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    元スレレッド「擬人化ポケモン……最高だな」

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    1 :

    レッド「……あぁ、よく寝た……」

    レッド「……っ!やべっ、今日オーキドの爺さんに呼ばれてる日じゃん!かんっぜんに忘れてた!」


    オーキド「それで遅刻したのかお主は」

    レッド「生きるのに必死すぎて自分の10歳の誕生日忘れてましたわ」

    オーキド「今何時だと思ってるんじゃ」

    レッド「午後の3時っすね」

    オーキド「約束してたポケモンはもういないぞ」

    レッド「えっ」

    オーキド「朝来た、お前と同い年の子達が連れていった」

    レッド「……一体もいない?」

    オーキド「残念じゃが」

    レッド「……マジかよ」

    オーキド「まあそれだけ時間というのは大切という事じゃ」

    オーキド「今回は特別に明日また約束の時間にここに来ればポケモンを渡すが、気を付けるように」

    オーキド「よいか? 危険なのでくれぐれも自分一人でポケモンを捕まえに行こうなどとは……レッド?」




    ~1番道路~

    レッド「母さんの目を盗んで小さい頃から駆けまわってきた、ここは俺の庭みたいな場所だ」

    レッド「ぜったい大丈夫……俺ならぜったい大丈夫だ……」

    コラッタ「グルルルル……」

    ポッポ「………」

    レッド「落ち着け落ち着け、相手は鼠と鳥だ。不安に思う事はない……万事大丈夫……」

    コラッタ「……!」

    レッド「……っ!やっぱ無謀なのか……!」

    レッド「……? 衝撃が来ない?」


    こんなところに一人でどうしたの?

    衝撃に備えて目をつむったままの俺の耳元に、優しい吐息と鈴の鳴るような美しい声。
    目を開けた俺の視界に映るのは、ブラウンの楚々としたワンピースに、耳に掛かるくらいのショートな茶髪が似合う、おっとりした美人だった。


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1522895660

    2 = 1 :

    ???「どうしたの?」

    レッド「……かわいい」

    ???「えっ」

    レッド「……あんたに惚れた」

    ???「ええっ……」

    レッド「一緒に来てほしい」

    ???「いやあ、困るよお。群れの皆のこともあるし……」

    レッド「群れ?」

    ???「私ここに住んでるから~」









    オーキド「そりゃあ変異種じゃな、恐らくポッポか」

    レッド「変異種? なんじゃそりゃあ」

    オーキド「ポケモンには2種類おってな、稀に通常のポケモンから突然変異的に人間の姿を象った変異種が生まれる事がある」

    レッド「普通のポケモン? 通常種? とどう違うんだ、それは」

    オーキド「人間の身体をしているが、それだけじゃ。ポケモンとしての能力を発揮するのになんの支障もない」

    オーキド「人間の高度な文明社会に適応するための種としての進化だとか、学説はいろいろ有るんじゃが……」

    レッド「じゃあいつはポケモンなんだな」

    オーキド「1番道路に住み着いている人間の方が考えづらいじゃろ」

    レッド「おっし、決めたぜオーキドの爺さん。俺はあいつを相棒に旅に出る」



    その日から、レッドは1番道路に足しげく通い始めた



    レッド「頼む、俺にはあんたが必要なんだ!」

    ポッポ「そんな事言われても~」



    レッド「何が駄目なんだ!」

    ポッポ「うーん、別に何も駄目じゃないけど~」

    レッド「じゃあっ!」

    ポッポ「私は毎日のんびり生きて行きたいから。」

    レッド「その生活に刺激はあるのか!」

    ポッポ「必要~?」

    レッド「必要!」



    レッド「生活の心配はないから!俺が全部養うから!」

    ポッポ「それじゃあ私ヒモみたいだ~、でもどうやってお金を?」

    レッド「バトルとかで」

    ポッポ「あら~。それじゃあ君が私のヒモだ~」

    3 = 1 :

    ポッポ「おっ、今日も来た。待ってたよ~」

    レッド「お、おう。なんか調子狂うな」

    ポッポ「ご飯一緒に食べよ?」

    レッド「途中で買ってきたおにぎりしか持ってないけど」

    ポッポ「なんでもいい。君と一緒に食べればなんでも美味しいよ~」

    レッド「……そのほわほわした笑顔に俺は惚れたんだ」

    ポッポ「えへへ~、なんだか照れるよ」

    レッド「……もうこれで最後にするよ。─────俺と一緒に来てくれるか」

    ポッポ「うん、いいよ」

    レッド「……えっ、いいのか?」

    ポッポ「君と一緒に居るのも楽しいから、気が変わっちゃった」

    レッド「……嬉しいよ、本当に」

    ポッポ「……わっ、泣いてるの~?中々良い返事出来なくてごめんね、よしよし」

    レッド「断られると思ったし、これで断られたら諦めようと思ってたから」

    ポッポ「わ~、じゃあ危ないところだったね~」

    レッド「……マイペースな奴だ、本当」

    ポッポ「何回断っても来るんだから、君も大概でしょ~」

    レッド「違いないや」

    ポッポ「ふふっ、似た者同士だ」

    レッド「……マサラタウンのレッド。よろしくな」

    ポッポ「名前、初めて知った」

    レッド「別に聞かれなかったからな」

    ポッポ「それもそっか~。じゃあよろしくね、レッド君♪」


    なんだかんだ レッドは ポッポ を なかま にした !

    4 = 1 :

    オーキド「……たまげたもんじゃ。まさか本当に変異種を従えて帰ってくるとは」

    ポッポ「褒められてる?」

    レッド「褒められてる」

    ポッポ「よしよし」

    レッド「頭撫でるのやめてくれ、なんか恥ずかしい」

    ポッポ「え~」

    オーキド「信頼関係も良好のようじゃな」

    レッド「皮肉か?」

    オーキド「お主にもポケモン図鑑を授けよう。これでカントー地方全域のポケモンを登録してきて欲しい」

    レッド「報酬は?」

    オーキド「弾む、とだけ言っておこう」

    レッド「請け負おう」

    ポッポ「わ~……」

    オーキド「後はまあ、ポケモントレーナーとしての目標の話じゃな」

    オーキド「世の中には人がいて、沢山の世界がある。カントーを周ってみて、見識を深めるんじゃ」

    レッド「目標はもう決まってる」

    オーキド「ほお」

    レッド「カントー地方チャンピオンの竜使いをぶっ潰す。いい年こいてマントだし隣のポケモンかわいいし許せねえ」

    オーキド「そ、そうか。つまりチャンピオンになりたいということじゃな?」

    レッド「チャンピオン自体に興味はない。あのワタルとかいう痛い竜使いが気に食わないだけだ。隣の巨乳おっとりポンコツお姉さんかわいいし許せねえ」

    オーキド(カイリューの事か……?)「ま、まあ目標がはっきりしているのは良い事じゃ。頑張ってみなさい」

    レッド「色々ありがとな爺さん。俺はワタルとかいうおっとり巨乳ポンコツお姉さんを侍らせてる許せねー奴をぶっ潰しに行くわ」



    ポッポ「おっとり? とかポンコツ? とかは分からないけど、レッド君の好きな巨乳になれるように頑張るね」

    レッド「……そのままのポッポが一番かわいいよ」

    ポッポ「……そう?」

    5 = 1 :

    ~セキエイ高原~

    レッド「何?バッジ? とかいうのを8個集めないと、あの竜使いには挑めないのか?」

    職員「そうじゃなきゃ、挑戦者がきりないからねえ。挑戦に見合った実力を証明してもらわないと」

    レッド「……じゃあ、こっから一番近いそのジムバッジもらえる施設はどこにある?」

    職員「そうだな~……トキワのもりを抜けた先のニビシティかな。本当のこのトキワシティにもジムがあるんだけど、ジムリーダーが長い事留守にしてるみたいで」

    レッド「何だそりゃあ。大した職務怠慢だな。訴える事は出来ないのか」

    ポッポ「そんな物騒な……」

    職員「あはは……それがまるで足取りが掴めなくてねえ……まあ君達の旅が終わる頃には帰ってきてるだろうから、またその時来てみたらどうかな」


    ~トキワの森~

    レッド「ポッポ」

    ポッポ「ん? なになに~?」

    レッド「トキワシティのジムリーダーもぶっ潰すリストに加えた。聞けばもう半年近くジムを空の廃墟にしてるらしい」

    ポッポ「何か事情があるのかも?」

    レッド「それでも奴らの仕事なはずだ。リーグから雇われている人間が施設を空けて失踪していい理由を探す方が難しいだろ」

    ポッポ「……確かに。うん、一緒にぶっ潰そっか♪」

    レッド「……お前も案外ドライなとこあるよな」

    ポッポ「……レッド君に染められちゃった?」

    レッド「……なんかドキっとしちゃってムカつく」

    ポッポ「ん~!髪わしゃわしゃされるの、そんなに嫌いじゃないから効果ないもんね~」

    虫取り「おい」

    レッド「なんだとーもっとやってやる」

    ポッポ「わーやめてー♪」

    レッド「喜んでんじゃねえか!」

    虫取り「おい!」

    レッド「なんだよ!」

    虫取り「聞こえてんなら返事しろよ!」

    レッド「うるせえな、こっちは相棒とイチャついてんだ。お前に構ってる暇ないんだよ!」

    ポッポ「イチャ……!」

    レッド「不意打ちされて照れるのも最高にかわいいぞポッポ」

    ポッポ「もう……!……バカ」

    虫取り「だから!イチャついてんじゃねえこんな場所で!」

    虫取り2「そーだそーだ、ポケモントレーナーは目が合ったらポケモン勝負!」

    虫取り3「僕のビードルの餌食になりな!」

    レッド「……初めての対人戦だ。いけるか? 嫌なら嫌って言ってもいいんだぞ、徐々に慣れていけば。お前以上に大事なものはないんだからな」

    ポッポ「……大丈夫、ちょっと不安だけど、レッド君と2人なら、きっと大丈夫!」

    レッド「よしっ、行くぞポッポ!……信じてる」

    ポッポ「……うん!」

    6 :

    全部♀というご都合主義
    なら♂より弱くしとけよ

    7 = 1 :

    むしとりしょうねん x3 との しょうぶに かった !
    220 円 を てにいれた !

    レッド「余裕だったなポッポ」

    ポッポ「うん!」

    レッド「よっし、この勢いを大切に進もう」

    ポッポ「任せて!私今ちょっとハイになってるから!」

    レッド「この森の生態系を乱すくらいバッタバッタ薙ぎ払え!経験値荒稼ぎだ!」

    ???「ちょ……ちょっと、やめなさいよ!森をどうする気なの!?」

    ポッポ「人型!レッド君、あの娘多分私と同じ変異種だよ!」

    レッド「多分ピカチュウだな……金髪ツインテのロリというビジュアルは割と好みだが、ピカチュウ自体が割と好みじゃない」

    ピカチュウ「酷い!?」

    レッド「倒して構わないぞポッポ」

    ポッポ「はーい♪」

    ピカチュウ「ちょっと!?」





    ~ニビシティ~

    レッド「……ポケモンセンターで体力も回復したし、アイテムも買い込んだ」

    ポッポ「……なーに緊張してるの。らしくないよ?」

    レッド「ごめんな。実際に戦うのは俺じゃないのに、気を遣わせちゃって」

    ポッポ「まったくだよも~。世話の焼けるマスターなんだから」

    スッ

    レッド「?」

    ポッポ「手、出して?」

    ギュッ

    ポッポ「知ってるよ。レッド君が言う程強くない事は。そんなに長い付き合いでもないけど、いっぱいお話ししたから」

    レッド「ごめん。メンタルが弱い相棒でほんとごめん……」

    ポッポ「さっき、信じてるって言われてとっても嬉しかった」

    ポッポ「───私は、レッド君が信じてくれる限り戦えるから。忘れないで」

    レッド「……ありがとう、ポッポ」

    ポッポ「手、あったかいね」

    レッド「手があったかい人は心が冷たいって言うけどな」

    ポッポ「じゃあ私も?」

    レッド「ポッポは例外」

    ポッポ「なにそれ~」


    8 :

    良い

    9 :

    10歳の思考じゃないわ

    10 :

    このレッド、ポッポがピジョットになって30後半のどエロボディになった瞬間に即切りしそう

    11 = 1 :

    ~ニビシティ ジム~

    レッド「たのもー!」

    ポッポ「たのもー」

    タケシ「来たか挑戦者……おっ、珍しい変異種を連れているな」

    レッド「あぁ、世界一かわいいポッポだ」

    ポッポ「何それ、告白?」

    レッド「好きにとってくれ」

    タケシ「おいおい、随分甘い二人組だな……ブラックコーヒーが欲しくなるぜ」

    イワーク「全くだな……本当に1つ目のジムの挑戦者なのかと疑いたくなる絆だ」

    レッド「人型……あんたも変異種を!ってか何故1つ目だと」

    イワーク「知らんのか? 各地のジムリーダーは最低1匹は私のような変異種を持っている」

    タケシ「それに随分長いことジムリーダーやってるからな、挑戦者の実力はオーラで大体分かる」

    レッド「……そのようだな。なんかもう熟年夫婦のような安定感を感じる」

    タケシ「だ、そうだ婆や。確かに俺達の方ももう長い付き合いになるな」

    イワーク「そうだな爺や。まあ悪い気はしない、そこらのトレーナー達とは絆が違うのは我々も一緒だからな」

    レッド(この高身長クールビューティー、仕事しかしない真面目タイプに見えて意外とノリもいい……!?できる……!)

    ポッポ(人の事甘いとか言っといて自分達も惚気てるじゃん)

    タケシ「さあ、茶番はここまでだ。同じ変異種使い同士、何か縁を感じなくもないが手は抜かない」

    イワーク「こっちもそう簡単にバッジを渡すわけにはいかなくてな。負けても恨んでくれるなよ?」

    レッド「上等!こっちも変な緊張が抜けた、勝たせてもらうぞ!頂点に狂い咲くために!」

    ポッポ「ふぁいてぃーん!」

    12 = 1 :

    想像より進まないな……なんとか今日中にハナダジム突破まではいきたい

    13 :

    みてるよ頑張って

    14 = 1 :

    イワーク「驚いたな……やるもんだ」

    タケシ「あぁ……ポッポ1匹でよく立ち回る。良いコンビだな」

    レッド「偉いぞポッポー!よぉーしよしよしよし」

    ポッポ「……んぅ……くすぐったいよぉ♪」

    イワーク「すごい溺愛ぶりだな。一ポケモンとしては羨ましい振る舞いなんだが?」

    タケシ「俺達はあーいうガラでもないだろ」

    イワーク「んっ……といいつつ撫でてくれるんだな。君はもうこういう事をしてくれないものだと思っていたよ」

    タケシ「寂しい……ものなのか。そういうのって」

    イワーク「そうだな……私は、寂しいけれど我慢してるんだ。君の世間体を考えてね。ジムリーダーがポケモンとイチャついていても恰好がつかないだろう」

    タケシ「今はいいのか?」

    イワーク「……向こうの乳繰り合いに、多少嫉妬してしまったのかもしれない」

    タケシ「私は我慢してるのにってか」

    イワーク「……茶化さないでくれ。撫でる手、止まってる」

    タケシ「はいはい、仰せのままにお嬢様」

    イワーク「もう……私みたいな身長ばかり大きいデカ女だって、あのポッポみたいに甘えられたらって思う事もある……これでも女の子なんだ」

    タケシ「……はっはっは、今日はお前の珍しいところばかり見えるな。それも全部君のお陰だよレッド」

    レッド「ぅおっ!急に話しかけんなよ、今お互いカップル2人だけの空気作ってたじゃん完全に!」

    タケシ「それはお楽しみ中のところ申し訳ない。はい、これがバッジだ。でも、まずはお互いの相棒の傷を治す事が先決ではないかな」

    レッド「……それは確かに」

    レッド「バッジありがとう、良いバトルだった」

    タケシ「こちらこそ、君達の旅が良いものである事を祈っているよ」





    イワーク「あの少年、目つきが変わったな」

    タケシ「流石によく見てるなイワーク。面白いな、あのコンビは。ただのバカップルに見えてまだお互いに気を遣いあってる」

    イワーク「そうだな。よくよく見れば、しっかり1つ目のジムの挑戦者だった。少年は足が震えていたし、人型のポッポは後ろ手で緊張を隠していた」

    タケシ「初々しいな、全く良い仕事だよジムリーダーは。彼等の今後が楽しみだ」

    15 = 1 :

    ~ポケモンセンター~

    レッド「……お、お帰りポッポ、万全?」

    ポッポ「うん、ばっちり~」

    レッド「そっか、良かった」

    ポッポ「どんどん頼っちゃって」

    レッド「ポッポ、あの……あのさ!」

    ポッポ「ん~?」

    レッド「……なんでもない」

    ポッポ「も~、な~に~?」

    レッド「……今日も世界一かわいいよ」

    ポッポ「絶対今適当に考えたでしょそれ~」

    レッド「バレたか」

    ポッポ「……何でも言ってね」

    レッド「……おう」




    レッド「……それはポッポの方も同じ筈なのにな」




    ポッポ「何か、抱え込んでるのかな。話して、欲しいな」

    16 :

    ひこうタイプでいわタイプに勝ったのか

    17 = 16 :

    カビゴンとかマツコ・デラックスみたいな見た目なんだろうな

    18 = 1 :

    レッド「さて、3番道路からおつきみ山を抜けてハナダシティを目指すぞー!」

    ポッポ「おー♪」



    ~おつきみやま~

    レッド「うわ暗っ!全然何も見えねえ!」

    ポッポ「ふっふっふ~、レッド君、私夜目が利くんだ~」

    レッド「よ~しよしよしよし」

    ポッポ「あぁ……乱暴に髪の毛わしゃわしゃされるのすき……♪」

    レッド「……なあポッポ、今気付いたんだけど、これってさ」

    ポッポ「……♪ ん?」

    レッド「突っ込みが居ない時に2人だけでやってたらさ、なんかただイチャイチャしてるだけじゃね……?」

    ポッポ「……な、なんか急に恥ずかしくなってきたね」

    レッド「す、進もうか」スッ

    ポッポ「あっ……う、うん、進もう進もう」

    レッド(そんな名残惜しそうな顔すんなよ~~~相棒がかわいすぎて辛い)




    ミニスカート「な、なによー、洞窟で待ち合わせしてただけなのにー!」

    虫取り少年1「ぼくの負けだよ。そんな事よりズバットは凄いぞ!やっぱりなんといっても高いすばやさから繰り出される超音波や催眠術と文字数」

    りかけいのおとこ「ふひひ……つよいポケモン、つよいポケモンは……」

    ミニスカート2「バトルは私の負けでいいから出口を教えて~!友達とはぐれちゃった!」

    たんぱんこぞう「女の子に良いとこ見せようとここまで来て、女の子に負けちゃったか……」



    レッド「ポッポ、とんでもない獅子奮迅の活躍をしてるのは格好いいんだけど、あの……何か怒ってる?」

    ポッポ「怒ってないよ、ちょっと本気出してるだけ」

    レッド「いや怒ってるよね絶対、語尾がいつもみたいに間延びしてないし、無言でトレーナーのポケモン倒してくの怖いぞ!」

    ポッポ「……」

    レッド「……どうした?」

    ポッポ「……いや、レッド君が思ってたより私の事よく見てくれててちょっと嬉しいな~って」

    レッド「そりゃ見るだろ、惚れた女の事見ない男なんて居なくない?」

    ポッポ「……~~~!」

    レッド「えっどうしたポッポ、なんか顔赤くね、また怒らせちゃったか、っていうか1人でズンズン進むなよおい!怖いだろうが洞窟暗いんだぞ!」


    19 :

    ロケットだん「邪魔だぜ坊主!ポケモンマフィアロケットだんさまのお通りだ!嬢ちゃんもそんなガキより俺等とどうだ!」

    ポッポ「……は?」

    レッド(えっ、いつも温厚でほわほわしたポッポから聞いた事ないくらい低い声出たんですけど何?)

    ロケットだん2「俺達は大事な仕事をしてるんだ。古代の化石とかいう嘘みてえなホントのビジネスさ。子供は家に帰んな!」

    ポッポ「……」

    レッド「ポッポ、何でそんなキレてんのか分かんないけどストップストップ、目怖いから」

    ロケットだん3「みだりに大人の世界に首を突っ込むもんじゃないぜ坊や、手持ちのポケモンと嬢ちゃんだけ置いて帰んな」

    ポッポ「……早くポケモン出しなよ、3人まとめて1分でけり付けてあげる」

    レッド「ポッポ……?」

    ポッポ「任せて」

    ロケットだん1「好き勝手言ってくれんじゃねえか嬢ちゃん。かわいいから何もしねーで見逃してやろうと思ってたのに気が変わったわ」

    レッド「当然だろ、俺が惚れた女だぞ」

    ポッポ「ごめんレッド君、今はちょっと」

    レッド「はい、すんませんっした、はい黙ります」

    ロケットだん2「……?」









    ポッポ「ロケット……なんだっけ?覚えてないけど、情けないね。3人掛かりでポッポ1匹に傷一つ付けられないなんて」

    ロケットだん1「くっ……ふざけやがって……」

    ロケットだん2「あの女、目にも留まらぬ速さで……光を纏ってるみてえだ」

    ロケットだん3「覚えてろよ……これで終わりだと思うんじゃねえぞ……止まるんじゃねえぞ」

    レッド「ポッポ!」

    ポッポ「ごめんねレッド君……20秒くらいオーバーしちゃった……えへへ」

    レッド「そんな事はいい、無茶しすぎだ!怪我はないか!?どっか痛む所は!?」

    ポッポ「……えっと……全身?」

    レッド「分かった、一旦戻るぞ。こいつら化石がどうとか何か怪しい話してたし、ちょっと聞き出したい気もするけど、ポッポの身体が最優先だ!」







    ~ポケモンセンター おつきみやま前~

    ポッポ「……ごめんね、レッド君」

    レッド「……何で俺が怒ってるか分かるか、ポッポ」

    ポッポ「……1人で勝手に暴れちゃったから」

    レッド「その通りだ。でんこうせっかを一度に酷使しすぎで肉体にとんでもない負荷が掛かってるって、怒られた」

    ポッポ「……ごめんなさい」

    レッド「……1つだけ訊かせてくれ。どうして、珍しくあんな本気で怒ってたんだ?」

    ポッポ「……惚れた女の事見ない男なんていないって言ってくれたでしょ? 私も惚れた男の人が馬鹿にされてるの聞いて、なんか頭真っ白になっちゃって……」

    レッド「ポッポ……」

    ポッポ「言い訳になっちゃうけど、あそこで怒らないポケモンも中々いないよ~」

    レッド「ズルいよポッポは怒ろうと思ったのに、そんな事言われたら、俺はもう何も言えない」

    ポッポ「ぁ……今だけは頭もっといっぱい撫でて……ちょっと頑張ったから」

    20 = 19 :

    全く進んでなくてやばみ
    続きは明日
    手持ちを増やそうと思うんだけど、初代の時に使ってたパーティ覚えてないから皆の使ってたポケモン書いてくれると嬉しいです
    多少参考にしようと思います

    21 :

    真反対の性格のオニスズメとかどうでしょうか?

    22 :

    出来ればストライクとエレブー入れてほしい

    23 :

    ダグトリオとサンダース

    24 :

    ラプラス

    25 :


    カラカラとガーディ

    26 :

    コイキング買って頑張って育てたなあ…

    27 :

    パルシェンとか好きで良く使ってた
    あとはキュウコン

    28 :

    最初のピカチュウスルーしたからずっと一匹で行くんだと思ってたわ

    29 :

    初代でも最近でもイーブイ量産してた
    メタモンと交配するはメスがなかなか生まれなかった思い出

    30 :

    ゴローニャとカイリキーは使ってたと思う。
    ただ、このスレに圧倒的に不向きかと…

    31 :

    ゲンガーとジュゴンは使ってた。

    32 :

    リザードンとピジョット、あとはフーディンとかスターミーとかケンタロスだったかな?

    33 = 32 :

    カビゴンやダグトリオも使ってた気がする
    パーティー結構入れ替えてたからあまり覚えてないな…

    34 :

    バタフリーには大変お世話になりました

    35 :

    一番最初に捕まえたのがビードルで最後までスピアーがメンバーに居た気がする

    36 :

    …萌えモン?

    37 = 22 :

    ガルーラとラッキーはメスしかいないんだっけ

    38 :

    >>37
    あとはルージュラもそうだったはず

    39 = 22 :

    ベロリンガが擬人化したらエロそう

    40 :

    >>39
    とりあえずsageてくれないかな?

    41 = 19 :

    大変遅れました、申し訳ない 土日は何もないのでまた細々書いていく
    沢山ご意見ありがとう、>>1の好みで随時取り入れていくよ、ただ実際のゲーム進行に沿って入手していくので加入が遅い娘もいるのはご了承

    >>21 ちょっとこれだけよく分からなかったから、詳細を教えて欲しい

    >>28 いやあ、書いてるうちにプロットに逆らってポッポが正妻面するから、このまま2人で行くかは本気で迷った

    >>29 イーブイは登場させると全ての進化先を擬人化させたくなってしまってきりがないので、出しません

    >>36 その通りだぞ 供給が少なすぎるので遂に自分で書いてしまった

    42 :

    >>41
    オニスズメは同じ一世代のノーマル飛行タイプだから擬人化した時に性格を逆みたいな感じにするのはどうかな...と思いまして

    43 = 19 :

    ~おつきみやま~

    レッド「……そりゃあ流石にもう居ないよな」

    ポッポ「結局なんだったんだろね、あのロケ……なんちゃら」

    ???「化石が狙いの新手か、誰にいくら積まれようとも渡さないぞ」

    ポッポ「……っ!」

    レッド「……俺達はハナダへの移動手段としてここを通ってるだけで、別に何の意図もない。敵対する意思はないよ」

    りかけいのおとこ「そ、そうか。悪い、こちらも世紀の大発見の後で少し疑心暗鬼になっていた」

    レッド「こっちもちょっとその件で迷惑被っててな……よく分からん黒服のおっさん達に喧嘩売られたり」

    りかけいのおとこ「そいつら、僕の見つけ出した化石を横取りしようとしてた太い連中共だ。知らないうちにどっか行ったようだけど」

    ポッポ「レッド君」

    レッド「おう。俺達は別にそういう厄介事に首を突っ込む気はないんだ。じゃあ」

    りかけいのおとこ「待て待て。どうやらあずかり知らないところで迷惑を掛けてしまっていたようだし、せめてハナダシティまで案内させてくれ」



    ~ハナダシティ ポケモンセンター前~

    レッド「ここまでで十分だよ。ありがとう、あんた初対面の印象から考えられない程良い奴だな」

    りかけいのおとこ「……僕は、僕の不労所得に手を出されなければ善良な一般人さ。ただ死ぬまで遊んで暮らしたいだけの小市民。さらばだ。」

    ポッポ「……変わった人だったね~」

    レッド「何だったんだあいつ……」






    レッド「ポッポ、調子はどう?」

    ポッポ「うん、すっかり元気になったよ。今回はどうくつの中を案内してもらってたから殆ど戦ってないし」

    レッド「……信じてる」

    ポッポ「うん、知ってる」

    レッド「もう絶対、無茶はしないでくれ」

    ポッポ「無茶な戦い方で勝ったら、やっぱりレッド君は嬉しくない?」

    レッド「ポッポより大事なものはないって、前も言っただろ」

    ポッポ「嬉しいなあ……そんな嬉しい事言ってくれる優しいレッド君に、無茶をしてでも勝利を捧げたいよ」

    レッド「ダメだ」

    ポッポ「どうしても?」

    レッド「したら許さない」

    ポッポ「……それは嫌だなあ」

    レッド「じゃあキツかったら、もう駄目って言う事」

    ポッポ「……は~い」

    レッド「渋々頷かないの」

    44 :

    ~ハナダジム~

    カスミ「あのねきみ、ポケモンを育てるにもポリシーがある奴だけがプロになれるの」

    レッド「ポリシー……」

    カスミ「そう。あなたはポケモンを育てる時なにを考えてる? 私のポリシーは、水タイプポケモンで攻めて攻めて攻めまくる事よ!」

    レッド「俺のポリシーは……あんた風に言うなら、自分の愛する相棒を信じて信じて信じぬく事だ!」

    ポッポ「私はそれに応えるだけ。全力で貴方に報います」

    スターミー「立派な忠義だ。私の主と君の主、私達は主の正義を背負って戦うのみ」

    レッド(紫髪ロングの中性的な美人が出てきた。声も中性的でどっちか分からん)

    カスミ(どちらだとしても、この場では些細な事よ)

    レッド(こいつ、脳内に直接……!)











    カスミ「スターミー、みずでっぽう」

    ポッポ「……っ!」

    スターミー「……筋は悪くない、だがもう限界だろう。今の君は戦闘不能間近、もう精神力だけで持ってる領域だ」

    カスミ「……スターミー、とどめをさしてあげなさい」

    スターミー「……君の志、立派であった」

    レッド「……今だ!!!」

    ポッポ「えいっ!」

    スターミー「!?」

    カスミ「至近距離でのすなかけ!?……とどめをさそうと近付くのを傷だらけで虎視眈々と狙っていたのね……」

    レッド「狙い通りクリーンヒットだ!さあ覚醒の時だポッポ、次の姿を見せてくれ!」

    ポッポ「傷が癒えていく、力が漲っていく……どんどん強くなっていく!」

    スターミー「……っ!目が潰されていても、感じる!光の奔流と、生命の神秘を!」

    カスミ「バトル中に、進化してる……!なんて型破りなの、あの子達は!」

    ピジョン「……さあ、ここからが本当の勝負。私は体力全回復、貴方はそのまま2Round目。どうなるかしら」

    45 = 44 :

    カスミ「……スターミー、戦闘不能。レッド、貴方の勝ちよ。全く、驚かされたものだわ……」

    ピジョン「……ふぅ。良かった」

    レッド「ポッポ……いや、ピジョン」

    ピジョン「レッド君。私、勝ったよ」

    ギュッ

    レッド「目を見るだけで考えてた事は分かってたけど、信じてた……成功して良かった、本当に」

    ピジョン「わっ……抱き締めてくれたの、初めてじゃない?」

    レッド「なんか、力抜けて……進化するまで、痛かったよな。キツかったよな……ごめん」

    ピジョン「聞きたいのはごめんじゃなくて」

    レッド「ありがとう」

    ピジョン「よくできました。あの時は頭が真っ白になっちゃってたけど、私もそんな命に関わるような無茶はしないよ~」

    レッド「本当にありがとう……それと」

    ピジョン「……」

    レッド「綺麗だよ、ピジョン」

    ピジョン「ふふ~。そう言ってくれると思ってた」




    カスミ「わぁー、お熱いことで。お似合いじゃない」

    スターミー「……すまないな、私ではああいう事は出来なくて。スターミーという個体は雌雄の概念がないんだ」

    カスミ「そうやって不器用に困った顔する君もかわいいよ」

    スターミー「……そう言われても、私は主の剣となる事しかできない。喋る護身用の懐刀にしかなれないんだ、役不足だな私は……」

    カスミ「そうして在り方に悩む君が私はとっても愛おしいけどね、性別なんて関係ないよ、本質的にはさ」

    スターミー「そう、いうものだろうか……」

    カスミ「私は貴方が男の子でも女の子でも、貴方の事好き。勿論雌雄のない種族でも。それだけよ」

    46 :

    個人的にはポッポ→ロリ(小学校高学年)
    ピジョン→高校生くらい
    ピジョット→大人のクールなお姉さん
    ってイメージ

    47 = 44 :

    おまけ

    レッド「ちょっと大人になったね、ピジョン」

    ピジョン「ポッポの時に10歳のレッド君と同じくらいの身長だったから~、今は……15歳くらいかな?」

    レッド「完全に身長抜かされちゃった」

    ピジョン「そうだよ~。ちょっとお姉さんになったから、ナデナデがしやすい~」

    レッド「だから頭撫でるの、見られて恥ずかしいからやめてくれ……」

    ピジョン「人がいない場所だったら良いの?」

    レッド「……」

    ピジョン「良いんだ~♪」

    レッド「……撫でられながら言う事でもないけど、髪も伸びた。まだロングって程でもないけど、一房だけ垂らしてる赤のポイントメッシュもお洒落だ」

    ピジョン「格好いいでしょこれ~。ここだけ色が違うの不思議」

    レッド「かわいいと言うより、綺麗になったよ。美人さんだ」

    ピジョン「やった~、こうなる前はレッド君が受け入れてくれるかちょっと不安だったけど、良かった良かった~」

    レッド「ピジョン、ちょっと屈んでくれる?」

    ピジョン「? はい」

    レッド「……よしよし。おお、相変わらず髪サラサラ。どんなピジョンでも、いずれピジョットになる時も、中身があの時俺が惚れたポッポなんだからさ、あんまり関係ないんだよ。どんな姿でも大好きだよ」

    ピジョン「レッド君……」

    レッド「むしろ、ちょっとお姉さんになってもぽわぽわした感じで安心したよ。俺もうあの緩さがないと生きていけないみたいだ」

    ピジョン「……ふふっ、嬉しいなあ。そんな事言われたら嫌でもニヤけちゃうよ」

    レッド「そういえば、言葉遣い!驚いたよ、あの、どうなるかしらって奴。それこそちょっとドキッとした」

    ピジョン「えへへ~そうかしら?お望みなら今後これで通しても構わない……のよ?」

    レッド「不慣れな事はするもんじゃない。やっぱいつものピジョンが一番かわいいよ」

    ピジョン「レッド君がそういうなら。ドキっとしたのはこっちの方もなんだよ? 突然抱き締められちゃって」

    レッド「……ピジョンは細いね。もっと沢山食べなきゃダメだ。ウエストが細すぎて心配になった」

    ピジョン「えぇ~!もっとないの~、ドキッとしたとか良い匂いがしたとか」

    レッド「ドキッとしたし良い匂いもしたぞ」

    ピジョン「……そ、そっか」

    レッド「おんなじシャンプー使ってるのに、なんであんな髪も身体も良い匂いするんだろな……ん、何、照れてんの?」

    ピジョン「照れてない~」

    レッド「かわいい」

    ピジョン「んふふ~ありがと~」

    レッド「そこは普通に照れるんかい」

    48 = 44 :

    寝ますー 明日も明後日もずっと細々書いてるから、覗きに来てくれると嬉しいぞー

    >>46 イメージが>>1とドンピシャでびっくりした!おんなじようなイメージです でも内面はずっとポッポの時のままほわほわしてるお姉さんだよ

    49 :

    ピジョットは戦闘の時はクールなお姉さん
    けど普段はふわふわなのんびりお姉さんだな

    50 :

    正直もうピジョンだけで良くね?とか思うけど流石にもう一人はいないとバトル的に厳しいか
    それに次電気だし……まぁイワークには勝ってるけど


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