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    元スレ初春「一方通行?顔は知りませんね」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - bleach + - とある魔術の禁書目録 + - 一方通行 + - 初春 + - 垣根帝督 + - 木原数多 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 = 114 :

    初春「いえいえ、まだ宵の口ですよ」

    御坂『あははほんと?でも起きてて良かった…あのね、頼みがあるのよ』

    初春「…もしかして、今のアンチスキルへの」

    御坂『! 見てたの』

    初春「はい。…御坂さんも…」

    御坂『うん…やっぱ一方通行が気になってあれこれちょっとヤバい方面まで調べてたのよね…マズイかな』

    初春「ふふ…痕跡は消しましたか?」

    御坂『まあ一応ね』

    初春「学区を跨ぎますけど、そう遠くない研究所が現場ですよ」

    御坂『…初春さん、ありがとう』

    初春「とんでもない。…だって私もいきますから」

    152 = 114 :

    御坂『……ぅえ、えええ!!???駄目よダメダメ危険よ何を言ってるの?』

    初春「止めても無駄ですよぅ。私、失敗を取り返すために必死になるって、もう覚悟は決めちゃってるんですから」

    御坂『初春さん…いやでも』

    黒子『もうお姉さまったら。そりゃあ初春はレベル1ですけど、れっきとしたジャッジメント…これでも根性は人一倍なんですのよ』

    初春「白井さん!」

    黒子『初春、わたくしも行きますの。ちゃっちゃと準備しないと置いていきますわよ?』

    初春「は…はいっ!!」

    初春は電話を切ると、立ち上がった。
    決意の灯る瞳が熱く輝いている。

    初春「私だって…出来ることは絶対あるはずです!」

    156 = 114 :

    垣根帝督は真っ白な世界にいた。
    自らが造り出す未元物質のような白さの中でふわふわと浮いているような感覚があるが、手も足もなにもない。
    そもそも見渡すという動作さえかなわなかった。

    (あれから…どうなったんだ?)

    その白い世界に一点のシミが落ちた。

    (いやだ…)

    (何かが頭の中に入ってきやがる…)

    (いやだいやだ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ)

    (ふざけるな…こんな…)

    《――さあ、全部開いて見せてねん》

    (心理掌握、)

    《――貴方はアレイスターの優秀な駒になるのよん》

    (なってたまるか…)

    《――もう無駄よん。こうして意識が繋がれたということがもはや…終わりの合図なんだからん》

    157 = 114 :


    (何が終わるってんだ…)

    《――もちろん…垣根帝督という人間が、よん》


    あはははは…と笑う気配がして、染みがぶわりと大きく拡がった。

    染みの中央から、機械的な声が響き始める。

    (あ………)


    【記憶領域の洗浄を開始】

        【洗浄区域の算定を完了】
      【感情分野へ干渉し】   【区画を制御可能な状態】
            【人格書き込みを】


    (ああああっ………)


    (ああああああああアアアアアアアアアアああああああッッッ!!!!!)


         【ピ―――――――――――――】

    159 = 114 :

    >>158
    !!!!!!???????????

    miss!
    すまん素で気づかんかった
    どおりで何故か変換されないと…

    160 :

    いいよいいよー

    162 :

    164 :

    165 = 131 :

    166 = 114 :


    結標「あら、土御門じゃない、どうしたのよ」

    結標は敵をビュンビュンと転移させながら、背後に現れた気配に話しかけた。

    土御門「不味いことになったぜぃ。このままだと制圧されちまうかもしれん」

    土御門も、躍りかかる男たちをちぎっては投げちぎっては投げしながら答えた。

    結標「どういうこと?一方通行がヘマでもしたわけ」

    土御門「いや。ともかく、ここはもういい。本館へ急ぐぞ」

    結標「はいはい、分かったわよ…都合のいい移動手段だと思わないでよね、ったく」ヒュン!

    167 = 114 :


    土御門「一方通行!」

    一方「土御門か。どうした何が起きてやがる?さっきから施設が揺れまくってンぞ」

    土御門「海原と連絡が取れなくなった。内部に既に潜入していたやつにやられたらしい」

    一方「…あいつはホンットすぐ連絡つかなくなンな…」

    土御門「そう言ってやるなよ。複数とやりあうのは不得手だからな、仕方ない」

    一方「チッ…まァいい。ンじゃさくっとド派手にこいつら全員ぶっ潰して、とっとと馬鹿共を追いかけるか」

    土御門「ああ頑張れ」

    一方「……」イラッ

    結標「土御門、明日朝からアンチスキルの詰所前にネクタイとサングラスのみ着用状態でトばしてあげるからそのつもりで」ビュン!

    土御門「ちょっ、不可抗力だろうが!酷いにゃーーっ!!!」

    一方「じゃあ出血大サービスで、『僕は変態という名の紳士です』って書いたボード持たせてやンよ!」ズガガガガ!

    土御門「それで股間を隠せと!?鬼!!」

    結標一方「「いいから先に行け」」ドガッ

    土御門「にゃーーっっ!!!」

    174 :

    初春って「はつはる」で良いのか?

    177 :

    178 = 114 :

    >>177
    こらw





    ヒュン!と風を切る音がして、初春の部屋に唐突に気配が現れる。

    黒子「準備は整いまして?初春」ヒソヒソ

    初春「御坂さん!白井さん!ばっちりです」ヒソヒソ

    御坂「オーケーオーケー、んじゃいっちょ行くわよ」ヒソヒソ

    三人が手を繋ぐと同時に、部屋からは何も聞こえなくなった。


    179 = 114 :


    ヒュン!


    黒子「三人でテレポートしますから、50m程度ずつしか進めませんの。それでも走るよりは早いかと思いますが…」ヒュン!

    初春「充分ですよ白井さん。さすが、学園都市にもそう居ないテレポーターです!」

    御坂「ほんと頼りになるわ。でも巻き込んで良かったの?」

    黒子「お姉さまと対等になることなぞは恐れ多くて望むべくもありませんけど、わたくし、お姉さまのサポートくらいして差し上げたいんですの」ヒュン!

    黒子「と、先ほどから何度も申し上げておりますのに…」

    初春「ふふ、御坂さんは優しいですから」

    黒子「んまっ!そんなこと初春に言われるまでもなくわたくしが一番よく分かっていましてよ!」ヒュン!

    御坂「も~、そんなんじゃないわよ。喧嘩しないでよ~」

    夜の町を、三人の少女が駆け抜けていく。

    初春「ッ!白井さんストップ!」

    180 = 114 :

    黒子「っとと…なんですの初春…のってきてたのに」

    初春「あの子、」

    暗闇に一人の少女が立っていた。
    羽織っている大人サイズの白いシャツと青いワンピースが夜風にはためく。
    目を閉じて僅かに上を向いた状態で立ち尽くす少女は、まるで何かに耳を澄ましているように見える。

    初春「アホ毛ちゃん!」

    すると少女はがばっと振り向いた。

    打ち止め「ミサカの識別名は打ち止めだもんってミサカはミサ――…
         あっ、初春のお姉ちゃんと…お姉さまだー!ってミサカはミサカは思わぬ再会に喜びを体全体で表現してみたりー!」

    御坂「あ…?アンタ、えーと覚えがないんだけど、妹なの?」

    打ち止め「ミサカは被検体番号20001号、打ち止めだよってミサカはミサカはお姉さまに自己紹介!」

    御坂「20001号…あんたが…」

    御坂「ねぇ黒子、私の妹…9970人だったみたい」

    くるりと黒子を振り返った御坂は、

    黒子「ちちちいさいお姉さまハァハァwwうはwwテラモエスww」

    とうち震えてヨダレで大変なことになっている黒子に、無言で電撃を放った。

    181 = 114 :


    初春「アホ毛ちゃんはどうしてこんなところに居たんですか?もう真夜中過ぎですよ」

    打ち止め「ミサカが探してる迷子がピンチかもしれないの、てミサカはミサカは初春のお姉ちゃんに打ち明けてみたり」

    初春「えっ…一方通行さんが?」

    御坂「ちち、ちょっと待って!その前に、これだけ確認させてよ。あんたはシスターズの上位個体なのよね?」

    打ち止め「そうだよってミサカはミサカはお姉さまの質問に完結に答えてみる」

    御坂「それで…一方通行とはどういう関係なの?酷いことされてないの?」

    打ち止め「どうしてあの人がミサカに酷いことするの?ってミサカはミサカは質問の意味が分からなくて首を傾げてみたり。
         あの人は…意地っ張りでうぬぼれやさんで口も悪くて目付きも悪くて時々おバカさんなモヤシっ子だけど、
         ほんとはただのさみしがり屋の熱血漢だよってミサカはミサカは伝えてみる」

    御坂「前半はまだ分かるけど…バカでモヤシでさみしがりの熱血漢?…まさか一方通行って20000人くらいいたりする?」

    182 = 114 :

    打ち止め「あの人はたった一人しか居ないよ?
         ミサカはあの人の保護者だからなんでもわかるよーってミサカはミサカは胸を張って答えてみる!」

    初春「ほ、保護者……」

    打ち止め「あの人はいつもミサカを守ってくれるの。
         でも、ミサカは守って欲しいわけじゃないんだけどな、ってミサカはミサカは遠い目をしながら
         いつもボロボロになってまでミサカを救ってくれるあの人を思い浮かべてみたり」

    打ち止め「あの人が傍に居てくれるだけでミサカの世界には光が満ちるのに、あの人はミサカの傍には居てくれない」

    打ち止め「あの人がミサカとミサカの世界を守りたいって思ってるのは知ってるけど…どうして気付いてくれないのかな?」

    打ち止め「ミサカの世界に一番必要なのは、あの人だって」

    打ち止め「…って、ミサカはミサカは誰にともなく呟いてみたり…」


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