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    元スレキョン「ち、近寄るな! 化け物!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - ハルヒ + - 佐々木 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 1 :

    ~夜 キョン家~


    キョン「う~ん、むにゃむにゃ……し、白い巨人が追いかけてくるー……」


    ピリリリリリリリ!! ピリリリリリリリ!!


    キョン「うぎゃあ! びっくりした!? って、携帯か……こんな時間に誰だ?」ピッ

    古泉『どうも、古泉です』

    キョン「バイバーイ」

    古泉『待ってください、緊急事態なんです』

    キョン「緊急事態? 何だよ?」

    古泉『直接お話したいので、外に出てきていただけませんか? あなたの家の前にいますので』

    キョン「来てるのかよ!? 嫌だ! 俺は関わりたくない!」

    古泉『そうも言っていられません。出てこないとインターホン連打しまくりますよ?』

    キョン「やめてくれ!? 分かった! すぐ行くから!」

    52 = 1 :

    古泉「どうも」

    みくる「こ、こんばんは、キョンくん」

    長門「……」

    キョン(げっ、長門に朝比奈さんまでいる……)

    キョン「そ、それで緊急事態ってのは何なんだ?」

    古泉「ええ、それがですね…………涼宮さんが世界を終わらせようとしています」

    キョン「は? 世界を何だって?」

    古泉「涼宮さんがこの世界を消そうとしているのですよ。そして新しい世界を創造しようとしている」

    古泉「現在涼宮さんは閉鎖空間を発生させ、その中に1人でいます。我々でも侵入できません」

    キョン「せ、世界を消すだと! 何でまたそんなことを!」

    古泉「どうやら涼宮さんはこの世界に愛想を尽かしたようです。原因は言わずもがな」

    みくる「……」

    長門「……」

    キョン「お、俺のせいだってのかよ!」

    53 :

    もうあのツンツン頭みたいに不幸だーって叫んじゃえよ

    54 :

    ツンツンと違って本当に無能力だからな

    55 = 1 :

    古泉「全てあなたのせいと言うつもりはありません。涼宮さんはもっと以前から不満を溜め込んでいましたからね」

    古泉「ですが、キッカケにはなった。つまり……」

    キョン「俺がSOS団を辞めると言ったからか?」

    古泉「その通りです」

    キョン「そんな! 俺はただ命が惜しくて……」

    古泉「僕たちに言い訳してもしょうがないですよ」

    キョン「そ、それで、どうすれば世界は助かるんだ?」

    みくる「あう……」

    長門「……」

    キョン「な、何だよ?」

    古泉「ハッキリ言いましょう。無理です。世界はもう助かりません」

    キョン「……は? 助からない?」

    古泉「ええ。もう打つ手はありません」

    56 :

    エロはありますか

    57 :

    頭おかしい奴だから避けてたらお前のせいで世界がヤバいとか言われたらたまったもんじゃないな

    58 :

    これは酷いいいがかり

    59 :

    >>1のIDちょっぴりすごい
    ほんのちょっぴり

    60 :

    こう見るとやはり原作のキョンは一般人より全然図太いな

    62 = 1 :

    キョン「そんな馬鹿な! 長門、お前なら何とかなるんじゃないのか! お前の能力で涼宮を消しちまうとか!」

    長門「不可能。涼宮ハルヒの閉鎖空間へはわたしも侵入できない」

    長門「今の状態の涼宮ハルヒを消すには、世界を丸ごと消すしか方法はない」

    キョン「それじゃ意味ないだろうが!」

    古泉「ですから打つ手なしと言ったでしょう。全て終わりですよ」

    キョン「お、終わり……全て……?」

    古泉「そうです。新しい世界ではもっと幸せに暮らしたいですね」

    みくる「キョンくん……」

    長門「……」

    キョン「嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!」


    キョン(終わり……これで俺の人生は終わり……何で、どうしてこんなことに……)

    キョン(俺が悪かったのか……俺はSOS団を辞めるべきじゃなかったのか……)

    キョン(駄目だ……頭がこんがらがって何も……)

    63 = 30 :

    というかこのキョンならあの自己紹介したハルヒに関わらなくね?
    SOS団も出来ないんじゃね?

    64 = 28 :

    ハルヒがどんだけ自己中かよくわかるな

    65 = 1 :

    長門「……」ピクッ

    古泉「おや? これは……」

    キョン「何だ、どうしたんだ?」

    古泉「まさか……ふふ、ふふふふふ」

    キョン「何だよいきなり笑い出したりして。気色悪いな」

    古泉「ふふふ、どうやら世界は滅びずにすんだようですよ」

    キョン「何! それは本当か!」

    古泉「ええ、危機は去りました。もう大丈夫ですよ」

    キョン「しかし何だって急に……いったい何があったんだ?」

    古泉「ふふ、今日はもう遅いので僕は帰ります」

    キョン「おいこら教えろ! お前何か知ってるだろ!」

    みくる「あ、あたしも帰りますね」

    長門「……」スタスタ

    キョン「2人まで!? ああもう! 結局何だったんだよ!」

    66 :

    こんなに一般人な主人公がいただろうか。いや(ry

    67 = 1 :

    ~翌日 教室~


    キョン(ハルヒに特に変わった様子はないな。それにしても、俺はこれからどうすればいいんだよ)

    キョン(今回みたいなことが起こった以上、俺はSOS団にずっといないといけないのか……)

    キョン(俺は……これからもずっと命の危機にさらされ続けないといけないのか……)

    ハルヒ「ねえキョン」

    キョン「はぃぃぃ! な、何だ?」

    ハルヒ「もういいわよ」

    キョン「え? もういいって何が?」

    ハルヒ「SOS団。もう辞めてもいいわよ。というかクビ。アンタうざったいわ」

    キョン「ほ、本当か! 本当にいいのか!」

    ハルヒ「いいって言ってるでしょ。アンタがいなくてもおもいきり楽しんでやるわよ」

    キョン「本当に本当にいいんだな!!」

    ハルヒ「しつこい!」

    キョン(やった……やった! これで解放された! もう怯えなくていいんだ! いやっほぅ!)

    68 :

    一般人か
    面白い

    69 = 1 :

    ~昼休み 廊下~


    キョン(実に清々しい気分だ! 空気がうまい! 素晴らしい開放感!)

    キョン(平穏がこんなに素晴らしいものだったとは! 本当によかったよかった!)

    みくる「キョンくん」

    古泉「やぁ、どうも」

    キョン「朝比奈さん、古泉も」

    古泉「SOS団を正式に辞められたそうですね」

    キョン「情報が早いな」

    みくる「キョンくん、もう戻ってきてはくれないの?」

    キョン「……すみません朝比奈さん、俺はもう戻りません」

    みくる「そんな……どうして……」

    古泉「我々としてはできるならSOS団にずっといてほしいのですが」

    キョン「すまんな。俺は普通の人間だ。普通の生活を送りたい」

    70 = 50 :

    >>63
    きっと原作はトゥルーエンドだったんだ

    71 :

    普通の奴だったら閉鎖空間に連れ込まれて神人見せられたら廃人になりそう

    72 :

    ふむ

    73 = 33 :

    ハルヒ爆発しろ

    74 :

    分裂読みなおしておくか

    76 :

    なんか先が読めたww

    77 :

    上○さんよりは好きですよキョン

    78 = 74 :

    えっおわり?

    79 = 76 :

    キョンの代わりができたか

    80 = 1 :

    古泉「……そうですか。残念です。あなたとはいい友人になれそうだったのですが」

    みくる「キョンくーん……」

    キョン「短い間でしたがお世話になりました朝比奈さん。お茶おいしかったです」

    みくる「そんな! あたしなんて何も……」

    キョン「古泉もじゃあな。長門にもよろしく言っといてくれ」

    古泉「ええ。では」

    キョン「ああ」



    古泉「行ってしまいましたね」

    みくる「うん……」

    古泉「最大の危機は去ったとはいえ、まだまだ苦労は続きそうですね」

    みくる(SOS団で気軽にお話しできるの、キョンくんだけだったのに……)

    81 = 1 :

    ~放課後~


    谷口「ようキョン。お前SOS団辞めたんだって? 何だってまた」

    キョン「まあその、いろいろあってな」

    谷口「ま、何たって涼宮の団だもんな。嫌になって当然だよな!」

    キョン「そ、そうなんだよ! まったくよ!」

    谷口「ということはお前、今暇だな?」

    キョン「え? まあそうだな」

    谷口「今からクラスの奴らでカラオケ行くんだけどよ。お前も来ないか?」

    キョン「カラオケ、か」

    キョン(そうだな。これまではSOS団の活動やら何やらでろくに遊びにもいけなかったしな。よし)

    キョン「ああ、俺も行く。誘ってくれてありがとよ」

    谷口「決まりだ。それじゃ行こうぜ」

    82 = 1 :

    ~SOS団 部室~


    ハルヒ「という訳でキョンはクビにしたわ! これからは4人で活動していくわよ!」

    みくる「涼宮さん……」

    ハルヒ「あんな奴いてもいなくても一緒よ! あたし達でガンガン不思議を見つけるわよ!」

    古泉「……」

    長門「……」


    みくる「涼宮さん、何だか無理をしているように見えます……」

    古泉「そうですね」

    みくる「キョンくん、本当にもう戻ってこないのかな?」

    古泉「あなたが色仕掛けでもすれば戻ってくるんじゃないですか? その身体で」

    みくる「え? ええええええええ!?」

    古泉「……冗談です」

    長門「……」

    83 :

    続くのか
    期待

    84 :

    キョン信者が一般人だしにして崇めるスレはここですか?

    85 = 1 :

    ~カラオケ店~


    キョン「普通は偉大だっぜー! 学んだ自分褒めようー♪」

    谷口「ぎゃははは! 下手糞ー!」

    キョン「うるせー!」

    国木田「楽しそうだねキョン。何かいいことあったのかな?」


    キョン「ふう。喉が渇いたな」

    クラスメイト1「ようキョン。携帯の番号とアドレス交換しないか?」

    キョン「え? あ、ああ、いいぞ」

    クラスメイト2「あ、俺も俺も」

    キョン(俺、よく考えたらSOS団以外は谷口と国木田くらいしか親交がなかったんだな)

    キョン(何て寂しい奴なんだ俺は! これからはそういうところも変えていかないとな。解放されたことだし)

    キョン「なぁ、携帯のアドレスと番号教えてくれないか?」

    クラスメイト3「ああ、オッケー」

    86 :

    キョンって現実にいたらカラオケに誘っても
    「試験前のこのクソ忙しい時期に暑苦しい空間でぼったくりドリンク飲みながらお前らと愉快に歌わなければならない合理的な理由を説明してくれ」
    とか言い出しそう

    87 = 1 :

    ~数日後 教室~


    キョン「ああ、普通の日常っていいなぁ」

    谷口「よーうキョン」

    キョン「おう、どうした?」

    谷口「ちょっと頼みごとがあるんだけどいいか?」

    キョン「頼みごと?」

    谷口「駅前のビデオ屋にDVDを代わりに返してきてほしいんだよ」

    キョン「何で自分で行かないんだ?」

    谷口「これからどうしても外せない用事があってよ。返却期限今日までなんだ。頼むよ」

    キョン「しょうがないな。分かった、行ってきてやる」

    谷口「サンキュー! 助かったぜ」

    キョン「で、DVDは?」

    谷口「これだ。今度チロルチョコを奢ってやるからよ」

    キョン「安いなおい。まあいい。じゃ、行くとするか」

    88 :

    SS書く人って大半工作員って本当?

    89 = 3 :

    俺的に倦怠よりホモサピの方が好き

    90 = 53 :

    >>86
    なんて暑苦しい台詞

    91 = 58 :

    >>86
    想像しただけで誰か殴りたくなるな

    92 = 33 :

    >>86
    イライライラッとするな

    93 :

    >>86
    ワロタwwww

    94 = 1 :

    ~駅前 駐輪場~


    キョン「到着っと。せっかくここまで来たし、どこか寄っていくかな」

    ???「やあキョン」

    キョン「うわっ…………って、何だ佐々木か」

    佐々木「何だとはとんだご挨拶だ。久しぶりに会ったというのに」

    キョン「久しぶりと言ってもせいぜい3ヶ月くらいだろ」

    佐々木「そうだけれどね。それでも中学の卒業式以来、久しぶりなことに変わりはない」

    キョン「まあそうだな」

    佐々木「キョンは確か北高だったな。どうだい、愉快な高校生活をつつがなく送れているかい?」

    キョン「あー、楽しいと言えば楽しいな。友達もいっぱいできたし」

    キョン(危うく非日常生活を送る羽目になるところだったがな)

    佐々木「そうか。それは何よりだ」

    95 = 3 :

    また定番の流れが来たな

    96 = 1 :

    キョン「お前は市外の私立だっけ。そっちはどうなんだ?」

    佐々木「ほう、覚えていてくれたか。嬉しいよ」

    佐々木「今の僕は、授業についていくのに必死な毎日さ」

    キョン「そりゃ大変だな」

    佐々木「今日もこれから塾に行かなければならない。おや?」

    キョン「どうした?」

    佐々木「そろそろ電車の時間だ。名残惜しいが今日のところはお別れするとしよう」

    キョン「おっと佐々木、せっかく再会したんだ。携帯の番号とアドレス交換しようか」

    佐々木「いい考えだ。よっと、これでいいかい?」

    キョン「完了っと。じゃあまたな」

    佐々木「うん、また機会があれば」


    キョン(ふむ、思わぬ再会だったな。佐々木も元気そうだ)

    キョン(おっと、DVD返しに行かないと。忘れるところだった)

    98 = 1 :

    ~その日の夜 キョン家~


    ピリリリリリリリ ピリリリリリリリ


    キョン「っと、電話だ。相手は……佐々木?」ピッ

    佐々木『やあキョン』

    キョン「おう。どうかしたのか?」

    佐々木『なに、せっかく番号を交換したんだ。ゆっくり話でもしようと思ってね。迷惑だったかい?』

    キョン「そんなことはないさ。いいぞ、何を話そうか?」

    佐々木『そうだね、君の近況でも聞きたいね』

    キョン「近況か。少し前まではいろいろ面倒なことがあったんだが」

    佐々木『ほう、何があったんだい?』

    キョン「言わないでおく。早く忘れたいからな」

    佐々木『そうかい。では聞かないでおくことにしよう』

    キョン「最近は楽しいぞ。ちょっと前にクラスの奴らとカラオケに行ったんだがな……」

    99 :

    このキョンなら橘の提案に乗るのかも

    100 = 30 :

    でも佐々木も恐怖の対象なんじゃなかろうか
    取り巻きいなきゃ大丈夫かね


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