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元スレ筑摩「と、利根姉さんが提督とキスをくぁwせdrftgyふじこlp;」

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151 :

ちくまんがお断りしなければこんなことには…

152 :

利根さん提督との関係を盛大に周りにバラされちまったな

153 :

その上執務室でにゃんにゃんした事も

154 :

これ見てたら興奮しすぎて鼻血出てきました

155 :

スレタイからギャグ路線かと思った(誉め言葉)

156 :

>>151
スレ間違えてない?

157 :

もう一つのとねちく修羅場の方じゃな

158 :

あっちは筑摩が悪い。こっちは利根が悪い
相手の気持ちに気づいてやれない罪は罪、きっちり罰を受けてもらいましょう

159 = 152 :

>>利根が悪い
ええっ……(困惑)

160 = 146 :

利根が悪いクソワロタ、自分勝手すぎるだろ

161 :

喧嘩が始まりそうな匂い

162 = 158 :

>>160
堂々と提督と付き合っていれば良かったのに、何故隠した?
隠すのは、悪いことをしてる自覚があったからさ

163 = 156 :

隠す=悪いことってあーた、そりゃ無かろ
機を見ていたって可能性もあるし

164 :

どうでもええから外野が喧嘩するなよ

165 = 147 :

利根が悪いx
筑摩が悪いx
騒ぎ立てる外野が悪い○
提督が一番悪い◎

166 :

マジかよ提督最低だな

167 :

出、出た~悪者決めたがる奴

168 :

提督さいてー
那珂ちゃんのファンやめます

169 :

これは悪者がいないところが良いんだろ、全員黙ってろよ

170 :

強いて言うなら運と間が悪かった

171 :

>>170まるでトリプルダイソン戦敗北の時みたいだな

172 :

むしろこの世の不幸は殆どそれのせい>運と間

173 :

??「わたしの運…あぁ、不幸だわ…」

174 :

>>168
なんでや!那珂ちゃん関係ないやろ!

175 :

投下始めます。
丸2日も空いてしまって本当にすみません。

そのうえ今日はあまり盛り上がりもないくせに長めです。
重ね重ね申し訳ありません。

176 = 1 :

ポツリと、そう呟く。

いつの間にか頬を涙が伝っていた。

「……」

なおも姉さんは黙りこくっている。

「どうして何も、言わないんですか…?」

「…」

何かを言おうとしたのだろうか、姉さんは唇を震わせていた。

しかしその口から言葉は発せられない。

177 = 1 :

「こんなの…あんまりです……」

涙で視界がかすむ。

「筑摩…吾輩は……」

やっとの思いで絞り出したかのような姉さんの声、それを私は遮り、

「…姉さんなんか…姉さんなんか……沈んでしまえばいいんです!」

決して口にしてはいけない言葉、それを言うと同時に頬をつたう涙が床に落ちた。

思わず駆け出す。辛くてこれ以上この場にいられなかった。

どこへ向かうかなど何も考えずにただ走る。

私は利根姉さんとの間に取り返しのつかない亀裂を入れてしまったこの現実から逃げ出したかった。

178 = 1 :

(ここは、)

気づいたら自室の前に立っていた。

(いつの間に私は部屋まで…)

しかしよく考えてみると、今の自分の姿を誰かに見られるのは非常に良くない。

無意識に部屋まで来ていたのは幸運だった。

部屋に入り鏡を見る。

(ひどい顔。)

案の定顔が涙でぐしゃぐしゃになっている。

179 = 1 :

走っていたときは、半ばパニックを起こしていたため、考える余裕がなかった。

しかし今、冷静になり、姉さんとの絆がボロボロに壊れてしまったのだという事実を再認識させられる。

(どうして私はあんなことを…姉さんに悪いところなんてないのに…)

そう。姉さんも提督もただお付き合いをしていただけだ。

後ろめたいことなど何もしていない。

(それなのに、おこがましくもケッコンできるなんて思っていた私は嫉妬なんかして…)

身勝手な自分が心底嫌になる。

『姉さんなんか…姉さんなんか……沈んでしまえばいいんです!』

(あんな言葉を…)

180 = 1 :

後悔と罪悪感で胸が張り裂けそうになる。

(ああ、このあと出撃があるのに…)

涙の止まらない目をハンカチで拭おうとした時、

『泣いているときは絶対に目をいじるでないぞ。』

(…そう、いじったら、いけないんでしたね…)

こんなときに姉さんの言葉が思い出されて余計に辛くなる。

(それから、おしぼり。)

(……温かいおしぼりってどうやって作るんでしょうか)

作り方がわからないので水を入れたヤカンにハンカチを入れて火にかける。

(これで適温になったら取り出しましょう。)

181 = 1 :

思えば、姉さんは私の様子がおかしいことに朝から気がついていたようだった。

そのとき深く言及しなかったのは私のことを気遣ってくれたからだろう。

食堂でだって私の心が少し落ち着いたのを察したからそれとなく訊ねただけで追い詰めようなどとは思っていなかったはずだ。

姉さんはあんなに私を思いやってくれていたのに、私は姉さんにたとえ嫌っている人へでも言わない言葉を言い放った。

「私は、最低です。」

ヤカンの水に映った自分の顔を見つめながら言う。

水面が揺れて顔がゆがんでいる。

まるで自分の心のようだ、そう思った。

182 = 1 :

(そろそろいいかしら)

菜箸を使ってヤカンからハンカチを取り出してみる。ちょうどいい温度になっていた。

ハンカチをもう一つ用意し、冷水にさらす。

(どうして、こんなことになってしまったの…)

2つのハンカチを絞りながら思う。

ほんの昨日までは姉さんと一緒に過ごし、楽しくおしゃべりもしていたのに、それがたった一日で消えてしまった。

そのことに、どうしようもない悲しみと虚無感を覚える。

183 = 1 :

(何もかも全て、なくなってしまえばいいのに…)

そうは思うが出撃の任を怠業するわけにはいかない。

ハンカチを目元にあてがう。

(出撃までに良くなるかしら…)

その心配は杞憂に終わった。

ハンカチを取って鏡を見ると人前に出られる程度には腫れが引いている。

時刻はちょうど出撃の30分前だった。

184 = 1 :

(腫れが引いて良かった)

あんな顔で誰かに会ったら絶対に何か言われただろう。

部屋を出て着装しに行く。

すると、また不知火ちゃんと出会った。

「あら、筑摩さん。今日はよく会いますね。」

正直、今は誰とも会いたくないのだが致し方ない。

どのみちこの後出撃で大勢の艦娘と会うことになるのだ、そう自分に言い聞かせる。

185 = 1 :

「本当ね」

言い聞かせているのだが返事がどうしても淡白なものになってしまう。

「? どうしたのですか? また体調が悪くなったのでしたら出撃は控えたほうがよろしいのでは。」

「い、いえ…大丈夫です。」

本音を言ってしまうと休みたかったのだが、自分のせいで他の艦娘に迷惑をかけるわけにはいかない。

「…そうですか、なら良いのですが。」

不知火ちゃんは目に疑いの色は残しているものの、そう答える。

その後は会話もなくなった。

この不知火ちゃんの心の機微を敏感に察してくれるところは本当にありがたかった。

186 = 1 :


「今日の任務は『鎮守府近海に現れる深海棲艦の掃討』です。」

「他海域から高い戦力を持った艦隊がはぐれているという話も聞きます、くれぐれも慢心はしないでください。」

旗艦の翔鶴さんの言葉を聞きながら艦装を着装し、海に出る。

海域を航行していると、索敵機に反応があった。

翔鶴さんに編成を伝える。

「敵艦隊を発見しました。編成は正規空母2、戦艦1、軽巡1、駆逐2です。」

187 = 1 :

こちらの編成は正規空母1、戦艦2、航巡1、駆逐2。

鎮守府近海に現れる程度の空母ならばそれほどの制空力も持っていないだろう。

翔鶴さんと私の瑞雲だけでなんとかなるはずだ。

(よかった、今のコンディションでも油断をしなければ大丈夫そう。)

そう思い胸をなでおろす私。

しかし、敵艦を目視で確認した時にそれはとんだ見当違いだったことを知る。

なぜなら、正規空母2隻と戦艦がflagship級、残りの艦がelite級だったからだ。

188 :

まってた

189 = 1 :

ここまでです。

次回は戦闘シーンが少し入る予定です。
ですが>>1は実際の艦同士のバトルなんて全くわからないので本当にちょろっとにするつもりです。

その道に通じている方は見ていて見苦しくなるかもしれませんがお許しください。

それからたくさんのコメント本当に嬉しかったです。皆さんありがとうございます。
こんな作品を読んでくださっている方は感想等レスしてくれると嬉しいです。

190 :

乙乙
今まで航巡はJK組に任せてたけどちょっととねちく触ってくるわ

191 :

おつです

無事帰れればいいのだが…

192 :



とても面白い、毎回続きが気になってしょうがないです

193 :

投下していきます。

>>190 とねちくは至高です

>>192 ありがとうございます! その言葉が本当に力になっています!

194 = 1 :

「…どうやらはぐれ艦隊が紛れているという話は本当だったようですね。ですが、倒せないほどの戦力ではありません。」

「皆さん、輪形陣を取ってください!」

翔鶴さんの指揮で皆が陣形を整える。

「戦闘を開始します! 全航空隊、発艦始め!」

開戦の言葉とともに弓を射る翔鶴さん。

放たれた矢が見る間に艦載機へと変わる。

その様子をぼんやりと見ていると、

「…筑摩さん、水上機を。」

「…はっ! すみません!」

不知火ちゃんに声をかけられてようやく我に返った私は急いでカタパルトから瑞雲を射出する。

195 = 1 :

「筑摩さん、戦闘中です。 油断はしないでください。」

敵艦を警戒しながら翔鶴さんが私を諌める。

「はい…すみません……」

(いけません、しっかりしないと…)

航空戦を見るとこちらの優勢のようだ。

「制空はこちらが優勢のようですね。 皆さん、対空砲火の準備を!」

196 = 1 :

翔鶴さんの言葉に迎撃の構えを取る。

(…来た!)

皆が砲火を行う。敵機のいくつかが撃墜されていくが、私は寝不足と乱れた精神状態のためかほとんど撃墜することができない。

(駄目、全然当たらないわ……はっ!)

気づくと敵艦載機の爆撃がすぐそこまで迫っていた。

197 = 1 :

「きゃあ! …損傷は、」

幸いなことに、かすり傷で済んだようだ。

「筑摩さん! 大丈夫ですか!」

「は、はい。 なんとか。」

翔鶴さんにそう答え、砲撃戦の用意をする。

見ると、爆撃で敵駆逐艦の1隻を轟沈させたようだ。

198 = 1 :

「皆さん、制空権はこちらの優勢ですから敵艦は着弾観測が行えません。」

「ですが敵艦の火力が高いことに変わりはありません。くれぐれも被弾には気をつけてください。」

「それでは、砲戦開始!」

翔鶴さんがそう言うと同時に砲撃戦が開始される。

「全機、突撃!」

「全砲門、開け!」

「沈め…沈め!」

艦娘たちの鯨波とともに砲弾が飛び交う。

199 = 1 :

(今の状態だときっと戦艦や空母にはほとんど損傷を負わせられない…戦艦の砲撃に警戒しつつ駆逐艦を叩きます。)

敵駆逐艦に砲撃を開始する。

体調の悪さと敵の素早さのためになかなか砲弾が当たらない。

「砲撃が、当たりません……きゃっ!」

砲撃に集中していた私は敵軽巡に狙われていることに気付かなかった。

敵の砲弾に体が吹き飛ばされて水面を転がる。

200 = 1 :

(さっき被弾には警戒するように言われたばかりなのに。)

これが戦艦だったら、そう思うとぞっとする。

するとどこかから声が聞こえた。

 ―轟沈してしまえばよかったのに―

(えっ?)

私は戸惑う。


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