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元スレ一方通行「…………」御坂妹「……(何か喋れよとミサカは(ry)」
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「……何してンだァ?オマエ…」
「に゙ゃっ!?」
「……にゃ?」
「い、いえ、あの、こ、こんばんは!…とミサカは、ど、どもりつつも挨拶をします…」
「…あァ?」
そこにいたのは、昼間に別れた筈のクローンだった。
違うのは、その時にはつけていなかったあのでかい暗視ゴーグルが額にあり、首にネックレスがない事と。
そして思いきり、挙動不審なところだった。
声をかけただけで、ビックー!と音がする程に飛び上がるのは、幾ら自分の事が怖いと言えど、いかがなものか。
昼間はあれだけ平気そうに、目の前で暴言を吐きつつ茶をしばいていたくせに。
一方通行はその怪しさに、いよいよもって、ガラ悪く眉をひそめた。
「オマエ…昼間の奴かァ?何の用…」
「ち、違います!とミサカは、」
「…ア?」
「ミ、ミサk、やべっ噛んだ、…ミサカは、け、検体番号14510号と言います。
昼間のは10032号です、とミサカはきちんと、…じ、自己紹介をしてみます…宜しくお願いします…」
「……、なンだって?」
しかし返ってきた言葉の意外さに、思わずしかめっ面が解けた。
そのまま言葉を反芻し、まじまじと目の前のクローンを見つめてみる。
「いえ、あの、そんな見つめられると…ミ、ミサカはどうしていいか分かりません、
とミサカは思わず手持ち無沙汰で、ゴーグルを伸ばしたり引っ張ったり伸ばしたり、いてっ!」
「…落ち着けよ」
「は、はい…」
「…………」
「…………」
「……いや、だからなンなンですかァ?」
「いえ、あの、ミサカにも……その、携た…携、番…その、…うう…」
「…………」
そんなに自分の事が、このクローンは怖いのだろうか。
目線もあっちを見たりこっちを見たりと定まらず、しかしこちらの顔は見ない。なのに目の前からは動かない。
一体何がしてェンだ、とまた眉をひそめかかった所で、一方通行は思い当たり、口を開いた。
よくよく考えれば、クローンがわざわざ自分に会いに来る理由など、一つしかない。
「…あのクソガキに、会いに来たのか?」
「えっ?」
「あいつなら、家にいるけどよォ。…もう遅いから、今から興奮させたくねェンだわ。うっせェしうぜェし寝なくなンし」
「え、あ、はい。…はい?」
「つう事で、また日ィ改めて来るンだなァ。…オラ、どけ」
「あ、…」
言っても呆けたようにそこから動かないクローンに息を吐き、大人しく自分が歩行をずらす。
擦れ違いざまに、一度だけヒラリと手を振ると、一方通行はそのまま歩きだした。
かつ、と杖の音が再びアスファルトに響く。そのまま、何も遮られることなく、二度、三度。
しかしそれが十度目にさしかかった所で、一方通行は盛大に舌打ちをすると、振り返った。
「…だァから、今日は無理だっつってンだろ!早く帰れ」
「う、いや…はい…、とミサカはうな垂れつつ、とりあえずどうしようもなく頷きます…」
クローンは未だ同じ場所から動こうとせず、それどころか目が合うと、がくりと俯いた。
あからさまに意気消沈しているのが伺える。一方通行はきちんと振り返り体を向けると、もう一度舌打ちした。
「…ああもうだからァ、ちゃんと事前に言やァ、会わしてやるっつってンだよ」
「……じ、事前に言う?それは貴方にですか?と、ミサカは光明が見えた気がして、思わず顔を上げます」
「ア?…別に俺じゃなくて、あのクソガキにでもいいだろォが」
「…そんなつまんねぇ事しても仕方ねぇだろうが、とミサカは再び意気消沈します…」
「ハ、ハアァ?」
「…だ、だってほら、幼女ですし!一旦した約束を、忘れてしまうかもしれませんよ?とミサカはとりあえず続けます」
「オマエらにゃ、ネットワークがあンだろォが。共有しときゃいいだろ、予定」
「うう…、あ、でも!その日にミサカが行くとなると、きっと他のミサカも行きたがり、
色んなミサカが集結しエライコッチャな事になる可能性があります、
とミサカはあなたの家の周辺で騒ぎが起きそうな予感を吐露します!」
「ハアァ?なンっだ、そりゃ」
「だ、だからですね!…ミサカだけで上位固体に会いに行きたい時は、じ、事前に予定を取る場合、
上位固体以外への連絡が必要になります!とミサカは全力で訴えます!」
「顔近ェンだよ! 寄ンな!!」
「あ、すいません」
いつのまにか眼前にまで迫っていたクローンの肩を、ぐい、と慌てて左手で押し戻す。
一体何がこの少女を必死にさせているのか、と少々呆れつつも、一方通行は再度まじまじとその表情を見やった。
目がきらきらとしていて、頬が紅潮している。夜目にもそれがはっきりと伺えて、改めて一方通行は少し驚く。
表情筋は相変わらず動いてなさそうだが、これは最早無表情キャラでは無いだろう。
随分と、変わったものだ。
「…でェ?…結局あのクソガキじゃなくて、俺と予定組めば丸く収まるって事で、いいンだな?」
はあ、と息をつき、尻のポケットから薄い携帯を取り出す。
ばちん、と反動で折りたたみを開いて画面を表示させれば、目の前のクローンもとい少女が、イエス!と叫んだ。
「…あ?」
「いえ、はい、やった!…あ、違う!…そ、その通りです、とミサカはあなたの速やかな判断にグッジョブを送ります」
「…わっけ分かンねェなァ、もう…。オラ、携帯出してこっち向けろ」
「はい」
どこから取り出したのか、少女の手には既に携帯が握られていた。
女の子らしくない、味も素っ気も無い携帯にちらり、と一度視線をやってから、一方通行は決定ボタンを押した。
数秒で、「complete」という文字が画面に表示される。
「…クソガキに会いたくなったら、連絡してこい。適当に周りの保護者共に伝えといてやらァ」
「…………」
「…おい、聞いてンのか?」
「はい。…会いたくなったら連絡してこい、ですね?とミサカはその言葉を噛み締めます」
「いや…なンかでっけェ単語が抜けてっけど…まァもう、どォでもいいわ…」
何が面白いのか、じっと携帯の画面を見つめたまま返答をする少女に、再度大きな息を吐くと、
一方通行は今度こそコンビニへ行く為に背を向けた。
かつ、と聞き慣れた音が再び響く。
するとそれに気づいたように、背中に声がかかった。
「あ、あの!…とミサカはあなたを引き止めます!」
「アアアもう…ハイハイ、なーンなンですかァ!?いい加減にしろや!」
「お腹が空きました」
「………ア?」
「リピートします。お腹が空きました」
「…………」
「…と、ミサカは夕食の規定時間をとうに過ぎているのに、未だ何も摂取していない事をここに告白します」
「…………」
「ほら、やるべき事やって目標もとりあえず達成できたので、安心するとすぐに三大欲求がきたというか、
とミサカは自分に正直になってみます」
「…………」
「……あ、グーって鳴った、とミサカは独り言を言ってみます。
…おや、そういえば、あんな所にコンビニが?と続けてミサカはもう一度独り言を言ってみます」
「…………」
「…………」
「………好きにしろよもう…」
「よし、言質を取りました!とミサカはドヤ顔であなたの隣に並びます」
「…………」
(…なンなンだァ、こいつら…マジで意味分かンねェ…)
(昼間の奴といい、こいつといい…どういうつもりだァ…?)
(意味不明過ぎンだろ…)
(…………)
(…ちょっと怖ェ…)
終わり!!!!!
正直ここで終わってれば、誰かが>>838を書いてくれると思ってやりました!!!!
他の奴が書いたンじャ意味がねェンだよ…
>>1が書くから…ってンな事いわせンじャねェ!
>>1が書くから…ってンな事いわせンじャねェ!
まぁお前ら冷静に考えてみろよ
・飲み物と食い物ゴチ
・とりあえず金持ってる
・お洒落話題(笑)豊富
なんだこれ…イケメンじゃねぇか…
・飲み物と食い物ゴチ
・とりあえず金持ってる
・お洒落話題(笑)豊富
なんだこれ…イケメンじゃねぇか…
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