私的良スレ書庫
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元スレ男「バカ野郎、死にてえのか！」 女「はい！」
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男「逆に」
女「逆に？」
男「自然を見て自殺しようって気は消えないのか」
女「それこそ消えませんね。むしろ」
男「むしろ？」
女「ここから飛び降りようかと思いました」
男「……手でもつなぐか」
女「逆に？」
男「自然を見て自殺しようって気は消えないのか」
女「それこそ消えませんね。むしろ」
男「むしろ？」
女「ここから飛び降りようかと思いました」
男「……手でもつなぐか」
女「拳銃なんかどこで手に入れたんですか」
男「今の時代、どうにでもなる」
女「ちょっと貸してみてくださいよ」
男「嫌だよ。川にでも捨てるつもりなんだろ」
女「そんなことしませんよ！ 自分の頭に撃ちます」
男「油断も隙もねえな」
男「今の時代、どうにでもなる」
女「ちょっと貸してみてくださいよ」
男「嫌だよ。川にでも捨てるつもりなんだろ」
女「そんなことしませんよ！ 自分の頭に撃ちます」
男「油断も隙もねえな」
この人は安易に下ネタに走らないとこが好きだ
vipでやる必要はなさそうだけど
vipでやる必要はなさそうだけど
女「やっぱり殺しはよくないですよ」
男「まだ言うか」
女「若ければ人生何度でもやり直しがききます」
男「君の方が若い」
女「そうですけど」
男「さっきから自分にも当てはまると思わないのか」
男「まだ言うか」
女「若ければ人生何度でもやり直しがききます」
男「君の方が若い」
女「そうですけど」
男「さっきから自分にも当てはまると思わないのか」
男「君の方こそ、いくらでもやり直しがきく」
女「気をぬくと説得される側にまわってしまいますね」
男「自殺なんてしなくても、方法はいくらでもあるんだ」
女「なんですか方法って」
男「思いきって引っ越すとかさ」
女「そんなの、負けたみたいじゃないですか」
女「気をぬくと説得される側にまわってしまいますね」
男「自殺なんてしなくても、方法はいくらでもあるんだ」
女「なんですか方法って」
男「思いきって引っ越すとかさ」
女「そんなの、負けたみたいじゃないですか」
男「自殺こそ、負けたまま終わるようなもんだ」
女「自分が死んでたら勝ちも負けもないですよ。何も感じません」
男「そういう問題じゃなくてだな」
女「じゃあ、会社の上司を殺すのは勝ちなんですか？」
男「そうやって、すぐに話を切り替える」
女「自分が死んでたら勝ちも負けもないですよ。何も感じません」
男「そういう問題じゃなくてだな」
女「じゃあ、会社の上司を殺すのは勝ちなんですか？」
男「そうやって、すぐに話を切り替える」
男「俺の場合は既に勝負が終わってるんだ」
女「終わってる？」
男「クビにされた俺は負け。だから俺は勝者に復讐しに行くんだ」
女「なおさら駄目じゃないですか」
女「終わってる？」
男「クビにされた俺は負け。だから俺は勝者に復讐しに行くんだ」
女「なおさら駄目じゃないですか」
男「逆に君も」
女「なんですか？」
男「自分が死ぬ前にいじめたやつらに復讐でもすればいいんじゃないか」
女「復讐ですか」
男「そう、拳銃で撃ち殺すとかさ」
女「極端すぎます」
女「なんですか？」
男「自分が死ぬ前にいじめたやつらに復讐でもすればいいんじゃないか」
女「復讐ですか」
男「そう、拳銃で撃ち殺すとかさ」
女「極端すぎます」
男「なんなら俺が殺してやってもいいぜ」
女「あなたには関係ないじゃないですか」
男「殺すなら一人も二人も同じだ」
女「結構です」
女「あなたには関係ないじゃないですか」
男「殺すなら一人も二人も同じだ」
女「結構です」
女「私が自殺することに関してはほっといてください」
男「こっちもほっといてほしいんだけどな」
女「別にいいじゃないですか。自分で決めて死のうとするのは」
男「俺の中で妹が止めろって言うんだよ。自殺をするお前をさ」
女「殺しをする兄にはなにも言わないんですか」
男「こっちもほっといてほしいんだけどな」
女「別にいいじゃないですか。自分で決めて死のうとするのは」
男「俺の中で妹が止めろって言うんだよ。自殺をするお前をさ」
女「殺しをする兄にはなにも言わないんですか」
ふわふわとしたとても優しい世界
映画のボニー＆クライドなら殺しまくって心中して終わるけど
これは良い人しか出てこないから札束だけ燃やして終わりそう
映画のボニー＆クライドなら殺しまくって心中して終わるけど
これは良い人しか出てこないから札束だけ燃やして終わりそう
女「復讐なんて発想がぶっ飛んでます」
男「自殺なんて発想の方が理解できない」
女「こっちのほうが自然です」
男「そうだろうか」
女「あなたはクビになって自殺しようとは思わなかったんですか？」
男「まったく思わなかったな」
女「一緒にどうですか？」
男「絶対に嫌だ」
男「自殺なんて発想の方が理解できない」
女「こっちのほうが自然です」
男「そうだろうか」
女「あなたはクビになって自殺しようとは思わなかったんですか？」
男「まったく思わなかったな」
女「一緒にどうですか？」
男「絶対に嫌だ」
男「よし、もうちょっとで着くぞ」
女「もしも、殺そうとしたら、私死にますからね」
男「殺さなくても死ぬんだろ？」
女「ええ、まあ」
男「ならこの言い争いは不毛だ」
女「そうですね」
男「お前が死んだら、俺の殺しを咎めるやつはいなくなるんだけどな」
女「もしも、殺そうとしたら、私死にますからね」
男「殺さなくても死ぬんだろ？」
女「ええ、まあ」
男「ならこの言い争いは不毛だ」
女「そうですね」
男「お前が死んだら、俺の殺しを咎めるやつはいなくなるんだけどな」
発想はいい
台詞回しもセンスが光る
しかしこういう話がなぜ面白いかというと
「最後はどうなるんだろう？」という期待
これに尽きる
つまりこのSSが良SSになるか糞SSになるかはオチに掛かっている
台詞回しもセンスが光る
しかしこういう話がなぜ面白いかというと
「最後はどうなるんだろう？」という期待
これに尽きる
つまりこのSSが良SSになるか糞SSになるかはオチに掛かっている
男「俺が人殺しをしない限り、お前は自殺しない」
女「そして私が自殺をしない限り、あなたは人を殺さない」
男「お互いに邪魔な存在だな」
女「邪魔者は消しますか？」
男「それで殺したら、お前の思うツボだ」
女「そして私が自殺をしない限り、あなたは人を殺さない」
男「お互いに邪魔な存在だな」
女「邪魔者は消しますか？」
男「それで殺したら、お前の思うツボだ」
オチはどうでもいいわ
日常生活がつらいから幸せなSSが読みたい
この人のはバッドエンドにならないから好き
日常生活がつらいから幸せなSSが読みたい
この人のはバッドエンドにならないから好き
男「わかった、こうしよう」
女「はい？」
男「これじゃ、らちがあかない」
女「そうですね」
男「どちらも目的を達成できないのはよろしくない」
女「まあ、そうでしょうか」
男「ジャンケンをしよう」
女「はい？」
男「これじゃ、らちがあかない」
女「そうですね」
男「どちらも目的を達成できないのはよろしくない」
女「まあ、そうでしょうか」
男「ジャンケンをしよう」
女「はい？」
男「ジャンケンだ」
女「一体なにを？」
男「知らないか？ これがグー、これがパー、これがチョキ。そして」
女「ジャンケンがなんたるかは知ってますよ！ バカにしないでください！」
男「ジャンケンだ」
女「一体なにを？」
男「知らないか？ これがグー、これがパー、これがチョキ。そして」
女「ジャンケンがなんたるかは知ってますよ！ バカにしないでください！」
女「この状況でなんでジャンケンなんかするんですか！」
男「俺が勝ったら、上司を殺す。お前が勝ったら、自殺をする」
女「それをジャンケンで決めようというんですか？」
男「そうだ。負けた方は相手の目的の邪魔をやめる」
女「なるほど、悪くないかもしれませんね」
男「よし、恨みっこなしだぞ」
男「俺が勝ったら、上司を殺す。お前が勝ったら、自殺をする」
女「それをジャンケンで決めようというんですか？」
男「そうだ。負けた方は相手の目的の邪魔をやめる」
女「なるほど、悪くないかもしれませんね」
男「よし、恨みっこなしだぞ」
女「最初は」
男「ジャーンケン」
女「グ」
男「イ！」
女「……」
男「タイミング合わせろよ」
女「いやいや、なに言ってるんですか。最初はグーでしょ。最初は」
男「ジャーンケン」
女「グ」
男「イ！」
女「……」
男「タイミング合わせろよ」
女「いやいや、なに言ってるんですか。最初はグーでしょ。最初は」
女「……」
男「…………くそ」
女「私の勝ちですね」
男「……仕方ないな」
男「…………くそ」
女「私の勝ちですね」
男「……仕方ないな」
お互いがお互いの目的の邪魔してるんだから、自殺して欲しくない、殺しちゃダメって気持ちは飲み込んで、干渉しないことにすれば済む話
女「さて、どうしますかね」
男「非常に残念だ」
女「もう一度飛びこみ自殺をするか、それとも飛び降りるか、首を吊るか」
男「……最後にもう一度だけ言うが、本当に自殺するのか？」
女「しますよ。くどいですね」
男「そうか。なら仕方がない。約束だ」
男「非常に残念だ」
女「もう一度飛びこみ自殺をするか、それとも飛び降りるか、首を吊るか」
男「……最後にもう一度だけ言うが、本当に自殺するのか？」
女「しますよ。くどいですね」
男「そうか。なら仕方がない。約束だ」
男「じゃあな、短い付き合いだったな」
女「って、どこに行く気ですか」
男「別にお前の死に際まで見届ける義務はないからな」
女「つれないですね、最期までいてくださいよ」
男「遠慮するよ。……元気でな」
女「自殺するんですよ」
女「って、どこに行く気ですか」
男「別にお前の死に際まで見届ける義務はないからな」
女「つれないですね、最期までいてくださいよ」
男「遠慮するよ。……元気でな」
女「自殺するんですよ」
男「なんだか不思議な関係だったな」
女「そうですね」
男「お前が俺の車に飛びこむからいけないんだ」
女「まさか人殺しをしようとしてる人だとは思いませんでした」
男「そうだろうな。……じゃあ、お別れだ」
女「待ってください」
男「なんだよ、別れにくくなるだろーが」
女「どこに行くんですか」
男「どこって上司の家だよ」
女「おい」
男「あ」
女「そうですね」
男「お前が俺の車に飛びこむからいけないんだ」
女「まさか人殺しをしようとしてる人だとは思いませんでした」
男「そうだろうな。……じゃあ、お別れだ」
女「待ってください」
男「なんだよ、別れにくくなるだろーが」
女「どこに行くんですか」
男「どこって上司の家だよ」
女「おい」
男「あ」
女「危うく自殺させられるところでした」
男「いやいや、自殺しようとしてたんだろーが」
女「ジャンケンに勝っても負けても、あなたは目的を遂げられるじゃないですか」
男「いやー……」
女「私が死んだら、あなたを止める人がいなくなりますものね」
男「……ばれたか」
女「ずるい。実にずるい」
男「いやいや、自殺しようとしてたんだろーが」
女「ジャンケンに勝っても負けても、あなたは目的を遂げられるじゃないですか」
男「いやー……」
女「私が死んだら、あなたを止める人がいなくなりますものね」
男「……ばれたか」
女「ずるい。実にずるい」
男「……自殺しないの？」
女「はい。あなたに人殺しはさせません」
男「やれやれ」
女「こっちがやれやれです」
女「はい。あなたに人殺しはさせません」
男「やれやれ」
女「こっちがやれやれです」
男「ジャンケンに俺が勝つのがベストだったんだがな」
女「そうでしょうね」
男「君に自殺してほしくないのは本当だからね」
女「自殺できなくなりました。どうしてくれるんですか」
男「でも、殺すよ。上司は必ず」
女「死んでも止めます」
女「そうでしょうね」
男「君に自殺してほしくないのは本当だからね」
女「自殺できなくなりました。どうしてくれるんですか」
男「でも、殺すよ。上司は必ず」
女「死んでも止めます」
女「待ってください」
男「待たないって言ってるだろ」
女「拳銃を捨ててください」
男「家までもう少しなんだ」
女「仕方ないですね……」
男「待たないって言ってるだろ」
女「拳銃を捨ててください」
男「家までもう少しなんだ」
女「仕方ないですね……」
女「キャアアアアアアアアアアアア！」
男「！？」
女「この人痴漢です！！」
男「おいバカ、やめろ」
女「拳銃持ってます！！」
男「そんな痴漢いるかよ」
男「！？」
女「この人痴漢です！！」
男「おいバカ、やめろ」
女「拳銃持ってます！！」
男「そんな痴漢いるかよ」
男「やばい、人がこっちを見てる」
女「どんな手を使っても止めます」
男「くそ！」ﾀﾞｯｼｭ
女「待てえ！」ﾀﾞｯｼｭ
男「痴漢犯を全力ダッシュで追いかける被害者がいるかよ」
女「どんな手を使っても止めます」
男「くそ！」ﾀﾞｯｼｭ
女「待てえ！」ﾀﾞｯｼｭ
男「痴漢犯を全力ダッシュで追いかける被害者がいるかよ」
>>1は妹に恨みでもあるのか
妹萌えのSS多いのにな
妹萌えのSS多いのにな
女「はあ、はあ……」
男「はあ、お前……走るとはやいな……」
女「陸上部でしたからね」
男「なるほど、元帰宅部の無職が敵わないわけだ」
男「はあ、お前……走るとはやいな……」
女「陸上部でしたからね」
男「なるほど、元帰宅部の無職が敵わないわけだ」
男「だが、なにはともあれ」
女「……もしかしてここが？」
男「着いた。上司の家だ」
女「……もしかしてここが？」
男「着いた。上司の家だ」
女「待ってください、駄目です」
男「今更待てるか」
女「死んだら地獄に堕ちますよ！」
男「自殺した奴も地獄に堕ちるって聞いたことあるぞ」
女「えっ、そ、そうなんですか？」
男「いや知らねえけどよ。死神にでも訊いてみな」
男「今更待てるか」
女「死んだら地獄に堕ちますよ！」
男「自殺した奴も地獄に堕ちるって聞いたことあるぞ」
女「えっ、そ、そうなんですか？」
男「いや知らねえけどよ。死神にでも訊いてみな」
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