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元スレ憂「お姉ちゃんを返して」

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憂「…梓ちゃんか」
梓「憂…自分が何をしてるかわかってるの?」
憂「わかってるよ。わかってなきゃこんなことしない」
梓「昨日から感じた違和感は、これが原因だったんだ」
憂「どういうことかな?」
梓「先輩は…唯先輩は、そんな丁寧で上手な演奏じゃないよ」
梓「唯先輩のギターは、もっと雑で、不安定で…」
梓「とっても、あったかいから」
憂「・・・・・・」
梓「憂…自分が何をしてるかわかってるの?」
憂「わかってるよ。わかってなきゃこんなことしない」
梓「昨日から感じた違和感は、これが原因だったんだ」
憂「どういうことかな?」
梓「先輩は…唯先輩は、そんな丁寧で上手な演奏じゃないよ」
梓「唯先輩のギターは、もっと雑で、不安定で…」
梓「とっても、あったかいから」
憂「・・・・・・」
少しだけ驚いた。
お姉ちゃんの練習を毎日聞いていたし、去年一度弾いたこともあってか耳と体が覚えていた。
私の演奏は完璧だった。
ミスのない、安定した、氷のように冷たい演奏。
その違和感を感じたのはきっと梓ちゃんだけだろう。
梓「ムギ先輩や律先輩も…?」
憂「そうだよ、私が殺したの」
梓「どうしてこんなことをしたの…?」
憂「どうして…?お姉ちゃんを取り戻すために決まってるじゃない」
梓「えっ…?」
お姉ちゃんの練習を毎日聞いていたし、去年一度弾いたこともあってか耳と体が覚えていた。
私の演奏は完璧だった。
ミスのない、安定した、氷のように冷たい演奏。
その違和感を感じたのはきっと梓ちゃんだけだろう。
梓「ムギ先輩や律先輩も…?」
憂「そうだよ、私が殺したの」
梓「どうしてこんなことをしたの…?」
憂「どうして…?お姉ちゃんを取り戻すために決まってるじゃない」
梓「えっ…?」
憂「昔のお姉ちゃんは甘えん坊で、だらしがなくて、私がいなきゃ何も出来なかった」
憂「でも私のことを一番に考えてくれた、見ていてくれた。幸せだった」
憂「今のお姉ちゃんは違う。私のことなんかちっとも見てくれない」
憂「学校や外で会っても、私じゃなくていつも梓ちゃんばっかり…」
梓「憂…」
憂「この前だってそう。あずにゃんあずにゃんって…私のことなんか見向きもしなかった」
憂「お姉ちゃんが大好きなのに、誰よりも好きなのに」
憂「梓ちゃんたちが、軽音部が、私からお姉ちゃんを奪ったんだ」
憂「でも私のことを一番に考えてくれた、見ていてくれた。幸せだった」
憂「今のお姉ちゃんは違う。私のことなんかちっとも見てくれない」
憂「学校や外で会っても、私じゃなくていつも梓ちゃんばっかり…」
梓「憂…」
憂「この前だってそう。あずにゃんあずにゃんって…私のことなんか見向きもしなかった」
憂「お姉ちゃんが大好きなのに、誰よりも好きなのに」
憂「梓ちゃんたちが、軽音部が、私からお姉ちゃんを奪ったんだ」
憂「だから決めたの。お姉ちゃんから軽音部を切り離そうって」
梓「そんな…」
憂「そうすれば、きっとお姉ちゃんは私のところに帰ってくる」
梓「そんな理由で…。ひどい…あんまりだよ…」
梓「もうすぐ文化祭だったのに…。先輩たちと演奏出来る、最後のステージだったのに…」
梓ちゃんの目が潤んでいる。
今にも泣きそうだった。
憂「梓ちゃんたちがいけないんだよ。私からお姉ちゃんをとるから」
梓「そんな…」
憂「そうすれば、きっとお姉ちゃんは私のところに帰ってくる」
梓「そんな理由で…。ひどい…あんまりだよ…」
梓「もうすぐ文化祭だったのに…。先輩たちと演奏出来る、最後のステージだったのに…」
梓ちゃんの目が潤んでいる。
今にも泣きそうだった。
憂「梓ちゃんたちがいけないんだよ。私からお姉ちゃんをとるから」
梓「そんなの憂の勝手な思いこみだよ!私たちは誰一人そんなことしてない!」
憂「……さい」
梓「こんなことしたって唯先輩は憂のもとになんかこない!」
憂「……るさい」
梓「それに唯先輩は――」
憂「…るさいうるさいうるさいうるさい」
梓「え…?」
憂「だまれぇえぇぇえぇぇぇ!!!!!!」
ガシッ
梓「…かはっ!!!」
憂「……さい」
梓「こんなことしたって唯先輩は憂のもとになんかこない!」
憂「……るさい」
梓「それに唯先輩は――」
憂「…るさいうるさいうるさいうるさい」
梓「え…?」
憂「だまれぇえぇぇえぇぇぇ!!!!!!」
ガシッ
梓「…かはっ!!!」
抑えていた感情が爆発した。
思い切り首を掴んで押し倒した。
こいつが、こいつが一番憎い。
お前がお姉ちゃんの何を知ってる!
何も知らないくせ!何も知らないくせに!
当然のようにお姉ちゃんの隣にいやがって…
私からお姉ちゃんを奪いやがって…
お姉ちゃんは私のなのに。私のなのにいいぃいぃいぃいい!!!
梓「う、うい…っ!く、苦しい…」
ぎりぎり
憂「返してよ、ねぇ!!!お姉ちゃんを、返してよ!!!!」
思い切り首を掴んで押し倒した。
こいつが、こいつが一番憎い。
お前がお姉ちゃんの何を知ってる!
何も知らないくせ!何も知らないくせに!
当然のようにお姉ちゃんの隣にいやがって…
私からお姉ちゃんを奪いやがって…
お姉ちゃんは私のなのに。私のなのにいいぃいぃいぃいい!!!
梓「う、うい…っ!く、苦しい…」
ぎりぎり
憂「返してよ、ねぇ!!!お姉ちゃんを、返してよ!!!!」
梓「うい…。う……いっ…」
腕を掴まれた。抵抗している。
無駄なあがきを…とっとと死ねばいいのに。
梓「憂…。唯先輩は…唯先輩はね、いつだって憂の…こ…と…」
憂「うるさいうるさいうるさい…!お姉ちゃんの名前を口にするなあぁあぁぁあぁああぁ!!!」
梓「文化…祭で…ね、唯先輩…は…っ……」
がくん
私を掴んでいる腕から力が抜けた。
ようやく死んだか。ゴキブリみたいにしぶといヤツだった。
最後に何か言いかけたみたいだったけど、知ったことではなかった。
やった…私はやったんだ。
これできっとお姉ちゃんは私のところに戻ってくる。
腕を掴まれた。抵抗している。
無駄なあがきを…とっとと死ねばいいのに。
梓「憂…。唯先輩は…唯先輩はね、いつだって憂の…こ…と…」
憂「うるさいうるさいうるさい…!お姉ちゃんの名前を口にするなあぁあぁぁあぁああぁ!!!」
梓「文化…祭で…ね、唯先輩…は…っ……」
がくん
私を掴んでいる腕から力が抜けた。
ようやく死んだか。ゴキブリみたいにしぶといヤツだった。
最後に何か言いかけたみたいだったけど、知ったことではなかった。
やった…私はやったんだ。
これできっとお姉ちゃんは私のところに戻ってくる。
邪魔者はすべて消した。罪悪感はなかった。むしろ清清しかった。
帰りにスーパーでたくさん買い物をした。
お姉ちゃんの大好きな料理をいっぱい作ってあげるんだ。
そしたらまた、前みたいに私のことを見てくれる。
一緒にお出かけして、くだらないことで笑って…。
胸の高鳴りを抑えることが出来なかった。
ガチャ
憂「ただいま、お姉ちゃ―…」
どさっ
買い物袋が手から落ちた。私は動けなかった。
目の前の光景を理解するのに時間がかかった。
お姉ちゃんは…
死んでいたのだ。
帰りにスーパーでたくさん買い物をした。
お姉ちゃんの大好きな料理をいっぱい作ってあげるんだ。
そしたらまた、前みたいに私のことを見てくれる。
一緒にお出かけして、くだらないことで笑って…。
胸の高鳴りを抑えることが出来なかった。
ガチャ
憂「ただいま、お姉ちゃ―…」
どさっ
買い物袋が手から落ちた。私は動けなかった。
目の前の光景を理解するのに時間がかかった。
お姉ちゃんは…
死んでいたのだ。
悲しみの向こうへと 辿り着けるなら
僕はもう要らないよ ぬくもりも明日も
僕はもう要らないよ ぬくもりも明日も
憂「お姉ちゃんっ!!!」
私にお姉ちゃんの元に飛びこんだ。
紬さんを殺すのに使った睡眠薬と劇薬のビンが空だった。
おそらく大量に服用したのだろう。
憂「お姉ちゃん…どうして…?」
わからなかった。どうして?
軽音部がいけないんだよ?
軽音部がお姉ちゃんを私から奪うから。
私のなのに、お姉ちゃんは私のなのに。
ねぇ、どうしてお姉ちゃんが死んでるの?
憂って呼んでよ。またぎゅってしてよ。
お姉ちゃん…お姉ちゃん。
唯『軽音部のみんなと演奏することはね、今の私の生きがいなんだ!』
ふと、私はお姉ちゃんの言葉を思い出した。
お姉ちゃんを殺したのは他でもない、私だった。
私にお姉ちゃんの元に飛びこんだ。
紬さんを殺すのに使った睡眠薬と劇薬のビンが空だった。
おそらく大量に服用したのだろう。
憂「お姉ちゃん…どうして…?」
わからなかった。どうして?
軽音部がいけないんだよ?
軽音部がお姉ちゃんを私から奪うから。
私のなのに、お姉ちゃんは私のなのに。
ねぇ、どうしてお姉ちゃんが死んでるの?
憂って呼んでよ。またぎゅってしてよ。
お姉ちゃん…お姉ちゃん。
唯『軽音部のみんなと演奏することはね、今の私の生きがいなんだ!』
ふと、私はお姉ちゃんの言葉を思い出した。
お姉ちゃんを殺したのは他でもない、私だった。
>>227
さっきから何してんだwww
さっきから何してんだwww
憂「はは、はははは…」
笑うしかなかった。滑稽だった。
お姉ちゃんは死んだ。私がお姉ちゃんの生きがいを奪ったから。
私が悪いの?私が我慢しなかったから?
ちがう!ちがう!!悪いのは軽音部のやつらだ!
笑っているはずなのに、涙が止まらなかった。
憂「ごめんね、お姉ちゃん…」
なんで謝っているんだろう。自分のしたことを悔やんでいるのか。
すべてお姉ちゃんのためにやったことではないのか。
でも、その結果がこれだ。もうお姉ちゃんは戻ってこない。
ならせめて、最期ぐらいは…。
大好きだよ、お姉ちゃん。
笑うしかなかった。滑稽だった。
お姉ちゃんは死んだ。私がお姉ちゃんの生きがいを奪ったから。
私が悪いの?私が我慢しなかったから?
ちがう!ちがう!!悪いのは軽音部のやつらだ!
笑っているはずなのに、涙が止まらなかった。
憂「ごめんね、お姉ちゃん…」
なんで謝っているんだろう。自分のしたことを悔やんでいるのか。
すべてお姉ちゃんのためにやったことではないのか。
でも、その結果がこれだ。もうお姉ちゃんは戻ってこない。
ならせめて、最期ぐらいは…。
大好きだよ、お姉ちゃん。
和「唯…」
私はいま平沢家の葬式に来てる。
この未曾有の出来事はすぐに私の耳に届いた。
軽音部の全員が殺された。犯人は憂ちゃんだった。
その憂ちゃんは自分の部屋で薬を服用して自殺した。
唯を抱きながら眠るように死んでいたらしい。
何かの冗談かと思った。それぐらい、突然なことだった。
葬儀には色んな人が来ていた。
クラスメイトはもちろん、先生も、後輩も。いかついギャルたちもいた。(バンド仲間だろうか)
唯は、こんなにも愛されていたのだ。
ギターや着ぐるみ、たくさんの写真が遺品としてそこにあった。
どれも軽音部の時のものなのだろう。
おもむろに一つのものに目が留まった。
私はいま平沢家の葬式に来てる。
この未曾有の出来事はすぐに私の耳に届いた。
軽音部の全員が殺された。犯人は憂ちゃんだった。
その憂ちゃんは自分の部屋で薬を服用して自殺した。
唯を抱きながら眠るように死んでいたらしい。
何かの冗談かと思った。それぐらい、突然なことだった。
葬儀には色んな人が来ていた。
クラスメイトはもちろん、先生も、後輩も。いかついギャルたちもいた。(バンド仲間だろうか)
唯は、こんなにも愛されていたのだ。
ギターや着ぐるみ、たくさんの写真が遺品としてそこにあった。
どれも軽音部の時のものなのだろう。
おもむろに一つのものに目が留まった。
和「これは…」
それは一枚のチケットだった。
チケットには拙い字で「文化祭ステージ!平沢憂特別席招待券!」と書いてあった。
文化祭のステージに特別席なんてない。きっとこれは唯の自作だ。
あの子なりに憂ちゃんに感謝をしたかったのだろう。
憂ちゃん。唯は、誰よりもあなたのことを想っていたのよ。
そういえば、澪がこんなことを言っていた。
澪『唯がな、曲を作ったんだ』
和『へぇ、あの唯が?』
澪『大好きな憂ちゃんや和、お世話になったさわ子先生のためにって』
それは一枚のチケットだった。
チケットには拙い字で「文化祭ステージ!平沢憂特別席招待券!」と書いてあった。
文化祭のステージに特別席なんてない。きっとこれは唯の自作だ。
あの子なりに憂ちゃんに感謝をしたかったのだろう。
憂ちゃん。唯は、誰よりもあなたのことを想っていたのよ。
そういえば、澪がこんなことを言っていた。
澪『唯がな、曲を作ったんだ』
和『へぇ、あの唯が?』
澪『大好きな憂ちゃんや和、お世話になったさわ子先生のためにって』
そんなこと思い出した。途端に涙が溢れそうだった。
泣いてはいけない。しっかりしないと。
唯の前でこんな姿は見せられない。
あの子の前では、いつでも頼れる人でいないと。
唯『のーどーかーちゃん!』
あのあどけない笑顔が、いつまでも頭に残って消えなかった。
おわり
泣いてはいけない。しっかりしないと。
唯の前でこんな姿は見せられない。
あの子の前では、いつでも頼れる人でいないと。
唯『のーどーかーちゃん!』
あのあどけない笑顔が、いつまでも頭に残って消えなかった。
おわり
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/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
糞つまんなかったけど荒らされたから同情で乙って言ってもらえるぞよかったな
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