起きた……起きた……よ゛良かったよぉ」ポロポロ

    岡部「まゆり……か? なんで泣いてるんだ」

    まゆり「だってぇ……」エグエグ

    岡部「ここ、は……病院。か。俺は一体どうしたんだ?」

    まゆり「あのね、あのね、まゆしぃは良く解らないんだけど」
    まゆり「オカリンはなんだかとってもお熱が高くなっちゃったらしくって」
    まゆり「それで倒れちゃったんだーって、お医者様が言ってたのです」

    岡部「熱……? 風邪かなにかだったのか?」

    まゆり「んーん」フルフル
    まゆり「原因は良く解らないんだって。ただただ熱が上がっちゃったんだーって言ってたのです」

    岡部「そうか……熱か……昔もこんなことがあったな」

    まゆり「うん……。まゆしぃはそのことを思い出して、とってもとっても怖くなったのです……」
    まゆり「神様が今度こそ、オカリンをまゆしぃから取り上げちゃうんだって」

    8 = 1 :

    岡部「っふ。この鳳凰院凶真が神風情の思念に負ける訳が無かろう」
    岡部「少々、位相幾何学について考えすぎてしまってな……知恵熱が出たのだろう」
    岡部「天才も難儀なものだなフゥーハハハ!」

    まゆり「いそー……がく?」
    まゆり「っは! オカリンが起きたらお医者様に言わなくちゃいけないんだった!」
    まゆり「まゆしぃはお医者様に連絡してくるのです!」
    ステテテ~

    岡部「……ん」ズキッ

    医者「いやぁ、目が覚めて何より。丸1日意識が戻らなかったからね」
    医者「でももう大丈夫かな。脳に異常も無いし、熱も下がったしね」
    医者「ん。退院して結構です」

    岡部「ありがとうございます」

    医者「いえいえ。あっ、椎名さんの前に君に付きっきりだった……えーっと、牧瀬さんだね」
    医者「彼女にもちゃんと連絡を入れたほうが良いと思うよ」
    医者「昨日の夕方から今朝方までずっと君を見ていてくれたからね」
    医者「……面会時間とかそう言う色々な問題があるんだけどね……」
    医者「あの子なんだろうね、良く解らないまま論破されちゃったよ……」
    医者「個人医院だからって馬鹿にされてるのかな……ははっ、参っちゃうなぁ」

    岡部「あ、あの先生……」

    医者「ごめんごめん! 長話しちゃったね、それじゃ」

    岡部「一体なにを言われたんだ……」

    9 :

    昨日Fake End 見たわ
    最高だった
    来週が楽しみだ

    11 = 7 :

    昨日は泣けたよな

    12 = 1 :

    まゆり「オーカリン! 着替えたら帰ろ? 今日ままゆしぃがお家まで送るのです!」キリッ

    岡部「い、いや。ラボに寄ろうかと思っているのだg」

    まゆり「ダメー!>< ダメなのです! オカリンのお家の人も心配してるし」
    まゆり「オカリンが起きたらお家まで届けるのはまゆしぃのお役目なのです!」

    岡部「ダルや、助手に退院などの報告だけでm」

    まゆり「それはもうまゆしぃがメールしておきました!」フンス

    岡部「そうだ、携帯や財布などもろもろラボに置きっp」

    まゆり「抜かりは無いのです!」ジャン

    岡部「……帰るか」

    まゆり「うんっ」ニッコリ

    その日は退院手続きを済ませて大人しく実家に帰った。
    色々確かめたいことがあったが、一人で考えを整理するためにも実家に帰ったのは正解だったかもしれない。
    携帯が何度かメールの受信を知らせたが今は見る気になれなかった。

    岡部「この記憶は一体……」

    岡部「なぜ俺は、経験していない世界線の出来事を覚えているんだ」

    岡部「なんだこの記憶は」

    13 = 1 :

    脳がチリチリと焦げ付く。
    まるで記憶の濁流だ。
    俺が鈴羽と二人でタイムマシンに乗り、過去へ飛ぶ。
    まゆりを見捨てて、フェイリスと……。
    まゆりを見捨てて、ルカ子と……。
    そして俺はクリスを見捨てて、まゆりを救った。
    しかし、俺は……俺は、シュタインズ・ゲートに辿り着いた!
    数々の思いを踏み躙って、未来を改変し、まゆりも紅莉栖も死なない世界線へと辿り着いた!!

    岡部「じゃぁ、この記憶は一体なんだよ……」
    岡部「なぜ、経験していない記憶があるんだ」
    岡部「俺がまゆりを見捨てて、ルカ子と結婚したって言うのか……?」
    岡部「子供まで作って……」
    岡部「フェイリスともだ……まゆりを見捨てて俺は一体何をしてるんだ」
    岡部「まゆりを救う方法が解らず、何百何千日と同じ2日間をループしたこともある……」
    岡部「嘘だ……全部、全部嘘だ。現に俺は皆を救ったじゃないか」

    じゃぁこの記憶はなんだ。
    俺が取らなかった選択肢。
    選ばなかった選択肢。
    間違った選択肢。
    一度経験して、戻って来たと言うのか。
    ならば何故、何故俺は今まで忘れていたんだ。
    冷静になれ鳳凰院凶真よ。
    子供までこさえた俺が、何十年も経った後にタイムリープして選択肢を変えるだと……?
    ありえん。
    くそっ……考えがまとまらん。
    忘れていたのか俺は……。

    14 :

    全エンディングの記憶か…
    そら熱もでるわな

    15 = 1 :

    岡部「俺だけは……他の誰でもない、俺だけは……」
    岡部「俺だけは、忘れちゃいけないのに」


    岡部「……落ち着こう」
    岡部「考えろ、考えるんだ鳳凰院凶真」

    あの時だ。
    あの猛烈な頭痛、あの時にこの見知らぬ記憶が俺の脳に流れこんできた。
    そして、初めてリーディング・シュタイナーを発露した時のように高熱を発し、倒れた。
    ココだ。
    新たな能力……。
    リーディング・シュタイナーと似て非なる、別世界線上の記憶を得る能力。

    “アカシック・オブザーバー”

    岡部「(カッコ良い……)」

    16 :

    いつもの岡部で安心した

    17 = 2 :

    さすが凶真さん

    18 = 14 :

    ブレないな鳳凰さん

    19 = 1 :

    なぜ、この能力が急に発露したのかは解らない。
    だがそう過程すれば納得出来る部分がある。
    世界線を大きく変動させる行為……あの時、俺は迷ったんだ。
    毎度毎回、人の心を……ラボメン達の気持ちを踏み躙るような選択を迫られた時。
    どの行為が正解なのかを……。
    Dメールを送って良いのか、どうかを。
    俺は心を焼き潰し、全てのDメール効果を消した。

    “俺は”Dメールを送ったんだ。

    だけど、もし。
    もし、違う世界線の俺がDメールを送らないという選択肢を選んだとしたら。
    確かにその未来は存在したんだ。
    俺はDメールを送ったと言うだけで、別世界線上の俺は送らなかったのかもしれない。
    そしてその経験、記憶をこの世界線の俺がアカシック・オブザーバーの能力で引き継いだとしたのなら……。
    説明が付く。

    岡部「無茶苦茶だ……」

    ならばなぜ、鈴羽と一緒に過去へ行った後の記憶が無い。
    フェイリスやルカ子と過ごした甘い記憶が無い。

    岡部「穴だらけだ……紅莉栖に論破されるのがオチだな」
    岡部「だが」
    岡部「この記憶。引き継いだからには、忘れる訳にはいかない」
    岡部「俺だけは、忘れちゃいけないんだ……」
    岡部「忘れない。絶対に、だ」

    21 = 1 :

    数日経って……。


    岡部「フゥーハハハ! 狂気のメァッド、サイエンティーストゥ! 鳳凰院凶真完全復活!」

    紅莉栖「はいはい、クマクマ」

    まゆり「オカリンが良くなってまゆしぃは本当にほっとしたのです」

    ダル「オカリィーン!」ダキッ

    岡部「なっ、なんだダルよ! いきなりくっ付くな! えぇい、気色悪いだろうが!」

    ダル「だってだって、オカリンメール返さないしボクめちゃんこ心配したんだお!」

    岡部「ダル……済まなかった。携帯の電源が切れていたんだ」

    紅莉栖「嘘乙。ちゃんと着信音は鳴ったわよ、岡部の携帯」

    岡部「なっ……」

    紅莉栖「大方、また発熱でもして携帯なんて見る余裕無かったんでしょ」
    紅莉栖「常に携帯で毒電波受信してるあんたがメールも返さない、着信も出ないって状況って言ったら……」
    紅莉栖「ソレくらいしか思い浮かばないもの」

    岡部「助手……」

    紅莉栖「助手じゃないと言っとろーが! ま、返信来ないわ連絡もしてこないわで腹が立ってたけど」
    紅莉栖「……無事で良かったわ」ボソッ

    22 = 1 :

    まゆり「んふー♪ 皆、心配してたんだよー」

    ダル「そうだお! ボクなんて心配で心配で食べ物もピザしかノドを通らないレベルだったんだから」

    岡部「皆……すまなかった。ありがとう」ペコリ

    まゆり「(あれ? なんか何時ものオカリンとちょっと違う……?)」

    紅莉栖「えっ」
    ダル「えっ」

    ダル「いやいや、オカリン。そこはデブ食えてんじゃねぇかピザ野郎! って突っ込み入れるっしょ?」
    ダル「ってか、まずボクがオカリンに抱きつくシチュからしておかしいんだから突っ込み入れてくれないとこっちが困るっつーか」
    ダル「……どしたん? まだ頭やられてんの?」

    岡部「いや、俺は良いラボメンを持った」

    まゆり「(オカリンどうししゃったんだろー)」
    紅莉栖「(ちょっとちょっとどうしたの、岡部。なんからしくないじゃない)」
    ダル「(マジで頭どうにかなっちゃったんでぃすか?)」

    岡部「よし! そうと決まれば宴会だ!」

    紅莉栖「なにが決まったのかサッパリ解らない!」

    岡部「ハッハッハ! クリスティーナよ、なかなか鋭くスピーディーな突っ込みだ! 90点をやろう!」

    紅莉栖「ティーナ付けんな! ってか、はぁ……もう本当に訳が解らないんですけど?」

    23 :

    フゥーハハハ

    24 = 1 :

    ダル「なになに、オカリンの全快を祝ってぱーちーでも開こうって魂胆?」

    岡部「さすがスーパーハカーだダルよ。その通ーり! 鳳凰院凶真の全快を祝って宴を催す!」

    ダル「だからハカーじゃねぇって。それにハッカー関係無いっしょ」

    岡部「いちいち細かいことを気にするな!」
    岡部「さて、どうせならラボメン全員を集めよう。最近は全員集まる機会も無かったしな」

    まゆり「さんせーい! わぁ、楽しみだなぁ」

    岡部「まゆり! るみh……ルカ子とフェイリスに連絡。予定が合う日を聞いてくれ」

    まゆり「らじゃー☆」

    岡部「俺は萌郁に連絡をしておこう」ソウシン
    岡部「さて、返信が来る前n」

    ヴーヴー
    萌郁:何時でも平気だよー^^ 

    岡部「返信早いな……」
    岡部「まゆり、ルカ子とフェイリスはどうだ?」

    まゆり「うん、ちょうど今返信きたとこ~。えーっとねぇ、二人とも2日後なら空いてるって」

    25 = 2 :

    安定のもえいくさん

    26 = 1 :

    岡部「ならば決定だ。2日後のヒトナナマルマル時にラボに集合!」

    まゆり「ヒトマル? マル?」

    紅莉栖「17時。夕方の5時にここへってことよまゆり」

    まゆり「わぁそうなんだー! 紅莉栖ちゃんは凄いねぇ」ニコニコ

    紅莉栖「岡部、紛らわしい言い方すんな!」

    ダル「ってか、ボクと牧瀬氏には予定聞かないノナー。っま、何にも予定無いんですけどネ!」キリッ

    まゆり「んーと、5時ってことは……まゆしぃは学校が終わったらそのまま来るねー?」

    ダル「うひょー! キター! オカリン、それを狙っての時間指定とか玄人過ぎんだろマジ!!」

    紅莉栖「はぁ……HENTAI二人」

    岡部「……」

    紅莉栖「(なんだろう、なんだか岡部の雰囲気が凄く落ち着いて感じる……気のせいかしら……)」

    27 = 1 :

    翌日

    ダル「♪」PCカタカタ
    紅莉栖「……」携帯カチカチ
    岡部「……」ドクペゴクゴク

    岡部「助手よ、また@ちゃんねるに書き込みか?」

    紅莉栖「! だ、誰が助手か! か、書き込んで何か無いわよ!!」

    ダル「おほーw @ちゃんねらーであることがバレバレ、しかもコテハンまでバレてるのに必死で隠す牧瀬氏萌ュすなぁ」

    岡部「栗ご飯と論破合戦をしていた時が懐かしいものだな」

    紅莉栖「なにが、論破合戦よ。鳳凰院凶真さんが一方的にボコられてただけじゃないw」

    ダル「確かに。栗ご飯とカメハメハたんに一方的に論破されてるオカリンなのであった」

    岡部「まさか、この鳳凰院凶真を手玉に取っていたのがメリケン処女ことザ・ゾンビだったとはな」

    紅莉栖「ヴァ、ヴァージンで悪いか! じ、じじ自分だって@ちゃんねるでは童貞王包茎院凶真って言われてるくせに!」

    ダル「……あー、牧瀬氏牧瀬氏、もう1回言ってくんない?」
    ダル「特に、童貞王と包茎の所を強調しt」

    紅莉栖「うっさいうっさい! HENTAI! HENTAI!!」

    28 = 1 :

    岡部「ふむ。その情報は偽りだな」
    岡部「俺は包茎ではない」

    紅莉栖「えっ」
    ダル「えっ」

    岡部「あぁ、もちろん真性でもない。しかし、童貞と言うのは真実だな」

    ダル「ちょ、オカリン突然何言い出して……ボッ、ぼぼぼぼぼくも全然被ってなんかねーし!!?」
    ダル「どっどどどっど童貞ちゃうわ!!」

    紅莉栖「(へ、へぇー岡部被ってないんだ。なんかホっとしたような……)」
    紅莉栖「(しかも、童貞キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!)」
    紅莉栖「(つまり、岡部はまだまゆりとも、桐生さんとも、フェイリスさんとも付き合ってない!)」
    紅莉栖「(紅莉栖! アナタは今、アインス・ゲート(1の門)を突破したのよ!)」
    紅莉栖「(えへえへ)」

    岡部「(紅莉栖は一体何をニヤけているんだ……)」

    ダル「あーもー、オカリンが余計な誤爆すっから牧瀬氏大勝利のアヘ顔になってるお……」

    岡部「ダルよ。経験が無いことを別に恥じることはない」
    岡部「俺も不用意にメリケン処女などと言ってはいるが、語感が良いから使っているだけだ」
    岡部「(それに、アカシック・オブザーバーで蘇った俺の記憶では、童貞どころか……)」
    岡部「(子供までこさえている始末だしな……)」

    29 = 10 :

    HENTAI天才少女

    30 = 23 :

    プレイ中の記憶はあるのだろうか

    31 = 1 :

    紅莉栖「(っは! トリップしてた……ヤバイ、話しが飛んでる。合わせなきゃ!)」
    紅莉栖「あんたは本当になんでもかんでも、語感だとかカッコ良いとかで決めるんだから」
    紅莉栖「しょーもない」
    紅莉栖「(うわーん! 紅莉栖のばかばか! なんでココで憎まれ口叩くのよー(涙)」

    岡部「……そう、だな」
    岡部「以後、気をつけるとしよう」

    ダル「オカリンおっとなー」ヒュー
    ダル「でーも、なんか何時ものオカリンと違うような?」

    岡部「俺は俺だ。そうだ、ダル、紅莉栖。宴会は明日だ。二人で明日の買出しに行ってきてくれないか?」

    紅莉栖「だからティーナを付けるなと言っと……ろ?」

    岡部「つけてないだろ?」

    紅莉栖「……う?」

    ダル「うん、良いけどなんでボクと牧瀬氏? オカリン行かんの?」

    岡部「今日の講義(大学)は少々ハードだった。少し休ませてくれ」

    紅莉栖「(岡部が名前で呼んだ岡部が名前で呼んだ)」

    ダル「ん。了解なりー」

    32 = 1 :

    岡部「コレで好きなものを買ってきてくれ」スッ

    ダル「っちょ!! 諭吉キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!」
    ダル「マジでどしたん!? さすがにコレはなにか理由あるっしょ!?」
    ダル「宝くじ!? ロト!? あぁん一体何しやがったんだゴルァァー!!」

    岡部「落ち着け。俺が企画した俺の全快祝いだからな」
    岡部「ラボラトリーメンバーNo.001にして研究所の創設者でもある俺が、大枚を叩く理由がある」
    岡部「全て使い切って良いから、頼んだぞ」

    ダル「よっしゃー! 任せろバッチ来いだし! 行こう牧瀬氏!」

    紅莉栖「(あへあへ)」ポー

    ダル「んもう! 早く行くおー! ブーン!」紅莉栖ズルズル

    岡部「……」
    岡部「紅莉栖、すまない」
    岡部「俺はお前を、見殺しにしている」
    岡部「お前の瞳を見ながら、俺はエンターキーを叩いたんだ」
    岡部「俺はラボメン全員を幸せにする義務がある……」
    岡部「しかし……何百、何千日と2日間をループした記憶。ルカ子との結婚生活」
    岡部「フェイリスとの甘い生活……これらを経験した記憶のせいでどうも、達観した自分になっている気がする」
    岡部「気をつけねばな……昨日もフェイリスを留未穂と呼びそうになってしまった」
    岡部「気を引き締めろよ……岡部倫太郎」

    33 = 20 :

    でも可能性の世界の記憶全部思い出すなんて不可能じゃないのか
    そんなの無限にあるし、それこそ脳がパンクするんじゃ

    34 = 1 :

    翌日


    まゆり「オカリン退院おめでとー☆」

    ラボメン一同「おめでとー!!」

    岡部「フゥーハハハ! 鳳凰院凶真、地獄の淵より帰ってきたぞ!!」

    ラボメン一同「かんぱーい!!!」

    岡部「えっ、いや、普通なにかしら俺が挨拶をしてから乾杯をry」

    ラボメン一同「かんぱーい!!!!」

    岡部「乾杯……」

    ダル「マジでオカリン気が利きすぎだろー! ピザまで注文してあるとか」モッチャモッチャ

    紅莉栖「ほんと。高熱を出しすぎて脳に何かしらの影響が出来たのかしらね」モグモグ

    ルカ子「でっ、でも、岡部s……凶真さんが無事で本当に良かったです」

    萌郁「倒れた事……知らなかった……」

    フェイリス「フェイリスも知らなかったのニャ……凶真ったら何かあれば直ぐにフェイリスに連絡するべきニャのに……」

    35 = 1 :

    >>33
    リーディング・シュタイナーが発動するほどの世界線変動を促す選択肢のみの記憶
    プレイヤーがセーブ&ロードして見たシナリオを当事者のオカリンもって思ってくれると幸いです
    無茶な設定はご愛嬌で……


    岡部「む。そういえば、何故ルカ子は知っていたのだ? 現場には居なかったはずだ」

    ルカ子「実は、あの日まゆりちゃんと遊ぶ約束をしてまして……」
    ルカ子「でもおかb、凶真さんが倒れちゃったからってまゆりちゃんから連絡が来て」
    ルカ子「僕もお見舞いに行きたかったんですけど、まゆりちゃんが大丈夫って言うから……」
    ルカ子「そっ、そのっ、お見舞いに行かなくてごめんなさい……」ペコリ

    岡部「……」
    岡部「心配をかけたな、すまん。ありがとう」ナデナデ

    ルカ子「ふぇ!?」

    紅莉栖「!」
    まゆり「!」
    萌郁「!」
    フェイリス「!」

    ダル「ピザうめぇー。しかもこの、ゼロキロカロリーコーラ!」
    ダル「んごっく! んごっく! ぷはー!! キンッキンに冷えてやがるぅ!」

    岡部「……」イイコイイコ

    ルカ子「///」

    36 = 1 :

    紅莉栖「(何? 一体何なの? なんで漆原さんの頭撫でてんの!? なんであたしの頭撫でてないの!?)」
    まゆり「(るか君いーなー。まゆしぃもなでなでされたいのです……)」
    萌郁「(ずる……い……)」
    フェイリス「(フシャー! 泥棒猫だニャ……! フェイリスの魔爪でそのペッタンコな胸を切り裂いてやるのニャ…

    …)」

    岡部「む、ルカ子。ほっぺにチーズの破片が付いてるぞ?」

    ルカ子「えっ! あっ、ヤダ、ごめんなさい。ティッシュを……」

    岡部「動くな……はむ」ペロ
    岡部「うむ。取れた」

    ルカ子「ふぇぇ……」

    紅莉栖「 ( д)  ゚ ゚ 」
    まゆり「 (。ω゜)」
    萌郁「 (:D)| ̄|_ 」
    フェイリス「 (゚Д゚≡゚д゚) !? 」

    ダル「もぐしもぐ……!!」
    ダル「っっっっちょ!!!! オカリン何してん!!」

    紅莉栖「(良いぞ橋田!! 良く気付いた!!」
    まゆり「(まゆしぃもして欲しいなぁ……)」
    萌郁「(私もピザに顔面突っ込めば……)」
    フェイリス「(凶真ぁ、一体どうしちゃったんだニャ……)」

    37 = 23 :

    人の記憶力なめんな
    人の脳って一日に原稿用紙400万枚分の記憶が可能なんだぜ、覚えた端から忘れていくけどな

    38 = 10 :

    オカリン大胆・・・

    39 = 1 :

    ダル「いっ今のボク見たお!! エロゲーの必須イベント!!」
    ダル「おべんと、付いてるぞ☆ をやりぁがったなぁあああ!!」
    ダル「しかも……相手はルカ氏!! ぬおおおおおおおおお!!! 胸がっ胸が熱いッッ!!」

    ルカ子「あっ、あのっそのっ」

    岡部「ん? 一体何を騒いで……」
    岡部「(しまった。夫婦ではない、それどころか恋人ですら……ルカ子は男だ)」
    岡部「(迂闊な。別世界の記憶と混同し、平然とやってのけてしまった……)」
    岡部「(どう切り抜ける……っっ)」

    ダル「オカリン……ボクにはもう全部解っているのだぜ……」

    岡部「なっ、何が……だ……」

    ダル「オカリンが、ボクのエロゲーコレクションフォルダーから勝手にゲームしていたって事がな!」
    ダル「“女装山脈”をプレイしたって事はバレバレ愉快!」
    ダル「あーもー、っちょっとマジ恥ずかしさMAXだお……」
    ダル「酷いおオカリン、エロゲーには興味無さそうな顔して、よりによって女装山脈勝手にやるとか」

    紅莉栖「ちょっとちょっと、橋田。何を一人で納得してるのよ」
    紅莉栖「説明してくれない?」

    ダル「あー……もう、オカリンのせいだお!」
    ダル「牧瀬氏、これ」ッス
    ダル「http://www.noukano.com/3myaku/」

    40 = 1 :

    紅莉栖「? なにこれ」
    紅莉栖「えーっと……トンネルを抜けるとそこは、女装村だった」
    紅莉栖「エッチする相手は全員、男の娘……」
    紅莉栖「男の娘……女の子のように可愛い男の子のこと……」
    紅莉栖「( д)  ゚ ゚ 」

    ダル「あーもう、いくら男の娘が可愛いからって三次元に手を出すなんて……」
    ダル「さすがオカリンだお……」
    ダル「オカリンが男の娘に目覚めたのって、ボクのせいになるんかなぁ……」
    ダル「それが転じてホモになって、ボクにいやらしい目線を向けてきたら……オエー」

    紅莉栖「(橋田ァァァア……)」
    まゆり「可愛い女の子の絵だねぇ」
    萌郁「絵……」
    フェイリス「(なっなっ……凶真は男の娘萌だったのかニャ!? だとしたらだとしたら……勝ち目が……)」

    ルカ子「えっえっ、そんな……こっ、困ります……」
    ルカ子「僕、女装なんて……」
    ルカ子「でも、凶真さ……岡部さんがしろって言うなら僕……してみようかな……」

    まゆり「えー! ルカ君、女装するの~?」キラキラ
    まゆり「まゆしぃお手伝いしちゃうよ~!」ワキワキ

    岡部「(どうしてこうなった……)」

    42 = 1 :

    紅莉栖「ちょっと岡部! そういうことなの!?」

    岡部「じょ、助手……」

    紅莉栖「助手じゃない! あんた……その、男の娘が好きだったの?」

    フェイリス「そうだニャ! 凶真は女の子じゃなくって、男の娘が好きだったのかニャ!?」

    ルカ子「///」

    岡部「いっ、いや違うんだ……その……」

    紅莉栖「違うって何よ! さっき現に、漆原さんに……おっおっ」
    紅莉栖「おべんと付いてるぞ☆ ってしてたじゃない!」

    萌郁「……」ピザジー

    フェイリス「そうだニャ! フェイリスはこの目でしっかりと見たのニャ!」
    フェイリス「舐め取るために、舌を使ってペロペロしてたニャー!」

    紅莉栖「ぺろぺろぺろお!!」

    岡部「ご、誤解だ! 皆、落ち着いてくれ!」

    紅莉栖「なにが誤解よ!! クンn……おらぁ……なんでもない」
    紅莉栖「(危なかった。とっても危ない台詞をはく所だった……せふせふ)」

    フェイリス「釈明があるのなら聞くニャン!」

    43 :

    由良様はドストライクだった

    44 = 1 :

    岡部「丁度、ドクペとピザを持っていて両手が塞がっていたのだ!」
    岡部「だから、口で取るしかあるまい!?」

    フェイリス「(嘘ニャ……思いっきり右手でなでなでしてたニャ)」

    岡部「ルカ子、とっさのこととは言えすまないことをした」
    岡部「ビックリさせてしまったな」

    ルカ子「えっいえ! 全然! その……嬉しかったです」

    まゆり「(ルカ君には何着てもらおうかなぁ~)」

    フェイリス「ムー! 全然スッキリしないのニャー!」

    ダル「はぁ、オカリンがマジで目覚めたらボクの穴も危険だろjk。女装山脈はアンインスコして自宅でのみプレイす

    るお……」

    萌郁「……」スチャ メガネトル

    べちょ。

    岡部「べちょ?」
    ルカ子「べちょ?」
    紅莉栖「……えっ?」
    まゆり「……ほぇ?」
    フェイリス「……ニャ!?」
    ダル「……マジかよ」

    萌郁「ちょっと……熱い……」ガンメンピザァ

    45 = 10 :

    もえいくさん、アホすぎるwww

    46 = 1 :

    岡部「萌郁ー! 貴様何をしているんだ!」

    萌郁「顔に……チーズが付いちゃった……て……へっ」

    ダル「付いたってレベルじゃねぇぞ!!」

    岡部「火傷したらどうする! えぇい、座ってないで立て! こっちへ来い!」
    萌郁「……」ズルズル

    岡部「顔を洗え……って、動け! 自分で洗うんだ!」

    萌郁「……」モタモタ

    岡部「えぇぇぇい! じれったい! 動くなよ!」ジャー

    パシャパシャ

    岡部「けっこう、くっ付くものだな……目をちゃんと瞑っていろよ」コシコシ

    萌郁「ん……」

    岡部「よし、まだ動くなよ。顔を拭くからな」

    萌郁「……」

    ゴシゴシ

    47 :

    いいスレを見つけた
    支援

    48 = 20 :

    >>35
    なるほど了解


    >>37
    400万枚で全部の可能性世界の記憶が収まりきるかよ

    49 = 47 :

    >>48
    考えるな感じるんだ

    50 = 1 :

    岡部「よし、綺麗になった」
    岡部「しかし、こんなことをして……火傷でもしたらどうする」

    萌郁「つい……」

    岡部「ついってなんだ、ついって」
    岡部「化粧も取れてしまったんじゃないか?」

    萌郁「化粧……してないから大丈夫」

    岡部「ほう……顔立ちのよさは生まれか」

    萌郁「……えっ」

    岡部「ふむ……」ガンメンガシッ
    岡部「……」ジー

    紅莉栖「(は? なんで桐生さんの頭掴んで顔面見てるの? は? 何で私の頭掴んでないの?)」
    まゆり「(萌郁さんいーなーぁ)」
    ルカ子「(さっきの……気持ちよかったな。えへっ)」
    フェイリス「(ニャん……だと……)」

    萌郁「(どきどき)」
    萌郁「……」ンー

    紅莉栖「(っちょ! きっきっきキッス!? なんで目ぇ瞑って唇を出してるの桐生さんは!!)」


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