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    元スレ俺「レズから告白受けたった」

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    51 = 1 :







    ――――多分、この時私は泣いていたんだと思う。




    52 = 1 :

    図書館前に辿り着くと、放り投げるように俺は落とされた

    『痛ってぇええ!!』

    『行け!!リア充野郎!!』

    友達は、笑顔で尻を打撲した俺を見つめている。

    そして、期待している笑顔だった。

    俺のこれからを、期待しているような。

    だがその前に、俺は暴れた

    『おぉあらあああああああああ!!さっきから俺を祭りの神輿にしやがってぇええ!!その顔をアンパンマンみたいにしてやらぁああああ!!!』

    『うわ!逃げろ!!』

    『逃がすかぁあああああ!!!』

    53 = 1 :

    そう言って、追いかけようとした瞬間、図書館から誰かが出てきた。

    見られたっ!

    その反動で、俺はピタリと止まってしまった。

    『あ……いえ。すみません。大人しくしま……』

    そう言って振り向くと、そこに居たのは永沢だった

    『あ、永沢………』

    永沢は笑顔になって図書室に指を指した

    『待ってるよ。幼馴染が、あの言葉を』

    『は?』

    54 = 1 :

    そう言われ、俺の頭の中に何かがグルグル回った

    まさか

    前に、友達に言われた言葉を思い出す。

    何故、あいつらは永沢が図書館に行っている事に気づいた?

    まさか

    『嘘か?』

    俺がそう言うと、永沢はそのまま俺を通り過ぎてどこかへ言った

    『俺に嘘を言ったのか!?おい!!ふざけんな!!』

    俺は今までピエロだったわけだ。

    55 = 1 :

    多分、あいつの百合も嘘。

    真弓が好きだと言うのも嘘。

    多分、松田の野郎共と同じ仲間だったのだろう。

    繋がってやがったのか……

    俺は、溜息を吐いた。

    そして、振り向く。

    図書館の中。その中には真弓が居た。

    5年ぶりに、目を合わせた。

    56 = 1 :

    真弓の顔は、まともに見ていなかったが、こんなに綺麗だったけか。

    運動しているときは、汗だらけで顔が分らんし、おれ自身、外に出ることは少ないが

    『あ………』

    真弓が、こちらに気づく。そして俺を見る

    俯きながらも上目遣いで俺を見ていた

    ここまで来るために、俺はずっと騙されていたわけなのだろうか。

    いや、多分真弓も大半は騙されていたはず。

    その時、真弓の口が開いた

    57 = 1 :

    『あの……久しぶりだね』

    『同じ高校だし。』

    後ろを見ると、友達はまだこちらを期待の眼差しで見ている。

    もう良いよ。帰れよお前ら。分かったから。

    『幼馴染なのに、お久しぶりってなんだか、ははは…』

    さっきから真弓ばかり話してきている。

    俺は、なんだか何も言えない状況になっている。

    俺はこいつを恋愛の対象として見ていなかった。そして今でも

    だが、これは断ってはいけない気がする。

    58 = 1 :

    付き合っても、多分子供の時に戻るだけだ。

    断ったら、また離れ離れになってしまうのだろう。

    『野々村……私………。卑怯だよね。』

    『何が?』

    『いや……付き合うとかそんな物野々村の自由なのに、私、気になってしょうがなくて、ついには永沢さんに疑問を持って……』

    俺は、溜息を吐いた

    『はぁ……あのな』

    だが、それ以上は何も言わなかった。

    59 = 1 :

    多分、心の奥底では、こいつを好きなのかもしれない。いや分かんないけど

    つうか、俺は何を言ってるんだ。何を思ってるんだ。おかしいだろ

    今は高校生なのに、心の中はいつまでも中二なんだな。悲しい

    『…………』

    そのまま、時間が過ぎた。

    結局、何も言わないまま、外は暗くなった。

    『……ねぇ?もう帰った方が良いんじゃねえの?』

    俺はそう言った後、立ち上がり、真弓の手を握った。

    『家近いから、一緒に帰ろう。そんまま、話をすりゃぁ良いだろうし』

    60 = 1 :

    そう言って、俺達は家路に着いた。

    廊下で友達が死んでいるように寝ていた為、起こした

    『ん~~。まだ朝は早いよリムたん………』

    『寝ぼけた事言ってんな。起きろ』

    しばらく揺さぶった後、ようやく友達は起きて帰っていった。

    61 = 1 :

    ようやく、本当に二人きりになった時、

    またしばらく沈黙が続いた。

    そしてその時、真弓から声を出した

    『………野々村、私の事、どう思う?』

    このタイミングを狙ったか。

    『んあ?ああ。まぁ幼馴染だな。幼馴染』

    『ああ、そうか。そうだよね………』

    俺は欠伸をして、話を続けた

    62 = 1 :

    『おい、お前さ。受験はいつなんだ?』

    『受験?………9月から推薦入試があるね。』

    俺は、頭を掻いて言葉を発する

    『お前、俺の事が好きだってな』

    少し直球過ぎたか、真弓はその場でむせたらしく、咳をした。

    俺は、真弓の事をどう思っているのだろうか、再確認した。





    『よしはっきり言おう。俺はお前の事が好きじゃない。………今は』

    何、かっこ良く振ろうって時に、最後に保険をかけてんだ俺は

    『………今は?』

    63 = 1 :

    ほら、保険につっかかってきたじゃねえか。

    こんな俺が、情けない。しょうがない

    『だからよ、今日から友達。そっから恋人にじわじわ近づこうじゃねえか?』

    そう言って、俺は携帯を取り出した

    すると、真弓も携帯を取り出した。

    その後、真弓は笑顔になり、俺に話しかける

    『それじゃぁ……今週の土曜日、一緒にデートしない?』

    デート?

    まだ恋人同士じゃないだろうが。

    いや、恋人同士でなくても、デートとは言うな。どうなんだろうか……。

    64 = 1 :

    まぁ、とりあえず、俺は予定表の手帳を見てみた。

    『あ、駄目だ。その日松田達とバレー部の練習試合に腐ったチーズ襲撃作戦行う日だ』

    そう言うと、真弓は笑った。

    その笑顔に、少しだけドキリとした

    65 = 1 :

    私は、思えばあいつに会ってから少しおかしくなっていた。

    最初は、情報を引き出す道具としか思ってなかったが、

    頭を撫でられた時から変わっていった。

    家に帰り、あいつに撫でられた事だけが頭に思い浮かんだ。

    私はそれを”不愉快の思い出”と無理やり区別していたが、どうしても納得ができない自分が居た。

    ベッドの中でもだえながら、メールを打つ。

    そして、そいつが別の話題に変えてきた時、少しイラっと来たけど

    しばらくしてから、それが興味を持ってきた。

    思えば、楽しかった。あいつとメールをするのが

    66 = 1 :

    そして、そこから自覚したんだ。私、まともな恋してるな。って

    でも、そいつは私を変態としか思ってないだろう。

    そのイメージは、もう拭い取れない。

    せめて最後に、真弓さんに思いを告げられた。それだけで十分だ。

    まだ、思いを告げていない人が居ると感じたが、何を考えてるんだ私は

    良いじゃない。もう。これで

    大好きな人が、二人とも幸せになれたんだ。これ以上に幸せなことって無いと思う。

    だけど、少しだけ寂しい気持ちになる。

    でも良いんだ。私は恋のキューピットになったような。そんな自己満足があった。

    その時、メールが入った。

    67 = 1 :

    あいつからだ。どうしてまた。

    もう付き合ったのでは無かったのか?メールを開けた

    《真弓とは友達に戻った。メールしたり、話をしたりする友達だ。そこからじわじわ恋人になれるか、そんな事になった》

    どんな事だ。

    なんて贅沢な野郎だ。まずは友達から、恋人にならないかとかなんて。お見合いじゃないんだから

    下にスクロールすると、まだ言葉があった。

    《言っておくが、お前ともまだ友達だ。気にせずメールをすれば良い。だが、学校でメールの内容は言わないでくれ。恥ずかしいから。後、普通に男の事を好きになれよ。相談乗るから》

    そのメールには、私の求めていた答えが、あったような気がした。

    私は異常だ。それは分かっていた。

    68 = 1 :

    だが、じわじわと今、まともな恋愛を気にするようになった。

    そのまともな恋愛は、死んでいたと思っていた。いや生きても居ないが

    ごめんなさい。真弓さん。私も、こいつが大好きです。

    多分、貴方のように、17年愛しては居ませんが。

    これからは、ライバルで行きましょう。そして、また友達で居られますか?

    私は、ベッドの中でメールを打った。そいつに返信をした。

    こんな気持ちで、メールの打つのは初めてだ。




    少しだけ、気恥ずかしかった。



    《じゃぁ、今週の土曜日。予定空いてる?ちょっと私とデートしてよ》



    終わり

    69 = 1 :

    ちなみに野々村のモデルは俺じゃない。

    71 :

    文章評価系のスレで評価もらってこい。

    面白い部分も多いけど、話、特に心情描写に矛盾が多い。

    君はまだまだやれるはずだ。

    72 :

    そして勃起した

    73 :

    上手く言えないけどなんか雰囲気がイイね

    76 :

    主体がコロコロ急に変わりすぎ
    誰の心情かがすぐに分からない


    けど面白かったぞ

    78 :

    うん、なかなかおもしろいね!
    期待してるよw

    79 :

    こういう話好きだ、良かった。

    80 :

    できるだけ描写の説明をきれいに入れていこう。それと主人公の野々村に魅力を感じないとだけ言っておく

    81 :

    >大阪府三島郡島本町の小学校や中学校は、暴力イジメ学校や。
    島本町の学校でいじめ・暴力・脅迫・恐喝などを受け続けて廃人同様になってしもうた僕が言うんやから、
    まちがいないで。僕のほかにも、イジメが原因で精神病になったりひきこもりになったりした子が何人もおる。
    教師も校長も、暴力やいじめがあっても見て見ぬフリ。イジメに加担する教師すらおった。
    誰かがイジメを苦にして自殺しても、「本校にイジメはなかった」と言うて逃げるんやろうなあ。
    島本町の学校の関係者は、僕を捜し出して口封じをするな

    >島本町って町は、暴力といじめの町なんだな

    子供の時に受けた酷いイジメの体験は、一生癒えない後遺症になるなあ

    92 :

    知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
    参考までに書いておきます
    グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

    NTZRR

    94 :

    中学生でもできるネットで稼げる情報とか
    暇な人は見てみるといいかもしれません
    いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

    215

    95 :

    亀だがなかなか良かった
    読んでて学生時代の懐かしい気持ちを思い出した

    96 :

    8年、か……

    97 :


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