元スレキョン「長門も、一緒に」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
805 = 726 :
キョン「おし、行こう」
茅原「ほんとですか?」
キョン「ああ。嘘はつかねぇよ」
茅原「…」(やったぁ!)
キョン(喜んでくれてんのかな?)
茅原「それじゃあ、さっそく…」
キョン「いや」
キョン「まだ活動時間だろ?」
茅原「は、はい」
キョン「だから、俺の用事で帰るのはだダメだ」
茅原「でも…」
茅原「わかりましたっ。キョンさんの」言うとおりにします!
807 = 800 :
おかえり!
808 = 726 :
キョン「茅原、おまえ、いつも昼食誰と食べてるんだ?」
茅原「…私は、一人です」
キョン「一人…か」
茅原「部室にすぐに駆け込んで、食べてます」
キョン「…」
キョン「俺も、一緒に食べていいか?」
茅原「えっ」
キョン「いや、いやならいいんだが…」
茅原「そ、そんな! そんなことありませんよ!!」
809 = 726 :
キョン「そ、そうか?」
茅原「一人で食べるの…寂しいですし」
キョン「…」
キョン(茅原には、寂しさが、つきまとっているのか)
茅原「…」
上手くページを繰れない茅原。
キョン「…? どうした?」
茅原「…ハーハー…」
キョン「指、寒いのか?」
茅原「はい…カチカチになっちゃいました…」
810 = 726 :
キョン「…ここ、寒いからな」
茅原「…うぅ……」
キョン(読みづらそうだな…)
キョン「そういえば…」
ふと気づいたように、キョンは物置の上からストーブを取り出す。
茅原「! こんなものあったんですねぇ…」
キョン「これで暖かくなるはずだ」
茅原「ありがとうございます! …くちゅん」
キョン「……風邪、ひくなよ」
811 :
荒らしに見つからないようさげてくれると嬉しい。
812 = 726 :
茅原「…」
キョン「…」
茅原「よく知ってましたね。ストーブのこと」
キョン「あ、ああ。以前ここに来た時に目についてたんだ」
茅原「へえ。キョンさんは見ているところが違いますね」
キョン「ほ、誉めてるのか?」
茅原「も、もちろんですよ!」
キョン「それなら、ありがとな」
茅原「いえいえ… あっ、もうこんな時間ですっ」
813 = 726 :
キョン「そうだな」
茅原「…」
キョン「嬉しそうだな」
茅原「家に男の人をあげるのは初めてなんです…」
キョン「そうか」
茅原(あれ…ちょっと待って…)
茅原(私、ちゃんと片付けてる? 生理用品とかちゃんとどこかに隠した? 下着もそのままじゃないよね?)
キョン「…どうした? 顔青いぞ?」
茅原「あ、いえ、なんでもないです…」
キョン「…そうか」
814 = 726 :
キョン「ここは…」
キョン(やっぱり長門と同じマンション…)
茅原「このマンションです」
キョン「おう」
茅原「…どうぞ」
キョン「ん」
キョン(!? ここは…)
キョン「乙女の園っ!!」
茅原「ああああああああ!!!! ちょっとみにゃいでぇ~!」
キョン「す、すまん」
茅原「かたじゅけますきゃら~! ちょっと外でてくださぁい!」
キョン(…茅原、どんくさい上に大雑把過ぎるぞ)
815 :
追いついちまった
816 = 726 :
茅原「ハァハァ…どうぞ…」
キョン「お、おう」
キョン(相当荒作業だな)
キョン「パンツがまだ残ってるぞ」
茅原「ひゃ!? すすす、すいません!」
キョン(やれやれ)
キョン(…見慣れちまった、初めての茅原の家訪問…か)
茅原「ここに座っといてください。すぐ用意しますから」
キョン「お茶か?」
茅原「はい」
キョン「あっつーいの頼む」
茅原「はいっ。あっつぅいのですね」
キョン「おう」
817 = 726 :
茅原「はぁーい…あっつぅいの…」
バシャッ
茅原「にゃっ!」
キョン「!! おいっ! 大丈夫か?」
茅原「あつー! 熱いです!」
キョン「当たり前だ!」
茅原に近寄るキョン。すかさず上着を脱ぐ茅原。
キョン「///」
茅原「///」
世界が、数秒間、静止した。
キョン「いや、その…とりあえず、前を隠せ」
茅原「…はい…」
818 :
茅原で萎えた
819 = 726 :
キョン「カーディガンも制服もびちょびちょだな…」
茅原「はい…」
ブカブカのパジャマに着替えた茅原。
茅原「…制服一着しかないです」
キョン「とりあえず、夏服で行くしかないかもな」
茅原「ふぇぇ…寒いですっ」
キョン「悪いな、俺があっつーいお茶飲みたいと言ってしまったせいだ」
茅原「いやいや! これは私のミスです! …来ていただいて早々、すいません」
キョン「…」
820 :
このままのペースじゃ今スレ中に終わらないだろ・・・
821 = 726 :
ピンポーン
キョン(…む?)
茅原「あ」
朝倉「あら、キョンくんじゃない!」
キョン「…お前かよ」
朝倉「まさか、私に会いに?」
キョン「会いたいわけがない」
キョン「! その、手に持ってる包丁は何だ…!?」
朝倉「あなたを殺すためよっ!」
朝倉「…じゃ、なくて、お料理のために持ってきたのよ♪」
キョン「毒入れる気じゃねえだろうな?」
朝倉「そんなことしないわよ」
822 = 726 :
茅原(朝倉さん、凄い…)
茅原(キョンさんとあんな仲良くお話できるなんて…)
キョン「俺は茅原の手料理が作りたいなー!!」
朝倉「この子、一人じゃ何も作れないのよ?」
キョン「…茅原……」
茅原「ごめんなさい…本当です」
キョン「…そうか」
朝倉「私の気持ち…いっぱい注ぐからね」
キョン「指とか入れるなよ」
朝倉「そこまで病んでないわよっ」
824 :
みのりんかわいいよ
825 = 743 :
>>822
キョン「俺は茅原の手料理が作りたいなー!!」
826 = 726 :
朝倉「あら」
朝倉「いつもは私にまかせっきりなのに、今日はどうしたの?」
茅原「そ、そうかな? いつもこれくらいだと思うけど…」
朝倉「ま、さ、か…キョンくん、狙ってるの?」
茅原「///…そ、そんなこと…」
朝倉「あららぁ…? 顔真っ赤よ?」
茅原「もうっ」
朝倉「うふふ…でも、キョンくんは私のものよ」
茅原「えっ」
827 = 726 :
>>822
ミスw訂正ww
× キョン「俺は茅原の手料理が作りたいなー!!」
○ キョン「俺は茅原の手料理が食べたいなー!!」
>>825さん、サンクス!
829 = 726 :
朝倉「キョンくんと私はもう、なんでも知っている仲よ?」
茅原「そ、そうなの?」
朝倉「だって私たち夜を共に…」
茅原「どど、どういうことなの?」
朝倉「エッチしたのよ♪」
茅原「///」(ボンッ)
朝倉「あらら、爆発しちゃったわね」
朝倉「茅原さんって、からかいやすいわねぇ…」
茅原「それじゃあ、キョンくんと朝倉さんはもうカップルなの?」
朝倉「…ごめんなさい、さっきのは全て冗談よ」
茅原「えっ…?」
朝倉「私は、キョンくんが私を求めるまで、誰ともする気はないわ」
茅原「…」
830 = 789 :
朝倉さん~
831 = 726 :
朝倉「うふっ、料理作ってる時に下品だったわね。反省反省♪」
茅原「…」
朝倉「あと、茅原さん」
茅原「な、なに?」
朝倉「カップルは、決してエッチしたら成立するもんじゃないのよ?」
茅原「…」
朝倉「それだけは、覚えておいてね?」
茅原「うん…」
朝倉「はぁーい! どうぞ召し上がれ~」
キョン「…誰が作ったんだ?」
朝倉「もちろん私と茅原さんよっ」
キョン「お前が作ってなかったら最高傑作だったのにな」
832 = 726 :
朝倉「ひどいこと言うわねぇ~」
茅原「お口に合わなかったら、その…」
キョン「茅原」
茅原「はい?」
キョン「うまいよ」
朝倉「あら、私には言わないの?」
キョン「お前の顔見たらまずくなったわ」
朝倉「わたしが作ったのがそんなにいや?」
キョン「…うるせぇ」
朝倉「キョンくんのツンデレー」
キョン「一度もデレた記憶は無い」
朝倉「あら…電話の時…」
キョン「あーあーナニモキコエナイ」
833 = 771 :
茅原かわいすぎる
眉毛は死ね
834 :
同意。
しかし眉毛本当うざいな
835 = 726 :
茅原「…」
茅原「…仲がいいんですね、お二人は…」
キョン「…茅原」
朝倉「茅原さん?」
キョン「なんで、泣いてんだ?」
茅原「えっ? あっ…」
キョン「朝倉、お前のせいで、茅原が泣いちまったじゃねぇか」
朝倉「えっ、私のせい?」
キョン「なんで、泣いてるんだ?」
836 = 726 :
茅原「…わかんないです」
キョン「泣かないでくれよ」
茅原「…」
キョン「朝倉が泣いててもかまわんが、茅原には…その…」
茅原「…」
キョン「笑顔が、一番、似合うから…さ…」
茅原(///)
朝倉「…私、帰るね」
茅原「え、あ、うん」
朝倉「茅原さん」
茅原「なに?」
朝倉「羨ましいわね」
茅原「…?」
837 = 769 :
逆に朝倉かわいそう
しかしそれがいい
838 = 726 :
朝倉「本当に…殺したいくらい」
茅原「!」(ゾクッ)
朝倉「それじゃあね、茅原さん、キョンくん」
キョン「二度と来るなー!」
茅原「…」
キョン「ど、どうした?」
茅原「寒気が…」
キョン「…本格的に風邪とかじゃないよな?」
茅原「違います…と、思います」
キョン(違いますと思いますって…)
キョン「とりあえず、あたたまらなきゃまずいな」
茅原「…キョンさん」
キョン「…ん?」
839 = 796 :
みのりんの声で再生されるぅ~
840 :
キョンがハルヒがいない現状に満足しててワロタ
841 :
次スレ行きそうだね
でも面白いな
前に見たキョンが
ホテルに閉じ込められるやつ
あれぐらいの面白さ
842 = 726 :
茅原「…してください」
キョン「!? 何を!?」
茅原「さっきの、です」
キョン「…茅原」
茅原「ダメ、ですか?」
キョン「いや、別に…」
茅原「…」
キョン「わかった」
キョン(…)
キョン(さっきとまったく違う緊張感があるな…)
茅原「…グスッ…」
キョン「! 茅原っ!?」
843 = 726 :
茅原「人の体って、こんなに、温もりがあるんですね…」
キョン「…」
茅原「…」
キョン「泣かないでって、言っただろ」
茅原「ご、ごめんなさい…」
キョン「謝らなくていいさ、こういうときは、ただ、笑っていてくれればいい」
茅原「キョンさん…」
キョン(いかん、未だにパンツのことを考えている…空気を読め、俺)
845 = 726 :
茅原「キョンさん」
キョン「なんだ?」
茅原「図書館で、カード作ってくれましたよね?」
キョン(…?)
キョン(それは長門であって、茅原ではないはずだ)
キョン「いや、俺じゃないと思うぞ?」
茅原「で、でも…」
茅原「オロオロしてた私に声をかけてくれて…」
キョン「そうだったか」
茅原「それで、私たちは知り合ったんですよ?」
846 = 799 :
思念
847 = 726 :
キョン「いや、俺はお前を…」
茅原「?」
キョン「長門に似てるって…」
茅原「長門…? どんな子ですか?」
キョン「…」
キョン(マジかよ…)
茅原「…? あの時のキョンさんは、ゆっくりと私に声をかけてくれて…まさか、同級生とは思えませんでした」
キョン「…そ、そうだったな。そうだった…」
茅原「///」(急に、恥ずかしくなっちゃったぁ!)
茅原は、抱きしめているキョンをドンッと押した。
キョン「うおっ」
茅原「ごごごご、ごめんなしゃい!」
キョン「…急にどうしたんだ?」
茅原「ちょっと…恥ずかしくなりました///」
848 = 726 :
キョン「…茅原はさ」
茅原「?」
キョン「涼宮ハルヒって、知ってるか?」
茅原「知らないです」
キョン「そうか…」
茅原「あの、誰ですか?」
キョン「いや、俺の知り合いだ。気にしないでくれ」
茅原「…ご飯、片付けましょっか」
キョン「そうだな」
849 = 726 :
茅原「にゃ!」
パリーン
茅原「うにゃ!」
パリーン
キョン「…」
茅原「へ、へへ…」
キョン「俺がやるから、茅原は座って待ってろ」
茅原「いや、大丈夫です! これくらいできますから!」
茅原「みゃ!」
パリーン
茅原「…」
キョン「…」
キョン「…かわれ」
茅原「はい…」
850 :
980いったら立てるわ
ぱーとスレにしないから安心しろ
みんなの評価 : ★★★
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