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    元スレ幼馴染「ボクはめんどくさいのが嫌いなんだよ?」

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    102 :

    ゴールデンウィーク一日目

    幼馴染「…」


    「あら、部屋の掃除なんて珍しいじゃない。いつもはめんどくさいってやらないのに」

    幼馴染「ボクだって部屋が汚いのは我慢できないってだけだよ。たまにはやるよ」

    「本当にそれだけ?」

    幼馴染「それだけ!」

    「私夜までお出かけしてこようかしらねー」

    幼馴染「余計な御世話だよっ」

    103 = 56 :

    幼馴染「ようやく追い出した…もう、しつこいなぁ」
    ―――――
    ―――

    幼馴染「よし…よし?」

    もう日は高く上っている。それなのに男から連絡は来ない


    幼馴染(さては唐突に来てボクを脅かす気だな…)

    幼馴染「そう上手くはいくもんか。見え見えだっての」フン

    104 = 56 :

    ―――――
    ―――

    夕方

    幼馴染「…」

    「あらぁ?結局本当にただ掃除しただけだったのねえ?私てっきり」

    幼馴染「…だから言ったじゃん」

    「ムスっとしてどうしたの?夕ご飯できたよ?」

    幼馴染「今はいらない。後で食べる」

    「あまり冷めない内に食べてね」

    105 = 56 :

    幼馴染「…男の奴」

    ラインで問いただそうかと思ったけど…


    幼馴染(ボクから言うのは…何かやだな…求めているみたいじゃないか)

    幼馴染「っっ///」カァァ

    幼馴染「ち、違う。今の表現は絶対間違ってる///」


    幼馴染「……男…」

    106 = 56 :

    次の日

    ~♪

    幼馴染「っ!」バッ

    スマホから音がして飛び起きる


    幼馴染「スパムメール死ね…」

    107 = 56 :

    っ♪


    幼馴染「またスパ…!」バッ

    幼馴染「っっ、あそこらへんの漫画まとめた方がいいかな…」

    幼馴染「あ、数分待ってって送っておかないと…」

    108 = 56 :

    ガチャ

    幼馴染「やあお待たせ。入っていいよ」

    「ああ」

    幼馴染「昨日は何で来なかったの?」

    「寂しかったか?」ニヤニヤ

    幼馴染「さてはわざとか」ギリギリ

    「いだだだ、手を抓んなって」

    109 :

    幼馴染の部屋


    幼馴染「で?わざとボクをやきもきさせて楽しんでいたわけだ、君は」

    「やきもきしてたのか」

    幼馴染「うるさいっ///」


    幼馴染「あーもう、ボクが馬鹿みたいじゃないか。あーあ」ボスッ


    自分のベッドに身を投げる幼馴染


    「そうそう、幼馴染」

    幼馴染「何…?」

    「そのパーカー、可愛いよ。似合ってる」

    幼馴染「っっ///」

    幼馴染「わざとか!そのタイミングのはずしっぷりはわざとか!」


    幼馴染「でも、ま…うん、あり、がと…」

    110 = 56 :

    今日はここまで

    111 :

    乙乙

    男さん反撃開始

    112 :

    幼馴染「…」

    「…」

    幼馴染「…ねえ」

    「何だ?」

    幼馴染「君は何故ボクの顔を無言で見続けているんだい?」パサ


    とフードで顔を隠す幼馴染


    「嫌がらせ」ニッ

    幼馴染「アホかっ!」

    「可愛い」

    幼馴染「うるさいっ!///」

    「フードの下に隠している顔を見せてもらおうか」

    幼馴染「お断りだよ///」スッ

    「どこに行くんだ?」

    幼馴染「ちょっとね」

    「トイ―

    幼馴染「っっ!」ブン

    「おわっ、ぬいぐるみ投げつけるな!」

    113 :

    お、来てた来てた
    乙ー

    114 :

    更新して欲しいなぁ...

    116 :

    すいませんこの人の過去作教えてください
    保存してたのにいつの間にか消してしまいました

    117 :

    >>116
    俺が知ってるのはこの3つ

    「このさい誰でもいいから彼女が欲しい!!!!」 幼馴染「…ふぅん」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362493577/

    「俺はお前が好きだ」幼馴染み「ボクは君が嫌いだよ」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1381322446/

    幼馴染「それでボクを頼ってきたの?めんどくさいなあ」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464088644/

    もしかしたら他にもあるかも

    118 :

    よきかな

    119 :

    待ってるぞい

    120 :

    生存報告
    もう少しお待ちを

    123 :

    俺も待ってるぞい

    124 :

    幼馴染がトイレに行っている間


    「暇だな…」

    「男子だったらこういうところにエロ本が…」


    本当にあると思っていたわけではないが暇つぶしがてらベッドの下をまさぐってみる


    「ん?」


    その下に薄い本があった


    「こ、これは…」

    125 :

    きたあああああ

    127 :

    幼馴染「戻ったよ、おとなしくしt…え?」

    幼馴染(ま、まさか…男が手にしているあの本は)

    「よう、幼馴染」

    幼馴染「そ、その本はボクのじゃないから!!」

    「何も言ってないのに必死に否定するってことは怪しいなあ?」

    幼馴染「くっ…」

    「さて、このBL本について聞こうか?」ニヤニヤ

    幼馴染「…………か、勘弁して…///」

    128 :

    きったああああああ!

    129 :

    幼馴染「い…」

    「い?」

    幼馴染「い、いいじゃないか!ボクが何を読んだって///」

    「お、開き直った」

    幼馴染「何を読もうとボクの勝手だもん」


    ムスっとする幼馴染


    「幼馴染、こっち見て」

    幼馴染「何?」ジトー

    「ジト目かわいい」

    幼馴染「うるさいっ///」パサッ


    フードを目深く被る幼馴染

    130 = 56 :

    幼馴染「いっそ君も目覚めてしまえ!」


    数分後、顔の火照りが取れたのか顔をあげつつ漫画を押し付けてくる幼馴染


    「やめろ!俺にその趣味は無い!」

    幼馴染「ボクと同じ趣味を持って何が悪い!」

    「それとこれとは話が別だ!」

    幼馴染「…ふーん、ボクのことが好きじゃないの?」

    「え」

    幼馴染「へー、ふーん…」

    「…え」

    131 = 56 :

    ―――――
    ―――

    男の家

    「結局押し付けられてしまった」

    「…兄×ショタか…そういやこれこの間アニメでやってた奴だな」

    「…どうしたもんかな」

    132 :

    幼馴染の家

    幼馴染(な、何であんなこと言っちゃったんだろう…)


    ―幼馴染「…ふーん、ボクのことが好きじゃないの?」―


    幼馴染(あれじゃまるでボクがそう思われたいみたいじゃないか!)

    幼馴染(ああ、男にそう思われたらどうしよう…)


    幼馴染「うぅ~///」ギュゥゥ


    ぬいぐるみを強く抱き締めながらベッドの上で悶える幼馴染であった

    133 :

    最近更新多くて嬉しい

    134 :

    幼馴染「うぅ…ラインで『さっきのに変な意味はないから』って…」

    幼馴染「いや、それじゃ意識してるみたいじゃないか…///」

    幼馴染「…落ち着けボク、あの鈍感な男がそんなこと気づくわけ…変なところに鋭いけど…」


    幼馴染「いや、何を焦っているんだボクは。馬鹿馬鹿しい」

    幼馴染「こんなときはスーパーラヴァーズでも読んで心を落ち着かせよ…男に貸してたんだった」

    幼馴染「…むぅ」


    お気に入りのパーカー服をきて少し心を落ち着かせる

    男が似合ってると言ってくれたそのパーカーを

    135 = 56 :

    『今暇かい?』

    と男にラインを送る
    ―――――
    ―――

    1時間後


    幼馴染「既読つかない…」

    幼馴染「はぁ…」ゴロン


    ピロン


    幼馴染「!?」

    『今暇ー?やははー』

    幼馴染「何だ女からのラインか」

    『何だって何ー?』

    幼馴染「盗聴!?盗撮!?」キョロキョロ

    『冗談だよ冗談』

    幼馴染「…」

    136 :

    その頃、男

    「…」ペラ

    「はっ、意外にハマってしまった」

    「ま、いいか。幼馴染に押し付けられただけで俺は腐男子じゃない」ゴロゴロ


    幼馴染からのラインには気づかなかった

    137 = 56 :

    ━━━━━
    ━━━

    幼馴染「男からのラインが来ない…」

    幼馴染「しょうがない、女と雑談でもするか」

    『何?女』

    と送る

    『ラインがダメなら電話しなよ~』

    と返ってくる


    『どこから見てるんだ君は!』

    『幼馴染ちゃんはパターンが決まってるからね~予想しやすいだけだよー』


    幼馴染「…カマかけられたのか…ボクは…」

    幼馴染「…っ///」カアァ

    138 :

    『ふ、君に合わせてやっただけだからね』

    『幼馴染ちゃん、今更言い繕うったって無理があるよー?』

    『うるさい、今からボクは宿題するんだ』


    そう送ってスマートフォンをベッドに放り投げ、自分もベッドに倒れこむ


    幼馴染「はぁ…男…」

    139 :

    次の日

    幼馴染「ん…あの後男からのラインを待ち続けて寝ちゃったのか…んー、ま、いっか」

    幼馴染「ふぁ…ぁ、来てないし」

    幼馴染「んー、学校行く支度しよ」
    ―――――
    ―――

    140 = 56 :

    幼馴染「男、おはよう」

    「よう、これ返すよ。面白かった」

    幼馴染「お、男が腐った…」

    「押し付けといて引いてんじゃねえ!」

    141 :

    おつおつ

    142 :

    「やっほー腐れカップルー」

    幼馴染「く、腐ってなんかない!///」

    「隠さなくても良いのにー、今時BLぐらい普通の嗜みだよ~?」

    幼馴染「何のことだかボクには分からないよ!///」

    「またまた~」

    「またまた~」

    幼馴染「うるさい///」

    143 = 56 :

    「ところで"カップル"の部分は否定しないのか?」

    幼馴染「っっ///」パサ

    幼馴染「うるさいっ、先に行くよ///」


    そう言って走っていく幼馴染


    「で、BLにハマった?」

    「いやぁ、少女マンガの絵柄はそんなに好きじゃないからなぁ」

    「少年メイドでもどーぞ」

    「……借りとくわ」

    「にひひー」

    144 :

    途中で

    「あれ?」

    幼馴染「…」

    「男くんを待っていたの?」

    幼馴染「…走り疲れただけだよ」

    「本当に?」

    幼馴染「本当に」

    「」ニヤニヤ

    「」ニヤニヤ

    幼馴染「本当だよっ」

    146 :

    最近読むものなくて困ってたから嬉しい。応援してる

    147 :

    後日

    幼馴染「最近雨ばかりだね」

    「梅雨だからな」

    幼馴染「…暑い夏なんて来ないでほしいな…」

    「…梅雨も梅雨でジメジメしてるし憂鬱なるわー」

    幼馴染「そう?ボクは梅雨は好きだよ」

    「えー、俺には分からねえよ」

    幼馴染「耳を澄ましてみて」

    「ん?」

    幼馴染「分かる?窓に打ち付ける雨音の心地好さ。ボクはこの男好きなんだよ」

    「なるほど、確かにこれはいいな」

    幼馴染「でしょ?君にも分かってもらえたようで何よりだよ」

    148 :

    男が好きすぎて誤字なのか分からんくなってる

    149 = 56 :

    おっと酷い誤字でしたね


    幼馴染「分かる?窓に打ち付ける雨音の心地好さ。ボクはこの男好きなんだよ」

    ×ボクはこの男好きなんだよ
    ○ボクはこの音が好きなんだよ

    150 = 56 :

    幼馴染「この音を聞きながらのんびりと本を読む。これほど落ち着くことは無いよ」


    窓の外の灰色の空と垂れる水滴

    ザァーと打ち付ける優しい音

    湿度の高さと鼻につく雨の匂い

    熱くも寒くも無いちょうどいい気温


    幼馴染「…」パタ


    読んでいた本を置いて立ち上がり、本棚にある別の本を手に取る

    確かつい最近ドラマ化した恋愛物の小説だ


    幼馴染「失礼するよ」


    そう言って男の隣に座る幼馴染


    「どうした?今日はやけに積極的じゃないか」

    幼馴染「ちょっとセンチメンタルな気分なんだよ。君は気にしなくて良い」

    「…重い」

    幼馴染「」ムッ


    幼馴染「」グィィイイ←

    「ちょっ、ちょっ、わざと体重与えてくるなぁ」

    幼馴染「ごめんね、ボク重いから」グィィ

    「すまん、悪かった、悪かったから、ちょっと手に負荷がっ」


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