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元スレ京太郎「修羅場ラヴァーズ」 健夜「幸せな、お嫁さん」
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咏に連れられて来た雀荘。
ここで麻雀を打つことで、京太郎の今日の問題点を教えてくれるとのことだが。
「……」
「……」
「ひっ……」
空気が、重い。
偶然その場に居合わせた理沙と鉢合わせて、そのままこの雀荘の常連と合わせて4人で打つことになったのだが。
先程の健夜と貴子のような険悪なムードが二人の間に漂っている。
「今までの京ちゃんの打ち筋に関しちゃ、私の方が詳しいんですけど?」
「私も! 彼のことはよくわかる!」
……いや、これならまだ先程の方がマシだ。
なんせさっきとは違って、今度は互いの感情のベクトルが正面からぶつかっているのだから。
刺々しい感情の余波が肌に刺さり、居心地が悪い。
巻き込まれたこの雀荘の常連客の顔には「早く帰りたい」と書いてある。
「あ、それロンです」
「ぬう」
「むっ」
まぁ、それとは別に麻雀は打たせてもらう訳であるが。
ここで麻雀を打つことで、京太郎の今日の問題点を教えてくれるとのことだが。
「……」
「……」
「ひっ……」
空気が、重い。
偶然その場に居合わせた理沙と鉢合わせて、そのままこの雀荘の常連と合わせて4人で打つことになったのだが。
先程の健夜と貴子のような険悪なムードが二人の間に漂っている。
「今までの京ちゃんの打ち筋に関しちゃ、私の方が詳しいんですけど?」
「私も! 彼のことはよくわかる!」
……いや、これならまだ先程の方がマシだ。
なんせさっきとは違って、今度は互いの感情のベクトルが正面からぶつかっているのだから。
刺々しい感情の余波が肌に刺さり、居心地が悪い。
巻き込まれたこの雀荘の常連客の顔には「早く帰りたい」と書いてある。
「あ、それロンです」
「ぬう」
「むっ」
まぁ、それとは別に麻雀は打たせてもらう訳であるが。
もうすこやんぱわーを上書きするには最後までいかないとダメなんじゃないかな?
三人からサンドバッグにされた常連客の飛び終了で対局は幕を閉じた。
いい年して涙目になって帰る彼には悪いことをしたかもしれない。
「コホン! で、京ちゃんの今日の打ち方だけど」
「別人!」
「……」
咏の台詞を被せるように、理沙が横から口を出す。
咏が眉を顰める。こうも露骨に嫌な表情を浮かべるのは初めてみたかもしれない。
「……別人ってのは?」
「それは!」
「まぁ、そのまんまだねぃ。打ち方だけ見たらガワだけ同じで中身は別人って言われても信じるよ、私は」
「……」
今度は理沙の台詞を咏が遮る。
なんだかんだ言って良いコンビネーションではないかと、京太郎は半ば現実逃避気味にそう思った。
「そんなこと言われても……確かに咲にも似たようなこと言われたけど」
「ん、まぁそれ自体は問題じゃないんだ。私が気に入らないのは――」
「何があったか!」
「……」
何があったか。
京太郎は、目の前で睨み合う二人を無視して考え込む。
いい年して涙目になって帰る彼には悪いことをしたかもしれない。
「コホン! で、京ちゃんの今日の打ち方だけど」
「別人!」
「……」
咏の台詞を被せるように、理沙が横から口を出す。
咏が眉を顰める。こうも露骨に嫌な表情を浮かべるのは初めてみたかもしれない。
「……別人ってのは?」
「それは!」
「まぁ、そのまんまだねぃ。打ち方だけ見たらガワだけ同じで中身は別人って言われても信じるよ、私は」
「……」
今度は理沙の台詞を咏が遮る。
なんだかんだ言って良いコンビネーションではないかと、京太郎は半ば現実逃避気味にそう思った。
「そんなこと言われても……確かに咲にも似たようなこと言われたけど」
「ん、まぁそれ自体は問題じゃないんだ。私が気に入らないのは――」
「何があったか!」
「……」
何があったか。
京太郎は、目の前で睨み合う二人を無視して考え込む。
ストレートに言われたか
気に入らないのは打ち方が別人になったことじゃないのねww
気に入らないのは打ち方が別人になったことじゃないのねww
>>709
一体いつから、すこやんが最後まで行っていないと錯覚していた?
一体いつから、すこやんが最後まで行っていないと錯覚していた?
「大会前日の夜は私が調整したからねえ、ネト麻で。明らかにおかしいんだよ、引きが良いにしても」
「……」
「それは……」
試合前に、廊下で健夜と話しただけだ。
「……わかりません」
「はぁ?」
「そう言われても、やっぱり偶々引きが良かっただけとしか言えないですよ」
「ふぅむ……」
じっと、瞳を覗き込まれる。
嘘は言っていない。京太郎には、何がそこまで彼女たちを悩ませるのか理解できない。
「……ま、いいか。それなら私に出来るのは」
「とにかく打つことだけ!」
「……そういうこと、だね。おーいさっきの兄ちゃんやい、まだ帰らないでくれよ」
――この後滅茶苦茶徹夜麻雀した。
「……」
「それは……」
試合前に、廊下で健夜と話しただけだ。
「……わかりません」
「はぁ?」
「そう言われても、やっぱり偶々引きが良かっただけとしか言えないですよ」
「ふぅむ……」
じっと、瞳を覗き込まれる。
嘘は言っていない。京太郎には、何がそこまで彼女たちを悩ませるのか理解できない。
「……ま、いいか。それなら私に出来るのは」
「とにかく打つことだけ!」
「……そういうこと、だね。おーいさっきの兄ちゃんやい、まだ帰らないでくれよ」
――この後滅茶苦茶徹夜麻雀した。
直下判定
1~85 また朝帰りなんだね、君は
86~00 ???
1~85 また朝帰りなんだね、君は
86~00 ???
さっきの兄ちゃんの人、麻雀相手で可哀そうにww
すこやんは力があるからこそ、一緒にずっと麻雀するとかそういう絡め手をしようと思わないのかな
すこやんは力があるからこそ、一緒にずっと麻雀するとかそういう絡め手をしようと思わないのかな
……また朝帰りなんだね、君は。
部長の飽きれた顔を見るのはこれで二回目だ。
とは言え問題を起こしているわけではないし、実力を付けているのだから大目に見て欲しい。
そう言い訳をすると、咲が不安そうな表情を見せた。
安心させるようにその頭を撫でて、シャワーを浴びてベッドに向かう。
今はとにかく、眠らせて欲しい。
――その首筋の赤い斑点が一つから二つに増えていることは、誰も気が付かなかった。
部長の飽きれた顔を見るのはこれで二回目だ。
とは言え問題を起こしているわけではないし、実力を付けているのだから大目に見て欲しい。
そう言い訳をすると、咲が不安そうな表情を見せた。
安心させるようにその頭を撫でて、シャワーを浴びてベッドに向かう。
今はとにかく、眠らせて欲しい。
――その首筋の赤い斑点が一つから二つに増えていることは、誰も気が付かなかった。
ゾロ目を出したことで京太郎の首の皮が厚くなっている不思議
キャラ安価下5でー
キャラ安価下5でー
「二回戦突破、おめでとう」
「あ、ありがとうございます……」
特盛りカツ丼メガVer
靖子にメールで呼び出された先で、京太郎を待ち構えていた聳え立つ肉の山。
どうしてこんな物が東京にもあるのだろうと、京太郎は絶望しながらも箸を手に取った。
「……で、二回戦の内容だけど。凄いじゃないか、これ。まるで宮永照だな」
「は、はぁ……流石に、そこまでは。偶々引きが良かっただけですし」
「いや、誇っていいよ。運と言っても実力の内だ」
あの試合の後、こうも褒められたのは初めてかもしれない。
照れる京太郎だが、一口噛んだカツから滲み出る肉汁にこれでもかと言う程の現実を押し付けられた。
「……」
その様子を隣で眺める靖子。
横目で見る京太郎の印象は――
直下判定
00~30 中々、やるようになった
31~70 しかし、どうにも腑に落ちない
71~99 じゅるり
「あ、ありがとうございます……」
特盛りカツ丼メガVer
靖子にメールで呼び出された先で、京太郎を待ち構えていた聳え立つ肉の山。
どうしてこんな物が東京にもあるのだろうと、京太郎は絶望しながらも箸を手に取った。
「……で、二回戦の内容だけど。凄いじゃないか、これ。まるで宮永照だな」
「は、はぁ……流石に、そこまでは。偶々引きが良かっただけですし」
「いや、誇っていいよ。運と言っても実力の内だ」
あの試合の後、こうも褒められたのは初めてかもしれない。
照れる京太郎だが、一口噛んだカツから滲み出る肉汁にこれでもかと言う程の現実を押し付けられた。
「……」
その様子を隣で眺める靖子。
横目で見る京太郎の印象は――
直下判定
00~30 中々、やるようになった
31~70 しかし、どうにも腑に落ちない
71~99 じゅるり
聖域は守られた!
あの試合の後、よく褒められたのはこれが初めてか
確かに修羅ばってたもんなww
あの試合の後、よく褒められたのはこれが初めてか
確かに修羅ばってたもんなww
流石カツ丼
けどすこやんの影に気付けなかったのはプロ勢では始めてっていう節穴具合
けどすこやんの影に気付けなかったのはプロ勢では始めてっていう節穴具合
「中々、やるようになった」
彼に可能性を感じて拾った靖子だが、二回戦を一位突破で迎えるとは予想していなかった。
気紛れで拾い上げた石ころは何かの原石だったらしい。今では一番注目されている雀士と言ってもいい。
こうなったら最後まで付き合ってやろうじゃないか。
隣で懸命にカツ丼を口に放り込む京太郎を見つめながら、靖子はそう思った。
――無意識にした舌舐めずりの意味は、まだ誰にもわからない。
彼に可能性を感じて拾った靖子だが、二回戦を一位突破で迎えるとは予想していなかった。
気紛れで拾い上げた石ころは何かの原石だったらしい。今では一番注目されている雀士と言ってもいい。
こうなったら最後まで付き合ってやろうじゃないか。
隣で懸命にカツ丼を口に放り込む京太郎を見つめながら、靖子はそう思った。
――無意識にした舌舐めずりの意味は、まだ誰にもわからない。
聖域は大丈夫、なんだよな……・
けどまとにかくカツ丼食って、京太郎次も勝たないとね!
けどまとにかくカツ丼食って、京太郎次も勝たないとね!
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