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    元スレ俺「異世界来たァ! 処女奴隷ハーレム作り放題だぜえええ!」

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    51 = :

    デブ「ま、私ならいけるね、付きっ切りでかかれば」

    「ほ、本当ですか!」

    デブ「五十万ゴールド」

    「っ! か、返します! 払って見せます! すぐには用意できませんが……」

    デブ「一日五十万ゴールド」

    「……え?」

    「そ、それは、何日掛かるんですか……? あの、目安とか……」

    デブ「わかるわけないじゃんそんなの見てもないのに」

    52 = :

    「一日に、五十万……」ブツブツ

    デブ「三日以内に百万ゴールド用意出来たらとりあえず見てあげるわ」

    (【聖剣】を売れば、行けるか……?)

    デブ「勿論、チミが逃げられないように患者は私が預かるし、破れば死に至る、魔縛りの契約書も書いてもらうけどね」

    「……わかりました、絶対に、用意してみせます」ザッザッ

    デブ「ん、頑張ってね」

    デブ「馬鹿な奴だ、何十日でも居座ってやる」ニチャア

    53 = :

    >>46
    それ途中で落ちた奴だぞ

    54 = 33 :

    完結まで書かれたことあんのかね

    55 = :

    なろうでやれ

    56 = :

    膣ゴみたいだと思ったら膣ゴだった件

    57 = :

    しょうがねぇなあ支援してやるか

    58 = :

    続きはまだか

    59 = :

    ―試練の洞窟・再奥地―
    「ガアアアアア!」

    キンキンキィン!

    (さすがにA級モンスター、強すぎる……)

    (だが、翡翠竜の角は、一本で三十万ゴールドになる。手っ取り早く集めるには、これしかない!)

    「らああっ!」ブゥン

    「ギッ」

    「力を貸してくれ、【聖剣】!」

    「俺はどうしようもないクズだったけど……初めて誰かを守りたいと、そう思えたんだ!」ザクッ

    「ギャアアアアアアアッ!」

    「……やった、のか?」ハァハァ

    60 = :

    ―当日―
    「ごめん、ごめん……」ボロボロ

    の子「……」

    「百万ゴールドあれば、助けてあげられるはずだったのに……!」

    「市場で足元を見られて、半分しか溜められなかった……!」

    の子「……」

    「いつもさ、そうなんだ。前の世界でも、勉強とか必死に頑張っても、過去問もらってる奴らには敵わないし……部活だって、恋愛だって、何一つ上手く生きやしなかったんだ」

    「この世界でもさぁ……!」

    61 = :

    の子「ありがとう……」ギュッ

    「!」

    の子「俺さん、ありがとう……。私、あのまま生まれて来なければよかったって思いながら、死ぬところだった」

    の子「でも、俺さんのお陰で、私、すごく幸せだった」

    「う、うう……」ガクッ

    奴隷商人「キキ、旦那、邪魔するよ」

    62 = :

    「お、お前は、あのときの……」

    奴隷商人「随分ヘンな奴があちこち奔走してるって、噂になっててね」

    奴隷商人「そういやお釣りを忘れたマヌケな人がいたなって、思い出したのさ」ドサッ

    「!」

    奴隷商人「七十五万ゴールドだ」

    「な、なんで……!」

    奴隷商人「ぼったくったって言われちゃ、看板に傷がつくのさ。アタシの店は、信用が売りなんでね」

    「ど、奴隷商人さん!」ジワア

    63 = :

    「ありがとうございます! これで、これで、この子を助けられます!」バッ

    奴隷商人「甘いね」

    「えっ」

    奴隷商人「お前の頼ろうとしてる奴は、腕は確かだが、タカリで有名な奴さ」

    「……そ、そんな。でも、腕は確かなんですよね?」

    奴隷商人「馬鹿言うんじゃない。それじゃ、旦那が報われないさ」

    奴隷商人「契約に私が付き添ってやる。引き受けるって言質は取ってるし、逃げるには旦那は奇人で有名すぎる」

    奴隷商人「あの強欲怠惰にきっちり働かせてやろうじゃないか」

    「ほ、本当ですか!」

    64 = :

    「ありがとうございます、本当に」

    奴隷商人「いいってことさ、惚れた弱みって奴だね」

    「えっ……?」

    奴隷商人「フフ、なんでもないよ」

    の子「…………」ジー


    女侯爵の部下「クソ……あのガキ、【便所の穴】行きになった後の行方が追えない……!」
    女侯爵の部下「このままじゃあ、私があの吸血侯爵に殺されてしまう」ゾオッ

    (なんだ今の人、凄い怖い顔してたが……)

    65 = :

    ―宿屋二階―
    「こ、この子を診てほしいんだ。約束の百万ゴールドもある……」

    デブ「ほほう、やるじゃないか、チミ」ニマァ

    デブ(罠にかかりやがって……ケツの毛まで毟って、自殺するまで搾り取ってやる)ニチャア

    奴隷商人「アンタの注文通り、魔縛りの契約書を用意しておいてやったよ」 バンッ

    デブ「な……最大、二百万ゴールド!?」

    デブ「ち、違う、一日ごとに五十万ゴールドだ!」

    66 = 33 :

    てかもっとまとめて貼れば?

    67 = :

    奴隷商人「アンタの腕を見込んでも、妥当な値段だと思うがね」ハァ

    デブ「な、何日拘束されるかわからないんだぞ! この私の時間を取るということの意味の重さがわかっておらんな!」

    「……う」

    奴隷商人「高名な白魔導士様が、随分と汚い商売やってるもんだね。洗えば他にもボロが出るんじゃないのかい?」ギロッ

    デブ「ぐ……き、貴様!」

    奴隷商人「受けてもらえるね」

    デブ「……こ、このアマ……」

    68 = :

    デブ「わ、わかった、引き受けよう……」ガクッ

    の子「お、俺さ……」パァッ

    「や、やった! やったあ!」ブワァ

    奴隷商人「アンタもいい歳だろうに、そう人前で外聞なく泣きなさんな」

    「だ、だって、俺もう、本当に駄目かと思ってて……! ぐすっ! お、お願いします! この子をお願いします!」バッ

    デブ「……フン、魔縛りの契約を結んだんだ。手は抜かんよ」

    69 = :

    ―一週間後―
    の子「俺さん……」ヒョコッ

    (顔色、よくなってる……)

    ◆◆
    種族:ヒューマン
    年齢:15
    性格:健気、気弱
    病気:なし
    経験:2031人
    特筆:将来の夢は俺さんのお嫁さん
    ◆◆

    「よ、よかった……病気がなくなってる」ヘタッ

    「う、うう~」ヘタッ

    の子「お、俺さん!? 泣かないで!」オロオロ

    「だ、だって……!」


    デブ「…………」

    70 = :

    紫炎

    71 = :

    私怨

    72 = :

    「本当に、ありがとうございました。貴方がいなければ、あの子はどうなっていたか」

    デブ「……まさか、本当に何の縁の所縁もない奴隷だったとはな」

    「…………」

    デブ(こんな人間が、まだこの国にいたとはな。それに引き換え、私は……)

    デブ「一目惚れか、苦労する性分だな。ああ、安仕事を負っちまった。どこぞで幸せにでもなんでもなるがいい」フンッ

    「……」

    「そういうのとは、少し違うんです」

    デブ「なに?」

    73 :

    ちなみに旦那は槍使い

    74 = :

    「確かに最初は、適当に女を買いたくて奴隷市場をうろついてたんです」

    「俺は本当にロクデナシで、何も考えてなくて、たまたま力を手にしても誰にも必要とされない奴で……」

    デブ「…………」

    「でもあの時、この子を純粋に、一人の人間として助けてあげたいって、思えたんです」

    「こんなに人のために頑張ったのは、正直これが初めてです。救われたのは、俺の方だったかもしれません」

    デブ「……そうか」

    デブ「これからどうするんだ? やはり、あの子と結婚するつもり……」

    「いやいや、まさか」

    デブ「む?」

    75 = 33 :

    槍使いのとこに女の子送って侯爵の部下と戦うところで話終わってた

    76 = :

    デブ「それはどういう……」

    「……俺はもうおっさんですからね。娘くらいの歳の女の子に、恩を被せて結婚迫る様な真似はできませんよ」

    デブ「し、しかし、あの子も慕って……」

    「今は、そうでしょう」

    「でもあの子も、目を開けてゆっくり周囲を見たら、もっと適した相手が見つかると思いますよ」

    デブ「…………そんなものか」

    デブ「お前、いい奴だな」

    「……正直、色んな事は考えます。でも、今は、自分を卑下せずに真っ直ぐ生きてみたいって思えたんだ」

    77 = :

    「こういうふうに、街を歩いたことはなかったな」

    の子「はい! あれもこれも、全部俺さんのお陰です!」

    「……別に、そこまで気負わなくてもいいんだぞ」

    槍使い「あ、お前は以前の」

    「その節は助かったよ。おかげでこの子を助けることができた」

    の子「この方は……?」

    「あの大柄の白魔導士を勧めてくれた人だ」

    の子「あ、ありがとうございました!」ペコッ

    槍使い(か、可愛い……)ドキッ

    (…………)

    78 = :

    女侯爵の部下「……フ、フフ、ようやく見つけたぞ……」

    女侯爵の部下「これで私の首も繋がる」

    女侯爵の部下「しかし……まさか、【聖剣】持ちの護衛付きとはな」チッ

    女侯爵の部下「使える部下を集めて、折を見て囲んでしまうか」

    女侯爵の部下「……女侯爵様の領地から外れては、下手に兵やら暗殺やらは使えなくなる」

    女侯爵の部下「気取られる前に、【聖剣】持ちを殺し、あの女を女侯爵様に引き渡さねば!」

    79 = :

    の子「…………」

    「どうした? 浮かない顔をして」

    の子「実は、あの方からその、また二人で食事を取らないかと誘われてしまいまして……」

    「槍使いの奴か。いいじゃないか、ハンサムだし、根がいい奴なのは保証する。年齢だってお前と近い」

    「そこらの冒険者みたいに荒くれ者じゃなく、教養がある。文字の読み書きだってできる」

    の子「でも……」

    80 = :

    んなぁ…

    81 = :

    「それに、実は遠方の貴族の長男だというじゃないか」

    「今は家との連絡は断って冒険者として生きているようだが、いずれ元の鞘に戻るかもしれない」

    の子「わ、私は、俺さんが……」

    「食事くらい一緒に行ってやれ。それとも、槍使いは嫌いか?」

    の子「そうじゃ、ないけれど……」

    82 = :

    私怨

    83 = :

    見てます

    84 = :

    なろうでいいのでは?とは思う
    実はあるのかな?

    85 = :

    「最近はどうだ?」

    槍使い「あ、ああ、実はその、贈り物をしたいんだが……好きなものか何か、わからないだろうか?」

    「そういえば、装飾品屋をよく羨ましそうに見ているな……」

    「あいつは緑色が好きなんだ。上手く見繕ってやれ」

    槍使い「か、感謝する、お義父さん!」バッ

    「誰がお義父さんだ誰が!」

    86 = :

    俺はもうおっさんだから若い同士よろしくやりなってスタンス、嫌いじゃないぜ……

    87 = :

    槍使い「で、でも、いいんですか? その……」

    「別に俺が止める理由はないだろう。父親でさえないんだからな」ハア

    「……ただ、お前があいつを傷つけることがあったら、絶対に許さないからな。手を出すつもりなら、責任はきっちり取ってもらう」ジャキ

    槍使い「わ、わかっている!」

    「欲を言えば、冒険者なんていつ死ぬかわからない仕事はやめて、貴族に戻ってほしいんだがな」

    槍使い「…………」

    88 = :

    の子「か、かわいい……ですか?」

    「ああ、よく似合ってるよ」

    の子「えへへへ……」

    「槍使いからもらったのか?」

    の子「はい!」

    の子「それから、実は……その……」

    「…………」

    「プロポーズでもされたか?」

    の子「っ!!」

    (あいつもせっかちな奴だな)ニマッ

    89 = :

    (幸せ……だな)

    (まさか、俺がこんな気持ちに浸れる時が来るなんて、思ってもみなかった)クスッ

    「……!」ピクッ

    の子「俺さん?」

    「……お前、今日は槍使いの奴に泊めてもらえ」

    の子「え? そ、そんな……」カアッ

    「いいか? これは冗談なんかじゃない、真っ直ぐ表通りまで行って振り返るな」

    90 = :

    の子「お、俺さん……? は、はい!」ダッ

    「……出て来いよ」

    女侯爵の部下「おや、よく気が付きましたねぇ。私達に気付いていて逃げないなんて、大したものですよ」バッ

    「達……?」

    兵A「俺達には気づいてなかったのか」クク
    兵B「残念だったなぁ、おっさん。これも仕事だから、恨まないでくれよ」ニヤニヤ

    (……十人!)

    91 = 33 :

    そろそろ終わったとこだけど続きはあるのか

    92 = :

    女侯爵の部下「いかに【聖剣】持ちとは言え、精鋭兵十人を相手にはできないでしょう」クク

    (武器も防具も、整ってる。手入れもされてる)

    (……冒険者やゴロツキじゃない、貴族の兵だ!)ツー

    「お前ら、何が狙いだ!」

    女侯爵の部下「貴方がいけないんですよ。余計なガキに色欲を出すから、厄介ごとに巻き込まれるのです」ニイ

    「余計な、ガキ……?」

    93 = :

    女侯爵の部下「とっとと殺してしまえ! こいつさえ片付ければ、あの小娘はどうとでもなる!」

    兵A「任せてください!」サッ
    兵B「油断はしませんよ、確実に仕留めてやります!」シュンッ

     ブンッ

    兵A「がぁっ!」
    兵B「ぐぼ……お、俺の足! 脚がァ!」

    「……あいつを殺させるつもりはない。死ぬ覚悟がある奴だけ掛かってこい」ジャキンッ

    女侯爵の部下「なんだと…?」

    94 = 33 :

    なんか女侯爵の部下って文字見るとそいつ自身も女みたいに思えてくるよね

    95 = :

    「…………」ハァハァ

    女侯爵の部下「なんだと……? 精鋭兵十人が、敗れたのか……?」

    女侯爵の部下「私は、夢でも見ているのか……?」

    (さすがに、体力が続かない……血もかなり流した)ゼェゼエ

    「どうする? お前はやらないのか?」

    女侯爵の部下「う、うぐ……や、やってやる! 貴様も既に死にかけじゃないか! やってやるぞおっ!」シャキン

    「…………」ギロッ

    女侯爵の部下「うっ、うわあああああっ!」ダッ

    (いった、か……)

    (……随分、きな臭いことになってきたな)

    96 = :

    の子「俺さん、大丈夫ですか?」オロオロ

    「……ああ、手当してもらったおかげで随分よくなったよ」

    「今日、明日はこのまま寝させてもらうけどな」

    「悪いな、ゴロツキがいたから根性直してやろうと思ったら、このザマだよ」ハッ

    の子「……危険なことは、しないでくださいね。俺さんがいなくなったら私、どうすればいいのか……」グスッ

    槍使い「…………」

    「いたのか、お前」

    槍使い「少し、俺さんと二人で話したいことがある。席を外してくれ」

    の子「え……? わ、わかりました」ペコッ

    97 = 33 :

    この辺から読んでない

    98 = :

    槍使い「どういうことだ?」

    「…………」

    槍使い「竜種を一人で仕留めたS級冒険者の貴方が、たかだかゴロツキ相手に苦戦するとは思えないのだが」

    「……お前、あいつのこと好きか?」

    槍使い「え……? あ、ああ、そりゃあもう!」ダンッ

    「命を懸けて、持ってるもん全部放り出して守れって言われて、頷けるか?」

    槍使い「え……?」

    99 = :

    「……無茶なこと言っちまったな、忘れてくれ」

    槍使い「…………で、できる」

    「!」

    槍使い「できるって言ったんだ! やってやるさ! 俺のことを見縊ってくれるな!」グッ

    「……」

    槍使い「……」フーフーッ

    「そっか、ありがとうな」ニコッ

    槍使い「あ、ああ! 礼には及ばんともさ!」

    100 = :

    「……あいつは、多分だが、貴族か、それに準ずる権力持ちに狙われている」

    「相手は、街中で兵を嗾けることもいとわない連中だ」

    槍使い「な……!」

    「実家に帰って貴族に戻って、正式にあいつを娶ってやってくれ」バッ

    槍使い「お、俺があの子を……」

    「そうすれば、連中も手出しはしづらくなるはずだ」

    「……もっとも、もしかしたら以降も何かの嫌がらせを受けるかもしれないがな」

    槍使い「…………」

    「さすがに……呑めないか」

    槍使い「わ、わかった! やってみせる!」


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