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    元スレ女「私と一緒にいたら不幸になるよ」

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    101 = 1 :

      
    翌日 放課後

    「遊びに行こう!」

    女友「どうしたギプス少年」

    「もう2週間だってのに。はやく慣れてくれ」

    女友「どこ行きたいの?」

    「片手でできる遊びができる場所!」

    「微妙に難しいね」

    女友「うーん」

    「まぁ遊べなくてもいいんだ」

    「いつもみたいに買い食いしよう!」

    女友「気合入ってるねー」

    「うん」

    102 = 1 :

      
    フレッシュネスバーガー

    「うまい」モグ

    「うん」チュー

    女友「……」モグモグ

    女友「最近は注文ミスもなくなったんじゃない?」

    「……たしかに」

    「…………」

    「女さん好きだよ」

    「うん!」

    女友「まじで私必要なのか?」

    「もちろん」

    「一緒に遊びたいんだって」

    「……」チュー

    103 = 1 :

      
    翌日 放課後

    「さて今日は…」

    女友「もうストック切れるかもよ?」

    「たしかに」

    「……」モグモグ

    「大丈夫。電車で行こう」

    「電車?」

    「……」クラッ

    女友「?」

    女友「男君?」

    「……」

    「ん?あぁ電車で行ける範囲にはあるから」

    104 = 1 :

      
    改札前

    「けっこう遠かったね」

    女友「ほんとだよ」

    「まぁまぁ」ポロッ

    「あ、切符落としたよ」

    「ん。ほんとだ」

    「……」スカッ

    「あ、あれっ……」スカッ

    女友「男君の不幸も小さくなったねー」

    女友「てか左手ってそんなに使いづらいのー?」

    女友「はい。ポケット入れといてあげるよ」

    「……」ジー

    女友「何?嫉妬?」ナデナデ

    「ううん。違う……」ジー

    107 :

    さるさんくらいました
    すみません

    108 = 69 :

    おう保守してやるから
    あくしろよ

    109 :

    3日後男は死にました
    おわり

    113 = 1 :

      
    「ごめん。飲み物買うから待ってて」

    女友「はいはい。改札出て待ってるよ」

    「…うん」



    自販機前

    「(手に力が入らん)」

    「(もうそんなに危ないのか……)」

    「(せめてあと数日は……)」



    「あ、来た来た」

    「ごめん遅くなって」

    女友「んじゃ行こう」

    「(数分で収まってよかった…)」

    114 = 1 :

      
    ベッカーズ

    「うまい」モグモグ

    「初めてきた」モグモグ

    女友「私も」モグモグ

    ………

    ……



    女友「ちょっとトイレ行ってくる」

    「あいよ」

    「……」

    「どしたの?」

    「男君大丈夫?」

    「……何が?」

    115 = 1 :

      
    「わかんないけどいつもと違う気がして…」

    「そうか?」

    「何か隠してない?」

    「骨折以外に最近不幸あった?」

    「……あるよ」

    「テトリスでなかなか棒来なかったり」

    「のらネコにひっかかれたり」

    「……うん」

    「女さんのこと大好きだよ。もしかして体質治ってきたんじゃない?」

    「その心配じゃないの…」

    「わかんないけど隠されてる気がして…」

    「……」

    「……」

    116 = 1 :

      
    「……」ギュッ

    「!」

    「平気だから」

    「土日は家に来てほしい。それまでは遊ぼう」

    「……」グスッ

    「わかった」

    女友「……」

    女友「……」

    女友「伝票残して帰ってやろうか」

    「!」ビクッ

    「びっくりした…」

    女友「びっくりしたのは私」

    「すみません」

    117 = 1 :

      
    翌日 放課後

    「さーて今日は」

    「うんうん」

    女友「これ以上太ったら私大変なのにー」

    「……」ジー

    女友「はいはい行きます」

    女友「行きたいです。そりゃ楽しいから」

    「ふふ」

    118 = 1 :

      
    サンテオレ

    「……」モグモグ

    「……」モグモグ

    女友「独特だね」モグモグ

    「たしかに」

    「でもおっきくておいしい」

    女友「(最近ずっと体重計乗ってないなー)」

    女友「(だって毎日こんなとこ行ってるし)」

    女友「(怖いっての…)」

    119 = 1 :

      
    「(ん?なんでこの店掛け時計二つもあるんだ…)」

    「……」ゴシゴシ

    「?」

    「(ボケてるだけか…)」

    「(もっとパソコンで確認しとくんだった…)」

    「どしたの?」

    「……」モグモグ

    女友「ちょいちょい男君」

    「……」モグモグ

    「男君!」

    「……?」

    「ごめん。呼んだ?」

    女友「寝不足?」

    「……そうなのかな」

    120 = 1 :

      
    夜 自宅

    「……」カチカチ

    「……」カチカチ

    「もしかしていろいろ聞き取れてなかったのか…?」カチカチ

    「気づかないのはつらいな」カチカチ

    「あとは……」

    「!」

    「…物が二つに見える」

    「……」

    「もうこれでほぼ確定か…」

    「他にはろれつが回らない、手足が麻痺…」

    「この辺はまだ大丈夫か…」

    「これ以上一緒にいたらさすがにバレるか」

    「いや、もう気づかれてるかもしれないな…」

    121 = 69 :

    しえん

    123 = 1 :

      
    翌日 放課後

    「……」

    女友「メールは来てないの?」

    「うん」

    女友「明日も行くって言ってたのに…」

    「どうしよう」

    女友「電話は?」

    「かけてみたけど出ない…」

    女友「……」ナデナデ

    女友「こんな可愛い子悲しませやがって」

    女友「次会ったらしばいてやろう」ナデナデ

    「…うん」

    124 = 1 :

      
    翌日 放課後

    「……」

    女友「……今日も休んだね」

    「……うん」

    「(泣きそうな顔もかわいいな)」

    「今から家行く」

    女友「……わかった」

    女友「言いたいこと全部言ってやらないとね」ナデナデ

    「ありがと」

    「(俺もナデナデしたい)」

    125 = 107 :

    またもやさるさんです
    すみません

    127 = 16 :

    あらま
    待ってる

    128 = 69 :

    間隔空けなさい

    129 = 110 :

    完結するまで寝られない

    131 :

    まだ書き込めない…
    すみません

    134 :

    しえん

    135 :

      
    自宅

    ピンポーン

    「……」ガチャ

    「……女さんか」

    「……」グスッ

    「とりあえず入って」

    「うん」



    自宅

    「お茶入れる?」

    「ううん。ありがと」

    「風邪でも引いたの?」

    「……」

    「うん。ちょっと体調悪くてさ…」

    136 = 135 :

      
    「ほんとにそれだけ?」

    「多分そうだと思う」

    「家に体温計ないけど身体ふらついてたし…」

    「そうなんだ。買ってこようか?」

    「いや、かなりマシになったから平気」

    「一日中寝てたからさ。だからメールもできなくて」

    「そうだったんだ…」

    「ごめん女さん」

    「ううん。今大丈夫ならいいよ。会えてよかった」

    ………

    ……

    139 = 135 :

      
    「今日はどうする?」

    「泊まる。離れたくない」

    「そうか」

    「じゃあまたご飯作ってほしいな」

    「わかった」

    「やった!」

    「おいしいの作るからね!」

    「ありがとう」




    「……」クラッ

    「……ふー」

    「(うまく誤魔化せたかな…)」

    「(正直そんなに隠してられないだろうけど…)」

    141 = 135 :

      
    1時間後

    「できた!」

    「……すご」

    「良い感じでしょ?」

    「うまそうだ」

    「うんうん」

    「いただきます!」

    「いただきます!」

    「はい、あーん」

    「……」モグモグ

    「どう?」

    「おいしい!」

    「やたー!」

    143 :

    見てるぞ

    144 = 135 :

      
    「(元気になってくれたみたいで良かった…)」

    「はい次、あーん」

    「……」モグモグ

    「おいしい!女さんも一緒に食べよ」

    「うん!」モグモグ

    「ふふ。良い感じ」

    「かわいい」

    「!」

    「女さんかわいい。やばい」

    「えへ」ニコッ

    「どきどきする」

    「はい、あーん」

    「…」モグ

    145 = 135 :

      
    ………

    ……



    「ごちそうさま」

    「ごちそうさま、おいしかったよ」

    「じゃあ撫でてもいいよ!」

    「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    「……」

    「もういい!」

    「……」ナデナデ

    「よろしい」

    146 = 135 :

      
    「料理してるときも思ったけど前よりさらに物減ってない?」

    「うん。かなり減らした」

    「そうなんだ。すごいすっきりしてるから」

    「片手で片づけは意外に難しかった」

    「言ってくれたら手伝いに言ったのに」

    「まぁ徐々にやってたからそんなに重労働じゃなかったし」

    「そっか………あのまとめて置いてる手鏡と腕時計は男君の?」

    「腕時計とかいつもしてたっけ?」

    「あれは親の形見」

    「父親の時計と母親の手鏡だな」

    「……そうなんだ。大事にしてるんだね」

    「正直顔もよく覚えてないから形見としてというか一応置いてるって感覚だけど」

    「あれだけは空き巣に取られなくて良かったと思ってる」

    「ごめんなさい」

    147 = 138 :

    しえん

    148 = 135 :

      
    「次謝ったら追い出すから」

    「な、なんで…」

    「関係ないんだって女さんは」

    「だって現に不幸になってるし…」

    「二人きりで手料理食べて不幸なわけない」

    「……」

    「悲そうな顔やめてって」

    「うぅ」

    「ほら無理矢理笑って口角上げて」

    「ひ、ひっはらないでー」

    「自分で笑える?」

    「わっわらえまふ」

    「よし」

    「にっこり!」

    149 = 135 :

      
    「にっこり!」

    「自分で言わなくてもいいんだよ?」

    「にっこり!」

    「ばかにしてるな」

    「ひ、ひてましぇん」

    「これ面白いな」

    「うーー」

    「愉快愉快」

    「……」カプ

    「いたっ!」

    「反撃だよ」

    「左手まで使えなくする気か」

    「もしそうなっても全部お世話してあげる」

    「それは助かる」


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