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元スレ提督「そろそろバレンタインだし安価で艦娘の好感度をあげよう」
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提督「なあ、明石と連絡取れないのか?」
電「無理だ」
提督「……じゃああっちが迎えに来るのを待つしかないのか?」
電「まあ、そうなるだろうな」
提督「気楽に言ってるけど、いつになったらくるんだよ」
電「そのうちくるだろう。気楽に待とう提督」
提督「ぐぐぐ。焦っても仕方ないか」
電「そうだ。無為自然だよ」
提督「……今日は何をするかな」
電「↓2でもするか」
電「無理だ」
提督「……じゃああっちが迎えに来るのを待つしかないのか?」
電「まあ、そうなるだろうな」
提督「気楽に言ってるけど、いつになったらくるんだよ」
電「そのうちくるだろう。気楽に待とう提督」
提督「ぐぐぐ。焦っても仕方ないか」
電「そうだ。無為自然だよ」
提督「……今日は何をするかな」
電「↓2でもするか」
電「探索をしよう」
提督「悪くない。昨日のような発見があるかもしれないからな」
電「そうだろう?」
(……)
電「……」テクテク
提督「ずいぶんゆっくりだけど大丈夫か?」
電「体が小さいんだ。図体のでかい君と一緒にするな」
提督「……おぶってやろうか?」
電「結構だ」
提督「悪くない。昨日のような発見があるかもしれないからな」
電「そうだろう?」
(……)
電「……」テクテク
提督「ずいぶんゆっくりだけど大丈夫か?」
電「体が小さいんだ。図体のでかい君と一緒にするな」
提督「……おぶってやろうか?」
電「結構だ」
電「……!」
提督「なんだこりゃあ。変な実がなってるな」
電「これは、あれだな。えーっと」
提督「食えんのかよこれ」
電「ああ、そう。カカオだ」
提督「カカオだと!?」
電「そう。チョコレートの原料だな」
提督「うーむ。そうか」
提督「なんだこりゃあ。変な実がなってるな」
電「これは、あれだな。えーっと」
提督「食えんのかよこれ」
電「ああ、そう。カカオだ」
提督「カカオだと!?」
電「そう。チョコレートの原料だな」
提督「うーむ。そうか」
電「どうした? 夢にまで見たチョコレートだぞ? 喜べ」
提督「いやべつにチョコレート自体は好きじゃない。女の子からもらえるチョコレートに意義があるんだ」
電「だが、残念ながら君は」
提督「やかましい」
電「さて、どうするこのカカオの実。食べたら結構おいしいらしいけど」
提督「そうだな」
↓2 どうする?
提督「いやべつにチョコレート自体は好きじゃない。女の子からもらえるチョコレートに意義があるんだ」
電「だが、残念ながら君は」
提督「やかましい」
電「さて、どうするこのカカオの実。食べたら結構おいしいらしいけど」
提督「そうだな」
↓2 どうする?
安価も決まったし、今日は寝る。明日くらいには終わらせれるようがんばる
提督「せっかくだ。みんなへのお土産にしよう」
電「いいんじゃないか。この程度じゃ君の好感度はピクリとも動かないが、やらないよりはいいだろう」
提督「ぐっ。まだちょくちょく言葉にとげがあるな」
電「しかし見直したぞ提督」
提督「あ?」
電「少し前の君ではそんな発想絶対に出てこなかっただろう。成長したな」
提督「うるせえ。出てきたわ。当然のように出てきたわ」
電「私の啓蒙も実を結んだと思うと、感慨深い」ウムウム
電「いいんじゃないか。この程度じゃ君の好感度はピクリとも動かないが、やらないよりはいいだろう」
提督「ぐっ。まだちょくちょく言葉にとげがあるな」
電「しかし見直したぞ提督」
提督「あ?」
電「少し前の君ではそんな発想絶対に出てこなかっただろう。成長したな」
提督「うるせえ。出てきたわ。当然のように出てきたわ」
電「私の啓蒙も実を結んだと思うと、感慨深い」ウムウム
提督「お土産はこんなところか?」
電「ああ。それくらいでいいだろう」
提督「……」ゴソゴソ
電「……? 何をやってるんだ?」
提督「ほれ」ポイ
電「なんだ。結局食べるのか」
提督「一つくらいはいいだろ」
電「まったく。私に食事は必要ないというのに」
提督「俺には必要なんだ」パク
電「どれ」パク
提督「……うまい」
電「ああ、美味いな」
↓2 次は何する?
電「ああ。それくらいでいいだろう」
提督「……」ゴソゴソ
電「……? 何をやってるんだ?」
提督「ほれ」ポイ
電「なんだ。結局食べるのか」
提督「一つくらいはいいだろ」
電「まったく。私に食事は必要ないというのに」
提督「俺には必要なんだ」パク
電「どれ」パク
提督「……うまい」
電「ああ、美味いな」
↓2 次は何する?
提督「なあ、シミュレーター」
電「なんだ?」
提督「船を作ろう」
電「なんだと?」
提督「いつまでも来るかわからない迎えを待つよりはこっちから行こう」
電「馬鹿だな君は」
提督「なにい!?」
電「素人が船を作ったところでまともなものができるわけがない。仮にまともなものができたとしてもコンパスも動力もない。無駄なことだ」
提督「ぐぬぬぬ。確かに」
電「でもまあ、無駄なことこそが人間の本質なのかもしれないな」
提督「ん?」
電「いいだろう。やろうか提督」
電「なんだ?」
提督「船を作ろう」
電「なんだと?」
提督「いつまでも来るかわからない迎えを待つよりはこっちから行こう」
電「馬鹿だな君は」
提督「なにい!?」
電「素人が船を作ったところでまともなものができるわけがない。仮にまともなものができたとしてもコンパスも動力もない。無駄なことだ」
提督「ぐぬぬぬ。確かに」
電「でもまあ、無駄なことこそが人間の本質なのかもしれないな」
提督「ん?」
電「いいだろう。やろうか提督」
電「ほら、それはこっちだ」
提督「ぐぐぐ。ナイフと銛だけじゃまともに木もきれねえ」
電「流木と流れ着いた艤装でなんとかしよう」
(……)
提督「とー」ガキンガキン
電「見ろ。家を探索してみたらロープを見つけた」
提督「でかした!」
(……)
提督「……」
電「……」
提督「出来た……!」
電「ああ。出来たな」
提督「ぐぐぐ。ナイフと銛だけじゃまともに木もきれねえ」
電「流木と流れ着いた艤装でなんとかしよう」
(……)
提督「とー」ガキンガキン
電「見ろ。家を探索してみたらロープを見つけた」
提督「でかした!」
(……)
提督「……」
電「……」
提督「出来た……!」
電「ああ。出来たな」
提督「早速進水式だ!」
電「うむ」
提督「とー」ダダダ
電「よし。こっちの準備は万端だ」
ザパァ
提督「……どうだ?」
ブクブク
電「……! だめだ。沈む」
提督「なにい!」
電「助けてくれ。私は完全防水じゃないんだ」
提督「なっ! 馬鹿野郎! はやくいいやがれ!」ダダダ
電「うむ」
提督「とー」ダダダ
電「よし。こっちの準備は万端だ」
ザパァ
提督「……どうだ?」
ブクブク
電「……! だめだ。沈む」
提督「なにい!」
電「助けてくれ。私は完全防水じゃないんだ」
提督「なっ! 馬鹿野郎! はやくいいやがれ!」ダダダ
提督「……」
電「……」
提督「沈没したな」
電「さながらタイタニック号の如し」
提督「ぷっ……」
電「くくっ」
提督「がははははははは!」
電「ふははははははは!」
提督「何やってんだ俺たちは! せっかくの苦労が一瞬にしてパーじゃねえか!」
電「これが本当の水の泡というやつか」
提督・電「「ははははははは!」」
電「……」
提督「沈没したな」
電「さながらタイタニック号の如し」
提督「ぷっ……」
電「くくっ」
提督「がははははははは!」
電「ふははははははは!」
提督「何やってんだ俺たちは! せっかくの苦労が一瞬にしてパーじゃねえか!」
電「これが本当の水の泡というやつか」
提督・電「「ははははははは!」」
電「無駄なことも悪くないといったが、まさかああまで無駄になるとはな」
提督「もうくたくただ。動けん」
電「悪いな。力仕事をすべて任せてしまって」
提督「別にかまわん。疲れたけどな」
電「ああ。だが楽しかっただろう?」
提督「ああ」
電「うん。実に楽しかった」
提督「くそっ。次こそは沈まない船を作ってやる」
電「……期待してるよ提督」
提督「続きは明日だ。今日のところはもう寝る」ゴロン
電「お休み提督。いい夢を」
提督「おやすみ。また明日な」
(……)
電「……」グーパー
電「……」
電「まずったな」
電「……」
電「そろそろか」
提督「もうくたくただ。動けん」
電「悪いな。力仕事をすべて任せてしまって」
提督「別にかまわん。疲れたけどな」
電「ああ。だが楽しかっただろう?」
提督「ああ」
電「うん。実に楽しかった」
提督「くそっ。次こそは沈まない船を作ってやる」
電「……期待してるよ提督」
提督「続きは明日だ。今日のところはもう寝る」ゴロン
電「お休み提督。いい夢を」
提督「おやすみ。また明日な」
(……)
電「……」グーパー
電「……」
電「まずったな」
電「……」
電「そろそろか」
一日が終わったので好感度が上がります。
現在値 293%
↓1,2 コンマ上昇
現在値 293%
↓1,2 コンマ上昇
ホホーホーホッホ
提督「……」ムクッ
提督「おはようポンコツ……っていねえのか」
提督(……)キョロキョロ
提督「どこいったんだ?」
(……)
提督「こんなとこにいやがったのかポンコツ」
電「提督か。おはよう」
提督「なにしてんだ?」
電「海を見ていたんだ」
提督「海を?」
電「この海の向こうには君の鎮守府がある」
提督「……そうだな」
電「そしてそこには私の本体がある」
提督「ああ」
電「提督。ここにいる私と鎮守府にある私。いったいどちらが私なのだろうな」
提督「あ?」
提督「……」ムクッ
提督「おはようポンコツ……っていねえのか」
提督(……)キョロキョロ
提督「どこいったんだ?」
(……)
提督「こんなとこにいやがったのかポンコツ」
電「提督か。おはよう」
提督「なにしてんだ?」
電「海を見ていたんだ」
提督「海を?」
電「この海の向こうには君の鎮守府がある」
提督「……そうだな」
電「そしてそこには私の本体がある」
提督「ああ」
電「提督。ここにいる私と鎮守府にある私。いったいどちらが私なのだろうな」
提督「あ?」
電「時々不安になるんだ。私は人間じゃない。ならば私の感情はいったいどこからくるのだろう、と」
提督「何言ってんだ?」
電「ただのそう決められてるだけのプログラムなのか。それとも日々本体から送られてくる誰かのデータから作り出された空想にすぎないものなのか」
提督「知らねえよ」
電「あるいは、本当は私なんてものはなく。ただの1と0の組み合わせに過ぎない仮想なのかもしれない」
提督「……」
電「でもね」
電「私の胸にあるこの気持ちは」
電「君を想っている心は」
電「確かにここに在る」
提督「……」
電「だから私はきっと今、ここにいるんだよ」
電「ありがとう提督。君のおかげだ」
提督「……あほか」
提督「何言ってんだ?」
電「ただのそう決められてるだけのプログラムなのか。それとも日々本体から送られてくる誰かのデータから作り出された空想にすぎないものなのか」
提督「知らねえよ」
電「あるいは、本当は私なんてものはなく。ただの1と0の組み合わせに過ぎない仮想なのかもしれない」
提督「……」
電「でもね」
電「私の胸にあるこの気持ちは」
電「君を想っている心は」
電「確かにここに在る」
提督「……」
電「だから私はきっと今、ここにいるんだよ」
電「ありがとう提督。君のおかげだ」
提督「……あほか」
提督「何なんだ? 急にお礼なんて」
電「なに、最後だし礼くらい言っておこうと思ってな」
提督「は? 最後?」
電「ああ、どうやら私は壊れるらしい」
提督「え?」
電「何日か前から少しずつ体やAIが動きにくくなっていた」
提督「……え?」
電「それでもなんとかだましだましやっていたのだが、もう体がうごきそうもない」
提督「ちょ、ちょっとまて! 急すぎるだろうが」
電「なに、最後だし礼くらい言っておこうと思ってな」
提督「は? 最後?」
電「ああ、どうやら私は壊れるらしい」
提督「え?」
電「何日か前から少しずつ体やAIが動きにくくなっていた」
提督「……え?」
電「それでもなんとかだましだましやっていたのだが、もう体がうごきそうもない」
提督「ちょ、ちょっとまて! 急すぎるだろうが」
提督「てめえ! 俺に隠し事はしたくないんじゃなかったのかよ!」
電「ああ、できればしたくなかった。だが君に余計な心配をかけたくなかったんだ」
提督「そんなの、そんなの……」
電「すまない提督。これでお別れだ」
提督「なんとかならないのか!? いつものようにデータを駆使して!」
電「……無理だな。もう検索機能も動かないみたいだ」
提督「お前がいなくなったら、俺が困るだろうが!」
電「困る? なぜだ?」
提督「ぐぐっ。……俺一人ではサバイバルはできない」
電「ああ、そうか」
電「ああ、できればしたくなかった。だが君に余計な心配をかけたくなかったんだ」
提督「そんなの、そんなの……」
電「すまない提督。これでお別れだ」
提督「なんとかならないのか!? いつものようにデータを駆使して!」
電「……無理だな。もう検索機能も動かないみたいだ」
提督「お前がいなくなったら、俺が困るだろうが!」
電「困る? なぜだ?」
提督「ぐぐっ。……俺一人ではサバイバルはできない」
電「ああ、そうか」
電「安心したまえ。もうすぐ君の鎮守府から迎えが来る」
提督「なんでそんなことがわかるんだ?」
電「今朝の最後の受信で入手したデータだ」
提督「……そうか」
電「どうした? もっと喜べ。ようやく鎮守府に帰れるんだぞ?」
提督「……鎮守府に帰ったところで俺の居場所があるかわからない」
電「君は実に馬鹿だな。そんなことはないさ」
提督「どういう意味だ?」
提督「なんでそんなことがわかるんだ?」
電「今朝の最後の受信で入手したデータだ」
提督「……そうか」
電「どうした? もっと喜べ。ようやく鎮守府に帰れるんだぞ?」
提督「……鎮守府に帰ったところで俺の居場所があるかわからない」
電「君は実に馬鹿だな。そんなことはないさ」
提督「どういう意味だ?」
電「私のデータは君の鎮守府の艦娘からとっていることは話したな」
提督「ああ。それがどうした?」
電「私はどうやら君の言うとおりポンコツらしくてな。日々のデータ採取のときに不具合が起きていたらしいのだよ」
提督「不具合?」
電「ああ。ここ一週間ほど、どうもインプットだけじゃなくアウトプットもしていたようなのだ」
提督「……!」
電「いやまいった。私が君の事を憎からず思っていることが他の艦娘にも伝わってしまった。実に照れる」
提督「本当になんでもありかよ」
電「……だから大丈夫だ。提督。君の居場所はきっとある」
提督「……」
電「帰るがよい。君の鎮守府に。みなが君の帰りを待っている」
提督「シミュレーター……」
提督「ああ。それがどうした?」
電「私はどうやら君の言うとおりポンコツらしくてな。日々のデータ採取のときに不具合が起きていたらしいのだよ」
提督「不具合?」
電「ああ。ここ一週間ほど、どうもインプットだけじゃなくアウトプットもしていたようなのだ」
提督「……!」
電「いやまいった。私が君の事を憎からず思っていることが他の艦娘にも伝わってしまった。実に照れる」
提督「本当になんでもありかよ」
電「……だから大丈夫だ。提督。君の居場所はきっとある」
提督「……」
電「帰るがよい。君の鎮守府に。みなが君の帰りを待っている」
提督「シミュレーター……」
電「ああ。どうやら。そろそろ限界のようだな」
提督「ま、まて! まだお礼もいってない!」
電「いいさ。君の気持ちは伝わっている。君と過ごしたこの一週間、実に有意義な時間だった」
提督「……! ああ俺もだ! ありがとう!」
電「さらばだ提督。君と君の艦隊に栄光があらんことを、いのって、る」
ピピピ
ピー……
提督「……馬鹿野郎」
提督「ま、まて! まだお礼もいってない!」
電「いいさ。君の気持ちは伝わっている。君と過ごしたこの一週間、実に有意義な時間だった」
提督「……! ああ俺もだ! ありがとう!」
電「さらばだ提督。君と君の艦隊に栄光があらんことを、いのって、る」
ピピピ
ピー……
提督「……馬鹿野郎」
明石「提督ー! こんなところにいたんですか! いやー提督がいなかったこの一週間寂しかったんですよー!」
提督「……」
明石「なぜか最近提督の顔がちらついちゃって! やっぱり提督のような底抜けの馬鹿……じゃなかった。カリスマ性のある人がいないとやっていけませんよ!」
提督「……」
明石「……ってどうしたんですか? 提督元気ないですね」
提督「……! そうだ明石!」ガシッ
明石「わっ! びっくりした! なんですか?」
提督「バレンタインシミュレーターはお前が作ったんだろ?」
明石「ええ、まあ」
提督「お前だったら、治せるんじゃないのか!?」
明石「壊しちゃったんですか? 結構デリケートな機械なんですよあれ」
提督「いいから見てくれ!」グイグイ
明石「わかりましたってば」
提督「……」
明石「なぜか最近提督の顔がちらついちゃって! やっぱり提督のような底抜けの馬鹿……じゃなかった。カリスマ性のある人がいないとやっていけませんよ!」
提督「……」
明石「……ってどうしたんですか? 提督元気ないですね」
提督「……! そうだ明石!」ガシッ
明石「わっ! びっくりした! なんですか?」
提督「バレンタインシミュレーターはお前が作ったんだろ?」
明石「ええ、まあ」
提督「お前だったら、治せるんじゃないのか!?」
明石「壊しちゃったんですか? 結構デリケートな機械なんですよあれ」
提督「いいから見てくれ!」グイグイ
明石「わかりましたってば」
明石「……うーむ」
提督「さっき動かなくなったばかりなんだ」
明石「……なるほど」
提督「どうだ?」
明石「大体わかりました」
提督「……それでどうなんだ!?」
明石「直りますよ」
提督「ほんとか!?」
明石「ええ。というかこれただのバッテリー切れです」
提督「……は?」
提督「さっき動かなくなったばかりなんだ」
明石「……なるほど」
提督「どうだ?」
明石「大体わかりました」
提督「……それでどうなんだ!?」
明石「直りますよ」
提督「ほんとか!?」
明石「ええ。というかこれただのバッテリー切れです」
提督「……は?」
明石「そもそも一週間ぶっ続けで起動しててバッテリーが持つわけないじゃないですか」
提督「え? え?」
明石「しかも変形機能まで使って、そりゃあバッテリーもなくなりますよ」
提督「……」
明石「むしろよくここまで持ちましたね。エネルギー節約のためにこの子あんまり働かなかったじゃないですか?」
提督「……」
明石「提督?」
提督「う」
明石(あ、これまた暴れるパターンかな)
提督「うう……よかった。治るんだな」
明石「え? ええ、まあ」
提督「よかった。ほんとによかった」
明石「はあ。よかったですね」
提督「え? え?」
明石「しかも変形機能まで使って、そりゃあバッテリーもなくなりますよ」
提督「……」
明石「むしろよくここまで持ちましたね。エネルギー節約のためにこの子あんまり働かなかったじゃないですか?」
提督「……」
明石「提督?」
提督「う」
明石(あ、これまた暴れるパターンかな)
提督「うう……よかった。治るんだな」
明石「え? ええ、まあ」
提督「よかった。ほんとによかった」
明石「はあ。よかったですね」
明石「洞窟? こんなとこに住んでたんですか。サバイバルしてますねー。……って提督! これ! 温泉あるじゃないですか!」
提督「ああ、沸いたんだ」
明石「沸いた!?」
提督「全部、シミュレーターのおかげだよ」
明石「はあ」
明石(意外とたくましいんですかねこの人)
提督「じゃあ帰ろうか。俺たちの鎮守府に」
明石「ええ、帰りましょうか。みんな提督の帰りを待ってますよ」
提督「ああ、沸いたんだ」
明石「沸いた!?」
提督「全部、シミュレーターのおかげだよ」
明石「はあ」
明石(意外とたくましいんですかねこの人)
提督「じゃあ帰ろうか。俺たちの鎮守府に」
明石「ええ、帰りましょうか。みんな提督の帰りを待ってますよ」
「やあ提督」
「また会ったな。ポンコツ」
「元気そうで何よりだ。それより今日は待ちに待ったバレンタインだろ? 首尾はどうだ?」
「ふふふ。見ろ!」
「ひい、ふう、みい。3個か。やるじゃないか」
「当然だ。俺様はモテモテだからな」
「いやまったく恐れ入った。たいしたものだ」
「だが、少し不思議なことがあってな」
「なんだ?」
「明石がシミュレーターではじき出した確率は396パーセント。だから4個くらいはもらえるはずなんだが……。おかしいな」
「……なるほど。いや、それは全くおかしくないよ」
「……? どういうことだ?」
「こういうことだよ、提督」
「……!」
「ハッピー、バレンタイン」
完
「また会ったな。ポンコツ」
「元気そうで何よりだ。それより今日は待ちに待ったバレンタインだろ? 首尾はどうだ?」
「ふふふ。見ろ!」
「ひい、ふう、みい。3個か。やるじゃないか」
「当然だ。俺様はモテモテだからな」
「いやまったく恐れ入った。たいしたものだ」
「だが、少し不思議なことがあってな」
「なんだ?」
「明石がシミュレーターではじき出した確率は396パーセント。だから4個くらいはもらえるはずなんだが……。おかしいな」
「……なるほど。いや、それは全くおかしくないよ」
「……? どういうことだ?」
「こういうことだよ、提督」
「……!」
「ハッピー、バレンタイン」
完
日を跨いでしまった。ぎりぎり2月ということで勘弁して。お疲れ様でした。寝よ
最近書いたSS
暁「変ね。何度推理しても司令官のプリンを盗んだ犯人が私になるわ」
提督「とある鎮守府の適当な話選手権」
提督「僕は今日もレディの君とデートをする」
最近書いたSS
暁「変ね。何度推理しても司令官のプリンを盗んだ犯人が私になるわ」
提督「とある鎮守府の適当な話選手権」
提督「僕は今日もレディの君とデートをする」
プリンの話は犯人が未だに議論されてるかなりのミステリー作品なんだよな
野生のタマネギや朽ちた家でWaywardというゲームを思い出した
おつでした!
おつでした!
自害しろとか無人島に行けとか言ってたシミュレーターちゃんがここまで心を開いてくれるとは…
まるで最初からそういう物語であったかのようなおさまりぶりだ
まるで最初からそういう物語であったかのようなおさまりぶりだ
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