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元スレ勇者「魔王を倒しに行くよ!」母「行かせるかァッ!!!」
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勇者「ぐぅ……! かなり効いたよ」
勇者の全身にはアザができていたが、致命傷には至らなかった。
幼馴染「なん……ですって……!」
勇者「君は……この村で待ってて欲しい」
ギュッ……
勇者は幼馴染の体をそっと抱き寄せると、
バキボキメキベキメキ……!
その腕力で、幼馴染の肋骨や背骨などを念入りに粉砕した。
幼馴染「あたたた! ギブ、ギブ!」
勇者「ありがとう」ニコッ
この程度の骨折なら回復魔法を用いて数秒で全快できる幼馴染であるが、負けは負け。
勇者は先を急ぐ。
勇者の全身にはアザができていたが、致命傷には至らなかった。
幼馴染「なん……ですって……!」
勇者「君は……この村で待ってて欲しい」
ギュッ……
勇者は幼馴染の体をそっと抱き寄せると、
バキボキメキベキメキ……!
その腕力で、幼馴染の肋骨や背骨などを念入りに粉砕した。
幼馴染「あたたた! ギブ、ギブ!」
勇者「ありがとう」ニコッ
この程度の骨折なら回復魔法を用いて数秒で全快できる幼馴染であるが、負けは負け。
勇者は先を急ぐ。
勇者「村長の家へ行かないと……」
すると、村人が話しかけてきた。
農作業と三度のメシを愛するごく平凡な村人である。
村人「やぁ! どこ行くんだい?」
勇者「魔王退治さ!」
村人「へぇ~、頑張ってくれよ!」
すると、村人が話しかけてきた。
農作業と三度のメシを愛するごく平凡な村人である。
村人「やぁ! どこ行くんだい?」
勇者「魔王退治さ!」
村人「へぇ~、頑張ってくれよ!」
村人「ただしオレを倒せたらなァ!」
ボンッ!!!
村人の筋肉が隆起し、全身がまるで樹齢何千年の巨木のような太さになった。
村人「どうだ、この筋肉! 勇者、てめえを紙クズみてえに引きちぎってバラバラにしてやるぜェ!」
勇者「……来い!」
村人「はあああああああ!!!」ガシッ
勇者「むんっ!」ガシッ
グググググッ……!
組み合ってからの力比べ。わずかに村人の方が上のようだ。
ボンッ!!!
村人の筋肉が隆起し、全身がまるで樹齢何千年の巨木のような太さになった。
村人「どうだ、この筋肉! 勇者、てめえを紙クズみてえに引きちぎってバラバラにしてやるぜェ!」
勇者「……来い!」
村人「はあああああああ!!!」ガシッ
勇者「むんっ!」ガシッ
グググググッ……!
組み合ってからの力比べ。わずかに村人の方が上のようだ。
村人「ぬうう……うりゃあぁぁぁぁぁっ!!!」
ブオンッ!!!
砲丸投げのフォームで、村人が勇者を投げ飛ばす。
ブオンッ!!!
砲丸投げのフォームで、村人が勇者を投げ飛ばす。
ギュオオオオオオオオオオッ!!!
勇者(凄まじいスピード! どこまで飛ぶんだ!?)
音が裸足で逃げ出すほどの速度で、景色がめまぐるしく移り変わる。
やがて――
勇者「あれは俺の村だ……まさか!?」
村人「ようやく、この惑星を一周してきたようだな……」ニヤ…
勇者(凄まじいスピード! どこまで飛ぶんだ!?)
音が裸足で逃げ出すほどの速度で、景色がめまぐるしく移り変わる。
やがて――
勇者「あれは俺の村だ……まさか!?」
村人「ようやく、この惑星を一周してきたようだな……」ニヤ…
50mの隕石って
直撃したら数キロのクレーターが出来る威力なんですけど
直撃したら数キロのクレーターが出来る威力なんですけど
村人「トドメだッ!!!」
グシャンッ!!!
村人は星を一周してきた勇者にカカト落としを決め、地面に叩きつけた。
マグニチュード100級の地震とともに、勇者の頭蓋骨が砕けた。
村人「伝わってきたぞ……お前の頭が砕ける感触が」
村人「バカな奴め……村を出ようなどと考えなきゃ、死なずに済んだものを……」
グシャンッ!!!
村人は星を一周してきた勇者にカカト落としを決め、地面に叩きつけた。
マグニチュード100級の地震とともに、勇者の頭蓋骨が砕けた。
村人「伝わってきたぞ……お前の頭が砕ける感触が」
村人「バカな奴め……村を出ようなどと考えなきゃ、死なずに済んだものを……」
仮に音速の倍でぶっ飛んでるとしても地球一周には15時間強かかるんだよなぁ…
勇者「生憎死んではいない」ムクッ
村人「バカな!? オレのカカト落としはお前の頭蓋骨と脳を粉砕したはず!」
勇者「俺は勇者だからな……それぐらいじゃ死なんさ」
村人「なるほど!」
村人「ならば、今度は宇宙の果てまで投げ飛ばしてやるッ!」ムキキッ…
村人の筋肉がさらに盛り上がる。
ガシッ!
再び投げようとするが――
村人「バカな!? オレのカカト落としはお前の頭蓋骨と脳を粉砕したはず!」
勇者「俺は勇者だからな……それぐらいじゃ死なんさ」
村人「なるほど!」
村人「ならば、今度は宇宙の果てまで投げ飛ばしてやるッ!」ムキキッ…
村人の筋肉がさらに盛り上がる。
ガシッ!
再び投げようとするが――
程度が甚だしいとつい笑ってしまうんだよな
適当に5000000000万個とか言われるだけで笑えてくる
適当に5000000000万個とか言われるだけで笑えてくる
勇者「今度は……お前のパワーを逆に利用してやる!」グインッ
村人「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!?」
勇者は村人を逆に投げ返し――
ズボォッ!!!
地中に叩き込んだ。
星の裏側まで突き抜けてしまった村人は、どうにか穴から出てくると笑顔で言った。
村人「さすがだ……君になら世界の命運を託せる!」
勇者「ありがとう!」
村人「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!?」
勇者は村人を逆に投げ返し――
ズボォッ!!!
地中に叩き込んだ。
星の裏側まで突き抜けてしまった村人は、どうにか穴から出てくると笑顔で言った。
村人「さすがだ……君になら世界の命運を託せる!」
勇者「ありがとう!」
冒険の末、ついに村長の家にたどり着いた勇者。
村長宅周辺には暗黒の瘴気が漂い、毒のマグマが噴き出し、絶えず雷が鳴り響いている。
勇者「やっとここまで来た……」
勇者「村長! 出てこい!」
村長は後ろにいた。
村長「なんじゃい?」
勇者「!」ゾクッ
勇者(いつの間に……!?)
村長宅周辺には暗黒の瘴気が漂い、毒のマグマが噴き出し、絶えず雷が鳴り響いている。
勇者「やっとここまで来た……」
勇者「村長! 出てこい!」
村長は後ろにいた。
村長「なんじゃい?」
勇者「!」ゾクッ
勇者(いつの間に……!?)
勇者「村長、俺は勇者として魔王を倒しに行くので、その報告に来ました」
村長「ほっほっほ、なるほど」
村長「おぬしは勇者じゃからな。好きにするがよい」
村長「だが、おぬしは勇者であると同時に、この村の代表でもあるのじゃ」
村長「代表に恥じぬ実力があるかどうか……見極めさせてもらうぞ!」
勇者「望むところ!」
村長「ほっほっほ、なるほど」
村長「おぬしは勇者じゃからな。好きにするがよい」
村長「だが、おぬしは勇者であると同時に、この村の代表でもあるのじゃ」
村長「代表に恥じぬ実力があるかどうか……見極めさせてもらうぞ!」
勇者「望むところ!」
村長「始めようか」チャキッ
勇者と同じく、村長も剣の使い手である。
勇者(剣を持った瞬間、村長の存在感が10倍以上に膨れ上がった!)
村長「つああっ!」ブオンッ
ズシャアアッ!
村長の剣で大地が割れた。
勇者(いや、これは――惑星ごと斬れているな!)
村長「おっとと……元に戻さんとな」ヒョイッ
勇者と同じく、村長も剣の使い手である。
勇者(剣を持った瞬間、村長の存在感が10倍以上に膨れ上がった!)
村長「つああっ!」ブオンッ
ズシャアアッ!
村長の剣で大地が割れた。
勇者(いや、これは――惑星ごと斬れているな!)
村長「おっとと……元に戻さんとな」ヒョイッ
村長の剣は、“存在”をそのまま切り裂く。
ゆえに防御は不可能。
村長の踏み込みで地震が起き、
村長が息継ぎすると台風が起き、
村長が笑えば体力が全回復する。
まさに“村長”の肩書きに恥じぬ実力者!!!
ゆえに防御は不可能。
村長の踏み込みで地震が起き、
村長が息継ぎすると台風が起き、
村長が笑えば体力が全回復する。
まさに“村長”の肩書きに恥じぬ実力者!!!
だが、勇者とて負けてはいない。
勇者「だああっ!」バキッ
母親のようなローキック。
勇者「シャッ!」シュバッ
父親のような切り裂き。
勇者「ガアアアッ!」ガブッ
ポチのような噛みつき。
勇者「隕石よ、降れ!」ズドドドドッ
幼馴染のように隕石を降らせる。
勇者「うおおおおおおっ!」バキィッ
村人のような力任せパンチが村長をふっ飛ばす。
勇者の心身には、これまでに戦った強敵(ライバル)たちの力が詰まっていた。
村長「ほっほっほ、そうこなくてはならん」
勇者「だああっ!」バキッ
母親のようなローキック。
勇者「シャッ!」シュバッ
父親のような切り裂き。
勇者「ガアアアッ!」ガブッ
ポチのような噛みつき。
勇者「隕石よ、降れ!」ズドドドドッ
幼馴染のように隕石を降らせる。
勇者「うおおおおおおっ!」バキィッ
村人のような力任せパンチが村長をふっ飛ばす。
勇者の心身には、これまでに戦った強敵(ライバル)たちの力が詰まっていた。
村長「ほっほっほ、そうこなくてはならん」
村長「――ならば!!!」
村長「我が最大奥義にて、おぬしを全宇宙ごと滅ぼしてやろうぞ!」
村長の剣に、凝縮された“村気”が溜まる。
全宇宙を消滅させられるほどのエネルギーを纏い、村長が叫ぶ。
村長「村・長・斬ーッ!!!」
勇者「受けて立つぞ、村長ォォォォォッ!!!」
勇者は逃げない。
剣を構え、村長の一撃に立ち向かう!
村長「我が最大奥義にて、おぬしを全宇宙ごと滅ぼしてやろうぞ!」
村長の剣に、凝縮された“村気”が溜まる。
全宇宙を消滅させられるほどのエネルギーを纏い、村長が叫ぶ。
村長「村・長・斬ーッ!!!」
勇者「受けて立つぞ、村長ォォォォォッ!!!」
勇者は逃げない。
剣を構え、村長の一撃に立ち向かう!
勇者の力が世界を救うと信じて…◆ご愛読ありがとうございました◆
勇者「うあああああああああああああああっ!!!」
ザシュゥッ!!!
会心の一撃だった。
勇者の剣は、村長の一撃を打ち破り、村長の体に一太刀浴びせていた。
村長「ぐふぉぉっ……!」ガクッ
ザシュゥッ!!!
会心の一撃だった。
勇者の剣は、村長の一撃を打ち破り、村長の体に一太刀浴びせていた。
村長「ぐふぉぉっ……!」ガクッ
このレベルになると魔王なんか鼻先を漂ってる猫の毛くらいの存在なんだろうな
村長「ほっほっほ……完敗じゃよ、勇者」
勇者「いえ、紙一重の勝負でした」
村長「ゆくがよい。おぬしには勇者の資格がある」
村長「魔王を倒し、必ずやこの世を救うてくれい!」
勇者「はいっ!」
勇者「いえ、紙一重の勝負でした」
村長「ゆくがよい。おぬしには勇者の資格がある」
村長「魔王を倒し、必ずやこの世を救うてくれい!」
勇者「はいっ!」
母「行ってらっしゃい」ニコッ
父「気をつけてな」
犬「ワン!」フリフリ…
幼馴染「魔王なんかに負けたら承知しないんだから!」
村人「無理そうだったら、いつでも村に帰ってこいよ! 代わりにオレが戦ってやる!」
村長「村のみんなでおぬしの勝利を祈っておるよ」
勇者「行ってきます!!!」
勇者(魔王はきっとものすごく強いんだろうな……頑張るぞ!)
………………
…………
……
父「気をつけてな」
犬「ワン!」フリフリ…
幼馴染「魔王なんかに負けたら承知しないんだから!」
村人「無理そうだったら、いつでも村に帰ってこいよ! 代わりにオレが戦ってやる!」
村長「村のみんなでおぬしの勝利を祈っておるよ」
勇者「行ってきます!!!」
勇者(魔王はきっとものすごく強いんだろうな……頑張るぞ!)
………………
…………
……
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