元スレキョン「……ポケモンマスター?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
52 = 1 :
キョン「たのもー……」
シーン
キョン「……開かないな。鍵がかかってる」
佐々木「留守かな。返事もないし」
翁「ああ、ここのリーダーなら長いとこ留守にしとるよ。また来なさい」
キョン「……なんか拍子抜けだな」
佐々木「その実安心しているんじゃないのかい?」
ピカチュウ「ピーカー」
キョン(……図星だ。くそ、笑うなピカチュウ!!)
佐々木「ここのジムが閉まっているとなると……」
佐々木「ニビジムに向かうか」
キョン「ニビジム……」
キョン(確か、タケシがいるところだよな……)
53 = 1 :
佐々木「さて、ここからニビシティに向かうには、本来ならばトキワの森というところを抜けなければならないんだが……」
佐々木「面倒だから僕のドンカラスで飛んで行こう」
キョン「おう。頼むわ」
キョン(こういうのって所謂チートだよな……まあいいか。そう悠長に踏まえてる時間もないし)
ドンカラス「……カァ」
佐々木「? どうしたドンカラス」
ドンカラス「カァ……」バサバサ
佐々木「飛べないのか? ……翼に異常は見られないが」
キョン「やっぱチートは駄目ってわけか……」
佐々木「……仕方無い。歩いて行く事にしよう。レベル上げにもなるだろうし」
キョン「おう……」
54 = 1 :
キョン「ピカチュウ! 電光石火!!」
ピカチュウ「ピッカァ!!」
コラッタ「ラッタァー!!」ダダダッ
佐々木「この辺のポケモンは一撃で追い払えるようになったじゃないか。そのピカチュウ、かなり筋がいい」
キョン「みたいだな……」
ピカチュウ「ピッピカチュウ」
佐々木「ところでキョン、君はピカチュウ一匹でこれからも行くつもりかい?」
キョン「いや、確かに手持ちは増えるに越したことはないが……」
佐々木「例えばこの先電気タイプが通じない敵に出会ったとしたら」
キョン「うん、困るな」
佐々木「次に会ったポケモンをとりあえず手持ちに加えてみたらどうだい?」
キョン「そうすることにするよ。いいな? ピカチュウ」
ピカチュウ「ピカ」コクン
55 = 1 :
キョン「そう決めてみると途端にポケモンが出てこなくなるな……」
佐々木「まあ人生とは得てしてそういうものさ。気長に行こう」
ピカチュウ「ピカー」
キョン「ま、そんなもんか……」
ガサガサッ
ピカチュウ「! ピッカ!!」
キョン「出たか!! ……む?」
??「ピャー……」
キョン「こいつは……」
佐々木「キャタピーだね。芋虫ポケモンだ」
56 = 1 :
キョン「……ピカチュウ、電気ショック」
ピカチュウ「ピ」パリッ
キャタピー「ピャァアアー!!」コテン
キョン「…………」
佐々木「どうしたんだい? ほら、気絶してる内にボールを投げないと」
キョン「……てい」ポイッ
カシュンッ!
キョン「…………」
佐々木「…………」
ピカチュウ「…………」
……ポン!
58 :
そういえば図鑑もらってないな
59 = 1 :
キョン「……やったか?」
佐々木「そのようだね。おめでとうキョン。初のポケモンゲットじゃないか」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
キョン「なんだかなぁ……」
佐々木「安心したまえ。確かキャタピーも進化する。いつまで経ってもこんな不恰好な芋虫じゃないさ」
キョン「何気に辛辣だなお前。キャタピー! 出て来い!」
キャタピー「ピャー……」
キョン「あー、今日からお前は俺の仲間だ。よろしくな」
キャタピー「ピャ?」
ピカチュウ「ピカ、ピカピカ」
キャタピー「ピャァ」
ピカチュウ「ピッカー! ピカピカァ」
キャタピー「ピャアピャア!」
60 :
涙腺崩壊フラグ
61 = 1 :
キョン(……通訳が欲しい)
佐々木「ふむ、意気投合したようだね」
ガサガサッ
??「ピジョーッ!!」
キョン「うおっ!?」
佐々木「ピジョンか……キョン、キャタピーをしまったほうがいい」
キョン「へ?」
佐々木「ピジョンにとってキャタピーは餌だ」
キョン「なにぃ!?」
キャタピー「ピャ、ピャァアアァアアァ!!」
ピジョン「ピッジョー!!」
62 = 1 :
キョン「戻れキャタピー!! ピカチュウ、10万ボルト!!」
ピカチュウ「ピカァ!!」バリバリバリッ
ピジョン「ピジョ!?」サッ
キョン「かわされた!?」
佐々木「慌てるなキョン。よく狙いを定めるんだ」
ピジョン「ピジョー!!」
キョン「……今だ! ピカチュウ10万ボルト!!」
ピカチュウ「ピカー!!」バリバリバリッ
ピジョン「ジョッ!!」ボタッ
キョン「行け! モンスターボール!!」
カシュン!
……ポン!
キョン「ふぅ……」
佐々木「やれやれ。立て続けにご苦労様」
63 = 1 :
キョン(しかしあれだな。うろ覚えだが、今の俺の手持ちはサトシと一緒じゃないか)
キョン(ハルヒのやつ、ゲームに加えてアニメも一話から見直したりしたのか……?)
キョン(と、なるとそろそろ……)
??「そこのジャリンコ共!!」
??「ここから先は通さないわよ!!」
??「ニャー!!」
キョン「やっぱり……」
佐々木「おや。君たちはポケモンセンターの……」
ムサシ「おや!君たちはポケモンセンターのと言われたら!」
コジロウ「答えてあげるg」
キョン「わかった。その口上は俺でもはっきり覚えてるくらいだからもういい」
ムサシ「え、なに、あんたあたしたちのファン?」
キョン「いや、違うが……」
キョン(アニメで見る分にはわりと好きだったんだがなぁ)
64 = 1 :
ムサシ「とにかく! 最後まで言わせなさい!!」
コジロウ「……どこまでやったんだったか」
ムサシ「えっと……答えてあげるが、あたりまでだったと思うけど」
コジロウ「ああそっか。えー、オホン! 答えてあげるが世の情け!」
ムサシ「世界の破壊を防ぐため」
コジロウ「世界の平和を守るため」
ムサシ「愛と真実の悪を貫く」
コジロウ「ラブリーチャーミーな敵役」
ムサシ「ムサシ!」
コジロウ「コジロウ!!」
ムサシ「銀河を翔けるロケット団の二人には!」
コジロウ「ホワイトホール、白い明日が待ってるぜ」
ニャース「にゃーんてニャ!!」
キョン(……随分と懐かしい)
65 = 1 :
ニャース「そこのジャリガール!」
佐々木「……僕のことかな」
ムサシ「お前の持っている、その見た事ないポケモン! そいつをあたしたちに渡してもらおうか!!」
コジロウ「なんせこの俺たちを一瞬でふっ飛ばすほどのポケモンだからな……ボスもさぞお喜びになるだろうさ」
佐々木「無理を言わないでくれたまえよ」
キョン「ピカチュウやっちまえ!」
ピカチュウ「ピカァ」バチチチチ
ムサシ「はん! そんな電気鼠に何が出来るって言うのさ。行きなアーボ!」
コジロウ「ドガース! お前もだ!!」
アーボ「シャーボ!!」
ドガース「ド~ガ~」
66 = 1 :
ピカチュウ「ピッカァア!!」
バリバリバリバリ
ムサシ「え」
コジロウ「なに……!?」
ニャース「ニャァアアァア!!」
チュドーン
ロケット団「「やなかんじぃー!!」」
キラーン
キョン「……やれやれ」
佐々木「お見事。しかしなんなのだろうね彼らは。泥棒かな?」
キョン「そんなところさ」
67 = 1 :
寝る
万が一残ってたら明日の夕方頃また書きにきます
68 :
残ってなければ立て直して欲しいな
寝る前保守
70 :
残っていたらと言われたら
71 :
>>67
おまえはやればできる子だ
書き溜めて戻ってきたまえよ
75 :
寝る前に
76 :
ねるほ
84 = 69 :
しゅっしゅ
85 :
佐々木の存在がかなり面白くしてくれてるな
期待
87 :
保守してやるのが世の情け
88 :
金がない
92 :
追いついた 支援
初期のアニメ懐かしいな…シゲル古泉うぜぇwwwwww
あと、ロケット団の手持ちは当時の時のままなのか
94 :
これは保守せざるをえない
98 :
保守せずにはいられないな
99 :
マサラタウンに
100 :
さよならバイバイ
みんなの評価 : ★★★
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