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    元スレ男「俺は幼馴染が大嫌いだ!」

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    1 :

    中学校

    幼馴染「おっはー、おっとこー」

    「・・・・」

    (うざい)

    幼馴染「朝から無視ですか?」

    「・・・・」

    (このまま沈黙を保とう)

    「・・・・」

    幼馴染「おーい、きーこーえーてーまーすか~」

    2 = 1 :

    幼馴染「ふぅ、全くだめだめな男だね。男は元から駄目だけど(笑)」

    幼馴染「テストの勉強教えてあげよっか?」

    幼馴染「なーんて、男に教えても分からないもんね(笑)」

    (俺は幼馴染が大嫌いだ)

    「・・・・」スタスタスタ タッ

    3 = 1 :

    校門

    「はあ、はぁ、はぁ。」

    (あいつは知らない。俺がこの1年どんな努力をしたのかを)

    (俺は、あいつと幼稚園・小・中学校と同じだが高校絶対に別々になりたい)

    (俺は、絶対にあいつを許さない)

    (そう、絶対に・・・・)

    4 :

    かわいい

    5 = 1 :

    一か月後・学校

    「よっしゃ~~~!」

    「先生!受かりましたよ!」

    先生「おお、マジかー。お前も努力してたもんな」

    「はい、ありがとうございます。」

    先生「高校でも頑張れよ」

    「はいっ!」

    6 = 1 :

    帰宅中

    幼馴染「おっす~男~」

    (出た、なんてこいつに言おうか)

    幼馴染「合格したんでしょ?顔に書いてあるよ?」

    「ッ!?」

    (な、なんでこいつ、分かるんだ)

    幼馴染「なんで、分かるんだよって顔してるね」

    幼馴染「だって、男の幼馴染みなんだから当たり前だし、伊達に幼馴染みやってないって」

    7 = 1 :

    「・・・・」

    幼馴染「男がO高受かるなんて私は勿論、先生すらも思わなかったでしょうね。」

    「・・・・」

    (バカバカ言われてれば、嫌でもバカと否定したくなるように成績も上がるっての)

    幼馴染「そんな、男君に朗報です。なんと、私もO高受かったのです。」

    (・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?)

    「え?」

    9 = 1 :

    幼馴染「ようやく、喋ったね」

    (失語だった。もう、いいや)

    「俺は、お前に一言もO高行くなんて行ってないぞ」

    幼馴染「うん、聞いてないよ」

    「なら、なんでだよっ!?お前はK女子高じゃなかったのかよ」

    幼馴染「男が行くっていったから、受けてみたんだ。元々は諦めた高校だったし」

    「そんなことはいい。なんでっ!?お前がっ!?俺がO高行くのを分かってたんだよっ!?」

    幼馴染「おばさんに聞いたんだ」

    10 = 1 :

    (だから、先生がお前も・・も・って言ってたのか)

    「マジかよ」

    幼馴染「高校でもよろしくね。男」

    (恨むぞ母さん)

    11 = 1 :

    入学後

    (あいつとは違うクラスでよかった)

    男友「男~ここ教えてくれ」

    女友「私も教えて~」

    「俺はそんな頭良くねぇよ」

    女友「またまた、謙遜しちゃって(///∇///)」

    「(# ゚Д゚)」

    男友「お、おい。やべぇぞ」

    女友「ごめんなさい」シュン

    12 = 1 :

    (まずは俺が絶対許せない幼馴染みについて話そう)

    (小学生のときの話。当時の俺は、今思い出すだけで恥ずかしい程の馬鹿だった)

    (返されたテストを見られた事から馬鹿にされ始めたんだと思う)

    (あいつが、俺のテストを奪い取ったことは今でも消して忘れない)

    13 = 1 :

    ~過去~

    幼馴染「ねぇ、男。テストどう?見せなさいよ」パシッ

    算数 25点

    幼馴染「え?うっそ?ひっくーw」

    ザワザワ ザワザワ

    「返せよ」

    幼馴染「やだね」ヒョイ

    クラスメイト1「見して見してw・・・・え?」

    クラスメイト2「どれ?・・・・え?」

    クラスメイト3「それはないだろ」

    14 = 1 :

    (嫌だから思い出したくもない)

    (そこから俺の地獄の日々は始まった)

    (いじめになるまでに時間にならなかった)

    (幼馴染だけじゃなく他のやつにもいじめられるようになった)

    幼馴染「馬鹿だったんだね。男?」

    クラスメイト4「おい、馬鹿男(ばかお)」

    15 :

    期待してる

    16 = 1 :

    (それでも当時の俺は勉強なんてしなかった。それほどに分からなかったのだ)

    (中学校になってもそれは同じ。多少、いじめはなくなったが馬鹿と馬鹿男というレッテルは貼られたままだった)

    (毎日、毎日幼馴染みは俺を馬鹿にしてきた。口答えなんてすればたちまち親に怒られた)

    (地獄地獄地獄でしかなかった)

    (この頃から怒りが許容範囲を越え、復讐心へ変わっていったのだと思う)

    17 = 1 :

    (現在、俺が通っているO高は県内でも指折りの名門だ)

    (俺が何故O高に入れたかったって?)

    (いじめが辛かった?答えはNo)

    (あいつが嫌だったから?答えはYes)

    (Why? 俺の生活をことごとく邪魔してきたからだ)

    18 = 1 :

    (復讐に燃えたのは中2の2学期からだった)

    (中学生だった俺は小学校の内容なんかスラスラ頭に入った。それでも6ヶ月はかかった)

    (中3は流石に一人では無理だったので個人塾で一年から徹底的に叩き込まれた)

    (そこからは起きて勉強飯食って勉強、勉強勉強の毎日が始まった)

    (最初こそは結果は出なかったものの2学期には少しずつ結果は出てきた)

    (人間、毎日の積み重ねが大事だという)

    19 = 1 :

    (あいつに成績はばれなかった?何故と思っていた)

    (この時に俺は気づくべきだったんだ‥‥)

    (3学期俺は気づけば学校で1位と言える点数と偏差値はとっていた。志望校を元々の推薦で受ける高校とO高を受けることにした)

    (先生には止められたが関係ない)

    (そして、3月に受かり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥O高にあいつもいた)

    20 = 1 :

    (さて、ここで一つの疑問が浮かび上がるだろう?)

    (どうして俺が中2の2学期という時期に復讐に燃えはじめたのはと‥‥思うはずだ)

    (俺にとって最大の事件が中2の1学期末に起きた。それはまたしてもいじめだ)

    (俺とあいつ、幼馴染が付き合っているという噂だ)

    (どこでそんな噂になったが知らないが絶対にあり得ない。だって、俺はあいつのこと嫌いだし)

    (噂だけであったならばどんなによかったか)

    21 = 1 :

    同年「君が噂の男かな?」

    「僕が男だけど?」

    同年「君、幼馴染さんに付きまとっているそうだね?」

    「(´-ω-`)・・・・・」

    「(゜ロ゜)は?」

    22 = 1 :

    同年「そんな顔するってことはしてないってことだね」

    (なぜ、分かる?)

    同年「なぜって顔してるね。これでも人を見る目自信はあるものでね」

    「で?用件は?」

    同年「なら、簡単だ。君が彼女、幼馴染さんに近づかなければいいんだ」

    「そんなこと出来たらとっくにしてるよ。幼馴染が僕にイチイチちょっかいしてくんだよ」

    同年「分かった。俺が話しておこう。悪かった」

    23 = 1 :

    (その日以降は幼馴染は朝と帰り以外話さなくなった。登校中や下校中に話しかけられるからだ)

    (ここから事件は始まる)

    先輩1「おい、男ってやつちょっと来い」

    先輩2「ちょっと移動しようか」

    体育館裏

    先輩1「こいつか?クラスメイト1?」

    クラスメイト1「はい、そうです」

    24 = 1 :

    先輩2「ごめんね、君はちょっと痛い思いするだけだから」

    (何故?)

    先輩1「お前、幼馴染ちゃんの噂知らないのか?」

    「はぁ、知りません」

    25 = 1 :

    先輩1「容姿端麗に成績優秀であり後輩、先輩ともに人気のある女性だ」

    「それが僕に何の関係が?」

    先輩1「お前、幼馴染ちゃんに話しかけてもらって気遣ってもらってるのに調子乗んなよ」バキッ

    バキッボカッドスッゴキャッ

    (なんで?)

    (なんでだ?)

    (なんで?なんで僕がこんな目に?)

    (ああ、僕は幼馴染のせいで殴られたんだな)

    (理不尽だ・・・)

    26 = 1 :

    (理不尽だ)

    (なぜ?どして?僕が何かしたのか?いやしてない)

    (誰のせいだ。あいつだ)

    (あいつが悪いんだ)

    プツン

    (そう、その切れた音は・・・)

    (自分が僕から俺に一人称が変わる程に、長年の幼馴染への憎しみと怒りが心の底で湧き出した証拠であった)


    「・・・・・・」ギリッ

    27 :

    期待してる

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    28 = 1 :

    1週間後

    (俺はあの後、気づいたら入院していた)

    (何があったのか聞かれなくても既に事件は解決していた)

    (全くを持って意味不明だ。俺はもう、深く考えるのは止める事にした)

    (今はそんなことよりもあいつに復讐したい)

    ガラガラッ

    「・・・・」スタスタ

    (だれだこの美少女?)

    29 = 8 :

    大嫌いって、ほんとに大嫌いなのか

    30 = 1 :

    「・・・・・」

    「・・・・・」

    (何なのでしょうか?この状況・・・)

    「ねぇ・・・」

    「・・・・・」

    「ねぇってば」

    31 :

    なかなか酷い

    32 = 1 :

    「取りあえず、貴女だれです?」

    「隣のクラスの女よ」

    「女さんですか‥‥俺は男です」

    「知ってるわ」

    「(´・ω・`)デスヨネ」

    (知っていなきゃここにいないもんな)

    34 = 1 :

    「単刀直入に言うわ。あなた、彼女が憎くないんですか?」

    「・・ッ!?」ギリッ

    「そう、その反応で十分よ」

    「そ、そうだ。俺はあいつが幼馴染が憎い」

    35 :

    無慈悲にポア

    36 :

    なかなか酷い

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    37 = 1 :

    「復讐してやる気はないの?」

    「君には関係ない」

    「そうね、確かに関係ないわ」

    「だったら何でだ?そんな事を聞く?」

    「今は私の事じゃなくて、あなたの事を聞いてるのよ」

    38 :

    しえ

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    39 = 1 :

    「君はいったい「女よ」・・・分かった」

    「女はいったい、俺に何のようなんだ?」

    「そうね、彼女への復讐の手伝いをしましょうか?とでも言っておこうかしら?」

    「・・・・・は?」

    「どして?って顔をしてるね。まあ、理由なんて事が終わってからの後付けでいいじゃない?」

    40 = 1 :

    「女はいったい‥‥‥‥‥」

    「そうね。今は私の事なんていいの。」

    「俺にとってはどうでもよくないのだが‥‥‥」

    「あーもう、グダクダしててうるさいわね。それ でも男?」

    「うっさい!」

    「で?今のままでいいの?」

    (考えるまでもない。あいつにやられた事はほとんど忘れることが出来なかった)

    (悔しくて悔しくて‥‥)

    42 = 1 :

    「・・・いやだ」ボソッ

    「聞こえないわ。はっきりと言って」

    「いやだっ!?」

    「フフ、そうやってちゃんと言えるじゃないの。答えが出たなら、次は行動をし始めないとね」

    「何で俺なんかに協力する?」

    「だから、今は私の事なんていいの‥‥‥ と言いたいところだけど」

    「私があなたと同じ立場だったら同じ事を言ってたわ。きっと‥‥」

    「そうね、あなたが今よりはましになってからかな?私の事を言えるのは。」フフ

    (これが俺と女の出会いであり、俺の復讐の始まりであるのだった)

    43 = 1 :

    (それからというもの俺は寝ても起きても勉強した。女が勉強を教えてくれた)

    (女は見た目だけでなく頭も良かった)

    (中3で俺が1位を取るまではずっと学年1位を取っていたそうだ)

    (何で俺が女を越えて1位だったか?)

    (女曰く、「あなたの努力が私を上回ったのよ。これは私も想定してなかった程にね」だと)

    44 = 1 :

    (それで現在に至るわけである)

    「おーい、男ー帰ろう?」

    (彼女が俺の名前を呼ぶ)

    (誰かって?それは勿論‥‥‥‥‥)

    「ああ、帰ろうか女」

    (女以外ありえないだろう)

    45 = 8 :

    幼馴染みも美少女だろうに、憎いからなんとも思わないのか?

    46 :

    女さんがクルルシファーさんで再生されてる

    47 = 1 :

    (そう、女もO高を受かっている)

    (俺に勉強を教えていたやつが行けないなんて事はない)

    (なぜ?俺の彼女かって?)

    (それは‥‥‥‥‥高1になって入学式後から始まった事だった)

    48 = 1 :

    入学式後

    「とりあえず、あいつと同じクラスじゃなかっだけましか」

    「同じクラスだと不思議ね」フフッ

    「ああ、これからよろしく頼むよ」

    「ええ」

    「・・・・・・」

    「どしたの?」

    49 = 27 :

    >>46
    クルルシファーって俺あんま好きじゃないんだよね…

    50 = 1 :

    「なあ、そろそろ教えてくれてもいいんじゃないか?」

    「何を?」

    「とぼけなくてもわかってるはずだ。俺に協力した理由を教えてくれ。頼む」

    「そう‥‥‥‥‥‥‥‥だね」

    「・・・・・」

    「何か、言いたいそうな顔をしてるわね」

    「ああ」コクリ

    「・・・・・」


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