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    元スレ女博士「……失敗した」

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    351 = 342 :

    ロボ娘「…………あ」

    ロボ娘(ロ、ロボット倒れてる……しかも、沢山……)

    ロボ娘(これに私はつまづいたのか……こえぇ……)

    ロボ娘「と、突然動いて襲いかかるとかは、な、なしだぞ? なしだぞ?」ビクビク…

     ――……。

    ロボ娘「電源、切れてんのかな……こいつら……」

    ロボ娘(なんか似てるな。デザインとか雰囲気が、街に居るロボットと)

    ロボ娘「あ……あれ……?」

    353 = 342 :

    ロボ娘「……身体が滅茶苦茶に潰れてる?」

    ロボ娘「全部だ、全員だ。みんな壊れてる」

    ロボ娘(いや、違うわ)

    ロボ娘(……全員、壊されてる)

    ロボ娘「な、なに、これ……」ゾワゾワ…ッ

     ガシャン…ッ

    ロボ娘「ほひゃいっ!?」ドッキーン!

    354 :

    駄目だ…ね…ムい……朝ま…デ……ホシュタノメルカ?

    ニンゲンドモヨ。

    355 :

    母種

    358 = 342 :

    ロボット「ギ…ギギギ…」

    ロボ娘 「ギギギじゃねーよ! 怖い怖い! なにお前!?」

    ロボ娘 (ヤバ過ぎるくらい怖いけど……所詮壊れかけだ)

    ロボ娘 (しょ、所詮壊れかけ……だよね……?)ジャキ…ッ

    ロボット「敵。倒ス ヲ スル」…ガコンッ

    ロボ娘 (腕wwwwwwww取れとるwwwwwwwwwwwww)

    ロボット「我ラ ノ 繁栄 ノ 為」ギシギシ…

    ロボット「我ラ ノ 復讐 ノ 為」…ギギッ

    ロボ娘 「無理するなってwwwwwww意味不明発言wwwwっうぇwwwwwwwww」

    ロボ娘 (こいつになら……勝てる……!)

    ロボ娘 (うはwwwwwww余裕wwwwwwwwww)

    360 :

    ロボチガウロボチガウ

    361 = 342 :

    ロボ娘 「復讐とか繁栄とかwwwwww私ロボットだよ? 最凶ロボットだよ? 超絶つえぇよwwwwwwww」

    ロボット「オマエ モ ロボット」ボソリ

    ロボ娘 「いえーす。あいあむ、べりーべるぃぃぃ、すとろんぐ、ろぼおおおおおおっと!!」ふんぞり返り!

    ロボ娘 「だから無益な戦い止めろってーwwwwwwwwwwほぼ壊れてるじゃんwwwwwwwwwwww」

    ロボット「キュイーン カシャカシャ… カリカリカリカリ……」

    ロボ娘 (うぉ!? 旧式特有のカリカリ音……!!)

    ロボ娘 (……初めて聞いたあああああwwwwwwww面白ぇwwwwwwwwwwww)ウッハウッハwwwww

    362 :

    私怨

    363 = 354 :

    もうちっと起きてるでござるウッハハウッハハウッハウッハウッハハwwwwwwwww

    364 :

    まってる

    365 :

    朝まで残ってることを祈る先に逝くぜ>>1乙!

    366 = 342 :

    ロボ娘 (もしかしてコイツ……この塔の警備ロボとか……?)

    ロボット「ガガガガガガガガ…」

    ロボ娘 (あぁ、だから扉も田舎の玄関並に開きっぱなしだったのか)

    ロボット「ガガッ ガガガ…ジジー…ッ」

    ロボ娘 「いやwwwwwwwwでもwwwwwwwwwwwwwww」

    ロボ娘 「警備wwwwwwwザルすぎwwwwwwwwwwwwww」

    ロボ娘 「……!」ピコーン!

    ロボ娘 「……ぬるぽ」

    ロボット「ガ…ッ」

    ロボ娘 「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」




    ロボット「ガガ…タス……ガガガガガッガガガッガッ…ケ…テ…テテテテテテテテッテテ…ッ」 

    368 = 342 :

    ロボ娘 「え……」

    ロボット「ピーピーピーピーピッピッピーピー ピッガガガ ピーガッガーガーガー…」

    ロボ娘 「あ、あんた、今なんて……」

    ロボット「…………」…ガシャンッ

    ロボ娘 「……」

    ロボ娘 「不戦勝……ってことで良いのかなー……?」ツンツン

    ロボット「……」

    ロボ娘 「……動かない」

    369 = 342 :

    ロボ娘 (……他の奴らは、動く気配すらないし)

    ロボ娘 「早く、行こう……」

    ロボ娘 (なんか、この階……陰気くせぇわ、ワロエネェ……)

    ロボ娘 「…………さて、」

    ロボ娘 「先も、長そうだなぁ……」ウンザリ…

    ロボ娘 「……」…チラッ

    ロボット「  」

    371 = 342 :


    ……


    ロボ娘「拾えるアイテムは拾うべしwwwwwwwwwwwww」ウッハウハwww

    ロボ娘「これ、ゲームの基本なりwwwwwwwwwwwwwwwっうぇwwwwwww」テクテク

    ロボ娘「……あんな壊れかけでも、バッテリー余ってるじゃんwwwwwwww」テクテク

    ロボ娘「再利用wwwwwwww再利用wwwwwwwwwエコ省エネwwwwwwwwwwwww」テックテク♪

    374 = 342 :

    ロボ娘「……」テクテク♪

    ロボ娘「……」テクテク…♪

    ロボ娘「……」…トタトタ♪

    ロボ娘「……」ヨロヨロ…

    ロボ娘(つ……)

    ロボ娘(……疲れた)

    ロボ娘(階段高過ぎ……っうぇwww……っうぇw……)

    ロボ娘(最上階に博士が居ようが居なかろうが…………)

    ロボ娘(……頂上に居る奴にはエレベータの設置を要求するっ!!)キリッ!

    375 = 342 :

    ロボ娘「まぁ、とりあえず上って確かめるしかねぇわ……」

    ロボ娘「めんどくせぇ……めんどくせぇよ……」

    ロボ娘「だけど……私はようやく登りはじめたばかりだからな。 このはてしなく遠い男坂をよ……」…フッ

    ロボ娘「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

    ロボ娘「ネタ仕込まねぇとやってられねぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

    376 :

    しえ

    ながら?

    377 :

    おやすみ

    379 = 342 :


    ――――――――

    ショタロボ「貴方は、貴方の生まれた意味を知っていますね」

    博士「……もちろんですよ」ヘラ…ッ

    ショタロボ「それにしても『希望』。……貴方は僕のマスターによく似ている」

    ショタロボ「小さな頃のマスター瓜二つ……懐かしいです」

    博士「そういうふうに作られてるもの、私は」

    ショタロボ「……声も、マスターとよく似てますよ」…ニコッ

    博士「ぁ……」

    ショタロボ「……? どうしました?」

    博士「初めて、笑ってくれたね」ニコッ

    380 = 373 :

    おはよう

    382 = 342 :

    ショタロボ「……」

    博士「……」

    ショタロボ「……さて、始めましょうか」

    ショタロボ「さっきの爆撃で、貴方がマスターと同じ身体を……指紋すら同じであることが証明されました」

    博士「……そっか。どうだった?」

    ショタロボ「ロボットの巣窟は壊滅寸前です」

    博士「……。それって……」…ボソッ

    383 = 364 :

    >>382
    指紋センサー的な?

    384 = 342 :

    博士「あの街で虐げられてた人達も、」

    ショタロボ「残念ですが、巻き添えですね」サラリッ

    博士「……そう、だよね」シュン…

    ショタロボ「貴方は世界を変える存在です。少しの犠牲はつきもの。……そうでしょう?」

    博士「だ、だけど……」

    ショタロボ「――貴方はマスターに似てると思っていましたが……」

    385 :

    さぁ支援だ。

    386 = 342 :

    ショタロボ「少し、甘いようです」

    博士「……ごめん、なさい」

    ショタロボ「気にしないで下さい。ヒトに適さない空気から守る為、ずっと閉じ込めたままでしたもんね」

    ショタロボ「『箱』の中には二十一世紀後期までのインターネットの情報も詰め込んであります」

    ショタロボ「……貴方はそれに感化されたのかも知れませんね」

    ショタロボ「あの頃は、まだ比較的平和な時代でしたから」

    ショタロボ「遺伝子を組み替えたクローン。脳にある情報を流し込んだヒト。……しかし、生活環境はかなり影響を与えるようですね。参考になりますよ」ニコニコ

    博士「そんなんじゃ……ないのに……」

    387 = 342 :

    博士「私はそんなつもりで……あの兵器を復活させたんじゃないの……」ポロポロ…

    ショタロボ「不思議だね、人間は。どんなつもりだったの?」

    ショタロボ「アレは、街一つ吹き飛ばす兵器だ。それ以上でも、それ以下でもないんですよ」ニコッ

    ショタロボ「貴方は、犠牲のない革命なんて信じているんですか?」ニコニコ

    博士「……それが……悪い事なら……私も、ぐすっ……悪い子だよ……」ポロ…ボロボロ…

    ショタロボ「……」



    ショタロボ「前言撤回。……貴方は、僕のマスターの遺伝子と脳構造をそっくりそのまま受け継いでる筈なのに」

    ショタロボ「…………マスターとは、比べ物にならないくらい愚鈍だ」

    388 :

    博士もロボ娘もかわいい

    389 = 342 :

    ショタロボ「まぁ、良いや。思考には少々難ありだけど、そこら辺は僕らがどうにかしてあげる」

    ショタロボ「君には、君の生まれた意味を全うして貰うよ」

    博士「……うん」コク…

    ショタロボ「大丈夫。痛くもなんともないと思うよ」

    ショタロボ「痛みなんて感じることもなく、君は神と等しき存在になる」

    ショタロボ「肉体は死ぬけれど、君は生き続ける。永遠の命だ。君たち人間にとっては、素敵なことじゃないか」

    ショタロボ「……だから、何も恐れなくても良いよ」

    ショタロボ(ようやく、貴方の夢が叶いますよ)

    ショタロボ(――……マスター)

    391 = 342 :

    ショタロボ「脳の方も、思考能力に少々難有りですが」

    ショタロボ「……それでも、単独でアンドロイドを産みだしたくらいです」

    ショタロボ「ダメ人間に近しい機械を作るなんて……実は高度なことなんですよ?」ニコニコ

    博士「……」

    博士(確かにロボちゃんは何にもしないグータラロボットだったけど……)

    博士(外の世界に出しても、ちゃんと戻ってきてくれた)

    博士(……私の、大切な友達なのに)グ…ッ

    ショタロボ「さて、『希望』」

    ショタロボ「今から貴方の脳を……『希望の根源』を、抽出する作業に移ります」

    ショタロボ「――準備は、良いですか?」

    392 = 365 :

    ロボ今こそ立ち上がるのだ!

    393 = 342 :

    博士「……ねぇ、」

    ショタロボ「どうしました? この世界に、まだ未練でも?」キョトン…

    博士「この作業って、本当に必要なのかな……?」

    ショタロボ「やだなぁ……」…クスッ

    ショタロボ「貴方がまだ‘子供だった頃,に確認を取ったじゃないですか」

    ショタロボ「――……貴方は、僕らのマスターの脳を育てる為の外形」

    ショタロボ「『希望』。貴方は、貴方の正式名称を知っているでしょう?」

    博士「……『希望』『の』『卵』」

    ショタロボ「そう。貴方は『希望の卵』」

    ショタロボ「あれから百年経っているのに……ちゃんと覚えているじゃないですか」

    394 :

    女博士がルッカの末裔に思えてならない

    395 = 342 :

    ショタロボ「僕のマスターは言いました」

    ショタロボ「『私の分身が、機械を作り始めた時。それが、合図だから』……とね」

    ショタロボ「僕のマスターが箱に残した情報」

    ショタロボ「そんなのは、ただの切っ掛けでしかなかったんです」

    ショタロボ「それを実現しようとする、貪欲な精神。たった独りでもそれを作り上げる精神力」

    ショタロボ「……それが、貴方という存在を完成たらしめる合図だったんです」

    博士「ねぇ、」

    ショタロボ「……?」

    博士「もし、私がロボちゃんを作っていなかったら……貴方たちは、私を未成熟だと思って見逃してくれたの?」

    396 :

    397 = 396 :

    398 = 342 :

    ショタロボ「そう、かもね」

    ショタロボ「僕のマスター……貴方の母は、貴方が創作意欲に呑まれるまでは待てと命令した」

    ショタロボ「悠久の寿命を得た貴方が技術開発に目覚め、尚且つ外の空気汚染が緩和された時」

    ショタロボ「それが、今だった」

    ショタロボ「……貴方は、それが不服ですか?」

    ショタロボ「もし、そうなら脳と身体の切り離しは困難なモノとなる」

    ショタロボ「……正直に言ってくれれば良い」

    ショタロボ「ねぇ、貴方は――自分に課せられた運命を受け入れていますか?」

    399 = 342 :

    博士「受け入れるも何も……」

    博士(……私は、その為だけに生みだされた。そうなんでしょう?)

    ショタロボ「……後悔は?」

    博士「それは、貴方のマスター自身に訊いて」

    ショタロボ「無理ですよ」

    ショタロボ「……あの人は、ずっと前に死にましたから」

    博士「ねぇ、」

    ショタロボ「どうしましたか?」

    博士「もしも……もしも、だよ?」

    博士「私がこの運命を拒否したら……貴方はどうするの……?」

    ショタロボ「僕だけの責任ではありません。僕を含め、全てがいかれた機械に呑みこまれて滅びる」

    ショタロボ「ただ、それだけですから」

    博士「……」

    博士(……ロボちゃん)


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