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    元スレ新ジャンル  「びっち」

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    51 = 40 :

    >>50
    せめて上半身をいじってくれないか

    52 :

    明日まで落ちませんように。

    53 = 40 :

    「侮辱された気がするので、帰ります」 びっちびっち

    「そっか、まぁ達者でな」

    「では、ごきげんよう」 ちゃぽん

    「……行ったか。じゃあ俺も帰るとするかなぁ」

    「……あれ、釣竿」

    「探し物はこれですか?」 ざぶんっ

    「おまっ!!」

    「我々の仲間を食い物にする道具など、海にポイしてやるのです」 びちたんびちたん

    「あーっ!?」

    ----ざぶーん


    「お前……人の物を……海に………」

    「ふふん、いい気味です」 びっちびっちびっち

    「……最悪だぁ」

    54 :

    >>50
    なぜかタンノくんを思い出してしまった

    55 = 40 :

    「釣竿……俺の……」

    「まだ言ってるんですか。小さい男ですねぇ」 びっちびっち

    「俺の給料三ヶ月分……俺の努力の結晶……」

    「……」 ぴたん、ぴたん

    「……そんなに大切な物だったなら、後で取ってきてあげますよ」 びっちびっち

    「本当か!?」

    「潮で流されてなければ、ですけど」 びっちんびっちん

    「頼む、今すぐ取ってきてくれ!!」

    「今すぐ?」 びっちびっち
    「頼むこの通りっ!!」

    「むぅ、分かりましたよぅ……」 びちびち、ちゃぷんっ



    「あぁーよかったぁー。あいつがいなかったら釣竿なくなったまんまだったよー……」

    「……いや待て、あいつがいなかったらそもそも釣竿取られてなかったっつーの」

    「危ない、危ない」

    56 = 40 :

    「釣竿、見つかりましたよ」 びちびち

    「おぉ、本当か!」

    「はい、どぞ」 びっちびっち、ぽいっ

    「おぁーっ、よかったぁー…」

    「同じ給料三ヶ月分なら、釣竿よりももっと有意義な
      使い道があるんじゃないですか?」 びっちびっち

    「何を言う。釣り人にとって釣竿は命より大切な物なんだ」

    「じゃあ、見つかってよかったですね」 びっちんびっちん

    「そうだな」

    「私のおかげ?」 びっちびっち

    「いやむしろお前のせいだろ」

    58 = 40 :

    「しかし、あれだよな」

    「何ですか?」 びっちびっち

    「お前ら人魚って言う割に、海を大切にしてる風には見えないよな」

    「どこがですか。これでも私は海の民としての誇りに溢れかえっていますよ?」 びちびち

    「だって、タバコのポイ捨ても容認してるし、魚の血で本作るし、今も釣竿沖に投げ捨てるし」

    「その程度のことで、海は機嫌を損ねたりしません」 びっちびっちびっちびっちびっち

    「あぁ、要するにあんたら、海におんぶに抱っこしてる訳か」

    「ものすごく人聞きの悪い言い方ですね」 びちびち

    「違うか?」

    「違わないですが」 びたんびたん

    「認めちゃったよ」

    59 = 40 :

    「ところでもう日も暮れますが、帰らなくていいんですか?」 びっちびっち

    「あんたが帰ったら帰るよ」

    「それは困りました」 びちびちびちびち

    「なんで?」

    「人魚はさよならするとき、お客をお見送りするのが普通なんです」 びっちびっち

    「本当かよ、それ」

    「本当ですよ」 びっちびっちびっち

    「それはあんた個人のことじゃなくて、人魚全体に言えることなんだな」

    「……そうです」 びっちびっちびっち

    「……ふーん」

    「……」 びち、びち

    「……」

    60 = 46 :

    支援

    そして明日までこのスレが残っているよう祈りつつ就寝

    61 :

    http://www1.odn.ne.jp/setsuna/za_insect.html

    62 = 40 :

    「……海中」

    「え?」 びっちびっち

    「水、冷たくないの?」

    「これが寒いようなら、人魚なんてやってられません」 びっちびっちびっちびっち

    「あぁそう……まぁそうだよな」

    「冬真っ盛りですからね、今の時期はジュゴンばりに脂肪を蓄えて凌いでいますよ」 びちたんびちびち

    「えらい動物的な寒さの凌ぎ方だな」

    「おかげで寒くなるとクビレが消えて、困ってるんです」 びっちびっち

    「その辺の謎は知りたくなかったなぁ……」

    63 :

    遅い・・・

    64 = 40 :

    続けたいのにネタが出ん……

    お題でも募ってみるか

    66 = 57 :

    お題か・・・

    貴重な産卵シーン

    67 :

    男の自宅へ

    68 = 57 :

    そして同棲へ

    69 = 40 :

    なんで急に人がwww

    まぁエロくならん程度にやってみる

    70 :

    男、水槽を買う

    71 = 39 :

    おっそいな

    72 = 40 :

    「……」

    「……」 ぴちたんぴちたん

    「……あんたさ」

    「はい」 びっちびっち

    「何カップ?」

    ----びたんっ

    「へぶっ!」

    「デリカシーのない質問は、種族が違えど嫌われますよ?」

    「だからって尾びれで殴るなよ……おー痛ぇ……」

    「だいたい、人魚にカップ数の概念などありません」 びっちびっち

    「じゃあ、その可愛い貝のブラジャーはどこで手に入れるんだ?」

    「海底で、ちょうどよいサイズの物を探してきます」 びっちびっち

    「そんなもんか」

    「ちなみにこれはホタテです」 びっちびち

    「うん、見れば分かる」

    73 = 40 :

    「あんたさぁ」

    「はい」 びちこんびちこん

    「俺んち来る気ないか?」

    「あなたのお家?」 びっちびっち

    「そう」

    「あなたのお家は沿岸部にあるんですか?」 びちびち

    「いや、内陸部だけどさ」

    「じゃあ駄目じゃないですか」 びちびちびっち

    「…ごもっともで」

    「私干からびて死んじゃいます。古式ゆかしい人魚のミイラになっちゃいます」 びっちびっちびっちびっちびっち

    「あぁ、うん、分かった分かった。俺が悪かった」

    「考えなしに突っ走るのは感心しませんね」 びちびちびっちびっち

    「お前が考えなしにびっちびっちやってくれてるおかげで、さっきからこっちに水しぶきが飛んで来るんだが」

    74 = 57 :

    支援しておこう

    76 :

    おやちゅみ

    77 :

    いざ竜宮城へいかん!人魚とともに

    78 :

    79 = 40 :

    「けど、なんで私をお家に誘ったんですか?」 びっちびち

    「ん……まぁ、なんとなく話してて楽しかったしな」

    「もしかして、私に惚れちゃったとか?」 びたんびたん

    「私に惚れちゃったとか?(笑)」

    「あ、それ私のパクり」 びちびち

    「さっきの仕返しだバーカ」

    「軽率ですね、そういう行動は人魚の国では嫌われるんですよ?」 びっちびっちびちびちびっち

    「分かったから、しぶき飛ばすなって」

    80 = 78 :

    http://mon100.sakura.ne.jp/main/044.html

    81 = 40 :

    >>80
    読んだ覚えがある

    そして眠い……

    お休み

    82 :

    年の瀬のなんとなく慌しい気分が、これを読んで和んだ
    ありがとう

    84 = 77 :

    抜いた

    88 :

    つづきはないの?

    89 = 40 :

    >>88
    今起きた

    92 = 40 :

    「あー…今日はろくな釣果じゃなかったな」

    「ゴカイも、私が食べちゃいましたしね」 びっちびっち

    「帰ろっかな」

    「いちいちこっちの反応うかがわなくても、帰ったらいいじゃないですか」 びちびち、びちびち

    「帰っていいのか?」

    「どうぞ、お好きなように」 びっちびっち

    「……さっきまで足止めしようとしてなかったか、お前?」

    「してません」 びっちびっち

    「……」

    「……」 びっちびっち

    93 = 88 :

    おはよう 
    そして支援

    94 = 40 :

    「……じゃあ帰るわ」

    「ごきげんよう」 びっちびっち

    「……」 てくてく

    「…とりゃっ」
    ----ばしゃっ
    「ほわっ!?」

    「当たった、当たった」 びちびちびちびち

    「おま、水ぶっかけんな!」

    「背中があまりにも油断していたから、つい……」 クスクス

    「……お前やっぱり、俺に帰って欲しくないんだろ?」

    「そんな馬鹿な」 びっちびっち

    「正直に言えよ」

    「自意識過剰にも、程があります」 びっちびっちびっち

    「本当は?」

    「本当も嘘もありません」 びっちんびっちん

    「……」
    「……」 びっちびっち

    95 = 40 :

    朝飯食ってくる

    96 :

    次の日来たら普通にいるんだろうな

    97 = 57 :

    大昔から人魚には浪漫が詰まっている。

    98 = 40 :

    「びしょ濡れになった」

    「ざまぁ」 びっちびっちびっちびっち

    「……怒るのも馬鹿馬鹿しく思えてきたな」

    「怒るのに飽きたら歌えばいいと、人魚の国の言葉にあります」 びっちびっち

    「お前が言うと全部胡散臭く聞こえるから不思議だな」

    「えぇ、だって嘘ですから」 びちびちびちたん

    「……」

    「お詫びに一曲歌いましょうか?」 びちびち

    「……おう」

    「こほん、では……」 びっちびっち

    「~~♪~~~♪~~♪~」 びっちたん、びっちたん

    「上手いけど、合いの手みたいに入るそのびっちびっちはどうにかならんのか?」

    「残念ながら、仕様です」 びっちびっち

    「……」

    99 = 40 :

    「とか言ってる間に、日が暮れた」
    「さすがにもう帰ります?」 びっちびっち
    「だな。お袋心配するし」
    「そうですか」 びち、びち
    「もう後ろから水ぶっかけんなよ?」
    「そんなことしません。人魚は本当のお別れの時は、粛々としてるんです」 びっちびっち
    「それもまた嘘か」
    「はい」 びっちびっち
    「……まぁいいや。そんじゃ、さいなら」

    「……」 びっちびっち

    「…あー、そうだ。明日もまた来るから、ヒマならここに来いよ」
    「また来るんですか?」 びっちびっちびっちびっち
    「おう、どうせ年末に家にいてもすることないし」
    「友達いないんですね」 びっちびっち
    「うるさいよ、お前」
    「でも、楽しみに待ってます」 びっちびっち
    「…ふふん」

    「じゃあ、また明日」 びっちびっち

    「おう、じゃあな」


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