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    元スレ佐天「ストリームディストーション!」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 黒歴史 + - とある科学の超電磁砲 + - とある魔術の禁書目録 + - キョンメリーさん + - ケンシロウ + - ジョジョ + - ニードレス + - 佐天 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 91 :

    やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

    102 = 1 :

    上条「――――――」

    佐天「あ、戻ってきた……」

    上条「――――ぃ、――――が……しん……す」

    佐天「?電話……なんで―――って、大丈夫ですか上条さん!」

    上条「あ―――佐天、さん」

    佐天「いきなり地面に座り込んで……顔が真っ青ですよ?どうしたんですか?」

    上条「――――……が」

    上条「――――御坂妹が」

    佐天「妹さん――――?妹さんが、どうしたんですか?」

    上条「――――ごめん」

    103 = 1 :

    それから上条さんは一言もしゃべらなかった。
    私はそんな上条さんに言葉をかけることも出来ず―――路地裏へと入っていこうとすると、
    上条さんに後ろから止められた。
    どうしようもなくその場で一緒に座り込んでいると、そのうち警備員が来て、路地裏を
    閉鎖していった。
    どう考えてもだた事じゃなかったけど、今の上条さんを放っておくことなんて出来なかった。
    そして、一人の警備員が上条さんに声をかける。どうやら、現場までついてきてほしい、との
    ことだった。

    104 = 1 :

    「――――行きます」

    佐天「あの、私も――――」

    上条「いや……佐天さんはここに居たほうがいい」

    佐天「……妹さんに何かあったんですよね?」

    上条「…………」

    佐天「妹さんは私の友達です!だから、だから―――!」

    上条「――――警備員さん、この子も一緒に連れて行っていいですか」

    警備員「まあ、事情が事情みたいだし、構わないが」

    上条「佐天さん――――ごめんな」

    佐天「(……なんで、謝るんですか)」

    106 = 1 :

    路地裏は表通りとは対照的で、薄暗く先がとても見えづらい。
    そんな中を進む途中―――革靴が片方転がっているのを見つけた。
    ざわざわと心が揺れる。何か赤いものが付いていた気がするがきっと気のせいだろうと、
    ありえない可能性を払拭する。
    そう、壁に大きな傷が付いているのもどうせスキルアウトの仕業だろう。
    あたりの物が壊れているのもきっそれだ。
    この―――まとわりつくような嫌な熱も、きっと夏の路地裏特有のものなんだろう。
    そうして浮かんでくる可能性を消していると、上条さんの足が止まった。

    107 = 1 :

    上条「―――――――――――――え?」

    警備員「どうかしたかい?何かあったのか?」

    上条「あ、いえ、そうじゃなくて――――その、ここに、あったんです」
                      ・・・・・・・・・・・・・
    警備員「あった?ここに君の言っていた女の子の死体があったのかい?」

    佐天「(は――――?)」

    上条「はい……確かに、あったんです―――本当です!本当に―――」

    警備員「わかった。落ち着いて」

    警備員「もしかしたら君の言っているところは別のばしょなんじゃないのか?錯乱
        して場所を町がているという可能性は――――」





    書きだめ切れた。ペースダウン

    109 = 1 :

    ――――会話が頭に入ってこない

    (え、どういうこと?)

    ――――先の警備員の言葉を思い出す

         “女の子の死体があったのかい?”

    (女の子の死体って?)

    ――――それに対する返答を

         “はい……確かに、あったんです”

    (あったって、何が?)

    ――――女の子の死体、上条の様子、入口に落ちた革靴、あの時の妹の顔、そして

         “さようなら、とミサカは踵を返します”

    (―――あ)

    ――――答えは、ひとつしかなかった。

    110 = 1 :

    佐天「かみじょ――――」

    上条「どうなってるんだよ、くそ!」

    佐天「ちょ―――待ってください!」

    113 :

    第四援波動!!

    114 = 29 :

    入滅・第三波動!

    115 = 1 :

    佐天「はぁ……はぁ……い、いきなり走らないでくださいよ!それより―――」

    ガサッ

    上条佐天「ッ!」ビクッ

    上条「誰だ!」

    佐天「(なんだろう……なにか、動いてこっちに―――」


    佐天「―――――妹、さん?」

    116 = 1 :

    上条「御坂妹……?」

    ミサカ「申し訳ありません、作業を終えたらそちらへ戻る予定だったのですが、とミサカは初めに謝罪しておきます」

    上条「ちょっと待ってくれ……お前は本当に、あの御坂妹なんだな?」

    ミサカ「あの、とはわかりかねますが、先ほど一緒にいた、という意味でしたら、そうです、とミサカは推測して答えます」

    上条「……なんだったんだ、ちくしょう」

    ミサカ「どうかされましたか?とミサカは首をかしげます」

    佐天「ん……えっとね、その、実は、上条さんが妹さんの死体を見たって言うからさ……あーもう、心配した!心臓に悪いよ妹さん!」

                ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
    ミサカ「いえ―――ミサカはきちんと死亡しましたよ、とミサカは報告します」

    117 = 1 :

    上条佐天「え―――?」

    佐天「……やっ、やだなー妹さん、そんな冗談本当に心臓に悪いからやめて―――

    上条「―――おい。お前のその、担いでる寝袋はなんなんだ?なんでそんなもん持ってるんだ」

    佐天「」ビクッ

    ミサカ「……。ああ、実験場に入っていることから実験の内容を知っているのかと思いましたが、よく考えれば、
        そちらの貴女は実験について知らなかった―――そこから実験について知らないと推測するべきでしたね、とミサカは間接的な部分から答えを導き出します」

    ミサカ「ですが一応パスをとります―――××××××」

    上条「実験―――なんだって?」

    ミサカ「デコードに失敗、と、ミサカはこれにより関係者でないことを確証します」

    119 :

    超支援砲

    120 = 1 :

    佐天「妹さん、その、実験って一体―――」

    ミサカ「先ほども申し上げましたが、関係者以外には機密ですよ、とミサカは教えます」

    佐天「え―――(後ろから、声?)」

    ミサカ「それはそうと、ネコをありがとうございました」
    ミサカ「あの場にあなたがいなければ、ネコをその場へ置き去りにしてくるところでした」
    ミサカ「勿論ミサカ自身が抱えている、という選択肢もありましたが」
    ミサカ「無関係の動物を実験にまきこむことは極力控えたかったのです」
    ミサカ「それからあなた」
    ミサカ「あなたの判断は間違ってはいませんよ」
    ミサカ「警備員には不審に思われたかもしれませんが」
    ミサカ「それはこちらでうまく調整しておきます」
    ミサカ「なので安心してください」

    121 = 1 :

    佐天「―――!(妹さんが……なんで?)」

    上条「……なんだよ、これ」

    上条「なんなんだよ、これ―――!」

    ミサカ「はて、何と言われましても」

    ミサカ「ミサカはミサカ―――学園都市で七人しか存在しない超能力者、お姉さまの量産軍用モデルとして作られた体細胞クローン
        ―――妹達、ですよ。とミサカは答えます」

    ミサカ「ああ、ちなみに安心してください。あなた達が今まで接してきたのは個体番号10032号―――つまり、このミサカです、と
        ミサカは答えます。ミサカ達は特殊な電波で記憶を共有しているのですよ、とミサカは自分の機能を述べます」

    佐天「―――一体何を、してるんですか」

    ミサカ「何と言われても―――ただの実験ですよ、とミサカは事実を述べます。
              本日は無関係の貴方達を実験にまきこんでしまい、申し訳ありませんでした。
             と、ミサカは謝罪します」

    122 = 45 :

    「一」なげぇ!って思ってしまった

    123 = 1 :

    ―――その後。

    上条「…………」

    佐天「…………」

    佐天「(わけわかんない……実験って、何よ。なんでそんなことを)」

    上条「(くそっ―――なんだよこれ。なんなんだよこれ。実験で人を殺すのか。クローンだから殺してもいいってか?
         わけわかんねぇよ、ちくしょう!)」

    佐天「(あれ、そういえば妹さんは御坂さんのクローンって言ってたよね。
        クローンって、あの、血とか髪の毛とかから創り出すってやつ――――!)」

    上条「(まて―――クローンってことは、その材料の提供者がいるってことだよな?
        それって、もしかして――――!)」

    佐天「……上条さん、私、今、最低なことを想像しちゃいました」

    上条「……そうか。たぶん、俺もそんな感じだと思う」

    佐天「てことは、今は」

    上条「ああ―――御坂のところへ行こう」

    124 = 1 :

    ―――そして

    上条「……しかし、佐天さんが御坂と知り合いとはなぁ」

    佐天「でなきゃ妹さん、なんて呼んでないですよ」

    上条「ああ、それもそうか―――どうだ、繋がるか」

    佐天「……駄目ですね、たぶん、電源切ってます」

    上条「そうか……直接寮に向かうしかないか」

    佐天「あ、だったらもう一人心あたりがあるんで、そっちに電話してみます」

    125 = 1 :

    佐天「―――あ、白井さん?」

    白井『どうしたんですの?こんな夜更けに』

    佐天「いやぁ、その……御坂さん、います?」

    白井『お姉さま?……いいえ、まだ帰ってきてませんわ。一体どこをほっつき歩いているのやら……寮監様にもばれますというのに』

    佐天「そうですか……ありがとうございます」

    佐天「駄目でした、寮にもいないって……」

    上条「……くそっ、どうすりゃいい。そもそも実験ってなんなんだよ……」

    佐天「――――あ。そうだ」

    127 = 1 :

    佐天「もしもし?初春?今から調べ物してほしいんだけど、いいかな?」

    初春『ふぇ?別にいいですけど……』

    佐天「その、もしかしたら、すごく危険なことかもしれないんだけど、いいかな……?」

    初春『えぇ!?何に首つっこんでるんですか佐天さん!?」

    佐天「うっ……まあ、それは後で言うからさ。今から言う言葉で検索してくれないかな。 
         量産軍用モデル、妹達、御坂美琴、実験」

    初春『え?それって――――』


    佐天「なるほどね。ありがと、初春」

    初春『あの……無茶しないでくださいね』

    佐天「うん」ピッ

    128 = 1 :

    上条「何かわかったのか?」

    佐天「・・・はい」


    上条「なんだよそれ……ふざけんなよ!20000体の御坂妹を殺す?レベル6?
        そんなもん、許されていいはずねぇだろ!!」

    佐天「それから、御坂さんがこれを聞いた次の日に、かなりの研究所が活動停止になってるんですよ」

    佐天「これって、もしかして御坂さんが―――」

    上条「……わかんねぇよ。とにかく、御坂に直接聞くしかない」

    佐天「でも、電話繋がりませんしどうやって……」

    130 :

    しぇすた

    131 = 1 :

    上条「―――風力発電機」

    上条「確か、風力発電機ってのは、特殊な電磁波を流すと逆に回転するんだよな?」

    佐天「はぁ……そんな話は、聞いたことありますけど」

    上条「なら―――この風のない夜に、あんな風に動いてる発電機をたどっていけば御坂のところへ着くんじゃないか?」

    佐天「え―――あ、そっか。御坂さんの体からでる電磁波―――!」

    上条「よし―――」

    佐天「あ、待ってくださいよ!」

    132 = 1 :

    ―――鉄橋の上にて

    御坂「――――どうしてこんなことに、なっちゃったのかな」

    御坂「――――」

    御坂「――――っ」ぽろぽろ

    ニャー

    御坂「え―――猫?」


    佐天「御坂さんっ!」

    134 = 45 :

    ぽろぽろ、で

    初春「チコチーコ!!」
    黒子「デスノー!」
    佐天「ういはる・・・」ぽろぽろ

    みたいなポケモンものを思い出した

    136 = 1 :

    御坂「さてん、さん?」

    御坂「なんでこんなところに―――あ」

    上条「……何してんだよ、お前」

    御坂「……はんっ、別に、何してようと私の勝手でしょ?常盤台のお嬢様だって夜遊びくらいするわ。
        不良共なんかじゃ私に勝てないし―――危険って言うなら、こんな時間に女の子と二人でいるアンタの方が危険でしょ。
        佐天さんがなんでこいつと一緒にいるのか知らないけど、夜に男と二人っきりなんて危ないわよ?」

    佐天「―――御坂さん」

    上条「―――やめろ」

    御坂「やめろって何?からかわれたことにそんなに腹がたったの?
        小学生じゃあるまいし、何をそんなに―――」

    上条「強がりはやめろって言ってんだよ。
        全部知ったんだよ。御坂妹のことも、妹たちのことも、実験の事も、一方通行のことも。
        だから、お互い無駄ははぶこうぜ」

    137 = 1 :

    御坂「―――――――――――――――――――――――ッ!」

    御坂「(なんで―――なんで、それを)」

    御坂「(あ……佐天さん……そっか)」

    御坂「ういはるさん、かな」

    佐天「……はい」

    御坂「……そっか。あーあ、もう、なんでこんなことしちゃうのかな」

    138 = 1 :

    御坂「どっから何を知ったかしらないけどさ――――

       ―――それで。結局、アンタと佐天さんは、私を心配してくれたの?許せなかった?」

    上条「そんなの、しんぱ―――佐天さん?」

    佐天「……御坂さん」

    ぱんっ

    御坂「―――!」

    佐天「心配したに決まってるじゃないですか!
         友達のことを心配しない友達なんて!いるわけないじゃないですか!ばか!」

    上条「……(平手打ち、いい音したなぁ)」

    139 = 130 :

    シリアス天界シェ

    140 :

    上条「……(平手打ち、俺にもしてくれないかなぁ)」

    141 :

    佐天「ばかばかばか!なんで!なんで何も相談してくれないんですか!
        私たちは―――そんな安い仲だったんですか!?」

    御坂「―――そんなこと、思ってないわよ」

    佐天「じゃあ―――」

    御坂「じゃあさ!」

    御坂「じゃあ佐天さんは相談できる?自分の細胞から作られたクローンが実験のために一万体以上殺されてて。
       それを止めるために一方通行に挑んで!惨敗して!
       学園都市超能力者第三位の私でもどうにもならなかったことを!
       佐天さんたちに相談できるの!?
       真っ向から敵わないと思ったから絡め手に変えた!
       けど全部一緒よ!いくら研究所を壊したところで実験は次に次にと鞍替えされる!
       
       そもそも――――こんな危ない世界に、大切な友達を連れてこられるわけないでしょ?」

    佐天「あ―――御坂、さん」

    142 :

    第四波動って一方さんに通用するのか?

    143 :

    上条さんが触れてる間なら…!

    144 = 1 :

    御坂「ねぇ知ってる?あの子たち、自分のことを実験動物って言うのよ?佐天さんならわかるよね?
        自分達が実験動物って言われた時のあの気持ち。
        まるでそんなものないかのように、当然のように口にするのよ、あの子たちは。
        きっと自分が実験動物って自覚しかないんでしょうね。だから、平然といってのけるのよ」

    上条「けど―――きちんとしたデータがあれば警備員や理事会も動くはずだろ?!」

    御坂「馬鹿ね……理事会はこの街のことをお空にある衛星で全てチェックしてる。 
       それでもここまで止まらなかったってことは―――グルなんでしょうよ、理事会も。
       考えてみれば当然よね。この学園都市の目的は「能力をもった人間をつくりあげること」なのよ。
       その一番上、頂点に位置する超能力者の第一位の、さらに上へいく方法があるのなら、乗らないわけないわよね」

    御坂「でもね―――この実験には決定的な欠陥があるの。それはこの実験の結果を演算した「樹形図の設計者」の演算が間違いだとすること」

    佐天「……どういうことですか」

    146 = 1 :

    御坂「「樹形図の設計者」はこう演算したわ―――
        『一方通行が128体の超電磁砲を殺すこと』
        『一方通行が20000体の超電磁砲の複製を殺すこと』
        このどちらかが満たされた時、レベル6へと進化する、って。
       なら―――このどちらかの結果が、つまり「樹形図の設計者」の結果が、間違っているとさせればいいのよ」

    佐天「な―――」

    上条「―――に?」

    御坂「簡単な話よ。「樹形図の設計者」は185手で私が殺されると演算したの。
        じゃあもし1手目であっけなく殺されたら?
        それは「樹形図の設計者」の信用を墜落させることになる。こうすれば、実験は止まるかもしれない。
        妹達のメンテナンス費用や立地の確保だって、ばかにならないでしょうからね」

    上条「けど―――そんなことしても、また「樹形図の設計者」に再演算されたら」

    御坂「ああ、その心配はないわよ」

    147 = 1 :

    御坂「つい二週間くらい前にね……破壊されたのよ。地上からの謎の攻撃によってね。
        だから再演算なんてできっこない。つまり、一度でいいから結果を狂わせればいいの」

    佐天「(二週間くらい前って……もしかして、あの白い光?)」

    佐天「(あれ……でも、今の話って、もしかして)」

    佐天「もしかして、御坂さん―――」

    御坂「――――そのもしかして、よ」

    上条「―――死ぬ気なのか」

    148 :

    シエンタでお待ちのお客さま。

    149 = 1 :

    御坂「……元はと言えばこの実験は私の責任だからね。だから、責任をとる、それだけよ」

    佐天「そんな―――他になにか方法は」「そんなものはないのよ」

    御坂「そんなものはないの、佐天さん。
        お願いだから、邪魔しないで。これは、私が考えた、最善で最良の選択なんだから」

    上条「……ごちゃごちゃうるせぇよ」

    御坂「……ふん。いいからどきなさい。私は今日、実験を終わらせる。
        割り込んで、殺されて、そこで実験は中止よ。
        素敵でしょ?一人の血で一万に近い血が守られるんだから」

    上条「―――お前、それ、本気で言ってるのか。
         本気で、残った一万の妹達が救われるって信じてるのか」

    御坂「ええ。だからはやくそこを―――」「どかねえよ」

    上条「俺は―――ここからどかない」


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