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元スレヘビ「ゆで卵うんめぇ~~~~~!!!」カエル「いい酒だ……」ナメクジ「塩は最高だね!」
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第一話『三すくみな奴ら』
<三匹の巣穴>
ヘビ「お~い、卵拾ってきたぞ! 一緒に食おうぜ!」ニョロニョロ
カエル「卵……? いらん、酒があればいい」グビッ
ヘビ「酒って……どこで手に入れたんだよ?」
カエル「木の実を発酵させて自分で作った」
ヘビ「器用な奴め……どこの猿だよ。んじゃ、ナメクジは?」
ナメクジ「ボクもいらない。塩なめてるから!」ペロペロ…
ヘビ「いやいやいや、ナメクジが塩なめたらヤバイだろ」
ナメクジ「やばくないよ。このとろけるようなしょっぱさ、たまらないよ!」ドロドロ…
ヘビ「とろけるってか、実際溶けてるけどね」
ナメクジ「ああ……この感覚クセになるぅ……」ビクッビクッ
ヘビ「……ったく、お前らカエルとナメクジのくせに、変わりすぎなんだよ!」
<三匹の巣穴>
ヘビ「お~い、卵拾ってきたぞ! 一緒に食おうぜ!」ニョロニョロ
カエル「卵……? いらん、酒があればいい」グビッ
ヘビ「酒って……どこで手に入れたんだよ?」
カエル「木の実を発酵させて自分で作った」
ヘビ「器用な奴め……どこの猿だよ。んじゃ、ナメクジは?」
ナメクジ「ボクもいらない。塩なめてるから!」ペロペロ…
ヘビ「いやいやいや、ナメクジが塩なめたらヤバイだろ」
ナメクジ「やばくないよ。このとろけるようなしょっぱさ、たまらないよ!」ドロドロ…
ヘビ「とろけるってか、実際溶けてるけどね」
ナメクジ「ああ……この感覚クセになるぅ……」ビクッビクッ
ヘビ「……ったく、お前らカエルとナメクジのくせに、変わりすぎなんだよ!」
ヘビ「んじゃ、俺もメシ作るか」
ヘビ「木の枝こすり合わせて、火をおこして……」ボッ…
ヘビ「水を沸かして……卵をゆでて……」
グツグツ…
ヘビ「できたっ! ゆで卵! いただきまぁ~す!」バクンッ
ヘビ「ゆで卵うんめぇ~~~~~!!!」
ナメクジ「ヘビのくせにゆで卵って……自分だってよっぽど変わってるじゃないか」
カエル「まったくだ」
ヘビ「おいナメクジ、ちょっと塩分けてくれ! ふりかけるから!」
ヘビ「木の枝こすり合わせて、火をおこして……」ボッ…
ヘビ「水を沸かして……卵をゆでて……」
グツグツ…
ヘビ「できたっ! ゆで卵! いただきまぁ~す!」バクンッ
ヘビ「ゆで卵うんめぇ~~~~~!!!」
ナメクジ「ヘビのくせにゆで卵って……自分だってよっぽど変わってるじゃないか」
カエル「まったくだ」
ヘビ「おいナメクジ、ちょっと塩分けてくれ! ふりかけるから!」
ヘビ「あ~……食った食った!」ゲフッ
カエル「いい酒だ……」
ナメクジ「塩は最高だね!」
ヘビ「ところでよ、あっちにある丘でウサギとカメがかけっこやるらしいんだけど」
ヘビ「見に行かねえか?」
カエル「私はいい」
ナメクジ「ボクもいいや。かけっこって興味ないし」
ヘビ「え~……行こうぜぇ~……」
カエル「一匹で行け」
ナメクジ「行ってらっしゃい」
ヘビ「…………」
カエル「いい酒だ……」
ナメクジ「塩は最高だね!」
ヘビ「ところでよ、あっちにある丘でウサギとカメがかけっこやるらしいんだけど」
ヘビ「見に行かねえか?」
カエル「私はいい」
ナメクジ「ボクもいいや。かけっこって興味ないし」
ヘビ「え~……行こうぜぇ~……」
カエル「一匹で行け」
ナメクジ「行ってらっしゃい」
ヘビ「…………」
ヘビ「行かないっていうんなら、体を泥で茶色く染めて、トグロ巻くぞ!」シャーッ
カエル&ナメクジ「!?」ギョッ
ヘビ「それでもいいのかよ!?」
カエル「わ、分かった……付き合おう」
ナメクジ「あれやられると、食欲なくなるからね……」
ヘビ「よしよし」チロチロ
カエル&ナメクジ「!?」ギョッ
ヘビ「それでもいいのかよ!?」
カエル「わ、分かった……付き合おう」
ナメクジ「あれやられると、食欲なくなるからね……」
ヘビ「よしよし」チロチロ
<丘>
ザワザワ… ガヤガヤ…
トカゲ「おっ、三すくみ。お前らもかけっこ見に来たのか」
ヘビ「まぁな~、こいつらがどうしても見たいっていうから」
ナメクジ「よくいうよ……」
トカゲ「ケケケ、相変わらず仲悪いなァ、お前ら。で、どっちが勝つと思う?」
ヘビ「そりゃもちろんウサギだろ!」
カエル「私はカメだな」
ナメクジ「ボクは引き分けだと思う!」
トカゲ「……見事にバラバラだな。さすが三すくみ」
トカゲ(なんでこんなバラバラな奴らが一緒に暮らして、つるんでるんだか……)
キジ「実況は“鳴かずば撃たれまい”でお馴染みのキジがお送りいたしま~す!」ケーンッ
ザワザワ… ガヤガヤ…
トカゲ「おっ、三すくみ。お前らもかけっこ見に来たのか」
ヘビ「まぁな~、こいつらがどうしても見たいっていうから」
ナメクジ「よくいうよ……」
トカゲ「ケケケ、相変わらず仲悪いなァ、お前ら。で、どっちが勝つと思う?」
ヘビ「そりゃもちろんウサギだろ!」
カエル「私はカメだな」
ナメクジ「ボクは引き分けだと思う!」
トカゲ「……見事にバラバラだな。さすが三すくみ」
トカゲ(なんでこんなバラバラな奴らが一緒に暮らして、つるんでるんだか……)
キジ「実況は“鳴かずば撃たれまい”でお馴染みのキジがお送りいたしま~す!」ケーンッ
キジ「ヨーイ、ドンッ!」
ウサギ「うおっしゃあっ! ダッシュだぜぇっ!」ダダダッ
カメ「さてのんびり行こうかな」ノロノロ…
ヘビ「いっけーっ! ぶっちぎれーっ!」シャーッ
カエル「…………」
ナメクジ「どっちも頑張れ~」
ウサギ「うおっしゃあっ! ダッシュだぜぇっ!」ダダダッ
カメ「さてのんびり行こうかな」ノロノロ…
ヘビ「いっけーっ! ぶっちぎれーっ!」シャーッ
カエル「…………」
ナメクジ「どっちも頑張れ~」
キジ「ウサギ速い! ウサギ速い! カメに圧倒的差をつけて、ゴールに近づくゥ!」
ウサギ「うおっしゃぁぁぁぁぁ!!!」ドドドドドッ
ヘビ「頼むぞ~っ! 俺はお前に蓄えてたメシ全部賭けてんだ!」
カエル「…………」
ナメクジ「賭けなんかやってたんだ……」
ウサギ「うおっしゃぁぁぁぁぁ!!!」ドドドドドッ
ヘビ「頼むぞ~っ! 俺はお前に蓄えてたメシ全部賭けてんだ!」
カエル「…………」
ナメクジ「賭けなんかやってたんだ……」
ウサギ「あうっ!?」ガッ
ウサギ「ぐあああああっ!」ドンガラガッシャーンッ
キジ「ああっ!? ウサギ、最後の最後で切り株につまずいてクラァァッシュ!!!」
キジ「これはもう……かけっこ続行は不可能でしょう!」
キジ「カメの勝利が確定してしまったぁぁぁぁぁ!」
ヘビ「あ……ああああっ……!!!」グニャァ~…
カエル「さて、帰るか」クルッ
ヘビ「…………」カチーン
ナメクジ「あーらら、ヘビったらすっかり石化しちゃってるよ」
カエル「カメに賭けていた餌は十倍になって返ってきそうだ」
ナメクジ「君も賭けてたんだ……ぬかりないね」
ウサギ「ぐあああああっ!」ドンガラガッシャーンッ
キジ「ああっ!? ウサギ、最後の最後で切り株につまずいてクラァァッシュ!!!」
キジ「これはもう……かけっこ続行は不可能でしょう!」
キジ「カメの勝利が確定してしまったぁぁぁぁぁ!」
ヘビ「あ……ああああっ……!!!」グニャァ~…
カエル「さて、帰るか」クルッ
ヘビ「…………」カチーン
ナメクジ「あーらら、ヘビったらすっかり石化しちゃってるよ」
カエル「カメに賭けていた餌は十倍になって返ってきそうだ」
ナメクジ「君も賭けてたんだ……ぬかりないね」
ザワザワ… ドヨドヨ…
ウサギ「ぐうう……っ! いでぇよぉ……!」
カメ「だ、大丈夫かね?」
「ひどいケガだ!」 「尖った石で切ったんだな……」 「血を止めないと死ぬぞ!」
トカゲ「なんか、ヤバイことになってやがる……」
ヘビ「…………」ハッ
ナメクジ「あ、戻った」
ヘビ「どうやらヘビーなことになっちまったな!」
カエル「このまま帰るわけにはいかんようだ」
ナメクジ「ケガをナメたら危ないからね!」
ウサギ「ぐうう……っ! いでぇよぉ……!」
カメ「だ、大丈夫かね?」
「ひどいケガだ!」 「尖った石で切ったんだな……」 「血を止めないと死ぬぞ!」
トカゲ「なんか、ヤバイことになってやがる……」
ヘビ「…………」ハッ
ナメクジ「あ、戻った」
ヘビ「どうやらヘビーなことになっちまったな!」
カエル「このまま帰るわけにはいかんようだ」
ナメクジ「ケガをナメたら危ないからね!」
ヘビ「おいウサギ、足出せ」
ウサギ「う……?」
ヘビ「足に巻きついて止血!」シュルルッ
ギュッ
ウサギ「うおっ!」
カエル「さらに私の体から分泌したこの油を……」ギトギト…
ナメクジ「ボクが傷口をはって塗りつける!」ヌリヌリ…
ウサギ「はうっ! ギンモヂイイッ!」
キジ「こ、こりゃすごい!」
キジ「ヘビ、カエル、ナメクジの三匹が、あっという間にウサギの傷を手当てしたぁっ!」
ウサギ「う……?」
ヘビ「足に巻きついて止血!」シュルルッ
ギュッ
ウサギ「うおっ!」
カエル「さらに私の体から分泌したこの油を……」ギトギト…
ナメクジ「ボクが傷口をはって塗りつける!」ヌリヌリ…
ウサギ「はうっ! ギンモヂイイッ!」
キジ「こ、こりゃすごい!」
キジ「ヘビ、カエル、ナメクジの三匹が、あっという間にウサギの傷を手当てしたぁっ!」
ウサギ「ありがとう……助かったぜ……」
カメ「よかったよかった、かけっこ相手としてホッとしたよ」
ヘビ「なぁにいいってことよ! ……全財産はパーになっちまったけど」チロチロ
カエル「元々無一文みたいなもんだろう」
ナメクジ「そうそう! ゼロがゼロになっただけ!」
ヘビ「ンだとォ!」シャーッ
トカゲ「普段はバラバラだが、いざという時のチームワークはすごいな……」
トカゲ「三すくみ、恐るべし……!」
~おわり~
カメ「よかったよかった、かけっこ相手としてホッとしたよ」
ヘビ「なぁにいいってことよ! ……全財産はパーになっちまったけど」チロチロ
カエル「元々無一文みたいなもんだろう」
ナメクジ「そうそう! ゼロがゼロになっただけ!」
ヘビ「ンだとォ!」シャーッ
トカゲ「普段はバラバラだが、いざという時のチームワークはすごいな……」
トカゲ「三すくみ、恐るべし……!」
~おわり~
第二話『三すくみになった理由』
<池>
ヘビ「あぢぃ~!」ジャブジャブ
カエル「こういう日は水浴びするに限るな」ジャブジャブ
ナメクジ「二匹ともだらしないなぁ。このくらいの暑さでへばって」
ヘビ「なんでお前、この中で一番暑さに弱そうなのにそんな強いんだよ!」
ナメクジ「そりゃもちろん、普段からきちんと塩分を摂取してるからさ!」キリッ
ヘビ「……どういうことなの」
カエル「ナメクジ仲間が聞いたら呆れ返るに違いない」
<池>
ヘビ「あぢぃ~!」ジャブジャブ
カエル「こういう日は水浴びするに限るな」ジャブジャブ
ナメクジ「二匹ともだらしないなぁ。このくらいの暑さでへばって」
ヘビ「なんでお前、この中で一番暑さに弱そうなのにそんな強いんだよ!」
ナメクジ「そりゃもちろん、普段からきちんと塩分を摂取してるからさ!」キリッ
ヘビ「……どういうことなの」
カエル「ナメクジ仲間が聞いたら呆れ返るに違いない」
トカゲ「ケケケ……よぉ~、お前らも水浴びか?」
ヘビ「まぁな。水浴びでもしなきゃやってられねえよ」
トカゲ「しっかし、今も言い争ってたけど、相変わらず仲悪いな~」
トカゲ「ほら、ドジョウとドングリを少しは見習えよ」
ドングリ「ではお背中で転がります!」ギュルルルルッ
ドジョウ「あああ~~~~~~っ!!!」
ドングリ「転がってます! 転がってます!」ギュルルルルルッ
ドジョウ「い、いい! すごくいいよ! 坊ちゃん!」
ヘビ「えええ……」
カエル「仲がいいというか、なんというか」
ナメクジ「ド変態プレイを楽しんでるようにしか見えないよね……」
ヘビ「まぁな。水浴びでもしなきゃやってられねえよ」
トカゲ「しっかし、今も言い争ってたけど、相変わらず仲悪いな~」
トカゲ「ほら、ドジョウとドングリを少しは見習えよ」
ドングリ「ではお背中で転がります!」ギュルルルルッ
ドジョウ「あああ~~~~~~っ!!!」
ドングリ「転がってます! 転がってます!」ギュルルルルルッ
ドジョウ「い、いい! すごくいいよ! 坊ちゃん!」
ヘビ「えええ……」
カエル「仲がいいというか、なんというか」
ナメクジ「ド変態プレイを楽しんでるようにしか見えないよね……」
トカゲ「ところで、お前らってなんで三すくみトリオを結成したんだ?」
ヘビ「ん~、なんでだっけ?」
カエル「ずいぶん昔のことだからな……思い返すのも一苦労だ」
ナメクジ「二匹とも覚えてないの!? 記憶力悪いなぁ」
ヘビ「どんなんだったっけ?」
ナメクジ「ほら、最初は草むらでヘビとカエルが睨み合ってたんだよ」
………………
…………
……
ヘビ「ん~、なんでだっけ?」
カエル「ずいぶん昔のことだからな……思い返すのも一苦労だ」
ナメクジ「二匹とも覚えてないの!? 記憶力悪いなぁ」
ヘビ「どんなんだったっけ?」
ナメクジ「ほら、最初は草むらでヘビとカエルが睨み合ってたんだよ」
………………
…………
……
~回想~
<草むら>
ヘビ「シャーッ!」チロチロ
カエル「…………」シーン
ヘビ「今からお前は俺に食われるんだ……諦めるこったな」
カエル「…………」
ヘビ「“蛇に睨まれた蛙”ってのはまさにこのことだなァ!」
カエル「……帰っていいか?」
ヘビ「えっ、いやいやいや、ダメだって!」
<草むら>
ヘビ「シャーッ!」チロチロ
カエル「…………」シーン
ヘビ「今からお前は俺に食われるんだ……諦めるこったな」
カエル「…………」
ヘビ「“蛇に睨まれた蛙”ってのはまさにこのことだなァ!」
カエル「……帰っていいか?」
ヘビ「えっ、いやいやいや、ダメだって!」
カエル「まぁ、十分生きた。ここらでヘビに食われるのも一興か」
ヘビ「お? ずいぶん往生際がいいじゃんか。長い物には巻かれろっていうしなァ!」
カエル「ただし……」
ヘビ「?」
カエル「実は私は≪ヤドクガエル≫というカエルでな」
ヘビ「なんだそりゃ?」
カエル「私の体は自然界有数の猛毒に覆われている」
ヘビ「え!?」
カエル「もし、私を食えば……間違いなくお前も死ぬだろうな」
カエル「自殺願望があるのなら、私を食うといい」
ヘビ「…………ッ!」
ヘビ(あれ? ひょっとして“蛙に睨まれた蛇”状態になっちゃってる?)
ヘビ「お? ずいぶん往生際がいいじゃんか。長い物には巻かれろっていうしなァ!」
カエル「ただし……」
ヘビ「?」
カエル「実は私は≪ヤドクガエル≫というカエルでな」
ヘビ「なんだそりゃ?」
カエル「私の体は自然界有数の猛毒に覆われている」
ヘビ「え!?」
カエル「もし、私を食えば……間違いなくお前も死ぬだろうな」
カエル「自殺願望があるのなら、私を食うといい」
ヘビ「…………ッ!」
ヘビ(あれ? ひょっとして“蛙に睨まれた蛇”状態になっちゃってる?)
ナメクジ「コラコラ、何をやってるんだよ!」ヌメヌメ
ヘビ「!」
カエル「……ん」
ナメクジ「ケンカはやめて、仲良くしよう!」
ヘビ「うるせえ、引っ込んでろ!」
ヘビ「いっとくが、俺はお前なんか一飲みにできるんだぞ!」シャーッ
ナメクジ「ううっ……」
ヘビ「まぁ、貝もねえ奴を食っても食いがいがねえから見逃してやるけどな!」チロチロ
ナメクジ「あ”?」
ヘビ「え?」
ヘビ「!」
カエル「……ん」
ナメクジ「ケンカはやめて、仲良くしよう!」
ヘビ「うるせえ、引っ込んでろ!」
ヘビ「いっとくが、俺はお前なんか一飲みにできるんだぞ!」シャーッ
ナメクジ「ううっ……」
ヘビ「まぁ、貝もねえ奴を食っても食いがいがねえから見逃してやるけどな!」チロチロ
ナメクジ「あ”?」
ヘビ「え?」
ナメクジ「誰に……貝がないって?」ビキッ
ヘビ「な、なんだよ」
ナメクジ「どうせボクは貝がないよ……カタツムリじゃないよ……」
ナメクジ「だけど、だけど……ッ!」ビキメキッ…
ナメクジ「ナメてんじゃねえぞおおおおおおおおッ!!!!!」
ヘビ「ひいっ!?」
ナメクジ「サマーソルトキック!!!」グルンッ
バキィッ!
ヘビ「げぼぉっ!」
ナメクジ「いっつも塩なめてるから、ボクはそこらのナメクジとは一味違うぞ!」
ヘビ「うぅ……塩だからサマーソルト……? いや、サマーソルトは宙返りって意味――」
ドカバキグシャッ!
ヘビ「ぐぎゃあぁぁぁぁぁっ!!!」
ヘビ「な、なんだよ」
ナメクジ「どうせボクは貝がないよ……カタツムリじゃないよ……」
ナメクジ「だけど、だけど……ッ!」ビキメキッ…
ナメクジ「ナメてんじゃねえぞおおおおおおおおッ!!!!!」
ヘビ「ひいっ!?」
ナメクジ「サマーソルトキック!!!」グルンッ
バキィッ!
ヘビ「げぼぉっ!」
ナメクジ「いっつも塩なめてるから、ボクはそこらのナメクジとは一味違うぞ!」
ヘビ「うぅ……塩だからサマーソルト……? いや、サマーソルトは宙返りって意味――」
ドカバキグシャッ!
ヘビ「ぐぎゃあぁぁぁぁぁっ!!!」
ヘビ「いてぇ……なんてヘビーな奴だ……」
ナメクジ「ごめん……ボク、怒るとついああなっちゃって……」
カエル「ふぅ……二匹とも」
ヘビ「な、なんだよ……」
カエル「一杯どうだ? 生き返るぞ」ゲロッ
ナメクジ「お酒!? 飲む飲む!」
ヘビ「……もらおっかな」
ナメクジ「ごめん……ボク、怒るとついああなっちゃって……」
カエル「ふぅ……二匹とも」
ヘビ「な、なんだよ……」
カエル「一杯どうだ? 生き返るぞ」ゲロッ
ナメクジ「お酒!? 飲む飲む!」
ヘビ「……もらおっかな」
ヘビ「ぷはーっ! うめえ!」
ナメクジ「うん、おいしい! 塩とよく合うよ!」
カエル「井戸でじっくり熟成させた極上の一品だ」グビッ
ヘビ「よぉ~し、ここらで俺の脱皮芸を披露してやるか!」ベロンッ
ナメクジ「いいぞーっ!」
カエル「……ふっ」
………………
…………
……
ナメクジ「うん、おいしい! 塩とよく合うよ!」
カエル「井戸でじっくり熟成させた極上の一品だ」グビッ
ヘビ「よぉ~し、ここらで俺の脱皮芸を披露してやるか!」ベロンッ
ナメクジ「いいぞーっ!」
カエル「……ふっ」
………………
…………
……
ナメクジ「――こんな感じだったかな」
ヘビ「あ~、そうそう!」
カエル「懐かしい思い出だ……」
トカゲ「……っていうかさぁ」
ヘビ「どした?」
トカゲ「今の話聞いてると、お前らって三すくみというより――」
トカゲ「ヘビが最弱なんじゃねえか? カエルにもナメクジにも負けちゃってるじゃん」
ヘビ「…………!」
ヘビ「バッ……バッカ! ちげーよ! 違うんだって!」
ヘビ「あ~、そうそう!」
カエル「懐かしい思い出だ……」
トカゲ「……っていうかさぁ」
ヘビ「どした?」
トカゲ「今の話聞いてると、お前らって三すくみというより――」
トカゲ「ヘビが最弱なんじゃねえか? カエルにもナメクジにも負けちゃってるじゃん」
ヘビ「…………!」
ヘビ「バッ……バッカ! ちげーよ! 違うんだって!」
ヘビ「違うの! 今の話だと俺はたしかに最弱っぽいかもしんないけどさ」
ヘビ「ほら、あれだよ。あくまで手加減……手足ないけどとにかく手加減してたの!」
ヘビ「人間どものアニメで猫とネズミが仲良くケンカするって物語があるけど」
ヘビ「あれも実は猫が手加減してるって説もあるし、そういうアレなんだよアレ! 八百長的な!」
ヘビ「俺が本気出したらカエルもナメクジも一飲みだから! 丸飲みだから! がぶ飲みだから!」
ヘビ「だからほら……とにかく、ほら、分かるでしょ!? 俺のいいたいこと分かるよね!?」
トカゲ「めっちゃ早口なんだけど」
ヘビ「全然早口じゃないから! いつもこんぐらいのスピードで喋ってるから! シャーッ!」
カエル「…………」
ナメクジ「…………」
ヘビ「ほら、あれだよ。あくまで手加減……手足ないけどとにかく手加減してたの!」
ヘビ「人間どものアニメで猫とネズミが仲良くケンカするって物語があるけど」
ヘビ「あれも実は猫が手加減してるって説もあるし、そういうアレなんだよアレ! 八百長的な!」
ヘビ「俺が本気出したらカエルもナメクジも一飲みだから! 丸飲みだから! がぶ飲みだから!」
ヘビ「だからほら……とにかく、ほら、分かるでしょ!? 俺のいいたいこと分かるよね!?」
トカゲ「めっちゃ早口なんだけど」
ヘビ「全然早口じゃないから! いつもこんぐらいのスピードで喋ってるから! シャーッ!」
カエル「…………」
ナメクジ「…………」
カエル「その通りだ」
カエル「我々二匹は、ヘビに生かされてるようなものだ。本当に感謝してる」
ナメクジ「そうそう! ありがとう!」
ヘビ「お、お前たち……!」ジーン…
ヘビ「俺に手があったら、握手したいところだ……」
カエル「そんなヘビだから、きっと巣穴まで我々を背中に乗せて運んでくれるんだろうな」
ナメクジ「優しいなぁ~」
ヘビ「そうそう! 俺、優しいから!」
カエル「我々二匹は、ヘビに生かされてるようなものだ。本当に感謝してる」
ナメクジ「そうそう! ありがとう!」
ヘビ「お、お前たち……!」ジーン…
ヘビ「俺に手があったら、握手したいところだ……」
カエル「そんなヘビだから、きっと巣穴まで我々を背中に乗せて運んでくれるんだろうな」
ナメクジ「優しいなぁ~」
ヘビ「そうそう! 俺、優しいから!」
ヘビ「じゃあ乗ってけドロボー!」ニョロニョロ
ナメクジ「しゅっぱーつ!」
カエル(ふぅ……おかげで自分で歩かずに済む)
ニョロニョロニョロニョロ…
トカゲ「……ま、ああいう三すくみもアリかもな」
~おわり~
ナメクジ「しゅっぱーつ!」
カエル(ふぅ……おかげで自分で歩かずに済む)
ニョロニョロニョロニョロ…
トカゲ「……ま、ああいう三すくみもアリかもな」
~おわり~
第三話『メダカの学校』
<川>
ヘビ「……え、俺たちが生徒に授業を?」
メダカ先生「はい、あなたたち三すくみはこの辺ではすっかり有名ですから」スイスイ
メダカ先生「ぜひお願いできたらと思いまして……」
ナメクジ「いいじゃない、やろうよ!」
カエル「たまにはこういう経験もよかろう」
メダカ先生「ありがとうございます!」
ヘビ「よぉ~し、俺らの凄さをたっぷり教育してやるか!」
<川>
ヘビ「……え、俺たちが生徒に授業を?」
メダカ先生「はい、あなたたち三すくみはこの辺ではすっかり有名ですから」スイスイ
メダカ先生「ぜひお願いできたらと思いまして……」
ナメクジ「いいじゃない、やろうよ!」
カエル「たまにはこういう経験もよかろう」
メダカ先生「ありがとうございます!」
ヘビ「よぉ~し、俺らの凄さをたっぷり教育してやるか!」
<メダカの学校>
メダカ先生「今日は、皆さんのために三すくみの方々が来てらっしゃいます!」
メダカ先生「お三方の授業をしっかり聞いて下さいね!」
「はーいっ!!!」
ヘビ「川で泳ぐガキどもにヘビーな授業をしてやるぜ!」シャーッ
カエル「つまらない授業で生徒達が帰るような事態は避けねばな」ゲロッ
ナメクジ「ナメられないようにしなきゃ……!」ヌメヌメ
メダカ先生「今日は、皆さんのために三すくみの方々が来てらっしゃいます!」
メダカ先生「お三方の授業をしっかり聞いて下さいね!」
「はーいっ!!!」
ヘビ「川で泳ぐガキどもにヘビーな授業をしてやるぜ!」シャーッ
カエル「つまらない授業で生徒達が帰るような事態は避けねばな」ゲロッ
ナメクジ「ナメられないようにしなきゃ……!」ヌメヌメ
ヘビの授業――
ヘビ「え~、皆さんこんにちは!」チロチロッ
ヘビ「今日は皆さんに、俺が好きな言葉を教えましょう」
ヘビ「それは『長いものには巻かれろ』です!」
ヘビ「まあ、この自然界、どうしても勝てない相手ってのはいるわけで……」
ヘビ「ようするに勝てないと思ったら、とっとと尻尾を巻いた方が……」
子メダカたち「…………」シラーッ
ヘビ「え~、皆さんこんにちは!」チロチロッ
ヘビ「今日は皆さんに、俺が好きな言葉を教えましょう」
ヘビ「それは『長いものには巻かれろ』です!」
ヘビ「まあ、この自然界、どうしても勝てない相手ってのはいるわけで……」
ヘビ「ようするに勝てないと思ったら、とっとと尻尾を巻いた方が……」
子メダカたち「…………」シラーッ
ヘビ「ふぅ、どうだった?」
ナメクジ「全然ダメ!」
ヘビ「え、なんでよ!?」
カエル「子供にあんな夢のないこと吹き込んでどうする。完全に白けていたぞ」
ナメクジ「そうだよ! これから川でめいっぱい活躍しようっていう子供達に……」
ヘビ「だってぇ、世の中ってヘビーだし……」
ナメクジ「全然ダメ!」
ヘビ「え、なんでよ!?」
カエル「子供にあんな夢のないこと吹き込んでどうする。完全に白けていたぞ」
ナメクジ「そうだよ! これから川でめいっぱい活躍しようっていう子供達に……」
ヘビ「だってぇ、世の中ってヘビーだし……」
カエルの授業――
カエル「他人になにかを教えられるほど、実のある人生を歩んではいないが」
カエル「こうして教壇に立ったからには、君たちに何かしら残して帰ることにしたい」
カエル「今日はみんなに歌を歌いたいと思う」
子メダカA「カエルの歌だ!」
子メダカB「ゲロゲロクワックワッてやつ?」
子メダカC「楽しみ~!」
パチパチパチ…
カエル「他人になにかを教えられるほど、実のある人生を歩んではいないが」
カエル「こうして教壇に立ったからには、君たちに何かしら残して帰ることにしたい」
カエル「今日はみんなに歌を歌いたいと思う」
子メダカA「カエルの歌だ!」
子メダカB「ゲロゲロクワックワッてやつ?」
子メダカC「楽しみ~!」
パチパチパチ…
カエル「故郷を飛び出し幾星霜~♪」
カエル「帰るとこなど俺にはないのさ~♪」
カエル「いばらの道を突き進む~♪」
カエル「ゲロ吐き、桑の実を食べ、生きろ~♪」
子メダカたち「…………」ゴクッ
ヘビ「なにこの歌……つか、無駄に美声だし」
ナメクジ「一応、ゲロとクワ要素はあるね……」
カエル「帰るとこなど俺にはないのさ~♪」
カエル「いばらの道を突き進む~♪」
カエル「ゲロ吐き、桑の実を食べ、生きろ~♪」
子メダカたち「…………」ゴクッ
ヘビ「なにこの歌……つか、無駄に美声だし」
ナメクジ「一応、ゲロとクワ要素はあるね……」
ナメクジ「二匹ともダメだなぁ~」
ナメクジ「子供に授業するってことがどういうことか、全然分かってない!」
ヘビ「いうじゃねえか。なら、どういうことか教えてくれよ」
ナメクジ「そりゃもちろん、本当に大切なことを教えるってことさ!」
ナメクジ「幼少期に刷り込まれた知識ってのは、大人になっても残るからね!」
ヘビ「まあ、正論っぽくはあるな……」
カエル「お手並み拝見といこうじゃないか」
ナメクジ「任せてくれよ!」
ナメクジ「子供に授業するってことがどういうことか、全然分かってない!」
ヘビ「いうじゃねえか。なら、どういうことか教えてくれよ」
ナメクジ「そりゃもちろん、本当に大切なことを教えるってことさ!」
ナメクジ「幼少期に刷り込まれた知識ってのは、大人になっても残るからね!」
ヘビ「まあ、正論っぽくはあるな……」
カエル「お手並み拝見といこうじゃないか」
ナメクジ「任せてくれよ!」
ナメクジの授業――
ナメクジ「いいか、みんな!」
ナメクジ「カタツムリは敵だ! カタツムリは悪だ! カタツムリは害だッ!」
ナメクジ「カタツムリはこの世から一匹残らず駆除すべきなんだッ!!!」
ナメクジ「メダカ諸君、もしカタツムリを見かけたら……」
子メダカたち「…………」ゾクッ
ヘビ「完全に私情で授業してるじゃねえか! 目ぇ血走ってるし!」
カエル「露骨すぎるプロパガンダだな……」
ナメクジ「いいか、みんな!」
ナメクジ「カタツムリは敵だ! カタツムリは悪だ! カタツムリは害だッ!」
ナメクジ「カタツムリはこの世から一匹残らず駆除すべきなんだッ!!!」
ナメクジ「メダカ諸君、もしカタツムリを見かけたら……」
子メダカたち「…………」ゾクッ
ヘビ「完全に私情で授業してるじゃねえか! 目ぇ血走ってるし!」
カエル「露骨すぎるプロパガンダだな……」
三匹の授業が終わり――
ヘビ「お前らの授業おかしいんだよ! もっと真面目にやれよ!」
カエル「それは私のセリフだ。お前たちの授業はまるで子供達のためにならん」
ナメクジ「ふん、ボクの授業が一番いいに決まってるじゃんか!」
ヘビ「やるか!?」シャーッ
カエル「望むところだ」ゲロッ
ナメクジ「二匹とも蹴ってやる!」ヌメヌメ
ドタンバタンッ! ドタンバタンッ!
「サマーソルトキック!」 「シャーッ!」 「倍にして返してやる……!」
ヘビ「お前らの授業おかしいんだよ! もっと真面目にやれよ!」
カエル「それは私のセリフだ。お前たちの授業はまるで子供達のためにならん」
ナメクジ「ふん、ボクの授業が一番いいに決まってるじゃんか!」
ヘビ「やるか!?」シャーッ
カエル「望むところだ」ゲロッ
ナメクジ「二匹とも蹴ってやる!」ヌメヌメ
ドタンバタンッ! ドタンバタンッ!
「サマーソルトキック!」 「シャーッ!」 「倍にして返してやる……!」
……
ヘビ「……もう、やめよっか」ボロッ…
カエル「ああ、これ以上は我々の恥になる」ボロッ…
ナメクジ「もう十分恥かいたような気もするけどね……」ボロッ…
子メダカA「……すごいや!」
ヘビ「……もう、やめよっか」ボロッ…
カエル「ああ、これ以上は我々の恥になる」ボロッ…
ナメクジ「もう十分恥かいたような気もするけどね……」ボロッ…
子メダカA「……すごいや!」
子メダカA「あんなバラバラなのにもう仲良しになった!」
子メダカB「さっすが三すくみ!」
子メダカC「ぼくたちも見習わなきゃいけないね!」
ヘビ&カエル&ナメクジ「……へ?」
メダカ先生(やっぱり三すくみを呼んで正解だった……いい“授業”になった)
~おわり~
子メダカB「さっすが三すくみ!」
子メダカC「ぼくたちも見習わなきゃいけないね!」
ヘビ&カエル&ナメクジ「……へ?」
メダカ先生(やっぱり三すくみを呼んで正解だった……いい“授業”になった)
~おわり~
第四話『毒蛇になりたいヘビ』
<ヘビ会>
ワイワイ… ガヤガヤ…
マムシ「こないだ、オレ様の毒牙で獲物を仕留めてやったぜェ!」
ハブ「ワシもマングースを泣かせてやったぞ!」
コブラ「俺はゾウを仕留めてやった……」
マムシ「すっげぇ~! さっすがコブラ!」
ハハハハ… ワイワイ…
ヘビ「…………」
<ヘビ会>
ワイワイ… ガヤガヤ…
マムシ「こないだ、オレ様の毒牙で獲物を仕留めてやったぜェ!」
ハブ「ワシもマングースを泣かせてやったぞ!」
コブラ「俺はゾウを仕留めてやった……」
マムシ「すっげぇ~! さっすがコブラ!」
ハハハハ… ワイワイ…
ヘビ「…………」
<三匹の巣穴>
ナメクジ「ねえねえ」ヌメ…
ヘビ「ん?」
ナメクジ「どうだったの、ヘビ会。色んなヘビが集まって、おしゃべりしたんでしょ?」
ヘビ「ああ……あれか」
ヘビ「やっぱり……毒が欲しいって思ったよ」
ナメクジ「毒?」
ナメクジ「ねえねえ」ヌメ…
ヘビ「ん?」
ナメクジ「どうだったの、ヘビ会。色んなヘビが集まって、おしゃべりしたんでしょ?」
ヘビ「ああ……あれか」
ヘビ「やっぱり……毒が欲しいって思ったよ」
ナメクジ「毒?」
ヘビ「ヘビ会に来てたヘビは、毒を持ってる奴が結構多くてさ」
ヘビ「だけど、俺は無毒だから……肩身が狭くてな」
ナメクジ「毒のないヘビなんてただの紐みたいなもんだしね」
ヘビ「いいすぎだろ。全国百万の無毒ヘビの皆さんに謝れ」
ナメクジ「ごめん、つい」
ヘビ「あ~あ、毒が欲しいなぁ~……そうすりゃもっと簡単に餌にありつけるのに……」
カエル「だったら毒を摂取してみるのはどうだ?」
ヘビ「毒を……摂取?」
ヘビ「だけど、俺は無毒だから……肩身が狭くてな」
ナメクジ「毒のないヘビなんてただの紐みたいなもんだしね」
ヘビ「いいすぎだろ。全国百万の無毒ヘビの皆さんに謝れ」
ナメクジ「ごめん、つい」
ヘビ「あ~あ、毒が欲しいなぁ~……そうすりゃもっと簡単に餌にありつけるのに……」
カエル「だったら毒を摂取してみるのはどうだ?」
ヘビ「毒を……摂取?」
カエル「生物毒というのは生まれつき持ってるものと思われがちだが」
カエル「生物の中には食物と一緒に毒を摂取して、毒化する者も多いんだ」
ヘビ「へぇ~、そうなんだ」
カエル「だから、お前も毒を摂取すれば、毒蛇になれるかもしれん」
ヘビ「なるほど!」
カエル「今ここに、知り合いのヤドクガエルからもらった毒がある」
ナメクジ「なんでそんなもの持ってるの……」
カエル「試しに飲んでみるか?」
ヘビ「……飲む!」
カエル「生物の中には食物と一緒に毒を摂取して、毒化する者も多いんだ」
ヘビ「へぇ~、そうなんだ」
カエル「だから、お前も毒を摂取すれば、毒蛇になれるかもしれん」
ヘビ「なるほど!」
カエル「今ここに、知り合いのヤドクガエルからもらった毒がある」
ナメクジ「なんでそんなもの持ってるの……」
カエル「試しに飲んでみるか?」
ヘビ「……飲む!」
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