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レッド「……ヤマブキジムリーダー……だったな」
ナツメ「ナツメだ」
レッド「あんたのフーディンには苦労させられたよ。……それで、何か?」
ナツメ「……ポケモンリーグを制覇したお前の力を見込んで頼みがある」
レッド「頼みね……。内容にもよる」
ナツメ「ロケット団再興の手伝いをして欲しい」
レッド「……ロケット団の再興だと?」
ナツメ「ナツメだ」
レッド「あんたのフーディンには苦労させられたよ。……それで、何か?」
ナツメ「……ポケモンリーグを制覇したお前の力を見込んで頼みがある」
レッド「頼みね……。内容にもよる」
ナツメ「ロケット団再興の手伝いをして欲しい」
レッド「……ロケット団の再興だと?」
レッド「あんたはジムリーダーだろう。なんでロケット団の再興なんて」
ナツメ「直接活動はしていないが、私は幹部の一人だからな」
レッド「……それは初耳だ」
ナツメ「幹部会合などにも顔は出していないから、私がロケット団の一員であるのを知っているのはサカキだけだ」
レッド「サカキね……。懐かしい」
ナツメ「私はもう一度サカキに会いたいんだ」
レッド「は?」
ナツメ「私は彼にスカウトされ、ロケット団に入った。ロケット団としての日々はなかなか良かったよ」
ナツメ「日々が楽しく思えたことなんて無かったからな。私はサカキに礼を言いたい。そして、もう一度彼がトップとして君臨する姿を見たい」
レッド「……そこでどうして俺が駆り出される」
ナツメ「直接活動はしていないが、私は幹部の一人だからな」
レッド「……それは初耳だ」
ナツメ「幹部会合などにも顔は出していないから、私がロケット団の一員であるのを知っているのはサカキだけだ」
レッド「サカキね……。懐かしい」
ナツメ「私はもう一度サカキに会いたいんだ」
レッド「は?」
ナツメ「私は彼にスカウトされ、ロケット団に入った。ロケット団としての日々はなかなか良かったよ」
ナツメ「日々が楽しく思えたことなんて無かったからな。私はサカキに礼を言いたい。そして、もう一度彼がトップとして君臨する姿を見たい」
レッド「……そこでどうして俺が駆り出される」
ナツメ「こういうことを頼めるのはお前しかいないと思ってな」
レッド「……」
ナツメ「ジムリーダーや四天王……、実力あるトレーナーの中でお前が一番、私たちに近い」
レッド「それは、どういう意味だ?」
ナツメ「最強への飽くなき挑戦。ロケット団なら、お前のその欲求を存分に満たす事が出来る」
レッド「……」
ナツメ「私には超能力がある。未来が見える。だから……、私一人でもやってやれないことはない」
レッド「なら」
ナツメ「だが……、ここに素晴らしい逸材がいるんだ。むざむざそいつを捨てていく事はないだろう?」
レッド「……もの扱いか」
ナツメ「私にとってサカキ以外は価値を持たない。まあ、お前は特別だが」
レッド「何か見返りはあるのか、俺に」
ナツメ「最強の称号を」
レッド「……それはもう、手に入れたも同然なんだが」
ナツメ「世界は広い。カントーだけで満足しているようではまだまだだな」
レッド「……」
ナツメ「ジムリーダーや四天王……、実力あるトレーナーの中でお前が一番、私たちに近い」
レッド「それは、どういう意味だ?」
ナツメ「最強への飽くなき挑戦。ロケット団なら、お前のその欲求を存分に満たす事が出来る」
レッド「……」
ナツメ「私には超能力がある。未来が見える。だから……、私一人でもやってやれないことはない」
レッド「なら」
ナツメ「だが……、ここに素晴らしい逸材がいるんだ。むざむざそいつを捨てていく事はないだろう?」
レッド「……もの扱いか」
ナツメ「私にとってサカキ以外は価値を持たない。まあ、お前は特別だが」
レッド「何か見返りはあるのか、俺に」
ナツメ「最強の称号を」
レッド「……それはもう、手に入れたも同然なんだが」
ナツメ「世界は広い。カントーだけで満足しているようではまだまだだな」
サカキが倒されてレッドがロケット団のトップになってシゲルに倒されるところまで見えた
レッド「まあ、チャンピオンの座にも飽き飽きしていたところだ。いいさ、手伝ってやる」
ナツメ「そういうと思ったさ。私の未来予知に嘘はない」
レッド「……一度は俺が壊滅させたんだがな……、ロケット団」
ナツメ「そのヒーロー様が悪の組織再興のために動き出す。……良くできたストーリーじゃないか」
レッド「それはお前が誘ってきたからだろう」
ナツメ「違いない」
レッド「再興と言うが、ナツメ……、何か当てはあるのか」
ナツメ「カントーはもはやロケット団の力が及ばない。それに……サカキはおそらく、カントーにはいない」
レッド「……」
ナツメ「ならば……、陸続きのジョウト地方へ向かうしかあるまい」
レッド「ジョウトか。……行った事がない」
ナツメ「なに、私もだ。楽しい旅行になりそうじゃないか……くく」
ナツメ「そういうと思ったさ。私の未来予知に嘘はない」
レッド「……一度は俺が壊滅させたんだがな……、ロケット団」
ナツメ「そのヒーロー様が悪の組織再興のために動き出す。……良くできたストーリーじゃないか」
レッド「それはお前が誘ってきたからだろう」
ナツメ「違いない」
レッド「再興と言うが、ナツメ……、何か当てはあるのか」
ナツメ「カントーはもはやロケット団の力が及ばない。それに……サカキはおそらく、カントーにはいない」
レッド「……」
ナツメ「ならば……、陸続きのジョウト地方へ向かうしかあるまい」
レッド「ジョウトか。……行った事がない」
ナツメ「なに、私もだ。楽しい旅行になりそうじゃないか……くく」
ナツメ『ジョウト地方で力を蓄え、再度カントー進行を目指すのさ』
ナツメ『出発は出来るだけ早いほうが良い。……三日後にトキワシティで落ち合おう』
【マサラタウン】
レッド「……何年ぶりだ、ここは。三年くらいか?」
グリーン「レッド!? レッドじゃないか、なんで君がこんなところに!」
レッド「グリーンか。元気そうだな」
グリーン「元気そうだな、じゃない。チャンピオンの仕事はどうしたんだ」
レッド「休暇を取ったんだよ。またこっちに戻る事も少なくなるから、まあ、見納めにな」
グリーン「見納めだって? 随分と不吉な事を言う」
レッド「いや、まあな……」
ナツメ『出発は出来るだけ早いほうが良い。……三日後にトキワシティで落ち合おう』
【マサラタウン】
レッド「……何年ぶりだ、ここは。三年くらいか?」
グリーン「レッド!? レッドじゃないか、なんで君がこんなところに!」
レッド「グリーンか。元気そうだな」
グリーン「元気そうだな、じゃない。チャンピオンの仕事はどうしたんだ」
レッド「休暇を取ったんだよ。またこっちに戻る事も少なくなるから、まあ、見納めにな」
グリーン「見納めだって? 随分と不吉な事を言う」
レッド「いや、まあな……」
レッド「そういうお前こそどうしてここにいるんだ」
グリーン「僕はまだポケモン図鑑の完成にまで達していないからね。明日にはジョウトに行くつもりだ」
レッド「なに……?」
グリーン「ジョウトは良いところだと聞く。君も一度行ってみたら良いんじゃないか」
レッド「ああ、そのつもりだよ。ジョウトで会ったらよろしく頼む」
グリーン「その時は遠慮無く君に挑戦して良いんだろう?」
レッド「ああ、おそらくそうせざるを得ないだろうよ」
グリーン「なんの事だい?」
レッド「いや、なんでもない。……それじゃ、俺は実家に戻る。博士によろしく頼む」
グリーン「お爺さまに顔を見せに行かないのかい?」
レッド「明日辺りに行くさ。今日はいろいろな事があってな、実家でゆっくりするつもりだ」
グリーン「僕はまだポケモン図鑑の完成にまで達していないからね。明日にはジョウトに行くつもりだ」
レッド「なに……?」
グリーン「ジョウトは良いところだと聞く。君も一度行ってみたら良いんじゃないか」
レッド「ああ、そのつもりだよ。ジョウトで会ったらよろしく頼む」
グリーン「その時は遠慮無く君に挑戦して良いんだろう?」
レッド「ああ、おそらくそうせざるを得ないだろうよ」
グリーン「なんの事だい?」
レッド「いや、なんでもない。……それじゃ、俺は実家に戻る。博士によろしく頼む」
グリーン「お爺さまに顔を見せに行かないのかい?」
レッド「明日辺りに行くさ。今日はいろいろな事があってな、実家でゆっくりするつもりだ」
【ヤマブキシティ】
ナツメ「チャンピオンであるレッドの協力までは漕ぎ着けた」
ナツメ「後は私自身と、彼の力でどこまでやれるかを試すほか無い」
ナツメ「サカキ、私は必ずあなたを見つけ出す」
ナツメ「だから……、覚悟しておくんだな……」
ナツメ「…………」
ナツメ「…………」
ナツメ「レッドは里帰りか。……帰る家があるというのは良いものだろうな」
ナツメ「チャンピオンであるレッドの協力までは漕ぎ着けた」
ナツメ「後は私自身と、彼の力でどこまでやれるかを試すほか無い」
ナツメ「サカキ、私は必ずあなたを見つけ出す」
ナツメ「だから……、覚悟しておくんだな……」
ナツメ「…………」
ナツメ「…………」
ナツメ「レッドは里帰りか。……帰る家があるというのは良いものだろうな」
子供「あ! チャンピオンのレッドだ!」
子供「ほんと! すごーい!」
子供「サインくれよサイン!」
レッド「あ、ああ……待ってくれ……」
ナナミ「ふふ、大人気ね、レッド君」
レッド「ナナミさん。これ、どうにかなりませんか」
ナナミ「無理でしょうね、ふふ。レッド君はこのマサラのヒーローですもの」
レッド「ヒーロー……」
ナナミ「ロケット団を壊滅させて、その上ポケモンリーグ制覇まで成し遂げた凄腕のトレーナー。人が集まらない方がおかしいわ」
レッド「俺は人混みとか苦手なんですけどね……」
ナナミ「良いじゃない、チャンピオンなんだからもっと堂々としていないと」
レッド「ナナミさんにはやっぱり敵いませんね……」
子供「ほんと! すごーい!」
子供「サインくれよサイン!」
レッド「あ、ああ……待ってくれ……」
ナナミ「ふふ、大人気ね、レッド君」
レッド「ナナミさん。これ、どうにかなりませんか」
ナナミ「無理でしょうね、ふふ。レッド君はこのマサラのヒーローですもの」
レッド「ヒーロー……」
ナナミ「ロケット団を壊滅させて、その上ポケモンリーグ制覇まで成し遂げた凄腕のトレーナー。人が集まらない方がおかしいわ」
レッド「俺は人混みとか苦手なんですけどね……」
ナナミ「良いじゃない、チャンピオンなんだからもっと堂々としていないと」
レッド「ナナミさんにはやっぱり敵いませんね……」
ナナミ「さっきから言おうと思ってたけど、昔みたいにナナミちゃんで良いのよ」
レッド「へ?」
ナナミ「わからないかなぁ」
レッド「すいません、なんのことだか全然」
ナナミ「ポケモンの事ばかり考え過ぎよ。そこがレッド君の良いところでもあるけどね」
レッド「は、はぁ……」
ナナミ「チャンピオンってことは、ずっとセキエイ高原にいるんでしょう?」
レッド「……そういうことになるようなならないような」
レッド(正直なところチャンピオンはワタルに任せる気だしな……)
ナナミ「今回みたいに、たまに戻ってきて顔を見せてね」
レッド「……え、っと、はい……」
ナナミ「約束よ?」
レッド「へ?」
ナナミ「わからないかなぁ」
レッド「すいません、なんのことだか全然」
ナナミ「ポケモンの事ばかり考え過ぎよ。そこがレッド君の良いところでもあるけどね」
レッド「は、はぁ……」
ナナミ「チャンピオンってことは、ずっとセキエイ高原にいるんでしょう?」
レッド「……そういうことになるようなならないような」
レッド(正直なところチャンピオンはワタルに任せる気だしな……)
ナナミ「今回みたいに、たまに戻ってきて顔を見せてね」
レッド「……え、っと、はい……」
ナナミ「約束よ?」
レッド「なるべく努力はしますけどね」
ナナミ「うん。待ってる」
レッド「……」
ナナミ「……」
グリーン「……レッド、君はいつから人の姉さんを誑かすようになったんだい?」
レッド「うわ!?」
グリーン「……」
レッド「ば、馬鹿な事言うなよ……、ねぇナナミさん……」
ナナミ「グリーン……!」
赤&緑(何故まんざらでもなさそうな顔をするんだ)
ナナミ「うん。待ってる」
レッド「……」
ナナミ「……」
グリーン「……レッド、君はいつから人の姉さんを誑かすようになったんだい?」
レッド「うわ!?」
グリーン「……」
レッド「ば、馬鹿な事言うなよ……、ねぇナナミさん……」
ナナミ「グリーン……!」
赤&緑(何故まんざらでもなさそうな顔をするんだ)
レッド(まだ二日しか経ってないが……まあいいだろう。そろそろ出よう)
レッド「リザードン、出ろ」
リザードン「リザァァ」
レッド「そらをとぶだ。……ヤマブキに飛んでくれ」
リザードン「リザァァ」
リザードンのそらをとぶ!
レッド「リザードン、出ろ」
リザードン「リザァァ」
レッド「そらをとぶだ。……ヤマブキに飛んでくれ」
リザードン「リザァァ」
リザードンのそらをとぶ!
【ヤマブキシティ】
ナツメ「何故ヤマブキに来た?」
レッド「気分だ。実家でやる事も終わったからな。都会観光でもしようかと」
ナツメ「そうか。では何故ここに来る」
レッド「ガイドでも頼もうかと思ってな」
ナツメ「何を馬鹿な事を言っている」
レッド「冗談だ。……もうお前の準備は終わっているんだろう?」
ナツメ「……? 終わっているが」
レッド「なら、とっととジョウトに向かおうじゃないか」
ナツメ「……随分とやる気だな。こちらとしてはありがたいが」
ナツメ「何故ヤマブキに来た?」
レッド「気分だ。実家でやる事も終わったからな。都会観光でもしようかと」
ナツメ「そうか。では何故ここに来る」
レッド「ガイドでも頼もうかと思ってな」
ナツメ「何を馬鹿な事を言っている」
レッド「冗談だ。……もうお前の準備は終わっているんだろう?」
ナツメ「……? 終わっているが」
レッド「なら、とっととジョウトに向かおうじゃないか」
ナツメ「……随分とやる気だな。こちらとしてはありがたいが」
実際主人公が喋るのってものまねむすめとの会話とはい いいえだけだよね
レッド「リザードン」
ナツメ「そらをとぶ、か」
レッド「乗せてやる。そのために来たんだ」
ナツメ「生憎だが私は高いところが好きではない」
レッド「……」
ナツメ「そんな目で私を見るな。誰だって弱点がある」
レッド「この先移動手段が徒歩だけというのも馬鹿らしいだろう。慣れるためにも乗れ」
ナツメ「……」
レッド「空は気持ちいいもんだ。慣れるとこれほど良いものはない」
ナツメ「そらをとぶ、か」
レッド「乗せてやる。そのために来たんだ」
ナツメ「生憎だが私は高いところが好きではない」
レッド「……」
ナツメ「そんな目で私を見るな。誰だって弱点がある」
レッド「この先移動手段が徒歩だけというのも馬鹿らしいだろう。慣れるためにも乗れ」
ナツメ「……」
レッド「空は気持ちいいもんだ。慣れるとこれほど良いものはない」
ナツメ「た、高いな……」
レッド「下は見るなよ。足が竦んで下手すると落ちる」
ナツメ「は、早くないか……」
レッド「こんなもんだ。ほぼ一瞬で目的地まで着けるのは素晴らしい」
ナツメ「くっ……! ロケット団再興の暁には貴様の給与を減らしてやるぞ……!」
レッド「随分と陰湿というか……小さい復讐だな」
ナツメ「五月蠅い……」
【トキワシティ】
レッド「下は見るなよ。足が竦んで下手すると落ちる」
ナツメ「は、早くないか……」
レッド「こんなもんだ。ほぼ一瞬で目的地まで着けるのは素晴らしい」
ナツメ「くっ……! ロケット団再興の暁には貴様の給与を減らしてやるぞ……!」
レッド「随分と陰湿というか……小さい復讐だな」
ナツメ「五月蠅い……」
【トキワシティ】
【トキワのせきしょ(だったっけ?)】
レッド「……ジョウトへ向かいたいんだが」
ナツメ「……」
役人「はい、それではトレーナーカードの提示を」
レッド「おい、ナツメ。早く出せ」
ナツメ「……私のポーチにある。……勝手に取ってくれ」
レッド「……お前、酔ったのか? 大丈夫か?」
ナツメ「元はと言えば貴様が強引に……くぅ」
役人(痴話喧嘩うぜぇ……。ていうかこいつらチャンピオンとヤマブキのジムリーダーじゃん)
レッド「……ジョウトへ向かいたいんだが」
ナツメ「……」
役人「はい、それではトレーナーカードの提示を」
レッド「おい、ナツメ。早く出せ」
ナツメ「……私のポーチにある。……勝手に取ってくれ」
レッド「……お前、酔ったのか? 大丈夫か?」
ナツメ「元はと言えば貴様が強引に……くぅ」
役人(痴話喧嘩うぜぇ……。ていうかこいつらチャンピオンとヤマブキのジムリーダーじゃん)
レッド「……ここを道なりに進むと、どうなるんだ?」
ナツメ「ワカバタウンに到着する。だが長い道だぞ」
レッド「そらをとぶが使えれば楽なんだがな」
ナツメ「どういうことだ?」
レッド「一度行った事のある街でなければ、リザードンは飛んでくれないんだ」
ナツメ「そうか、と言うことは徒歩なのだな」
レッド「ああ。そうなる」
ナツメ「素晴らしいな。地に足がついていることはまこと素晴らしい」
レッド「そこまで嫌だったか。……キャラ違うぞ」
ナツメ「ワカバタウンに到着する。だが長い道だぞ」
レッド「そらをとぶが使えれば楽なんだがな」
ナツメ「どういうことだ?」
レッド「一度行った事のある街でなければ、リザードンは飛んでくれないんだ」
ナツメ「そうか、と言うことは徒歩なのだな」
レッド「ああ。そうなる」
ナツメ「素晴らしいな。地に足がついていることはまこと素晴らしい」
レッド「そこまで嫌だったか。……キャラ違うぞ」
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
レッド「……強くはないが疲れるな」
ナツメ「仕方あるまい。ここはポケモンリーグへと続く最後の道」
レッド「それにしてもどうして俺ばかり……」
ナツメ「お前はチャンピオンだからな。一度で良いから戦ってみたいと思うのはトレーナーの性だ」
レッド「まさかジョウトでもこんな目に遭うのか……?」
ナツメ「ポケモンリーグの試合は全国に放送されるからな。おそらくそうなるだろうよ」
レッド「……憂鬱だ」
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
エリートトレーナーが勝負を仕掛けてきた!
レッド「……強くはないが疲れるな」
ナツメ「仕方あるまい。ここはポケモンリーグへと続く最後の道」
レッド「それにしてもどうして俺ばかり……」
ナツメ「お前はチャンピオンだからな。一度で良いから戦ってみたいと思うのはトレーナーの性だ」
レッド「まさかジョウトでもこんな目に遭うのか……?」
ナツメ「ポケモンリーグの試合は全国に放送されるからな。おそらくそうなるだろうよ」
レッド「……憂鬱だ」
レッド「……ん、あれは……?」
ナツメ「シロガネ山だ。強力なポケモン達が生息する場所さ」
レッド「シロガネ山ね。……少し興味が湧いたな」
ナツメ「あそこへ向かうにはこの山を越えなければならない。それに、目的地とは逆方向だから無理だぞ」
レッド「わかってる。今はロケット団の再興が重要だ」
ナツメ「お前もなかなか、わかるようになっているのだな。安心したぞ」
レッド「……俺は強くなりたいだけさ」
ナツメ「それで良い。思想や信念が一致せずとも、利害が一致していればそれで世の中は上手く回る」
ナツメ「シロガネ山だ。強力なポケモン達が生息する場所さ」
レッド「シロガネ山ね。……少し興味が湧いたな」
ナツメ「あそこへ向かうにはこの山を越えなければならない。それに、目的地とは逆方向だから無理だぞ」
レッド「わかってる。今はロケット団の再興が重要だ」
ナツメ「お前もなかなか、わかるようになっているのだな。安心したぞ」
レッド「……俺は強くなりたいだけさ」
ナツメ「それで良い。思想や信念が一致せずとも、利害が一致していればそれで世の中は上手く回る」
レッド「それにしてもだ」
ナツメ「なんだ」
レッド「長い道だな」
ナツメ「26番道路だ。南へずっと歩き、その後西へと向かう」
レッド「……お前は大丈夫なのか?」
ナツメ「何がだ?」
レッド「ひ弱そうなイメージがある」
ナツメ「心配には及ばんよ」
レッド「そうか。なら良いけど」
ナツメ「なんだ」
レッド「長い道だな」
ナツメ「26番道路だ。南へずっと歩き、その後西へと向かう」
レッド「……お前は大丈夫なのか?」
ナツメ「何がだ?」
レッド「ひ弱そうなイメージがある」
ナツメ「心配には及ばんよ」
レッド「そうか。なら良いけど」
レッド「後」
ナツメ「またか。お前はこらえ性がないのか」
レッド「その男口調はなんだ? 結構気になってるんだが」
ナツメ「……あら、こういう女口調の方がお望みかしら」
レッド「……」
ナツメ「なんだ。そんな目で見るな。……大体、仕方がないだろう。サカキのがうつったんだ」
レッド「……だがそれがいい」
ナツメ「?」
ナツメ「またか。お前はこらえ性がないのか」
レッド「その男口調はなんだ? 結構気になってるんだが」
ナツメ「……あら、こういう女口調の方がお望みかしら」
レッド「……」
ナツメ「なんだ。そんな目で見るな。……大体、仕方がないだろう。サカキのがうつったんだ」
レッド「……だがそれがいい」
ナツメ「?」
レッド「27番道路ってここか?」
ナツメ「西へと続く道、ここからずっと進めばワカバタウンだ」
レッド「その後どうする」
ナツメ「……おそらく、私と同じようにジョウトへ向かった残党がいるはずだ。そいつらを纏めよう」
レッド「了解した。……結構長い旅行になりそうだな」
ナツメ「観光も出来るぞ? ジョウトはカントーと違って学術的価値が高いものが多いそうだ」
レッド「良いのか、観光なんてしていて」
ナツメ「部下のケアも上司の役目さ」
レッド「待て、いつから俺がお前の部下になったんだ」
ナツメ「不満か?」
レッド「わりと」
ナツメ「西へと続く道、ここからずっと進めばワカバタウンだ」
レッド「その後どうする」
ナツメ「……おそらく、私と同じようにジョウトへ向かった残党がいるはずだ。そいつらを纏めよう」
レッド「了解した。……結構長い旅行になりそうだな」
ナツメ「観光も出来るぞ? ジョウトはカントーと違って学術的価値が高いものが多いそうだ」
レッド「良いのか、観光なんてしていて」
ナツメ「部下のケアも上司の役目さ」
レッド「待て、いつから俺がお前の部下になったんだ」
ナツメ「不満か?」
レッド「わりと」
ナツメ「部下云々のことはいくら話していてもキリがないのでやめよう」
レッド「初めからそうしていれば、無駄に口げんかする必要もなかったな」
ナツメ「全くだ……。おや、そろそろトージョウの滝だぞ」
レッド「トージョウの滝?」
ナツメ「ジョウトとカントーを繋ぐ最後の砦……とでも言おうか」
レッド「……?」
ナツメ「ここを乗り越えられないジョウトのトレーナーは、リーグ挑戦なんてそのまた夢と言うことだ」
レッド「……なるほどね。カメックス、出ろ」
カメックス「カメェェ」
レッド「ナツメ、乗れ」
ナツメ「ああ」
レッド「カメックス、たきのぼりだ」
カメックス「ガメェェ」
レッド「初めからそうしていれば、無駄に口げんかする必要もなかったな」
ナツメ「全くだ……。おや、そろそろトージョウの滝だぞ」
レッド「トージョウの滝?」
ナツメ「ジョウトとカントーを繋ぐ最後の砦……とでも言おうか」
レッド「……?」
ナツメ「ここを乗り越えられないジョウトのトレーナーは、リーグ挑戦なんてそのまた夢と言うことだ」
レッド「……なるほどね。カメックス、出ろ」
カメックス「カメェェ」
レッド「ナツメ、乗れ」
ナツメ「ああ」
レッド「カメックス、たきのぼりだ」
カメックス「ガメェェ」
レッド「もうここからがジョウトなのか」
ナツメ「そうだ。後5キロほど歩けばワカバタウンが見えてくるはずだ」
レッド「結構楽しみだな……。カントーとは生息するポケモンも違うんだろう?」
ナツメ「もちろんだ。……それに、カントーにはいないタイプのポケモンがいる」
レッド「なんだそれは」
ナツメ「エスパーの天敵がいるのさ。……まあ、そんなことは今はどうでもいい」
レッド「へぇ……。楽しみだねぇ」
ナツメ「そうだ。後5キロほど歩けばワカバタウンが見えてくるはずだ」
レッド「結構楽しみだな……。カントーとは生息するポケモンも違うんだろう?」
ナツメ「もちろんだ。……それに、カントーにはいないタイプのポケモンがいる」
レッド「なんだそれは」
ナツメ「エスパーの天敵がいるのさ。……まあ、そんなことは今はどうでもいい」
レッド「へぇ……。楽しみだねぇ」
【ワカバタウン】
レッド「到着……ってポケモンセンター無いのか」
ナツメ「田舎だからな」
レッド「……やれやれだ……。次の街にはあるのか?」
ナツメ「ヨシノシティにあるぞ」
レッド「それじゃ、とっとと向かうとするか」
ナツメ「ああ。……これがロケット団再興の第一歩だ」
レッド「だな」
ナツメ「私は必ずサカキを見つけ出す……。必ずだ」
レッド「ま、頑張れ。息つまらない程度に」
レッド「到着……ってポケモンセンター無いのか」
ナツメ「田舎だからな」
レッド「……やれやれだ……。次の街にはあるのか?」
ナツメ「ヨシノシティにあるぞ」
レッド「それじゃ、とっとと向かうとするか」
ナツメ「ああ。……これがロケット団再興の第一歩だ」
レッド「だな」
ナツメ「私は必ずサカキを見つけ出す……。必ずだ」
レッド「ま、頑張れ。息つまらない程度に」
レッド「さて、とっととこの街から――」
ナツメ「うわ、急に立ち止まるな。ぶつかったぞ」
レッド「おい、あれ……。あの少年見ろよ」
ナツメ「ん? 窓からじっと何かを見ているな」
レッド「のぞきか?」
ナツメ「馬鹿か。ウツギポケモン研究所だ」
レッド「気になるな……、ちょっと話してこよう」
ナツメ「おい……、私たちの目的はだな……」
ナツメ「うわ、急に立ち止まるな。ぶつかったぞ」
レッド「おい、あれ……。あの少年見ろよ」
ナツメ「ん? 窓からじっと何かを見ているな」
レッド「のぞきか?」
ナツメ「馬鹿か。ウツギポケモン研究所だ」
レッド「気になるな……、ちょっと話してこよう」
ナツメ「おい……、私たちの目的はだな……」
【ポケモン研究所・脇】
シルバー「……」
レッド「ちょっと良いか?」
シルバー「なんだあんたは」
レッド「通りすがりのポケモントレーナーさ。何を見てるんだ?」
シルバー「何でも良いだろう。あっちに行け」ドンッ
レッド「っと、いきなり暴力かよ」
シルバー「なんなんだあんたは」
ナツメ「レッド……、何をしているんだ? 早く行くぞ」
レッド「やれやれ……」
シルバー「レッド、だと?」
ナツメ(ん……? この少年……!)
シルバー「ふん、まあ、他人の空似だろうな……」
シルバー「……」
レッド「ちょっと良いか?」
シルバー「なんだあんたは」
レッド「通りすがりのポケモントレーナーさ。何を見てるんだ?」
シルバー「何でも良いだろう。あっちに行け」ドンッ
レッド「っと、いきなり暴力かよ」
シルバー「なんなんだあんたは」
ナツメ「レッド……、何をしているんだ? 早く行くぞ」
レッド「やれやれ……」
シルバー「レッド、だと?」
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