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元スレ★★ウミガメのスープ★★806杯目 夏祭り味
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すいません、>>156は「医学的な事は関係ありますか?」です。
>>167 No できるかもしれませんが、物語の設定上、できないように調整されています
>>171 Yes!!!! 洗脳だけに留まらず・・・・
>>176 Yes 準備に多少時間がかかりますが、それさえ出来れば刑期などいくらでもいいです
刑務所内で囚人は密かに全員ぬっ殺し、善良に教育しなおしたクローンと入れ替えて釈放?
【解答】
「おい、爺さん。爺さんはなにやって、ここにぶち込まれたんだ?」
突然、声を掛けられ、初老の男性は、眼前の牢屋の床に寝そべる若者に目を向けた。
「わしか・・・すりじゃよ。隼の政と呼ばれたこの腕も鈍ったものよ。」
「かかっ、すりかよ! しょぼいねぇー!!」
初老の男性は、ギロリと若者を睨む。
「おいおい、そんな怖い顔すんなよ。思わず本音が出ちまっただけだから。
ああ? オレか? ちょっと気に入らない女がいたんでな。ヤって殺しちまったんだ。
で、同じことを続けて5人ヤったら、さすがに捕まっちまったよ。堪んねえよな。」
そう言って軽薄そうに笑う若者。
「ふんっ。誰も聞いておらんのにペラペラと・・・じゃが、連続強姦殺人となれば『仮死刑』か?」
「そう! その仮死刑だよ!
良い制度ができたよな。どんな酷いことをしても、死刑が初めてなら、仮死刑止まり。
『オレのクローンを作って、そいつを残虐に殺し、その様子を見せることで反省を促す』・・・
いやー、最高だね。これで無罪放免だぜ。つまりは、人生で一度は好き勝手できるってことじゃねーか。ありがたくって涙が出
てくる。」
上機嫌に語る若者に初老の男性は眉をひそめ、
「さて・・・ワシは胡散臭くてしかたないがの。そのような甘い刑でワシやオヌシのような悪党が更生するはずない。
だが、世間では驚異的な成果を挙げているという。最近は、仮死刑の適用範囲を更に下げようという動きまであるとか。」
「うそぉ、でも、じゃあ、オレは最高のタイミングじゃん。
せっかくの無双チケットをしょぼい罪で使われる前に使ったんだからさ。」
若者は更にニヤニヤ笑いを強くする。
と、そこに、看守が近づいてくると、
「1142号、刑の執行の時間だ。」
「おっ、お迎えが来たか。じゃな、爺さん。シャバで会ったら、メシでもおごってやんよ。」
(続きます)
「おい、爺さん。爺さんはなにやって、ここにぶち込まれたんだ?」
突然、声を掛けられ、初老の男性は、眼前の牢屋の床に寝そべる若者に目を向けた。
「わしか・・・すりじゃよ。隼の政と呼ばれたこの腕も鈍ったものよ。」
「かかっ、すりかよ! しょぼいねぇー!!」
初老の男性は、ギロリと若者を睨む。
「おいおい、そんな怖い顔すんなよ。思わず本音が出ちまっただけだから。
ああ? オレか? ちょっと気に入らない女がいたんでな。ヤって殺しちまったんだ。
で、同じことを続けて5人ヤったら、さすがに捕まっちまったよ。堪んねえよな。」
そう言って軽薄そうに笑う若者。
「ふんっ。誰も聞いておらんのにペラペラと・・・じゃが、連続強姦殺人となれば『仮死刑』か?」
「そう! その仮死刑だよ!
良い制度ができたよな。どんな酷いことをしても、死刑が初めてなら、仮死刑止まり。
『オレのクローンを作って、そいつを残虐に殺し、その様子を見せることで反省を促す』・・・
いやー、最高だね。これで無罪放免だぜ。つまりは、人生で一度は好き勝手できるってことじゃねーか。ありがたくって涙が出
てくる。」
上機嫌に語る若者に初老の男性は眉をひそめ、
「さて・・・ワシは胡散臭くてしかたないがの。そのような甘い刑でワシやオヌシのような悪党が更生するはずない。
だが、世間では驚異的な成果を挙げているという。最近は、仮死刑の適用範囲を更に下げようという動きまであるとか。」
「うそぉ、でも、じゃあ、オレは最高のタイミングじゃん。
せっかくの無双チケットをしょぼい罪で使われる前に使ったんだからさ。」
若者は更にニヤニヤ笑いを強くする。
と、そこに、看守が近づいてくると、
「1142号、刑の執行の時間だ。」
「おっ、お迎えが来たか。じゃな、爺さん。シャバで会ったら、メシでもおごってやんよ。」
(続きます)
(続き)
若者は看守に導かれ、とある部屋に入った。
室内には何も置かれておらず、正面に大きなガラスが嵌めこまれている。
ガラスの向こう側も、こちらの部屋と同じ構造になっているようだ。
「ここが見学室か。さて・・・」
と、ガラスの向こう側の部屋に自分とそっくりの男が入ってきた。
「おっ、奴がクローンくんか。オレの方がややイケメンかな。まあせいぜい派手に死んじゃってちょーだい。」
(ブーーーーー)
部屋にブサーが響き渡る。
「始まったか・・・ん、なんか息苦しいな」
部屋の中では、穴という穴から血を吹き出しながら若者がのた打ち回っている。
なにかを叫びながら何度かガラスを叩くが、強化ガラスはビクともせず、音も伝わらない。
ただ若者の血まみれの手形が増えるだけだ。
そして、その光景をガラスの反対側で若者はじっと見ていた。
苦痛の時間は30分にも及んだ。
「どうですか? 仮死刑は?」
若者に声が掛けられる。
「ええ、凄惨なものですね。ですが、仕方ありません。」
落ち着き、丁寧な口調で若者は振り返る。
「これで『あなた』は死にました。これからは『あなた』が代わりに生きていくのですよ。」
「わかっています。犯罪なんて二度と起こしませんし、この生命は国家に捧げるためのものです。」
「では、行きなさい。準備は既にできています。」
七三分けの男が示す扉をくぐり部屋を出ていく若者。
それを見届けると、男はクイッと眼鏡を押し上げる。
「三つ子の魂百まで、とは良い言葉ですね。
ああ・・・そちらの『オリジナル』の掃除はしっかり行なって下さいよ。次の仮死刑の予定が詰まっているのですから。」
暗闇に男の眼鏡が反射した。
(続きます)
若者は看守に導かれ、とある部屋に入った。
室内には何も置かれておらず、正面に大きなガラスが嵌めこまれている。
ガラスの向こう側も、こちらの部屋と同じ構造になっているようだ。
「ここが見学室か。さて・・・」
と、ガラスの向こう側の部屋に自分とそっくりの男が入ってきた。
「おっ、奴がクローンくんか。オレの方がややイケメンかな。まあせいぜい派手に死んじゃってちょーだい。」
(ブーーーーー)
部屋にブサーが響き渡る。
「始まったか・・・ん、なんか息苦しいな」
部屋の中では、穴という穴から血を吹き出しながら若者がのた打ち回っている。
なにかを叫びながら何度かガラスを叩くが、強化ガラスはビクともせず、音も伝わらない。
ただ若者の血まみれの手形が増えるだけだ。
そして、その光景をガラスの反対側で若者はじっと見ていた。
苦痛の時間は30分にも及んだ。
「どうですか? 仮死刑は?」
若者に声が掛けられる。
「ええ、凄惨なものですね。ですが、仕方ありません。」
落ち着き、丁寧な口調で若者は振り返る。
「これで『あなた』は死にました。これからは『あなた』が代わりに生きていくのですよ。」
「わかっています。犯罪なんて二度と起こしませんし、この生命は国家に捧げるためのものです。」
「では、行きなさい。準備は既にできています。」
七三分けの男が示す扉をくぐり部屋を出ていく若者。
それを見届けると、男はクイッと眼鏡を押し上げる。
「三つ子の魂百まで、とは良い言葉ですね。
ああ・・・そちらの『オリジナル』の掃除はしっかり行なって下さいよ。次の仮死刑の予定が詰まっているのですから。」
暗闇に男の眼鏡が反射した。
(続きます)
(続き)
死刑を廃止し、新たに作られた刑罰の名は「仮死刑」。
犯罪者のクローンを作り、犯罪者本人の前で、そのクローンを惨たらしい方法で殺害し、再犯した場合は、本人を同様の方法で殺すと脅して、釈放する制度である・・・表向きは。
いくら脅しても再犯するものはするのであり、これは犯罪を助長すれど抑止する効果はない。
実際に行われる「仮死刑」・・・それは犯罪者本人を処分し、洗脳を施したクローンを社会に還す、というものである。
「彼ら」は生物的には「一度死を体験する」が「社会的には生き続ける」。
DNAも本人と同一であり、生まれたままの真っさらな状態から教育を施すため、元の記憶との齟齬による洗脳の発覚はない。
「彼ら」は『彼ら』として社会に戻り、二度と犯罪を犯すことなく文字通り『人が変わったように』政府に尽くす・・・こうして、政府は社会を立て直したのだった。
作者は思い出せませんが、小説が元ネタですので、知っておられる方もいたようです
解答が長文になり、失礼しました
死刑を廃止し、新たに作られた刑罰の名は「仮死刑」。
犯罪者のクローンを作り、犯罪者本人の前で、そのクローンを惨たらしい方法で殺害し、再犯した場合は、本人を同様の方法で殺すと脅して、釈放する制度である・・・表向きは。
いくら脅しても再犯するものはするのであり、これは犯罪を助長すれど抑止する効果はない。
実際に行われる「仮死刑」・・・それは犯罪者本人を処分し、洗脳を施したクローンを社会に還す、というものである。
「彼ら」は生物的には「一度死を体験する」が「社会的には生き続ける」。
DNAも本人と同一であり、生まれたままの真っさらな状態から教育を施すため、元の記憶との齟齬による洗脳の発覚はない。
「彼ら」は『彼ら』として社会に戻り、二度と犯罪を犯すことなく文字通り『人が変わったように』政府に尽くす・・・こうして、政府は社会を立て直したのだった。
作者は思い出せませんが、小説が元ネタですので、知っておられる方もいたようです
解答が長文になり、失礼しました
乙様でした
想定してた元ネタと違うなんて今さら言えない… ('A`)
想定してた元ネタと違うなんて今さら言えない… ('A`)
乙です。…しかしこれバレそうな気がするんだが。
因みに自分は世にも奇妙な物語の懲役30日だと思ってました
因みに自分は世にも奇妙な物語の懲役30日だと思ってました
なるほどこれなら警察官が失業しませんね。
乙さまでございました。
乙さまでございました。
そんな制度があったら、一度なら許されると思って凶悪犯罪を犯す人が耐えなくなりそうだ…
誘導、上手かったと思います
乙でした!
誘導、上手かったと思います
乙でした!
乙でしたー
>苦痛の時間は30分にも及んだ
ひええ~
完全クローンを作る方が刑務所の維持費より安い時代・・・そんな時代が来たら嫌だなぁ
>苦痛の時間は30分にも及んだ
ひええ~
完全クローンを作る方が刑務所の維持費より安い時代・・・そんな時代が来たら嫌だなぁ
稚拙な問題にお付き合い頂きありがとうございました。
実は、同じような形式で、もう1問作ってあるのですが、こちらも見てもらっていいでしょうか?
ただ、こちらはさっきのより問題文を削れなかった感がありまして
下手したら、一発で正解が出るか、永遠に正解が出ないかのどちらかになりそうで・・・
実は、同じような形式で、もう1問作ってあるのですが、こちらも見てもらっていいでしょうか?
ただ、こちらはさっきのより問題文を削れなかった感がありまして
下手したら、一発で正解が出るか、永遠に正解が出ないかのどちらかになりそうで・・・
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