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元スレ新ジャンル「日替わり覗き窓」
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日替わり替われど覗き窓
昨日は月見
今日紅葉狩り
明日何処
季節に敏い覗き窓
昨日は月見
今日紅葉狩り
明日何処
季節に敏い覗き窓
友「あのさ…」
男「どうした?どんな話でも聞くだけ聞くぞ」
友「…この家の隣って、海岸だっけ?」
男「・・・」
友「…スマン、なんでもない。忘れてくれ」
男「今日は海の家だからな」
友「…へ?」
男「海岸が見えたんだろ?」
友「あ、あぁ…」
男「だから、今日一日は海の家あたりの窓と“繋がってる”んだろうなと」
友「繋がっ…て…?お前何を言って…」
男「夏なら目の保養になったのにな。残念だ…」
友「お前…なにを…」
男「どうした?どんな話でも聞くだけ聞くぞ」
友「…この家の隣って、海岸だっけ?」
男「・・・」
友「…スマン、なんでもない。忘れてくれ」
男「今日は海の家だからな」
友「…へ?」
男「海岸が見えたんだろ?」
友「あ、あぁ…」
男「だから、今日一日は海の家あたりの窓と“繋がってる”んだろうなと」
友「繋がっ…て…?お前何を言って…」
男「夏なら目の保養になったのにな。残念だ…」
友「お前…なにを…」
男「前に小学校のプールが見えた日はヤバかったな」
友「お前…」
男「俺と父さんと姉さんが交替で占領してたわ」
友「ヒドい家庭だな。ロリコン・ショタコンそろい踏みかよ」
男「ショタコン…?誰のことだ?」
友「ちょっと待て」
友「お前…」
男「俺と父さんと姉さんが交替で占領してたわ」
友「ヒドい家庭だな。ロリコン・ショタコンそろい踏みかよ」
男「ショタコン…?誰のことだ?」
友「ちょっと待て」
友「うぉっ!」
男「何だおい」
友「ま、窓の向こうの人と目が合っちまった!」
男「何だ、そんなことか」
友「何だとはなんだ!バレたかもしれないぞ!」
男「大丈夫だ」
友「何が大丈夫なんだよ!もう見られたんだ!手遅れだぁぁぁ…」
男「よかったじゃないか。普段あんまり見向きされないんだから」
友「ほっとけ!」
男「まあ、気にするな。どうせ向こうからは見えないから」
男「何だおい」
友「ま、窓の向こうの人と目が合っちまった!」
男「何だ、そんなことか」
友「何だとはなんだ!バレたかもしれないぞ!」
男「大丈夫だ」
友「何が大丈夫なんだよ!もう見られたんだ!手遅れだぁぁぁ…」
男「よかったじゃないか。普段あんまり見向きされないんだから」
友「ほっとけ!」
男「まあ、気にするな。どうせ向こうからは見えないから」
友「あの覗き窓はいったいどうなってるんだ?」
男「よくできてるよな」
友「そもそもなんで覗き窓だけなんだよ。ドア自体も日替わりにすれば…」
男「不便だろうな。毎日家を出ると違う場所なんて」
友「…それもそうだな」
男「よくできてるよな」
友「そもそもなんで覗き窓だけなんだよ。ドア自体も日替わりにすれば…」
男「不便だろうな。毎日家を出ると違う場所なんて」
友「…それもそうだな」
『○○は曇りのち…××は…』
友「今日は…海底か」
男「しかもなんか動いてるんだよな」
友「お、ホントだ」
『臨時ニュースです。国籍不明の不審船が…』
男「・・・」
友「・・・」
男「まさかな…」
友「まさかね…」
友「今日は…海底か」
男「しかもなんか動いてるんだよな」
友「お、ホントだ」
『臨時ニュースです。国籍不明の不審船が…』
男「・・・」
友「・・・」
男「まさかな…」
友「まさかね…」
友「違う、こっちだって!」
男「なんだ、騒ぐなよ」
友「窓の向こうで子供が野球のボールを探してるんだよ」
男「言っておくが、窓の向こうに声は届かないぞ」
友「みたいだな。さっきから呼び掛けてるのに反応がない」
男「おかげでどんなにエキサイティングしてもバレない」
友「何の話だ」
男「なんだ、騒ぐなよ」
友「窓の向こうで子供が野球のボールを探してるんだよ」
男「言っておくが、窓の向こうに声は届かないぞ」
友「みたいだな。さっきから呼び掛けてるのに反応がない」
男「おかげでどんなにエキサイティングしてもバレない」
友「何の話だ」
友「なぁ…」
男「なんだ?」
姉「・・・」
友「あの人は…」
男「姉さんだ」
友「なぜここに…」
男「今日は公園と繋がってるんだ」
友「へ、へぇ…」
男「なんだ?」
姉「・・・」
友「あの人は…」
男「姉さんだ」
友「なぜここに…」
男「今日は公園と繋がってるんだ」
友「へ、へぇ…」
ここまで無言の>>1が怖くてたまらない…
友「・・・」
男[やっほー。見えてるー?]
友「何でアイツ、向こう側に…」
男[近所だから来てみたよー]
友「わざわざそんなカンペまで用意して…」
男[やっほー。見えてるー?]
友「何でアイツ、向こう側に…」
男[近所だから来てみたよー]
友「わざわざそんなカンペまで用意して…」
友「例えばさ…」
男「?」
友「何かの事件やら事故やらが見えたことってないのか?」
男「はぁ?」
友「ほら、“○○は見た!”的な展開でさあ」
男「お前さあ、それ、見えたとしてどう説明するんだよ」
友「へ?」
男「“この前この窓から見えたんです”なんて言っても信じてもらえる訳ないだろ」
友「あ、そっか」
男「まったく…」
友「あれ?結局見たことあるのか?」
男「・・・」
友「おーい。もしもーし…」
男「?」
友「何かの事件やら事故やらが見えたことってないのか?」
男「はぁ?」
友「ほら、“○○は見た!”的な展開でさあ」
男「お前さあ、それ、見えたとしてどう説明するんだよ」
友「へ?」
男「“この前この窓から見えたんです”なんて言っても信じてもらえる訳ないだろ」
友「あ、そっか」
男「まったく…」
友「あれ?結局見たことあるのか?」
男「・・・」
友「おーい。もしもーし…」
友「今日はリビングからこんにちは」
男「ハハハ、銭湯の女湯と繋がってるらしくてねぇ。締め出されちまったぜ」
友「まあ、いくら何でもそれはマズいからなぁ」
男「…父さんに」
友「お母さーんっ!」
男「ハハハ、銭湯の女湯と繋がってるらしくてねぇ。締め出されちまったぜ」
友「まあ、いくら何でもそれはマズいからなぁ」
男「…父さんに」
友「お母さーんっ!」
友「今日は我が妹がついてきたわけなんだが」
妹「ジー…」
姉「・・・」
友「どうやら猫がこっちを見ているらしい…。向こう側からは見えないハズなのに」
男「猫は何もないところを凝視したりもするからな。不思議ではないだろ」
友「…不思議と言えば、お前の姉さんはなぜここに来ている」
男「好きなんだって」
友「やっぱりか…」
男「猫も」
友「あぁ、そっち…。って“も”とは何だ、“も”とは」
妹「ジー…」
姉「・・・」
友「どうやら猫がこっちを見ているらしい…。向こう側からは見えないハズなのに」
男「猫は何もないところを凝視したりもするからな。不思議ではないだろ」
友「…不思議と言えば、お前の姉さんはなぜここに来ている」
男「好きなんだって」
友「やっぱりか…」
男「猫も」
友「あぁ、そっち…。って“も”とは何だ、“も”とは」
男「アウチッ…」
友「何でこんなとこでノビてるんだ」
男「オオゥ…」
友「ま、いいや。…さて、今日はどこと繋がっているのやら」
男「き、今日は…」
友「ぬわー!」バタリ
男「…な、内視鏡」
友「何でこんなとこでノビてるんだ」
男「オオゥ…」
友「ま、いいや。…さて、今日はどこと繋がっているのやら」
男「き、今日は…」
友「ぬわー!」バタリ
男「…な、内視鏡」
友「今日は車の窓みたいだな」
男「そうみたいだな」
友「真っ暗だな」
男「まだ昼だがな」
友「車庫の中じゃあな」
男「あんまり乗らない人なんだろうな」
男「そうみたいだな」
友「真っ暗だな」
男「まだ昼だがな」
友「車庫の中じゃあな」
男「あんまり乗らない人なんだろうな」
友「なぁ」
男「?」
友「“社会の窓”ってあるけどさ?」
男「見たいか?」
友「…スマン」
男「?」
友「“社会の窓”ってあるけどさ?」
男「見たいか?」
友「…スマン」
友「ん?」
男「どうした?」
友「窓の外がすぐ壁になってるな」
男「そうだな」
友「なのになぜか洗濯物が…」
男「触れてやるなよ」
男「どうした?」
友「窓の外がすぐ壁になってるな」
男「そうだな」
友「なのになぜか洗濯物が…」
男「触れてやるなよ」
男「今日は電車の窓か」
友「景色が動いてるとなんか部屋もガタゴト走ってるみたいで……」
男「わかる。なんか落ち着かねえよなあ」
友「……あ、忍者がついてきてる」
男「え? どこどこ?」
友「景色が動いてるとなんか部屋もガタゴト走ってるみたいで……」
男「わかる。なんか落ち着かねえよなあ」
友「……あ、忍者がついてきてる」
男「え? どこどこ?」
友「うわっ!」
男「今日はどこかの家のドアの覗き穴に繋がっているようだな」
友「睨んでるよ。なんかすごい睨んでるよ」
男「新聞勧誘だとにらんでみる」
友「えっ」
男「…すまん」
男「今日はどこかの家のドアの覗き穴に繋がっているようだな」
友「睨んでるよ。なんかすごい睨んでるよ」
男「新聞勧誘だとにらんでみる」
友「えっ」
男「…すまん」
友「寒いな」
男「窓の向こうは暖かそうだぞ」
友「そうだな」
男「半袖の人もいるぞ」
友「見てるこっちは寒くなるばかりだ…」
男「窓の向こうは暖かそうだぞ」
友「そうだな」
男「半袖の人もいるぞ」
友「見てるこっちは寒くなるばかりだ…」
男「今日は曇りガラスときたか」
友「窓の向こうで何か動いてる!」
男「動いてるけど、何なのかよくわかんねえな」
友「ぬうう、もどかしい……っ」びとっ
男「窓に顔くっつけてよく見えるもんでもねえだろ」
友「見えん……見えーん!」
男「そんな必死になるなよ。気持ちはわかるけど」
友「開きさえ……この窓が開きさえすればッ」
男「もし裸のオッサンが動いてるだけだったらどうすんだよお前……」
友「窓の向こうで何か動いてる!」
男「動いてるけど、何なのかよくわかんねえな」
友「ぬうう、もどかしい……っ」びとっ
男「窓に顔くっつけてよく見えるもんでもねえだろ」
友「見えん……見えーん!」
男「そんな必死になるなよ。気持ちはわかるけど」
友「開きさえ……この窓が開きさえすればッ」
男「もし裸のオッサンが動いてるだけだったらどうすんだよお前……」
友「なんか窓の向こうから変なオッサンがこっちをねめ回してるんですが」
男「人相のいやらしさからするに出歯亀か何かなんだろうなあ」
友「何度も言うけど向こうにこっちは見えてないんだよな!?」
男「うん、まあ……だからって落ち着くもんでもないんだけどさ」
友「つかなんかで覆っとけよこれ!」
男「隠したら隠したで、それはそれでなんだか不安になるというか……」
友「うぬう……気分はわかる」
男「しかしこいつ、どこのお嬢さんを覗き見してんだろうな?」
男「人相のいやらしさからするに出歯亀か何かなんだろうなあ」
友「何度も言うけど向こうにこっちは見えてないんだよな!?」
男「うん、まあ……だからって落ち着くもんでもないんだけどさ」
友「つかなんかで覆っとけよこれ!」
男「隠したら隠したで、それはそれでなんだか不安になるというか……」
友「うぬう……気分はわかる」
男「しかしこいつ、どこのお嬢さんを覗き見してんだろうな?」
友「なんとおーーーっ!」
男「どうした!」
友「ボールが…こっちに向かって…」
男「たしかにそれは怖いな」
友「…?」
男「今度はどうした?」
友「あれ、向こう側が見えない?」
男「繋がってる先の窓が割れてリンクが切れたんだろ」
友「大丈夫なのか?」
男「明日には直るだろ」
男「どうした!」
友「ボールが…こっちに向かって…」
男「たしかにそれは怖いな」
友「…?」
男「今度はどうした?」
友「あれ、向こう側が見えない?」
男「繋がってる先の窓が割れてリンクが切れたんだろ」
友「大丈夫なのか?」
男「明日には直るだろ」
男「おーおー、山吹色のお菓子出たー!」
友「え? え? ひょっとしてお代官さまと悪徳商人のご密会?」
男「……ん?」
友「ちょ、見せて!」
男「……ほい。気を付けて」
友「気を付けてって、何を……」じー
代官『……くせ者ッ!』 とすっ
友「うぎゃああ! 槍が! ……はッ? うう~、ほんとに刺さったかと思ったー」
男「だから気を付けろっていったのに」
友「大丈夫かな、実際にこの穴のこっち側にいた人」
男「たぶん忍者だろうから、ぎりぎりでよけたとは思うけどね……」
友「え? え? ひょっとしてお代官さまと悪徳商人のご密会?」
男「……ん?」
友「ちょ、見せて!」
男「……ほい。気を付けて」
友「気を付けてって、何を……」じー
代官『……くせ者ッ!』 とすっ
友「うぎゃああ! 槍が! ……はッ? うう~、ほんとに刺さったかと思ったー」
男「だから気を付けろっていったのに」
友「大丈夫かな、実際にこの穴のこっち側にいた人」
男「たぶん忍者だろうから、ぎりぎりでよけたとは思うけどね……」
友「ああ、違う。そっちじゃない」
男「騒がしいな。たしか今日は…」
友「顕微鏡だよ。ああ、また…」
男「顕微鏡のどこに必死になる要素がある」
友「さっきからピントが合わないんだよ。ほら、またぁ」
男「そうか」
友「うわっ!急にピントが合った!ビックリしたなぁ」
男「どうしてほしいんだよ」
男「騒がしいな。たしか今日は…」
友「顕微鏡だよ。ああ、また…」
男「顕微鏡のどこに必死になる要素がある」
友「さっきからピントが合わないんだよ。ほら、またぁ」
男「そうか」
友「うわっ!急にピントが合った!ビックリしたなぁ」
男「どうしてほしいんだよ」
友「誰? 哀愁に満ちた眼で向こうからこっちを見てるこのナイスミドルは?」
男「覗き窓に指がかかってるだろ?」
友「あー。指の断面図がこっちに見えててちょっと怖いけど」
男「たぶんブラインドを指でちょいずらして外を見てるボスだよ」
友「ボスかー。そんな気はしてたんだよなー」
男「覗き窓に指がかかってるだろ?」
友「あー。指の断面図がこっちに見えててちょっと怖いけど」
男「たぶんブラインドを指でちょいずらして外を見てるボスだよ」
友「ボスかー。そんな気はしてたんだよなー」
男「あ……」
友「おいどうなった? ちょ、俺にも見せろって!」
男「駄目だ駄目だ。ふられたみたいだわ」
友「あちゃあ……駄目だったかあ」
男「お? 視界がぼやけてきた……泣いて……るのか?」
友「あああ! いったいどこの女の子のお目々とつながってるんだよ!? 今すぐ慰めにいってやりたい!」
男「お前も漢ならそういう卑怯な落とし方はよしとくんだな」
友「おいどうなった? ちょ、俺にも見せろって!」
男「駄目だ駄目だ。ふられたみたいだわ」
友「あちゃあ……駄目だったかあ」
男「お? 視界がぼやけてきた……泣いて……るのか?」
友「あああ! いったいどこの女の子のお目々とつながってるんだよ!? 今すぐ慰めにいってやりたい!」
男「お前も漢ならそういう卑怯な落とし方はよしとくんだな」
友「あれ? この覗き窓、ついに故障?」
男「んー?」
友「なんか赤一色しか見えねーわ」
男「赤一色って……」
友「……! ま、まさか!? あ、『赤い眼の女』の都市伝説!?」
男「い……いや、覗き窓はどっかとつながってても、ドア自体はどこにもつながってない……はず……」
友「……そう思うんなら開けてみ?」
男「……別に開ける用無いしぃ」
友「つながってねえんだろ!? ほら、開けてみろよお!」
男「用は無いっつってんだろ! もういい、やってられっか! 俺は自分の部屋に戻るぞ!!」
男「んー?」
友「なんか赤一色しか見えねーわ」
男「赤一色って……」
友「……! ま、まさか!? あ、『赤い眼の女』の都市伝説!?」
男「い……いや、覗き窓はどっかとつながってても、ドア自体はどこにもつながってない……はず……」
友「……そう思うんなら開けてみ?」
男「……別に開ける用無いしぃ」
友「つながってねえんだろ!? ほら、開けてみろよお!」
男「用は無いっつってんだろ! もういい、やってられっか! 俺は自分の部屋に戻るぞ!!」
友「・・・」
男「・・・」
友「ずーっと紙に日光を集めてるな」
男「虫眼鏡で他にすることないのかね」
友「お、煙だ」
男「あ、慌てて消してるな」
男「・・・」
友「ずーっと紙に日光を集めてるな」
男「虫眼鏡で他にすることないのかね」
友「お、煙だ」
男「あ、慌てて消してるな」
友「指紋がくっきり見えるな」
男「携帯のカメラのレンズ、たまにすごい位置にあるよな」
友「数人がこっちむいてポーズとってるぞ」
男「指で半分隠れたままな」
友「…撮り直しか」
男「まだちょっと指が入ってるな」
友「えぇい、じれったい!」
男「携帯のカメラのレンズ、たまにすごい位置にあるよな」
友「数人がこっちむいてポーズとってるぞ」
男「指で半分隠れたままな」
友「…撮り直しか」
男「まだちょっと指が入ってるな」
友「えぇい、じれったい!」
友「真っ青な空だなぁ」
男「朝はそこから入ってきた日光でヒドい目にあったけどな」
友「早く夜にならないかねぇ」
男「望遠鏡なんだからむしろ夜まで片付けておけよ」
男「朝はそこから入ってきた日光でヒドい目にあったけどな」
友「早く夜にならないかねぇ」
男「望遠鏡なんだからむしろ夜まで片付けておけよ」
男「敵の忍びが油断顔で石垣をよじ登ってきてらあ」
友「城の警護はどうなってんの?」
男「さあ?」
友「位置的にみて、今日つながってるのは矢狭間か鉄砲狭間の類だな」
男「くそっ……撃ちてえ……こんないい的なのに……ッ」
友「城の警護はどうなってんの?」
男「さあ?」
友「位置的にみて、今日つながってるのは矢狭間か鉄砲狭間の類だな」
男「くそっ……撃ちてえ……こんないい的なのに……ッ」
友「虫が止まった」
男「だな」
友「邪魔だなぁ。シッ、シッ」
男「窓の向こうには干渉できないって。自然に帰ってくれるのを待ってろ」
友「自然に還らせてやるぜ」
男「言ってろ。そのころには日付かわってるだろうがな」
男「だな」
友「邪魔だなぁ。シッ、シッ」
男「窓の向こうには干渉できないって。自然に帰ってくれるのを待ってろ」
友「自然に還らせてやるぜ」
男「言ってろ。そのころには日付かわってるだろうがな」
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