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    元スレミカサ「エレンとアルミンは私の宝物」

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    1 :

    ミカサ(シガンシナ区に巨人が侵攻してきてから、2年経った)

    ミカサ(私達は、この数年でいろいろなものを失いすぎた。私も、エレンも、アルミンも……)

    ミカサ(でも、私達は何よりも大切な絆を手に入れた)

    ミカサ(そして、私たち3人は今日から訓練兵として巨人を駆逐する手段と知識を身に付けていくことになった)

    ミカサ(エレンとアルミンと私なら、これから先どんな困難がやって来ても、力を合わせて乗り越えられる、そう確信している)

    ミカサ(私たちの未来に不安は、ない。あるとしたら今。今からの訓練兵生活が不安でいっぱい……)


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1368319382

    2 = 1 :

    ――食堂

    アルミン「うーん、明日から本格的に訓練が始まるんだね」

    エレン「あぁ、楽しみだよな」

    アルミン「僕、体小さいし、体力もないし、少し不安かも……」

    エレン「お前の根性があれば大丈夫だって。俺もミカサもアルミンを頼りにしてるから、アルミンも何かあったら俺たちを頼れよな」

    ミカサ「うん、何かあったら言って」

    エレン「さて……アルミン、俺たちもそろそろ部屋戻るか?」

    ミカサ「あ……エレン、話がある。ちょっと来て」

    エレン「な、なんだよ急に。俺、早く風呂入って寝たいんだけど……」

    ミカサ「……アルミンの事で話があるの」ボソッ

    エレン「アルミンの……? わかった、すぐ行く。わりぃアルミン、少し待っててくれ」

    アルミン「うん。僕はここ片付けとくね」

    エレン「おう、悪いな。……で、話ってなんだよミカサ」

    3 = 1 :

    ミカサ「アルミン、エレンから見てどう思う?」

    エレン「は? なんだよその質問は」

    ミカサ「いいから答えて」

    エレン「まぁ……優しくて頭いいし、根性もあって芯が強いよな」

    ミカサ「私もそう思う。でも、聞きたいのは外見の方よ」

    エレン「外見て……そうだな、小柄で華奢で童顔で、女の子みたいな見た目してるなとは思うけど……あ、これあいつには内緒な。怒るから」

    ミカサ「そう、アルミンはとても可愛い。いろいろからかいたくなる。でも、それがここでは大きな問題になる」

    エレン「は? ますますわけわかんねぇんだけど」

    4 = 1 :

    ミカサ「はぁ……エレンもアルミンも、警戒心が足りない。アルミンは優しいしとても無防備だから勘違いした男に食べられる危険性が大いにあるの」

    エレン「食べられるって……巨人がいるわけでもねぇのに……」

    ミカサ「そっちじゃなくて、性的な意味。要するに性欲の捌け口にされるって事」

    エレン「まさか。見た限り女子もたくさんいただろ。いくら可愛いっつっても、わざわざ男に手を出す男がいるかよ」

    ミカサ「……今日だけで、既に3人ほどアルミンに色目を使ってる。全て男よ」

    エレン「……冗談だろ?」

    ミカサ「冗談に聞こえる?」

    エレン「……アルミンは俺が守ってやる」

    ミカサ「俺たちの間違い。私が24時間見張れればいいんだけど、一番危ない宿舎までは流石に見張れない」

    5 :

    これはさよなライナーな予感

    6 = 1 :

    エレン「でもよぉ、アルミンも流石に断ると思うぜ?」

    ミカサ「断っても相手が無理やり行為に及ぶ可能性も十分に考えられる。そうなると、危ない。昼間は私が見てられるけど、夜這いをかけられると私にはどうしようもできないの」

    エレン「俺は、寝るときにアルミンを守ってやればいいのか」

    ミカサ「できれば宿舎では一緒にいてあげて。事が起きれば、きっとアルミンは抱え込んでしまうから……」

    エレン「あぁ、そうだな。……アルミンが待ってるだろうし、また明日にでも話そう」

    ミカサ「うん。アルミンにも近いうちに話そうと思う」

    ミカサ「もちろん、エレンも気をつけて。あの手この手で迫ってくる女がいるかもしれない」

    エレン「あぁ……って、女?」

    ミカサ「なんでもない、行こう」

    7 :

    ああ、軍隊には多いって言うよな(悟り)

    9 = 1 :

    ――再び食堂

    エレン「アルミン、待たせたな」

    アルミン「ううん、さっき片付け終わったとこだから」

    ミカサ「ありがとう。あ、アルミン」

    アルミン「?」

    ミカサ「気をつけてね、いろいろと」

    アルミン「? うん、ミカサもね。じゃ、また明日」

    ミカサ「エレン、アルミン、おやすみなさい」

    エレン「おう、おやすみ」

    アルミン「おやすみ、ミカサ。また明日」

    10 = 1 :

    ――男子宿舎・廊下

    エレン「アルミン、先に風呂入らねえ? 汗かいて気持ち悪い」

    アルミン「うーん、僕はもう少し、荷物を整理してからにするよ」

    エレン「わかった、じゃあ俺は先に……いややっぱ俺も荷物整理してからにするわ」

    アルミン「あはは、まぁ荷物っていってもそんなに多くないし、すぐ終わるよ」ニコニコ

    エレン「だな」

    エレン(たしかにアルミンは可愛いと思うけど……男に手を出す男なんていんのか? ミカサのやつ心配し過ぎじゃないか?)

    ドア「ガチャッ」

    11 = 1 :

    エレン「へー、なんつーか、意外と広いんだな。監獄みたいなとこを想像してた」

    アルミン「だね。机もあるから本も読めるや」

    エレン「監獄見たことはねぇけどな……よし、さっさと片付けて風呂行こうぜ風呂」

    アルミン「うん!」

    (おい、なんで女がこの部屋にいるんだ?)

    (知らん、つーか男じゃねぇのか?)

    (あんなに可愛い子が女の子のわけないじゃないか)

    (んだよあれ、羨ましすぎんだろJK)

    12 = 1 :

    アルミン「よし、僕は終わったよエレン」

    エレン「おーう……」

    アルミン「エレン、起きなよー。汗かいたまま寝るのはやめようよ」

    エレン「おーう……」

    アルミン「エーレーンー!」ユッサユッサ

    エレン「……わりぃ、ウトウトしてた」

    アルミン「もう、早くお風呂入ろう」

    エレン「あぁ……よし、行くか!」

    13 = 1 :

    ――お風呂

    アルミン「意外と広くて綺麗だね」

    エレン「そうだな」

    エレン(アルミンほっせぇ……色白だし)

    アルミン「ふぅ……そろそろ上がろうか、エレン」

    エレン「そうだな。あったまったら眠くなってきた……」

    アルミン「同じく……そういえば、なんかエレンとお風呂入るのも久しぶりだね」

    エレン「あぁ、そうかもな。ってアルミン、後ろ――」

    アルミン「へ? ――――わっ」ドンッ

    ???「うおっ」ドンッ

    14 = 1 :

    アルミン「いたた……すみません、大丈夫ですか?」

    ???「あぁ、俺は大丈夫……って、うおっ!!」

    アルミン「?」

    エレン「アルミン、大丈夫か?」

    アルミン「うん、僕は大丈夫」

    エレン「アンタも大丈夫か? えーと……」

    ???「あぁ、俺はライナー・ブラウンだ。ライナーでいい。お前達は?」

    エレン「俺はエレン・イェーガー、こっちはアルミン・アルレルトだ」

    アルミン「僕の不注意で……ごめんなさい」

    ライナー「あ、ああ、俺も悪かったし気にしないでくれ……ところで、なぁアルミン。一ついいか?」

    アルミン「何?」

    ライナー「……お前、男……だよな?」

    アルミン「……」

    エレン(あっ……)

    15 = 1 :

    ――部屋

    アルミン「もう……僕が男以外の何に見えるって言うのさ……」ブツブツ

    ライナー「いや、まじで悪かった」

    エレン「ははは……ほら、アルミンも髪拭いてやるから機嫌直せよ」バサッ

    アルミン「わぷっ……髪くらい1人でふけるよ、エレン」

    エレン「いいからいいから」ワシャワシャ

    アルミン「ちょっ、グシャグシャしないで……」

    ライナー「お前ら仲良いな……古い知り合いとかか?」

    エレン「あ? あぁ、俺とアルミンと、もう1人ミカサっていうヤツがいるんだけど、幼なじみなんだ」フキフキ

    ライナー「幼なじみか、納得した」

    16 = 1 :

    アルミン「いてて、エレン、もっと優しくお願い……」

    エレン「わりぃわりぃ。これくらいか?」

    アルミン「あ、うん……なんか恥ずかしいなぁ……ふあ……んぅ……今度は少しくすぐったいよエレン」

    エレン「我慢しろよ」

    ライナー(なんか……エロいな……って俺は何を考えているんだ。違う、断じて俺はホモなんかではないぞ)

    ベルトルト「ライナー、まだ起きてるのかい?」

    ライナー「あぁ、そろそろ寝る」

    ベルトルト「あれ、そっちの人達は?」

    ライナー「あぁ、風呂で知り合った。紹介するぜ、こいつはベルトルト。俺とは出身が同じなんだ。あともう1人アニってのもいるんだが……」

    17 = 1 :

    ベルトルト「よろしく。えっと」

    エレン「エレン・イェーガーだ。エレンでいいよ」

    アルミン「アルミン・アルレルトっていいます。よろしく」

    ライナー「ちなみにアルミンは男だぞベルレルト」

    ベルトルト「男性用の宿舎だしねここ。あと、混ざったね。アルレルトとベルトルトってたしかに響き似てるけど、一瞬で間違えないで欲しいな。アルミンにも失礼でしょ」

    ライナー「おぉ、すまんすまん」

    18 = 1 :

    ベルトルト「改めてよろしく、エレン、アルミン」

    エレン「あぁ、よろしくな、アルトルト」

    ベルトルト「ベルトルトね、ベルトルト。乗っかってきたね」

    ライナー「ははははははは! 惜しいなベノレルトだぞエレン!」

    ベルトルト「ライナー……君ってヤツは……」

    アルミン「よろしくねアルレルト」

    ベルトルト「うんよろしく……って、それ自分の名前でしょ」

    アルミン「あはは、ごめんねベルトルト。よろしく」ニコッ

    ベルトルト(名前一回で覚えてくれたんだ……天使だ)

    ワイワイ

    19 = 1 :

    ベルトルト「さて、消灯時間も近いし僕はそろそろ寝るよ」

    ライナー「俺も……流石にねみぃわ」

    エレン「アルミン、俺たちはどうする?」

    アルミン「んー……僕もそろそろ寝るよ」

    エレン(やっぱり、一緒のベッドで寝た方が安全だよなぁ)

    エレン「アルミン、これからは俺と一緒に寝ようぜ」

    アルミン「へ? どうしたのさ急に」

    エレン(だよな、俺も急に言われたら理由を聞きたくなる。ただ、流石に男の性欲の捌け口にされるかもしれないからとはいえないよな……俺もあんまりわかってねぇし)

    エレン「いやほら、何もわかんねぇとこに来て、なんか心細くて……」

    21 = 5 :

    ベルモットさんアウトー

    22 = 1 :

    エレン(苦しいか?」

    アルミン「あー……何となくわかるよ。わかった、久しぶりだねエレンと一緒に寝るのも」

    エレン(とりあえず、夜はこれで安心だな)

    アルミン「すぅ……すぅ……」

    エレン(アルミン……すげぇいい匂いする……それに、なんか癒される……)

    エレン(いい感じの大きさだし……あぁ、和むわーこれ。そういや前はこうして3人でよく寝てたっけ)

    エレン(安心しろアルミン、俺とミカサで守ってやるからな……)ギュッ

    エレン「zzz」

    23 = 1 :

    「ン……エレン、起きてよエレン」

    エレン(……あと少し……)

    「もう、起きてったらエレン」

    エレン「んが……おあようアルミン」ファァァ

    アルミン「おはよう、早速お願いがあるんだけど」

    エレン「ん」

    アルミン「……そろそろ離してくれないかな」

    エレン「……あ」

    (まじかよあいつら、ホモか?(歓喜))

    (金髪の子ぐうかわ)

    (いいぞ~、コレ)

    (うっせぇ、窓際行ってシコってろ)

    24 = 1 :

    ――食堂

    アルミン「もう……エレンってばほんとにもう……」

    エレン「はは……その、わりぃ」

    アルミン「ううん、よく眠れた?」

    エレン「あぁ、おかげさまで」

    アルミン「なら良かった。僕のことは気にしないで、少し恥ずかしかっただけだから」ニコッ

    エレン「ほんとにわりぃな。でも、昔を思い出したぜ」

    アルミン「……そうだね、真ん中は交代制だったっけそういえば」

    エレン「そうそう、アルミンがミカサに締め落とされそうになってた時は笑ったな。アイツ寝てても力強ぇもんな」

    アルミン「笑い事じゃ……あ、ミカサおはよう」

    25 = 1 :

    エレン「おう」

    ミカサ「おはよう2人とも。よく眠れた?」

    アルミン「うん、僕は大丈夫だったよ」

    エレン「俺も爆睡した。ミカサは?」

    ミカサ「私もよく眠れた」

    ミカサ(ほんとはエレンとアルミンが心配であんまり眠れなかったけど……)

    エレン(おい、ミカサのやつ……)

    アルミン(うん、あれはあんまり眠れてないね。でも、追求するのはよくないよ)

    エレン(そうだな。ひどくなるようならその時考えるか)

    ミカサ「? 隣、いい?」

    エレン「おう、お前真ん中来いよ」

    ミカサ「いいの? じゃあ、真ん中に行くね」

    26 = 1 :

    エレン「そういや、昨日はアルミンと寝たんだけど、なんか昔を思い出したなー」

    ミカサ「?! ……ずるい」

    アルミン「え、ちょっ、ミカサ、僕を睨まないで……うわぁぁぁぁぁぁ」グニー

    ミカサ「二人だけ羨ましい……アルミンのほっぺなんて伸びちゃえばいいんだ」グイグイ

    アルミン「な、なんで僕だけ……いたたたたたた!」ギュムギュム

    エレン「お前らほんとに仲良いなぁ」

    27 = 1 :

    ベルトルト「おはよう、エレン、アルミン。えっと、お邪魔しちゃ悪いかな?」

    アルミン「ほはようヘルホルホ。ほろほろはなひてくれないはなミカハ」グニー

    エレン「おうベルトルト、おはよう。ライナーは一緒じゃないのか?」

    ベルトルト「そろそろ来ると思うよ。あ、初めまして、僕はベルトルト・フーバー」

    ミカサ「ミカサ・アッカーマンよ。よろしく」グニー

    ミカサ(……ベルトルト、こいつは大丈夫そうね)

    ベルトルト(この子が幼なじみの……無表情でアルミンの頬を引っ張ってる……いや、ちょっと微笑んでるのか?)

    28 = 1 :

    ライナー「よう、よく眠れたか?」

    エレン「おはようライナー、俺もアルミンもよく眠れたよ」

    ライナー「はははは、まぁあんだけ抱き合ってりゃあな……おっと、初めましてだな。俺はライナーだ、こいつはベルベル」

    ベルトルト「いいじゃないか、猫がじゃれあってるみたいで。あとベルトルトだからね」

    ミカサ「私はミカサ……」

    ミカサ(!!!!!!)

    アルミン「あえぇ……ライナー、はずかひいはらはんまりいわないれ、ってイタタタタタタタタタタ! ミカハ! イヒャイイヒャイ!」

    29 = 1 :


    ミカサ(……この男、危険だ)

    ミカサ(幾度となくアルミンを狙う野獣を退治してきた私の勘が言っている)

    ミカサ(このライナーとかいう大男、間違いなく堕ちる)

    ミカサ(ヤツの巨人(鎧付き)がアルミンのウォール・マリアをキルシュタインする前に何とかしてイェーガーしなければ……)ギロッ

    ライナー「な、なんだよ」

    ミカサ「……別に」グニー

    アルミン「ほへぇ……エレン、たすけへ」

    エレン「ミカサ、そろそろ離してやれよ。飯食おうぜ」

    ミカサ「うん」

    ライナー(無表情なやつだな)

    30 = 1 :

    アルミン「うぅ……ほっぺたがジンジンするよ……」

    ミカサ「ごめんねアルミン。つい」

    アルミン「うん、大丈夫。でも、次するときはもう少し優しくつねってね」

    ミカサ「約束はできない」モグモグ

    アルミン「そこは約束してよ」モグモグ

    ベルトルト「……仲良いね、あの2人」

    エレン「だろ? ミカサがじゃれつくのなんてアルミンくらいだぜ。でもあいつ、マジで俺たちを子供みたいに思ってるとこあるから……」モグモグ

    ミカサ「エレン、人参も食べなきゃダメ」

    エレン「……な?」

    ベルトルト「あぁ……」

    ミカサ「アルミンも、キノコ食べないと大きくなれない」

    アルミン「うぅ……」

    ミカサ「ほら、2人ともアーンしてあげるから早く食べて」

    ライナー・ベルトルト(……母親だ……)

    31 = 1 :

    ちと用事あるから今はここまで
    夜くらいに続き投下する予定でっす
    では

    33 :

    さりげなくネタバレ乙

    34 :

    お、いいぞ

    35 :

    なんぞこれ期待

    と初回乙

    37 :


    >ミカサ(ヤツの巨人(鎧付き)がアルミンのウォール・マリアをキルシュタインする前に何とかしてイェーガーしなければ……)ギロッ

    に草不可避www

    40 :

    店舗が小気味よくてすげー面白い
    期待

    41 = 40 :

    酔ってておもくそ間違えた

    42 :

    あれ?おかしいないやそんなはずは
    ・・・とりあえず期待

    43 = 1 :

    ――――しばらくして

    ミカサ(……とりあえず、今のところアルミンに直接手を出すやつはいない……しかし、アルミンは何故か成長するにつれて可愛らしさに磨きがかかってる、何故だろう)

    ミカサ(危ないヤツは何人もいたけど……なんとかアルミンから遠ざける事に成功してる)

    ミカサ(エレンに手を出そうとする女もいないし)

    ミカサ(私とエレンは上位成績者、アルミンは座学に偏ってるから体術や立体機動が少し心配だったけどすごく頑張ってる)

    ミカサ(何事もなく皆で卒業して、外の世界を冒険したいな……)

    44 = 1 :

    ミカサ「あ、アルミン――」

    「なぁ、アルミンちょっといいか?」

    アルミン「ん、どうしたの? あれ、顔真っ赤だね……熱くはないなぁ、風邪かな?」ピトッ

    「あ、あぁ。ちょっと、次の講義の準備を教官に頼まれたんだけど、一緒に倉庫に――」

    ミカサ「アルミン」スッ

    「げっ、ミカサ……」

    ミカサ「エレンが待ってる。あっちでご飯食べよう」

    ミカサ(消えろ、ぶっ飛ばされんうちにな)

    45 = 1 :

    アルミン「え? でも」

    ミカサ「教官はアルミンには頼んでない、それに次の講義は対人格闘。準備なんて1人いれば十分、違う?」ギロリ

    「あ、あぁ、そうだったかな……」

    アルミン「? 僕はいいの?」

    ミカサ「」ゴゴゴゴゴゴ

    「……あぁ、ミカサの言うとおりだよよく考えたら」

    アルミン「そう? また何かあったら言ってね」

    ミカサ「アルミン、行こう」グイッ

    アルミン「わっ! ミカサ、引っ張らないで! スープこぼれちゃうよ! あ、またね!」

    46 :

    いいぞ^~このSS

    47 = 1 :

    ミカサ「……アルミン」

    アルミン「あれ? エレンはいないの?」

    ミカサ「あれはアルミンを呼び出す口実。これから、アルミンには大事な話をするから、聞いて欲しい」

    アルミン「な、なに?」

    ミカサ「はぁ……アルミンは可愛いんだからもう少し警戒心を持って行動して」

    ミカサ「さっきの男について倉庫まで行っていたら、アルミンは確実に食われてた」

    アルミン「可愛いって……あんまり嬉しくないよ。あと食われって……えぇっと……」

    ミカサ「犯されてたって意味」

    アルミン「えぇ……? 僕、男だよ?」

    48 = 1 :

    ミカサ「そういう趣味の人も、同期の中に少なからずいるという事を理解して」

    アルミン「あ、うん……わかったよ。助けてくれてありがとう。もしかして、エレンが僕と一緒に寝てくれてるのも?」

    ミカサ「夜這い対策。エレンもアルミンが大事に思ってるから、とにかく気をつけて。アルミンの悲しむ顔は見たくないから」

    アルミン「わかった、気をつけるよミカサ」

    ミカサ(ついに恐れていた事態が起こってしまった)

    ミカサ(でも、アルミンは恐らくあまり理解していない)

    ミカサ(……今日は偶然私がいたから良かったけど、いつもそうなるとは限らない)

    ミカサ(次は私がいない時を狙って来るかもしれないし……)

    ミカサ(協力者が必要。なるべく信頼できる人物で、男女問わずできるだけ多く……)

    49 = 1 :

    ミカサ「そういう趣味の人も、同期の中に少なからずいるという事を理解して」

    アルミン「あ、うん……わかったよ。助けてくれてありがとう。もしかして、エレンが僕と一緒に寝てくれてるのも?」

    ミカサ「夜這い対策。エレンもアルミンを大事に思ってるから、とにかく気をつけて。アルミンの悲しむ顔は見たくないから」

    アルミン「わかった、気をつけるよミカサ」

    ミカサ(ついに恐れていた事態が起こってしまった)

    ミカサ(でも、アルミンは恐らくあまり理解していない)

    ミカサ(……今日は偶然私がいたから良かったけど、いつもそうなるとは限らない)

    ミカサ(次は私がいない時を狙って来るかもしれないし……)

    ミカサ(協力者が必要。なるべく信頼できる人物で、男女問わずできるだけ多く……)

    50 = 1 :

    ――夕食

    エレン「腹減ったー……飯だ飯!」

    ベルトルト「エレンは張り切ってたからね。今日はアニには勝てたの?」

    エレン「いや、まだ無理だった。やっぱあいつ強いな」

    アルミン「アニは強いね……たまに稽古をつけてくれるんだけど、勝てる気がしないや」

    ジャン「はっ、対人格闘なんて真面目にやるやつがバカなんだよ。人間に勝てたからって巨人に勝てるわけねーって気付けよ。で、アルミン、お前今日は誰と組んでボコボコにされたんだ?」

    エレン「ジャン、てめぇっっ」

    アルミン「エレン、落ち着いて。今日はミカサと組んだよ。ミカサはよく稽古つけてくれてるから……まぁ、僕は何もできずに投げ飛ばされてるけど……」

    ジャン「なん……だと……」

    エレン「アルミンが座学に偏ってるのすげー心配してたからなあいつ。ほんと俺達の母親かっつーの」

    ライナー(アルミンの無意識カウンター炸裂、更にエレンの無慈悲な追い討ちだな……)

    マルコ(ジャン、地雷を踏んだね……気の毒に)


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