私的良スレ書庫
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元スレ雪乃「ひ、比企ヶ谷君どういうつもりかしら…?」八幡「…………」
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キーンコーンカーンコーン
八幡「………………」
結衣「………………」ハァハァ
八幡「……そろそろ帰るか由比ヶ浜」
結衣「………………」ボー
八幡「…………由比ヶ浜…?」
結衣「…………ひっ…」
平塚「比企谷、由比ヶ浜。まだ残っていたのか…。君たちが最終下校時間まで残っているのは珍しいな」
八幡「えぇ、まぁ……」
平塚「おい、比企谷。由比ヶ浜の優しさに託けて良からぬ事をしてないだろうな…?」
八幡「先生俺のリスクリターン計算力を信じてくださいよ。なぁ、由比ヶ浜?」
結衣「……ひ……ひ………ひ…」
八幡「“ひひひ”?」
結衣「ヒッキーの変態ぃいいいいいいいいいいい!」ダダダダダッ
八幡「!?」
平塚「!?」
八幡「ちょ…由比ヶ浜……!?」
平塚「…………比企谷。どうやら私はこれから君に聞かなければいけないことがあるようだ……」ポキポキ
八幡「おいおい……マジかよ……」
結衣「……はぁ……はぁ…………はぁ………………はぁ……ふぅ………」
結衣「………ヒッキーのバカ……」
結衣「………………」
結衣「………………」
結衣「………………」
結衣「…………えへへ………」
結衣「……まったく…ヒッキーはすこぶるサイテーだなぁ…」ニヘラッ
結衣「これって付き合うってことでいいんだよね…?」
結衣「………………」キョロキョロ
結衣「…………はちまん、大好きだよ……」ボソッ
結衣「………なんちゃって……」
結衣「これってスゴくはずかしいかも……」
>>105
あけんとかパンツ脱いだ
あけんとかパンツ脱いだ
陽乃さんがキスさせてくれるとは思えない
>>1の腕の見せどろこだな
>>1の腕の見せどろこだな
戸塚なんだけど、リク以外で出すつもりなかったんだけど
小ネタとして出したほうがいい?
もしそうなら戸塚ネタだけ今日上げる
小ネタとして出したほうがいい?
もしそうなら戸塚ネタだけ今日上げる
☆ ☆ ☆
翌日、雪ノ下と由比ヶ浜は学校を休んだ。
イケメン葉山たちのグループはメールが来ただの文面がおかしいだの騒いでいた。
孤高のお一人様である俺にとって、クラスメイトが休もうとも日常に変化はない。
クラスメイト一人が休んだ結果、その日の関係に歪みが生じると言うのは決定的な弱点ではないだろうか。
つまりクラスメイトの出欠にかかわらず、同じような学園生活を過ごすことの出来るボッチこそ至高の存在と言える。言えないか。
彩加「ねぇ八幡っ。さっきから一人で何言ってるの?」
八幡「……俺の籍に入らないか?」
今日はちょっと重いかなさっき書き込み失敗した、投下するなら気をつけてね
彩加「え?席に入る…?」
八幡「…わるい…なんでもないから忘れてくれ」
彩加「……うん。それでさ、八幡」
八幡「ん?毎朝一緒に歯磨きでもするか?」
彩加「さっきから八幡何言ってるの?」
八幡「わるいわるい…。最近眠りが浅くてな。それでどうかしたか?」
彩加「ららぽに新しくケーキ屋さんが出来たから…その…一緒に行かない?」
八幡(か、かわえええええええええ。なんだこの生き物可愛すぎるだろ……)
八幡「あーわるい。実は雪ノ下にノートのコピー頼まれてるんだ」
彩加「そっかぁ……雪ノ下さん今日お休みだもんね」
八幡「誘ってくれたのに悪いな…」
彩加「ううん、仕方ないよ。でも今度は絶対一緒に行こうね!」
八幡「おう…」
彩加「じゃあ…はいっ」つ指
八幡「…………舐めればいいのか?」ジー
彩加「ち、違うよ!指なんか舐めたら汚いよ!」
八幡「別に戸塚の指なら汚くないけどなぁ」
彩加「僕が恥ずかしいのっ!ってそうじゃなくて指切り!」
八幡「え?俺指を切られるほど悪いことしたっけ?」
彩加「そんなことしないよ!ケーキ屋さんに行くって約束しようよ!」
八幡「あぁ…そういう意味か。指きりなんてしたことないから辞書から意味が抜けていたぜ」
彩加「それともさっき言ったのウソだったの…?」ウルッ
八幡「そんなことない!おっけー指切りするか」つ指
彩加「うん!…………うそついたら、針千本のーますっ……指きったっ!えへへ……」
八幡「じゃあ今度行くか」
キーンコーンカーンコーン
彩加「あ、帰りのSHR始まっちゃう…。じゃあ戻るね。八幡約束だよ!」バイバイ
八幡「おう…また今度な…」
八幡「そろそろ帰るか」
今はお互いに新しい戸籍ができるが、戦前だと嫁を貰う場合は男性側の戸籍に妻として入るらしい
なので小町と離れたくない八幡は戸塚と一緒になるのではなく、戸塚が籍に入ることで両手に花がいいというニュアンスでの発言に違いない
なので小町と離れたくない八幡は戸塚と一緒になるのではなく、戸塚が籍に入ることで両手に花がいいというニュアンスでの発言に違いない
>>136
おまっ、そのホラ…アレだ……重さ、がな?…あるだろ??
おまっ、そのホラ…アレだ……重さ、がな?…あるだろ??
八幡「全く…なんで俺が雪ノ下のお使いなんてしないといけないんだよ」
クーラーのガンガン効いたコンビニで俺は一人愚痴を零していた。
事の始まりは雪ノ下からのメールだった。
そのメールには欠席した授業のノートを写させて欲しい、という旨が懇切丁寧な言葉遣いで書かれていた。
普段の俺ならば華麗にスルーしていただろう。というか俺の個人情報ってどうなってんだよ……
だが普段から雪ノ下から壮絶な口撃を受ける俺は普段とのギャップに撃墜され、今こうしてノートを一枚一枚コピーしていた。捕虜に人権はないんだよな
あれだよ、あれ。普段は典型的なガキ大将なのに、映画版だと人情味溢れた好少年になるあれだ。
ボッチはみんな、頼られたりしないのに優しくお願い(押し付け)されたらつい張り切っちゃうんだよ。
八幡「あー。俺も四次元ポケットもった青タヌキ型ロボットほしいなぁ……」
陽乃「あれ?もしかして比企谷くんじゃない?」
八幡「……いや、もうマジで欲しいなー」
俺は一人黙々とコピーを繰り返す。
至高のボッチである俺が声を掛けられることはない。
話しかけてくるのは『貴方は神を信じますか』っておばさんか白人くらいだから無視で大丈夫。
陽乃「無視するなんて感じ悪いよ、比企谷くん」
にしてもああいう連中はなんで俺に何度も何度も声を掛けてくるんだろうな。
あれか?俺の目が腐ってるから声を掛けてくるのか?
目が腐っていたらほいほい着いて行くとでも思ってるのか?
陽乃「…ふーん…無視とかしちゃうわけだ…ふーん……」
横から強化外骨格の外れる音と周りの空気が冷たくなったのを感じた。
あーこれやばいやつだ。千葉村での葉山に対する雪ノ下みないな感じだ。
まぁ今横に居るのも雪ノ下なんだけどな。
陽乃「………はむっ……ふぅー」
八幡「うわああああああああああっ!ひ、他人の耳噛むとかあんたは吸血鬼か!」
陽乃「あはっ☆やっと比企谷くんがこっち向いてくれたね。こんな美少女に声を掛けられて無視するなんて酷い子だなぁ」
八幡「美“少女”…?」
陽乃「ふーん…比企谷くんはそういうこと言っちゃうんだぁ…。そういう悪い子にはこうだっ」
八幡「なんなんです…っていたたたたっ!マジで痛いから!マジで止めて下さい!だから痛いっててて」
瞳にいじめっ子の気を宿した陽乃さんは俺の頬に指を削岩機のようにグリグリと突き刺してくる。
文面で見れば可愛らしいこの攻撃も現実ではそう甘くない。
つやつやと光る爪が頬に突き立てられ、ドリルのように回転する。
傍から見れば微笑ましいじゃれ合いに見えるが、その痛みは平塚先生の鉄拳並みに痛い。
陽乃「まったく。女の子に優しく出来ない男の子に雪乃ちゃんは任せられないぞっ」
左手を腰に当て、右指を差し向けてくる様は[ピー]に出てくるお隣のお姉さんそのものだった。
でもなぁ…いくら外見が良くても、外見はモビルスーツなんだよなぁ……。
と、そんなことを考えていると延髄まで凍りつきそうな笑顔が視界に映る。
陽乃「あれ?もういいのかな?」
八幡「え、えぇ……もう大丈夫です……」
雪女の笑顔で般若の顔を隠した陽乃さんは今日二番目の笑顔を見せた。
って雪女も般若も妖怪じゃねぇか……。
陽乃「それで比企谷くんはどうしてこんなところに居るのかな?」
八幡「えぇ…まぁ…あれです、所用ですよ所用」
素直にいって良かったのかもしれないが、二人の関係性を考慮して敢えて有耶無耶にすることにした。
陽乃「ふーん……。別に雪乃ちゃんに頼まれたって言ってもいいのに」
八幡「なんで知ってるんだよ…」
陽乃「だってそのメール送ったのわたしだからねー。あ、アドレスはちゃんと雪乃ちゃんのだから安心してね?」
八幡「雪ノ下のやつメールも打てないほど具合悪いんすか?」
陽乃「まぁコンタクトを取れない感じかなぁ」
八幡「そんなに具合悪いのに授業気にするとか雪ノ下過ぎるだろ」
陽乃「あははっ。それで比企谷くん、コピーは終わったかな?」
八幡「ええ、まぁ…。じゃあこれ雪ノ下に渡してやってください」
陽乃「えー。わたしのこと邪険に扱う比企谷くんなのにいやだなー」
八幡「いや、どうせ俺がここでコピーするってわかってたんでしょ。さっさと仕事してくださいよ」
陽乃「流石比企谷くん。そこまで分かってるなら、もう少しわたしに付き合ってくれてもいいんじゃないかな?」
八幡「雪ノ下の看病とかあるでしょ。こんなところで油を売ったらダメだろ」
陽乃「ふーん…そんなこと言っちゃうんだ……」
八幡「…いくら睨んだって無理なものは無理ですよ」
陽乃「ノートのコピー届けてあげないっ」
八幡「そうですか…まぁ、ポストに投函すればいいだけだからいいですけど」
陽乃「……管理人さんに『目の腐ったストーカーが来るかも』って言っておこうかなぁ」
八幡「…………三十分だけですよ」
陽乃「流石比企谷くんっ。近くに行きつけの喫茶店があるからそこでお茶しよっか」
八幡「あー俺金ないんで……」
陽乃「あはは、そのくらいわたしが出すよ。誘ったのわたしだしね。ほら、いこっ」
私が生まれて初めて手を握った女性の手
それは陽乃さんの柔らかな左手 私はまだ子供でした
その左手はひんやりしてクリーミーで
こんな素晴らしい温もりを感じる事が出来る私は
きっと特別な存在なんだと感じました
今では私はおじいさん
孫に感じて欲しいのはもちろん彼女の温もり
なぜなら
彼もまた
特別な存在だからです
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