元スレローラ「上条? お前には責任を取ってもらうなり」上条「何で!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
101 :
神裂さんに活躍の場を
102 = 75 :
普通にこのままローラにフラグ立てまくって攻略してくれれば嬉しい
103 :
エロシーンだから静かに
シーン
104 :
ほむほむザ・ワールドッ!!
105 = 82 :
そこから見えるのは宮殿を思わすような大きな噴水と、その周りには整備がされているだろうきれいな緑色の芝生。
それを見て上条当麻は言葉を失う。感動したというわけではなかった。薄々感じていた事、気付きたくは無かったが、
気付いてしまったのだ。ここは学園都市ではないという事に。もしかしたら……という事もあった。
あのまま学園都市へと向かいそのまま家まで運んでくれていたら……という事。そうなれば、別にローラの言いなりになってもよかった。
なんなのであれば一緒に暮らしても良かったのだ……この現状に比べれば。
分かっている、正確な場所までは言えないが、ここは恐らくイギリス。それは断言できる。
逃げ場は無いのだ。学園都市であれば、例え、無茶を言われようと何とかする事ができただろう。何故なら安心する事が出来たから。
しかし、ここはどうだ?見知らぬ土地、解らぬ言葉……そして、仲間。不安にならないわけが無い。これまで幾度となく逆境に立ち向かってきたが、それでも少し心細かった。
上条「取り合えずは……出るしかないか……」
意を決し、扉に向かう。扉の前で一旦止まり、一回、二回と深呼吸をする。
それでも心臓はばくばくと鳴り続けていたが、覚悟を決める事は出来た。
震える手でドアノブを握り、少しずつ回していく。
回らない所まできたら、今度はゆっくりと押していく、良い物なのか古いものなのかは解らないが、扉は少し重かった。
上条「……あれ? 誰も居ないのか?」
扉を開けるとそこは長い廊下が続いていた。同じような間隔で同じような部屋がある。ホテル?寮?……分からない……。
長い廊下は異様な静けさを持っていて、自分以外に人が居るようには感じなかったが、それでも部屋を見る勇気はなかった。
107 :
慎重に、音を立てないように移動する。それにしても長い廊下だ……30メートルはあるんじゃないだろうか。
危機感は持っているが、何故かそんな事を思ってしまう。慣れたせいもあるのかもしれないが、
上条当麻は元々、あれこれ考えるというタイプでは無かった。行動で示すタイプだ。
そして、いつもそれでやってきたんだ。まぁ、何かあっても大丈夫だろ、と楽観的な考えを上条当麻は持つことにした。
すると、さっきの様子は何処にいったのか。いつのまにか両手を頭の後ろで組み、軽い鼻歌を口ずさみんでいた。
危険というのは上条当麻につきものだ。しかし、いつも危険があるわけではない。今はそうではない、と確信する。
そうだ、いつも危険な目にあってきたから今回も危険なのだろうと勝手に予測した。確かにそれは重要な事なのだが、本当に危険な時にそうすればいい事。
何故なら、自分はそういう人間なのだから。何だか気が軽くなる。気のせいじゃない、緊張で強張っていた筋肉はほぐれ、いつのまにか心臓の鼓動がゆっくりになっていた。
上条「はぁーあ、心配しすぎなのですよ、上条さんは」
いつもどおりの歩き方で角を曲がろうとする。やっぱりただの杞憂だったな、と締めくくろうとしたその時。
がちゃ
動いていた足が止まり、体が動かなくなる。金縛りにでもかけられたみたいに。
扉がだんだん開いていく、それにつれ心臓もばくばくと大きくなっていった。
体は動かない、思考もできない。もし、戦場だったならば絶体絶命間違いなしだ。
上条当麻は何もできずにその扉を見守るしかなかった。
「……あぁ、起きていたんですか」
108 :
>>1のコロ助ローラの方がが見たいんだけど
109 = 107 :
>>108すまん。1なんだけど、コロスケの方がいいのかな?
俺の書いている方はいつローラが出るのかすら分からないから、コロスケを見たいのなら誰か書いてください。
地の文なんて書くんじゃなかったよ・・・orz
110 = 108 :
>>1だったのかwwww変わりすぎワロタwww
見てるから好きにやってくれ
111 :
ほ
112 = 107 :
黒く、腰まであろう長い髪の毛はポニーテールで括ってあり、腰のウエスタンベルトには刀が挿してある。
Tシャツに片方の裾を根元まで切ってあるジーンズという少し露出の高い格好はどうやら正装のようだ。
神裂火織は上条当麻が居る事に対し、何の反応も無かった。
上条「!? か、神裂ぃ!!?」
神裂火織とは真逆の反応をする。神裂火織はローラ=スチュアートが指揮を取る必要悪の教会の一員だ。
だから、恐らくローラが連れてきたであろうこの建物の中に神裂火織が居たとしても別におかしくはないのだが、
上条当麻にそこまで頭を働かせる事は酷というものであり、だから、神裂火織が居た事は予想外であった。
神裂「ちょ、ちょっと! 静かにして下さい! まだ眠っている者も居るのですよ?」
先程、窓の外を見た時、日は確かに昇っていたのだが、まだ薄く、霧もかかっていた。
恐らく、5、6時といったところだろうか。
上条「お、おぉ、悪い」
神裂「まぁ、貴方が驚くのも無理はありません。ここに運ばれてきた時は気を失っていたのですから……。ここが何処だかおわかりですか?」
上条「いや……イギリスだろうってのは分かるんだが……」
少し自信なさそうに答えるが、心の底で上条当麻は安堵していた。
やっと仲間に出会ったのだ。これで帰る目途が一応とはいえついたのだ。
しかし、少しほっとしたのも束の間、ある言葉が彼を襲った。
神裂「いいですか? ここは……必要悪の教会の女子寮です」
113 :
オルソラはでるんだろうな
いやだしてくれ
114 = 111 :
ほ
115 = 107 :
上条「へっ? じょ、女子寮?」
上条当麻は不幸な人間だ。財布はすぐ落とすし、事故にもよく合う。喧嘩を売られる事なんてしょっちゅうある。
一般人にとって普通な事が彼にとっては幸福なのだ。そんな人物が女子寮……しかも聖職者の。
本来ならば確固たる男子禁制が掲げてあるような所に上条当麻は入れてしまう。それは彼の持つ不幸体質のおかげなのかもしれない。
神裂「そうです。本来ならば男性は誰であろうと入る事は禁止されていますが、あ、あなたは……その……」
神裂火織は言葉を濁す。その顔は俯いていて表情を見る事は叶わないが、何やら赤面しているようだ。
不思議に思う上条当麻は頭の上に?を付けながら聞いた。
上条「俺が、何?」
神裂「で、ですから……あなたは……と、特別なのですっ!!」
特別か……良いのやら悪いのやら。どちらとも捉えられるこの言葉、良い方はその意味のままだ。
素直に自分が特例なのだろう、誇らしい事だ。逆に悪い方はどんな裏があるのか分からない。
自分の持つ特別な右手、幻想殺しの事についてかもしれないし、またはローラの事なのかもしれない。
しかし、こんな事は考えても意味がない。いくら考えたって自分に解るわけがないのだから。
ならば良い方に考えよう。それが自分にとっての幸福だ。上条当麻はこのように考えた。
上条「ありがとう、神裂。褒め言葉として受け取っとくよ」
はにかみながら上条当麻は言う。
神裂「そ、それは何よりです。で、では、私は用があるので」
まるでロボットのように立ち去って行く。先程まで赤面していた顔はトマトのように真っ赤になっていた。
116 :
がんば
118 :
それがどうしたぼくドラえもん♪
120 :
ほしゅうま
128 :
とっとと
129 :
さて、状況は好転したのやら、悪化したのやら……。
ここに居るものは自分が来た事をしっているのだろうか……。
神裂が知っていたからといって全員が知っているとは限らない、何せ運ばれたのは昨日だ。
ここは一時的な居住場所で、すぐに別の場所に移されるかもしれない……
いや、女子寮というものがあるのだから男子寮もあるのだろう。ならばそこに行くのは当然の事だ。
上条「どうっすかなー……変に騒ぎ立てられるのも嫌だし、呼び出しが来るまで部屋に居た方がいいのかなー」
気迷い、その場に佇む。足はなかなか前へと踏み出せなかった。
そんな上条当麻の後ろではゆっくりとドアが開こうとしていた。
ぎぃ……
もちろん上条当麻は気付かない。
扉から出てきた人物はゆっくりと上条当麻の後ろへ近づき、声をかけた。
「おやおや、どうなされました? もしかして、体調がすぐれないのですか?」
上条「っ!!」
声をかけられたと同時に振り向きながら後ずさりをする。
しかし、余程驚いたのか、そのまま態勢を崩し、よろけて尻もちをついてしまった。
「おやまぁ……大丈夫でございますか?」
132 = 129 :
真っ黒な修道服を纏い、首には十字架のネックレスをかけている。
真っ黒なフードは髪を完全に隠し、手袋は露出を完全にふさいでいる。
オルソラ=アクィナスは救いを出すかのように手を差し出した。
上条「お、オルソラか……お前もここに住んでたんだな」
オルソラの手をとり、立ち上がる。
オルソラ「そうなのでございますよ。昨日は大変でございましたね、あなた様がここへ運ばれて来た時は皆、大変驚いていましたわ」
自分の事などどうでもいいかのように上条当麻の話をする。手はまだ握られたままだった。
上条「そうか……何か悪い事しちまったな……」
罪悪感を感じているようなその表情にオルソラはすぐさま否定した。
オルソラ「とんでもございません! 皆、あなた様がこられて凄く喜んでいました」
そんなオルソラの言葉に上条当麻は何故か消極的だった。
さっきと違い、自分なんかを受け入れるわけがないと、思い込んでいた。
だから、オルソラの言葉はただの励ましにしか聞こえなかった。
上条「あ、あはは、ありがとう……少しの間だけど世話になるよ」
133 = 128 :
書きたまえ
134 = 129 :
上条当麻の消極的な答えにオルソラは疑問を投げかけた。
オルソラ「? どういう事なのでございますか? あなた様はずっとここに居るのではないのですか?」
更に上条当麻は疑問に思う。ずっと?……解釈の仕方を間違えたのか?
イギリスに居る、という意味なら、もしかしたらずっとになるのかもしれない。
しかし、女子寮なら?いいや、そんな事はないはずだ。
オルソラの間違いだってある、彼女と話を合わせるのは難しい、全く別の事を言っているのかもしれない。
上条「いいや、そんな事は……ない、と思うけど。うん、学校だってあるしな、インデックスの事だって、ずっとこっちには居られない」
オルソラは少し悲しそうな顔をする。握られていた手はいつのまにか離されていて、生温かさだけが残っていた。
オルソラ「そう、なのでございますか……昨日、ローラ様が話されていたのですけれど、違っていたのですね……」
オルソラの口から疑わしき言葉が出てくる。勿論、上条当麻が聞き逃すはずが無く、オルソラに言及する。
上条「ローラ?……オルソラ、昨日の夜の事、よかったら話してくれないか?」
オルソラ「夜の事ですか? それは良いのですけれど……」
オルソラの口が止まる、視線は上条当麻では無く、その周りを見ていた。
上条「? どうした?」
オルソラ「いえ、それならば私だけで無く、あなた様の周りの皆さんにも話してもらった方がよいのではないかと思いまして」
135 :
お前がナンバーワンだ
136 = 129 :
目疲れが酷くて、全然頭が働かないのと、ものっそい賢者タイムに入ってしまった。ちょっと出かけてくる。
137 :
えええええええええええ
138 :
正直ローラは一番可愛いよね
140 :
数少ないロリババァ枠
147 :
上条「っへ?」
その言葉をきっかけに周りはざわざわと騒ぎ出した。オルソラから目を離し、周りを見てみると10人くらいの修道女達に囲まれていた。
見知らぬ顔もあったが、アニェーゼやルチア、アンジェレネ、また、シェリー=クロムウェルといった関わりのある者もいる。
不気味な物を見るかのような目をする者もいれば、何やら頬を染めている者も居る。そんな中、オルソラは発言する。
オルソラ「まぁまぁ、皆さん。ここで話すのもなんですから食堂へ行きませんか? 食べながら話すのも良いと思うのですよ」
にこやかとするオルソラに、アニェーゼも落ち着かせるようにつづいた。
アニェーゼ「そうっすよ。ここで立ち話ってのも何ですし、飯食いながら話すってのもいいじゃねぇですか」
御飯という言葉に反応したのはアンジェレネだ、待ちきれないのだろうか、彼女だけは目的が別のようだ。
アンジェレネ「そ、そうですよ。ご、御飯!! 早く食べましょう!!」
ルチアはそんなアンジェレネをまるでお母さんのように叱りつけた。
ルチア「こ、こら! シスターアンジェレネ! 少しは時と場合を考えなさい!!」
結局、騒がしいまま食堂まで行くのであった。
上条「大丈夫かこれ……」
――
149 = 128 :
ktkr
150 :
ローラは?
みんなの評価 : ★★
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