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元スレ勇者「やいやいやいっ!まおう!!!」
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二代目「まぁ取り合えず、人間の国を探さなければ何も始まらんわな」キョロキョロ
側近2「うちの嫁は何処に行ったんでしょう・・・無事城を見つけたのでしょうか」キョロキョロ
二代目「あんたの嫁さんは何の迷いも無さそうだから、辿りつけてそうだな」
側近2「ははは、1~100くらいまでは魔王様で埋め尽くされてるでしょうから」ケタケタ
二代目「・・・お前・・・ソレ自分で言ってて空しくならないか・・・?」
側近2「?」
勇者「・・・・・・・・・魔王・・・・・・」
~とある王国の宮殿:地下牢~
魔物「くっそ・・・っ 放せっ・・・!!」ジタバタ
軍人1「うっせ小僧!!大人しく牢屋にでも入ってな!!!」
ドカッ!!!
魔物「うわぁっ!!?!」
ドサッッッ!!
牢番1「・・・何だ今度は男か」
牢番2「うへぇホント魔物ってカンジだな、アイツ」
メイド「・・・! その声は魔物くんっ!?」ジャラ・・・
魔物「えへへ・・・ごめんなぁメイドちゃん・・・助けようと思ったんだけど、捕まっちゃった・・・」
軍人2「お前ら!ちゃんと見張っておけよ!!」
牢番1&2「「へーい」」
メイド「魔物くん、声に元気が無いけど大丈夫?」
魔物「あはは大丈夫だよ・・・・・ったく、牢屋くらい一緒にしてくれてもいいのになぁ」
メイド「せっかく逃げ切れたのだから、私なんか放っておいて良かったのに・・・・・」
魔物「何言ってんだよ、俺がメイドちゃんを見捨てるわけ、無いじゃんか」
メイド「見捨てる見捨てないとかじゃなくってっ・・・・・」
魔物「・・・・・」
メイド「・・・でもありがとう、助けに来てくれて・・・私、寂しかった」
魔物「うん・・・」
牢番1「・・・・・」
牢番2「あーあ、お熱いこってよぅ」
牢番1「・・・・・」スクッ...
牢番2「・・・お?」
ガチャッガチャンッ
ギィィイイイイイイイイイ・・・・・
牢番1「・・・・・」
メイド「・・・・・」
牢番1「・・・・・」ニヤッ
メイド ビクゥッ
牢番2「おいおい牢番さん、勝手に開けちゃ駄目でしょーがぁ」ニヤニヤ
牢番1「何言ってんだよ牢番くん、これも我々の仕事の一つだったろう?」ニヤニヤ
牢番2「そぅでしたねぇ・・・・・」ジトリ...
メイド「やっ・・・いやっ・・・・」ガタガタ
魔物「・・・!?」
魔物「ってめぇら!!!メイドちゃん手ぇ出したらタダじゃおかねぇぞ!!!!!」ガシャンッ!ガシャンッ!!
牢番2「うるせぇガキは放っといて・・・」ニヤニヤ
牢番1「嬢ちゃん本当イイカラダしてんなぁ・・・・・」ムニムニ
メイド「や・・・っ」
メイド「やめてぇえええ~~~~~っ!!!!!」
??「ちょっとぉすみませ~~~んっ」カツコツ
牢番1「・・・んあ?」
メイド「!」
貴婦人?「何だか~道に迷っちゃってぇ~~~」カツコツカツコツ
牢番2「はぁ?」
貴婦人?「ここは一体何処ですか~? 私、自分の部屋に戻りたいですぅ~」シクシク...
牢番1&2((何でこんなところに貴婦人が・・・・・・))
メイド(こ、これは・・・この喋り方は・・・・・・)
魔物(姿は違うけど、間違いない・・・・・・)
魔物&メイド((側近娘ちゃんだ[わ]・・・・・・・・・))
貴婦人モドキ「牢番さぁ~ん 教えてください~~っ」くいくい
牢番1「えぇっ?;」
牢番2「何でこんなとこに迷い込むんだよ・・・・・;」
魔物&メイド((絶対ばれる絶対ばれる絶対ばれる絶対ばれる絶対ばれる絶対ばれる))
貴婦人モドキ「私帰る道わかりましぇ~ん・・・」ウルウル
牢番1「・・・ったく、しょーがねーなー・・・・・・」ヨイショット...
牢番1「牢番2、俺ちょっとこの人連れてくから一人で見張りしといてくれ」
牢番2「えぇ~・・・」
魔物&メイド((ええええええええええええ∑(゜Д゜;)えええええええええええええええ))
貴婦人モドキ「イヤですわっこの人も一緒じゃないと~」くいくい
牢番2「はぁ!?」
貴婦人モドキ「だって男の人と二人っきりだなんて~何されるかわかんないじゃないですか~」チラリ
メイド「・・・(゚Д゚)ポカーン・・・」
牢番1「・・・チッ」
牢番1「じょーがねー・・・お前も行くぞ」ぐい
牢番2「お、おうよ~・・・」スクッ...
カツコツ カツコツ カツ コツ カツ コツ..........
メイド「・・・・・」
魔物「・・・・・」
メイド(ば・・・バレなかった・・・・)ポカーン・・・
魔物(ていうかこの場合、三人の方が危険じゃないか?;)
サササササッ
女勇者「ふたりともっ! 無事か!?」ガシャンッ
メイド「勇者ちゃんっ」
魔物「お前っ・・・助けに来てくれたのか!?」
女勇者「待ってよっ 今出してあげるからっ・・・」
女勇者「”灼熱魔法!”」
・・・・・シーン・・・・・・・・・
女勇者「あっあれっ?;」
女勇者「も、もう一度っ ”灼熱魔法!”」
・・・・・シーン・・・・・・・・・
女勇者「あ・・・あれぇ?;;;」
メイド「勇者ちゃん・・・」
魔物「きっとこの檻には魔法を使えなくする呪文が掛けられてんだ・・・・・」
女勇者「くっくそうっ・・・コレが駄目なら・・・っ」
<・・・おい!侵入者が出たぞ!!
<早く檻を確認するんだ!!!! ドタバタ...
女勇者「∑ゲッ! バレたっ!?」
メイド「勇者ちゃんっ! 早く・・・っ!!」
魔物「バレなかったのが不思議なくらいだっだしな・・・・・」
カッ カッ!
カッ カッ!!
カッカッカッカッカッ!!!!!
軍人1「っ・・・ いたぞ!!! もう一人の侵入者だ!!!!! 」カッカッカッカッ
軍人2「奴を捕まえろっ!!!!!」
女勇者「うげぇえええええええええええええ;;;;;」
メイド「勇者ちゃんっ! 逃げて!!!」ジャラジャラッ
魔物「お前まで捕まるぞっ!?」
女勇者「っ・・・くそぅっ! こうなったら・・・・・!!!」ダダッ
メイド「!? 勇者ちゃんっ!?!?!?」
魔物「あ、あいつ・・・っ!!?!;」
<てりゃあああああああああっ!!!
<うわっなんだ貴様!!!
<こんなのこうしてくれる!!! バシーンッッッ
<うあぁっ はっはなせっ・・・!やめろおおおおおおおおお(ry
メイド「・・・・・」
魔物「・・・・・」
。o0○
魔物「・・・・・で」
女勇者「・・・」ムスッ
側近娘「えへへ~」
魔物「結局こうなると・・・・・」ハアアアァ~・・・
女勇者「うるせぇ! お前には言われたかないやいっ!!」プンスカっ!
魔物「大体お前は単細胞過ぎんだよ、二回も同じことするなんて学習能力ないなぁ」フッ
女勇者「やかましいわあああっ!!!;」
側近娘「でも何だか楽しいね~っ 滅多に出来ないよ、こんな体験www」ニコニコ
メイド「あなたはある意味大物だわ・・・;」
軍人1「今度こそ大人しくしておけよ」
軍人2「我々が付いているからなぁ」フンッ
魔物「・・・何だか見張りも厳重になっちゃったし・・・・・」
女勇者「ぐぬぬぬぬ・・・ちくしょう・・・絶対上手く行くと思ったのに・・・・・」ブツブツ
メイド(でもあの人達は手を出さなさそう・・・よかったぁ・・・)ホッ…
側近娘「・・・でもねっ」コソッ
メイド「?」
側近娘「そのうち父様が助けにくると思うのっv メイドちゃんを助けに行くって言っていたからっ!」パチーン☆
メイド「そ、そうなのっ?」パアァッ
女勇者「・・・の、わりには遅いよなぁ。手間取っているんでねーの」フンッ
魔物「お前みたいに馬鹿じゃないから慎重に行動しているんだろうな(笑)」
女勇者「ばっ・・・馬鹿って言うn」
軍人1&2「「静かにしろ!!!!!!」」ビシィイイイイッッッ!!!
女勇者「・・・はぁーいっ」ブスッ
魔物「・・・・・で」
女勇者「・・・」ムスッ
側近娘「えへへ~」
魔物「結局こうなると・・・・・」ハアアアァ~・・・
女勇者「うるせぇ! お前には言われたかないやいっ!!」プンスカっ!
魔物「大体お前は単細胞過ぎんだよ、二回も同じことするなんて学習能力ないなぁ」フッ
女勇者「やかましいわあああっ!!!;」
側近娘「でも何だか楽しいね~っ 滅多に出来ないよ、こんな体験www」ニコニコ
メイド「あなたはある意味大物だわ・・・;」
軍人1「今度こそ大人しくしておけよ」
軍人2「我々が付いているからなぁ」フンッ
魔物「・・・何だか見張りも厳重になっちゃったし・・・・・」
女勇者「ぐぬぬぬぬ・・・ちくしょう・・・絶対上手く行くと思ったのに・・・・・」ブツブツ
メイド(でもあの人達は手を出さなさそう・・・よかったぁ・・・)ホッ…
側近娘「・・・でもねっ」コソッ
メイド「?」
側近娘「そのうち父様が助けにくると思うのっv メイドちゃんを助けに行くって言っていたからっ!」パチーン☆
メイド「そ、そうなのっ?」パアァッ
女勇者「・・・の、わりには遅いよなぁ。手間取っているんでねーの」フンッ
魔物「お前みたいに馬鹿じゃないから慎重に行動しているんだろうな(笑)」
女勇者「ばっ・・・馬鹿って言うn」
軍人1&2「「静かにしろ!!!!!!」」ビシィイイイイッッッ!!!
女勇者「・・・はぁーいっ」ブスッ
~とある王国の宮殿:寝室~
ガチャガチャッ
ガチャガチャッ
魔王「・・・、よっ」
パキンッ!
魔王「・・・・・ふぅ・・・」ジャラ...ジャラ...
魔王「やっと全部外せた」パキッパキッ
魔王「無駄に色んな物付けやがって、お蔭で少し苦労したぞ」
王族騎士「・・・・・」
魔王「・・・・・」
グイッ
王族騎士「・・・・・」グチャァ・・・
魔王「おうおう、折角の男前が台無しだな」
魔王「でもまさか頭突きしただけで死んでしまうなんて」
魔王「ピクリともしないじゃないかぁこいつ、見た目によらず軟い奴だなぁ」
ポイッ!
ベチャッッッ
魔王「すまんな」バサッ
魔王「生憎ながら私には夫がいるのでね、誰かに身を捧ぐわけにはいかんのだよ」
魔王「昔の私なら喜んでたかもしれんがなぁ ハハハハハハハハッ!」
王族騎士「・・・・・」
魔王「っと・・・」
魔王「良く見たらこの服、相当破けているなぁ」
魔王「全く人の服を破りやがって・・・不躾な奴だ」
魔王「仕方ないから、お前の服を着て行こう」するっ するっ
魔王「ふむ・・・なかなか似合うんじゃないか?」ニヤ
王族騎士「・・・・・・」
魔王「・・・・・」
魔王「ふっ・・・・・・私を侮った地点でお前の負けだ、人間」
魔王「魔力など無くとも私は十分強い」
魔王「身体能力も経験値もお前達とはケタ違いだ」
魔王「人間風情が私の力を操ろうなど笑止」
魔王「お前達はものを考える葦として、生涯生きるために足掻いとけ」
王族騎士「・・・・・」
魔王「・・・・・」
魔王「・・・・・・だからこそ」
魔王「きっと・・・・・・惹かれてしまったんだろうけど、なぁ・・・・・・・・・・」
ギィイイ・・・・
バタンッッッ
魔王「・・・さて」
魔王「何処に向かおうか・・・」
貴族「っ! うわああああああ魔物だ!!!!」ドタバタッ
貴婦人「キャアアアアアアアアアア」
魔王「五月蝿い静かにしろ」
メリッ バキッ バキッ
貴族&貴婦人「「ぅっ・・・」」ドサッッッ
・・・・キャ―――――――ッ!!!
何だ?
何故魔物がココにいる!?!? あいつ王族騎士の服を着ているぞっ・・・・・
魔王「・・・おい」
召使「っ!?」ビク
魔王「この宮殿の王室は何処だ」
召使「あ、あ、あ、あ、あ、」
魔王「早く言え」ギロ
召使「あああ、あ、あの角を曲がって」
召使「し、し、暫くした、ら」
召使「おおおお大きなと、びらが、あります」
召使「そ、そそその部屋の一、番、奥、です」
魔王「分かった。ありがとう」
ッカッカッカッカッカッカッカ
召使「・・・・・」
召使「・・・・・・・」ペタン
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
~とある王国の宮殿:王室~
・・・・・うわぁっ何をする
・・・・・だっだれかっぐああああああ・・・・・・・
右大臣「? 何でしょう、外の様子が・・・」
左大臣「もしかして敵でしょうか・・・」
国王「騒がしいな・・・誰だ」
・・・こくおうさまっ・・・・・
・・・・・・・にげて!!
ッバン!!!!!
魔王「・・・・・・・」ギィイイイイイ・・・
国王「・・・・・」
魔王「貴様か・・・国王は」
国王「ああ、如何にも。我れがこの国の王だが?」
魔王「フッ 貴様とは一度話がしたかった」カツ コツ
国王「・・・話だと? 我れはおぬしになど用は無いが」
魔王「いいや、私は山ほど話したいことがあるね」
魔王「貴様、今年で幾つだ? この国の王は年を取らないと聞いている」
国王「我れは神から選ばれた神聖な権力者なのだ」
国王「その力は未来永劫続き、誰にも犯されることは無い・・・勿論、老化や病気にもだ」
魔王「それは嘘だな」
国王「・・・何?」
魔王「貴様もこの地上で生きている以上、只の人間だと言っているんだ」
魔王「普通、生きている全てのものは時間と共に衰える」
魔王「たとえ神とやらに選ばれていたとしても、だ」
魔王「しかし一つだけ例外がある」
国王「・・・ほう」
魔王「他の命を犠牲にして生きながらえる方法だ」
魔王「この世界には魔法と言う便利なものがある」
魔王「それを使って他の命をエネルギーとし、自分の命を永らえることが出来るのだ」
国王「ふんっおぬし、何が言いたい」
魔王「・・・今から約三百年前」
魔王「私の元に小さな人間の小僧がやってきた」
魔王「そいつは勇者だと名乗り、私の命を奪いに来たと抜かしやがった」
国王「勇者、か。そういえばその頃だったかな」
国王「ここ数年勇者が我が世界で生まれなくなってしまったのは」
国王「時々怪しげな奴らが妊婦を襲いにやってくるという噂も、その頃立ったはずだ」
魔王「・・・・・」
魔王「・・・その小僧はな」
魔王「まだ幼いのにも関わらず震えながら何度も私に戦いを挑んできたよ」
魔王「何度も何度も何度も何度も」
魔王「不思議に思ったんだ私は。何故そんなに必死に戦うのかと」
魔王「まるで後ろから何かに追われているかのようにやってくる」
魔王「聞いてみると、勇者達は呪いの所為で40までしか生きられないそうじゃないか」
国王「そうだ、40を過ぎた衰えた肉体などでは魔王を倒せない」
国王「だから鞭を叩くように勇者達を急かすのだ」
国王「世界を救うためなのだ。綺麗事だけで済ませられることだとはおぬしも思ってはなかろう?」
魔王「ああ思ってなど無いさっ・・・それが夫に関わって無ければな!!!」
国王「夫っ・・・? まさかおぬし、勇者を婿にしたのか」
魔王「ああそうだ!! 命僅かだと知りながらも勇者を夫とした!!!!!」
国王「クッ・・・アハハハハハハ!!!!! 笑わせる!!!!!」
国王「魔王が最大の敵である勇者を花婿にしただとっ・・・?! 何処の茶番だ!!ソレはっ!!!」
魔王「私は夫が生きている間探したんだ!!! 必死に!!!呪いを解く方法を!!!!!」
魔王「でも結局見つからなかった・・・!!! だから聞いた!!!その呪いを掛けた奴らに!!!!」
国王「ほう・・・! ほう・・・・・!」
魔王「そしたら何と答えた思う!?!!?・・・奴らは呪いなど掛けていないと言う!!!!!」
魔王「呪いなどではないっ・・・・・最初から勇者達の命は 無 く な っ て い た !!!!!」
魔王「貴様だ国王!!!!貴様に勇者達の命は奪われたのだ!!!!!!!」
魔王「私のっ・・・ 私の夫の命を返せぇえええええええええええ!!!!!!!」
~とある王国の宮殿:地下牢~
・・・ドオオオオオオンッッッ!!!!!
女勇者「∑ぴぎゃっ!?」
魔物「なんだぁ今の!?」
メイド「ビクッ」ギュッ
側近娘「メイドさんのお胸、柔らか~い」スリスリ
軍人5「な・・・何だ!?」
軍人6「上の方からだったな・・・何が起きたんだろう・・・・・」
・・・・・カツコツカツコツ
軍人7「おい、交代の時間だ」
軍人5「? 一人?」
軍人6「二人じゃないのか」
軍人7「何か王室で魔物が暴れだしたらしくてさ、あっちの方に人回してんだ」
軍人5「何っ! 魔物が!?」
軍人6「しかも王室で!? そりゃ大変じゃないか!!!」
メイド&女勇者&魔物「「「・・・・・」」」
側近娘「・・・♪」
軍人7「だから至急、王室の方に向かってくれよ。ココは俺が守っとくからさ」
軍人5「わかった!!すぐに向かうっ・・・おいっ行くぞ軍人6!!国王様の危機だ!!!」
軍人6「おう!!」
カッカッカッカッカッカッ!!!!!
軍人7「・・・・・」
メイド&女勇者&魔物「「「・・・・・」」」
側近娘「も~遅いですよ~!」
メイド&女勇者&魔物「「「・・・?」」」
側近娘「父様じゃなくて・・・かあさまっ♪」
メイド&女勇者&魔物「「「・・・エエー( Д゚)゚ーッッッ!!!」」」
軍人7改め側近妻「んもぅっ・・・あなた達っ勝手に行動してはいけないってあれほど言ったでしょうが!!!」
側近娘「ごめんなさ~い♪」
側近妻「真面目に反省しなさい!!!;」
魔物「どっ・・・どうみても厳つい兄ちゃん何だけど・・・」コソコソ
女勇者「だよねぇ・・・」コソコソ
メイド(側近娘ちゃんには何かが分かるのかしら・・・・・)
ガチャッガチャンッ
ギィィイイイイイイイイイ・・・・・
側近妻「そして確かこの鍵で手錠が・・・・」
ガチャガチャッ
パキンッ
パキンッパキンッ
側近妻「・・・ふぅ」
側近娘「ありがと~母様~~」ぎゅぅう
側近妻「こらこら・・・この鍵で隣の子も助けてきなさい?」ジャラ...
側近娘「はぁ~い♪」タタッ
側近妻「大丈夫? メイドちゃん。何もされてない??」
メイド「はいっ大丈夫ですっ」
側近妻「それは良かった」にこり
ガチャガチャ
パキンッ
パキンッパキンッ
側近娘「はいっ♪ 全部外しましたよ~」ニコニコ
魔物「ふーっ!やっとシャバの空気だぜ~っ!!」くあぁっ....
女勇者「お前は囚人か」
・・・・・ドオオオオオオンッッッ!!!
女勇者「∑ぴぎゃっ!?」ギュウゥ
魔物「うおっ行き成り抱きつくなよっ!」ドキドキ
側近妻「・・・急いで出た方が良さそうね」
メイド「魔王様は大丈夫でしょうか・・・」
側近妻「大丈夫よ。・・・あの人がそう言っているのだから」
~とある王国の宮殿:近くの上空~
ふよ~ ふよ~
勇者「や・・・やっと」
二代目「人間の国が見えてきたなぁ」
側近2「ここが魔王様が捕らえられている国だと良いのですが・・・」
・・・ドオオオオオオオオンッッッ!!!!!
勇者「っ・・・!?」
二代目「おぉ」
側近2「あの宮殿からですね」
・・・ドオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!
勇者「・・・あの宮殿は・・・・・・」
二代目「知っているのか?」
勇者「うん・・・まぁ・・・」
二代目「何だその曖昧な返事は。あまりいい思い出が無いのか」
勇者「・・・・・」
側近2「でもきっとあの宮殿に間違いないですね」
二代目「うむ、破壊活動が行われている訳アリ宮殿なんてそうそう無いからなぁ」
側近2(魔王城はしょっちゅう行われてましたけどね・・・・・)
ふよ~ ふよ~
勇者「や・・・やっと」
二代目「人間の国が見えてきたなぁ」
側近2「ここが魔王様が捕らえられている国だと良いのですが・・・」
・・・ドオオオオオオオオンッッッ!!!!!
勇者「っ・・・!?」
二代目「おぉ」
側近2「あの宮殿からですね」
・・・ドオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!
勇者「・・・あの宮殿は・・・・・・」
二代目「知っているのか?」
勇者「うん・・・まぁ・・・」
二代目「何だその曖昧な返事は。あまりいい思い出が無いのか」
勇者「・・・・・」
側近2「でもきっとあの宮殿に間違いないですね」
二代目「うむ、破壊活動が行われている訳アリ宮殿なんてそうそう無いからなぁ」
側近2(魔王城はしょっちゅう行われてましたけどね・・・・・)
ついに誤爆してしまった・・・
恥ずい、よりによって何でこんな文章の長いものを・・・・・・・・(///д///キエーッ
恥ずい、よりによって何でこんな文章の長いものを・・・・・・・・(///д///キエーッ
もうあの板には行けないわ・・・
大人しく墓穴に入りながら投下する・・・・・・
大人しく墓穴に入りながら投下する・・・・・・
・・・墓穴から帰ってきました・・・
何で誤爆スレじゃなくて、あんな比較的人の多いスレに誤爆しちゃったんだろう・・・
もう絶対専ブラからは書き込まないと心に誓いました。便利だけど危険だぜ、ありゃぁ・・・
創発板の人は優しいなぁ<ホロリ 再びもそもそ開始。
何で誤爆スレじゃなくて、あんな比較的人の多いスレに誤爆しちゃったんだろう・・・
もう絶対専ブラからは書き込まないと心に誓いました。便利だけど危険だぜ、ありゃぁ・・・
創発板の人は優しいなぁ<ホロリ 再びもそもそ開始。
勇者「・・・・・」
二代目「・・・どうした、勇者」
二代目「愛しの彼女が待ってるぞ?」
勇者「・・・・・」
・・・魔王 何故暴れているのかな
・・・俺が原因なのか?
俺が この国の呪いよって死んだから?
だからそんな無茶苦茶に暴れているのか・・・?
あんたは この国を恨んでいるのか・・・?
勇者「・・・・・」
誰かを恨む感情など持って欲しくない
それは不幸な者が持つ感情だ
勇者「・・・・・・まだ愛してくれてるってことは嬉しいんだけどね・・・・・」
あんたにはずっと幸せでいて欲しい 笑っていて欲しい
たとえ他の誰かを好きになって 俺のことを忘れたとしても―――――――
勇者「・・・・・行くか」
勇者「魔王を止めに行こう」
~とある王国の宮殿:内部~
・・・ドオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!
二代目「・・・こっちか」ススー・・・
勇者「急ごう、今にも宮殿が崩壊しそうだ」フヨフヨ-
側近2「急にやる気になりましたね勇者殿」クス
勇者「・・・魔王はきっと、俺にしか止められない」
二代目「ほーぅ随分と自惚れているではないか」クックッ
勇者「魔王はきっと仇討ちのためにこの宮殿へと来たんだ・・・っ」
勇者「だから、俺が止めるしかない」
勇者「俺は魔王にこんな醜いことなどして欲しくないよ・・・っ!!」
二代目「・・・・・着いたぞ」ピタッ
・・・ガシッ!!!
勇者「・・・っ! 魔王っっっ!!!!!」
バタン!!!!!
・・・ホーッホッホッホッホ!!! ホーッホッホッホッホ!!!
取り憑かれたメイド「ホホホホホホッッッ!!!!この人間風情がぁあ!!!」ビシンバシンッ!!
原形を留めていない貴族「・・・・・」ピク・・・ピク・・・
取り憑かれたメイド「魔王様に手を出すなど何て無礼者なのかしらっっ!!!!!」ビシンバシンッ!!
取り憑かれたメイド「カラスにでも死肉を貪られればいいわ!!!!!」グッチャッグッチャッ!!!!
ベチャ・・・ ベチャ・・・
取り憑かれた軍人A「う~ん、この体だとあんまり美味しく感じねーのが残念だよなぁ~~」もっしゃもっしゃ
取り憑かれた軍人B「まぁまたこの感覚を味わえただけでも喜ぶべきなんじゃねwww」むっしゃむっしゃ
取り憑かれた軍人C「だよなwwだよなwww今度は町まで降りて人間のガキでも喰って来ようぜwwwwww」
ホーッホッホッホッホ!!! ホーッホッホッホッホ!!!
アハハハハハハハハハ!!!!! アハハハハハハハハハ・・・!!!!!
勇者&二代目&側近2「「「・・・・・」」」
勇者&二代目&側近2「「「・ω・) ̄_√)゚Д゚)・・・・・」」」
勇者&二代目&側近2「「「・・・っっ お前かよっ!!!!!!!!;」」」
ドオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!
~とある王国の丘の木の上~
カァッ カアッ カアッ
・・・ドオオオオン・・・・・・
・・・ガラガラガラ・・・ガラ・・・・
魔王「・・・・・」
側近1「・・・・・」
・・・アホー・・・ アホー・・・
側近1「・・・凄い騒ぎですねぇ・・・」
魔王「・・・・・」
側近1「・・・何だか懐かしい光景です」
側近1「そんなに落ち込まないで下さい」
魔王「・・・・・」
側近1「とりあえず顔を拭きましょう。まるで某ホラーPVの出演者みたいになっていますよ?」フキフキ
魔王「・・・・・なんか・・・」
側近1「・・・・・」
魔王「・・・・・完全に・・・気が抜けてしまった・・・・・・・・・」
~~~~回想~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
...ピシッ......
魔王「私のっ・・・ 私の夫の命を返せぇえええええええええええ!!!!!!!」シャキンッ!!
ピシッッ!!!
ッドオオオォォオオオォオオオオオオンッッッ!!!!!
魔王「 ッ!?」
魔王(な、何だっ!? 私はまだ何もしてないぞっ!?)
ドシャアアアアアアアァァァァァ・・・・・・・・
右大臣「て、天井がっ・・・・」
左大臣「・・・!! 国王様!?!?!?」
国王「ぐ ぁ ・・・・・」ドサッッッ!
左大臣「国王様!!国王様・・・!!!!!」ユッサッユッサッ
右大臣「お、おのれぇっ!!! 国王様に何を・・・!!!!!」シャキィンッ!!
魔王「ぇっ」
<ホーッホッホッホッホッホッ・・・・・! ホーッホッホッホッホ・・・・!!!
<やりましたね!メイドさん!!!
<さすがメイドさんっす!!! <最高っす!!!
<無駄口叩いてないでさっさと片付けるわよ!!!!!
<<<<<わかりました!!!!!!
ガララッ
ガラララララッ
取り憑かれた軍人A「よっしゃああああああ!!!!!」バッ
取り憑かれた軍人B「魔界の栄光を守るために!!!!!」バッ バッ
取り憑かれた軍人大勢「「「「「魔界の栄光を守るために!!!!!」」」」」バババッ!!!
取り憑かれたメイド「っさぁあああああ!!! 行くわよおおおっっっ!!!!!」ピシンッ!
う うわぁ!!!!くっくるなぁあああ!!!!! ザ シュッ!
ドカッバキィッ!!! ひいいいいいぃいいいいたすけてくれえええええっっっ
メキッ! ベシャ! ベキャッ ・・・ブチブチブチッ!
グチョグチャ!! ベチャ!!
メリメリメリメリ・・・・・ ぐああっ・・・
うわああああぁあああぁあぁああぁぁlああああぁぁぁ・・・・・・
魔王「 ・・・・・ポ カ ー・・・ン 」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~回想ココまで~~~~
側近1「・・・・・」
魔王「・・・はあぁ~・・・」ガクッ
側近1「通りで・・・何処かで見たことのある攻撃方法だと思ったら・・・・・」
魔王「お蔭で私は意気消沈だ・・・」ズーン…
魔王「いじけてやる・・・・・」イジイジ・・・
側近1「そんな拗ねないで下さい」ぽんぽん
魔王「ハァ・・・」シュン・・・
側近1「でも・・・何故でしょうね? 冥界の門は逆戻り出来ないと聞いてますが・・・」
魔王「知らん、たまたま門番がミスでも犯したんじゃないか?」フンッ
側近1「・・・・・だとしたら・・・」
<・・・あなたーっ!
<とーさま~~~~~・・・
側近1「・・・あれ、帰ってなかったんですか」くるっ
魔王「先に帰ってていいぞ、私はもう少しここにいるから」
側近1「・・・そうですか・・・では」ヒュッ
< トンッ
魔王「・・・・・」
魔王「・・・・・」フゥ…
側近1「そんな拗ねないで下さい」ぽんぽん
魔王「ハァ・・・」シュン・・・
側近1「でも・・・何故でしょうね? 冥界の門は逆戻り出来ないと聞いてますが・・・」
魔王「知らん、たまたま門番がミスでも犯したんじゃないか?」フンッ
側近1「・・・・・だとしたら・・・」
<・・・あなたーっ!
<とーさま~~~~~・・・
側近1「・・・あれ、帰ってなかったんですか」くるっ
魔王「先に帰ってていいぞ、私はもう少しここにいるから」
側近1「・・・そうですか・・・では」ヒュッ
< トンッ
魔王「・・・・・」
魔王「・・・・・」フゥ…
・・・・・・ドオン・・・・・
魔王「・・・やっと落ち着いてきたな」
魔王「メイドめ・・・私の面目が丸潰れじゃないか」
魔王「普通そこで出てくるか? しかも死んだ奴がだぞ?」
魔王「・・・まぁ・・・そのほうがよかったのかも、知れないが・・・・・」
何かを憎む感情など持ちたくなかった
遠い昔 最後に憎しみを持ったのは『自分の境遇』だった
しかしそんなもの持っていても何も変わらない
魔王「・・・知っていた筈、なんだけどな・・・・・」
魔王「破壊するのが大好きな愉快犯だったらこんなにも空しい気分にならないものの・・・」フッ・・・
魔王「・・・・」
魔王「・・・・・・」
魔王「・・・・・・・・」
魔王「・・・・・・やっぱり私に魔王は向いていないのかも」ボソ
勇者「そんなこと言わないでくれよ」
魔王「っ!」くるっ
魔王「ゆ・・・ゆうしゃっ・・・・」
勇者「久しぶり~・・・もー疲れ t」
ガッ! ぎゅぅううううぅううううううう~~~~~~
勇者「ぅうおっ! あんたゴースト掴めるのかよっ」
魔王「お前何ですぐに会いに来なかったんだっ!? 何でこんな時に来るんだっ!??」
勇者「いや、そうしたいのは山々だったんだけど色んなことに巻き込まれちゃっ・・・て・・・・・」
魔王「・・・っ・・」ぼろぼろ...
勇者「っ!? な、泣いてんの!? 魔王っ・・・」
魔王「ぅ、うるさいっ・・・すこしだまれっ・・・・っ・・・」
勇者「・・・・・」ギュ・・・
魔王「・・っ・・・っ・・・・」ヒック... ヒック....
二代目「・・・・・我は完全に空気な訳だが」
※側近2は嫁と帰りました。
。o0○
魔王「・・・・・」ぐす...
勇者「・・・すっきりした?」
魔王「・・・ぅ・・・・・」チーンッ
魔王(あいつこうなることがわかっててハンカチ置いてったのかな・・・)スビ...
勇者「魔王が泣いている姿なんて初めてみたよ」ニヨニヨ
魔王「・・っ 嬉しそうな顔するな!!///」ベシッ
勇者「あだっ」
二代目「注:肉体が無いので決して痛くはありません。ただのイチャこいてるカップルを表すための表現方法です」
二代目「・・・何だこのカンペは」ペイッ
魔王「・・・? そういえばお前、なんか若くなってないか?」
勇者「あぁ、ゴーストになると肉体の最も良い状態で映し出されるらしいよ?」
魔王「ほぅ」
勇者「・・・魔王はやっぱり老けt」
魔王「貴様も大事なところ潰されたいようだなぁ?うん?」モギュゥウウッ
勇者「や、やめてっ痛くはないんだけど視覚的には痛いからっ・・・ていうか、『も』・・・?;」
魔王「フンッ ・・・どいつもこいつも無礼者だっ」ツンッ
勇者「でもやっぱり魔王は何時になっても美人だよ」ニコニコ
魔王「今更機嫌取りしても無駄なんだからなっ」プンプン
勇者「髪切ったんだ? 似合ってると思うよ、長い頃も好きだったけど」サラ・・・
魔王「・・・・・」
勇者「ていうかその格好と合いすぎて逆にこっちが悲しくなるんだけど・・・」
魔王「・・・そこら辺の男よりハンサムだろ?」ニヤ
勇者「マジで勘弁してください・・・俺の立場が無いじゃないか・・・」ガクッ
二代目「・・・・・」ジー・・・
魔王「・・・・・?・・」
魔王「・・・! ああ!二代目!!」
二代目「忘れるな」
魔王「すまん、昔の記憶はあまり覚えてないんでな」
魔王「それにお前無駄に若返っているじゃないか」
二代目「フンッ それに対してお前は老けたけどな」
魔王「っやかましい!このロリコン!!」
二代目「っ!? ロリコン!!?」
魔王「まだ千年ちょっとしか生きていない私の仲間にセクハラ行為をして
私達から制裁と言う名のリンチを一晩中受けたくせにっ!」
二代目「何でそこだけ鮮明に憶えているんだっ!!;」
勇者「・・・1000歳でロリ・・・?」
魔王「・・・で、何しに来たんだ貴様」
二代目「なに、お前が人間達に囚われていると聞いたんでな」
二代目「その無様な姿を一目見ようと来たんだが・・・ふむ、目的とは違ったが実に面白い姿が見れたよ」ニヤニヤ
魔王「ぅ、わっ・・・悪いかっ! 私にだってなぁっ好きな人の一人くらい・・・///」カァッ
二代目「まさかお前が唯一の、しかも人間を想ってこんなに泣き喚くとは・・・」ックックックック・・・
魔王「っ・・・くそ・・・よりによってこんな奴に見られるとは・・・・・・・・」プルプル
二代目「イイ土産話が出来たよ、仲間に話すのが楽しみだ」フワフワ
魔王「っ! ちょっちょっと待てっ!! この話は誰にも言わ」
二代目「では我は帰る。達者でな~~~~~~~ノシ」ススス-・・・
魔王「あぁっ! ちょっとっ!!!;」
勇者(だんだんこの二人の関係性が見えてきたような気がする・・・・・)
二代目「なに、お前が人間達に囚われていると聞いたんでな」
二代目「その無様な姿を一目見ようと来たんだが・・・ふむ、目的とは違ったが実に面白い姿が見れたよ」ニヤニヤ
魔王「ぅ、わっ・・・悪いかっ! 私にだってなぁっ好きな人の一人くらい・・・///」カァッ
二代目「まさかお前が唯一の、しかも人間を想ってこんなに泣き喚くとは・・・」ックックックック・・・
魔王「っ・・・くそ・・・よりによってこんな奴に見られるとは・・・・・・・・」プルプル
二代目「イイ土産話が出来たよ、仲間に話すのが楽しみだ」フワフワ
魔王「っ! ちょっちょっと待てっ!! この話は誰にも言わ」
二代目「では我は帰る。達者でな~~~~~~~ノシ」ススス-・・・
魔王「あぁっ! ちょっとっ!!!;」
勇者(だんだんこの二人の関係性が見えてきたような気がする・・・・・)
魔王「・・・逃げられた・・・あぁ、昔の仲間にはあまり知られたくないのに・・・・・orz」
勇者「別にいいじゃん、どうせあんたが死んだらバレることなんだしさ」ハハハハ
魔王「昔はそういうことにとことん無頓着だったんだ」
魔王「だから何というか・・・・少しの気まずさを感じてしまうというか・・・・」
魔王「・・・魔王になる以前から私は結婚するなどと思ってもいなかったし・・・・・・・・」
勇者「へ~ぇ?そうなの? あんたモテそうなのに」
魔王「・・・言っておくが私は仲間内では綺麗な方じゃないぞ?仲間にはもっと綺麗な奴がいる」
勇者「へー?」
魔王「だから必然的に私はそういうものには縁が無いだろうと割り切っていたんだ」
勇者「へー・・・」
魔王「・・・・・」
勇者「・・・・・」
魔王「・・・何だ、その気の無い返事は」
勇者「・・・。まぁ、俺が愛していればそれでいいでしょ」
魔王「・・・・・」
勇者「・・・・・」
魔王「・・・」ぎゅぅ...
勇者(幸せだなぁ)
勇者(・・・何となく、少しだけ)
魔王の過去が垣間見えた気がした
勇者(今まであんたを愛してくれる人はいなかったのか、魔王)
体を曝け出し 僅かな愛を貪る様が目に浮かぶ
ああだから あんたは
勇者「・・・魔王」
魔王「うん?」
勇者「愛しているよ」
魔王「・・・うん・・・」
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