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元スレ女「誘拐するならちゃんと誘拐しなさいよ!」
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夜 路地
女「(今回のお客さんは3回目ね)」
女「(すぐ抱きつくけどいい人だし…)」
男「…………」スタスタ
男「口に貼るときは髪につかないように…」ペタ
女「!!」
男「よし。ガムテープは髪につくと剥がすとき痛いからな」
女「(な、なにこいつ!)」
男「んで手は背中側に回して結束バンドで固定…」
男「もちろん足も閉じて固定させて」
女「んー!」
男「こけると危ないから動かないで」
女「(だ、誰か…!)」
男「んで最後にアイマスクして完成」
移動中
女「(何も見えない!)」
女「(ど、どうしよう…)」
男「シートベルト締めにくいから腕の方は外すか」パチッ
女「んー!」
男「ん?」
男「見えてないから分からないと思うけど銃持ってるから」
女「!」
男「ガムテープもアイマスクも外さないで」
女「(ど、どこに連れて行かれるの…)」
男「ちょっとリラックスして待ってて」
女「(なにリラックスとか言ってんのこいつは…!)」
1時間後 自宅
男「我ながら完璧」
女「……」
男「アイマスクとガムテープ外さないとな」スッ
女「!」
男「動くなよ女さん」
男「無理に外すと痛いし」
男「……それと」
男「叫んだら大変なことになるから」ペリ
女「(大変なこと…!)」
女「……はぁはぁ」
男「苦しかった?」
女「……」キッ
男「睨まないで」
女「……」
女「な、何が目的なのよ…」
男「(物分りいい子だな…)」
男「女さんがあまりにも可愛くて」
女「!」
女「……身代金目的じゃないのね」
男「ん?」
男「まぁ金はいらないな」
女「(どうやって逃げよう)」
女「(どこかに電話とかがあれば…)」
男「持ってたカバンは隠したから」
女「!」
男「中に携帯あるはずだし」
男「まだ中身は確認してないけど」
男「縄きつくない?」
男「イスに固定するときは難しくて…」
女「…………」
女「ゆ、誘拐なんて頭おかしいんじゃないの?」
男「…………まぁ叫ばないだけマシか」
男「これで黙ってもらおう」
女「な、なによ…」
男「ナイフ」
女「!」
男「ていうか誘拐じゃなくて拉致のはずなんだけど……まぁどうでもいいか」
女「やめて…」バタバタ
女「ま、待ってよ…!」
女「愚痴とか悩みとかあるなら私が聞いてあげるからっ…!」
サクッ
女「……い、いたくない…?」
男「これおもちゃ」
女「!」
男「一回やってみたくてさ」
男「どう?」
男「騙された?」
女「……こ、こいつ!」
男「反抗的な目やめて」
女「…………」
男「今日はとりあえず何もしないから安心してよ」
男「ご飯もちゃんと用意してあるから」
女「(わけわかんない…)」
女「(長い時間かけて私を痛めつけるのが目的なの…?)」
女「…………」
男「ちょっと移動するか…」
女「?」
10分後
男「よし完了。締め付けは大丈夫?」
女「……」
男「リクライニングチェアの方が長時間でも楽だし」
男「あのイス座り心地あんまりよくなかっただろ?」
女「……」
女「(すごいふかふか…)」
女「(ゆったりできる…)」
女「じゃなくて!!」
男「!」
男「し、静かに!」
女「油断してる場合じゃない…」
男「リラックスしてくれた方が助かるんだけどな」
女「……」
女「どういうつもりなのよさっきから!」
男「?」
女「おもちゃで脅したりふかふかのイスに縛ったり…!」
男「…本物で脅した方がよかった?」
男「ちょっとナイフ持ってくる」スタスタ
女「ま、待ちなさいよ!」
男「何?」
女「私は脅されたいわけじゃないの!」
男「?」
男「まぁ最近の若い人は急にキレるって言うし…」
女「(なに言ってんのこいつは…)」
女「はやくここから解放してよ」
男「いやそれはちょっと…」
女「今帰してくれたら警察にも言わないであげるから」
男「まじで!?」
男「……どうしようかな。いやでも絶対叱られるし」
女「(何本気にしてんのよ)」
女「(もしかしてバカなのかしら)」
男「うーん…」
男「やっぱ解放するのはできないな」
女「……」
男「せっかく女さん拉致できたんだし」
男「…我慢できないんだよ可愛い子見ると」
女「!」ビクッ
女「ま、まさかあんた今までにも誰か誘拐してきたの…!?」
男「してない!!」
女「(うるさっ)」
男「女さんが誘拐って言い方が気に入ったんならそう呼ぶけど…」
女「(気に入ってない)」
男「俺の誘拐童貞は女さんに捧げたんだ!」
女「…………」
女「…………」
女「きもちわる」
男「そんな目で見ないで」
女「…なんなのよ誘拐童貞って」
男「簡単に言うと初誘拐」
女「……」
男「童貞捧げてるんだからもっと反応があってもいいと思うんだけど」
女「……やっぱりバカだこいつ」
女「……私をどうしたいのよ」
男「どうしよう」
男「あんまりこの先は考えてなくて…」
女「え?」
男「困った…」
女「さっきまで手際よかったじゃない」
男「あれはすごい特訓したから」
男「ガムテープ貼る練習とか」
女「(どんな練習よ)」
男「縄の跡が残らないような縛り方とか調べたり…」
女「……」
男「今確認してみようか」
女「?」
男「左腕の縄切るから動かないで」
チョキン
男「ほら!」
女「…うるさい」
女「まぁたしかに跡はついてないわね」
男「特訓した甲斐があった」
女「……」
男「ほんとはあと一ヵ月くらい計画練ってから誘拐するつもりだったんだけど」
女「……知らないわよ」
男「ちょっと事情があって」
女「だから知らないわよもう」
男「そんなこと言わずに」
女「……はぁ」
男「今から3日間しか時間ないから急がないといけないんだけど…」
女「(普通の誘拐事件とかだと警察は3日くらいで来るのかしら)」
女「(…………でもきっと来ないだろうな)」
女「(連れて行かれたところも人通り少なかったし…)」
男「あの本の通りに進めてみようか…」
女「?」
男「誘拐拉致入門」
女「どんな本よ」
男「でも頼りすぎるのもよくないな!」
女「(一人でなに盛り上がってんのよこいつ)」
男「それに計画もまったくの白紙ってわけじゃないから大体の流れはあるし…」
男「てことで早速やりますか」
女「!」
女「わ、私犯されちゃうんだ…」
男「今日はしないよ!」
女「…………あんた3日しか時間ないんじゃないの?」
男「だってこういうのってお互いの気持ちが大切だし…」
女「誘拐犯が何言ってんのよ」
女「ていうかどこで奥手になってんの」
男「そ、それに無理矢理したら嫌われそうだし」
男「まずは1日かけて親睦を深めないと…」
女「バカなの?」
女「3日間しかないうちの丸々1日使って親睦深めるってどういうことなのよ」
男「…すみません」
女「どう考えたってペース配分下手すぎるわよまったく」
男「いきなり饒舌になったね女さん」
女「(……い、いつもの癖でツッコんでしまった)」
女「(でも言わなきゃ気が済まない…!)」
女「あんたがあまりにもバカだし杜撰な計画立てるからでしょ」
男「たしかに…」
男「よし、じゃあ今から犯す!」
女「ま、待ちなさいよ!」
男「?」
女「私は別に犯されたいわけじゃないの!」
男「ほらやっぱりお互いの気持ちが大切なんだって」
女「……いらいらするわね」
男「……」
女「(なんなのよこいつは…)」
女「(親睦深めるとか言ってるし)」
女「(誘拐犯なら力づくでするもんじゃないの…?)」
女「熱く語ってたら喉乾いちゃったじゃない」
男「水持ってこようか?」
女「うん。カバンの中にあるから」
男「あ、でもカバン勝手に見られたら女の人って怒るよな…」
女「今さらそんなこと気にしてどうすんのよ!」
男「怒らないで…」
女「じゃあはやく水持ってきてよ」
男「わかった」
男「……」
男「(よくツッコむし、そこまで動揺してるわけでもないし)」スタスタ
男「(…………この子すごい適応力だな)」スタスタ
男「はい」
女「……よかった。半分くらいは残ってるわね」
男「あ、俺が飲ませるよ」
女「いいわよ別に」
女「左手自由なんだから」
男「ま、待って」
男「飲ませたいんだ」
女「知らないわよそんなこと」
男「じゃ、じゃあもう一回縄で縛るからちょっと待ってて」ガサゴソ
女「わかった!」
女「わかったから!」
男「よし、粘り勝ち」
女「なんなのよもう面倒くさいわね」
男「誘拐したらやりたいランキング上位だよこれは」
女「知らないわよ」
女「(何で左手使えるのに飲まさせられてるのよ…)」
男「ちょっと上向いて」
女「ん」
男「できるかな…」トク
女「……」ゴクゴク
女「…ぷは」
男「もういい?」
女「……もうちょっとだけ」
男「うん」トク
女「……」ゴク
男「……」トク
女「……?」ゴク
男「……」トク
女「(な、長い…!)」バタバタ
女「!」ゴホッ
男「あ、ごめん」
女「…はぁはぁ」
女「何すんのよ!」
男「飲んでる姿がかわいくてつい…」
女「ついじゃないわよ!」
女「縄の時みたいにちゃんと練習しときなさいよ!」
男「ほんとすいません」
女「ふん」
女「(ていうか水飲むの恥ずかしかった…)」
男「……よし、やりたいことリストひとつ埋まった」カキカキ
女「なによそれ…」
男「見る?」
女「見せないできもちわるい」
男「じゃあ次は何しようか…」
女「……」
男「ご飯食べる?」
女「別にいらない」
男「じゃあリビングで食べてくるから」
ガチャ バタン
……
…
女「なんなのよあいつは…」
女「話してるだけで疲れるわね」
女「……まぁそんなことより」
女「…………」キョロキョロ
女「よし、今のうちにどうにかして逃げよう」
女「それに今なら左腕も動かせ」
ガチャッ!
男「忘れてた」
女「!」
男「さすがに目を離すときは腕縛らないとな」グイッ
女「(抜けてんだかしっかりしてんだか…)」
男「……ていうか今逃げようとしてた?」
女「…………」
女「あったり前じゃない」
女「こんなとこ絶対どうにかして逃げてやるわよ」
男「……逃げる素振りを見せるのはよくないな」
女「……」
男「罰を与えないと」ガサゴソ
女「!」
男「アイマスクして…」スッ
女「な、なにすんのよ!」
男「ちょっと放置するだけだから」
ガチャ バタン
女「(何も見えない…)」
女「(身体も動かせない…)」
女「…………」
女「…………」
女「どれくらい放置されるの…?」
女「…………」
女「待つしかないのかしら…」
15分後
ガチャ
女「!」
男「お腹いっぱい…」
女「(やっと部屋に帰ってきたんだ)」
男「15分経ったから外そう」スッ
女「(……まぶしい)」
男「懲りた?」
女「別に…」
男「それは困った」
女「……」
男「さっきの間にいろいろ考えてたんだけど…」
男「縄は切るよ」
チョキン
チョキン
女「どういうつもりよ」
女「解放してくれるわけ?」
チョキン
男「家から出すつもりはないよ」
男「でもある程度は自由にしてもらいたいからな」
女「……」
男「また逃げようとしたら放置するから気を付けて」
チョキン
男「よし、完了」
女「……」
女「(やっと体動かせる…)」
女「ふー」
男「ていうかカバンの中に携帯ないんだけどどこかに隠し持ってる?」
女「…………」
女「…………」
女「教えない」
男「じゃあ服脱がして探すしかないってことか」
女「!」
女「やだっ…」
男「女さんが教えてくれればこんなことしなくても済むんだけど…」
女「も、持ってないの!」
男「……」
男「(やっぱりか…)」
女「ほ、ほんとよ?」
男「じゃあ調べるために服脱ごうか」
女「ついさっき言ったことくらい守りなさいよ」
男「あ!」
女「何よ急に」
男「そういや水飲む前にも解放してとか言ってたよな?」
女「!」
男「じゃあもう一回放置しようか」ガサゴソ
女「ま、待って!」
女「逃げようとしてないから!」
男「ほんとに?」
女「ほんとほんと…」
男「それならいいか」
女「(なんでそこは素直に信じるのよ)」
女「(動ける状態になったんだからチャンスが来るまで待とう…)」
女「ていうかあんたの判断基準が適当すぎるのよ」
男「いろいろ誘拐拉致入門で勉強したんだけど…」
女「またあの本か」
男「なかなか咄嗟に思い出せなかったりしてさ」
女「知らないわよ…」
女「タイトル長いし」
男「じゃあ誘致入門」
女「(意味が…)」
男「女さんと話してると楽しいな」
女「私は何一つ楽しくないわよ」
男「ははは」
女「何笑ってんのよもう」
女「…………」
女「(普通に話してる分には危害を加える気がないのかしら…)」
………
……
…
女「……ねぇ」
男「?」
女「お腹空いた」
男「おっけー」
女「はやく持ってきて」
男「はいはい」
男「どうぞ」
女「……普通に食べていいの?」
男「ん?」
男「食べさせてほしいの?」
女「別にしてほしくない」
女「また無理矢理させられるのかと思っただけ」
男「………いや、やろう!」グイ
女「ちょっ…いいわよ」グイ
女「自分で食べられるから!」
男「いや大丈夫!」
女「何が大丈夫なのよ!」モグッ
男「あ、食べた!」
女「ふん、あんたが出したんでしょ」モグモグ
男「じゃあ罰だな」
女「!」モグモグ
女「おかしいでしょ!」モグモグ
男「だって…」
女「だってじゃない!」モグモグ
女「別に今は逃げようとしてないでしょ」
男「そうだけど…」
女「まったく」モグモグ
………
……
…
女「……ごちそうさま」
男「おいしかった?」
女「ふつうね」
男「今度から女さんに作ってもらおうかな」
女「…いやよ」
男「作れないの?」
女「違うわよ」
男「まぁそれは今度確かめるとして…」
男「お風呂にしようか」
女「(……ヤられるのかな)」
男「一人で入ってもらうから」
女「(こいつエスパーなのかしら)」
男「今日は何もしないって言ったからな」
女「……ていうか入らせてくれるんだ」
男「どういうこと?」
女「もっと雑に扱われるものかと思ってただけよ」
男「女さんにそんなことしないよ」
男「それに女の子って一日お風呂入らないだけでもイヤなんじゃないの?」
女「どこ気にしてんのよ」
女「誘拐される方が万倍いやよ」
男「ははは」
女「何笑ってんのよもう!」
お風呂
女「……ほんとに一人で入らせてくれるんだ」
女「……」
女「……」
女「気持ちいい…」
女「……」
女「……」
女「っていうか私何やってるのかしら」
女「誘拐犯の家でお風呂つかって…」
女「……」
女「でも落ち着くわね…」
女「それにいきなり襲ってくることは無いみたいだし」
女「ゆっくり考えよう…」
女「…………どうせ助けなんて来ないし」
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