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    元スレ渋谷凛「い……いやだ!」 武内P「…………。(だ、だから何が……)」

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    タグ : - なにこれこわい + - モバマス + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「たまの休みにぶらぶら散歩……こういうのも悪くないね」

    「ん? あれは……?」

    武内P「…………」

    「プロデューサー!? なんでこんなところに……?」サッ

    (……って、なんで隠れてるんだろ。私)

    (別に後ろめたいことしてるわけでもないし、普通に挨拶するくらい……)

    「…………」

    (……それにしても)

    (プロデューサーの私服姿……初めて見たな)

    (…………)

    (結構……良いかも)


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1451315631

    2 = 1 :

    (……って、何考えてるんだ。私)ブンブン

    (早いとこ声掛けて、さらっと一言だけ挨拶しよう)

    (『あ、誰かと思ったらプロデューサーじゃん。オフの日に会うなんて初めてだね。でもせっかくのオフを邪魔しちゃ悪いから、また明日事務所でね』……みたいな感じで)

    (うん。これでいい。これでいこう)

    (大体、こんな風に建物の陰からじっと見てたらなんか不審者みたいだし……)

    (よし。そうと決まれば――……って、え!?)

    武内P「――――」

    謎の「――――」

    「…………!」

    (ぷ、プロデューサーが……女の人と喋ってる……!?)

    武内P「――――」ニコッ

    (しかも、わ、笑ってる……!)

    「…………」

    3 :

    ふーん

    4 :

    ふーーーーーーん

    5 = 1 :

    (だ、誰なんだろう……あのプロデューサーがあんな風に自然に笑顔を向けるなんて……)

    (というか、さっきはいきなりプロデューサーを見つけてしまったから、プロデューサー以外何も目に入ってなかったけど……)

    (改めて観察してみると……)

    武内P「――――」

    謎の「――――」

    (すごく仲良さそう……というより、あの距離感ってどう見ても……)

    (まあプロデューサーも良い年だし、そういう人の一人や二人いても何らおかしくはないけど……)

    (それにあの女の人……後ろからだから顔はよく見えないけど……かなり背が高い)

    (ヒール込みとはいえ、175くらいはある)

    (プロデューサーの身長が大体192.3センチくらいのはずだから……)

    (ちょうどいいくらいの身長差……だよね)

    (…………)

    6 :

    木場さん、もしくは礼さんかな?

    7 :

    ふーん

    8 :

    >>1氏、ターキーと鶏肉を間違える

    荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」

    信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
    ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
    いちいちターキー肉って言うのか?
    鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」

    鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
    Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋

    信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
    んな明確な区別はねえよご苦労様。
    とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」

    >>1「 ターキー話についてはただ一言
    どーーでもいいよ」
    ※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです

    こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
    ハート「チェイス、そこのチキンを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450628050/

    >>1を守りたい信者君が取った行動
    障害者は構って欲しいそうです
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451265659/

    9 = 8 :

    誰か>>8>>1が書いてるモバマスss知りませんか?どうやら~Pで通るくらいの人みたいです!知ってたら教えてください!

    10 = 1 :

    (いやでも、私だってまだ15歳だけど既に165センチあるし)

    (今から毎年2センチずつ伸ばせば、20歳のときには175センチになるし)

    (……なるし……)

    (…………)

    (ま、まあ今は身長のことはいいや。とりあえずあの二人を追わなきゃ)

    (ん? でも私、なんでこんなことしてるんだろう……?)

    (……えーっと)

    (あー、これはあれだよ。あれ。プロデューサーが悪い女に引っかからないか見張っておくのも担当アイドルの務めだからだよ)

    (プロデューサーってあんまり女に免疫無さそうだし……悪女に誑かされて仕事もままならないようになっちゃったら、私たちアイドルも困るし)

    (つまりこれは……アイドル渋谷凛としての正当な活動なんだよ。うん)

    (……自分で言ってて、妙に嘘くさく聞こえるけど……この際それは気のせいってことにしとこう。うん)

    武内P「――――」

    謎の「――――」

    「! とか言ってる間にお店に入った」

    「一体何の……?」コソコソ

    「……!」

    「……不動産屋……」

    「…………」

    11 :

    ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

    12 = 1 :

    (……って、いやいやいや)

    (流石にそれは……無いよね?)

    (だって、ほら。あれじゃん。プロデューサーって、さ)

    (まあ良い年だし、独身だし、収入もそこそこ安定してるはずだし、見た目もまあ……悪くはないし)

    「…………ん?」

    「い、いやいや。そうじゃない。そうじゃないでしょう」

    (落ち着け。落ち着こう。私)

    (確かに、仕事の面でも『シンデレラの舞踏会』は大成功に終わり、プロデューサーと美城常務……いや、美城専務とのわだかまりもほぼ解消できたみたいだし、私生活でも節目をつけるにはちょうどいいタイミング……)

    (……だから! じゃなくて!)

    (なんでそっちの方向にばっかり持っていこうとするの、私!)

    (とりあえずチョコでも食べて落ち着こう)ゴソゴソ

    「……あまい」モグモグ

    (よし。少し頭が冷静になってきたよ。やっぱり疲れた頭には糖分だね)

    (……そんなに疲れるようなことはしていないはずなのはさておき)

    (とりあえず現状を整理しよう)

    (プロデューサーが見知らぬ女と親しげに会話し、あまつさえ笑みを零しながら、二人で一緒に不動産屋に入って行った)

    (このことから導き出される結論は……)

    (①結婚するのでその新居を探しに来た②結婚はまだしないがとりあえず同棲することになったので二人で住む家を探しに来た)

    (まあ順当に考えてこんなトコだよね)

    (うん。我ながら的確に解答が導き出せたよ。やっぱりチョコは偉大だね)

    (…………)

    13 = 1 :

    「…………」ピッ

    「あ、卯月? 私。凛」

    「急にごめんね。いや、何ってことも無いんだけどさ」

    「もしかしたら私、明日休むかもしれないから。一応、先に言っておこうと思って」

    「え? 違う違う。すこぶる健康だよ」

    「いや、悩みとかってわけでも……」

    「……うん。……うん」

    「ありがとう。卯月」

    「私自身、まだ自分がどうしたいのか、自分の気持ちに自信が持ててないけど……」

    「後悔だけはしないよう、やるだけのことはやってみるよ」

    「……うん。……うん」

    「分かった。じゃあ悪いけど、未央にもよろしく伝えといて。それじゃ」ピッ

    「…………よし」

    14 :


    荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」

    信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
    ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
    いちいちターキー肉って言うのか?
    鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」

    鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
    Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋

    信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
    んな明確な区別はねえよご苦労様。
    とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」

    >>1「 ターキー話についてはただ一言
    どーーでもいいよ」
    ※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
    こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
    ハート「チェイス、そこのチキンを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1450628050/


    >>1を守りたい信者君が取った行動
    障害者は構って欲しいそうです
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451265659/

    15 = 1 :

    (もうここまできたら、確かめるしかない)

    (私がさっき導き出した結論が、正しかったのか、どうか……)

    (なんでそんなことをするのかって?)

    (そんなの、決まってる)

    (『私が、そうしたいから』だ)

    (それ以外の理由は無いし、それ以上の理由も要らない)

    「…………」

    「! 出てきた」サッ

    (でも、確かめるって言っても……具体的にはどうすればいいんだろう?)

    (流石にいきなり二人の前に現れて『二人はどういう関係なの?』って聞くのも……)

    (…………)

    (まあとりあえずは二人の後をつけよう。見失っちゃったら元も子も無いしね)

    「……あっ」

    武内P「――――」 ニコッ

    謎の「――――」 ニコッ

    (……また笑ってる……)

    16 = 1 :

    とりあえずここまで

    17 :

    この凛はまだCool

    18 :

    うづママつえーな

    19 :

    これ謎の女性がアイドルだったらしぶりんパッション化どころじゃないぞ

    20 :

    パッションなら直接訊きにいくだろ

    21 :

    >凛(プロデューサーの身長が大体192.3センチくらいのはずだから……)

    大体で小数点第一位が出るって正確に把握したらどこまで行くんですかね?

    22 :

    支援
    てっきりタイトルで「私は働かないぞ!」かと

    23 = 1 :

    (――そんなこんなで、プロデューサーと謎の女Xの尾行を始めてから約二時間)

    (不動産屋を出た二人は、カップルよろしくあちこちのお店を仲良く巡り歩き)

    (そして店を出るたびにプロデューサーの持つ荷物の数が増えていき……)

    (といっても、おそらくプロデューサー自身の物は何も買っていない)

    (二人が入った店の雰囲気からして、おそらく全部謎の女Xの私物……ブランド物の服や靴やバッグってところだろう)

    (現時点で、プロデューサーは両手にそれぞれ2~3個ずつ、紙袋をぶらさげているという状態だ)

    (…………)

    (何なの!? あの女!)

    (いくらプロデューサーが優しくて力強くて逞しくて男性的な魅力を余すところなく発揮しているからって……いくらなんでも持たせ過ぎでしょ!?)

    (そりゃあ全部自分で持てとは言わないよ? あれだけの量だもん、女の細腕ではとても全部は持ち切れない)

    (だからいくつか持ってもらうのは別に良いと思うけど……でも全部はないでしょ、全部は!)

    (自分の買った物なんだから、せめて1~2個くらいは自分で持ちなよ!)

    (……それになんか、あの女……あれだけの荷物をプロデューサーに持たせておいて、全然申し訳無さそうにしてない……どころか、『持ってもらって当然』みたいな態度にさえ見える)

    (相当距離を取って尾行しているから、謎の女Xがどんな表情をしているのかとかまではよく分かんないけど……なんか、そんな気がする)

    (ていうか、プロデューサーもプロデューサーだよ)

    (ああやって当たり前のように持ってあげるから、謎の女Xがつけ上がるんだよ!)

    (これはお説教が必要だね)

    (アイドル渋谷凛としては、担当プロデューサーを正しい方向に導いてあげないと……!)

    24 :

    >>21

    25 :

    >>21
    じんわりと恐怖が滲み出る表現だよな……

    26 = 1 :

    (買い物続きで疲れたのか、二人はちょっと落ち着いた感じのカフェに入った)

    (無論私も、その後を追って入店する)

    (幸いにも店内はかなり広く、また私は元々身バレ防止の為に変装しているので、余程近付かない限りはまずバレないはず)

    (ただそうはいっても、流石にプロデューサーの視界にばっちり入ってしまうのは危険なので……店内のほぼ端と端、二人と対角線上の席に私は腰掛けた)

    (プロデューサーはちゃんと女性を奥のソファー席の方に座らせてあげていたので、私の位置からはプロデューサーの背中しか見えない)

    (つまり必然的に、プロデューサーの位置からは私は完全に死角になっている)

    (そして同時に……)

    (私と謎の女Xは、かなりの距離を挟んでいるとはいえ、ほぼ正面で向き合う形になっている)

    (ここでようやく私は、謎の女Xの外見をじっくりと観察することができた)

    (とはいっても何分距離があるので、なんとなくの雰囲気しか掴めないのが残念だけど……まあそこはやむを得ない)

    (……で、まずはぱっと見の印象だけど……可愛い系というよりは美人系の顔立ちかな)

    (細身の長身で、長めの黒髪がよく似合ってる)

    (…………)

    (なんか今、一瞬変な気まずさを感じたけど……気のせいだよね。うん)

    (年は……うーん、流石にもうちょっと近くで見ないと分かんないかな。プロデューサーと同じくらいにも見えるし、少し上のようにも見える)

    (服装の感じからして、そこまで極端に若いってことはないと思うけど……まあ、二十代中盤ってとこかな)

    (…………)

    (そりゃまあ、どうせだったら自分に近い年頃の人の方が良いよね……)

    (……って、何言ってるんだろう。私……)

    (…………)

    (あっ。店を出るみたい。追わなきゃ!)ガタッ

    27 :

    しぶりん…それってストーカー…

    28 :

    ストーカーじゃないよディープラブだよ

    29 :

    純愛だよ

    30 :

    飼い主の後を追ってるだけだよ

    31 :

    忠犬しぶ公

    32 = 1 :

    (二人を追って電車に乗ること数駅……)

    (二人は駅前の商店街を抜けた後、少し大きめのスーパーマーケットに入った)

    (……で、すかさずその後を追って入店し、相変わらず一定の距離を保ちながら二人の様子を遠巻きに観察している私、という構図なわけですが……)

    武内P「――――」

    謎の「――――」

    (かなり楽しげに談笑しながら……二人は色んな食材を買い物カゴに放り込んでいく)

    (時刻は現在、午後五時を少し過ぎたあたり……)

    (これはアレか……まさか……)

    (『夕食の買い出し』ってやつじゃ……)

    (…………)

    (い、いや落ち着こう。落ち着こうよ私)

    (とりあえずこういうときはチョコだよ)ゴソゴソ

    (さっきカフェでチョコレートパフェ食べたとこだけど……)

    「……あまい」モグモグ

    (よし。また少し頭が冷静になってきたよ。やっぱり疲れた頭には糖分だね)

    (……相変わらず、そんなに疲れるようなことはしていないはずなのはさておき)

    (で、今のこの状況だけど……確かに客観的に見れば『若い男女が仲睦まじく夕食の買い出しをしている』ようにしか見えない)

    (でもまだ、100%そうであるとまでは断言できないはず)

    (なぜならあの女……謎の女Xが、単に自分の夕食の買い出しにプロデューサーを付き合わせているだけ、という可能性も十分にあるからだ)

    (だって、あれだけの数の荷物を悪びれることもなくプロデューサーに持たせるような女だもん。きっとここでの買い物もプロデューサーに全部持たせて、それで自分の家まで運ばせる気なんだ)

    (そしてそこでプロデューサーはお役御免って感じで帰らされて、失意に暮れなずむ夕陽の中、偶然出会った担当アイドルの私をどこか美味しいごはんに連れて行ってくれるに違いない)

    (だからそのためにも……もう少し、この二人の行く末を見届けないといけないね)

    (おっと。そうこうしているうちに、もうレジの方に向かってる)

    (ここで見失ったらこれまでの苦労が水の泡……くれぐれも気付かれないようにしながら、慎重に後を……)コソコソ

    「……って、いうか……」

    (二人が買った食材……一人分の夕食にしては、なんかえらく量が多いような……)

    (…………)

    (ま、まあきっとよく食べる人なんだろうね。あれだけ上背もある人だしね。うん)

    33 :

    まるでストーカー

    34 = 29 :

    純愛だよ

    35 :

    飼い主の後を追ってるだけだよ

    36 :

    忠犬しぶ公

    37 :

    凛は犬派だからね、しょうがないね

    38 :

    >>29-31と>>34-36の流れ

    39 = 1 :

    (スーパーを出た二人は、慣れた足取りで住宅街の中を歩いている)

    (ちなみにスーパーの買い物袋は、一つはプロデューサーが持ち、もう一つは謎の女Xが持った)

    (プロデューサーは二つとも持とうとしていたようだったけど、流石に罪悪感があったのか……謎の女Xが断ったのだ)

    (……ふん。今更いい子ぶったって、遅いんだから)

    (早く目を覚ましなよ。プロデューサー)

    (プロデューサーが悪い女に弄ばれてるって知ったら、卯月も未央も悲しむよ)

    (……後まあ、一応私も)

    武内P「――――」

    謎の「――――」

    「! とあるアパートに向かって行く……」

    (ってことは、これが……謎の女Xの家?)

    (なんかどちらかというと……男の人の一人暮らしに向いていそうな感じのアパートだけど……)

    (えっと、二階建てで部屋の戸数は……ドアの数からして10部屋? かな)

    (……っていうか、二人はまだ一緒にいる……)

    (ま、まああれだけの数の荷物だしね。普通に考えて、家の中まで運んであげるんだろうな)

    (……優し過ぎるよ。プロデューサー)

    (あんな悪い女に優しくするくらいなら、私にももっと……)

    (! 階段を上がっていく……二階なんだ)

    武内P「――――」

    謎の「――――」

     ガチャッ バタン

    (……入ってしまった)

    (…………)

    (まあどうせすぐ出てくるだろうし、このままここで待っておこう)

    (ふふっ。プロデューサーの驚く顔が目に浮かぶね)

    40 :

    序盤はまともな渋谷かと思ったけどやっぱりダメだったよ

    41 :

    まともな渋谷のSSを見た記憶があまりない…

    42 = 29 :

    何を言ってるんだよ、ここのしぶりんはまともじゃないか!

    43 :

    SSしぶりんとしてはまともだな(白目)

    44 = 1 :

    (――プロデューサーと謎の女Xがアパートの一室に入ってから早一時間……)

    (時刻は既に午後六時半……未だにプロデューサーは部屋から出て来ていない)

    (これはおかしい……単に荷物を部屋に置くだけならほんの数分で済むはずなのに……)

    「! まさか……」

    (あの女……プロデューサーを買い物に付き合わせただけでは飽き足らず、さらに夕食までプロデューサーに作らせているんじゃ……?)

    (そして作らせるだけ作らせておいて、いざ料理が出来たら『じゃあね』ってこの寒空の下に放り出す気なんだ)

    (オニ! 悪魔!)

    (ダメだ。プロデューサーがそんな悲しい結末を迎えると分かっていて、これ以上指をくわえて見ているだけなんてできないよ)

    (早くプロデューサーを助けてあげないと! あの悪女から――……)ダッ

    「…………ん?」

    (アパートの郵便受け……? ああ、そっか。一階に全部固まってるタイプなんだね)

    (あの二人が入ったのは二階の……左から四番目の部屋だった)

    (ってことは204号室か……)

    「あれ?」

    「…………」

    (204号室の郵便受けの名前……)

    (プロデューサーの名前じゃん)

    (ってことは、えっと、つまり……)

    (ここ、プロデューサーの家だったの……?)

    「…………」

    45 :

    >>38 大事な事だから二回言ったんだよ…

    46 :

    自宅が判明してよかったじゃないか(棒

    47 = 25 :

    マーキングしそう

    48 = 29 :

    純愛だよ

    49 :

    流石に三回目はちょっと勘弁して欲しいっす

    50 = 1 :

    (郵便受けの鍵は四桁の数字のロック式か……)

    (…………)

    (……プロデューサーの誕生日……)ガチャガチャ

    (……開かない。じゃあ生年を西暦で……)ガチャガチャ

    (……開かない。じゃあ……私の誕生日……)ガチャガチャ

    (……開かない。じゃあ……卯月の誕生日……)ガチャガチャ

    (……開かない。良かった……)

    (って、何安心してるのさ。私)

    (そもそも何でいきなりプロデューサーの郵便受けの鍵をいじってるんだよ……怪し過ぎじゃん……)

    (…………)

    (まあでも一応、私の誕生日に合わせておこう。特に深い意味は無いけど)ガチャガチャ

    (これでよし、と。ふふっ。プロデューサー、次に郵便受けを開けようとした時、びっくりするだろうな)

    (『な、何故渋谷さんの誕生日に……? もしかして自分の渋谷さんを想う強い気持ちが無意識のうちに溢れ出てしまったのだろうか……?』とか、真顔で悩んじゃったりして)

    (プロデューサーは真面目だからなあ。まあでも、そこがプロデューサーの良い所なんだけど……)

    (…………)

    (なんて、現実逃避してる場合じゃなかったよね)

    (これからどうするのか、真剣に考えないと……)

    「…………」


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