私的良スレ書庫
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元スレ羽川翼「最近、情緒不安定なんだよねー」
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翼(私の家族、恋、その他諸々が片付いて数日後のことです――)
翼「阿良々木くーん、あと30分でタイムアップだよー」
暦「わかってる。わかってるんだ。あと30分もあるんだ」
翼(彼――阿良々木くんは二学期のまさに今日、夏休みの宿題をやっている)
翼「なんてベタな……、ていうかちゃんと勉強してたようだったのに」
暦「ああ、してた、してたさ。ハートキャッチプリキュア見ながらしっかり受験勉強に勤しんでいた」
翼「幼児向けアニメ見てるなんて余裕だね」
暦「サバーク史上最大の作戦には僕も唸ったぜ……、もうダメだ! 羽川!」
翼「阿良々木くーん、あと30分でタイムアップだよー」
暦「わかってる。わかってるんだ。あと30分もあるんだ」
翼(彼――阿良々木くんは二学期のまさに今日、夏休みの宿題をやっている)
翼「なんてベタな……、ていうかちゃんと勉強してたようだったのに」
暦「ああ、してた、してたさ。ハートキャッチプリキュア見ながらしっかり受験勉強に勤しんでいた」
翼「幼児向けアニメ見てるなんて余裕だね」
暦「サバーク史上最大の作戦には僕も唸ったぜ……、もうダメだ! 羽川!」
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ガチャ _ __ ガチャ /::/::::/:::;'::::/:::::::::::::::::/::::::::l::::ハ ヘ, ´_ __
ガチャ (( \∨/ .)) /::/:::::::::l::/:::/'|:::i:::::::::::/::/|::l:::|::::::} (( |∨/ )) ガチャ
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翼「いくぞ岬くん!」
岬「おう翼くん!」
アナウンサー「さぁ審判のフエがなったぁ!全日本再び黄金コンビで攻めます!」
岬「おう翼くん!」
アナウンサー「さぁ審判のフエがなったぁ!全日本再び黄金コンビで攻めます!」
翼「教えてあげないよ」
暦「無理だろ! あと25分しかないんだぜ!? 5教科も終わるわけないだろ!」
翼「五等分してちょうど5分ずつあるじゃない」
暦「キレイに等分できたけども!」
翼「ほらほら、無駄口叩いてる暇があったら手を動かす動かす」
暦「おい、忍」
翼「あー! ズルしようとしてるー!」
忍「…………」
暦「おねむのところ悪いけどよ、この問題をあっと言う間に解決してしまうスキルはないのか」
翼「ドラえもんですか」
暦「ねーのぶえもーん! なんかスキル出してー!」
翼「どちらかというと2代目ジャイアンに近いし!」
暦「無理だろ! あと25分しかないんだぜ!? 5教科も終わるわけないだろ!」
翼「五等分してちょうど5分ずつあるじゃない」
暦「キレイに等分できたけども!」
翼「ほらほら、無駄口叩いてる暇があったら手を動かす動かす」
暦「おい、忍」
翼「あー! ズルしようとしてるー!」
忍「…………」
暦「おねむのところ悪いけどよ、この問題をあっと言う間に解決してしまうスキルはないのか」
翼「ドラえもんですか」
暦「ねーのぶえもーん! なんかスキル出してー!」
翼「どちらかというと2代目ジャイアンに近いし!」
暦「時間が惜しい。おい、どうなんだ?」
翼「忍ちゃんがそんな要望に応えてくれるとは――」
忍「申し訳ありません。誠に残念ながら主様の直面なさる問題に適格なスキルの持ち合わせがございません」
翼「!?」
暦「そうかー。いや、悪かったよ、真昼間に」
忍「恐縮です。むしろお力添えできず、口惜しい限りでございます」
翼「阿良々木くん」
暦「なんだ? しょうがねー、自力で解くかー」
翼「この、忍ちゃんみたいなとっても畏まった幼女は誰?」
暦「はあ? どういう意味の質問だそりゃ。自分で答え出てるじゃねえか」
翼「えーと。私の記憶、またズレてるのかな? 忍ちゃんってもっと横暴……いえ、横柄な態度だったような」
暦「あまり意味に大差がないぞ。どうしたんだよ、羽川。どこからどう見てもこいつは忍だろ」
翼「どこからどう見ても忍ちゃん、だけど……」
忍「なんじゃ、委員長。人をあまりじろじろ見るものではない」
翼「あ、はい。すみません。ん?」
翼「忍ちゃんがそんな要望に応えてくれるとは――」
忍「申し訳ありません。誠に残念ながら主様の直面なさる問題に適格なスキルの持ち合わせがございません」
翼「!?」
暦「そうかー。いや、悪かったよ、真昼間に」
忍「恐縮です。むしろお力添えできず、口惜しい限りでございます」
翼「阿良々木くん」
暦「なんだ? しょうがねー、自力で解くかー」
翼「この、忍ちゃんみたいなとっても畏まった幼女は誰?」
暦「はあ? どういう意味の質問だそりゃ。自分で答え出てるじゃねえか」
翼「えーと。私の記憶、またズレてるのかな? 忍ちゃんってもっと横暴……いえ、横柄な態度だったような」
暦「あまり意味に大差がないぞ。どうしたんだよ、羽川。どこからどう見てもこいつは忍だろ」
翼「どこからどう見ても忍ちゃん、だけど……」
忍「なんじゃ、委員長。人をあまりじろじろ見るものではない」
翼「あ、はい。すみません。ん?」
若林「こい!シュナイダー!」
アナウンサー「シュナイダー君GK若林君めがけてまっしぐら!!」
岬「ボクがとめる!」
アナウンサー「ああっと岬君はじきとばされたァ!」
アナウンサー「シュナイダー君GK若林君めがけてまっしぐら!!」
岬「ボクがとめる!」
アナウンサー「ああっと岬君はじきとばされたァ!」
暦「あーあ、こりゃ内申に響くかなー羽川ー」
翼「うーん……」
忍「あるじ様の質問に答えんか煩悩文化猫娘!」
翼「ぼっ、煩悩文化!?」
暦「それを言うなら万能だろー忍ー」
忍「はっ、申し訳ありません。まったくもって万能とは程遠い小娘ですな」
翼「なぜ阿良々木くんにはゴマすって、私には毒舌……」
忍「儂は下僕なんじゃから当然じゃろ」
翼(いや、前だったら下僕っていう立場にもポジティブではなかったはずなのに……)
翼「うーん……」
忍「あるじ様の質問に答えんか煩悩文化猫娘!」
翼「ぼっ、煩悩文化!?」
暦「それを言うなら万能だろー忍ー」
忍「はっ、申し訳ありません。まったくもって万能とは程遠い小娘ですな」
翼「なぜ阿良々木くんにはゴマすって、私には毒舌……」
忍「儂は下僕なんじゃから当然じゃろ」
翼(いや、前だったら下僕っていう立場にもポジティブではなかったはずなのに……)
暦「ところでお前影に潜らなくて平気なのか?」
忍「はっ、お心遣いまたまた恐縮。最近夜型から昼型に変わりまして、これくらいの時間帯にも通常状態でいられるのです」
暦「ふうん、まあよかったなー」
忍「ありがとうございます」
翼(どういうこと? 忍ちゃんの『正しい使い魔』っぷりとそれを容認している阿良々木くん……)
忍「ひそひそ。おい、委員長。ひそひそ」
翼「な、何? 内緒話になってないけど」
忍「カッコだけじゃカッコだけ。気持ちひそひそで話せ。なんならカギカッコをつけてもいい」
翼『こ、こうかな?』
翼(あ、なんかひそひそしてるっぽい!)
忍『委員長、あるじ様のしゅくだいとやらは終わらないとまずいことになるのかの?(キリッ』
翼『そこまでカッコつけなくても。あと17分以内に担任の保科先生に提出しないといけないのよ』
忍『ふむふむ』
翼『もともと先生達からは目をつけられているし、せっかく改善したイメージをまた落とすことになるかどうか、その瀬戸際ってことです』
忍「はっ、お心遣いまたまた恐縮。最近夜型から昼型に変わりまして、これくらいの時間帯にも通常状態でいられるのです」
暦「ふうん、まあよかったなー」
忍「ありがとうございます」
翼(どういうこと? 忍ちゃんの『正しい使い魔』っぷりとそれを容認している阿良々木くん……)
忍「ひそひそ。おい、委員長。ひそひそ」
翼「な、何? 内緒話になってないけど」
忍「カッコだけじゃカッコだけ。気持ちひそひそで話せ。なんならカギカッコをつけてもいい」
翼『こ、こうかな?』
翼(あ、なんかひそひそしてるっぽい!)
忍『委員長、あるじ様のしゅくだいとやらは終わらないとまずいことになるのかの?(キリッ』
翼『そこまでカッコつけなくても。あと17分以内に担任の保科先生に提出しないといけないのよ』
忍『ふむふむ』
翼『もともと先生達からは目をつけられているし、せっかく改善したイメージをまた落とすことになるかどうか、その瀬戸際ってことです』
忍『ふうむ。あるじ様のイメージがこれ以上悪化するのは避けたいかのう。なにせ最近は悪行が目立ち過ぎて読者からも引かれておるからの』
翼『それとはまた別問題だけれど……彼の将来が危うくなるのは確かです』
忍『なるほど、あいわかった。ところで委員長、うぬはまだあるじ様にベタ惚れなのか?』
翼『なっ』
忍『首まで赤くしおって。少女漫画だったら斜線だらけじゃぞ、うぬ』
翼『そ、それが今の状況と何の関係があるのですか』
忍『うぬがあるじ様の手助けをするなら、儂があるじ様にうぬを取りはからってやってもよい』
翼『…………』
翼『それとはまた別問題だけれど……彼の将来が危うくなるのは確かです』
忍『なるほど、あいわかった。ところで委員長、うぬはまだあるじ様にベタ惚れなのか?』
翼『なっ』
忍『首まで赤くしおって。少女漫画だったら斜線だらけじゃぞ、うぬ』
翼『そ、それが今の状況と何の関係があるのですか』
忍『うぬがあるじ様の手助けをするなら、儂があるじ様にうぬを取りはからってやってもよい』
翼『…………』
忍『ほーれ、どうじゃ。あるじ様と手をつないでドキドキしたり、図書館に行ったりできるぞ~』
翼(手をつなぐどころか――彼には今までパンツを見られたり、胸を触られそうになったり、)
翼(性的な目で見られたり、上で寝かされそうになったりと、既に手遅れな感じがある)
翼(手遅れって我ながら……、彼女でもないのに、下手に深い仲になっているなあ)
忍『おい、見ろあるじ様を。すっかりやる気をなくし、はまじみたいな顔して笑っておるぞ』
翼『う、あれはちょっとひどい』
忍『儂が恩を売るのは少々違うが、これまで助けてもらったじゃろう』
翼『…………』
忍『それこそ、あやつに助けられた女は多いが、あやつを助けることのできる者は、なかなかおらんからのう』
翼(手をつなぐどころか――彼には今までパンツを見られたり、胸を触られそうになったり、)
翼(性的な目で見られたり、上で寝かされそうになったりと、既に手遅れな感じがある)
翼(手遅れって我ながら……、彼女でもないのに、下手に深い仲になっているなあ)
忍『おい、見ろあるじ様を。すっかりやる気をなくし、はまじみたいな顔して笑っておるぞ』
翼『う、あれはちょっとひどい』
忍『儂が恩を売るのは少々違うが、これまで助けてもらったじゃろう』
翼『…………』
忍『それこそ、あやつに助けられた女は多いが、あやつを助けることのできる者は、なかなかおらんからのう』
翼(結局――やった。やりましたとも、阿良々木くんの宿題。夏休みの全部)
翼(ちょっと久しぶりに『本気』になったので疲れたけど、まあ期限内には終わらせ、保科先生に提出することができた)
翼(それより、阿良々木くん、さっきまで真面目に取り組んでいたと思いきや、ノートにひたすらラクガキを描いていた)
翼(蛇――否、ウロボロスだった。最近見ているタイガー&バニーに出てくるとか言っていた)
翼(さすがに『頭にきた』ので私は彼への『罵詈雑言』をひたすらつぶやき、その波に乗って宿題をやり遂げた)
翼(とても、疲れた)
暦「ありがとう、羽川! お礼にジュースおごちゃうぜ!」
翼「それより、そのいい笑顔を一回殴っていいかな?」
翼(慣れないことは、まだ慣れないのだ)
翼(ちょっと久しぶりに『本気』になったので疲れたけど、まあ期限内には終わらせ、保科先生に提出することができた)
翼(それより、阿良々木くん、さっきまで真面目に取り組んでいたと思いきや、ノートにひたすらラクガキを描いていた)
翼(蛇――否、ウロボロスだった。最近見ているタイガー&バニーに出てくるとか言っていた)
翼(さすがに『頭にきた』ので私は彼への『罵詈雑言』をひたすらつぶやき、その波に乗って宿題をやり遂げた)
翼(とても、疲れた)
暦「ありがとう、羽川! お礼にジュースおごちゃうぜ!」
翼「それより、そのいい笑顔を一回殴っていいかな?」
翼(慣れないことは、まだ慣れないのだ)
暦「じゃあ、帰ろうか。送っていくぜ。自転車の後ろ乗ってけよ」
翼「あー……(いいのかなあ)」
暦「ん? それとも前のカゴに乗るか? 僕はそれでも、むしろそっちのほうが嬉しいんだけど」
翼「今聞えた台詞はなかったことにして、じゃあ甘えちゃおっかな」
暦「おう。甘エロ甘エロ」
翼「エロはない」
暦「……じゃあ――甘えなさい」
翼「はーい」
翼(彼の自転車の後ろに腰を下ろし、出発――)
翼「あー……(いいのかなあ)」
暦「ん? それとも前のカゴに乗るか? 僕はそれでも、むしろそっちのほうが嬉しいんだけど」
翼「今聞えた台詞はなかったことにして、じゃあ甘えちゃおっかな」
暦「おう。甘エロ甘エロ」
翼「エロはない」
暦「……じゃあ――甘えなさい」
翼「はーい」
翼(彼の自転車の後ろに腰を下ろし、出発――)
翼(二人乗りは二度目。阿良々木くんの運転は慣れたもので、とても軽やかだった)
翼(私は彼の腰に手を回したりはせず、背中をちょっとつまむような感じで、落っこちないようにしていた)
翼(別に遠慮しているわけじゃあない。これが今の私の距離なのだ)
暦「……そんなつかまり方、不安になるんだが」
翼「え?」
暦「もっとしがみついてろよ。つまんでないで」
翼「いやあ、ははは」
暦「でなきゃ羽川が感じられないじゃないか」
翼「……なんか阿良々木くん、素直になったよね」
翼(いや、欲望が透けて見えるようになったというか。むしろ危険度が上がっている)
暦「戦場ヶ原の家でいいのか?」
翼「うん。もう先に帰ってると思うけど」
暦「ああ、さすがにちょっと僕に呆れていたみたいだ」
翼(私は彼の腰に手を回したりはせず、背中をちょっとつまむような感じで、落っこちないようにしていた)
翼(別に遠慮しているわけじゃあない。これが今の私の距離なのだ)
暦「……そんなつかまり方、不安になるんだが」
翼「え?」
暦「もっとしがみついてろよ。つまんでないで」
翼「いやあ、ははは」
暦「でなきゃ羽川が感じられないじゃないか」
翼「……なんか阿良々木くん、素直になったよね」
翼(いや、欲望が透けて見えるようになったというか。むしろ危険度が上がっている)
暦「戦場ヶ原の家でいいのか?」
翼「うん。もう先に帰ってると思うけど」
暦「ああ、さすがにちょっと僕に呆れていたみたいだ」
翼(私は今、諸事情から戦場ヶ原さんのお家にお世話になっているのだ)
暦「あいつとの生活ってどんな感じだ?」
翼「規則正しい――って感じかな。朝起きて、ランニングして、ご飯食べて」
暦「まだ、走ってたのか」
翼(ちょっと嬉しそうな顔になる阿良々木くん。別に戦場ヶ原さんがランニングしてるとはまだ言ってないよー)
翼「うん。元陸上部だからね。習慣になってるんだよ。私も走ってるんだよ?」
暦「へえ、羽川が? どんな格好で?」
翼「どんなって、ジャージだけど。たまにタンクトップ借りるけど」
暦「へえ、タンクトップかあ。タンクトップかあ」
翼「今どうして二回言ったの?」
暦「いや、別に羽川のおっぱいが朝から揺れているなんて考えていないけど、うん、運動はいいよな!」
翼(――耳たぶをつねった)
暦「あいつとの生活ってどんな感じだ?」
翼「規則正しい――って感じかな。朝起きて、ランニングして、ご飯食べて」
暦「まだ、走ってたのか」
翼(ちょっと嬉しそうな顔になる阿良々木くん。別に戦場ヶ原さんがランニングしてるとはまだ言ってないよー)
翼「うん。元陸上部だからね。習慣になってるんだよ。私も走ってるんだよ?」
暦「へえ、羽川が? どんな格好で?」
翼「どんなって、ジャージだけど。たまにタンクトップ借りるけど」
暦「へえ、タンクトップかあ。タンクトップかあ」
翼「今どうして二回言ったの?」
暦「いや、別に羽川のおっぱいが朝から揺れているなんて考えていないけど、うん、運動はいいよな!」
翼(――耳たぶをつねった)
羽川って書いてあるのにキャプ翼ネタ出す奴なんなの?ひょっとして苗字知らない池沼ゆとりなの?
暦「痛い痛い! 羽川さん痛い!」
翼「羽川さんイタイ? へー私ってイタイ子だったんだ」
暦「違う! 痛いのは僕! 耳が痛いの!」
翼「吸血鬼なのにこんなのがダメージなの?」
暦「吸血鬼っていってもほとんど人間なの!」
翼(悲鳴をあげる彼がちょっと面白いのでしばらくこのままにしてやる)
翼「そうそう、戦場ヶ原さんのお父さんに会ったよ」
暦「痛い……、え? ああ、あの面白いお父さんか」
翼(面白い? あれはかっこいいお父さんっていう感じだったけどなあ)
暦「でも、大変だよな。休みなしで働いてさ」
翼「阿良々木くん家だってそうでしょう?」
暦「ん、まあ……いや、僕ん家はいいんだよ」
翼「私の家は……どうだったのかなあ。忙しい家庭だったのかなあ」
暦「…………」
翼「まあ、ここ数日はバタバタしてるけど」
翼「羽川さんイタイ? へー私ってイタイ子だったんだ」
暦「違う! 痛いのは僕! 耳が痛いの!」
翼「吸血鬼なのにこんなのがダメージなの?」
暦「吸血鬼っていってもほとんど人間なの!」
翼(悲鳴をあげる彼がちょっと面白いのでしばらくこのままにしてやる)
翼「そうそう、戦場ヶ原さんのお父さんに会ったよ」
暦「痛い……、え? ああ、あの面白いお父さんか」
翼(面白い? あれはかっこいいお父さんっていう感じだったけどなあ)
暦「でも、大変だよな。休みなしで働いてさ」
翼「阿良々木くん家だってそうでしょう?」
暦「ん、まあ……いや、僕ん家はいいんだよ」
翼「私の家は……どうだったのかなあ。忙しい家庭だったのかなあ」
暦「…………」
翼「まあ、ここ数日はバタバタしてるけど」
暦「今からでも聞けばいいじゃないか」
翼「え?」
暦「どういう両親なのか、本人達にさ」
翼「…………」
暦「いや、今のはやっぱりなしな」
翼「もし私に彼氏ができたらあの人達に紹介しなきゃいけないのかなー」
暦「彼氏だと? そんなのが仮にできたとしたらまず僕のところに連れてくるんだ。処刑するから」
翼「ほう、アナタが言いますか」
暦「あうっ、羽川さん痛い! あ、でもちょっと気持ちいい」
翼(これ以上は彼の中の新たな扉を開きそうなので、耳たぶから手を離した)
翼「あれ、私の携帯鳴ってる。ごめん、ちょっと止まって」
暦「んー」
翼(鞄から携帯を探り、着信を見ると――戦場ヶ原さんからだった)
翼「え?」
暦「どういう両親なのか、本人達にさ」
翼「…………」
暦「いや、今のはやっぱりなしな」
翼「もし私に彼氏ができたらあの人達に紹介しなきゃいけないのかなー」
暦「彼氏だと? そんなのが仮にできたとしたらまず僕のところに連れてくるんだ。処刑するから」
翼「ほう、アナタが言いますか」
暦「あうっ、羽川さん痛い! あ、でもちょっと気持ちいい」
翼(これ以上は彼の中の新たな扉を開きそうなので、耳たぶから手を離した)
翼「あれ、私の携帯鳴ってる。ごめん、ちょっと止まって」
暦「んー」
翼(鞄から携帯を探り、着信を見ると――戦場ヶ原さんからだった)
翼「――電気と水道とガスが止まった?」
ひたぎ「ええ。年に何回かはこういうことがあるのよ」
翼「それで、戦場ヶ原さんどうするの?」
ひたぎ「とりあえずそれぞれの機関の人間は呼んだから、今は待つばかりね」
翼「そっか。うーん、今日中にはなんとかなるのかな」
ひたぎ「そこにマイラブリー……阿良々木くんはいるかしら」
翼「マイラブリーって……、いるよ」
ひたぎ「今日は彼の家で過ごしてくれない?」
翼「え?」
ひたぎ「さすがにあなたをここに置くわけにはいかないし。あの男なら喜んで家に連れ帰るでしょ」
翼「いやちょっと待ってよ。私はそれは他人だけど……」
ひたぎ「私には慣れたことだけれど、我が家とはいえ、こんな危ないところにいさせられないもの」
翼(前科があるだけにね――と戦場ヶ原さんは笑って言った。それを言われるとぐうの音も出ない)
ひたぎ「ええ。年に何回かはこういうことがあるのよ」
翼「それで、戦場ヶ原さんどうするの?」
ひたぎ「とりあえずそれぞれの機関の人間は呼んだから、今は待つばかりね」
翼「そっか。うーん、今日中にはなんとかなるのかな」
ひたぎ「そこにマイラブリー……阿良々木くんはいるかしら」
翼「マイラブリーって……、いるよ」
ひたぎ「今日は彼の家で過ごしてくれない?」
翼「え?」
ひたぎ「さすがにあなたをここに置くわけにはいかないし。あの男なら喜んで家に連れ帰るでしょ」
翼「いやちょっと待ってよ。私はそれは他人だけど……」
ひたぎ「私には慣れたことだけれど、我が家とはいえ、こんな危ないところにいさせられないもの」
翼(前科があるだけにね――と戦場ヶ原さんは笑って言った。それを言われるとぐうの音も出ない)
翼「でも、それこそ戦場ヶ原さんがそこで一人で過ごすのは『危ない』んじゃないの?」
ひたぎ「大丈夫よ。言ったでしょう、慣れてるのよ。それに」
翼「それに?」
ひたぎ「気恥かしいのよ。こんなボロ屋のボロの部分を見られるのは」
翼(彼女は言っていた。今の暮らしは不満だらけなのだと。ちっともいいものだとは思わないと)
翼(きっと、今すごく怒っていたりするのかもしれない)
翼「……わかった」
ひたぎ「そう」
翼「でも、正直、私もそっちに行きたいのが本当なんだからね」
ひたぎ「大丈夫よ。言ったでしょう、慣れてるのよ。それに」
翼「それに?」
ひたぎ「気恥かしいのよ。こんなボロ屋のボロの部分を見られるのは」
翼(彼女は言っていた。今の暮らしは不満だらけなのだと。ちっともいいものだとは思わないと)
翼(きっと、今すごく怒っていたりするのかもしれない)
翼「……わかった」
ひたぎ「そう」
翼「でも、正直、私もそっちに行きたいのが本当なんだからね」
ひたぎ「ええ」
翼「気恥かしいって、今さら何言ってるのよ。その部屋で私達二人数日過ごしたんだよ?」
ひたぎ「だから今日だけは――」
翼「カッコつけちゃって。阿良々木くんに家に行け? 戦場ヶ原さんは私の親なの?」
ひたぎ「ちょっと、どうしたの」
翼「電気もガスも水道も止まっちゃって、今何しているのよ。薄暗い部屋から私に電話してきてるの? すっごく寂しい人よそれ!」
ひたぎ「あのね……」
翼「素直じゃない! 戦場ヶ原さんって頑な!」
ひたぎ「結構よ。ずいぶん言うじゃない。もしかして同姓同名の人物に掛け間違えたのかしら」
翼「へー、そんなに知り合いいたの?」
ひたぎ「いえいえ、あなたに劣らず知り合いは少ないほうよ」
翼「……今日は、阿良々木くんの家にお邪魔しますから」
ひたぎ「せいぜい楽しんでくれば。私は今日一日羽を伸ばさせてもらうから。まあ、羽は今日いないんだけど」
翼(――電話を切った)
翼「気恥かしいって、今さら何言ってるのよ。その部屋で私達二人数日過ごしたんだよ?」
ひたぎ「だから今日だけは――」
翼「カッコつけちゃって。阿良々木くんに家に行け? 戦場ヶ原さんは私の親なの?」
ひたぎ「ちょっと、どうしたの」
翼「電気もガスも水道も止まっちゃって、今何しているのよ。薄暗い部屋から私に電話してきてるの? すっごく寂しい人よそれ!」
ひたぎ「あのね……」
翼「素直じゃない! 戦場ヶ原さんって頑な!」
ひたぎ「結構よ。ずいぶん言うじゃない。もしかして同姓同名の人物に掛け間違えたのかしら」
翼「へー、そんなに知り合いいたの?」
ひたぎ「いえいえ、あなたに劣らず知り合いは少ないほうよ」
翼「……今日は、阿良々木くんの家にお邪魔しますから」
ひたぎ「せいぜい楽しんでくれば。私は今日一日羽を伸ばさせてもらうから。まあ、羽は今日いないんだけど」
翼(――電話を切った)
暦「……どうしたんだよ」
翼「ん……、今日、阿良々木くんの家にお邪魔してもいいかな?」
暦「それは構わないけど。妹達は喜ぶだろうし」
翼「じゃあ早く、いこ」
翼(彼は私を乗せて、再び自転車をこぎ始めた)
暦「……喧嘩か?」
翼「どうだろう。喧嘩といえるのか、わからないな」
暦「めずらしいな、羽川がイライラしてるなんて」
翼「最近、情緒不安定でさ」
暦「ふうん」
翼「お察しの通り、まあ後遺症みたいなものなんだろうけど」
暦「後遺症? 別に『普通』だろ」
翼「ふつう?」
暦「誰にだってそういうときがあるってことだ」
翼「そっか。そうかもね」
翼「ん……、今日、阿良々木くんの家にお邪魔してもいいかな?」
暦「それは構わないけど。妹達は喜ぶだろうし」
翼「じゃあ早く、いこ」
翼(彼は私を乗せて、再び自転車をこぎ始めた)
暦「……喧嘩か?」
翼「どうだろう。喧嘩といえるのか、わからないな」
暦「めずらしいな、羽川がイライラしてるなんて」
翼「最近、情緒不安定でさ」
暦「ふうん」
翼「お察しの通り、まあ後遺症みたいなものなんだろうけど」
暦「後遺症? 別に『普通』だろ」
翼「ふつう?」
暦「誰にだってそういうときがあるってことだ」
翼「そっか。そうかもね」
火憐「よう! ファイヤーシスターズの歯磨きは奥歯から始める方、火憐だぜ!」
月火「ハーイ! ファイヤーシスターズの毎朝モテレッチをやってる方、月火だよ!」
翼(ようこそ!――と声をそろえて火憐ちゃんと月火ちゃんは出迎えてくれた)
火憐「嬉しいぜー、翼さん。また来てくれるなんて。もういっそ家の子になれば?」
翼「それはここのお姉ちゃんにならないと無理だねえ」
火憐「それはいい! おい、兄ちゃん、今すぐ市役所に行け!」
暦「勝手に話を進めるな」
月火「まあまあ。ほら、今日はパパとママは帰りが遅いからさー、先にみんなで夕ご飯食べちゃおう」
火憐「今日は月火ちゃんが当番だぜ。翼さん知ってる? 月火ちゃん、あたしの前に料理うまいんだぜ」
翼(月火ちゃんの次に火憐ちゃんがうまいらしかった)
翼(そういえば、阿良々木くんって、料理とかするのかな?)
月火「ハーイ! ファイヤーシスターズの毎朝モテレッチをやってる方、月火だよ!」
翼(ようこそ!――と声をそろえて火憐ちゃんと月火ちゃんは出迎えてくれた)
火憐「嬉しいぜー、翼さん。また来てくれるなんて。もういっそ家の子になれば?」
翼「それはここのお姉ちゃんにならないと無理だねえ」
火憐「それはいい! おい、兄ちゃん、今すぐ市役所に行け!」
暦「勝手に話を進めるな」
月火「まあまあ。ほら、今日はパパとママは帰りが遅いからさー、先にみんなで夕ご飯食べちゃおう」
火憐「今日は月火ちゃんが当番だぜ。翼さん知ってる? 月火ちゃん、あたしの前に料理うまいんだぜ」
翼(月火ちゃんの次に火憐ちゃんがうまいらしかった)
翼(そういえば、阿良々木くんって、料理とかするのかな?)
翼(夕飯はオムライスだった。なんでも最近見たアニメで出てきて作りたくなったそう)
翼(それにしてもアニメに影響されやすい兄妹だな……)
翼(オムライスといえば卵でうまくライスを包めるかがネックだけれど、これがお店に出せそうなくらい綺麗にできていた)
翼(手先が器用な月火ちゃん、これくらいはお手の物のようだ)
火憐「オムライスっていえばよー、こないだ007見ててさー」
月火「火憐ちゃん、それなんか関係あるの?」
火憐「ロシアより愛をこめてって結局どういう意味なんだ? 全然わかんなかった」
翼「そこなんだ……」
火憐「あのボンドガールは悪なの? 味方なの?」
暦「お前には早すぎたみたいだな」
火憐「うんにゃ。スイートプリキュアくれーわからいやすく作れっつー話だよ」
暦「セイレーンちゃんは萌えるよなー」
翼(食事中に萌えの話はあまり聞きたくないなー……)
翼(それにしてもアニメに影響されやすい兄妹だな……)
翼(オムライスといえば卵でうまくライスを包めるかがネックだけれど、これがお店に出せそうなくらい綺麗にできていた)
翼(手先が器用な月火ちゃん、これくらいはお手の物のようだ)
火憐「オムライスっていえばよー、こないだ007見ててさー」
月火「火憐ちゃん、それなんか関係あるの?」
火憐「ロシアより愛をこめてって結局どういう意味なんだ? 全然わかんなかった」
翼「そこなんだ……」
火憐「あのボンドガールは悪なの? 味方なの?」
暦「お前には早すぎたみたいだな」
火憐「うんにゃ。スイートプリキュアくれーわからいやすく作れっつー話だよ」
暦「セイレーンちゃんは萌えるよなー」
翼(食事中に萌えの話はあまり聞きたくないなー……)
翼(その後も、『お兄ちゃん』によるキュアビートがいかにかわいいかを2時間熱い語りを聞き、)
翼(夜も更ける頃、阿良々木父母が帰宅。私の滞在をあっさり許可していただいた。うーん、ぱない)
翼(ローテーションをはやく回すため、再びファイヤーシスターズと入浴することになった)
暦「お前ら、変なことするなよ。羽川、なんなら僕と入ろう」
翼「それは却下」
翼(でも、やっぱり三人入る湯船は狭いのだった)
翼(夜も更ける頃、阿良々木父母が帰宅。私の滞在をあっさり許可していただいた。うーん、ぱない)
翼(ローテーションをはやく回すため、再びファイヤーシスターズと入浴することになった)
暦「お前ら、変なことするなよ。羽川、なんなら僕と入ろう」
翼「それは却下」
翼(でも、やっぱり三人入る湯船は狭いのだった)
火憐「くあーっ! 生き返るぜぇー! リバース!」
月火「火憐ちゃん、もう遅いから静かにねー」
翼(元気ハツラツな火憐ちゃん。ところで前回よりも狭いような……)
翼「もしかして、火憐ちゃん背ェ伸びた?」
火憐「あっれ、そうかなー?」
月火「春よりは確実に伸びてるよ」
火憐「ふうん」
翼(と、火憐ちゃんはちょっとつまらなそうにする)
翼「成長期だものね」
火憐「けど、おっぱいはまだ翼さんに負ける」
翼「私に言及しないで」
月火「羽川さん、肌きれいだよね。何かしてる?」
翼「いや、普通に保湿とかはするけど、特別なことはしてないかなー」
月火「へえ、いいなー」
翼(そう言う月火ちゃんだけれど、この子はこの子で触れればそのまま沈めてしまいそうなもち肌なのだ)
月火「火憐ちゃん、もう遅いから静かにねー」
翼(元気ハツラツな火憐ちゃん。ところで前回よりも狭いような……)
翼「もしかして、火憐ちゃん背ェ伸びた?」
火憐「あっれ、そうかなー?」
月火「春よりは確実に伸びてるよ」
火憐「ふうん」
翼(と、火憐ちゃんはちょっとつまらなそうにする)
翼「成長期だものね」
火憐「けど、おっぱいはまだ翼さんに負ける」
翼「私に言及しないで」
月火「羽川さん、肌きれいだよね。何かしてる?」
翼「いや、普通に保湿とかはするけど、特別なことはしてないかなー」
月火「へえ、いいなー」
翼(そう言う月火ちゃんだけれど、この子はこの子で触れればそのまま沈めてしまいそうなもち肌なのだ)
月火「……羽川さん、変なこと訊いてもいい?」
翼「うん」
月火「羽川さんっていつからお兄ちゃんのこと好きなの?」
翼「うん!?」
月火「あ、間違った。羽川さんってお兄ちゃんのこと好きなの?」
翼(どんな間違いだ。いや、それにしてもストレートに訊いてきたな)
翼「そりゃあ、嫌いではないよ」
月火「ん。あのさ、一応ラブかライクかで聞きたいんだよね」
翼「…………」
翼(逃げ場がなかった。ツーアウトっていう感じだ)
翼「うん」
月火「羽川さんっていつからお兄ちゃんのこと好きなの?」
翼「うん!?」
月火「あ、間違った。羽川さんってお兄ちゃんのこと好きなの?」
翼(どんな間違いだ。いや、それにしてもストレートに訊いてきたな)
翼「そりゃあ、嫌いではないよ」
月火「ん。あのさ、一応ラブかライクかで聞きたいんだよね」
翼「…………」
翼(逃げ場がなかった。ツーアウトっていう感じだ)
翼「……ラブ、かな」
月火「そっか。ありがとう。うん、まあ、そうだとは思ったけど」
翼「そ、そんなにわかりやすいかな」
月火「いやいや、友達のいないお兄ちゃんが家に連れてくるくらいだもの、それくらいは予想がついちゃうんだよね」
火憐「兄ちゃん、男友達はいねーしな」
翼(妹達に色々把握されてお兄ちゃんらしい)
火憐「あたし、最初は翼さんとつきあってると思ったんだけどな」
月火「なにせ初めて家に連れてきた女子だしね」
火憐「しかも超頭いいし、超優しいし、超かわいいし」
翼「いや、そんなことないよ」
火憐「超おっぱいでけーし」
翼「おっぱいは避けられないの!?」
火憐「うわ、これ兄ちゃんの好みのおっぱいじゃんって思ったもん」
翼「…………(これは喜んでいいのかしらん)」
月火「そっか。ありがとう。うん、まあ、そうだとは思ったけど」
翼「そ、そんなにわかりやすいかな」
月火「いやいや、友達のいないお兄ちゃんが家に連れてくるくらいだもの、それくらいは予想がついちゃうんだよね」
火憐「兄ちゃん、男友達はいねーしな」
翼(妹達に色々把握されてお兄ちゃんらしい)
火憐「あたし、最初は翼さんとつきあってると思ったんだけどな」
月火「なにせ初めて家に連れてきた女子だしね」
火憐「しかも超頭いいし、超優しいし、超かわいいし」
翼「いや、そんなことないよ」
火憐「超おっぱいでけーし」
翼「おっぱいは避けられないの!?」
火憐「うわ、これ兄ちゃんの好みのおっぱいじゃんって思ったもん」
翼「…………(これは喜んでいいのかしらん)」
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