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    元スレアクア「はじめまして!」 一真「ダリナンダアンタイッタイ」

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    1 :





    アクア「私の名前はアクア、日本で亡くなった人間を導く役目をしてます」





    「ウェ!? ナクナタテ オレガ!?」


    アクア「……ごめんなさい、もう一度言ってくれるかしら?」


    「キミハダリナンダ? ニンゲンジャナイアンデッドモドキカ?」


    アクア「ええい聞こえずらい! もっとゆっくり話してよ!」


    「ご、ごめん」

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1463484819

    2 :

    スレタイで吹いたwwwwくっそwwwwww

    3 = 1 :



    アクア「貴方には天国と呼ばれる場所で住んでもらうか、元の世界とは別の世界でもう一度人生をやり直すか選んで貰います」


    「……」


    アクア「あ、あの、どしたの?」


    「」ブワッ


    アクア「え、ちょっと何!? 何で急に泣くの!?」


    「い、いや、人とまともに話したのが、随分久し振りだったから」


    「それに……そうかぁ、俺、やっと死ねたんだ……」


    「長かったなぁ……人類は全員地球から外宇宙に行っちゃうし、始とも結局会わず終いだったし」


    「ほんと……な゙ が が っ だ な゙ ぁ゙ あ゙ あ゙ あ゙!!!」


    アクア(うわぁ)

    4 :

    誰?

    6 :

    ケンジャキー‼︎(;0H0)

    7 :

    >>4
    仮面ライダーブレイドの主人公

    8 = 1 :



    「そ、それより、俺はどうやって死んだんだ?」


    「アンデッドは封印以外じゃそう簡単には死ねない筈なのに……」


    アクア「アンデッド? 貴方ゾンビの仲間?」


    「あ、アンデッドを知らないのか? 地球じゃ二千年前位から一般教養にもなってたはずだけど」


    アクア「んー? おっかしいなあ? そんな記録地球史にあったっけ?」


    ケンサク ケンサク

    ナルホド,キョウミブカイ


    アクア「……あ゙」


    「どうした?」

















    アクア(やっべぇえええええ!! コンタクト取る世界と人間間違えたぁああああああ!!)






    駄女神、まさかのカズマ違い!







    剣崎 一「なんなんだこいつは」





    9 = 1 :



    アクア(ど、どうしようどうしよう。全く関係のない人間を引っ張ってきちゃった)


    アクア(これ、ばれたら結構ヤバイんじゃ……)


    「なぁ、異世界ってどんな所なんだ?」


    アクア「うっさい! ちょっと話しかけんな!」


    「ウェエ!?」


    アクア(考えられる手は一つ。この見るからにアホそうな男を上手く丸め込んでなんとかごり押しするしかない!)


    アクア(天国なんかに行かれたらあたしの不祥事がモロバレ……せっかく順風満帆の女神生活を台無しにされてたまるかー!)


    アクア「て、天国って意外と何にもなくってー! つまらないんですよ?」


    アクア「私としてはー、異世界で新たなウハウハ生活ってのがオススメかなー?」


    「……そうだな、俺、頑張ったから、もうゴールしてもいいよな……」


    アクア(っしゃぁあ! 食いついた!)

    10 = 1 :



    「……よし! 決めた! 俺、異世界で人生やり直すよ」


    アクア「はいはーい! 異世界行き一名様ご案内でーす!」


    アクア「つきましては貴方に豪華特典が!」


    「特典?」


    アクア「異世界に行く特典として好きなものを一つだけ持って行けます!」


    「ふーん」


    アクア「何でも一つだけですよ~! 慎重に考えて……」


    「それじゃぁ、君が道案内してよ」


    アクア「へ」


    11 :

    アンデッドも長く雨風に晒せば腐るんだな

    12 :

    ケンジャキ達観してんな

    13 :

    小説版ブレイドの後か

    14 = 1 :



    「何でもって言ってもさ、長い陰遁生活ですっかり欲ってものが減退しちゃってさ」


    「唯一、人付き合いには餓えてたからさ……」


    アクア「ちょ、ちょっとま」


    「他には何もいらないから、異世界での生活とか色々教えてくれよ! 神様なら簡単だろ?」




    この時、腹黒女神アクア最大の誤算が
    この剣崎一真という男、何処ぞのニートと違い正義感溢れるヒーロー気質の好青年である。

    人を疑わない

    騙さない

    正直を絵にかいたような一本気

    出る作品を文字通り間違えているのだ

    そして、最大の誤算は……


    アクア「ま、待って! 私はそう簡単にここかr」


    「よし! それじゃあ楽しい異世界生活へ行こう!」


    アクア「ねぇ! ちょっと私のはn」


    「どうした~? 置いてくぞアクア!」

    ブロロロロロ


    アクア「おい! 話を聞けって何でバイク!?」





    アクア「イヤァアアアアアアアアアアア!?」








    この剣崎という男、興奮すると人の話を聞かない。



    主に彼の優秀な先輩やヘタレの後輩、怒ると面白い顔になる友人に振り回され続けた反動である。

    こうして、人類と友人を天秤にかけ、結果両方救うことに成功した熱血救世主は長い苦難の末、異世界へ赴く事になった……

















    ネジレコンニャク「…………」

    15 :

    おうねじこん引っ込んどれや

    16 :

    オンドゥルwwwwwwwwwwwwすこだわマジでwwwwwwwwwwww

    17 = 1 :





    最初はシェルブリットの方にしよかな思ったけど、あいつが死ぬなんて想像できないしかなみちゃんと離ればなれも可哀想だしこっちのカズマにしたぜ!

    18 :

    小説で破壊者とともに砕け散った筈の捻じれコンニャクめ…

    19 :

    これは期待せざるを得ない

    20 :

    このすば知らんのだがキングフォームになれるとしたらどのくらいの強さなんだ

    22 :

    ロリコンのほうのカズマは漫画版で死から反逆してるからしゃーない

    23 :

    怒ると面白い顔になる友人ww

    24 :



    「いやー! 兄ちゃん力持ちだね! こんなに働く奴ぁ久しぶりに見たぜ!」


    「ウェ!? い、いやぁそれほどでもないですよ!」


    「おい新入り! こっちのも運んでくれ!」


    「あ、はーい! いまいきまーす!」


    アクア「……」



    女神アクアです。経過報告します。

    無理やり連れてこられて一時はどうなるかと思いましたが私は元気です。

    ついでに言うと剣崎一真氏も私以上に元気に異世界ライフをエンジョイしてます。

    と言うかもう完っっ璧に一級労働者です。

    冒険者もへったくれもありません。

    重労働に嫌な顔一つせず安い賃金で嬉々として受ける真性のお人好しです。

    ここまでで殆ど障害にぶつからなかったのもこの人の良さのお陰だと思います。

    幸せそうで何よりです。

    ですからつきましてはどうか私の帰還の許可を……

    25 = 1 :



    「おーいアクア! 昼飯食べるぞ~!」ウキウキ


    アクア「……ふぁーい」


    「ん? どうした元気がないな? 腹でも痛いのか?」


    アクア「主にあんたのせいよ……」


    「なんだ、まだ根に持ってるのか?」


    アクア「当たり前でしょ!? 私は女神よ!? 冒険者はいっぱいいるからあんた一人に付きっきりてわけにもいかないの~!」


    「いやー、俺てっきりすぐ帰れるもんだとばっかり」


    アクア「帰れないわよ! 少なくとも魔王を倒すまではって言われちゃったわよ!」


    アクア「でも肝心のあんたがまるっきりやる気が無いんでしょーが!」


    「えぇ……だって俺戦いとか好きじゃないし……こうやって一労働者として人生を送りたいのが夢だったんだけど」


    アクア「それじゃ転生した意味ないでしょ!?」

    26 :

    もう戦いなんて嫌というほどしてきたんだろうしな

    27 = 1 :



    アクア「うぅ、肝心のこいつがこんなんじゃ何年経っても魔王なんて倒せる筈もないし、かといってまともに冒険者できるのはアークプリーストの私だけ」


    アクア「それに何なのよあんたのステータスは! 全部の項目が"error"表記でまともなジョブにも斡旋されなかったのよ!?」


    「そんなこと俺に言われても……」


    そう、この剣崎一真のステータスはなぜか全てerror表記だった。
    これには受付の人も困った顔をしてたけどそんなことこいつはお構い無し。

    適当に土方の仕事を紹介してもらうと瞬く間に順応し、今では馬小屋でも完璧に熟睡できるほど。


    「お前だって左官のバイトノリノリでやってたじゃん」


    アクア「あ、あれはその、みんな褒めてくれるし……」


    アクア(それにしてもこいつ、午前からぶっ通しで土掘ってたのに汗一つかいてない)


    アクア(それどころか……ますます生き生きしてる!?)


    もしかしてこいつ凄い奴なんじゃ



    「んんうふぁいなくぉのカエル肉」モゴモゴ







    撤回、やっぱりこいつただのアホだ



    28 = 1 :



    「うーし今日はここまでー! 日当配るから並べー!」


    「ウェイ!」


    アクア「はーい」


    「兄ちゃんと嬢ちゃんは働き者だからな、少し色つけといたぜ!」


    「え、サンキュー! 明日も頑張ります!」


    「アクアー、今日は街で旨いもん食おうぜ」


    アクア「そだね」


    「んじゃ、後ろ乗れよ」


    アクア「……」


    目の前の青いバイクは何故か一真が最初から所持していた。

    何でバイク!? と聞いたら

    「これは俺のアイデンティティーだからな」

    と言われた。

    さっぱり理解出来ない

    それにもう随分と乗ってる筈なのにガス欠の気配がない。

    何でも先輩に太陽光だけで永久に動くバッタみたいなバイクを持ってる人がいてそれを参考に作ったらしい。それでも何台か壊してるみたいだが。


    「こいつももう120代目だけどこの世界なら壊れる心配もないかな」


    ノーヘルで乗れるのが地味に嬉しいのか、鼻唄混じりでかっ飛ばすこいつの背中に必死でしがみつく。

    ちょ、速い! 速すぎるってば!

    29 :

    まぁ、そんな長い間生きてりゃバイクも代替わりするよな

    30 :

    ブレイドと言えば素敵な笑顔のニーサンは出るのかな?

    31 :

    >>30
    それはディケイドの方のニーサンだろ

    32 = 1 :








    「んん~……むにゃむにゃ…………ナズェミテルンディス……」ムニャムニャ


    アクア「……」


    「ウゾダ……ウゾダドンドコドーン…………!」


    アクア「うるせぇ……」


    奇妙な滑舌で意味不明な寝言を話す一真
    今はだいぶ慣れたが、初日はそれはそれは酷かった。


    「オンドゥルルラギッタンディスカ……」


    アクア「誰も裏切ってないわよ……はっ!」


    今、何となくこいつの言ってることが分かった
    なんだこの負けた感じは!

    33 = 1 :



    アクア「たく、人の苦労も知らないで熟睡しちゃってまぁ」


    アクア「あーあ、お腹出てるじゃないの! 子どもか!」


    アクア「ってんん?」


    なにこれ、お腹の辺りに緑色の……は、ハートかな? これ


    アクア「ベルト? こんなの着けて寝苦しくないのかしら」


    それにしても綺麗な色……エメラルドみたい……なんだけど



    アクア(なんか見てて不安になるわね)


    ……

    ………………


    ………………………




    アクア「ちょ、ちょっと触ってもいいかしらね」エヘエヘ


    34 = 1 :



    短いけどここまで

    35 = 31 :

    乙乙

    36 :


    そういや剣崎が亡くなったなら始が生きてた場合地球にモノリス降臨しちゃう気が……

    37 = 26 :

    >>3で人類は外宇宙に出て行ったって言ってるし、別に降臨しても問題ないだろ

    38 :

    ブレイド?知ってる知ってる。あれでしょ?クロックアップする奴でしょ?

    あ、それはファイズかww

    39 :

    アクアさんがしっかりしてる

    40 :

    アクアさんがまるで正統派ヒロインのようだ

    41 :

    外宇宙ってことはダークローチとアンデッドが暴れようが台風レベルの扱いされそうだな

    42 :

    始も今頃別の異世界に転生してたりしてな

    43 :

    始は7つの大罪の魔女が恐怖の象徴となっている世界で
    不死じゃ無くなった代わりに死に戻り能力を手に入れて
    出会った人達を守り抜く為に必死で戦ってるよ
    死に戻る必要はなさそうだがw

    44 :

    ジョーカー連れ込まれるとかその世界の敵が哀れすぎる

    45 :

    このすばキャラは自分より頭のおかしい人と会うとまともになるな

    46 :




    「おい! 起きろ! アクア! 起きろってば!」ユサユサ


    アクア「う、うぅ、やめ、寄らないで、志村……顔がたくさん……ニーサン」ウウウ


    「今日はクエスト行くんだろ? 起きろ!」


    アクア「んぁ……? 一真……あれ?」


    あれ、いつの間に寝たんだろ
    なんだか思い出せない……

    47 = 1 :



    平原


    ゲコゲコ

    ゲコゲコ


    「うわーでっかいカエル」


    アクア「あんた戦いは嫌だって言ってなかったっけ?」


    「んー、最近暖かくなってきて悪さするカエルが増えて困ってるって聞いたからさ、ついほっとけなくって受けちゃったんだ」


    アクア「でも手ぶらじゃん、戦えんの?」


    「まぁなんとかなると思うけど……」


    ゲコゲコ


    アクア「来るわよ!」


    「おし! いっちょやるかあ!」


    「ウェエエエエエエエエエイ!」



    ばくり




    アクア「」

    48 = 1 :



    アクア「あ、あの~、カズマさん? 何いきなり食べられてんの?」


    「」ジタバタ


    ごくん


    アクア「カズマァアアアアアアアアアアア!?」


    アクア「ちょ、え!? 終わり!? これで終わりって」


    アクア「ばかー! 役立たずー! 私の帰還はどうなんのよーーー!」ビエェ


    カエル「」ガタガタ


    アクア「んぁー?」



    カエル「ゲギョゴベェオオオオ!?」ブッシャー!


    アクア「ひ」


    急にカエルが震え出したかと思ったら、お腹から黄金色の角が……

    いや、よく見ると角みたいな形をした剣が突き破って出てきた。ゴツゴツしていて、とても斬れる風には作られてない。

    そして続いて粘液まみれのカズマが出てきた。


    「ウェエ……生臭い……」


    アクア「か、カズマ、その剣」


    「ウェ!? あ、あーこれ!? なんかカエルの腹にあったんだよ!」ぽい


    アクア「え、なにそれこわい」


    カエルの腹に剣?


    カエルソード?

    49 = 1 :



    「でもまあやっと一匹か、これじゃ今日中には終わらないかもな」


    アクア「こうなったら私のゴッドブローで……!」


    「いやプリーストが前衛しちゃまずいだろ」


    「そこでこいつを使う」


    ブルースペイダー「…」


    アクア「バイクって……体当たりでもすんの?」


    「ウェ? そうだけど」


    ナニイテンダアンタイッタイみたいな顔をしてる。
    いや、こっちの台詞だからそれ!

















    ネジレコンニャク「…………」

    50 = 1 :



    「ウェエエエエエエエエエイ!」ぶぉおおおおん!


    ごっしゃあああ


    カエル「ギュブゴェベロボォオオオオオ!」


    アクア「ひどい……」


    きをつけよう バイクは きゅうにとまれない



    「ウェエエエエエエエエエイ!」ぶぉおおおおん! マッハ ピピピ


    ごっしゃあああ


    カエル「ギョバブゲゴォボボボボ!」



    またやった でも カエルだし まぁいいか





    そんなこんなでスプラッタを披露しつつも、半日程でジャイアントトードはノルマの五匹を轢殺、危なげなくクエスト達成となった。












    めぐみん「」


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