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    元スレドラえもん「ここが六軒島だよのび太くん」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - うみねこ + - うみねこのなく頃に + - ひぐらしのなく頃に + - ジャイアン + - ドラえもん + - ドラゴンボール + - ミステリ + - 六軒島 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 96 :

    掟ポルシェ思い出した

    102 = 42 :

    出木杉「ドラミちゃんの首の断面と胴体の断面は、ぴったり一致すると僕は思う。
        異論がある人はいない?」
    無言
    出木杉「それで僕が気になるのは凶器なんだ。ドラミちゃんはロボットだ。それも、僕たちよりも未来の。
        ドラミちゃんの身体を構成する金属が、鉄よりも柔らかいだなんてことはないと思う。
        改めてドラえもんを触ってみると、やっぱり硬い」
    ドラえもん「わ! わ! 今! 黄金の蝶が僕の身体に止まった!」

    103 = 75 :

    おいだれかそのタヌキをつまみ出せ

    104 = 42 :

    スネ夫「そうだよ、ドラミちゃんはロボットだよ。でも、それがどうかしたの?」
    出木杉「ドラミちゃんの死体には目立つ傷は無かった。胴体と首の切断、それがドラミちゃんの死因だと推測できる。
        ところで、さっき食料を探す時に調理場も見たね。その時、僕は仕舞われている包丁も見たんだ

       「どの包丁も、一切刃こぼれしていなかった。僕たちから見たら、安っぽい言葉だけれども超合金と呼んでも
        いいドラミちゃんの身体を切る為に、ステンレスの包丁を用いたとしたら、必ずどれか歪んでいたり
        刃が欠けているはずなんだ。

       「でも、それはなかった。つまり、凶器は六軒島に存在する刃物ではないと言えるんだ。そこから言えるのが
        
        ドラミちゃんをロボットだと知っていた人物が犯人の条件を満たす、って事さ」
    ――

    105 = 42 :

    のび太「でもさ、もし犯人が刃こぼれした包丁を海に捨てるとかで処分していたらどうするの?」
    出木杉「もしかしたらそうしているかもしれないね。でも、今回に限ってはあり得ないんだ」
    スネ夫「どうしてさ?」
    出木杉「首と胴体の切断面が、あまりにも滑らかすぎるのさ。包丁で野菜を切るなら切断面も滑らかだと思うよ。
        刀で人間の首を切り落とす場合も、あるいはそうかもしれない。でも、今は金属の包丁と金属の身体なんだ。
        今の僕たちの世界にはそういう金属は出回っていないし、高圧の水で金属を切ることはできるかもしれないけれども、
        そういった機械はこの島の中には見つからなかった」
    ジャイアン「じゃあ凶器はなんだって言いたいんだよ!」
    出木杉「それは……、そこまでは僕にはわからない」
    スネ夫「わからないんじゃないか! 誰なんだよ、犯人は! ママー!」
    のび太「それに、さっき、壊れたはずの四次元ポケットから取り寄せバッグが出てきたよね。
        秘密道具の中にはスパスパ何でも切れる道具もあるんじゃないの?」
    出木杉「そう、そこなんだよ……。とりあえずこの話はここで終わっておこう。次は」

    106 = 96 :

    アニメの中ではドラえもんを見て「タヌキ?」って言うし、俺らにはダルマにしか見えないけど作中では着ぐるみとか動物に見えてるんだろうか

    107 = 42 :

    スネ夫「静香ちゃんについてだね」
    ジャイアン「これも出木杉に話してもらおうか。俺らはドラえもんを追うために最初に部屋を飛び出したし、
          戻ってくる時も後から来たからな」
    出木杉「うん。じゃあ順を追おう。部屋から逃げ出したドラえもんを追うために、ジャイアンとスネ夫は部屋を飛び出したね」

    ジャイアン・スネ夫「おう」「うん」

    出木杉「その前まで、確かに静香ちゃんは食堂に座っていた。腕で顔を覆い隠していたけれども、
        確かにあれは静香ちゃんだった」
    のび太「僕もそうだと思う」
    出木杉「それで、僕は、スネ夫とジャイアンを追いかけた。その時にはもう二人の姿は見えなかった」
    ジャイアン「あの時は野球の時よりも全速力で走ったからな」
    出木杉「のび太くんが僕よりも早く走り出して、背中を見た後に僕は走り出したんだ。
        でも結局僕の方が先に部屋に着いたけれどもね」
    のび太「こんな時まで僕の足の速さをバカにしなくてもいいじゃない」

    108 = 42 :

    訂正があります。
    >>20に出てくる、ドラえもんが持っている秘密道具、忘れトンカチですが、
    忘れろ草に訂正させて頂きます。
    メタに位置するみなさまの興を削ぐ訂正、申し訳ございません。

    109 = 96 :

    普通に考えて凶器だしな

    111 = 42 :

    出木杉「そして僕たちは食堂へ戻る」
    スネ夫「これも一番最初に着いたのは出木杉だ」
    出木杉「そうだ、僕が一番最初に到着して、そこから七秒後にジャイアンとスネ夫が追いつき、食堂へと着いた。
        すぐ後、一秒か二秒後にのび太とドラえもんが食堂に着いたと僕は記憶しているよ」
       「ここで問題にしたいのは、静香ちゃんがいつ僕らの目の前から消えたのか、という事だ」
    スネ夫「問題って言うけど、僕らがドラえもんを追いかけた時以外に、静香ちゃんに消えるタイミングはあるの?」
    出木杉「そう、スネ夫が言ったその点で消えた場合。もう一つはそれじゃない場合もあるんだ」
    ジャイアン「だから! それ以外の時はいつなんだよ! 勝手にふらふら出て行ったんだとしても、
          それは俺らがこいつに構ってる間って事じゃねーか!」

    ジャイアンに指を指されたドラえもんはぶつぶつつぶやいている。置物、だ。

    112 = 75 :

    忘れさせる道具と間違えたから?

    113 = 85 :

    のび太が出来杉より到着が遅れた…これは重要なファクターだ!

    114 = 96 :

    >>113
    そういうのはまだ黙っとけよ

    115 = 42 :

    出木杉「それ以外の場合、それは。僕たちには見えないだけで、静香ちゃんはこの屋敷の中に居るって場合だ」
    座っていた椅子をがんと蹴飛ばしながら立つジャイアン。
    ジャイアン「何を言っているんだ出木杉よ! 俺らに見えない物があるわけねーじゃねーか!
           まさか出木杉。お前までこのポンコツみたいに、魔女の仕業だって言うんじゃないんだろうな?」
    ドラえもん「そう! 犯人はベアトリーチェ! これはファンタジー! ミステリじゃない!」

    出木杉「僕はそういう意見もある、というつもりで言ったんだ。その説しか信じない、とは言っていないよ」
    ジャイアンは怒り心頭であわや殴りかかる寸前、というタイミングだった。

           

    116 = 42 :

    口を算用数字の三にしたジャイアンは力を込めた握り拳のやり場をなくし、そのままテーブルに叩き付ける。
    ジャイアン「ちょっと歌でも歌って、すっきりしてくるぜ。俺の歌を聞きたい奴はいるか?」

    いや、と否定の言葉を口にする三人だったが、それについてジャイアンは何も言わずに、部屋を出て行った。
    怒りだけでは、この事件を解決することはできない。極めて冷静に、一つの事象を
    どこまで分析し、場合分けし、可能性を潰していくかが、人間のミステリの肝である。
    読書家の出木杉だけでなく、他の三人もそう感じていた。だから誰もジャイアンを怒ることはできない。
    彼は人間なのだ。そして冷静に事件を解こうとする人間の姿は、果たして、血の通った人間と言えるのだろか。

    117 = 42 :

    1986年 10月5日 午後2時 六軒島 屋敷内

    のび太「ジャイアン、遅いね」
    スネ夫「ジャイアンならああ見えてなかなか強いから大丈夫だと思うよ。へへ、のび太に比べればね」
    のび太「スネ夫、こいつ!」
    出木杉「……」
    ドラえもん「ブツブツ」

    四人の姿は食堂にあった。ジャイアンの姿は、ない。
    歌いに行くと言い、屋敷内のどこかに向かったであろうジャイアンは
    まだ帰ってきていない。
    ジャイアンの身に何かあったんじゃないかという発言もあったが、
    取り寄せバッグもあるここで籠城作戦を採った方がいいという意見もあり、
    この数十分は意見の平行線が続いていた。スネ夫とのび太がふざけ合う様子は
    普段通り、

    118 = 42 :

    (続き)普段通りである事を二人で演じているのだろう。
    恐怖のエネルギーの作用は、人それぞれだ。

    出木杉「やっぱり、ジャイアンを探しに行こう!」
    出木杉は決心を固めた顔で立ち上がる。さっきまで籠城派だったスネ夫も、
    ジャイアンの帰りがあまりにも遅い事で、きっと何かあったのだろうと渋々認めたようだ。

    出木杉「こういうときの鉄則は、全員で一緒に行動することだ。たとえ僕たちの中に
         犯人がいたとしても、これなら動くことはできないはずさ」

    ドラえもんを中心に、三人はそれぞれ三方を見ながら、長い直線の廊下を進んでいく。
    数十メートル後に、右に折れると、そこにあるのはドラミの死体が横たわっている部屋。

    119 = 42 :

    まさかこの部屋の中にジャイアンも……、と思ったのだろうか、出木杉はドアノブに手を掛ける。
    その時

    「うわああああああああああああああああ!」
    ジャイアンの声が四人の耳に届く。音源は玄関ホールから。

    さっきまで取っていた陣形は崩れ、みな思い思いのフォームで奔り、
    玄関ホールへと向かう。その玄関ホールには、ジャイアンがいた。
    その足下に――

    120 = 42 :

    第二の殺人
    被害者 源静香
    第一の殺人の被害者であるドラミと同様、首と胴体が切断されているであろう、と予測できた。
    予測できた、とは。

    そこには静香の胴体しかなく、首が無かった為である。

    121 = 96 :

    静香ちゃん・・・・

    122 = 42 :

    第三の殺人
    被害者 ジャイアン
    彼もまたこれまでと同様、首と胴体が切断された状態でスネ夫、出木杉、のび太、ドラえもんに発見された。
    誰の血かわからないほど、壁、絨毯、二階の天井にまで血が飛び散っている。
    首を切る様子を見たことがないためにわからないが、切断面を中心に放射線状に飛ぶのではなく、
    噴水のように一点に集中して体内の血が跳ね上がり、それによって天井に血の丸い染みを作ったのかもしれない。

    なお、第二、第三の殺人ともに、源静香とジャイアンの死亡を確認

    ――出木杉書簡

    123 :

    追いついたしえん

    124 :

    取り寄せバッグで静香をおとりよsごめんなんでもない

    125 = 44 :

    うみねこの惨劇BGMが合うな…

    126 = 42 :

    スネ夫「ママ! ママ! ママー! うわああああ!」
    血が大量に含まれる空気を吸ったスネ夫は、元来た道を走り、戻り出す。
    母親を呼ぶ声は時空の彼方へと消えていく。それでもスネ夫は叫び、逃げ続ける。

    のび太「スネ夫!待ってよスネ夫!」
    それを追うのび太。そして血に染まり血で埋まる部屋の中に、ドラえもんと出木杉。

    127 = 91 :

    面白い偽書だメェー

    128 = 42 :

    スネ夫、のび太の場合

    スネ夫「ママ! ママ!」

    食堂に逃げ込むスネ夫。テーブルの上には何も無い。すぐさま、調理場へと逃げ込み、扉を閉じ、鍵を掛ける。
    カチャリ。何度も確認し、ガタガタ前後に揺すり、ドアが開かないことを確認する。
    そしてしまい込まれていた新品同様の包丁を右手に持ち、そのままへたりと座り込む。

    のび太はスネ夫にようやく追いつくものの、底には施錠された扉しかない。これ以上、
    のび太がスネ夫に近づくことはできない。

    のび太「ねえ、スネ夫! 開けてよ! 開けてってば!」
    スネ夫「いやだ! のび太なんて死んじまえばいいんだ! お前か! お前が犯人なのか!」

    129 = 91 :

    そしてこんどは密室でスネ夫が…

    130 = 42 :

    出木杉、ドラえもんの場合

    出木杉「ねぇ! ドラえもん、ドラえもんってば!」
    ドラえもん「静香ちゃんの殺人はガァプによるもの……。ジャイアンの殺人はベアトリーチェがやった……」
    出木杉「ねぇってば!」

    どん。勢い余ってドラえもんを突き飛ばす出木杉。尻餅を付くかたちになったドラえもんは
    そのまま動かない。

    出木杉「ドラえもん?」

    131 = 91 :

    生き残るのは、ニンゲンかロボットか、それとも…。

    132 :

    おい、未来のロボットしっかりしろw

    133 :

    犯人はミニドラ

    134 = 42 :

    動かないドラえもん。すぐさまドラえもんの身体を確認する出木杉。
    ドラえもん「……!……!……!……」

    ドラえもんの動作スイッチはしっぽ。出木杉はドラえもんが機械的に壊れていないことを確かめる。
    先ほどからエラーメッセージしか吐き出していないが、動作自体に問題はない。

    出木杉「……」
    他に異常がないかを確かめるため、丹念にドラえもんに触れる出木杉。
    出木杉「改めてドラえもんの身体を触るけど、やっぱり機械だ。硬いんだね」
    四次元ポケットの中身を確かめるも、やはり何も取り出すことはできない。

    出木杉「明日になれば、タイムマシンが使えるようになる。僕には使いこなせない」
    六軒島から抜け出すためにはタイムマシンが必要だが、それを使いこなすことができるのはドラえもんだけだ
    出木杉「しばらく眠っておいてもらおう」出木杉はドラえもんを放置し、スネ夫のび太の後を追った。

    135 = 91 :

    なんで出来杉がいるのかと思ったら、探偵役だったのね。いまさら気づいた

    136 = 42 :

    スネ夫・のび太の場合2

    カチチチチチチチチチ
    スネ夫が立てこもった部屋は調理場。その調理場のコンロから着火の音が鳴る
    スネ夫「おい! のび太! お前犯人なんだろ!?」
    のび太「だから! 僕は犯人じゃないってば!」
    スネ夫「嫌だよママ! なんで僕一人しか部屋の中に居ないのに、コンロが鳴るんだよ!」
    のび太「スネ夫? どうしたの!? スネ夫!?」

    モールス信号のような無機質な音は、部屋から消える。
    それと入れ替わるように、しゅうと蚊の鳴くような音がする。

    137 = 85 :

    盛り上がってきたな

    138 = 133 :

    タイムマシンの操縦くらいならのび太やしずかでもできてたな

    139 = 91 :

    ドラえもんの道具という『魔法』が使えたり使えなかったりというところが気になりすぎる

    140 = 82 :

    出木杉「改めてドラえもんの身体を触るけど、やっぱり男の娘なんだ。すっごく硬いんだね」

    141 = 42 :

    スネ夫「わあ! ガ、ガスだ! と、とめなきゃ!」
    コンロのつまみを戻すスネ夫。しかし今度は。

    コン コンコン カツンカツン カキキン

    どこからか聞こえてきた小さな金属音は、密集し、大きな雑音の塊となってスネ夫に襲いかかる!

    のび太「スネ夫! なにこの音は! スネ夫、スネ夫!?」
    右手でドアノブをガチャガチャと回すのび太。しかし、それ以上、前後に動くことない。
    スネ夫「わあああああああああああ! ママー! たすけてええええええええ!」

    出木杉「どうしたんだ! のび太くん!」

    142 = 85 :

    七杭きたああああ

    143 :

    出木杉が活躍するのは珍しいな
    素質は十分なんだろうけど、時にドラより頭良かったり
    してしまうから原作じゃ使いづらいのかな
    ドラいなくても出木杉が解決してしまったりして
    ネジ抜けてなかったら・・・でもドラは元々落ちこぼれだっけ

    144 = 96 :

    スネちゃまはいいパニクり役だな

    145 :

    >>140
    出木杉「ドラえもんの中・・・あったかいナリー」

    147 = 42 :

    のび太「出木杉! スネ夫が! スネ夫が部屋の中にいて!」
    出木杉「何か、何か開けられそうな物はないの!?」
    のび太「スネ夫が鍵を閉めちゃって、開けられないんだ!」

    スネ夫「わあああああああああああ!」
    塊だった音は一点に集中し始める。ベクトルの中心にはスネ夫が。



    音が止む

    148 = 85 :

    探偵視点は出来杉なのかな?

    150 = 133 :

    俺なら取り寄せバッグでのび太の机出してのび太にタイムマシン操縦させて逃げるな


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