私的良スレ書庫
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元スレモバP「現実は甘くなかった」
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モバP「おはよーござーます」
ちひろ「おは、忙しいから早く手伝ってください」
モバP「うす」
ちひろ「今日のスケジュールは皆に伝えました?」
モバP「あ、伝えました。」
ちひろ「ならいいですけど。もうすぐ、アイドルたちも来ますから早く終わらせましょう」
モバP「うす」
モバP「(たとえ、事務所に男が俺と社長だけでも俺がモテるとは限らないということを教えましょう)」
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モバP「……」カタカタ
ちひろ「……」カタカタ
モバP「(業務中には一切の私語は無く仕事に集中しておりコミュニケーションをはかる事はまず不可能)」
モバP「(下手に話しかけるとうるさいので黙って下さいと一蹴されることが実証済みである)」
ちひろ「……」カタカタ
ちひろ「……はぁ」カタカタ
モバP「(このため息は危険信号である。ここで要らぬことを言った場合、最悪パソコンが飛んでくる)」
ちひろ「さっきから何ジロジロ見てるんですか? 気持ち悪いですよ?」
モバP「……すみません」
モバP「(日ごろの行いが悪いわけではない。この男が少ない仕事場で男の肩身が狭いのは当然の事である。故に言い返すことはできない)」
ちひろ「私の分は終わりましたから、もう一度スケジュール確認してきます」
モバP「はい、分かりました」
モバP「(こうして俺の何事もない一日は幕を開ける)」
ちひろ「……」カタカタ
モバP「(業務中には一切の私語は無く仕事に集中しておりコミュニケーションをはかる事はまず不可能)」
モバP「(下手に話しかけるとうるさいので黙って下さいと一蹴されることが実証済みである)」
ちひろ「……」カタカタ
ちひろ「……はぁ」カタカタ
モバP「(このため息は危険信号である。ここで要らぬことを言った場合、最悪パソコンが飛んでくる)」
ちひろ「さっきから何ジロジロ見てるんですか? 気持ち悪いですよ?」
モバP「……すみません」
モバP「(日ごろの行いが悪いわけではない。この男が少ない仕事場で男の肩身が狭いのは当然の事である。故に言い返すことはできない)」
ちひろ「私の分は終わりましたから、もう一度スケジュール確認してきます」
モバP「はい、分かりました」
モバP「(こうして俺の何事もない一日は幕を開ける)」
ガチャ
幸子「おはようございます。今日もボクはカワイイですね」
モバP「おはよう。輿水」
モバP「(俺は担当アイドルを名前で呼ばない。否、呼べないのだ。呼んだ場合鉄拳制裁。もしくはそれ以上の苦痛が待っている)」
幸子「はい、おはようございますプロデューサーさん。早速仕事に向かいましょうか」
モバP「まだ、時間はあるけど」
幸子「いいんです」
モバP「じゃあ用意するから待っててくれ」
幸子「分かりました」
幸子「おはようございます。今日もボクはカワイイですね」
モバP「おはよう。輿水」
モバP「(俺は担当アイドルを名前で呼ばない。否、呼べないのだ。呼んだ場合鉄拳制裁。もしくはそれ以上の苦痛が待っている)」
幸子「はい、おはようございますプロデューサーさん。早速仕事に向かいましょうか」
モバP「まだ、時間はあるけど」
幸子「いいんです」
モバP「じゃあ用意するから待っててくれ」
幸子「分かりました」
現実甘くないと言うか、モバP=>>1ですな。哀れ…
モバP「じゃあ、行こう。車に乗ってくれ」
幸子「はい」
モバP「(幸子が座るのはもちろん後部席である。助手席に乗るアイドルなど見たことがない。ましてや膝の上など考えられない。ちなみに心の中ではアイドルは皆、名前で呼び捨てである)」
幸子「……」ピッピ
モバP「……」
モバP「(移動中の会話もまずない。俺は気まずさに押し潰されそうだが幸子は全く気にせず携帯をいじっている。メールで他のアイドル達にプロデューサーキモいなどと一斉送信しているのだろうか)」
幸子「……あ」
モバP「(幸子が口を開いたときは大抵お腹がすいたである)」
幸子「プロデューサーさん、お腹がすきました。コンビニに行きましょう」
モバP「(予想通り)」
モバP「分かったよ。俺が買ってくるから何がいい?」
幸子「何でもいいです」
モバP「(何でもいいと言いつつ買ってきたらこれじゃないとか言われるのは腹が立つので俺は完璧な買い物を行う。ちなみにこのコンビニ代は俺のおごりである)」
幸子「はい」
モバP「(幸子が座るのはもちろん後部席である。助手席に乗るアイドルなど見たことがない。ましてや膝の上など考えられない。ちなみに心の中ではアイドルは皆、名前で呼び捨てである)」
幸子「……」ピッピ
モバP「……」
モバP「(移動中の会話もまずない。俺は気まずさに押し潰されそうだが幸子は全く気にせず携帯をいじっている。メールで他のアイドル達にプロデューサーキモいなどと一斉送信しているのだろうか)」
幸子「……あ」
モバP「(幸子が口を開いたときは大抵お腹がすいたである)」
幸子「プロデューサーさん、お腹がすきました。コンビニに行きましょう」
モバP「(予想通り)」
モバP「分かったよ。俺が買ってくるから何がいい?」
幸子「何でもいいです」
モバP「(何でもいいと言いつつ買ってきたらこれじゃないとか言われるのは腹が立つので俺は完璧な買い物を行う。ちなみにこのコンビニ代は俺のおごりである)」
胃が痛くなるからやめて差し上げろ
現実の芸能事務所もこんな殺伐としてるんだろうなあ
現実の芸能事務所もこんな殺伐としてるんだろうなあ
モバP「(レジで並ぶ時間の間も幸子のイライラメーターはたまり続ける。車に入った途端に『遅いです、プロデューサー。今回はボクがカワイイので許してあげますが次はないですよ』と言うことだろう)」
店員「ありあっしたー」ピンポーン
モバP「輿水、これでいいか?」
幸子「遅いです、プロデューサー。今回はボクがカワイイので許してあげますが次はないですよ」
モバP「(ここまで単純だとこっちも怒る気にならない)」
幸子「じゃあ、改めて出発しましょう」モグモグ
モバP「……はいはい」
モバP「(そろそろ親愛度が足りてないと思う人がいるかもしれないが、考えてみてほしい。逆にこの状況でどうすれば親愛度が上がると言うのか。この前だってアイドルを名前で呼んでみたが必死に一年かけてためた親愛度が一瞬にしてマイナスにまで下がった)」
モバP「(人生は課金ゲーなのだ)」
店員「ありあっしたー」ピンポーン
モバP「輿水、これでいいか?」
幸子「遅いです、プロデューサー。今回はボクがカワイイので許してあげますが次はないですよ」
モバP「(ここまで単純だとこっちも怒る気にならない)」
幸子「じゃあ、改めて出発しましょう」モグモグ
モバP「……はいはい」
モバP「(そろそろ親愛度が足りてないと思う人がいるかもしれないが、考えてみてほしい。逆にこの状況でどうすれば親愛度が上がると言うのか。この前だってアイドルを名前で呼んでみたが必死に一年かけてためた親愛度が一瞬にしてマイナスにまで下がった)」
モバP「(人生は課金ゲーなのだ)」
モバP「(幸子を仕事場へ送り届けると次の仕事が俺に舞い込む)」
偉いっぽい人「~~~~」
モバP「(そう、アイドルの仕事の確保である)」
モバP「すみません、今お時間宜しいでしょうか」
偉いっぽい人「はい、何だね?」
モバP「私、シンデレラプロダクションのモバPいう者でして、はい、誰か良い子がいれば使って頂けないかと」
偉いっぽい人「あー、はいはい。えっとシンデレラプロダクションね。機会があったらね、考えておくよ」
モバP「ありがとうございます。何卒よろしくお願い致します」ペコペコ
モバP「(俺は小娘のために何度も頭を下げて仕事をもらわなければいけないのである。しかしこの現実的な光景はアイドル達に見せることはできない)」
偉いっぽい人「~~~~」
モバP「(そう、アイドルの仕事の確保である)」
モバP「すみません、今お時間宜しいでしょうか」
偉いっぽい人「はい、何だね?」
モバP「私、シンデレラプロダクションのモバPいう者でして、はい、誰か良い子がいれば使って頂けないかと」
偉いっぽい人「あー、はいはい。えっとシンデレラプロダクションね。機会があったらね、考えておくよ」
モバP「ありがとうございます。何卒よろしくお願い致します」ペコペコ
モバP「(俺は小娘のために何度も頭を下げて仕事をもらわなければいけないのである。しかしこの現実的な光景はアイドル達に見せることはできない)」
モバP「(テレビ局に用がなくなれば事務所へ戻る……というわけではない)」
モバP「(雑誌、ラジオ、スポンサー会社。ありとあらゆる場所へ赴き一つでも多くの仕事を取らなければならない。いくつとっても足りることはないのだから)」
モバP「……」
愛梨「……」
モバP「(愛梨か。挨拶はしておかなければな)」
モバP「十時、おはよう。ちひろさんに送ってもらったのか?」
愛梨「え? ああ、おはようございますプロデューサー。ええ、ちひろさんに送ってもらいました。それじゃあ」
モバP「(おわかりいただけただろうか。俺と愛梨が言っていることがほぼ同じだという事に。愛梨は俺の質問にオウム返しで答えただけなのである。世間話のひとつもなく彼女はテレビ局の廊下を走り去って行った)」
モバP「(雑誌、ラジオ、スポンサー会社。ありとあらゆる場所へ赴き一つでも多くの仕事を取らなければならない。いくつとっても足りることはないのだから)」
モバP「……」
愛梨「……」
モバP「(愛梨か。挨拶はしておかなければな)」
モバP「十時、おはよう。ちひろさんに送ってもらったのか?」
愛梨「え? ああ、おはようございますプロデューサー。ええ、ちひろさんに送ってもらいました。それじゃあ」
モバP「(おわかりいただけただろうか。俺と愛梨が言っていることがほぼ同じだという事に。愛梨は俺の質問にオウム返しで答えただけなのである。世間話のひとつもなく彼女はテレビ局の廊下を走り去って行った)」
こいつ何やったんだよww
親愛度0時点でもここまで酷い対応されないのに
親愛度0時点でもここまで酷い対応されないのに
モバP「(大方の仕事が終わるとちひろさんから電話が来る。ようするにパシリである。断ることはできないのでメモ取って電話を切る。このお金も俺のおごりである)」
モバP「ふぅ、こんなものか」
店員「ありあっしたー」ピンポーン
モバP「ただいまでーす」ガチャ
ちひろ「あ、プロデューサー。意外と速かったですね。さあさあ、こっちに買ってきたものを持ってきて下さい」
モバP「はい」
モバP「(俺が買ってきたのは主に酒とつまみ。ちひろさんをと楓、礼子さん、志乃さんの四人は俺から酒だけを奪って宴会を始める。俺はまだ、袋に入っているつまみを抜き取り一人で少しずつ食べる。寂しくなんかない。決してだ)」
モバP「(当たり前のことだが、四人からこっちに来ませんか? などと言われることはない。女子会というやつだからだ。俺は椅子に体育座りでパソコンの画面を開き、ギャルゲーの実況プレイを見漁っていた。今日もつまみはうまかった)」
モバP「ふぅ、こんなものか」
店員「ありあっしたー」ピンポーン
モバP「ただいまでーす」ガチャ
ちひろ「あ、プロデューサー。意外と速かったですね。さあさあ、こっちに買ってきたものを持ってきて下さい」
モバP「はい」
モバP「(俺が買ってきたのは主に酒とつまみ。ちひろさんをと楓、礼子さん、志乃さんの四人は俺から酒だけを奪って宴会を始める。俺はまだ、袋に入っているつまみを抜き取り一人で少しずつ食べる。寂しくなんかない。決してだ)」
モバP「(当たり前のことだが、四人からこっちに来ませんか? などと言われることはない。女子会というやつだからだ。俺は椅子に体育座りでパソコンの画面を開き、ギャルゲーの実況プレイを見漁っていた。今日もつまみはうまかった)」
俺は椅子に体育座りでパソコンの画面を開き、ギャルゲーの実況プレイを見漁っていた。今日もつまみはうまかった)」
これがだめなんじゃないですかね…
これがだめなんじゃないですかね…
モバP「(こうして今日も一日が終わる。深夜二時、眠いのをこらえて家で明日が楽になるようにと仕事をするのは日常茶飯事)」
モバP「……メアド欄寂しいなぁ」
モバP「(俺のメアド欄に登録されているアイドルの数は実に0。一人もいない。登録されているのは家族と社長だけである。ちひろさんに一度言ったがうやむやにされたままだ)」
モバP「(一体自分の何がダメなのか考える。顔か。何事もイケメンに限るなのか。性格か。何事にもイケメンタルは必要なのか。体型か。そこまで悪くはないと思うがもっとなのか)」
モバP「ダメだ、寝よう」
モバP「(こうして俺は一日を終える)」
モバP「……メアド欄寂しいなぁ」
モバP「(俺のメアド欄に登録されているアイドルの数は実に0。一人もいない。登録されているのは家族と社長だけである。ちひろさんに一度言ったがうやむやにされたままだ)」
モバP「(一体自分の何がダメなのか考える。顔か。何事もイケメンに限るなのか。性格か。何事にもイケメンタルは必要なのか。体型か。そこまで悪くはないと思うがもっとなのか)」
モバP「ダメだ、寝よう」
モバP「(こうして俺は一日を終える)」
モバP「(俺は当たり前のように朝を迎える。綺麗に整頓された部屋を乱さないようにベットから転がりキッチンまで転がる。そこでようやく立ち上がり、簡単な朝食を作って歯を磨いてから食べる。そうした方が料理が少し冷めるので効率的だ)」
モバP「よし、仕事に行こう」
モバP「(仕事場につけばまたいつもの生活が始まる)」
ちひろ「おは、今日はそこまで無いから手伝わなくていいですよ」
モバP「(当たり前である。俺が今日の二時までやっていたのだから忙しかったら困る)」
ガチャ
ありす「おはようございます」
モバP「おはよう橘」
ありす「今日はレッスンだけですよね?」
モバP「ん、ああそうだな。まだ時間はあるけどどうする?」
ありす「もう行きます」
モバP「(アイドルには俺と喋るという選択肢はない。仕事、レッスンに行くか、事務所で他のアイドルと話す、いなければ雑誌を読む。この三択だ)」
ありす「じゃあ、行ってきます」
モバP「気をつけてな」
ありす「……」
ガチャン
モバP「よし、仕事に行こう」
モバP「(仕事場につけばまたいつもの生活が始まる)」
ちひろ「おは、今日はそこまで無いから手伝わなくていいですよ」
モバP「(当たり前である。俺が今日の二時までやっていたのだから忙しかったら困る)」
ガチャ
ありす「おはようございます」
モバP「おはよう橘」
ありす「今日はレッスンだけですよね?」
モバP「ん、ああそうだな。まだ時間はあるけどどうする?」
ありす「もう行きます」
モバP「(アイドルには俺と喋るという選択肢はない。仕事、レッスンに行くか、事務所で他のアイドルと話す、いなければ雑誌を読む。この三択だ)」
ありす「じゃあ、行ってきます」
モバP「気をつけてな」
ありす「……」
ガチャン
まだ救いはある
あたし知ってるよ。普通の女の子は突き刺さるくらい冷たいことがあるけどギャルは優しいって。
唯ちゃんとか里奈ちゃんはまだ時間かかりそうですかねー
あたし知ってるよ。普通の女の子は突き刺さるくらい冷たいことがあるけどギャルは優しいって。
唯ちゃんとか里奈ちゃんはまだ時間かかりそうですかねー
モバP「(おわかりいただけただろうか。皆が思っている程現実は甘くないということを。しかし、私がこの仕事を続けているのにはちゃんと理由がある。というかなければとっくにやめている)」
ガチャ
まゆ「Pさん、おはようございます」
モバP「(彼女、佐久間まゆである)」
モバP「(俺がここに来て以来唯一俺を名前で呼んでくれる人物。必然的に親愛度も他のアイドルと比べると比較的高い。否、ぶっちぎり高い)」
まゆ「もぉ、返事してくださいよぉ」
モバP「あ、すまない。佐久間」
まゆ「佐久間、じゃなくてまゆです」
モバP「だが、しかし」
ガチャ
まゆ「Pさん、おはようございます」
モバP「(彼女、佐久間まゆである)」
モバP「(俺がここに来て以来唯一俺を名前で呼んでくれる人物。必然的に親愛度も他のアイドルと比べると比較的高い。否、ぶっちぎり高い)」
まゆ「もぉ、返事してくださいよぉ」
モバP「あ、すまない。佐久間」
まゆ「佐久間、じゃなくてまゆです」
モバP「だが、しかし」
まあ実際担当アイドルと言う「商品」に近過ぎるのも問題でしょ、現実的に考えて
モバP「(俺はまゆを名前で呼ぶことを恐れている。この親愛度を失うのが恐いのである。同じ過ちを繰り返す程俺もバカではない)」
モバP「(こいつは名前を呼ぶことを願っているいるのだからいいだろうという心とまた同じことを繰りかえすのかという心で迷いが生じている)」
まゆ「Pさん?」
モバP「ま、ま、佐久間。今日はレッスンだろう。早く行ってこい」
モバP「(この状態が三カ月は続いている)」
まゆ「わ、わかりましたぁ。じゃあ行ってきますねぇ」
ガチャン
モバP「(俺はいつになったら名前で呼べるのだろうか)」
モバP「(こいつは名前を呼ぶことを願っているいるのだからいいだろうという心とまた同じことを繰りかえすのかという心で迷いが生じている)」
まゆ「Pさん?」
モバP「ま、ま、佐久間。今日はレッスンだろう。早く行ってこい」
モバP「(この状態が三カ月は続いている)」
まゆ「わ、わかりましたぁ。じゃあ行ってきますねぇ」
ガチャン
モバP「(俺はいつになったら名前で呼べるのだろうか)」
申し訳ないがまゆの印象を良くするために他のアイドルを下げるのはNG
モバP「まゆと会ったら名前で呼ぼう。嫌われてもいい」
モバP「(もし、嫌われたら一人でひっそりとこの仕事をしよう。表向きの仕事は新しい人を雇ってもらって)」
ガチャ
比奈「おはようございまス」
モバP「おはよう、ひ……」
モバP「荒木」
比奈「今、ひって聞こえたんスけど何スか?」
モバP「何でもない。ちょっとミスっただけだ」
比奈「ならいいんスけど」
モバP「(危なかった。また親愛度を掘り下げるところだった)」
モバP「(まゆが帰ってくるまでじっとしておこう)」
モバP「(もし、嫌われたら一人でひっそりとこの仕事をしよう。表向きの仕事は新しい人を雇ってもらって)」
ガチャ
比奈「おはようございまス」
モバP「おはよう、ひ……」
モバP「荒木」
比奈「今、ひって聞こえたんスけど何スか?」
モバP「何でもない。ちょっとミスっただけだ」
比奈「ならいいんスけど」
モバP「(危なかった。また親愛度を掘り下げるところだった)」
モバP「(まゆが帰ってくるまでじっとしておこう)」
モバP「まゆと会ったら名前で呼ぼう。嫌われてもいい」
モバP「(もし、嫌われたら一人でひっそりとこの仕事をしよう。表向きの仕事は新しい人を雇ってもらって)」
ガチャ
比奈「おはようございまス」
モバP「おはよう、ひ……」
モバP「荒木」
比奈「今、ひって聞こえたんスけど何スか?」
モバP「何でもない。ちょっとミスっただけだ」
比奈「ならいいんスけど」
モバP「(危なかった。また親愛度を掘り下げるところだった)」
モバP「(まゆが帰ってくるまでじっとしておこう)」
モバP「(もし、嫌われたら一人でひっそりとこの仕事をしよう。表向きの仕事は新しい人を雇ってもらって)」
ガチャ
比奈「おはようございまス」
モバP「おはよう、ひ……」
モバP「荒木」
比奈「今、ひって聞こえたんスけど何スか?」
モバP「何でもない。ちょっとミスっただけだ」
比奈「ならいいんスけど」
モバP「(危なかった。また親愛度を掘り下げるところだった)」
モバP「(まゆが帰ってくるまでじっとしておこう)」
あーこれは叩かれるな(こういうものだと思って割り切って読めば楽しめそうなのでガンバ)
ガチャ
まゆ「もどりましたぁ」
モバP「おかえり、まゆ」
まゆ「……」
まゆ「や、やっぱり、佐久間でお願いします」
モバP「(よし、引退しよう。超イケメン&イケメンタル&モデル体型のプロデューサーを連れてこよう)」
モバP「(そうしよう)」
モバP「(まゆの三年かけた親愛度も底に落ちた。俺はどうすればいい。他のアイドルと親交を深めればいいのか)」
モバP「(俺には失うものは何も無くなった。今の俺には何だって出来る)」
まゆ「もどりましたぁ」
モバP「おかえり、まゆ」
まゆ「……」
まゆ「や、やっぱり、佐久間でお願いします」
モバP「(よし、引退しよう。超イケメン&イケメンタル&モデル体型のプロデューサーを連れてこよう)」
モバP「(そうしよう)」
モバP「(まゆの三年かけた親愛度も底に落ちた。俺はどうすればいい。他のアイドルと親交を深めればいいのか)」
モバP「(俺には失うものは何も無くなった。今の俺には何だって出来る)」
モバP「(そうだ、俺は嫌われてる訳じゃないんだ。話は普通にしてくれるんだ。逆に考えよう。俺がどれだけ頑張ってきたかを分からせればいい)」
モバP「(まずは近辺調査からだ。仮眠室に忍び込もう)」コソコソ
みく「プロデューサーは悪い人じゃにゃいけど何か好きになれにゃいにゃ」
凛「そうなんだよね、嫌いじゃないけど普通でもないっていうか」
加蓮「そうかなぁ、私は普通にいい人だと思うよ。口数は少ないけどさ」
みく「一番の理由はずっと名字で呼んでることにゃ。みくは名前で呼ばれても構わないにゃ」
凛「確かにそれはあるよね。ていうか、あの人は皆名字で呼ぶよね」
加蓮「あ、それ理由知ってるよ。確か、前に担当してたアイドルに名前で呼んで嫌われちゃったんだって」
凛「名前を呼んだだけで嫌われるってすごいね。そもそもあり得ないんじゃ」
みく「プロデューサーも困ってるってことなのかにゃ」
モバP「(そうだ、だからこんなことしてるんじゃねーか。皆とわいわい出来ることにこしたことはないよ)」
モバP「(だが、嫌われているわけではなさそうだ。評価は微妙だが)」
モバP「(まずは近辺調査からだ。仮眠室に忍び込もう)」コソコソ
みく「プロデューサーは悪い人じゃにゃいけど何か好きになれにゃいにゃ」
凛「そうなんだよね、嫌いじゃないけど普通でもないっていうか」
加蓮「そうかなぁ、私は普通にいい人だと思うよ。口数は少ないけどさ」
みく「一番の理由はずっと名字で呼んでることにゃ。みくは名前で呼ばれても構わないにゃ」
凛「確かにそれはあるよね。ていうか、あの人は皆名字で呼ぶよね」
加蓮「あ、それ理由知ってるよ。確か、前に担当してたアイドルに名前で呼んで嫌われちゃったんだって」
凛「名前を呼んだだけで嫌われるってすごいね。そもそもあり得ないんじゃ」
みく「プロデューサーも困ってるってことなのかにゃ」
モバP「(そうだ、だからこんなことしてるんじゃねーか。皆とわいわい出来ることにこしたことはないよ)」
モバP「(だが、嫌われているわけではなさそうだ。評価は微妙だが)」
実際はこうあからさまに拒絶されるんじゃなくて
あくまで仕事上での最低限のチームワークはできるよう
アイドル側も少しは愛想振りまく
ただその間には絶対の壁がある
ってイメージがあるんだけど
あくまで仕事上での最低限のチームワークはできるよう
アイドル側も少しは愛想振りまく
ただその間には絶対の壁がある
ってイメージがあるんだけど
モバP「(とりあえず、一番安心できそうな加蓮を名前で呼んでみよう)」
モバP「(まずはきっかけをつくる)」
モバP「……」バシャ
モバP「あ、お茶こぼした(棒」アッツ
みく「大丈夫かにゃ?」
凛「雑巾持ってくるね」
加蓮「プロデューサー、大丈夫?」
モバP「ああ、大丈夫だよ加蓮」
加蓮「っ!? あ、あの名字で……」
モバP「……北条、ごめん」
モバP「(まずはきっかけをつくる)」
モバP「……」バシャ
モバP「あ、お茶こぼした(棒」アッツ
みく「大丈夫かにゃ?」
凛「雑巾持ってくるね」
加蓮「プロデューサー、大丈夫?」
モバP「ああ、大丈夫だよ加蓮」
加蓮「っ!? あ、あの名字で……」
モバP「……北条、ごめん」
加蓮「プロデューサーじゃ悪くないよ。私の方こそごめん」
モバP「(ダメか)」
凛「プロデューサー、はい」つタオルと雑巾
みく「みくも手伝うにゃ」フキフキ
モバP「皆、ありがとう」
凛「……」
みく「……」
加蓮「あ、あのプロデューサー。あとで仮眠室来て」
モバP「(何だ、名前で呼んだことへの報復か?)」
モバP「分かった」
モバP「(ダメか)」
凛「プロデューサー、はい」つタオルと雑巾
みく「みくも手伝うにゃ」フキフキ
モバP「皆、ありがとう」
凛「……」
みく「……」
加蓮「あ、あのプロデューサー。あとで仮眠室来て」
モバP「(何だ、名前で呼んだことへの報復か?)」
モバP「分かった」
ギャルゲー実況←うーん
仮眠室に忍び込む←誤解を招きかねない怪しい行動
名前で呼んだことの報復か?←被害妄想
友達にはしたくないですねえ
仮眠室に忍び込む←誤解を招きかねない怪しい行動
名前で呼んだことの報復か?←被害妄想
友達にはしたくないですねえ
加蓮「あのさ、何でいきなり名前で呼んだの?」
モバP「仲良くなりたかったから」
加蓮「別に仲悪いわけじゃないじゃん」
モバP「そ、そうだけど」
加蓮「じゃ、じゃあもう一回名前で呼んでよ……」
モバP「何でだよ、さっき名字で呼べって」
加蓮「いいから」
モバP「……加蓮」
加蓮「っ! やっぱり何かドキッとする。いつも名字だからかもしれないけど」
モバP「仲良くなりたかったから」
加蓮「別に仲悪いわけじゃないじゃん」
モバP「そ、そうだけど」
加蓮「じゃ、じゃあもう一回名前で呼んでよ……」
モバP「何でだよ、さっき名字で呼べって」
加蓮「いいから」
モバP「……加蓮」
加蓮「っ! やっぱり何かドキッとする。いつも名字だからかもしれないけど」
加蓮「私以外に名前で呼んだ?」
モバP「まゆは呼んでほしいって言うから呼んだけど嫌われた」
加蓮「それ多分嫌われてないよ。今からでも間に合う。行こう!」
モバP「行くって、まゆのところに?」
加蓮「そうだよ、プロデューサーは嫌われてなんかいない。ていうか、この事務所でプロデューサーが嫌いな人なんていないよ」
モバP「まゆは呼んでほしいって言うから呼んだけど嫌われた」
加蓮「それ多分嫌われてないよ。今からでも間に合う。行こう!」
モバP「行くって、まゆのところに?」
加蓮「そうだよ、プロデューサーは嫌われてなんかいない。ていうか、この事務所でプロデューサーが嫌いな人なんていないよ」
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