私的良スレ書庫
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元スレ最愛「だ、ダメです浜面・・・・・・ん・・・浜面ぁ・・・」

みんなの評価 : ★★★×5
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スレタイ見てダウンタウン浜田もしくはハマコーが何かしらチョメチョメしているSSだとおもったのに……
絹旗最愛(キヌハタ サイアイ)
神裂火織(カンザキ カオリ)
姫神秋沙(ヒメガミ アイサ)
インデックス
この辺間違えやすいから要注意なんだよ!特に最後とか!
神裂火織(カンザキ カオリ)
姫神秋沙(ヒメガミ アイサ)
インデックス
この辺間違えやすいから要注意なんだよ!特に最後とか!
浜面の嫁と最愛の画像うpしてくれないか
どっちがどっちかわからん
麦野やフレンダはわかりやすいのに…
どっちがどっちかわからん
麦野やフレンダはわかりやすいのに…
飯食うのに一時間以上かかる・・・凝った自炊とみたね
寝落ちなんて信じない!
寝落ちなんて信じない!
飯と一緒に風呂も頂いてきた。
遅くなってゴメンよ
「…では、超試着してみますかね」
二人を見送った後店内を適当にうろつき、眼鏡にかなう服を見つけると、彼女はそう言った。
「一応言っておきますが、の、覗いたら超殺しますよ?」
彼女は慌てたような目で浜面を見ると、カーテンを閉めた。彼はしばらく彼女が入っていったカーテンを見つめていたが。
「……いや、覗かねぇけどよ」
誰に言うでもなくそう呟くと、近くにあったイスに腰掛け、思案し始めた。
…さっきから絹旗がおかしい。
遅くなってゴメンよ
「…では、超試着してみますかね」
二人を見送った後店内を適当にうろつき、眼鏡にかなう服を見つけると、彼女はそう言った。
「一応言っておきますが、の、覗いたら超殺しますよ?」
彼女は慌てたような目で浜面を見ると、カーテンを閉めた。彼はしばらく彼女が入っていったカーテンを見つめていたが。
「……いや、覗かねぇけどよ」
誰に言うでもなくそう呟くと、近くにあったイスに腰掛け、思案し始めた。
…さっきから絹旗がおかしい。
あの姉妹と別れた後からだろうか、いきなり彼女の態度が変わってしまった。
何て言うか、急によそよそしくなったのだ。ふとした瞬間に浜面が近づくと離れられるし、手がちょっと触れただけで
『ひゃあ!?』
とか叫ばれた。アレには軽くショックを受けたが、絹旗の異常事態を前にそんなことは言ってられない。
(思い浮かぶ原因としては……)
腕を組んで考える。彼女がこうも態度が変わったのは…。
(…映画だよなぁ、やっぱり)
後半が情事シーンのみで構成されたあの駄作。きっとアレで種がまかれ、さっきの妹さんの質問で芽が出てしまったんだろう。
つまるところ、異性が気になってんだろうな、と浜面は結論付けた。
まぁ無理も無い。彼女は去年まで小学生だったのだ。急に情事シーンを見てしまい、その上異性を意識させられるような質問をされれば気にもなろう。
(何つーか、大変だよなぁ、思春期)
自分も通ったはずなのだが、記憶に無い。灰色の性徴をしたもんだな、と彼が自重したところで、試着室のカーテンが開いた。
そちらに目を向けると、青いフレアスカートに真っ白なふわふわしたセーターを着た絹旗がいた。
「……」
いつものワンピースとは一線を画すその組み合わせに、浜面は一瞬言葉が出なくなった。
何と言うか、とても可愛いと思えたのだ。
「…ど、どうですかね?超似合ってますか…?」
絹旗が恐る恐る訊いてくる。
ようやく開いた唇からは、思わず本音が飛び出した。
「すっげぇ可愛い…」
何て言うか、急によそよそしくなったのだ。ふとした瞬間に浜面が近づくと離れられるし、手がちょっと触れただけで
『ひゃあ!?』
とか叫ばれた。アレには軽くショックを受けたが、絹旗の異常事態を前にそんなことは言ってられない。
(思い浮かぶ原因としては……)
腕を組んで考える。彼女がこうも態度が変わったのは…。
(…映画だよなぁ、やっぱり)
後半が情事シーンのみで構成されたあの駄作。きっとアレで種がまかれ、さっきの妹さんの質問で芽が出てしまったんだろう。
つまるところ、異性が気になってんだろうな、と浜面は結論付けた。
まぁ無理も無い。彼女は去年まで小学生だったのだ。急に情事シーンを見てしまい、その上異性を意識させられるような質問をされれば気にもなろう。
(何つーか、大変だよなぁ、思春期)
自分も通ったはずなのだが、記憶に無い。灰色の性徴をしたもんだな、と彼が自重したところで、試着室のカーテンが開いた。
そちらに目を向けると、青いフレアスカートに真っ白なふわふわしたセーターを着た絹旗がいた。
「……」
いつものワンピースとは一線を画すその組み合わせに、浜面は一瞬言葉が出なくなった。
何と言うか、とても可愛いと思えたのだ。
「…ど、どうですかね?超似合ってますか…?」
絹旗が恐る恐る訊いてくる。
ようやく開いた唇からは、思わず本音が飛び出した。
「すっげぇ可愛い…」
超何なんですか、と絹旗は自問自答した。
あの二人と別れてから、浜面が気になって仕方が無いのだ。近づかれると体がこわばり、それが嫌でつい離れてしまう。手が触れたときなんか、思わず叫び声を上げてしまった。
(これではまるで、超本当にツンデレみたいじゃないですか…!)
恐らく彼女は正しく『ツンデレ』という言葉を理解していないだろうが、何となく聞き及んだ話の感覚から察してそう思った。
何でもいいから一旦浜面と離れたい。そう思って彼女は試着室へと飛び込んだ。
訳の分からない感覚に悩んでいても、一応服はちゃんと試着するあたり彼女は立派な少女であった。
ワンピースの裾を持ち上げて、頭の方へと抜いていく。下着姿になりスカートを履こうとしたところで、試着室に備え付けられた鏡に映る自分が見えた。
「……」
鏡の正面に立、白い下着を身につけた子供っぽい体型の自分の肢体を見つめた。
「……はは、随分とまぁ、超魅力の無い体ですね」
胸はないし、足も締まり無くぷにぷに。腰にはくびれがあるものの、先ほどの映画の中で見た女優とは雲泥の差だと絹旗は思った。
あの二人と別れてから、浜面が気になって仕方が無いのだ。近づかれると体がこわばり、それが嫌でつい離れてしまう。手が触れたときなんか、思わず叫び声を上げてしまった。
(これではまるで、超本当にツンデレみたいじゃないですか…!)
恐らく彼女は正しく『ツンデレ』という言葉を理解していないだろうが、何となく聞き及んだ話の感覚から察してそう思った。
何でもいいから一旦浜面と離れたい。そう思って彼女は試着室へと飛び込んだ。
訳の分からない感覚に悩んでいても、一応服はちゃんと試着するあたり彼女は立派な少女であった。
ワンピースの裾を持ち上げて、頭の方へと抜いていく。下着姿になりスカートを履こうとしたところで、試着室に備え付けられた鏡に映る自分が見えた。
「……」
鏡の正面に立、白い下着を身につけた子供っぽい体型の自分の肢体を見つめた。
「……はは、随分とまぁ、超魅力の無い体ですね」
胸はないし、足も締まり無くぷにぷに。腰にはくびれがあるものの、先ほどの映画の中で見た女優とは雲泥の差だと絹旗は思った。
そう思うと、彼女は先ほどまで頭を悩ませていた熱が急激に冷えたように感じた。
絹旗は鏡から目を逸らすと、スカートとシャツを着て、セーターを羽織った。
そしてもう一度鏡を覗く。
…浜面はどう思うんでしょうかね。
やはり子供っぽい。身長が低い所為なのだろうか、と彼女は思った。
しばらくそうしてから、彼女はカーテンを開けた。浜面は近くのイスに腰掛けていた。
自分を見て、その目に驚きの色が宿った。
素敵な言葉など期待していない。どうせ自分には、そんな魅力は無い。
そう思いながら、彼女は恐る恐る尋ねた。
「…ど、どうですかね?超似合ってますか…?」
すると彼は、あろうことかとんでもない一言を放った。
「すっげぇ可愛い…」
絹旗は鏡から目を逸らすと、スカートとシャツを着て、セーターを羽織った。
そしてもう一度鏡を覗く。
…浜面はどう思うんでしょうかね。
やはり子供っぽい。身長が低い所為なのだろうか、と彼女は思った。
しばらくそうしてから、彼女はカーテンを開けた。浜面は近くのイスに腰掛けていた。
自分を見て、その目に驚きの色が宿った。
素敵な言葉など期待していない。どうせ自分には、そんな魅力は無い。
そう思いながら、彼女は恐る恐る尋ねた。
「…ど、どうですかね?超似合ってますか…?」
すると彼は、あろうことかとんでもない一言を放った。
「すっげぇ可愛い…」
絹旗最愛は学園都市でも屈指の防御力を誇る『窒素装甲』の能力者で、その上レベル4である。
そんな彼女にかかれば、例え銃器であっても大概の物理攻撃は何の意味もなさない。
だが、浜面仕上の放ったの弾丸は絹旗の心臓を確実に打ち抜いた。
たった一言、音速の弾丸で。
「あ…」
致命傷としか言いようの無い攻撃を受け、絹旗は本日3度目のフリーズをした。
浜面も自分の言った一言に恥ずかしくなったのか、『あぁ、いや、今のは』と手を振りながら必死に弁解しようとしている。
「~~~っ!」
そんな浜面が見れなくなった彼女はカーテンを閉めると、カーテンに背を向けて崩れるようにしゃがみこんだ。
そして顔を上げる。当然、鏡が見えた。
そこには、顔を真っ赤にした女の子がとても嬉しそうな涙目で座り込んでいた。
(…あ、あれ?)
何で彼女は、自分は嬉し涙など流しているのだろう。
ただ一言で。
たったの一言で。
先ほどまで、あんなに悲しかったというのに。
(…何なんですか、超何なんですか…!)
分からない。こんな感情を、自分は知らない。
こんなにも温かくて、嬉しくて、胸が苦しくなるものなど、未だ知らない。
これではまるで―――
(…まるで?)
そこではた、と気付く。その想いの正体に。
(……あぁ、)
そっか、と彼女は納得した。
つまり、これがそういうことなんだ。
そんな彼女にかかれば、例え銃器であっても大概の物理攻撃は何の意味もなさない。
だが、浜面仕上の放ったの弾丸は絹旗の心臓を確実に打ち抜いた。
たった一言、音速の弾丸で。
「あ…」
致命傷としか言いようの無い攻撃を受け、絹旗は本日3度目のフリーズをした。
浜面も自分の言った一言に恥ずかしくなったのか、『あぁ、いや、今のは』と手を振りながら必死に弁解しようとしている。
「~~~っ!」
そんな浜面が見れなくなった彼女はカーテンを閉めると、カーテンに背を向けて崩れるようにしゃがみこんだ。
そして顔を上げる。当然、鏡が見えた。
そこには、顔を真っ赤にした女の子がとても嬉しそうな涙目で座り込んでいた。
(…あ、あれ?)
何で彼女は、自分は嬉し涙など流しているのだろう。
ただ一言で。
たったの一言で。
先ほどまで、あんなに悲しかったというのに。
(…何なんですか、超何なんですか…!)
分からない。こんな感情を、自分は知らない。
こんなにも温かくて、嬉しくて、胸が苦しくなるものなど、未だ知らない。
これではまるで―――
(…まるで?)
そこではた、と気付く。その想いの正体に。
(……あぁ、)
そっか、と彼女は納得した。
つまり、これがそういうことなんだ。
セーターの袖で涙を拭くと、絹旗は立ち上がった。鏡を見れば、そこにはわだかまりの消えた表情の自分が映っていた。
(…よし)
一度鏡に向かって笑顔を作ってみる。…うん、バッチリだ。
彼女はカーテンを開けると、ブーツを履いた。そし店員に購入の意思を告げると、レジへと向かう。
「お、おい、絹旗!」
すると浜面が声をかけてきた。
「さっきは…その、いきなり変なこと言って悪かった」
頭を掻きながら浜面は謝った。絹旗は微笑むと、
「いえ、超問題ありません。私の方こそイキナリカーテンを超閉めてしまってすみませんでした」
そう言って、会計を済ませた。着てきたワンピースを紙袋に入れてもらい、店を出る。
(…よし)
一度鏡に向かって笑顔を作ってみる。…うん、バッチリだ。
彼女はカーテンを開けると、ブーツを履いた。そし店員に購入の意思を告げると、レジへと向かう。
「お、おい、絹旗!」
すると浜面が声をかけてきた。
「さっきは…その、いきなり変なこと言って悪かった」
頭を掻きながら浜面は謝った。絹旗は微笑むと、
「いえ、超問題ありません。私の方こそイキナリカーテンを超閉めてしまってすみませんでした」
そう言って、会計を済ませた。着てきたワンピースを紙袋に入れてもらい、店を出る。
>>541
がっかりさせてスマン。
展開が急すぎるのは目をつぶってくれ。
時間内に終わらせられるように頑張るから。
「では超次に行きましょう、浜面」
夕暮れ時の学園都市を二人で並んで歩く。ビルに囲まれたこの界隈でも、夕日というものは綺麗に見える。
こうして二人っきりで歩いていると、何だか恋人のようだ。
(…って超乙女ですね私…)
何だか自分はムードという物に弱いらしい。ちょっといい雰囲気になっただけでコレだ。
「まだどっかに行くのか?」
浜面はそう言うと、頭の後ろで手を組んだ。
「あんまり遠出すると終バス逃すぜ?」
浜面は別に終バスを逃しても問題はない。彼は家にほとんど帰らないし、夜中ずっと街をうろつくこともある。
だから、それは絹旗を思った一言だ。
そんな言葉にすら、絹旗は嬉しさを感じていた。
「いえ、その辺りは超大丈夫です。…次は超私の家ですから」
絹旗はバスターミナルへと歩を進めつつ言った。
「は?お前ん家?何で?」
「ええ、実はお話が―――」
と、そこまで言って思い出す。
滝壺利后。
今日の最終目的が、彼女の依頼であることに。
がっかりさせてスマン。
展開が急すぎるのは目をつぶってくれ。
時間内に終わらせられるように頑張るから。
「では超次に行きましょう、浜面」
夕暮れ時の学園都市を二人で並んで歩く。ビルに囲まれたこの界隈でも、夕日というものは綺麗に見える。
こうして二人っきりで歩いていると、何だか恋人のようだ。
(…って超乙女ですね私…)
何だか自分はムードという物に弱いらしい。ちょっといい雰囲気になっただけでコレだ。
「まだどっかに行くのか?」
浜面はそう言うと、頭の後ろで手を組んだ。
「あんまり遠出すると終バス逃すぜ?」
浜面は別に終バスを逃しても問題はない。彼は家にほとんど帰らないし、夜中ずっと街をうろつくこともある。
だから、それは絹旗を思った一言だ。
そんな言葉にすら、絹旗は嬉しさを感じていた。
「いえ、その辺りは超大丈夫です。…次は超私の家ですから」
絹旗はバスターミナルへと歩を進めつつ言った。
「は?お前ん家?何で?」
「ええ、実はお話が―――」
と、そこまで言って思い出す。
滝壺利后。
今日の最終目的が、彼女の依頼であることに。
つくづく自分は馬鹿だ、と絹旗は思った。
そもそも、今回こうして二人でいるのは彼女の相談があったからだ。
彼の異変を調べ、彼の恋人たる滝壺に報告すること。
そのためにここにいるというのに。
(私は一体、超何をしているんですか…)
調べるべき相手に想いを寄せて、一挙一同に心を揺らし、あまつさえ友人の依頼すら忘れかけ…。
(…超最低ですね)
浮かれていた心が再び沈む。こんなことになるのなら、いっそ―――
「…絹旗?」
「…え?」
声を掛けられて、絹旗は我を取り戻した。
「どうした?いきなり黙って」
何も知らない浜面は、心配そうに言った。
「あぁ、いえ…」
罪悪感でその顔が直視できない。思わず目を逸らし、ぶっきらぼうに答えてしまう。
絹旗は泣きそうな心を必死に押さえつけ、出来るだけ平然を装って言った。
「超何でもありません。それよりも、私の家へ向かいましょう。…超お話があります」
そもそも、今回こうして二人でいるのは彼女の相談があったからだ。
彼の異変を調べ、彼の恋人たる滝壺に報告すること。
そのためにここにいるというのに。
(私は一体、超何をしているんですか…)
調べるべき相手に想いを寄せて、一挙一同に心を揺らし、あまつさえ友人の依頼すら忘れかけ…。
(…超最低ですね)
浮かれていた心が再び沈む。こんなことになるのなら、いっそ―――
「…絹旗?」
「…え?」
声を掛けられて、絹旗は我を取り戻した。
「どうした?いきなり黙って」
何も知らない浜面は、心配そうに言った。
「あぁ、いえ…」
罪悪感でその顔が直視できない。思わず目を逸らし、ぶっきらぼうに答えてしまう。
絹旗は泣きそうな心を必死に押さえつけ、出来るだけ平然を装って言った。
「超何でもありません。それよりも、私の家へ向かいましょう。…超お話があります」
滝壺と絹旗の浜面取りあいも超見たいですね
その場合浜面が憎くて憎くてしかたなくなるだろうけど
その場合浜面が憎くて憎くてしかたなくなるだろうけど
絹旗の部屋は数多くある学生寮のうちでも、1,2を争う高級な寮の角部屋である。
そこらへんの貧乏学生には到底手が出せない部屋の広さに、浜面は思わず感嘆の声を上げた。
「すげぇ…」
玄関で靴からスリッパに履き替え、リビングへと通される。
部屋の大きさもさることながら、浜面でも余裕で寝転がれそうなソファーや、30インチは下らない大きさのテレビ。
不良・浜面には縁のない世界のものばかりだった。
「超適当に掛けてください…。飲み物超持ってきますから」
どこか落ち込んだ様子で絹旗はそう言うと、キッチンへと消えた。
浜面はソファーに腰掛けると、そのフカフカとした感触に驚きながら絹旗に持たされた紙袋をテーブルに置いた。
が、バランスが悪かったのか、それがコテン、と倒れてしまう。
そして中から、四角い箱が転がった。
「…ん?」
はて、と思う。
あんな箱は買った覚えも貰った覚えも無いのだが。
浜面はその箱を拾うと、げっ!?っと目を見開いた。
そこらへんの貧乏学生には到底手が出せない部屋の広さに、浜面は思わず感嘆の声を上げた。
「すげぇ…」
玄関で靴からスリッパに履き替え、リビングへと通される。
部屋の大きさもさることながら、浜面でも余裕で寝転がれそうなソファーや、30インチは下らない大きさのテレビ。
不良・浜面には縁のない世界のものばかりだった。
「超適当に掛けてください…。飲み物超持ってきますから」
どこか落ち込んだ様子で絹旗はそう言うと、キッチンへと消えた。
浜面はソファーに腰掛けると、そのフカフカとした感触に驚きながら絹旗に持たされた紙袋をテーブルに置いた。
が、バランスが悪かったのか、それがコテン、と倒れてしまう。
そして中から、四角い箱が転がった。
「…ん?」
はて、と思う。
あんな箱は買った覚えも貰った覚えも無いのだが。
浜面はその箱を拾うと、げっ!?っと目を見開いた。
超お待たせしました。…って超何をしているんですか?」
絹旗が二つのグラスとジュースを持ってくると、浜面がワンピースの入った袋をいじっていた。
「うおっ!?絹旗!?」
そしてバッと離れると、手を背中に回した。
「…?今、何か隠しませんでしたか?」
ジュースをテーブルに置いてそう尋ねると、浜面は明らかに動揺した。
「い、いや?何の話だ?」
「……」
まぁ、超どうでもいいですけど、と呟いて絹旗はジュースを注ぐ。
そしてそれを浜面の前に置くと、自身もソファーに腰掛けて、話し始めた。
絹旗が二つのグラスとジュースを持ってくると、浜面がワンピースの入った袋をいじっていた。
「うおっ!?絹旗!?」
そしてバッと離れると、手を背中に回した。
「…?今、何か隠しませんでしたか?」
ジュースをテーブルに置いてそう尋ねると、浜面は明らかに動揺した。
「い、いや?何の話だ?」
「……」
まぁ、超どうでもいいですけど、と呟いて絹旗はジュースを注ぐ。
そしてそれを浜面の前に置くと、自身もソファーに腰掛けて、話し始めた。
「…最近、滝壺のお見舞いに超行っていないそうですね、浜面」
「…あー…」
その話か、と言わんばかりに浜面は明らかに目を逸らした。
「彼女、超寂しがっていましたよ。最近貴方が超冷たいと」
「……」
彼は何も言わず、ただジュースを飲むだけだった。
「…超何かあったんですか?私に力になれるとこがあるのなら、超協力しますから、言ってみてください」
彼への気持ちへと気付いた彼女にとって、その言葉は自分を苦しめるものだった。
しかし、それも全ては滝壺の、親友のためなのだ。
「……」
しばらくの沈黙。秒針の音だけがやたらとハッキリ聞こえた。
先にその沈黙を破ったのは浜面だった。
彼ははため息をして、ジュースを飲み干すと、言った。
「…実は、好きな人がいるんだ」
「…あー…」
その話か、と言わんばかりに浜面は明らかに目を逸らした。
「彼女、超寂しがっていましたよ。最近貴方が超冷たいと」
「……」
彼は何も言わず、ただジュースを飲むだけだった。
「…超何かあったんですか?私に力になれるとこがあるのなら、超協力しますから、言ってみてください」
彼への気持ちへと気付いた彼女にとって、その言葉は自分を苦しめるものだった。
しかし、それも全ては滝壺の、親友のためなのだ。
「……」
しばらくの沈黙。秒針の音だけがやたらとハッキリ聞こえた。
先にその沈黙を破ったのは浜面だった。
彼ははため息をして、ジュースを飲み干すと、言った。
「…実は、好きな人がいるんだ」
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