私的良スレ書庫
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元スレ美琴「最近、アイツ見かけないわね・・・」
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かれこれアイツとは二週間は会っていない。
違う学校に通っている上に学年も違うのだから傍から見ればなんでもない事かも知れない。
でも、下校時間にいつもの自販機前で「たまたま」会うのはもはや習慣のようなものだった。
美琴「なんで来ないのよ・・・あの馬鹿・・・」
現在、美琴はいつもの自販機前で上条当麻を待ち構えている。
そこまでして上条当麻に会う事には理由がある。
美琴は手に握られている封筒に目を落とした。
美琴「アイツ、どんな反応するかな・・・」
中身はペア旅行のチケット。数日前に母である美鈴から送られて来た物だ。
有効期間は冬休み中。学園都市に居る内に誰かを誘っておきなさい、との事だった。
上条当麻には恩がある。自分の命だけでなく、一万人近い「妹達」を救ってくれた。
実際そんな事は建前なのだが、その建前を口実に、彼との嬉し恥ずかし海外旅行を楽しもうと画策している美琴である。
美琴「今何時だっけ・・・」
緑色の携帯を取り出すが、画面に明かりはない。
・・・タイミング悪く故障中だ。
美琴「はぁ・・・・」
大きくため息をついて辺りを見回す。
人影はほとんど無く、太陽も沈みかけている。
美琴「今日の所は引き上げるか・・・
明日こそ・・・・」
明日は土曜日。なにがなんでも上条に会いたい美琴は朝からここに張り込む事を決めた。
私も相当暇人だな、と考えつつ足を寮に向けた。
美琴「ただいまー・・・」
黒子「お姉様ぁぁぁ!ぐふっ!」
扉を開けるなりいきなり飛び掛かって来た黒子を文章では説明出来ない感じに撃退した。
黒子「き、今日は一段と過激ですわね・・・・」ガクッ
美琴「うるさい!アンタがそんなんだから、私のモバイルゲコ太が壊れたんじゃない!」
黒子「だから、あれについては何度も謝罪を・・・」
美琴「ったく・・・・」ボスッ
黒子を無視してベッドに倒れ込んだ。
黒子「あれ?お姉様、お疲れで?」
美琴「別にそんなんじゃないわよ・・・」
黒子「また上条さんですの?」
美琴「・・・・・」
黒子「まあ、黒子には関係のない事ですけど、お姉様にはもう少し素直になる事をオススメしますわ。」
美琴「・・・・分かってるわよ、そんなの。」
次の日、午前9時。
いつもの自販機前に美琴は居た。
美琴「はぁ・・・こんな朝早くから何やってんだろ、私。」
とは言っても、冬休みまで日数は少ない。
大晦日までには殆どの学生が実家に戻る。上条もおそらくその一人だろう。
美琴「アイツ、早く来ないかな・・・」ドキドキ・・・
午後12時。
まだ上条は来ない。
美琴「冷えて来たわね・・・」
美琴「・・・・・」
美琴「・・・・べ、別に寂しくなんか無いんだから!」
美琴「早く来なさいよ、あの馬鹿・・・・」
午後3時。
美琴「・・・・・・」
美琴「寂し・・・・・くない・・・」
美琴「・・・・・・」
「あはは。そうなんですかー?」
「その時俺は思ったね、不幸だー。」
美琴「!!」
>>16
でかい釣り針だな
でかい釣り針だな
>>16
ごめんなさい午前でした
ごめんなさい午前でした
>>16
red
red
>>21
いつ第四波動が出た
いつ第四波動が出た
アイツだ。アイツが来た。
向こうの方に見慣れたツンツン頭が見える。
それだけで美琴の心は、とてつもない安心感で満たされた。
いつものようにアイツに向かって駆け寄る。
美琴「いたいた、見つけたわよ、ア・・・」
足が止まった。
上条は、誰かと楽しそうに話している。
佐天×上条は好きだが佐天がウザイキャラになるのは許せない
ちなみにこのスレは美琴×上条で進めて欲しい
ちなみにこのスレは美琴×上条で進めて欲しい
上条のフラグ体質は、他人のトラブルに巻き込まれる不幸とそれを一緒に解決するからであって
ただ歩いてるだけでフラグが立つって類のものじゃないだろ
ただ歩いてるだけでフラグが立つって類のものじゃないだろ
美琴「・・・・え?」
相手は木が邪魔で見えなかったが、女である事は分かった。
上条「なあ、こ・・事で本当・俺に出・・・が舞い降りて・・のか?」
そこそこ距離があるせいで、なかなか会話が聞き取れない。
?「まあ・・・発・者は・井さんですし・・・」
そう言って、女の方が上条の手をとった。
美琴「あ・・・あ・・・」
佐天の巨乳化は佐天の需要にスタッフが気づいたからだな
インフルエンザさん更に空気に
インフルエンザさん更に空気に
美琴は走ってその場から去った。
上条「あれ?今だれかいなかった?」
?「さあ?(もしかして・・・)」
美琴「・・・」
美琴「ふ、ふふ・・・」
美琴「なんだ、そーゆう事だったんだ。あはは。」
この二週間、何故彼と会えなくて、美琴の前に姿を現さなかったのか、美琴は簡単に理解できた。
美琴「あはは。そーよね。考えてみれば簡単だったわ。」
美琴「アイツは・・・最初っから私の事なんか・・・」
美琴「どーでもよかったんだ・・・」
美琴「・・・・・」
美琴「・・・うぅっ・・・」ポロポロ
美琴「なんで・・・なんで私じゃないのよ・・・」
二日後。
上条「さて、そろそろ実家に帰る準備でもするかな・・・」
Prrrrr・・・・
上条「あー、はいはい今でますよー。」
ガチャッ
黒子「もしもし!上条さんですの!?」
上条「(このババァ声は・・・)ああ、白井か。」
上条「それにしても何だったんだ?
いきなり、「佐天さんと恋人のフリをしてくれ」って?」
黒子「その事ですけど、悪い方向に転んだみたいですの!」
上条「はぁ?まさかお前、「そうすれば出会いが来る」ってウソだったのか!?」
黒子「それどころではありませんのっ!
お姉様が・・・お姉様が・・・!」
上条「なっ・・・ビリビリがどうかしたのか!?」
黒子「二日前から寮に戻ってないんですの!」
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