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    元スレ唯「澪ちゃん…なんで……」

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    201 :

    頼むぜ

    202 :

    もう保守すんな
    落としちまえ

    203 :

    だな

    204 :



    「また負けた……」

    「3二金がぴったり」

    「うわ、りっちゃん弱すぎ…」

    「うっせぇ!“最強羽生将棋”でちゃんと勉強したんだ」

    「それゲームじゃん……古いし」

    「もう羽生の頭脳全集買うか…」

    205 = 204 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ―12時半、学校



    「とりあえず―」

    「昼休みの時間だね……これから秋山さんの後付けるの?」

    「……そう、まずは私達の身に何が起きたのか調べないと…」

    「憂ちゃん、梓の方よろしくね」

    「あの……ちょっと分からないです…」

    「えっ?」

    206 = 204 :


    「何だが分からなくなっちゃって……」

    「お、落ち着いて…」

    「うい、大丈夫?」

    「……お姉ちゃん…」

    「……!」

    「……ねえ、梓は…?梓って子…」

    「あずさ…?すみません、ちょっと…」

    208 = 204 :


    (おい…マジかよ………)

    「ねえ…」

    「な、なに?」

    「その子がどうかしたの?…」

    「ムギ……おい唯!?」

    「なに?」

    「何じゃないだろ!梓だよ!お前は覚えてるだろ……?」

    「えっ…覚えてるも何も知らないよ」

    「ウソだろ……」

    209 :

    来てたか

    210 = 204 :




    どうすればいいんだ…どうすれば……
    …何故私だけ記憶がはっきりしてる……?

    梓…澪…和……
    無くなっていく記憶

    とにかく……澪の周辺だけでも調べないと
    理由を……早く何とかしないと皆が………!

    「あの、律さん」

    211 = 204 :




    「後何分?」

    「えっと、4分と15秒です」

    「残り時間3分になったら、予定通りアレお願いね」

    「分かりました」

    「この子も心の準備、しておかないとだからね…」

    「ちょっとびっくりするでしょうね……」

    「問題ないわよ、直ぐにこっちに戻るんだから」

    「あのー…」ガチャ

    「ん?梓ちゃん、どうしたの?」

    212 :

    まぁ~たムギの仕業か……

    213 = 204 :


    「少し姉の様子が気になって……」

    「大丈夫よ、少しイメージが乱れる部分もあるけどね。今は安定してるわ」

    「どんなの見てるんだろ…」

    「気になる?けど規約で見せられないの、ごめんね」

    「あ!梓ちゃんも今度試してみる?今ならサービスしちゃうわよ~ん」

    「い、いや…私は………」

    「先生、困ってるじゃないですか…!」ボソ

    「じ、じゃあ私はこれで……」

    バタン


    215 = 214 :

    姉…

    216 = 204 :



    「やっぱり似てますね。姉妹だと」

    「そうねえ……って、そろそろよ。アレ準備して」

    「あ、はい」

    (……やっぱり、プログラムのイメージにノイズが入り始めてるわね…)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    「どうしたの……?憂ちゃん……」

    「私……今全部知っちゃいました…」

    217 :

    あれ?
    追いついた・・・?

    218 = 204 :



    「え……?」

    「ねえ憂、どういう事…?知ったってなにを……」

    「教えて、憂ちゃん」

    「紬さん……」

    「紬さん、いつも姉に楽しいティータイムを提供してくれてありがとうございます」

    「え…?」

    「お姉ちゃんはいつも『明日のお菓子は何かなー♪』とか…」

    「…『今日はムギちゃん美味しい紅茶を淹れてくれたんだよー!』とか……」

    「嬉しそうに…とっても嬉しそうに……」

    「憂ちゃん……?」

    220 = 204 :


    「たくさんの笑顔を作って下さって、本当に妹として感謝してるんです」

    「憂ちゃん…」

    「お姉ちゃん……ありがとね」

    「憂……何言って…?」

    「ねえ、小さい頃のクリスマスの日、覚えてる?」

    「クリスマス…」

    「ふふ…クション破って中身出しちゃったんだよね」

    「あ…あの時…」

    (…………)

    221 :

    しえん

    223 = 204 :


    「その後お父さんとお母さんに凄く怒られて…」

    「えへへ……憂に喜んでほしくてさ…」

    「……今までの思い出が全部なくなっちゃうなんて事…絶対ないよね……」

    「……憂、なんで泣いて…」

    (…!…)

    「私のお姉ちゃんでいてくれてありがとう……」

    「じゃあね……お姉ちゃん」

    大好きでした…

    「憂ちゃん!!」






    224 :

    (…!…)←スモーみたいだな

    225 = 204 :

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    「…………」

    「憂ちゃん…?まさか消え……」

    「…おい唯!!」

    「へ?……」

    「なにボーッとしてんだよ!!憂ちゃんが…!」

    「ウイ…チャン…?」

    「何のこと言ってんの?りっちゃん…」

    「さぁ…」

    227 = 204 :


    「おい!!今見ただろ!!!」ガッ

    「なに!?」

    「憂ちゃんが消えちゃったの!!お前見ただろ!!!」

    「もうさっきから何言ってんの!?痛いよ……」

    「ふざけんな!!お前憂ちゃんの姉だろ!!?今まで一緒に暮らしてきたんだろ!!!?」

    「ねえ……なんなの…」ビクビク

    「お前妹のことまでッ……!!」

    「…………」


    228 = 224 :

    ワカチコ

    231 = 204 :


    (けど憂ちゃんはなんで……)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーー

    「じゃあ始めて」

    「はい…」


    ―学校


    (皆大丈夫かな…)

    (唯もムギも律も……)


    グニャアア・・・


    (うっ……!?頭イタ……)

    (歪んでる……?物が全部…!)

    アタマ痛たぁぁぁぁ…

    232 :

    せんせー
    わけがわかりませーん

    233 = 204 :







    「ねえりっちゃん…澪ちゃんの教室行くの…?」

    「そーだよ…当たり前だろ…」スタスタ

    「ねえ…何で怒ってるの…?」

    「怒ってねえよ……」スタスタ

    (とにかく…今はこの状況をなんとかするんだ……)

    (急がないと、にかくヤバい……)

    (憂ちゃん………)


    234 = 204 :


    ―教室

    「ここね…秋山さん」

    「…………」

    「居るかな……」





    「いないみたい……」

    「どうするの…?」

    「……他急いで探すぞ」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    「どうしたんですか?先輩」

    236 = 219 :

    まだまだみてるよ~

    237 :

    いなくなるときは言ってくれ

    239 = 204 :


    「梓、私全部解ったんだ……」





    「これでようやく一歩お目覚めね」

    「そうですね」

    「後なん…」

    「2分です」

    「…一人関係の薄い子が消えたわね」

    「可哀想ですよね……最後に自分の運命を知るわけですし」

    「“プログラム”としての運命ね…」

    「この子、ちゃんと皆にお別れの挨拶できてるでしょうか……」

    「その心の余裕があればね…」

    「そろそろ梓ちゃん呼んどく?」

    「あ、そうですね」

    240 = 204 :

    今宵、羽生竜王誕生の夢を見る…
    明日必ず終局します

    241 = 221 :


    おやすみ

    242 :

    風邪ひきそうほっしゅ

    245 :

    あのさー、乗っ取り(笑)とかが嫌なら、自分のサイトでも作ってコツコツあげてりゃいいと思うんだよ
    もしくは最初から最後まで一気に投下とか、txtファイルでうpとかな
    創作板でも何でもないVIPで気持ち悪い駄文投下してる奴が、変な拘り持たなくていいよ

    246 :

    ちょっ

    247 = 237 :

    ちゃっ

    248 :

    ちゅっ


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