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    元スレ京太郎「俺たちの……」マホ「可能性……?」

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    301 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:23:20.69 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-145)
    ――――
    東四局

    京太郎「……」タッ


    マホ「タンピン二向聴……須賀先輩、良い調子に進んでます」

    佳織「私、平和は苦手だけど、最近は綺麗な形だって思えてきたよ」

    マホ「わかります。すっきりしてますよね」


    京太郎「……」チャッ


    マホ「東……生牌ですね」

    佳織「んー、まだ五巡目だし……あ、切った」


    ゆみ「ポン」カシャッ

    睦月「ダブ東……」

    トン……トッ……

    ゆみ「……む、高目がきたか。ツモ、ダブ東・チャンタ、2000オール」バラ


    佳織「ああ、取られたので和了られた……」

    マホ「仕方ないですけど、こういうことがあると後悔しますよね」

    佳織「でも、確率的にはこんなことあんまりないし……次同じような状況になっても、私なら東切るかな」

    マホ「そうですね。デジタル的には……」
    302 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:24:24.27 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,+0)
    ――――
    東四局一本場

    ゆみ (親)36400
    京太郎(南)16400
    睦月 (西)21800
    桃子 (北)25400

    睦月(駄目だな……急がないと)タッ

    東四局でこの点差、普通はそこまで焦る段階ではない。しかし――

    桃子「……」トン

    睦月(まだ、大丈夫か……?いや、今霞んで見えたような……)

    桃子が本領を発揮すれば、まともに打つこともままならなくなる。見失う前に勝負に出なければ。

    睦月(そして、加治木先輩……)

    ゆみ「……」タン

    睦月(またツモ切り……それも中の方。張ってる……?)

    トップ、ゆみとの点差も、絶望的なものではない……だが、睦月はゆみに対して気負うものがあった。

    睦月(実質、この麻雀部を引っ張ってきたのはこの人……そしてこれからは、部長として私がその役を継ぐことになる)

    人望、采配、麻雀のセンス……何一つとして、追いついているとは思えない。普段はそこまで考えないようにしているが――

    京太郎「……」トッ

    睦月(……他校の生徒の前だからかな。今だけは、どうしても先輩に勝ちたい……!)チャッ

    タンヤオドラ2、一向聴。できれば和了りたい。

    睦月(もうそろそろ流局……加治木先輩は張ってそうだし、慎重に……これは筋か)タン

    桃子「……」トッ

    ゆみ「……」タッ

    京太郎「……」トン

    睦月「……チー」パラ

    睦月(よし、テンパイ……でも安牌はないか……?)チラッ

    余り牌の内、かろうじて安全そうなのは筋の三筒か。

    睦月(通れ……)トッ

    ゆみ「ロン」バラッ

    睦月(っ……!駄目か……)

    ゆみ「タンヤオのみ、2300」

    睦月「はい……」チャラ

    ――――

    ゆみ「二本場」チャッ

    智美(カンチャン待ちの、筋引っ掛け……さすがゆみちん、焦る人間の心理をよく分かってる)

    観戦しやすい位置に椅子を動かしつつ、睦月の捨て牌を窺うと――

    智美(あー……確かに、筋に頼ってるところがあるな。よく気付くもんだ)

    わずかなヒントも見逃さない、ゆみの強さの一つである。

    智美(……しかし、むっきーはらしくないな。流局直前に無理して攻めるなんて……)
    303 : 以下、名無しにか - 2017/12/31(日) 23:25:29.36 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,+0)
    ――――
    東四局二本場

    京太郎(……む、ドラの東。自分で引けたか)チャッ

    3m455(赤)66s789p東東南北 ツモ東

    京太郎(場風にドラ4、大きいけど……)つ三萬

    チラリとゆみの方を見る。

    京太郎(駄目――だ、全然わからん)

    またバラバラの捨て牌。オリているようにも見えるが、七対子なども考えられる。

    京太郎(流れがもっと見えればなぁ……)

    トン……タン……

    ゆみ「……」つ七索

    京太郎「……ん、それチーで」パラ

    テンパイだ。あとは南か北のどちらで待つか――

    京太郎(ん?)

    45 6s789p東東東南北 (5(赤)67)

    京太郎(……いや、あってる。南か北の単騎待ちだ)

    左端に並ぶ四五索が目につき、一瞬そこで両面待ちになるイメージが浮かんで混乱した。集中力が落ちているせいだが――

    京太郎(おっと、これは使えるかもしれない……)

    ちょっとした思いつきだが、やらないよりはいい。

    京太郎(まずテンパイして……)つ南

    睦月「……」つ南

    京太郎(一回、六索と七筒をまとめて触れる……で、すぐ四五索を寄せて、くっつける)スッ

    たったこれだけ。しかし、他家からは晒した五六索の近くが余った、という風に映るだろう。

    桃子「……」つ一萬

    京太郎(北は生牌、しかも残り二枚。単騎待ちだとバレたら、抱え込まれそうだしな)

    ゆみ「……」つ三萬

    京太郎(全員安牌……警戒されてるなー)チャッ

    ――もう関係なくなったが。

    京太郎「ツモ。満貫の二本付けです」バラ

    ゆみ「ふむ。なるほど」チャラ

    点棒を出しながら、どこか納得したような顔。

    京太郎(加治木さん……余裕あるな。トップだから当然かもだけど)

    ――――

    ゆみ(ふむ……やはり当たり牌だったか)

    7889m78s45679p南北

    ゆみ「親は流されてしまったな、残念だ」パタン

    京太郎「いや、充分稼いだでしょう……そろそろ譲って下さい」

    睦月「……うむ」

    ゆみ「なに、冗談だよ」
    304 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:26:31.02 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-189)
    ――――
    南一局

    桃子(……加治木先輩が連荘してくれたおかげで、南入までそこそこ時間はかかったけど)トッ

    ゆみ「……」タッ

    桃子(加治木先輩は絶対に私を見失ってない……この時間では、まだ)

    京太郎「……」チャッ

    桃子(京ちゃんさん……も、まだ見えてるっぽいっすね)

    基本、デジタル打ちの桃子は人の表情を読むというのは苦手だが――

    桃子(今日は分かりやすいっすね。今のツモで、手が良くなったみたい……かな)

    京太郎「……」タン

    睦月「……む。リーチ」チャラ

    桃子(むっちゃん先輩も来てる……)チャッ

    445677m335(赤)67s56p ツモ中

    桃子(私も良い手……だけど、今はまだ抑えるべきっすね)

    崩すのはもったいない気もするが、ここでオリても後から取り返す自信はある。

    桃子(冷静に、機を見て……)トン

    ――――

    睦月「これで海底牌……和了れないな。これ、大丈夫ですか?」タン

    ゆみ「問題無い、通しだ。テンパイ」パラッ

    睦月「ふぅ……テンパイです」パラ

    京太郎「……テンパイ」パラ

    桃子「ノーテン」パタン
    305 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:27:41.76 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,+0)
    ――――
    南一局一本場

    トン……タン……

    睦月(むう……)チャッ

    メンホンニ向聴の手を見て、しかし睦月の顔は浮かばない。

    睦月(ここ数局、引きは悪くないのに……)トン

    全く和了れない。今日はそういう日なのだろうか。

    睦月(前局も、加治木先輩に和了り牌を止められて……それどころか、取り込まれていた)

    ゆみ「……」タッ

    睦月(完全に上を行かれてる……)

    京太郎「……」タン

    睦月(……うわ、四萬。また引きたくないところ……)チャッ

    染め手にはいらない、別の数牌――しかし周辺の牌が切れていない上に、ドラだ。

    睦月(でも切るしかないな)トン

    京太郎「ポン!」バラッ

    睦月「うっ、取られたか……」

    京太郎「……」パシッ

    睦月(怖いな……この強打)スッ

    そしてその恐れに追い打ちをかけるように、

    睦月(うわ、五萬……)チャッ

    すぐに来る危険牌――突っ張って良い思いをしたことは少ない。

    睦月(オリるか……)トン

    タン……パシッ…

    ゆみ「……ふん」タッ

    睦月(! 五萬……通るのか)

    ゆみ「……そう簡単に騙されはしない」

    京太郎「……」タンッ

    睦月(そうか……ブラフか。全く、敵わないな。加治木先輩には)トッ

    ――――

    ゆみ「ツモ。1400-2700」

    京太郎「くっ……はい」チャラ

    和了れそうもない手だったので、せめて他家をオロそうと思ったのだが……

    京太郎(加治木さんにはバレバレだったな。また差が開いちまった……うっ!)

    また痛みの波が来た。歯を食いしばり、耐える。

    京太郎(……こんなんで、加治木さんに心理戦なんか仕掛けられるわけない、か)
    306 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:28:40.58 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-254)
    ――――
    南ニ局

    睦月 (親)15900
    桃子 (南)18800
    ゆみ (西)42000
    京太郎(北)23300

    桃子(手が、来ないっすね……)トッ

    そろそろ動き出したいのだが、折悪く無駄ヅモばかりだ。

    ゆみ「……」タッ

    桃子(もう、充分な時間は経った……)

    京太郎「……」トン

    桃子(京ちゃんさん……辛そうっすね)

    顔を伏せているため、京太郎の表情は見えない……が、時折首を横に振ったり、歯ぎしりの音がしたりする。睡魔と戦っているのだろう。

    桃子(『消える』までの時間は、相手の実力に比例して長くなる。それは一晩徹夜で練習しても、大きく変わることはない)

    加えて、ただでさえ京太郎は集中力が落ちている。まず見えていないだろう。

    睦月「リーチ」チャラ

    桃子(むっちゃん先輩は……リーチっすか)チャッ

    今は和了りも遠いため、オリ一択だが――

    桃子(これだけ時間がかかったら、もう消えてるっすね)トン

    堂々と危険牌を切る――予想通り、睦月はスルー。そして、一瞬の間――

    ゆみ「……」チャッ

    桃子(やっぱり、加治木先輩はまだっすか)

    ゆみにステルスが通じていないと知り、むしろ嬉しく思ってしまう。

    桃子(むっちゃん先輩が和了ると思って、ちょっとツモが遅れた。私の牌が見えてる証拠っす)

    ――――

    睦月「ツモ。3900オールです」バラッ

    ゆみ「ふむ。やはりそこだったか……」チャラ

    睦月「はい。もしかして、また和了り牌止められてました?」

    ゆみ「……いや、まあな。後で牌譜を見るといい」

    適当に誤魔化しながら手を閉じるゆみ。

    ゆみ(モモが、リーチ後に即切った牌だ……)
    307 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:29:44.67 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-151)
    ――――
    南ニ局一本場

    睦月(焼き鳥を回避して、この配牌……)タッ

    役牌が暗刻で揃っている。

    睦月(あまりそういうのは信じない質だけど、流れというのが向いてきたかな?)

    トン……トッ……

    睦月(来たっ……!高めで三色、絶好のテンパイ!)

    ゆみが張っていそうだが、ここは攻める。

    睦月「通らば、リーチ!」タンッ

    睦月(どうだ……!?)チラッ

    ゆみ「……」スッ

    牌に手をかけるゆみ。

    睦月(あ、当たったか……?)

    ゆみ「……」パタン

    直後、ゆみは手牌を――俯せに倒していた。

    睦月(――?)

    桃子「――ロン」ユラッ

    睦月「――あっ……!」

    桃子「こっちっすよ……リーチ・平和・ホンイツ・一通……裏、一枚」

    睦月(またやってしまった……!)

    桃子「――16300!」
    308 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:30:43.60 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-148)
    ――――
    南三局

    桃子(ここからはガンガンいくっすよー)

    桃子「リーチ」ユラッ

    もう誰にも止められない――たとえ桃子が、それを望んでも。

    桃子「ツモ!2600オールっす!」

    ゆみ「……追いつかれそうだな」チャラ

    ――――
    南三局一本場

    ゆみ「ツモ。チートイのみ、900-1700」バラッ

    桃子(……意外と早く止められたっす)チャラ

    京太郎「くっ、跳満流された……!」チャラ

    睦月「点差、大きいな……」チャラ
    309 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:32:10.52 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-90)
    ――――
    オーラス

    ゆみ (親)39000
    京太郎(南)15900
    睦月 (西)7800
    桃子 (北)37300

    睦月(はあ……今回は、どうしてこう……)

    457(赤)m236s399p東發發發 (ドラ:二索)

    睦月(……運を、活かせないんだろう)

    配牌で役牌の暗刻と、ドラ二つ。三向聴。和了を期待できる良い手だが、

    睦月(……足りない。全然届かない、この点差にはっ……!)チャッ

    トップ、ゆみとの点差は31200。このままではとても捲れそうにない。

    睦月(何か、手を大きく変えられる牌……来て!)つ三筒
    310 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:33:01.83 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,+0)
    ――――

    睦月の祈りを嘲笑うように、四巡目――

    睦月(……一向聴、か)チャッ

    445(赤)m2346s99p東發發發 ツモ3m

    高い手を目指すなら、染め手を作るべきだったのだろう。しかし、こうも早く有効牌が来てしまうとは思わなかった。

    睦月(本当に、無駄に運が良い……)

    文字通り、無駄に。あるいは中途半端に。

    睦月(どうして私には、突出した能力が無いんだろう)つ四萬

    こんな時、佳織が羨ましくなる。その運を少しでも分けて欲しいと思ってしまう。

    睦月(……無い物ねだりか。みっともないな)

    タッ……トン……

    睦月(……こんな私が先輩に勝とうなんて、元々、無理だったか)

    この対局中、ゆみに何度も実力差を思い知らされた。もう、諦めてしまおうか――

    「カン!」

    睦月(!)

    (■南南■)

    京太郎「ダブ南、確定……!」

    睦月(須賀君……)

    京太郎「……」ハァハァ

    荒く呼吸しながら、新ドラをめくる京太郎。その目は茫洋とし、どこを見ているのかも定かではない――

    京太郎「……」つ五索

    だが、光を失ってはいない。ここではないどこかを見ながら、決して勝負を捨てていない。

    睦月(その点差から……まだ本気で勝とうと思えるのか……)

    新ドラは九筒。これも運良く、睦月は二枚持っている。そして――

    睦月(……!これは……!?)チャッ

    ――四枚目の發。

    睦月(……急にコレか。ちょっと出来過ぎだな。――でも、)

    次はお前の番だ――そんな声を聞いた気がした。


    睦月「カン!」カシャッ

    (■發發■)

    睦月(嶺上牌は……五索。新ドラは――)クルッ

    一索、八筒に続き王牌に現れた牌は――白。

    睦月(モロ乗り……っ!)

    脳内麻薬が溢れる感覚。今は誰にも負ける気がしない。

    睦月「リーチッ!」つ東

    天が味方している。その確信を持って、睦月はゆみに勝負を挑んだ。
    311 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:33:53.40 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,+0)
    ――――

    桃子(發・ドラ4、リーチ……!むっちゃん先輩、いっきに来たっすね)

    正直、こんな番狂わせがあるとは思っていなかった。

    桃子(でも、私のすることは変わらない)チャッ

    245667m468s2345(赤)p ツモ2p

    桃子(これを最速で和了る……)つ二萬

    テンパイ時に余る四・八索はどちらも危険牌。しかし当然、今の桃子には関係無い。

    桃子(まるで私だけ別のゲームをしてるみたいっすね)

    トッ……タン……

    桃子「……須賀君。これが私の運命っすよ」ボソッ

    静かに、しかし卓の面子にははっきり聞こえる声量。ゆみは制止してはくれない。

    桃子「加治木先輩でさえ、熱中すれば私のことを忘れてしまう……私を求めたくれた人でさえ」

    その声は、もう誰にも届かない。

    桃子「私のことを忘れないって、そう言ってくれた時は……ちょっと嬉しかったっすよ。
    でも、その手にあるメモが何の役に立ったっすか?」

    何が書かれていたのかは分からないが、京太郎はこの卓についてから一度もメモを見ようとはしなかった。
    当然だ……桃子の存在を忘れてしまったら、そのメモの存在も同時に忘れてしまう。

    桃子「事前に考えた対抗策すら、あなたは思い出せない。私とまともに麻雀を打てるのは、画面の向こう側の人だけっす」

    そう、これはもうまともな麻雀ではない。桃子が本気を出せば、 相手は抗うこともできないのだから。

    桃子「でも、これは仕方ないこと……麻雀部の一員として、この影の薄さを否定することはできない」

    それは桃子の「力」だ。麻雀部に貢献するための。

    桃子「いつか、ここを卒業して……みんなが離れ離れになったら、私のことは忘れられるかもしれない。
    でも、今が幸せだから……誰の記憶に残らなくっても、私はそれで良いっすよ」

    一人語りを終え、何度目かのツモ……白。

    桃子(ツモ切りっすね)スッ

    そして何の気なしに顔を上げ、対面を見る――

    京太郎「……」ジッ

    桃子「え……?」ゾクッ

    思わず声が漏れた。

    桃子(そんな、そんなはずは……!?)

    その瞬間、桃子が感じたのは本能的な恐怖。
    例えるなら、自分の部屋に一人でいたはずなのに、いつのまにか誰かが隣にいたような衝撃。


    ――京太郎が、桃子を見ている。
    312 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:35:05.70 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-140)
    ――――

    京太郎(……気付かれたか)

    こちらを見て、桃子が固まっている。牌はもう切れているため、ゆみは構うことなくもうツモっている。

    桃子「……」

    京太郎(全く……そんな顔するなよ、泣きたいのはこっちだっての)チャッ

    青ざめる桃子。自分が「消えて」いなかったことに相当なショックを受けているようだが、京太郎の方も既に絶望的だ。

    京太郎(これじゃ、もう誰も振り込んでくれなさそうだな……)

    22245(赤)77799s(南南南南) ツモ3p
    (ドラ:二索、九筒、發)

    三六索待ち、三倍満。和了れば勝ちだが、最大の期待だった桃子の油断はもうありえない。

    京太郎(俺の捨て牌は……)

    聴牌を取った時に切った五索、そしてその数巡後に切った八索。それ以外に索子は無い……染め手はバレているだろう。

    京太郎(……万策尽きたか。もう天運に掛けるしかないのか?)つ三筒

    ここまでずっと雌伏していたのに、この土壇場で桃子に気付かれた。もう勝ち目は無いかに思われたが――
    313 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:36:20.78 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-287)
    京太郎(――いいやっ、まだだ!)ギリッ

    顔を上げると、目に入ったのは対面の桃子。体の中に闘志が湧いてくる。

    京太郎(こいつだけは……っ!こいつにだけは、負けない!)

    それは京太郎自身のこだわり……執念に近かった。

    京太郎(何か……まだ何かあるはず……!)

    足掻く。疲労した体に鞭打ち、脳をフル回転させる。自分の拾える全ての情報に、全神経を集中させる。

    睦月「……」つ四筒

    京太郎(津山さんは……六飜確定だけど、捨て牌だけ見ると染め手っぽくも見える)

    高打点を目指すならおかしくはない――が、捨て牌は萬子と筒子に偏っている。染め手なら索子か?

    京太郎(索子は俺が大量に抱え込んでる……その線は無いだろ)

    桃子「……」つ東

    京太郎(東横さん……記憶があいまいだけど、多分ちょっと前からツモ切りばっかだったな)

    桃子は今、ステルス状態になっている。危険そうな牌も切って、自分の和了りを目指していたのだろう。

    京太郎(……そのまま俺に振り込んでくれれば助かったんだけどな。振り込みといえば……)

    睦月と桃子の河を見比べる。

    京太郎(津山さんは、もしかしたらもうフリテンになってるかもな)

    四七索待ちなど、睦月の有力な待ちはまだいくつか残っている。
    だが全く予想できない単騎待ちなどの場合、桃子がもう切っているかもしれない。

    京太郎(……といっても、睦月さんがトップになるには、ロンだと役満を和了らなきゃいけない)

    ありえなくはないが、染め手も無しで数え役満を狙うのはかなりハードルが高い。まだ三倍満ツモの方が現実的だろう。

    京太郎(フリテンになってても関係なさそうだな……)
    314 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:37:42.21 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-214)
    ゆみ「……須賀?」

    京太郎「……あっ、すみません」チャッ

    河を見るのに没頭して、自分の番が来るのを忘れていた。一応ゆみの河も見ておくが、

    京太郎(……オリ、だよな)

    内容はそうとしか見えない……警戒のしようがない。

    京太郎(……一周したけど、特に案は浮かばなかったな……)

    22245(赤)77799s(南南南南) ツモ2m

    京太郎(自分の捨て牌も、見とくか)

    もはや思考を止めたら負けだ、という意地だけで打っている。

    京太郎(……改めて見ると、索子そのものは確かに少ないけど……)

    自分だけではない。索子が少ないのは河全体だ。

    京太郎(ま、俺が抱え込んでるから当然か……)

    つまり、絶対値だけ見れば京太郎の切った索子が特に少ないわけではない。

    京太郎(……でも、この偏り……)

    他家の捨て牌は字牌が多いのに比べ、京太郎の捨て牌にはやたらと中張牌が多い。もちろん、それらの多くは萬子と筒子だ。

    京太郎(こんなの、染め手ですって言ってるようなモンだよなぁ――)

    二萬をツモ切りしつつ、ため息を吐いて――


    京太郎「――!!」


    しかし、京太郎に電流走る。

    京太郎(これ、は……!?)

    中張牌。フリテン。ステルス。索子。染め手。――全てが、京太郎の中で繋がっていく。そして――

    睦月「……」つ九索

    京太郎(これだっ……!)

    転機。紛れもない、天の配剤。

    京太郎「ポン!」カッ

    (999s)

    京太郎(さあ、行け!)

    力強く打ち出した、その牌は――
    315 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:38:49.21 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-150)
    ――――

    京太郎「……」

    桃子(な……)

    ――赤五索。誰に対しても危険な、ど真ん中の牌。

    京太郎「……和了りですか?」

    睦月「いや……」チャッ

    桃子(……危なかった……)

    もし京太郎が睦月に役満を振り込んでいたらと、嫌な汗をかく。

    睦月「……」つ白

    桃子(九索ポンして赤五切り……その意味は……)チャッ

    京太郎の捨て牌は中張牌が多い。加えて京太郎の晒した牌は――南、九索。

    桃子(ホンローで確定っすか)

    九筒はドラだ。逆転に充分届き得る。

    桃子(つまり、勝負に出た、と……)

    リーチをかけたようなものだ。京太郎はここから、振り込みを覚悟で打ち続けるだろう。

    桃子(そうなると……)

    急いで睦月の捨て牌を再確認。

    桃子(一番危ないのは、四七索の筋っすか……なら)

    45667m468s22345(赤)p ツモ北

    桃子(私が切るのは、これっすね)スッ

    静かに、息を潜めて置いたその牌は――
    316 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:39:38.93 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-59)
    睦月「……」

    桃子(通った……!)

    ――四索。

    桃子(これで一つ、可能性が消えた……!)

    視界の端でゆみが山に手を伸ばし――


    「そのツモ……取る必要無し、ですよ」


    ゆみ「……何?」

    桃子(え……)


    京太郎「言っただろ、忘れないって……」バラッ

    2224777s(南南南南)(999s)

    京太郎「ロン。ホンイツ・トイトイ・三暗刻・ダブ南……ドラ、3。24000!」ゴッ
    317 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:41:48.59 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-100)
    ――――

    終局
    京太郎40900
    ゆみ 39000
    桃子 13300
    睦月 6800

    桃子「そんな……どうして!」ガタッ

    京太郎「どうして、って言われてもな」

    ゆみ「……」

    京太郎「ああ、まあ……そうだな。津山さんに危険牌打ったら、東横さんが急いで潰しにいくだろうと思ってさ」

    睦月「……なるほど。だからあんな所……」パタン
    318 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:44:26.83 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-231)
    マホ「じゃなくて!」

    京太郎「おおっ」

    マホ「なんで東横さんが見えたんですか!?」

    桃子「そうっ、そこっすよ!」グイッ

    京太郎「うわっ」

    桃子「昨日打った時は、もっと早い段階で見失ってたはずっす!」

    智美「……真面目に理由が思いつかないな。何か特別なことをしたんじゃ?」

    ゆみ「……須賀。それを見せてくれないか」

    ずっと左手に握り締めているメモ帳。そこに何かあるのかと、桃子も手を伸ばすが――京太郎はさっと手を上げて回避した。

    京太郎「すいません、これはただのブラフなんですよ」

    佳織「ブラフ?」

    京太郎「ええ。最後まで開かなかったでしょう?」

    ゆみ「……策など無い、と?」

    桃子「そんなわけ――」

    京太郎「まあ落ち着けって……その……」ポリポリ

    桃子「?」

    京太郎「……当たって、るから……」

    ……。

    桃子「」バッ

    マホ「……先輩?」ジトッ

    京太郎「いや、俺は別に悪くないだろ!?」

    智美「全く……だらしないな、きょーたんは」ニヤニヤ

    京太郎「ぐっ……と、とにかく!」

    謂れの無い罪を着せられる前に、びしっと桃子を指さす。
    319 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:45:19.79 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-208)
    京太郎「特に理由なんかなくたって、見えたって良いだろ!」

    桃子「えっ……」

    京太郎「いいんだよ、影がどんだけ薄かったとしても。お前にだって、特徴はあるだろ?」

    桃子「特徴……私にっすか?」

    京太郎「麻雀強いし、口調も変わってるし、可愛いし。蒲原さんに言わせれば、匂いも独特らしいし」

    あと胸もでかいし、というのは口にしないでおく。

    桃子「か、可愛い……私が?」

    京太郎「正直、凄くタイプだな。お友達になりたいくらい」

    佳織「えっ、えぇっ……智美ちゃん、これって……」ボソボソ

    智美「なんで佳織が慌てるんだよ」ワハハ

    桃子「……友達……」

    京太郎「だめか?」

    桃子「でも、私、友達ってどうすればいいのか分からなくって……」

    京太郎「そんなこと――」

    ヴーッヴーッ

    桃子「……バイブ、鳴ってるっすよ?」

    京太郎「いや、良いんだ。今は東横さんと話してるだろ」

    桃子「……ありがとう。それと……桃子でいいっすよ」ニコッ

    京太郎「……うん。これからよろしくな、桃子」


    智美「なんだこの甘い空気……」

    ゆみ「……」
    320 : ◆M/8RY4 - 2017/12/31(日) 23:46:48.03 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-172)
    ――――

    京太郎「それじゃ、今回はありがとうございましたー!」

    マホ「ありがとうございました、です」

    ゆみ「こちらこそ、勉強になったよ――いや、こういう挨拶は部長がするものだな」

    睦月「はい。二人のおかげで、この二日間は大きな発見があったし……部員一同、学ばせてもらった。
    あんまり学校の紹介もできなかったけど、うちに来るなら歓迎するよ」

    マホ「はい!」

    智美「むっきーも、かなり部長が板についてきたな。もう私がいなくても安心して任せられそうだ」ワハハ

    佳織「元々、加治木先輩に任せっきりだったくせに……」

    桃子「でも、本当に頼れる先輩っすよ」

    京太郎「はは……では、またいつか打ちましょう」

    睦月「うむ。楽しみにしているよ」

    ガラッ

    マホ「さよーならー!」

    バタン


    智美「――さ、私らも昼ごはんとするか」

    睦月「そうですね、もういい時間です」

    ゆみ「」スッ

    桃子「先輩?」

    ゆみ「……トイレだ」ガラッ
    321 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:48:14.31 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-251)
    ――――
    鶴賀学園・校門前

    マホ「それにしても……先輩。東横さんのこと、好きだったんですね」

    京太郎「……」

    マホ「先輩?」

    京太郎「……へ?」

    勝負の後で気が抜けたのか、京太郎はどこか上の空だ。

    マホ「先輩……」

    京太郎「あぁ、ごめんごめん。何の話だっけ?」

    マホ「もういいです……そういえば、さっきかかってきた電話、結局誰だったんですか?」

    京太郎「ああ……咲の家からだったけど。あとで掛け直してみるよ」

    そして、角を曲がりかけた時――

    「――須賀!」

    京太郎「ん?」

    マホ「加治木さん?」

    ゆみ「すまない、少しいいか?」

    京太郎「……時間は、と。はい、五分くらいなら大丈夫です」

    マホ「マホ、また何か忘れ物でもしました?」

    ゆみ「……単刀直入に聞こう。どうしてモモが見える?」

    マホ「え……」

    ゆみ「モモは……はっきり言って、普通じゃない。ただ影が薄いというのでは、説明がつかないんだ」

    本人曰く、マイナスの気配。対局中の捨て牌やリーチといった、桃子の関わったあらゆる事象すら見えなくなる。

    ゆみ「私は、自信が無い……もし、モモに会うことがなくなったら、すぐにモモのことを忘れてしまうんじゃないか」

    京太郎「……」

    ゆみ「教えてくれ。そのメモには……何が、書いてある?」
    322 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:50:37.77 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-186)
    京太郎「……後悔、しますよ……」

    そう言いつつも、京太郎はもう逃げはしなかった。左手を緩めて、メモ帳の表紙に右手をかける。

    マホ「先輩……?」

    京太郎「……」

    パラパラパラパラ……

    ゆみ「……」

    ゆみの目がメモ帳の中身を追う。しかし――

    ゆみ「……?」

    白紙、白紙、白紙――メモは全て白紙のまま、最後まで白紙だった。

    マホ「本当に、ただのハッタリだったんですね……」

    ――しかし。

    ゆみ「……須賀。私がこれで満足すると思うか?」

    京太郎「……」ギリッ

    顔に書いてある。「これで終わりではない」と――

    ゆみ「全部だ。背表紙の裏まで……!」

    京太郎「……」スッ

    最後の一枚。メモ帳そのものを、めくる――

    同時に、悲鳴が上がった。


    背表紙の裏には、何も書かれて――否、何か書かれていたとしても、それは見えなかっただろう。
    なぜなら、その背表紙には――赫く赫く、血がべっとりとついていたのだから。

    マホ「せん、ぱい……」

    だが、皆の視線は背表紙などには向いていなかった。更にその先――京太郎の、左手の平。

    京太郎「……これが、俺の出した答えです」
    323 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:52:47.48 ID:tgL1bz3k0 (+84,+29,+0)
    トウヨコ
    モモコ
    324 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:54:20.63 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-181)
    ゆみ「っ……!!」

    絶句するゆみの前で、京太郎は痛みに顔を歪めながらまたメモを握り締める。

    マホ「どうして、そんな……」

    京太郎「……こうやって、痛い思いをしてれば……絶対、忘れられないだろ?」

    ゆみ「だから、自分の手に……刻んだというのか……!?」

    京太郎「ええ。カッターでね……痛くて痛くて、眠れませんでした」

    はは、と乾いた笑いを漏らす京太郎。

    ゆみ「なぜ、そこまで……」

    京太郎「……なぜ、ですか」

    何が京太郎をここまで駆り立てたのか。

    京太郎「もちろん――勝つため、ですよ」

    ゆみ「たった一回の、勝利のために……?」

    京太郎「……俺にとっては、譲れないものだったんです」

    桃子は仕方ないことだと言った。だが京太郎は受け入れられなかった。

    京太郎「どんな理由があれ、誰だって……他人から、そう簡単に忘れられていいわけがない」

    ゆみ「……!」

    京太郎「そして、どんな理由があれ……俺はそう簡単に他人のことを忘れたくない。これは……」


    京太郎「自分との、戦いっすよ」
    325 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:55:06.34 ID:tgL1bz3k0 (+95,+30,-267)
    ――――
    数日後、清澄高校麻雀部

    優希「京太郎ー!タコス一丁ぉー!」

    京太郎「へいへい、ちょっと待て」

    「ロンです」バラ

    まこ「む、ここじゃったか……」チャラ

    「そうだ、須賀君。鶴賀はどうだったー?」

    優希「勝ってきたかー?」

    京太郎「ん、まあ一応……な。ただ、結局加治木さんからは直撃取れなかったわ」

    「あー、ゆみね……」

    京太郎「ま、別に直撃取らなくても勝ちは勝ちなんですけどね……」

    まこ「それは別として、京太郎。その手、大丈夫なんか?前から包帯グルグル巻きじゃが」

    優希「あー……」

    「そういえば、まこはまだ聞かされてなかったわね……」

    まこ「?」

    狂堕狼「フッフッフ、安心して下さい。この魔手(て)はもう大人しいもので……くっ!こんな時に!
    静まれ、俺の左手よ!……ふう。中々、手懐けるのも楽じゃないぜ……」

    まこ「……こんなキャラじゃったか?京太郎」ボソ

    「しっ、そっとしておきましょう……」ボソボソ

    京太郎「……ところで、咲は?最近あんまり見かけないけど……」

    ……。

    京太郎「え?何この沈黙」

    優希「知らなかったのかー?」

    「須賀君には真っ先に話してるものだと思ってたけど……」

    京太郎「え?え?」


    「咲さん、転校するんですよ?」

    京太郎「……は?」


    To be continued……
    326 : ◆3em28n - 2017/12/31(日) 23:58:33.22 ID:tgL1bz3k0 (+89,+29,-26)
    なんとか年内に投下完了。
    また長いこと留守になると思いますが、どうぞのんびり待ってやって下さい。

    それでは、良いお年を~
    327 : 以下、名無しにか - 2018/01/01(月) 09:22:41.06 ID:zxbdtanyO (-4,+10,-1)
    乙です
    328 : 以下、名無しにか - 2018/01/01(月) 11:10:58.52 ID:8Bvqfjqco (-8,+6,-3)
    329 : 以下、名無しにか - 2018/01/01(月) 14:50:32.38 ID:sjMEZxP6o (+0,+14,-3)
    乙乙~
    330 : ◆3em28n - 2018/02/02(金) 18:03:27.45 ID:ZcInVx/F0 (+24,+29,-8)
    京誕じゃないか……カプスレで思い出したよ

    例によって更新できません。とりあえず京太郎おめでとう
    331 : 以下、名無しにか - 2018/02/03(土) 00:38:02.00 ID:c2htONsSo (+5,+20,-3)
    生存報告乙~
    332 : ◆3em28n - 2018/03/23(金) 00:29:15.84 ID:cDjAkunl0 (+30,+30,-63)
    二ヶ月経ちそうなんでとりあえず生存報告。
    最近カプ総合スレで闘牌がはやってるっぽいけど、
    正直>>1はハイクオリティな普通の闘牌なんて書ける気がしないので
    これからも能力全開な麻雀で行こうと思います。
    333 : 以下、名無しにか - 2018/03/23(金) 04:43:43.45 ID:P3mk7R1o0 (+19,+29,-2)
    おつ
    いつまでも待っとる
    334 : 以下、名無しにか - 2018/03/24(土) 00:43:00.14 ID:3VzrCkc80 (+25,+30,-21)
    ガチ闘牌描写はやらかしたときマジで萎えるからね…
    舞ってる
    335 : 以下、名無しにか - 2018/03/24(土) 03:00:46.80 ID:wJBvOFhYo (+24,+29,-8)
    ガチでやったらミスった時にリカバー効かないから軽めでいいぞ
    336 : ◆3em28n - 2018/05/23(水) 06:58:09.42 ID:OLdLi1ZM0 (+24,+29,-10)
    二ヶ月おきの生存報告。
    しかし状況がろくに進んでいない今日このごろ。
    337 : 以下、名無しにか - 2018/05/23(水) 10:09:52.72 ID:WOHgR1uoO (+12,+27,-1)
    生存報告乙です
    338 : 以下、名無しにか - 2018/05/24(木) 00:50:26.87 ID:wj5ZURVn0 (+24,+29,-8)
    いつでもいいから待ってるぞ
    100年後とかはさすがに困るが
    339 : ◆3em28n - 2018/07/20(金) 08:22:38.53 ID:ulWY5du30 (+24,+29,-10)
    生存報告ー……

    暑いけど今日も生きてます。
    熱中症に気をつけて……
    340 : 以下、名無しにか - 2018/07/20(金) 19:59:44.22 ID:c58baZ+9o (+12,+27,-1)
    生存報告乙です
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