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    元スレほむら「魔法勇者☆まどマギカー!!」

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    251 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 07:41:01.32 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-149)
    マミ「鹿目さん…貴女はさっきもそう言っていたわね?」

    まどか「マミさん…」

    マミ「皆の為なら自分はどうだっていい、って」

    マミ「勇気というのはそういう物ではないわ…それは無謀」

    マミ「ここにいる皆はそんな思いで戦ってない」

    マミ「誰一人欠けても駄目、皆で笑って帰れる様に…そう考えているの」

    マミ「貴女がもし真の勇者なら、この言葉、分かってくれるわね?」

    まどか「………」

    マミ「皆、まだ戦えるわね!?」

    ほむら「当然よ…!!」

    杏子「ったりめーだろ!」

    さやか「ぜんぶ治った、いつでも行けます!」
    252 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 07:43:30.92 ID:uborHbFa0 (+24,+29,+0)
    マミさん成長したな
    253 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 07:45:20.63 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-266)
    杏子「行くぞ!さやかぁ!ハデに動くぜ!?」パァァァッ…パァァァッ…

    さやか「おうよ!!どんな無理でも治してみせる!!」パァァァッ…パァァァッ…

    QB「Gストーンの共鳴現象…これはもしかして」

    杏子「メルティングランスが!?」

    さやか「フリージングエッジと…引きあってる?」

    ピキーンッ…パアアアアアァァァァァァ―――――ッ!!

    QB「シンメトリカルドッキング…生み出した新たな武器は、一対一組の薙刀!」

    QB「君達はどこまででも進化する…素晴らしいエネルギー源だよ」

    杏子「すげーぞ…これ持ってると、てめーが次にどう動きたいか全部分かっちまう!!」

    さやか「魔力もケタ違いだよ!治癒がどんどん進む…これは」

    杏子・さやか「負ける気がしない!!!」

    ドオオオオォォォォォォォォォォ―――――――――ンッ―……
    254 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 07:47:51.20 ID:PEixgox50 (+26,+28,-17)
    たった30%の可能性をガッツで100%にする
    それが勇者だ!
    255 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 07:49:24.22 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-184)
    ほむら「マミ!時間は稼いだわよ!!」カシャン!

    マミ「ありがとう暁美さん、十分に用意出来たわ!」ズラッ

    まどか「ティロ・フィナーレが…いっぱい!」

    マミ「ティロ・フィナーレ…インフィニタ!!!」ドドドドドドッ

    マミ「魔弾の射手とは私の事よ!」

    ほむら「こんな時に縁起でもないわ、巴マミ。まどかに当たったらどうするの」

    マミ「貴女がバラの冠の代わりをするのよ」

    ほむら「酷いわね…守りきって見せるけれど!」

    マミ「頼もしいわ、次行くわよ」

    ほむら「時間を…稼ぐわね」カシャン!
    256 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 07:54:39.66 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-165)
    まどか「本当の勇気…みんなそれを持って戦ってる」

    まどか「Gストーン…もう一度、力を貸して」

    まどか「私がどうなっても良いなんて…間違ってた…」

    まどか「私も、みんなと一緒に戦いたい…!」

    まどか「みんなと一緒に笑って帰る為に…」

    まどか「ここにいるみんなだけじゃない」

    まどか「見滝原の…全世界のみんなが笑顔でいられる様な…」

    まどか「そんな力を…」

    ピキーンッ……パアアアアアァァァァァァァァァァァ―――――ッ!!

    ほむら「!?まどか…貴女…」

    マミ「来るわよ。…勇気の魔法少女が!!」

    それは、最強の魔法少女…。
    それは、勇気の究極なる姿…。
    我々が辿り着いた、大いなる希望…。
    魔法少女・鹿目まどかの…本来の姿(ジェネシック)!!!
    257 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 07:59:30.87 ID:PEixgox50 (+22,+29,+0)
    ファイナル・マギカ
    マドガイガー!
    258 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:00:18.76 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-206)
    ―ドドジャン!!
    我々は遂に、真の勇者に辿り着いた。
    純白の衣・純白の翼、巨大な弓を携えた鹿目まどか本来の姿。
    今、魔法少女達の反撃が始まる…!!

    まどか「インキュベーター…見せてあげる、本当の勇気の力を!」ギリリッ

    QB「見せて…もらおうか!」

    まどか「さやかちゃん達!下がって!!」ヴヴ…ヴゥンッ

    ほむら「空に…魔法陣!?」

    まどか「一気に行くよ!?」ヒュンッ

    ヴンッ…パアアアアアァァァァァァァァァァァ―――――ッ!!

    マミ「魔法陣から…あんなに矢が!!」

    さやか「凄い…!射られた魔女が全部…光になってく!!」

    QB「これだよ、僕らが求めていた力は。物質を光とエネルギーに昇華させる能力!」
    259 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:04:46.11 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-135)
    まどか「もういくら複製して無駄だよ…インキュベーター」

    QB「分かっているさ、あんなものを見せられてはね」

    QB「僕らの目的は達成された。もう魔女を複製して攻めようなんて思わない」

    QB「まどか、これからは地球に残った魔女をエネルギーに昇華しておくれ」

    QB「更に効率の良いエネルギー源が現れるその日まで…」

    杏子「ってことは…これで、終わりか?」

    マミ「一応、はね」

    さやか「やったー!!」

    ほむら「……まどか、どうかしたの?」

    まどか「ほむらちゃん、みんな、話があるの」

    …………………
    260 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:05:58.33 ID:HQrJYtNz0 (+19,+29,-1)
    さるよけ
    261 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:08:36.97 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-101)
    まどか「みんな、どう思う?」

    ほむら「私は賛成よ」

    杏子「良いんじゃねーか」

    さやか「…うん、あたしもそれが良いと思う」

    マミ「………」

    まどか「マミさん…」

    マミ「私は反対…といいたいけれど魔女と人を救うにはそれが一番なのよね」

    まどか「この機会しかないと思うんです」

    マミ「良いわ、皆でやりましょう」

    杏子「最後の大仕事ってヤツだな」
    262 : 忍法帖【Lv= - 2011/06/30(木) 08:08:43.88 ID:cDu+KiXp0 (-27,-15,+0)
    263 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:13:08.32 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-170)
    まどか「みんな、手つないで…一気に行くから、離さないでね」

    さやか「ホントに行けんの?まどか」

    まどか「うぇへへ…その為の翼のはず!あとはGストーンが守ってくれるから」

    マミ「まるでGストーンに意思があるみたいな言い方ね」

    まどか「私、感じたんです。Gストーンに願った時」

    まどか「いつかこうやって地球を救うために戦った人達の勇気を、意思を」

    杏子「そんなのありえんのかよ?」

    ほむら「それが平行世界から来たものであるとしたら…十分にあり得るわ」

    さやか「暁美さんロマンチストだねぇ」

    ほむら「…私はリアリストよ、美樹さやか」

    まどか「じゃあ、そろそろ行くよ?宇宙へ」シュバッ
    264 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:16:18.50 ID:uborHbFa0 (+12,+22,+0)
    ザ・パワー
    265 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:17:39.15 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-222)
    まどか「ついたよ、みんな」

    さやか「おおう!息ができる!Gストーンって凄いね」

    杏子「おいおい近くで見るとでっけーな…大丈夫なのか?」

    ほむら「核を叩くのよ、そうすればもう再生もできない」

    マミ「ごめんね…キュゥべぇ…でも私も覚悟を決めたわ」

    QB「君達は…一体何をしようとしているんだい?」

    まどか「テレパシー…!」

    まどか「インキュベーター、私はやっぱり人間をエネルギー源としか考えないあなた達を」

    まどか「絶対に、許せない」

    まどか「世界中でもう悲しい事が起きない様に…みんなが笑顔でいられるように…」

    まどか「あなたの星を…壊すよ!」

    奇跡・神秘・真実・夢…そして勇気。
    五人の魔法少女が、遂に巨星の前に立った。
    搾取の歴史を終わらせる為に…!
    266 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:19:01.89 ID:HQrJYtNz0 (+24,+29,-6)
    QB「え、ちょ、おま」
    267 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:21:44.23 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-168)
    QB「それは、侵略戦争とらえていいのかな?だったら、僕らは容赦はしない」

    まどか「地球から出ていく気はないんだよね?」

    QB「当り前だよ。宇宙の維持ができなくなる…君達は大事なエネルギー源だ」

    まどか「そっか…じゃあ私達戦わなきゃ、ごめんね」

    QB「君達の星なんて数時間で制圧できるよ?良いのかい本当に」

    まどか「そんな時間は…あげないよ!!さやかちゃん!!」

    さやか「まっかせとけ!シンメトリカル…」

    杏子「ドッキング!!!…行くぜぇインキュベーター!!!」

    さやか・杏子「スーパー…ノヴァァァァァ!!!!」パアアァァァァァァァ――ッ!!

    QB「星に直接特攻する気かい?君達は正気じゃない」
    268 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:22:03.18 ID:uborHbFa0 (+29,+29,-29)
    これはどうなんだろうwww
    Gストーン化はいわば馬から手綱をとったようなもんだし、だからこそ出来るんだろうけど

    QB居なくなったら宇宙が…(´・ω・` )
    269 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:25:26.85 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-288)
    杏子「さやかぁ!!てめーがサボったらあたし等一瞬で消し飛ぶそ!?」

    さやか「言われなくても分かってる!!!」

    QB「超高温と超低温の疲労分解で地表を剥がす気だね」

    QB「でも何故だ…?そんな事をしたら自分自身も…」

    杏子「わかってねーなぁ…インキュベーター!!」

    杏子「自分の事ばっか考えてたら…勇気なんてすぐ涸れちまうんだよぉぉ!!!」

    さやか「あたし達はお互いの為に勇気を使う!!決して涸れない勇気を!!!!」

    杏子・さやか「これがぁ…無限の勇気の力だああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

    ピキーンッ……パアアアアアァァァァァァァァァァァ―――――ッ!!

    QB「信じられない…地表どころか…パスキューマシンが露出するなんて」

    杏子「へへ…どーよ…」

    さやか「まどか…あとヨロシク!」
    270 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:29:34.26 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-184)
    QB「パスキューマシン、地層復元だ。近くには美樹さやかと佐倉杏子がいる。」

    QB「すぐにマシン本体には攻撃できな」カシャン!

    ほむら「時間を止めるだけ…それだけの能力だけれど、十分だわ」

    ほむら「巴マミ。貴女のリボン、ちゃんと繋がってるのかしら?」

    マミ「私の身体もリボンも決して断ち切れないわ…たとえ超新星爆発でもね」

    マミ「リボン、収縮させるわね!」シュルルルル…

    杏子「命綱ならぬ命リボンってか」

    さやか「命拾いしたぁ」

    マミ「当然よ、私の命を繋ぎとめたリボンですもの」

    まどか「みんな、おかえり!ありがとね…あとは私が」

    まどか「星一つ分…魔力、足りれば良いな」
    271 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:33:37.90 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-107)
    マミ「鹿目さん!こういう時こそ力を合わせるのよ、私達は一つ!!」

    マミ「合体(コネクト)よ!!」パァァァァァッ

    まどか「ティロ・フィナーレ……分かりましたマミさん!!」

    まどか(Gストーンが教えてくれる…どうすれば良いかを!)

    まどか「ガンナー…コネクトぉっ!!!!」パアアァァァァァァァ――ッ!!

    ほむら「この輝き…!」

    さやか「この大きさ…!!」

    杏子「よっしゃあ!やっつけちまえ!!!」

    それは、ただただ巨大な洋弓銃。
    それは、金色に輝く絶対勝利の力。
    決して断ち切れなかったループを撃ち抜く…

    まどか「ゴルディオン…ガンナぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
    272 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:38:59.13 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-232)
    ほむら「まどか!!動き出すわよ!!」

    まどか「お願い!ほむらちゃん!!」カシャン!

    まどか「ガンナー…ヘルっ!!!!」バシュゥゥゥゥゥ…パアアァァァァァァァ――ッ!!

    QB「パスキューマシンに一瞬であんな巨大な矢が…一体何が!」

    QB「だけどまだ打つ手はある。いま光子化しているのはまだマシン外壁…」

    QB「再生して光子化と拮抗させれば、矢はいずれ消耗する」

    QB「結局破壊は…再生には敵わないよ、鹿目まどか」

    まどか「ガンナー…ヘヴンっ!!!!」キイィィィィィィィィン…

    QB「!?これは弦からの無限波動…矢と共振して無限に…いやそれ以上に力を増幅するのか!?」

    マミ「余裕がなくなったわね、キュゥべぇ…いえ、インキュベーター!!」

    マミ「ゴルディオンガンナーは二つで一つの…絶対勝利の力よ!!!!」
    273 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:54:30.62 ID:ffP1upKi0 (+15,+30,+0)
     
    274 : 忍法帖【Lv= - 2011/06/30(木) 08:55:14.08 ID:XNaCizaD0 (-9,+5,-1)
    支援だ。
    275 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 08:58:21.71 ID:vrkeugDn0 (+2,+14,-12)
    しえん
    276 : 忍法帖【Lv= - 2011/06/30(木) 09:05:22.87 ID:SF9rMNqbO (+5,+20,-1)
    277 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:08:30.74 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-50)
    杏子・さやか・まどか
    ・ほむら・マミ「インキュベーター!!!!!!」



    杏子・さやか・まどか
    ・ほむら・マミ「光になれええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」


    ―――…パアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァ―――――ッ!!


    QB「凄いエネルギーだ…これなら……宇宙…を……永…遠に」パアァァァ…
    278 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:12:40.56 ID:KfkBpYbSO (-25,-10,-1)
    支援
    279 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:17:41.45 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-189)
    ほむら「…終わった…本当に」

    まどか「これでもう、大丈夫だね…」

    さやか「まどかぁ!あんたならやってくれるってさやかちゃん信じてたよっ!」

    マミ「鹿目さん…貴方こそ、真の勇者よ!!」

    まどか「うぇへへ…はずかしいよぅ…」

    ズズ・・・ズズズ…

    杏子「おい水さしてわりーんだけどさ、裂け目が閉じていってるぞ!?」

    まどか「うぇ!?そうだった!みんな早く手を繋いで!裂け目が閉じちゃったら帰れないっ」

    さやか「まどか、準備オッケー!」

    まどか「おねがい…間に合って…!!」シュバッ

    ズズズ…ズズンッ………!
    280 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:21:04.63 ID:kZcgtUCw0 (+11,+23,-2)
    熱いな
    281 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:24:32.91 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-109)
    ―――――――――――

    ほむら「んん…ん、こ…ここは?」

    まどか「あ、ほむらちゃん目が覚めたよ!」

    杏子「おっせーよ」

    マミ「佐倉さんもさっき起きたばかりじゃない」

    さやか「あたし3ばーん!」

    ほむら「……ここは…?辺りに何も見えないけど…」

    まどか「ごめんね…ほむらちゃん。あのとき間に合わなくて…」

    まどか「空間の狭間に閉じ込められちゃったみたい…」

    ほむら「そんな…!」
    282 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:25:11.04 ID:QDwlUCez0 (+19,+29,-14)
    ついにラスボスか・・・
    283 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:28:25.50 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-137)
    マミ「私は目覚めて何時間くらいかしらね?50時間くらい?」

    まどか「は、はいっ…そのくらいです」

    ほむら「50時間って…食事は?」

    さやか「ここにいると身体の時間が止まってるみたいでさ」

    杏子「腹もへらねーし、眠くもならねーんだと」

    まどか「みんな巻き込んじゃって…ほんとにごめん!!」

    マミ「良いわよ鹿目さん、もうその言葉100回は聞いたわ」

    さやか「そうそう、あたしも50回は聞いてる気がする」

    ほむら「貴女達…妙に落ち着いてるのね?地球に帰れないのよ!?」

    さやか「話し合う時間はホントたっぷりあったしね…」

    マミ「それに私も美樹さんも、そこまで後悔してないのよ」
    284 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:32:21.44 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-184)
    マミ「私は帰っても家族はいないし、心配してくれる人も殆どいないわ」

    さやか「あたしはまぁ…家族には心配かけるけど、あたし個人としては納得」

    さやか「恭介の腕治したし、地球の危機も救っちゃったんだからねっ」

    さやか「あーあ今頃恭介、仁美に告られてんだろうなぁ」

    まどか「うぇ!?そうなの、仁美ちゃんが!?」

    さやか「そうなんだよ、恭介も隅に置けないでしょ?」

    まどか「へえぇ…意外だなぁ…」

    ほむら「呑気なものね…ね、佐倉杏子」

    杏子「あたしゃ地球に戻っても何もねぇ。盗み暮らしが続くだけだ」

    杏子「だったら暑さ寒さも空腹もねーここは、天国かもな」

    ほむら「貴女まで…」
    285 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:33:28.74 ID:uborHbFa0 (-29,-29,+0)
    ESミサイルはないのか(´;ω;`)
    286 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:36:21.69 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-115)
    まどか「ほむらちゃんは…やっぱり後悔してる?」

    ほむら「そんな事は…でも貴女を地球に帰してあげられない事を少し残念に思う」

    まどか「うぇ…?どうして?」

    ほむら「本当は貴女に地球で生きていて欲しかった。貴女を救いたかったわ」

    ほむら「それが私の全てだから」

    マミ「そろそろ…話してくれても良いんじゃないかしら」

    マミ「真実の魔法少女・暁美ほむらさん、貴女は何者なの?」

    ほむら「……何から、話しましょうか…マミさん」

    マミ「!」
    288 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:40:22.05 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-198)
    ―ドドジャン!!
    遂に暁美ほむらの口から真実が語られた。
    世界線を超え、鹿目まどかを救うために行動してきた事。
    どんな悲惨な世界線があったのか。どんな幸せな世界線があったのか。
    どんなに事こまかに話しても、時間も話しの内容も尽きなかった。
    魔法少女達はその話を、ただ黙って聞いていた。

    ほむら「今まで、あんな態度をとってごめんなさい」

    マミ「良いのよ…辛かったでしょう、暁美さん」ホロ…

    まどか「私の為に……ほむらちゃん、本当に辛い思いばっかさせちゃったね…ごめん」

    ほむら「いいのよ、まどか。貴女を生かすことが私の願い。もう成就したわ」

    さやか「てか私死にすぎじゃない?なに、この状況でも運良いのかな?」

    杏子「かなり良い方だと思うぜ、しっかしあたしが金持ちの世界線はねーのかよ?」

    ほむら「佐倉さんはずっと貧乏だったわ、申し訳ないけど」

    杏子「佐倉さんなんて気持ちわり―な…いつも通り呼べよ」

    ほむら「私にとってはそれが元々よ、佐倉杏子」
    289 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:44:35.21 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-137)
    マミ「世界線を超える能力…それでここから脱出できないかしら」

    まどか「そうですよマミさん!ほむらちゃんだけでも…!」

    ほむら「無理ですよ、もうその力は…」

    マミ「片鱗は残ってるかもしれないわ…貴女の魔法は時間操作」

    マミ「空間跳躍くらいはできるかもしれない」

    ほむら「そんな事ができる可能性は…」

    まどか「すごく低くても、絶対出来るよ!ほむらちゃん!」

    さやか「そうだよ!ここに生き証人がいるんだから!」

    杏子「足りねー確立は勇気で補え!」

    ほむら「皆…」
    290 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:47:59.05 ID:uborHbFa0 (+23,+28,-1)
    ここでOPが流れ始める展開
    291 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:48:51.19 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-159)
    ほむら「でも貴女達と離れるのは…」

    マミ「ごめんなさいね、暁美さん。こんな役目を頼んで。でも貴女しかいないのよ」

    マミ「まだ地球には魔女が多く残っているわ…人と魔女を救ってあげて」

    まどか「できれば、私達がやったこと、本当のこと、他の魔法少女に教えてあげてね」

    さやか「自分の魔女に困ってる魔法少女がいたら助けてあげてよね」

    杏子「もう戦わなくて良い様にしてやれよな」

    マミ「それと、私の可愛い後輩二人の家族に、連絡お願いね」

    ほむら「……分かりました!」

    マミ「もちろん貴女も私の可愛い後輩よ…暁美さん。元気でね」ギュッ

    ほむら「……!マミ…さん…ありがとう……」ポロ…ポロ…ヒシッ…
    292 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 09:53:09.77 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-107)
    マミ「さ、始めましょうか。皆、暁美さんのGストーンに手を」

    まどか「ほむらちゃん、これでサヨナラじゃないよ」

    さやか「そうそう!死んだわけじゃないんだしっ」

    杏子「また何かの拍子に会えるかもしんねーな」

    マミ「きっとまた会えるわ、待ってるからね」

    パアアァァァァァァァ――ッ!!

    ほむら「うん…皆…またね…!!」

    まどか「勇気ある誓いとともに…行って、ほむらちゃん」

    ほむら「まどか……勇気ある…誓いとともに…!」

    バシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
    293 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 10:04:00.07 ID:uborHbFa0 (+24,+29,-2)
    交わした約束忘れないよー
    294 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 10:18:34.32 ID:fTDSm92JO (-10,+4,-2)
    しえ
    295 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 10:23:45.75 ID:kZcgtUCw0 (+13,+25,-2)
    ゴクリ…
    296 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 10:23:56.72 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-178)
    …………………

    ほむら「……!」ハッ

    ほむら「ここは…病院?まさか世界線が…!?」コロン…

    ほむら「Gストーン…この世界は元の…」

    看護婦「あ、目が覚めたのね?貴女、一昨日のスーパーセルで一番被害が酷かった所に倒れてたのよ?」

    看護婦「発見が遅くなったのにほぼ無傷なんて強運なのね」

    ほむら「……私一人でですか?」

    看護婦「お友だちと一緒だったの?大変じゃない行方不明に…」

    ほむら「いえ…そうじゃないんです。一人でしたから…」

    ほむら「もう大丈夫です、退院させて下さい」

    看護婦「先生と相談してみるわ」
    297 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 10:27:18.07 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-248)
    ほむら「早く退院させてほしい所ね、もう歩けるのだから」トボ…トボ…

    上条「…君は、暁美ほむらさん?」

    ほむら「上条恭介…君。…何故私の名前を?」

    上条「僕が休んでる間に転校してきたって、さやかに聞いていたから」

    上条「顔は一昨日学校で見たし」

    ほむら「退院したのに、まだ通院?」

    上条「松葉杖を返しに来たんだ、もう一人で立てるから」

    ほむら「そう。で、何か用かしら?」

    上条「さやかを知らない?昨日今日って学校に来てないんだけど…」

    ほむら「……知らないわ、あまり親しくないもの」

    上条「そっか…どこいちゃったんだろう、さやか」

    ほむら「…………随分彼女の事を気にするのね、浮気を疑われるわよ?」

    上条「?…やだなぁ暁美さん、僕には疑ってくれる様な人はいないよ。あはは…」

    ほむら「!……意外だわ、良い男なのに。…それじゃ」

    上条「…暁美さん、笑うとああいう顔するんだ」
    298 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 10:33:35.10 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-236)
    ほむら「もう病院はこりごりね、でもまたお世話になるのかしら?」

    ほむら「私の体は…生きているから」

    暁美ほむらは退院した後、すぐに鹿目まどか、美樹さやか両家を訪れた。
    すぐには、彼女達に何があったのかを理解して貰えなかったものの
    暁美ほむらは時間をかけ、説明を行った。丁寧に。熱心に。

    詢子「アンタの話しはにわかにゃ信じられないが…なかなかどうして真実味がある」

    知久「世界を救うために…か。まどかはもう帰ってこれないのかい?」

    ほむら「何か方法があるはずです。私が連れて帰ります…必ず!」

    ほむら「こんな私の話を聞いてくれて…ありがとうございます」

    詢子「親ってのはね、子どもが居なくなったらどんなガセネタだって飛び付くんだ」

    詢子「ま、アタシを騙せるやつなんてそうそういないがね」

    知久「よかったら、また来てくれないかな?タツヤが君を気に入ったみたいだ」

    タツヤ「ほむあーっ」

    ほむら「…はい、喜んで」

    ――――――――――――――――――
    299 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 10:38:24.09 ID:VAXWV4in0 (+60,+30,-212)
    その後、暁美ほむらはたくさんの魔法少女と共闘することになる。
    彼女たちを自由にするために。
    それによって暁美ほむらの周囲の魔法少女は減っていった。
    感謝する者。何も告げぬまま去る者。他の魔法少女を救うため他所へ移る者。
    様々な魔法少女に出会い、別れて来た。

    遂には、暁美ほむらの周りに魔法少女は一人もいなくなったのだった。

    ほむら「人と…魔女と…魔法少女、出来る限り救ったわね」

    ほむら「勇気ある誓い…果たしたよ、まどか…皆…」

    ほむら「会いたいよ…っ…っ…」ポロ…ポロ…

    「………」ピシッ…ズズ…ズズズ…

    ほむら「空間が割れて魔女が!?……あの砂時計…!」

    ほむら「いつか来るとは思っていたわ…私の、魔女!」
    300 : 以下、名無しにか - 2011/06/30(木) 10:43:32.39 ID:uborHbFa0 (+19,+29,-6)
    ざわ…ざわ…
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