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元スレ新ジャンル「かぼちゃの妖精」
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ぃぁ。新ジャンルに一人は寂しいのことよね
かぼちゃ「うまうま♪」
かぼちゃ「うまうま♪」
かぼちゃ「あのー」
男「ん?」
かぼちゃ「とりっく おあ とりーと です」
男「あー、お菓子持ってないんだ、ごめんねー」
かぼちゃ「そうですか」
とぼとぼ
男「行っちゃった」
かぼちゃ「はっ、しょっくでいたずらわすれてました」
男「ん?」
かぼちゃ「とりっく おあ とりーと です」
男「あー、お菓子持ってないんだ、ごめんねー」
かぼちゃ「そうですか」
とぼとぼ
男「行っちゃった」
かぼちゃ「はっ、しょっくでいたずらわすれてました」
ピポーン
男「んぉ? はいよー」
ガチャ
南瓜「デッドオアアライブ! 君は生き残ることができるか!」
男「……」
南瓜「……」
男「……」
南瓜「よーっし、掴みはバッチリd」
バタン
南瓜「………」
男「んぉ? はいよー」
ガチャ
南瓜「デッドオアアライブ! 君は生き残ることができるか!」
男「……」
南瓜「……」
男「……」
南瓜「よーっし、掴みはバッチリd」
バタン
南瓜「………」
かぼちゃ「あにき~」
南 瓜「ん?」
かぼちゃ「いいんですかい? もうハロウィンですぜ?」
南 瓜「まあ待て。急いては事をし損じる」
かぼちゃ「だーかーらー! もう今日なんですってば!」
南 瓜「おい、サブ……」
かぼちゃ「(誰がサブやねん)……はい?」
南 瓜「日本人なら冬至だろうが! 毛唐の行事如きで浮かれるんじゃねえ!」
かぼちゃ「だめだこの人……まるであてにならねぇ……」
かぼちゃ「つか冬至って、オレら食われるだけじゃないですか!」
南 瓜「サブ……おめぇ、まさかこの期に及んで臆病風に吹かれやがったのかい?」
かぼちゃ「死ぬよりゃお菓子もらうほうがいいに決まってるじゃないですか」
南 瓜「かぁ~! これだから最近の南瓜は! 情けねぇ! 実に情けねぇ!」
かぼちゃ「……もうオレ一人で行ってきやす」
南 瓜「ん?」
かぼちゃ「いいんですかい? もうハロウィンですぜ?」
南 瓜「まあ待て。急いては事をし損じる」
かぼちゃ「だーかーらー! もう今日なんですってば!」
南 瓜「おい、サブ……」
かぼちゃ「(誰がサブやねん)……はい?」
南 瓜「日本人なら冬至だろうが! 毛唐の行事如きで浮かれるんじゃねえ!」
かぼちゃ「だめだこの人……まるであてにならねぇ……」
かぼちゃ「つか冬至って、オレら食われるだけじゃないですか!」
南 瓜「サブ……おめぇ、まさかこの期に及んで臆病風に吹かれやがったのかい?」
かぼちゃ「死ぬよりゃお菓子もらうほうがいいに決まってるじゃないですか」
南 瓜「かぁ~! これだから最近の南瓜は! 情けねぇ! 実に情けねぇ!」
かぼちゃ「……もうオレ一人で行ってきやす」
南瓜「トリックオアトリート?」
男「帰れ」
南瓜「え、あ、あの……」
男「帰れよ」
南瓜「ふ、ふぇぇ……」
男「お帰りは彼方です」
南瓜「ふえぇぇん!」
男「なんてね、一緒にお菓子を食べませんか?」ッパ
南瓜「グスッ……うん!」
男「帰れ」
南瓜「え、あ、あの……」
男「帰れよ」
南瓜「ふ、ふぇぇ……」
男「お帰りは彼方です」
南瓜「ふえぇぇん!」
男「なんてね、一緒にお菓子を食べませんか?」ッパ
南瓜「グスッ……うん!」
男「なんだったんだ?」
ピポーン
男「……」
ガチャ
南瓜「……」
男「……何か用?」
南瓜「いきなり閉めるなんて酷いじゃないですかっ」
男「あら、ごめんなさいねー。おかしなコスプレした娘さんに意味不明なことを
言われた時の対処法としては、間違ってないと思ったんだけど」
南瓜「全体的に間違ってます! あそこは黙って閉めるではなく、つっこむべき
場面です!」
男「そうかい? それはごめんよ」
南瓜「分かればいいんです」
男「それじゃ」
バタン
南瓜「……」
ピポーン
男「……」
ガチャ
南瓜「……」
男「……何か用?」
南瓜「いきなり閉めるなんて酷いじゃないですかっ」
男「あら、ごめんなさいねー。おかしなコスプレした娘さんに意味不明なことを
言われた時の対処法としては、間違ってないと思ったんだけど」
南瓜「全体的に間違ってます! あそこは黙って閉めるではなく、つっこむべき
場面です!」
男「そうかい? それはごめんよ」
南瓜「分かればいいんです」
男「それじゃ」
バタン
南瓜「……」
ピポーンピポーン
男「なんだってんだ」
ガチャ
南瓜「おいいいい!」
男「こらっ! 年上に「おい」とか言っちゃダメでしょ!」
南瓜「うるさいです! こっちの話も聞いてください!」
男「ならボケてないで仰りなさいよ」
南瓜「それもそうですね…うっうん」
南瓜「とびっきりのトローチ!」
男「帰れ」
男「なんだってんだ」
ガチャ
南瓜「おいいいい!」
男「こらっ! 年上に「おい」とか言っちゃダメでしょ!」
南瓜「うるさいです! こっちの話も聞いてください!」
男「ならボケてないで仰りなさいよ」
南瓜「それもそうですね…うっうん」
南瓜「とびっきりのトローチ!」
男「帰れ」
南瓜「トリックオアトリック」
男「トリートはなし?」
南瓜「度重なる私への無礼の報いです」
男「トリートはなし?」
南瓜「度重なる私への無礼の報いです」
南瓜「なー。お菓子くれよー。鶴屋吉信の秋襲でいいからさー」
女「なにこいつ……ブランド指定って……」
南瓜「くれなきゃいたずらしちゃうよー」
女「むしろお前を煮込んで食った方がわたしの丸儲けだよね?」
南瓜「……ククッ」
旅の僧侶「あいや待たれよ!」
女「あ、旅のお坊さま」
僧「この南瓜はあやかしの本体にあらず。本体は……」
南瓜「グ……ググ……」
僧「庭の隅……ここだあ!」サクッ
ギャアアアアアアアアア
女「こ、これは」
猫の髑髏「さすがは旅の僧……よくぞ我が呪いの本体を見破った……」
女「この南瓜、髑髏の眼窩から生えている……っ」
僧「この南瓜を食らったが最後、たちまちにして命を落とすところであった。
おそらくは以前の家主の手によって非業の死を遂げた猫なのであろう」
女「わたし無関係なのに……」
僧「そこが畜生の妄念の恐ろしさよ。ねんごろに弔っておあげなさい」
女「ありがとう旅の……はっ? あなたはもしや、お大師さま!」
僧「いやいや。名も無き貧乏雲水ですよ。では……」
女「ありがとう……ありがとうお大師さま……!」
南瓜の精「……」
南瓜の精(参った……どうにも出て行きづらい……)
女「なにこいつ……ブランド指定って……」
南瓜「くれなきゃいたずらしちゃうよー」
女「むしろお前を煮込んで食った方がわたしの丸儲けだよね?」
南瓜「……ククッ」
旅の僧侶「あいや待たれよ!」
女「あ、旅のお坊さま」
僧「この南瓜はあやかしの本体にあらず。本体は……」
南瓜「グ……ググ……」
僧「庭の隅……ここだあ!」サクッ
ギャアアアアアアアアア
女「こ、これは」
猫の髑髏「さすがは旅の僧……よくぞ我が呪いの本体を見破った……」
女「この南瓜、髑髏の眼窩から生えている……っ」
僧「この南瓜を食らったが最後、たちまちにして命を落とすところであった。
おそらくは以前の家主の手によって非業の死を遂げた猫なのであろう」
女「わたし無関係なのに……」
僧「そこが畜生の妄念の恐ろしさよ。ねんごろに弔っておあげなさい」
女「ありがとう旅の……はっ? あなたはもしや、お大師さま!」
僧「いやいや。名も無き貧乏雲水ですよ。では……」
女「ありがとう……ありがとうお大師さま……!」
南瓜の精「……」
南瓜の精(参った……どうにも出て行きづらい……)
トルルルルルル
男「あい」
?『もしもし、わたしカボチャさん。いま町外れまで来ているの。お菓子の準備はいい?
小便済ませた? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK?』
男「……」
?『……』
男「……えっとお」
?『自分でも混ぜすぎたかなとは思っている』
男「とりあえず小豆とささげ用意して待っとくわ」
?『やめて! あまぁく煮込んじゃだめぇー!』
,----、l´  ̄`l ,---、_
,‐'´ ̄`` 丶、 l`  ̄´l ,-‐'´  ̄``丶、
/ _,,,、-‐ー'゙i、__ノ__-‐ー -、 丶、
/ / /´ ヽ ヽ 丶
/ / / ヽ ヽ ',
.l / l ○ ○ l ', l
| i l l l l
.l l l l l l
l l. l l l l
l l. l l l l
l l l l l l
ヽ ', l l / /
ヽ ヽ l トェェェェェェイ l / /
丶、 ヽ . ', ヽ '''''''` | / / /
 ̄~~ヽ 、_\,,_ヾ'zェェッ_,//‐‐‐ー'''´
/  ̄ `──'''´  ̄ \
/ り | 、 _,- l l i
/ l|j | ー ' | l | _
/ / l l l レ ,.-、' ヽ
/ /___| l __,,,,,. -‐‐'''"}/`ヽ )
/ /  ̄ ̄ ̄ !(`ヽ /
/ / ノ `! /
/ / ,. / ゝ /
/ / /{ 丿 /
/ / / l , ' /
i /、 / l / /
| i\\ 〉 l / /
,.j l ヽ `丶 _,.- 'ヽ ! /
//{ l i ヽ ノ
_,/ / l l , 、 i ヽ `
,‐'´ ̄`` 丶、 l`  ̄´l ,-‐'´  ̄``丶、
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/ / /´ ヽ ヽ 丶
/ / / ヽ ヽ ',
.l / l ○ ○ l ', l
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l l. l l l l
l l. l l l l
l l l l l l
ヽ ', l l / /
ヽ ヽ l トェェェェェェイ l / /
丶、 ヽ . ', ヽ '''''''` | / / /
 ̄~~ヽ 、_\,,_ヾ'zェェッ_,//‐‐‐ー'''´
/  ̄ `──'''´  ̄ \
/ り | 、 _,- l l i
/ l|j | ー ' | l | _
/ / l l l レ ,.-、' ヽ
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,.j l ヽ `丶 _,.- 'ヽ ! /
//{ l i ヽ ノ
_,/ / l l , 、 i ヽ `
南瓜「冗談ですよー」
男「次にボケたら尻叩きな」
南瓜「と、トリックオアトリート! お菓子をくれなきゃイタズラしますよっ」
男「よし、ケツ出してこっち向け」
南瓜「ぼ、ボケじゃないです! 本気も本気ですから!」
男「本気でたかりってなんぞ? それはお説教タイムの始まりを意味している」
南瓜「ふえぇ、おかしな人のところに来ちゃった……お菓子だけに」
男「うん、いい覚悟だ」
男「次にボケたら尻叩きな」
南瓜「と、トリックオアトリート! お菓子をくれなきゃイタズラしますよっ」
男「よし、ケツ出してこっち向け」
南瓜「ぼ、ボケじゃないです! 本気も本気ですから!」
男「本気でたかりってなんぞ? それはお説教タイムの始まりを意味している」
南瓜「ふえぇ、おかしな人のところに来ちゃった……お菓子だけに」
男「うん、いい覚悟だ」
南瓜「……痛いです」
男「デコピンで済んだだけましだろ」
南瓜「ホントに私のお尻を叩いてたら、あなたはただの変態ですよ」
男「それは否めない。ま、とっとと帰りなさいよ」
南瓜「お菓子を貰ってないです」
男「何故あげなきゃならんのさ」
南瓜「ハロウィンですよ? お菓子を渡すのが常識です!」
男「はっ、そんな西洋の祭り事なんて知るか」
南瓜「おや、いいんですか? くれなきゃイタズラしちゃいますよ?」
男「やってみて下さい」
南瓜「運が良かったな。MP切れだ」
男「帰れ」
男「デコピンで済んだだけましだろ」
南瓜「ホントに私のお尻を叩いてたら、あなたはただの変態ですよ」
男「それは否めない。ま、とっとと帰りなさいよ」
南瓜「お菓子を貰ってないです」
男「何故あげなきゃならんのさ」
南瓜「ハロウィンですよ? お菓子を渡すのが常識です!」
男「はっ、そんな西洋の祭り事なんて知るか」
南瓜「おや、いいんですか? くれなきゃイタズラしちゃいますよ?」
男「やってみて下さい」
南瓜「運が良かったな。MP切れだ」
男「帰れ」
ドルンドルンドルン
女「チッうるせえなあ。どこの族だよ」
南瓜の痛車「私だ」
女「おまえか!」
南瓜の痛車「さあ、はやく乗れ! 間に合わなくなっても知らんぞーっ!」
女「乗れるかこんなもん! だいたいどこに連れてく気さ?」
南瓜の痛車「オレとお前の……未来……じゃ駄目かな?」
女「え……わ、わたしなんかでいいの?」
南瓜の痛車「お前じゃなきゃ……駄目なんだ////」
女「う……うん////」
鼠「おめでとう!」
瓜売り「おめでとう!」
瓜葉虫「おめでとう!」
デネブ「おめでとう!」
瓜金上羽「おめでとう!」
女「で、そのときの南瓜品評会で一位になったトロフィーがそれ」
シンデレラ「へー。すっごーい。で、南瓜は?」
イエス「その場で煮込み、参加者に振る舞ったところ、十二の鍋いっぱいに余ったよ」
シンデレラ「うっわ、もったいねー」
女「チッうるせえなあ。どこの族だよ」
南瓜の痛車「私だ」
女「おまえか!」
南瓜の痛車「さあ、はやく乗れ! 間に合わなくなっても知らんぞーっ!」
女「乗れるかこんなもん! だいたいどこに連れてく気さ?」
南瓜の痛車「オレとお前の……未来……じゃ駄目かな?」
女「え……わ、わたしなんかでいいの?」
南瓜の痛車「お前じゃなきゃ……駄目なんだ////」
女「う……うん////」
鼠「おめでとう!」
瓜売り「おめでとう!」
瓜葉虫「おめでとう!」
デネブ「おめでとう!」
瓜金上羽「おめでとう!」
女「で、そのときの南瓜品評会で一位になったトロフィーがそれ」
シンデレラ「へー。すっごーい。で、南瓜は?」
イエス「その場で煮込み、参加者に振る舞ったところ、十二の鍋いっぱいに余ったよ」
シンデレラ「うっわ、もったいねー」
南瓜「くださいくださいふください!」
男「断る。つか、さりげなく俺のファッションを否定するな」
南瓜「おや、いいんですか? イタズラしちゃいますよ?」
男「それはもういい」
南瓜「本気ですよ? 本気で本気出しますよ?」
男「だからやってみなさいよ」
南瓜「後悔しても遅いんですからっ」
南瓜「パプリカパプリカキャロットキャベツ!」
男「それ呪文? つか、カボチャを取り入れろよ」
男「断る。つか、さりげなく俺のファッションを否定するな」
南瓜「おや、いいんですか? イタズラしちゃいますよ?」
男「それはもういい」
南瓜「本気ですよ? 本気で本気出しますよ?」
男「だからやってみなさいよ」
南瓜「後悔しても遅いんですからっ」
南瓜「パプリカパプリカキャロットキャベツ!」
男「それ呪文? つか、カボチャを取り入れろよ」
南瓜「ふぅ…さぁ、終わりましたよ」
男「……で?」
南瓜「あなたの服を見てください」
男「服? ……なっ、なんだと!? カボチャの刺繍が縫い込まれて…!?」
南瓜「ふふっ、これが私の力です」
男「…地味なぁー」
南瓜「う、うるさいです! さぁ、お菓子をください」
男「ったく、しょうがないな…」
男「はい。酢コンブ」
南瓜「なん……だと…?」
男「……で?」
南瓜「あなたの服を見てください」
男「服? ……なっ、なんだと!? カボチャの刺繍が縫い込まれて…!?」
南瓜「ふふっ、これが私の力です」
男「…地味なぁー」
南瓜「う、うるさいです! さぁ、お菓子をください」
男「ったく、しょうがないな…」
男「はい。酢コンブ」
南瓜「なん……だと…?」
南瓜「こんなのお菓子じゃないです! アメとかクッキーとかチョコとか…」
男「――酢コンブ馬鹿にすんな!」
南瓜「……!?」ビクッ
男「俺のガキの頃は、そりゃもう貧乏でな…」
南瓜(唐突に自分語りが始まっちゃった!?)
男「おやつといったら酢コンブ。友達に出せるものといったら酢コンブ!毎日が
酢コンブでいっぱいだったさ!」
南瓜(トラウマになりそうですね…)
男「くそっ! なんで酢コンブだったんだ…芋ケンピでも良かったじゃないか!」
南瓜(似たり寄ったりですねー)
男「――酢コンブ馬鹿にすんな!」
南瓜「……!?」ビクッ
男「俺のガキの頃は、そりゃもう貧乏でな…」
南瓜(唐突に自分語りが始まっちゃった!?)
男「おやつといったら酢コンブ。友達に出せるものといったら酢コンブ!毎日が
酢コンブでいっぱいだったさ!」
南瓜(トラウマになりそうですね…)
男「くそっ! なんで酢コンブだったんだ…芋ケンピでも良かったじゃないか!」
南瓜(似たり寄ったりですねー)
>>57
かぼちゃ「とりっく、です」
男「おや、君は」
かぼちゃ「おかしをくれないいじわるなひとに、いたずらにきました」
男「そっかー。でも今はあるんだよね。はい、プリン」
かぼちゃ「わーい」
男「早めに食べるんだよー」
かぼちゃ「ぷりんおいしいです」
もきゅもきゅ
かぼちゃ「はっ、ぷりんでいたずらわすれてました」
もきゅもきゅ
かぼちゃ「とりっく、です」
男「おや、君は」
かぼちゃ「おかしをくれないいじわるなひとに、いたずらにきました」
男「そっかー。でも今はあるんだよね。はい、プリン」
かぼちゃ「わーい」
男「早めに食べるんだよー」
かぼちゃ「ぷりんおいしいです」
もきゅもきゅ
かぼちゃ「はっ、ぷりんでいたずらわすれてました」
もきゅもきゅ
男「そんなこともあってか、俺にとってのお菓子の定番は酢コンブになった訳だ」
南瓜「……」
男「だから、お前さんも何も言わずに食ってくれ」
南瓜「いえ、あの…すっぱいものダメなんで…」
男「ああ、そう。なら帰れ。他にお菓子など無い」
南瓜「嫌です」
男「もうっ! お前はなんなのさ! 何気なく見つけた酢コンブで感動秘話まで
作らせといて、まだ帰らないのか!?」
南瓜「ウソだったんです!?」
男「俺もあまり好きじゃないしな」
南瓜(こいつ…)
南瓜「……」
男「だから、お前さんも何も言わずに食ってくれ」
南瓜「いえ、あの…すっぱいものダメなんで…」
男「ああ、そう。なら帰れ。他にお菓子など無い」
南瓜「嫌です」
男「もうっ! お前はなんなのさ! 何気なく見つけた酢コンブで感動秘話まで
作らせといて、まだ帰らないのか!?」
南瓜「ウソだったんです!?」
男「俺もあまり好きじゃないしな」
南瓜(こいつ…)
男「あっ、と。もうバイトの時間だ。じゃあな」
南瓜「投げっぱなし!?」
男「お前もカボチャの帽子なんてかぶってないで、さっさとお帰り」
バタン
南瓜「……」
南瓜「投げっぱなし!?」
男「お前もカボチャの帽子なんてかぶってないで、さっさとお帰り」
バタン
南瓜「……」
かぼちゃ「とりっく あんど とりっく です」
男「あれ」
かぼちゃ「たびかさなる くつじょく……もうゆるしません!」
男「ええと」
かぼちゃ「いたずらのかぎりをつくしてみせます!」
男「今日ってもう十一月なんだよね」
かぼちゃ「え」
男「ハロウィン、もう終わり、なんだよねー」
かぼちゃ「……」
男「あれ」
かぼちゃ「たびかさなる くつじょく……もうゆるしません!」
男「ええと」
かぼちゃ「いたずらのかぎりをつくしてみせます!」
男「今日ってもう十一月なんだよね」
かぼちゃ「え」
男「ハロウィン、もう終わり、なんだよねー」
かぼちゃ「……」
ガチャ
男「……」
男「ふぅ、もう居ないみたいだな」
男「さて、急いでバイトに行かんと…ってこれなんだ?」ヒョイ
男「ちっさいカボチャ…」
男「……もしかしたら、これがあの娘だったのかもな」
男「後で食おう」
男「……」
男「ふぅ、もう居ないみたいだな」
男「さて、急いでバイトに行かんと…ってこれなんだ?」ヒョイ
男「ちっさいカボチャ…」
男「……もしかしたら、これがあの娘だったのかもな」
男「後で食おう」
かぼちゃ「あの」
男「うん」
かぼちゃ「えっと」
男「うん」
かぼちゃ「かえれなく、なりました」
男「うん?」
かぼちゃ「いいわすれましたが、わたくし、かぼちゃのせい ともうします」
男「ご丁寧にどうも」
かぼちゃ「かぼちゃのせいは、はろうぃんにこっちのせかいにきて、そのひのうちにかえるのです」
かぼちゃ「そうしなければ、せかいをむすぶ『もん』みたいのがとじちゃうのです」
かぼちゃ「もん、とじちゃいました」
かぼちゃ「らいねんのはろうぃんまで、よろしくおねがいします」
ぺこり
男「うん?」
男「うん」
かぼちゃ「えっと」
男「うん」
かぼちゃ「かえれなく、なりました」
男「うん?」
かぼちゃ「いいわすれましたが、わたくし、かぼちゃのせい ともうします」
男「ご丁寧にどうも」
かぼちゃ「かぼちゃのせいは、はろうぃんにこっちのせかいにきて、そのひのうちにかえるのです」
かぼちゃ「そうしなければ、せかいをむすぶ『もん』みたいのがとじちゃうのです」
かぼちゃ「もん、とじちゃいました」
かぼちゃ「らいねんのはろうぃんまで、よろしくおねがいします」
ぺこり
男「うん?」
男「――いらっしゃいませー」
客「Bランチね」
男「かしこまりましたー」
男「お待たせしました」
客「あの…」
男「はい?」
客「このカボチャ尽くしのランチはハロウィンだから?」
男「あれ? さっきまで普通の……ハッ」
南瓜「……」クスクス
男「なん……だと…?」
客「Bランチね」
男「かしこまりましたー」
男「お待たせしました」
客「あの…」
男「はい?」
客「このカボチャ尽くしのランチはハロウィンだから?」
男「あれ? さっきまで普通の……ハッ」
南瓜「……」クスクス
男「なん……だと…?」
男(あいつの仕業か!? つか、このちっさいカボチャは何だったんだ!?)
客「あの…」
男「あ、すぐ取り替えますんで!」
南瓜「えい!」ピロリロリー
男「ん? うぉ! 突然足元にちっさいカボチャがあああ!」
ステーン
南瓜「派手に転びましたねー」クスクス
南瓜「イタズラを舐めちゃいけませんよっ」
南瓜「私を馬鹿にしたことを身をもって教えてあげます!」
南瓜「私のイタズラは53万通りあるんですから」
客「あの…」
男「あ、すぐ取り替えますんで!」
南瓜「えい!」ピロリロリー
男「ん? うぉ! 突然足元にちっさいカボチャがあああ!」
ステーン
南瓜「派手に転びましたねー」クスクス
南瓜「イタズラを舐めちゃいけませんよっ」
南瓜「私を馬鹿にしたことを身をもって教えてあげます!」
南瓜「私のイタズラは53万通りあるんですから」
男「――やっと終わった…」
男「あんにゃろう、バイト中ずっと邪魔してきおってからに!」
男「つか、カボチャを転がしすぎだろjk…」
男「手のひらサイズのカボチャで山ができてるぞ…」
男「何故か店長には俺の責任にされたし…」
南瓜「実際にあなたのせいですけどねー」
男「よーし、いい度胸だ。今度こそ尻叩きをお見舞いしてやる」
南瓜「いい加減にお菓子をくれたらどうです? そしたら私もイタズラしません」
男「ふざくんな! ここまできたら意地でもやらん!」
南瓜「懲りない人ですねー」
男「あんにゃろう、バイト中ずっと邪魔してきおってからに!」
男「つか、カボチャを転がしすぎだろjk…」
男「手のひらサイズのカボチャで山ができてるぞ…」
男「何故か店長には俺の責任にされたし…」
南瓜「実際にあなたのせいですけどねー」
男「よーし、いい度胸だ。今度こそ尻叩きをお見舞いしてやる」
南瓜「いい加減にお菓子をくれたらどうです? そしたら私もイタズラしません」
男「ふざくんな! ここまできたら意地でもやらん!」
南瓜「懲りない人ですねー」
コン
男「……」
コツン
男「……」
ココン
男「……」
スカン!
男「ええい、うっとうしい! カボチャを頭にぶつけんな!」
南瓜「おお、ようやく突っ込んでくれましたねー。見てください。延々と道に
カボチャが転がってますよ。カボチャロードです」
男「まるで道に迷わないための目印みたいだな。…俺はどこでファンタジーの
世界に迷いこんだのだろうか」
男「……」
コツン
男「……」
ココン
男「……」
スカン!
男「ええい、うっとうしい! カボチャを頭にぶつけんな!」
南瓜「おお、ようやく突っ込んでくれましたねー。見てください。延々と道に
カボチャが転がってますよ。カボチャロードです」
男「まるで道に迷わないための目印みたいだな。…俺はどこでファンタジーの
世界に迷いこんだのだろうか」
>>92
あら可愛い
あら可愛い
男「なぁ、なんで俺に菓子を貰いたいんだ? いつまで居てもあげんぞ?」
南瓜「私も意地です。決めた以上は絶対に貰いますから」
男「ったく、迷惑な話だ…」
男「…ん? でも、ハロウィンが過ぎたらあげる必要なくね?」
南瓜「ちっ、気づきやがりました…」
男「はっは、なら今日だけ我慢すりゃいいわけだ」
南瓜「ダメですダメです! ちゃんとください! じゃないとノルマが…」
男「ノルマ? え、なに? これ仕事? お菓子をたかるのが仕事?」
南瓜「当然じゃないですか」
男「言い切ったよこの娘」
南瓜「私も意地です。決めた以上は絶対に貰いますから」
男「ったく、迷惑な話だ…」
男「…ん? でも、ハロウィンが過ぎたらあげる必要なくね?」
南瓜「ちっ、気づきやがりました…」
男「はっは、なら今日だけ我慢すりゃいいわけだ」
南瓜「ダメですダメです! ちゃんとください! じゃないとノルマが…」
男「ノルマ? え、なに? これ仕事? お菓子をたかるのが仕事?」
南瓜「当然じゃないですか」
男「言い切ったよこの娘」
>>92
ジャックたん乙。
ジャックたん乙。
ママレード(笑)
まきざっぽ(笑)
作者特定するやつ自重しろよ
また過去作はなんですかとかめんどいレスがでるんだろうが
作品が終わってからにしろよ
まきざっぽ(笑)
作者特定するやつ自重しろよ
また過去作はなんですかとかめんどいレスがでるんだろうが
作品が終わってからにしろよ
かぼちゃ「さて」
ぽむぽむ
男「布団、敷いてくれたのかい」
かぼちゃ「はい、どーぞ」
ぽむぽむ
男「それは、一緒に寝ろってことかい?」
かぼちゃ「はやく、きてください」
ぽむぽむ
男「そんなに布団を叩かなくても……はいはい」
かぼちゃ「おやすみなさい」
ぽむぽむ
男「布団、敷いてくれたのかい」
かぼちゃ「はい、どーぞ」
ぽむぽむ
男「それは、一緒に寝ろってことかい?」
かぼちゃ「はやく、きてください」
ぽむぽむ
男「そんなに布団を叩かなくても……はいはい」
かぼちゃ「おやすみなさい」
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- 新ジャンル「いろいろ無視」 (219) - [70%] - 2009/9/23 4:30 △
- 新ジャンル「つっかえ幽霊」 (84) - [70%] - 2008/10/18 8:15 △
- 新ジャンル「構っちゃうちゃん」 (715) - [70%] - 2008/3/8 3:30 ☆
- 新ジャンル「構っちゃうちゃん」 (505) - [70%] - 2009/7/1 4:03 △
- 新ジャンル「めくりっ子」 (105) - [69%] - 2009/11/29 5:15 ▲
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