元スレ男「ウォーターサーバーの営業マンには絶対なりたくねーなー、あんなもん売れるわけねーもん」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
1 :
営業マン「いらっしゃいませー」
営業マン「ご自宅でおいしいお水はいかがですか~」
男「よくショッピングモールで、ああやってウォーターサーバー売ってる人見かけるけど……」
男「ウォーターサーバーの営業マンにだけは絶対なりたくねーなー」
女「どうして?」
男「だって、あんなもん売れるわけねーもん。誰かが買ってるとこ見たことねーよ!」ケラケラ…
女「……」
5 :
本体無料で水を定期購入させるんだよ
6 = 1 :
男「きっとノルマとかもキツイだろうしさー」
男「ま、勉強をおろそかにしたから、ああいう仕事につくはめになったんだろうから、ざまあねえな!」
男「いやー、俺はウォーターサーバーの営業マンじゃなくてよかった……」
女「最っ低!」バシッ
男「!」
男「何すんだよ!」
女「人のお仕事をそんな風にいうもんじゃないわ! あなたがそんな人とは思わなかった!」
女「あなたなんて大嫌い! もう別れましょ!」スタスタ…
男「あ、ちょっと……」
9 :
震災後にサーバーで水買う家が異常に増えた
10 = 1 :
男「う、ううう……」
男「なんでこんなことに……」
男「うわぁ~~~~~~~~~~ん!!!」ドバァァァァァ
営業マン「どうなさいました?」
男「うるせえ! ほっといてくれよ!」
男「えぐっ、えぐっ……!」
12 = 11 :
すまんな、
「えぐっ…えぐっ…」
が生理的に全部ダメ
13 = 1 :
営業マン「そんなに泣いていると、脱水症状になりますよ」
営業マン「さ、どうぞ。一杯お飲み下さい」
男「飲むけど、ウォーターサーバーなんて買わねえぞ。話も聞かねえ」
営業マン「かまいませんよ、サービスです」
男「じゃあ……」ゴクゴク
男「!」
14 :
いい人だ
15 :
ただほど高いものはない
16 = 1 :
男「う、うまい……!」
男「ウォーターサーバーの水ってこんなにうまかったのか!?」
営業マン「ええ、そうでなきゃ商売になりませんよ」
男「でも、こんなにうまいのなら、もっと売れてもいいんじゃないか?」
営業マン「なんだったら、ちょっと売ってみますか?」
男「へ? 俺が?」
17 = 1 :
男「いいけど……全然売れなくても文句いうなよ」
営業マン「できるものならどうぞ」
男「?」
営業マン「私は向こうにいるので、何かあったら声をかけて下さい」スタスタ
男「はぁ……」
男(妙なことになっちまったな……)
男「いらっしゃいませー! ウォーターサーバーいかがっすかー!」
18 = 1 :
ワァァ… ワァァァ…
ドドドドドドドドド…
男「ん?」
19 = 14 :
んん?
20 = 1 :
「ウォーターサーバー売ってくれ!」 「頼む!」 「大至急だ!」
「一つくれ!」 「ちょうど一台欲しかったのよ!」 「早くよこせぇ!」
「うまい水が飲みてえ!」 「やったぜ、ウォーターサーバーだぁ!」 「俺に売れッ!」
男「な、なんだこりゃ!?」
男(とんでもない数の客が押し寄せてきやがった! まるで津波ッ!)
21 :
>>12
えぐいな
22 = 1 :
「売れーっ!」 「金ならいくらでも出す!」 「物売るってレベルじゃねーぞ!」
ギュウギュウ… ギュウギュウ…
男「皆さん落ち着いて! ちょっと待って……!」
男「助けっ……! 押し潰され……!」
ギュウウウウ…
男「ぐえええっ……!」
男(し、死ぬぅ……)
24 = 23 :
間違えたPS3の時か
26 = 2 :
なぜこんな題材で書こうと思ったのか
27 :
こうして男の人生は幕を閉じたのです
完
28 = 1 :
営業マン「散りなさい」バッ
「やっぱ買うのやめるか」 「そこまで欲しくねーや」 「悪かったな!」
ザッザッザッ…
男「こ、これは……?」
男(あれだけウォーターサーバーを欲しがってた客どもが、散っていく……)
29 :
なるほど
30 = 1 :
営業マン「お分かりになりましたか?」
男「!」ハッ
営業マン「今の時代……≪水の時代≫ともいわれる現代、ウォーターサーバーは需要があるのです」
営業マン「ありすぎるのです」
営業マン「なので、私のようにウォーターサーバーを極めた営業マンが」
営業マン「ウォーターサーバーからほとばしるオーラを制御しなければ」
営業マン「皆がウォーターサーバーを買い求め、大混乱を招いてしまうのです」
男「そういうことだったのか……」
31 :
んなわけないやろ
32 :
ワロタ凄い能力だ
33 :
どういうことだったのか
34 :
この感じどこかで
35 = 1 :
男「さっきは売れるわけないなんて、バカにしてすみませんでした!」
営業マン「いえいえ」
男「こうなったらぜひ、俺にもウォーターサーバーについて学ばせていただけませんか!?」
営業マン「いいでしょう……」
営業マン「あなたにウォーターサーバーの極意をお教えしましょう!」
男「ありがとうございます!」
36 :
なんだこれ
37 = 1 :
営業マン「では、最初の修行です」
営業マン「ウォーターサーバーを自在に操るには、水との対話が基本となります」
営業マン「このコップの水と対話するのです」コトッ
男「対話って、どうやって……」
営業マン「ヒントは、水の気持ちを知ろうとすることです」
男「分かりました……やってみます!」
男(水の気持ち、水の気持ち、水の気持ち……)ジーッ
38 :
誘い水じゃん
39 = 1 :
24時間経過――
男「……」ジーッ
ハヤクノメヨ…
男「!?」
ハヤクノメッタラ!
男(聞こえたッ!)
40 :
これは巧妙なチームプレーだな
41 = 1 :
男「聞こえました!」
男「……」グビグビッ
男「うん、生ぬるい! もっと早く飲んであげればよかった!」
営業マン「お見事です」パチパチ…
営業マン「では次の試練(ステージ)に進みましょう。次からはもっと厳しくなりますよ!」
男「はいっ!」
42 :
幻聴かな?
43 = 34 :
貴方疲れてるのよ
44 :
こいつぁとんでもねぇスレを開いちまったぜ…
45 = 1 :
営業マン「滝浴びです!」
男「うおおおおおおおおっ!」ドドドドド…
~
営業マン「湖の上を歩くのです!」
男「おっとと……」チャプチャプ…
~
営業マン「濁流を泳ぎきるのです!」
男「ガボッ、ゴボッ、ガボッ……!」ジタバタ…
46 :
さらっととんでもねえ事してんなw
47 :
かなり凄いことしてる
48 = 1 :
営業マン「よくここまで耐え抜きました。本当にお疲れ様でした」
営業マン「最終試練は……この何もない砂漠で一ヶ月間生き抜くこと!」
営業マン「幸運を祈っていますよ」スッ…
シーン…
男「……」
男(本当に何もない……どこまでいってもずーっと砂……)
男(いや、あるじゃないか!)
49 = 32 :
ジョジョ一部と思って読んでます
50 = 1 :
ドクン… ココダヨ… ドクン… ココニイルヨ… ドクン… ノンデ…
男(俺には分かる!)
男(この砂漠、至る所水だらけじゃないか! これのどこが砂漠なんだ!)
男(ここを掘っていけば……!)
ザクザクザクザクザク…
ブシュワァァァァ…
男「水だぁ!」
みんなの評価 : ○
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