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元スレ新ジャンル「廊下に立たされる」
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男「……よう」
女「……ん」
いつの間にか、廊下に出た時にその姿を探すのが習慣になっていた。
隣の教室の、扉の前。そこに立っている少女の姿を。
いつものように声をかけると、彼女はこちらを一瞥する。もうそろそろ
この顔を見慣れてもらえたのか、小さく返事をしてそのまま目を伏せた。
男「ひさしぶりだな」
女「わたしはいつもここにいるけど?」
男「そうか……確かに、ここ最近は来なかったからなあ」
女「…………」
男「今日は、何をやらかしたんだ?」
女「べつに大したことじゃない。小さいころ作ったスライムがなつかしく
なっただけ。ほら、あげる」
男「うお!? いらねえっての! だからなんで授業中にやるんだよ!」
女「……どうしてもやりたかったから? それとも単にヒマだから?」
男「俺に訊くなってんだ」
女「きみがやったことも、それと同じ」
男「俺はうっかり寝ちまっただけだ」
女「廊下に立たされるっていう結果は同じでしょ」
男「納得いかねえ……」
女「……ん」
いつの間にか、廊下に出た時にその姿を探すのが習慣になっていた。
隣の教室の、扉の前。そこに立っている少女の姿を。
いつものように声をかけると、彼女はこちらを一瞥する。もうそろそろ
この顔を見慣れてもらえたのか、小さく返事をしてそのまま目を伏せた。
男「ひさしぶりだな」
女「わたしはいつもここにいるけど?」
男「そうか……確かに、ここ最近は来なかったからなあ」
女「…………」
男「今日は、何をやらかしたんだ?」
女「べつに大したことじゃない。小さいころ作ったスライムがなつかしく
なっただけ。ほら、あげる」
男「うお!? いらねえっての! だからなんで授業中にやるんだよ!」
女「……どうしてもやりたかったから? それとも単にヒマだから?」
男「俺に訊くなってんだ」
女「きみがやったことも、それと同じ」
男「俺はうっかり寝ちまっただけだ」
女「廊下に立たされるっていう結果は同じでしょ」
男「納得いかねえ……」
男「……よう」
女「……ん」
男「で、今日は何をやったんだ?」
女「べつに大したことじゃない」
男「おまえはそう言ってとんでもねえことをやらかすんだよ」
女「教科書を朗読しろって言われて、間違ってその時読んでた
漫画のセリフを読んだだけ」
男「ほら見ろ……!」
女「見ろって言われても」
男「……もういい。ちなみになんて言ったんだ?」
女「メメタァ」
男「それはセリフじゃねえ!」
女「……ん」
男「で、今日は何をやったんだ?」
女「べつに大したことじゃない」
男「おまえはそう言ってとんでもねえことをやらかすんだよ」
女「教科書を朗読しろって言われて、間違ってその時読んでた
漫画のセリフを読んだだけ」
男「ほら見ろ……!」
女「見ろって言われても」
男「……もういい。ちなみになんて言ったんだ?」
女「メメタァ」
男「それはセリフじゃねえ!」
男「……よう」
女「……ん」
男「今日はいい天気だな」
女「そうね……」
男「なんでこんな日に学校にいなきゃならねえんだ」
女「……珍しいのね」
男「あ? なにがだよ」
女「今日は何をやったのか、訊かないの?」
男「聞いても想像のはるか斜め上だしな。
それに、その後に来るおまえの質問への答えが、
いつもと同じ『寝てた』だから」
女「きみ」
男「ん?」
女「いつも同じなんて、つまらない人生ね」
男「でっけえお世話だよ!」
女「……ん」
男「今日はいい天気だな」
女「そうね……」
男「なんでこんな日に学校にいなきゃならねえんだ」
女「……珍しいのね」
男「あ? なにがだよ」
女「今日は何をやったのか、訊かないの?」
男「聞いても想像のはるか斜め上だしな。
それに、その後に来るおまえの質問への答えが、
いつもと同じ『寝てた』だから」
女「きみ」
男「ん?」
女「いつも同じなんて、つまらない人生ね」
男「でっけえお世話だよ!」
男「……よう」
女「……ん」
男「なんだ? 今日は元気なさそうだな」
女「……ん……」
男「どうしたんだ? 話なら聞いてやるぜ」
女「わたしは……わたしは、恥ずかしいっ」
男「え?」
女「自分がここまで堕落しているなんて思わなかった。
まさか居眠りで立たされるなんて!」
男「悪かったな! くそったれ!」
女「それにしても眠い」
男「反省の色が全く見られねえな」
女「きみに言われたくない」
男「悪かったな……」
女「……ん」
男「なんだ? 今日は元気なさそうだな」
女「……ん……」
男「どうしたんだ? 話なら聞いてやるぜ」
女「わたしは……わたしは、恥ずかしいっ」
男「え?」
女「自分がここまで堕落しているなんて思わなかった。
まさか居眠りで立たされるなんて!」
男「悪かったな! くそったれ!」
女「それにしても眠い」
男「反省の色が全く見られねえな」
女「きみに言われたくない」
男「悪かったな……」
男「……よう」
女「……ん」
男「今日は空が高えなあ」
女「視程が良い日は空が高い。
さらに、高々度まで気温が高い日は露点に到達する高度が高いため
雲の高度が高く、空が高く見える」
男「解説ありがとう。天気がいいって言いたかっただけなんだがな」
女「つまりはそういうこと。わたしも同じ」
男(つくづく、変人だよなあ……だからこそ、廊下の主になっちまうん
だろうけど)
女「……ん」
男「今日は空が高えなあ」
女「視程が良い日は空が高い。
さらに、高々度まで気温が高い日は露点に到達する高度が高いため
雲の高度が高く、空が高く見える」
男「解説ありがとう。天気がいいって言いたかっただけなんだがな」
女「つまりはそういうこと。わたしも同じ」
男(つくづく、変人だよなあ……だからこそ、廊下の主になっちまうん
だろうけど)
>>7
男「しかしアレだな。こんな日には――」
女「どこかに遊びに行きたくなる、っていうアレ?」
男「そう、ソレだ。
まあ、そんなこと言っても詮無きこと……なんだがな」
女「どうしてそう思うの?」
男「どうして、と言われてもな」
女「物理的には可能なはず。だったら。
社会が許さない? 道徳が許さない? それとも、『きみが』、
そこまで踏み込めないの?」
男「……そんな哲学的な話をするつもりはねえ」
女「わたしも。時間がもったいない」
男「なに言ってんだよ。どうせ退屈だろ、こんな時間」
女「今退屈じゃなくなった。ほら」
男「え? あ、おい! 引っぱるなよ!」
女「行こう。遊びに。
きみ、自転車通学だって言ってたよね。早く」
男「おいっ! ちょっと待てよ!」
男「しかしアレだな。こんな日には――」
女「どこかに遊びに行きたくなる、っていうアレ?」
男「そう、ソレだ。
まあ、そんなこと言っても詮無きこと……なんだがな」
女「どうしてそう思うの?」
男「どうして、と言われてもな」
女「物理的には可能なはず。だったら。
社会が許さない? 道徳が許さない? それとも、『きみが』、
そこまで踏み込めないの?」
男「……そんな哲学的な話をするつもりはねえ」
女「わたしも。時間がもったいない」
男「なに言ってんだよ。どうせ退屈だろ、こんな時間」
女「今退屈じゃなくなった。ほら」
男「え? あ、おい! 引っぱるなよ!」
女「行こう。遊びに。
きみ、自転車通学だって言ってたよね。早く」
男「おいっ! ちょっと待てよ!」
男(結局、昼過ぎまで遊び回っちまった……
アイツ、軽いんだな。自転車の後ろに乗せてあちこち走ったけど、
楽なもんだった。それに、背中に当たるささやかな感触が――
いや、今はそれどころじゃねえな。もう午後の授業が始まっちまってるし、
こっそり席に戻るか……センコーが黒板の方を向いてる隙を狙って――
今だ!)
教師「男」
男(で、いともあっさりバレる、と)
男「……ただいま戻りましたー……」
教師「……焼けたな」
男「ああ、いや、今日はいい天気ですからー……はは」
教師「廊下に立ってろ」
男「あ。やっぱり?」
男「……よう」
女「……ん」
アイツ、軽いんだな。自転車の後ろに乗せてあちこち走ったけど、
楽なもんだった。それに、背中に当たるささやかな感触が――
いや、今はそれどころじゃねえな。もう午後の授業が始まっちまってるし、
こっそり席に戻るか……センコーが黒板の方を向いてる隙を狙って――
今だ!)
教師「男」
男(で、いともあっさりバレる、と)
男「……ただいま戻りましたー……」
教師「……焼けたな」
男「ああ、いや、今日はいい天気ですからー……はは」
教師「廊下に立ってろ」
男「あ。やっぱり?」
男「……よう」
女「……ん」
男「……よう」
女「……ん」
男「ふっふっふっふ」
女「…………」
男「ふっふっふっふ……」
女「…………」
男「なんのツッコミもなしですか」
女「……言いたいことがあればさっさと言えばいいじゃない」
男「ごもっともでございます」
女「……ん」
男「ふっふっふっふ」
女「…………」
男「ふっふっふっふ……」
女「…………」
男「なんのツッコミもなしですか」
女「……言いたいことがあればさっさと言えばいいじゃない」
男「ごもっともでございます」
>>11
女「で、なに?」
男「ふっふっふ。心して聞け。今日の俺は一味違うぜ!」
女「……そろそろ飽きてきた」
男「待て! 言う! 言うから!
今日の俺は寝て立たされたわけではない!
単に宿題を忘れただけなのだ! ふはははは!」
女「ああ、それで今日は3人も」
男「ここまで引っ張っといてそんなリアクションですか」
女「ここまで引っ張っといてそんな内容ですか」
男「…………」
女「…………」
男「……俺が悪かった」
女「明らかなことは言う必要はないわ」
男「ごめんなさい。単に珍しいことが起こったから言ってみたく
なっただけなんです」
女「他人事のように……」
女「で、なに?」
男「ふっふっふ。心して聞け。今日の俺は一味違うぜ!」
女「……そろそろ飽きてきた」
男「待て! 言う! 言うから!
今日の俺は寝て立たされたわけではない!
単に宿題を忘れただけなのだ! ふはははは!」
女「ああ、それで今日は3人も」
男「ここまで引っ張っといてそんなリアクションですか」
女「ここまで引っ張っといてそんな内容ですか」
男「…………」
女「…………」
男「……俺が悪かった」
女「明らかなことは言う必要はないわ」
男「ごめんなさい。単に珍しいことが起こったから言ってみたく
なっただけなんです」
女「他人事のように……」
男「……よう」
女「……ん」
男「思うんだがな」
女「ん」
男「授業がわかんねえだろ」
女「ん」
男「退屈だろ」
女「ん」
男「寝るだろ」
女「ん」
男「立たされるだろ」
女「ん」
男「授業聞けなくなるだろ」
女「ん」
男「余計わからなくなるだろ」
女「ん」
男「これって悪循環じゃねえか?」
女「ん」
男「……聞いてるか?」
女「んーん」
男「聞いてんじゃねえか」
女「退屈だもの」
女「……ん」
男「思うんだがな」
女「ん」
男「授業がわかんねえだろ」
女「ん」
男「退屈だろ」
女「ん」
男「寝るだろ」
女「ん」
男「立たされるだろ」
女「ん」
男「授業聞けなくなるだろ」
女「ん」
男「余計わからなくなるだろ」
女「ん」
男「これって悪循環じゃねえか?」
女「ん」
男「……聞いてるか?」
女「んーん」
男「聞いてんじゃねえか」
女「退屈だもの」
男「……よう」
女「……ん」
男「雨だな」
女「ん」
男「気が滅入っちまう」
女「いつものアレ」
男「ん?」
女「どこかに遊びに行きたくなる、っていうアレ」
男「……いや、さすがに雨の中ってのはな」
女「わたしはかまわん」
男「自転車にも乗れねえぜ」
女「わたしはかまわん」
男「こんな時間に制服で入れる店もねえ」
女「わたしは一向にかまわんッッ」
男「……なんだったっけ、それ?」
女「出かけたいって言ってる」
男「いやそうじゃなくて」
女「……ん」
男「雨だな」
女「ん」
男「気が滅入っちまう」
女「いつものアレ」
男「ん?」
女「どこかに遊びに行きたくなる、っていうアレ」
男「……いや、さすがに雨の中ってのはな」
女「わたしはかまわん」
男「自転車にも乗れねえぜ」
女「わたしはかまわん」
男「こんな時間に制服で入れる店もねえ」
女「わたしは一向にかまわんッッ」
男「……なんだったっけ、それ?」
女「出かけたいって言ってる」
男「いやそうじゃなくて」
男「……よう」
女「……ん」
男「今日も今日とて立たされ小僧、と」
女「授業の退屈から逃れるために、寝る」
男「ん?」
女「寝たがために、立たされる。そこにあるのは、もっと退屈な時間。
皮肉ね」
男「……皮肉、ねえ。おまえに言われたくはねえもんだがな」
女「……ん」
男「今日も今日とて立たされ小僧、と」
女「授業の退屈から逃れるために、寝る」
男「ん?」
女「寝たがために、立たされる。そこにあるのは、もっと退屈な時間。
皮肉ね」
男「……皮肉、ねえ。おまえに言われたくはねえもんだがな」
男「にしてもあれだな」
女「ん?」
男「バケツはないな今時」
女「かっこい~(笑)」
男「顔が笑ってねーよ」
女「いかす(笑)」
男「……もーいい」
女「じょ~だん」
男「はあ……重てえなちくしょう」
女「思い切り振り回すのだ!」
男「今遠心力を感じたくねえなあ」
女「バケツ持ってるのに~」
男「そんなにやりたいならお前が持てよほら」
女「馬鹿みたいだからやだ」
男「……」
女「ん?」
男「バケツはないな今時」
女「かっこい~(笑)」
男「顔が笑ってねーよ」
女「いかす(笑)」
男「……もーいい」
女「じょ~だん」
男「はあ……重てえなちくしょう」
女「思い切り振り回すのだ!」
男「今遠心力を感じたくねえなあ」
女「バケツ持ってるのに~」
男「そんなにやりたいならお前が持てよほら」
女「馬鹿みたいだからやだ」
男「……」
>>17
女「わたしは、そうでもない」
男「というと?」
女「ここにいるのが退屈だとは思わない」
男「なんでだ? ただつっ立ってるだけってのが楽しいとは、俺には
とても思えねえが」
女「きみが、いる」
男「……なんだって?」
女「……なんでもない。やっぱり退屈」
女「わたしは、そうでもない」
男「というと?」
女「ここにいるのが退屈だとは思わない」
男「なんでだ? ただつっ立ってるだけってのが楽しいとは、俺には
とても思えねえが」
女「きみが、いる」
男「……なんだって?」
女「……なんでもない。やっぱり退屈」
男「……よう」
女「……ん」
男「体罰だ」
女「んー?」
男「廊下に立たせるのは体罰だ」
女「タテマエではね」
男「だから俺はこう考える」
女「ん」
男「このまま逃亡したって俺は罰されるいわれはない……
むしろそれは正当な権利だと!」
女「……言うようになったじゃない」
男「だれかさんのおかげでな。ほら、行くぜ」
女「……ん!」
女「……ん」
男「体罰だ」
女「んー?」
男「廊下に立たせるのは体罰だ」
女「タテマエではね」
男「だから俺はこう考える」
女「ん」
男「このまま逃亡したって俺は罰されるいわれはない……
むしろそれは正当な権利だと!」
女「……言うようになったじゃない」
男「だれかさんのおかげでな。ほら、行くぜ」
女「……ん!」
男「あー……ねむ……」
女「退屈」
男「お前そればっかりだな」
女「授業も廊下も退屈」
男「まだ授業ちゃんと聞いてたほうがマシなんじゃねえの?」
女「ならどうしてあなたはここにいるの?」
男「そりゃあ眠いからさ」
女「じゃあ私も同じ」
男「不真面目なやつだ」
女「そっちこそ」
女「退屈」
男「お前そればっかりだな」
女「授業も廊下も退屈」
男「まだ授業ちゃんと聞いてたほうがマシなんじゃねえの?」
女「ならどうしてあなたはここにいるの?」
男「そりゃあ眠いからさ」
女「じゃあ私も同じ」
男「不真面目なやつだ」
女「そっちこそ」
>>21って、漫画とかだとそこで終わる流れだよな?
男「廊下ってさ」
女「ん?」
男「なんか教室とは別世界だよなー……」
女「仕切りがあるからね」
男「授業中だとなおさら感じるんだよ。人いねーし」
女「うん」
男「俺だけ仲間外れ……みたいな」
女「私も仲間外れだ」
男「そうなるな」
女「寂しいね」
男「ああ、寂しいな」
女「ん?」
男「なんか教室とは別世界だよなー……」
女「仕切りがあるからね」
男「授業中だとなおさら感じるんだよ。人いねーし」
女「うん」
男「俺だけ仲間外れ……みたいな」
女「私も仲間外れだ」
男「そうなるな」
女「寂しいね」
男「ああ、寂しいな」
>>25
何が言いたい
何が言いたい
中学のときは職員室の前で正座させられました
おかげさまでまともな人間になれました
ありがとうございました
おかげさまでまともな人間になれました
ありがとうございました
女の「ん」に萌えまくってたのに...
キリがいいなんて言葉きらいだ
キリがいいなんて言葉きらいだ
男「勉強してっか?」
女「してたらここにいない」
男「学校じゃなくても勉強する場はあるだろー」
女「学校ですらしないのに、それ以外でするわけない」
男「勉強嫌いだなー、お前」
女「あなたに言われたくない」
男「俺は気持ちが入らないだけだ」
女「同じに聞こえる」
男「明日は絶対やる。明日になれば」
女「また立たされる」
男「そういうことになるだろうな」
女「してたらここにいない」
男「学校じゃなくても勉強する場はあるだろー」
女「学校ですらしないのに、それ以外でするわけない」
男「勉強嫌いだなー、お前」
女「あなたに言われたくない」
男「俺は気持ちが入らないだけだ」
女「同じに聞こえる」
男「明日は絶対やる。明日になれば」
女「また立たされる」
男「そういうことになるだろうな」
男「思いついた」
女「ん?」
男「何も立ってる必要はねえ。座ろう」
女「画期的アイデアー」
男「ああ、楽だ。今までの苦行が馬鹿みたいだ」
女「毎日立たされてるほうがよっぽど馬鹿みたいだよ」
男「言うな。悲しくなる」
女「……私も座る」
男「止めとけ、けつが汚れるぞ」
女「掃除係を信じる」
男「……あんま信用できないな」
女「ん?」
男「何も立ってる必要はねえ。座ろう」
女「画期的アイデアー」
男「ああ、楽だ。今までの苦行が馬鹿みたいだ」
女「毎日立たされてるほうがよっぽど馬鹿みたいだよ」
男「言うな。悲しくなる」
女「……私も座る」
男「止めとけ、けつが汚れるぞ」
女「掃除係を信じる」
男「……あんま信用できないな」
男「……よう」
女「……ん」
男「今日も元気だ授業が眠い!」
女「寝てたの」
男「うむ」
女「そう。今日も元気ね。
……犬っころには興味はないの」
男「唐突だな」
女「言われたことをやってるだけの犬っころにはね」
男「つまり?」
女「人間なら、自分がやるべきことは自分で考えるべき」
男「……ええと、だ。
このまま遊びに行きたいのはわかった。
だが人間ならルールってのを守らないと、な?」
女「……うー……」
女「……ん」
男「今日も元気だ授業が眠い!」
女「寝てたの」
男「うむ」
女「そう。今日も元気ね。
……犬っころには興味はないの」
男「唐突だな」
女「言われたことをやってるだけの犬っころにはね」
男「つまり?」
女「人間なら、自分がやるべきことは自分で考えるべき」
男「……ええと、だ。
このまま遊びに行きたいのはわかった。
だが人間ならルールってのを守らないと、な?」
女「……うー……」
>>37
女「……それにしても、なにを今さら」
男「うむ。俺もそう思っていた」
女「立たされ小僧の分際で、ルールは守れ、と」
男「アレだ。出かけない理由を作ってみただけだ」
女「出かけたくないの?」
男「だって雨降ってるし」
女「……うー……」
女「……それにしても、なにを今さら」
男「うむ。俺もそう思っていた」
女「立たされ小僧の分際で、ルールは守れ、と」
男「アレだ。出かけない理由を作ってみただけだ」
女「出かけたくないの?」
男「だって雨降ってるし」
女「……うー……」
男「俺は学校に来てまで何やってんだろうなあ……とかふと思った」
女「廊下に立たされに来てる」
男「何だかすっげえ空しくなった」
女「人生空しいことばかりだよ」
男「悲しくもなった」
女「人生を堪能し尽くしてるね」
男「空しさと悲しさだけかよ人生」
女「そんなもんじゃない?」
男「そんなもんかあ……」
女「廊下に立たされに来てる」
男「何だかすっげえ空しくなった」
女「人生空しいことばかりだよ」
男「悲しくもなった」
女「人生を堪能し尽くしてるね」
男「空しさと悲しさだけかよ人生」
女「そんなもんじゃない?」
男「そんなもんかあ……」
男「学校程度のルールも守れない俺らって何なんだろうな」
女「社会不適合者」
男「だよなあ……末はニートか穀潰しか」
女「ヒモという選択肢もある」
男「女だと専業主婦なのに」
女「主婦をなめたらいけない」
男「知ってるよ……でも」
女「でも?」
男「こんだけ理解してるのにこれっぽっちも焦燥感がないのがダメ人間らしいな」
女「心配ない。私もそう」
男「それも知ってる」
女「む……」
女「社会不適合者」
男「だよなあ……末はニートか穀潰しか」
女「ヒモという選択肢もある」
男「女だと専業主婦なのに」
女「主婦をなめたらいけない」
男「知ってるよ……でも」
女「でも?」
男「こんだけ理解してるのにこれっぽっちも焦燥感がないのがダメ人間らしいな」
女「心配ない。私もそう」
男「それも知ってる」
女「む……」
男「……よう」
女「……ん」
男「今日もまた来ましたよ」
女「わたしも来た」
男「ちがうっての。この退屈な時間が来たって言ってんだ」
女「この退屈な女が来たと解釈」
男「すんな」
女「今日はわたしに退屈させると解釈」
男「……それもしてほしくねえな」
女「じゃあ――」
男「そんなうれしそうな顔したってダメだ。
どこにも連れてかねえぞ、ちゃんと立ってろ」
女「……うー……退屈させないって言ったくせに」
男「ソレとコレとは別だっての」
女「……ん」
男「今日もまた来ましたよ」
女「わたしも来た」
男「ちがうっての。この退屈な時間が来たって言ってんだ」
女「この退屈な女が来たと解釈」
男「すんな」
女「今日はわたしに退屈させると解釈」
男「……それもしてほしくねえな」
女「じゃあ――」
男「そんなうれしそうな顔したってダメだ。
どこにも連れてかねえぞ、ちゃんと立ってろ」
女「……うー……退屈させないって言ったくせに」
男「ソレとコレとは別だっての」
>>41
萌えたww
萌えたww
男「切り捨てられたって感じがするよな、立たされるって」
女「何から?」
男「授業……って言うより集団から」
女「居ても迷惑ってことだから仕方ない」
男「そりゃそうだな」
女「もしここから消えても誰も気にとめないよ」
男「そうだろうな」
女「サボる?」
男「パス。俺は不良じゃないからな」
女「じゃあどうして立たされてるの?」
男「言ったろ?俺は毎日眠いんだって」
女「ふーん……」
女「何から?」
男「授業……って言うより集団から」
女「居ても迷惑ってことだから仕方ない」
男「そりゃそうだな」
女「もしここから消えても誰も気にとめないよ」
男「そうだろうな」
女「サボる?」
男「パス。俺は不良じゃないからな」
女「じゃあどうして立たされてるの?」
男「言ったろ?俺は毎日眠いんだって」
女「ふーん……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……」
キーンコーンカーンコーン
男「お」
女「あ」
男「……ま、こんな日もあるわな」
女「ん」
男「じゃ、また明日」
女「明日も立たされるの?」
男「そりゃお前さんが一番分かってることだろ」
女「そうだね」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……」
キーンコーンカーンコーン
男「お」
女「あ」
男「……ま、こんな日もあるわな」
女「ん」
男「じゃ、また明日」
女「明日も立たされるの?」
男「そりゃお前さんが一番分かってることだろ」
女「そうだね」
男「時々思うんだが」
女「ん?」
男「俺の隣に居る奴は退屈を紛らわせるための脳内人物なんじゃないかって」
女「重症だね」
男「全くだ」
女「でも、私はちゃんとここにいるよ」
男「授業を受けろ授業を」
女「だって退屈だもの」
男「ここも変わんねえよ。どこ行ったって退屈だらけさ」
女「男がいるから、ここは違うよ」
男「……脳内人物は俺のほうかもしんねえな」
女「ん?」
男「なーんでもねえよ」
女「ん?」
男「俺の隣に居る奴は退屈を紛らわせるための脳内人物なんじゃないかって」
女「重症だね」
男「全くだ」
女「でも、私はちゃんとここにいるよ」
男「授業を受けろ授業を」
女「だって退屈だもの」
男「ここも変わんねえよ。どこ行ったって退屈だらけさ」
女「男がいるから、ここは違うよ」
男「……脳内人物は俺のほうかもしんねえな」
女「ん?」
男「なーんでもねえよ」
男「……よう」
女「……ん」
男「納得いかねえ」
女「んー?」
男「おまえ、こないだの試験」
女「ん」
男「成績表見せてみろ」
女「カバンの中。教室に置いてきた」
男「ああ、そりゃそうだな」
女「……ん」
男「納得いかねえ」
女「んー?」
男「おまえ、こないだの試験」
女「ん」
男「成績表見せてみろ」
女「カバンの中。教室に置いてきた」
男「ああ、そりゃそうだな」
男「俺の日常は、誰かにループさせられてるな絶対」
女「毎日立たされてるもんね」
男「だが日付はきっちり進行するんだよ……どういうこった」
女「ただ進行してるだけかもしれないよ?」
男「かぁーっ!勘弁してくれ」
女「……私たち大人になれるのかな」
男「廊下に立たされてるようじゃ到底無理だな」
女「毎日立たされてるもんね」
男「だが日付はきっちり進行するんだよ……どういうこった」
女「ただ進行してるだけかもしれないよ?」
男「かぁーっ!勘弁してくれ」
女「……私たち大人になれるのかな」
男「廊下に立たされてるようじゃ到底無理だな」
男「……よう」
女「……ん」
男「授業中によ。いいこと思いついたんだ」
女「んー?」
男「立たされた時の退屈をまぎらわせる方法」
女「まず立たされないことを考えるべき」
男「ビッグなお世話だってんだよ」
女「……ん」
男「授業中によ。いいこと思いついたんだ」
女「んー?」
男「立たされた時の退屈をまぎらわせる方法」
女「まず立たされないことを考えるべき」
男「ビッグなお世話だってんだよ」
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