元スレ真奥「見滝原に来て1年・・・ついに魔力が溜まったぞ!」
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1 :
真奥「ふんっ!どうだアルシエル……」ゴォォッ
芦屋「流石魔王様、これでようやくエンテ・イスラに帰還できますね!」
真奥「いや今日これからシフト入ってるから無理だろ、何よりキャンペーン1位も掛かってる大事な時期だしな」
芦屋「」
真奥「後この姿で居るだけでも魔力使うから当分は今の姿のまま温存な」シュウウ...
芦屋「なんでそこでバイトになるんですか!普通やることやったら目的達成のために帰りますよね!?」
真奥「いや、帰ってもやること無いっつうか……このまま帰っても勇者にまた負けるだけど言うか……」
芦屋「確かにそうなんですが、せめて魔王軍の様子見と統制だけでも……」
真奥「どうせ壊滅してるからもう無意味だろ、それより連続無断欠勤なんかしたら俺の店がヤバいことになるわ」
芦屋「あんた魔王ですよね!?さり気なく酷いこと言ってますよね!?」
2 = 1 :
芦屋「っていうかゲート開くとき必ずエンテ・イスラに戻るって言いましたよね、私ちゃんと聞いてましたよ!」
真奥「どうせ帰るなら手土産持ってかないとあいつらに失礼だろ!」
真奥「という訳でせめてマグロナルドの正社員になってだな…」
芦屋「正社員の何が手土産になるんですか!悪魔が冥土の土産に教えるネタにもなりませんよ!?」
真奥「マグロナルドは世界一の外食産業なんだぞ!そこの正社員すなわち世界を制する一員とも言えるぞ!」
芦屋「それ自慢になってませんから!というか正社員じゃないのに正社員以上に働いてるんですよ?」
芦屋「それなんてブラック企業ですか、ブラック会社に勤めてもう限界なんですか!?」
真奥「ブラックじゃねえよちゃんと深夜料金割り増しで残業代ぐらい出てるわ!」
芦屋「それだけ残業代出てるならたまの気晴らしに旅行ぐらいしたっていいじゃないですか!エンテ・イスラとか!」
真奥「結局そこに戻るのかよ!俺はまだエンテ・イスラには絶対帰らないからな!」
3 = 1 :
ワーワーギャーギャー
マミ「真奥さん、芦屋さんこんにちわ……」
マミ「って真奥さん達見滝原から出て行っちゃうんですか!?」
真奥「おっとマミさんこんばんわ、いや違う芦屋がもう国へ帰りますとか駄々こねてだな……」
芦屋「私に振らないで下さいよ!?巴さんが思っているような心配事は無いのでご安心して下さい」
真奥「ま、そろそろお金溜まったし旅行ついでに故郷の様子見ぐらいはしようかなって所だ」
マミ「そういうことですね、良かった……」
芦屋「まったく魔王様はまた巴さんに迷惑かけて、本当にどっちが年上なんだか」
真奥「迷惑かけてるのはお互い様だ、芦屋」
マミ「私は迷惑だとは思わないけど、年上の男の人にさん付けでよばれるのはちょっと……」
芦屋「何を言いますか巴さん!怪しい外人だった私達にこんないいマンションを格安で紹介してくれたじゃないですか!」
芦屋「その上に餓死寸前の私達に食事の差し入れまでしてくれた上!」
芦屋「調子に乗って倒れた魔王様の病院の手配に魔王様の職場の手助けにその他家事のお手伝い諸々!」
芦屋「赤の他人の私達をこんなに助けてくれた恩人の巴さんは巴さんといわず巴様とお慕いしても構わないぐらいです!!!」
4 :
早く帰れ魔王
そこは地獄になるぞ
5 = 1 :
真奥「いや本気でマミさんには頭が上がらないからな、いつもバイトのヘルプとかしてくれて本当に助かってるよ」
マミ「私も芦屋さんや真奥さんにお裾分けして貰ったり、勉強を教えて貰ったりしてるからお互い様ですよ」
芦屋「そう言って頂いて本当に助かります」
マミ「そういえば真奥さん、シフトは大丈夫ですか?」
真奥「飯食ったらすぐ出るよ、今日もキャンペーン中だから忙しくなるぞ」
芦屋「忙しいからって我々をバイトに呼ばないでくださいよ、特に巴さんとか!」
真奥「……なるべく気をつける、それじゃ行ってくる!」
マミ「行ってらっしゃい、真奥さん」
芦屋「私も少し出かけてまいります」
マミ「芦屋さんもですか?」
芦屋「もう目標達成してやる事はないんですが……調べ物は習慣なものでして」
芦屋「調べ物ついでに買い物でもして……折角だしたまには料理のレパートリーを増やしてみようかな」
マミ(やる事はないのに主夫力高いなぁ……芦屋さん)
6 = 1 :
真奥「さあ行くぜデュラハン号!」ガーッ
ほむら「……やっぱりどこにも無い?」キョロキョロ
真奥「君、何か探しものでもしてんの?昨日もこの辺で見かけたけど」
ほむら「そんなところね、でも貴方には関係無いから心配しないで」
真奥「そう言うなって、人の親切はしっかり受け取っておけよ」
ほむら「お節介も程々にしたほうがいいわ、私の落し物は普通の人が見つけるのは難しいから放っておいて」
真奥「落し物ってもしかしてこれか?」
ほむら「……ッ!?グリーフシードがどうしてここに?」
真奥「ほらやっぱり親切は素直に受け取っておくもんだろ、ほら返すよ」ヒョイ
ほむら「えっ!?あっ、ちょっと?」
真奥「バイト遅れちまうから礼ならいいぜー、じゃあなマグロナルドをよろしく!」ガーッ
ほむら(……普通の人間がグリーフシードを拾った?そんな偶然ありえないわ)
7 = 1 :
*マグロナルド
テレレテレレテレレテレレ
真奥「いらっしゃいませ、ご注文はどうなさいますか?」
真奥「揚げたての美味しいブラックチリペッパーポテトはいかがでしょうか?」
さやか「とりあえずスマイルひとつ頂けるかな?」
まどか「ちょ、ちょっとさやかちゃん!」
真奥「スマイルですね、他にご注文はありますか?」ニッコリ
マミ「アイスティーMサイズとブラックチリペッパーポテト3つを貰えるかしら、真奥さん」
真奥「アイスティーMサイズとブラックチリペッパーポテト3つですね、ありがとうございます…って何だマミさんか」
マミ「お仕事に精が出てますね、真奥さん」
真奥「そりゃキャンペーン1位が掛かってるからな、ここで成果出して一気に正社員に王手だ!」
さやか「店員さんってマミさんの知り合い?もしかしてもしかすると彼氏さ~ん?」
マミ「ちょ、ちょっと美樹さん、真奥さんとはそんな関係じゃないってば!」
8 = 1 :
さやか「慌てるところがあやしいのう……ぐふふ」
まどか「マミさんと店員さんを困らせちゃ駄目だよさやかちゃん、お仕事の邪魔だよ」
真奥「こちらがご注文のアイスティーMサイズととブラックチリペッパーポテト3つになります、ではごゆっくりどうぞ」
マミ「じゃあ真奥さんもお仕事がんばってくださいね」
真奥「おう、じゃんじゃん売ってやるぜ!」
店長「よう巴、明日はシフト入れる?」
真奥「店長、さり気なく中学生のマミさんを平然とバイトのシフトに組み込むのはやめなさい!」
店長「苦学生で特例なんだから別にいいだろ、ちゃんと本部に申請も通したから問題ない」
店長「それにマミが作る飯は美味いし、真奥と違って構ってくれるから居ないと私が困る」
マミ「う~ん…当分は予定が一杯で厳しいです、真奥さんに店長すみません」ペコリ
真奥「いやマミさんは謝ること無いって、この働かない店長が悪い!」
さやか「なるほど、ここでマグロナルドでバイトをしてたら運命の出会いって奴ですね!」
マミ「だから美樹さん違うんだって、真奥さんが大変そうだったからついお手伝いしちゃっただけで…」
まどか「マミさんってバイトもしてるんだ、すごいなぁ」
店長「無理ならしょうがない、じゃあ私は後ろでマッグシェイク飲みながらゆっくりしてるわ」
9 = 1 :
真奥「だから賄い以外で店の在庫を食べちゃ駄目っていつもいつも言ってるじゃないですか、っていうか接客や管理もしろ働け!」
店長「私が食べて商品の事を余すところなく知るのも仕事のうちだろ」
店長「それに私が働かないことでみんなが頑張るからそれでいいんだ、実際業績も悪くないしな」
真奥「その裏で犠牲になってる人がいるんだけどな、俺とか俺とか芦屋とかマミさんとか」
真奥「この前ヘルプで入った東京の笹塚店店長はもの凄い出来る人だったのにこの店長はどうしてこう……」
店長「木崎の奴は特別だ、どこの店も私ぐらいが普通だぞ?」
真奥「普通なわけあるか!っていうかあんた責任者のはずなのに俺がほぼ全時間帯責任者ですよね!!!」
店長「ちゃんと真奥の責任は取ってやるし給料も社員推薦もしてるだろ、だから真奥ビッグマッグセットよろしくな」
真奥「だから働けせめて食うならキャンペーン商品のブラックチリペッパーポテトでも頼んどけ!」
真奥(その後、フライヤーが故障するとかのトラブルはあったが無事キャンペーンは地区一位で終えた)
真奥(壊れたフライヤーの修理にちょっと魔力使っちまったが当分魔力の使い道はないし問題ない)
10 :
もっと流行ってる時にやれよ
11 = 1 :
*帰り道
真奥(キャンペーン1位も取れたし、これで正社員への道は硬いな!)
真奥(正社員になってからはどうするか、……まあ日本征服するまではエンテ・イスラに戻らなくていいか!)
ほむら「ちょっといいかしら?」
真奥「うおっと、昼間の子か!ってかこんな深夜に一人で出歩いてたら補導されるぞ」
ほむら「大した問題じゃないわ、それより貴方は何者なの?女に見えないけど貴方も魔法少女?」
真奥「そこでバイトしてる正真正銘男の真奥貞夫だ!というか俺のどこをどう見たら女に見えるんだっ!!!」
ほむら「とぼけないで、普通の人間から魔力の痕跡が検知されるわけないでしょう?」
ほむら「それにあなたはグリーフシードを持っていた、魔法少女でも魔女でも無ければ偶然なんてありえないわ」
真奥(えっ、あれバレたの!?そんな馬鹿な阿呆なっ!?)
真奥(ただの痛い子って訳でも無さそうだな)
真奥(それによく見るとこの子……なんか体格的に見覚えあるような)
12 = 1 :
真奥「ま、まさか勇者エミリア!?」
ほむら「勇者エミリア?私は暁美ほむらよ、魔法少女のことをはぐらかすのは止めて頂戴」チャキッ
真奥「ちょ、銃はないでしょ!?暴力反対俺は善良な市民だ!」
ほむら「貴方が善良な市民だというならグリーフシードを持っていた訳と魔力について話しなさい」
真奥「ええっと、エンテ・イスラって世界で魔王やってましたけど今はただの見滝原市民の真奥貞夫です!!!」
ほむら「バカにしてるのかしら?」
真奥「いや本当だって!本当だから頼むから話を聞いてくれって!?」
真奥(それから俺はほむらにエンテ・イスラからアルシエルと日本の見滝原市に流れ着いた経緯を話した)
真奥(それでも信じてもらえないからバイトの話とか見滝原市で魔力を探してる話もした)
真奥(妙に負の感情が強い人間を追いかけてそこから魔力を吸収できることを話したり)
真奥(マミさんに養ってもらってる話をしたらほむらは妙に食いついてたな)
13 = 1 :
真奥「これで全部話したぞ、頼むから信じてくれ!!」
ほむら(勇者に魔王にエンテ・イスラって何よ!?この男いわゆる厨二病って奴かしら?)
ほむら(巴マミに養われてるって言うなら……まぁ理解できなくもないし魔力の痕跡も分からないでもない)
ほむら「妙に負の感情が強い人間から魔力を得ているって話、どういうこと?」
真奥「ああ、見滝原に来てしばらくしてな、今にも自殺しそうな人がいたのを放っておけなくて追いかけたら魔力の気配がしてな」
真奥「それでもしかしたらと思って、妙な気配だか魔物?だかを吸収して魔力に変えられることに偶然気が付いたんだ」
ほむら(魔女や使い魔に誘われた人間を追いかけて魔女や使い魔を倒したと言うならグリーフシードが残るのも納得だけど……)
ほむら「嘘じゃないんでしょうね?」
真奥「本当だ、お天道様に誓って絶対嘘じゃない!」
ほむら「自称悪魔のくせにお天道様に誓うなんて馬鹿かしら?」
真奥「あー、太陽馬鹿にしたな!悪魔だってどんより暗い魔界より明るい所で仕事したほうがモチベーションが上がるんだよ!」
ほむら(嘘ではないけど……だとしたらこの突拍子のない話が本当なんて訳がわからないわね)
14 :
この店長声がケロロだな
15 = 1 :
ほむら「はぁ……もういいわ、信じてあげる」
真奥「人の事脅迫しておいて随分と調子がいい奴だな、警察呼ぶぞまったく……」
ほむら「こんな時間に警察なんて呼んだら貴方どうなると思う?」
真奥「すいませんでした未成年者略取で通報だけはご勘弁をっ!!!」ドゲザッ
ほむら「分かったならそれでいいの、それより巴マミの周りで変な白い珍獣を見た覚えは本当に無いのね?」
真奥「マミさんがたまに妙な事をやったりうわの空で変な話をしてるのは知ってるが、白い珍獣ってのは見た覚えがないな」
ほむら(マミの正体には感づいてる癖にQBは見えない?)
ほむら(私の敵では無いようだけど、何者か分からないけど今回始めてのイレギュラーだし注意はしておいた方がいいわね)
ほむら「そう、分かったわ…しょうがないから信じてあげる」
ほむら「それと1つ忠告よ」
ほむら「巴マミはもうすぐ死ぬわ、貴方も今後の身の振り方を考えたほうがいいわよ」
真奥「マミさんが死ぬ……っておい一体どういうことだ!?」
ほむら「自分で考えてみなさい」シュン...
真奥「おいこらちょっと待てーっていきなり消えた!?」
16 = 1 :
*魔王城
真奥「ただいまー」
芦屋「お帰りなさいませ魔王様、今日は随分と遅くまでお疲れ様です」
真奥「バイトはそれ程じゃなかったんだが、ちょっと変な子に絡まれて大変だったんだ……」
マミ「それは災難でしたね、ご飯もすっかり冷めてお腹もぺこぺこだわ」
真奥「悪いな芦屋にマミさん、迷惑かけちまったな」
芦屋「春も過ぎようとしているのに迷惑な……警察もこんな時こそ働けばいいものを」
真奥「まあ犬に噛まれたと思って諦めるさ、それより腹減ったし早く飯にしようぜ」
芦屋「今レンジで温め直しますので少々お待ちを」
マミ「芦屋さん、私も手伝います」
芦屋「巴さんありがとうございます」
真奥(マミさんは……別にどこもおかしくないよな?)
17 :
はたらく魔王さまとまどマギのクロスって初めて見た
18 = 1 :
芦屋「では頂きましょう」
マミ「頂きますね」
真奥「頂きます」ガツガツガツ
真奥「ん~やっぱ仕事終った後の芦屋の飯は最高だ!」
芦屋「お褒めに預かり光栄でございます」
真奥「マミさんも忙しいのに手伝ってくれたんだろ、ありがとな」
マミ「いいんですって、私もこうしてお食事させて貰ってるし」
真奥「いや、本当にお世話になりっぱなしで申し訳ない」
真奥「だからさ、俺達に何か出来る事があったら頼ってくれていいぜ」
マミ「真奥さん、突然どうしたのかしら?」
19 = 1 :
真奥「…なあマミさん、最近忙しそうにしてるけど何か危ないこととかやってないよな?」
マミ「心配しなくても大丈夫よ、この前お店に来てた同じ中学の子いるでしょ」
マミ「後輩の美樹さんと鹿目さんの個人的な事情の相談に乗ってあげてるだけよ」
芦屋「最近巴さんの家に出入りするようになったあの二人ですね、なるほど……」
真奥「そっか、ならいいんだけどよ」
真奥「マミさんってしっかり者みたいでたまに大ポカやらかすっていうか……」
真奥「なんだか無理してる感じがするのが俺ちょっと心配だからさ、悪いな個人の事情に立ち入って」
マミ「……いいえ、心配してくれてありがとうございます」
マミ「でも真奥さん達って意外と私の事見てたんですね、普段頼りないのに意外にしっかりしてるのね」
マミ「やっぱり年上の人って違うな、私にお兄ちゃんが居たらこんな感じだったのかな?」
真奥「……たびたびヘルプに呼びつける頼りない駄目兄貴ですまん」
20 = 1 :
芦屋「本当に巴さんを宛てにしすぎるのは止めてくださいよ、分かりましたか魔王様!」
真奥「……んで口うるさい母親が芦屋ってところか」
芦屋「魔王様!私は魔王様のことを思って口を酸っぱくして忠告しているんですよ!!」
マミ「う~ん、私としては芦屋さんはお父さんって感じなんだけどな?」
真奥「本当にマミさんはヘルプなのに仕事の飲み込みも早かったし助かってる」
真奥「でもこの前後ろから話しかけた時にポテトぶちまけた時はびびったな、いつも完璧に仕事するだと思ってただけに」
マミ「も、もうその話は止めてって言ったでしょ!!!」
芦屋「あの時はびっくりしましたね、慌てる巴さんを見てやっぱり歳相応の女の子らしいところがあるのだと」
マミ「芦屋さんもひどい!それよりもう遅いし早く食べて片付けましょう」
芦屋「おっと済みません、では魔王様ごちそうさまでした」
真奥「おうよっ、ごちそうさまでした!」
21 = 14 :
魔王と魔法少女がほのぼのかぞく
22 = 1 :
マミ「それじゃあ洗い物を終わりましたしもう帰りますね、おやすみなさい」バタン
真奥「お休みマミさん、俺ももう風呂入って寝るわ」
芦屋「お休みなさいませ、巴さん」
真奥「さって着替え着替えっと……」
芦屋「さて巴さんも帰った所で少々よろしいですか魔王様」
芦屋「今日は随分と巴さんの心配をしていましたけど、一体何があったんですか?」
真奥「バイト帰りに変な子に絡まれたって言ったろ、その子が自称魔法少女とか名乗っててな」
真奥「その子に脅迫されたせいで俺らのことやエンテ・イスラのこと洗い浚い吐かされて大変な目にあって」
真奥「一応そのお陰でよく分からなかった魔力回復の理屈がちょっと分かったりもしたが…」
真奥「それより最後にマミさんが死ぬとか訳分からん忠告されてな、嘘とは思えんし気になってるんだ」
芦屋「変な子ですか……まさか魔王様厨二病患者に変な妄想を聞かされたって事は無いでしょうね?」
真奥「厨二病?確かに中学生っぽい変な子だったが、拳銃持ちで妙な魔法を使ってたし素っ頓狂だが嘘とは思えん」
芦屋「魔王様厨二病と言うのはですね、中学二年生ぐらいの人間にありがちな自分の全能感を勘違いして自分が特別だと……」
真奥「いや厨二病の話はいいから!?」
24 = 1 :
芦屋「それで、魔王様はどうするおつもりで?」
真奥「前から気になってたが、マミさんが何をやってるか突き止めようと思う」
真奥「それで危険そうならそれとなく止めてやったり、安全確保してやるつもりだ」
芦屋「成る程、今まで巴さんの私生活には深く踏み込まなかったせいで謎だらけですからね」
真奥「ま、一年経った今なら勝手知ったる仲みたいなもんだし、ちょっと探りを入れても問題ないはずだ」
芦屋「身元不確かな外国人男性が女子中学生のストーカーをしてたら警察に通報ですからね、確かに今なら問題ないかと」
真奥「……言ってて自分の日本での立場がどれだけ惨めなのか再確認させないでくれ」
芦屋「しかし、そうなると仕事はどうなさるおつもりですか?」
真奥「芦屋、しばらく迷惑を掛ける」ペコリ
芦屋「魔王様と巴さんのためあらばこの悪魔大元帥アルシエルどんな苦労も苦になりません」
25 = 1 :
*翌日
真奥「という訳で急遽俺の分のシフトを半分芦屋に入ってもらいます」
店長「了解した、芦屋~ハピネスセット持ってこい」
芦屋「少々お待ちを」
真奥「だから営業時間中に店のもん食うな!芦屋を給仕係にすんな!働け!」
店長「ちゃんとシフト管理してるだろ」
真奥「それ考えたの俺ですよ!調整も俺!」
店長「決めたのは私だ、それより真奥どうした?仕事の鬼だったのに珍しいな」
真奥「どうしても調べたいことがありましてね、ちょっと」
店長「そうか、ならしっかりやれよ、こっちはこっちで私以外の誰かがしっかり頑張るはずさ」
真奥(物分かりがいいのは助かるんだが、しっかりするのは芦屋と他のみんなじゃねえか……)
26 = 1 :
真奥(という訳でシフト抜けてマミさんの追跡に励んでたんだが……)
真奥(ほぼ鹿目まどかって子と美樹さやかって見滝原中学の子と一緒に街をぶらぶらしてるだけだな)
真奥(妙な宝石を気にしてたり突然こっちを振り返ったりしてびっくりしたが)
真奥(魔力を使ってまで細心の注意を払って追跡したお陰で何とか見つからずに済んだ)
真奥(魔力使ったらついでにほむらとか言う子が言ってた変なQB?とかいう白い珍獣も見えた)
真奥(日本のことよく分からんし携帯電話か何かだと思って無視してたが、なんであれに気付かなかったな俺……)
真奥(そんなこんなで夜の公園でほむらって子とマミさんが密会してる所も見たが)
真奥(ほむらとマミさんの仲はどうやらあまり良好じゃないようだ)
真奥(マミさんも魔法少女らしいが、女魔法使いが地球の、まさかお隣さんに居るとは思わなかった)
真奥(もしかして俺マミさんとかから魔力を吸ってたんだろうか、魔法少女の謎は深まるばかりだ……)
27 :
読んでるから最後までよろしく
28 = 1 :
真奥(今日も今日とてバイト抜けてストーカーか、中々決定的な現場を押さえられん)
真奥(おっ、マミさんとまどかちゃんに、ほむら?)
真奥(病院の中に入って行ったが、どこにも居ないな)
真奥「おっ、マミさんとさやかちゃんの鞄……ってことは」
真奥「眼に見えないけど魔女とやらが居そうなが結界があるな、これなら魔力に変換できるんだが」
真奥「マミさん達が居るかもしれんし…ここは大事を取って普通に入るか」シュン
*結界内部
真奥「何だこの変な空間……地球にも魔界みたいな場所があるのとか初めて知ったわ」
ほむら「……驚いたわ」
真奥「うおっ、ってほむらどうしたその格好!?」
ほむら「巴マミにやられたわ……くっ」
29 :
きも
30 = 1 :
真奥「マミさんがやったのか、…うーんこれって助けないほうがいいのか?」
真奥「何せ初対面で人の事脅してくるような子だし、俺のこと変人扱いするし」
ほむら「それは今いうことじゃない…でしょうが!」ググッ
ほむら「それ早くしないとッ……巴マミが死ぬわよ」
真奥「それが前言ってた忠告の話か、一体どういうことだ?」
ほむら「説明してる暇は無いわ、早くしてもう時間がないっ……!!」
真奥「……しょーがねーな、悪さしたらただじゃおかないからなっと!」シュン
ほむら「……助かったわ」バサッ
真奥「礼ならいい、急ぐんだろ道案内頼む!」
ほむら「こっちよ、雑魚を相手にしている暇は無いから一気に行くわよ」
真奥「おう!」
31 = 1 :
マミ「ティロ・フィナーレ!!!」
シャルロッテ「」ガブッ
マミ「え……?」
まどか「ッ!?」
ほむら「くっ、間に合えっ!」カシャン
真奥「マミさんっ!!!」シュン!
ほむら(時間を止めてみたけど……マミはたった今噛み付かれた所か)
ほむら(それより、真奥貞夫の姿が変わった上に魔女のすぐ近くまで瞬間移動してる?)
ほむら(すごく禍々しい姿、どうやら自称魔王というのは嘘じゃないようね)
ほむら(もう無理そうな気もするけど、駄目元で試してみましょうか)ツカミッ
真奥「マミさんっ!?」ドサッ
ほむら「ちょ、手を掴んだまま倒れこまないで!」
真奥「あ、ああ済まんというか周りの風景が止まってるけどどういうことだ???」
ほむら「私の力よ、それより巴マミはどうなった?」
32 = 1 :
真奥「なんとか間一髪セーフって所かな」
ほむら「貴方が無理やり引っ張ったせいでマミの首が取れかかってるわよ」
真奥「うわ!ちょ、ちょ首の皮一枚残ってるからセーフセーフっ!!!」
ほむら「まあ確かに首の皮と言わずソウルジェムさえ無事なら……って、これは」
真奥「頼む~頼むから治ってくれよ」シュウウ...
マミ「うっ……真奥さ……ん」
真奥「良かった……こんなにヤバい汗とか掻いたの勇者エミリアと戦った時以来だぞ……」
ほむら(悪魔の力でも魔法少女の肉体は治癒できるものなのね、興味深いわ)
ほむら「それより時を動かすわよ」
シャルロッテ「???」ナイナイ
さやか「マミさん!!…ってあれ転校生にあのでっかい人誰!?」
まどか「あれ、さっきまであそこに真奥さんとほむらちゃんが居たような???」
QB「まどか、さやか、早く僕と契約を……!」
ほむら「その必要はないわ、見ての通りマミは無事よまどか」
QB(あの状況からマミが助かっているなんてわけがわからないよ、それに彼は何者だ?)
33 = 1 :
まどか「マミさん……ほむらちゃんありがとう」
ほむら「礼なんていいわ、可能なら私もマミを助けたかったもの」
真奥「おーい、俺だって結構頑張ったんだけどなー」
シャルロッテ「」グルルル...
真奥「何だか怒ってるみたいだが、別に絶対戦わなきゃいけない訳じゃないしここからずらかるか?」
ほむら「いいえ、あれは放っておけば人に災厄を撒き散らす魔女よ、ここで倒さなければ大惨事になるわよ」
真奥「……なるほど、そりゃ倒すしかねえなサポート頼むぜほむら!」
真奥「魔力頂きいいいいぃぃ!!」ゴォォォ
まどか「けほ……何だか息苦しい」
さやか「ほんとだ、何だか気分が…うっぷ」
ほむら「ちょっと待ちなさい!貴方の撒き散らす魔力のせいでまどかが苦しんでるじゃない!」
真奥「あっごめーん!……って言うかそれじゃ俺が戦えないからどうすりゃいいんだ!マミさんは気絶してるぞ!」シュン
ほむら「私一人で倒すから貴方は黙って後ろで見てなさい!こいつは私が仕留めるわ」
34 = 1 :
真奥「ちぇっ、ならしょうがねえ任せた、よっと!」オンブッ
まどか「マミさんは大丈夫ですか?」
真奥「気絶してるだけだ、息もしてるし問題ない」
マミ「」スー
さやか「さっきの大きな人あれ真奥さん?真奥さんってマミさんの知り合いだし何者?」
真奥「その辺は後で落ち着いたらゆっくり話す、今はまだ危険だから黙っててくれ」
さやか「う、うん分かったよ、ちぇー」
まどか「もう、さやかちゃん緊張感無いなー」
ドーン
真奥「あのでかいのを上手くあしらってるな……っとすげー爆発だな」
まどか「すごい……ほむらちゃん」
さやか「おっ、生意気な口聞くだけあって転校生やるなー」
シャルロッテ「」シュウウ...
35 = 1 :
真奥「おっ、周りの風景が元に戻ったな」
ほむら「魔女の結界が消えたからよ」
まどか「みんな無事で良かった、って痛っ!?」ペシッ
ほむら「みんな無事だから良かった?そんな馬鹿なこと言わないで」
ほむら「私達が一歩遅ければ巴マミは死んでいたわ」
ほむら「……いいえ、真奥貞夫が居なければ巴マミは助かるかどうか怪しかったわね」
ほむら「これが貴方の憧れた魔法少女よまどか、今回は偶然助かったけど次があるとは思わないで」
まどか「ほむらちゃん……」ジワッ
ほむら「もう甘い気持ちで契約なんて考えないことね、これは貰って行くわ」
さやか「ちょ、待てよ転校生!」
ほむら「これは私の正当な報酬よ、それとも魔法少女でない貴方が戦うとでも言うの?」
さやか「うっ……」
真奥「ま、まぁまぁ落ち着いて二人共冷静になって」
さやか「真奥さんは一体どっちの味方なの!?」
36 :
マミったああああああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
37 = 1 :
真奥「ええっと、あのな、喧嘩は良くないっていうかその、冷静話し合いをした方がいいというか」
ほむら「話し合いなんて不要よ真奥貞夫、マミには貴方から説明しておいて」
真奥「ちょ、おまっ…俺にこの場を取りなせっていうのかよ!?」
ほむら「私は忙しいの、話ならまた後でゆっくり聞かせてもらうわ」シュン
真奥「まーた消えたやがった!まぁ何やってるかは大体分かったけどよ」
さやか「ちっくしょー、転校生の奴ー!」
まどか「…………」ジワッ
真奥(こんな情緒不安定で泣きそうな女子中学生の取り成しとか無理だろ)
真奥(客なら客で相手のことうまく宥めればいいんだが……それより早くマミさん起きて助けて)
真奥「と、とりあえずマミさんを安静にできる所には運ぼうか、な、まどかちゃんにさやかちゃん!!!」
さやか「あ、ああそういえばそうだった、私がマミさんの家まで案内します」
真奥「マミの家なら俺の家の隣だ、そこなら分かるから到着した後の介抱頼む!」
まどか「はい、それまで真奥さんマミさんをよろしくお願いします」
QB(真奥貞夫、彼は一体何者だ?)
38 = 1 :
*夜
芦屋「それで巴さんはどうなりました?」
真奥「ちゃんと目を覚まして今はゆっくり寝てるよ、外傷も後遺症も特にない」
芦屋「巴さんが無事助かったのは良いとして魔王様……」
芦屋「大事な大事な魔力を阿呆みたいに使った上に悪魔のことまでばらして何考えてるんですか!?」
真奥「しょ、しょーがねえだろ何度も言ったが緊急事態だ!不可抗力だ!俺は悪くねぇ!」
真奥「それに魔女のお陰で魔力の補給方法も分かったからいいだろ!」
芦屋「うむむむ……嫌な予感があるがそこは仕方ないとしましょう、ですが!」
芦屋「次の休みの日に巴さんと二人きりで出かけるとかどういうことですか!しかも何の準備もしてないって何なんですか!」
真奥「そりゃあれだけ色々ばらしちまったし、お互い事情の説明が必要だろ」
芦屋「何をおっしゃいます魔王様!」
39 = 1 :
芦屋「巴さんぐらいの少女がわざわざ二人きりで出かけて話をしたいというのですよ!」
芦屋「まさかその意味が分からない魔王様じゃないですよね?」
真奥「い、いやいや分かります、はい」
芦屋「分かってるならさっさと準備しますよ、幸い時間ならまだありますし、服ぐらいはきちんと揃えますからね」
真奥「いや、金は大丈夫なのか?」
芦屋「このような一大事の時のためにへそくりぐらいは用意してあります」
真奥「一大事ってな、勝手知ったるご近所さんだぞ?」
芦屋「いくらご近所さんとはいえ、全身ユニシロのまま巴さんとデートに行かせるわけにはいきません」
真奥「お、お前アパレル業界No1のユニシロと俺に謝れっ!!!」
41 = 1 :
*休日
マミ「真奥さーん」
真奥「おっ、マミさん髪型ちょっと変えてみた?」
マミ「やっぱり分かります?」
マミ「真奥さんもいつもユニシロかと思ってましたけど、わざわざお洒落までしてくれるなんてありがとうございます」
真奥「芦屋の奴が随分と乗り気でな、巴さんに恥をかかせるわけには行きませんとか何とか」
マミ「うふふ、芦屋さんらしいわね、なら今日はエスコートをお願いしちゃおうかしら」
真奥「おっけ任せろ!と言ってもあんまり金無いからそんなに高いものは奢れないけどな」
マミ「別に奢ってくれなくてもいいんですよ、お互いよく知った仲だし」
真奥「たまには年上らしい所みせてくれよ、大人舐めんな」
マミ「あら、そんなこと言ってると真奥さんに思いっきり甘えちゃいますよ?」
真奥「マミさんみたいにいい子ならどんと来いって奴だ」
42 = 1 :
芦屋(魔王様、心配してましたがいい感じですね)
さやか「あ~しやさんっ!」ドン
芦屋「おわぁぁっ!って美樹さんに鹿目さんですか驚かさないでくださいよ」
まどか「一体何をしてるんですか?」
芦屋「巴さんと魔王様が心配で心配で……」
さやか「あっ分かります、実は私達もマミさんの様子をこっそり見に来たんですよ~」
まどか「人のデートを覗き見するなんて良くないと思うんだけどさやかちゃんがね」
芦屋「まったく鹿目さんに美樹さんにまで心配をさせるとは、我が主ながら将来が不安です」
さやか「でも真奥さんきちんとマミさん楽しませてるみたいで私も安心したわ」
まどか「最近話題のイチゴリゾットのお店だ、マミさんいいなぁ」
さやか「この前はダサい格好してたから不安だったけど、やっぱ大人は違うねー」
芦屋「色々な雑誌を調べた甲斐がありました、巴さんも喜んでいるようだし正解でした」
さやか「芦屋さんの手柄だったのか~、やっぱ前言撤回」
恵美「あれが……魔王サタン?」
まどか(ん、キュウべえ?それにこのお姉さんお店に向かったけど誰なんだろう?)
43 = 40 :
あれ…勇者どこいった…
44 = 1 :
*店内
立花「こちらがご注文のイチゴリゾットとホットティーになります」
マミ「私ここに一度来てみたいと思ってたんだ、うふふ…ありがとうございます真奥さん」
真奥「いいっていいって、芦屋含めて普段お世話になってるマミさんへの恩返しだと思ってくれ」
マミ「そんな、私こそ命を助けられたんだからお互い様ですって」
真奥「ま、何だかんだで付き合いも長いしな、それでもお互い知らないこと多かったわけだけど」
マミ「そうですね、私も真奥さんのこと全然知らなかったからすごく意外だったわ」
真奥「灯台元暗しって奴だな、よく思い返して見れば思い当たる節は結構あったのに」
マミ「近すぎて気が付かないってことはよくありますからね」
マミ「真奥さんは結構私の事見てたみたいだけど、私だって真奥さんのこと見てたんだからね」
真奥「ま、そりゃ隣同士だしな」
マミ「もう、そういうことじゃないのに…真奥さんってそういう所は駄目ね」
45 = 1 :
真奥「何だかよく分からんがすまんマミさん」
マミ「私の言っていることを分かったら許してあげます」
真奥「えっ、それって……」
マミ「ふふっ……」
恵美「何女子高生誑かしてんのよ、このロリコン魔王サタン!!!」
真奥「ろ、ロリコンちゃうわぁ!?って……ほむ……げっ勇者エミリアどうしてここに!?」
恵美「今どこ見ていった……まあいいわ、大人しくお縄に付きなさい!」ドン!
恵美「今ぶち殺してこの場で腸を裂いてやるわ!」シャキン
真奥「ちょ、おま危ない何刃物出してるんだ!」
立花「ちょ、ちょっとお客様困りますって」
マミ「そうよ、貴方突然押し入ってきて何の用かしら、お店と私達に迷惑よ!」
恵美「私はこの男に用があるのよ、狡猾で残忍で羊の皮を被った狼にね」
恵美「貴方もこの男に近づかないほうがいいわよ、いいように利用されて食べられるだけよ」
46 = 1 :
マミ「随分と酷い言いようね、私の知ってる真奥さんはそんなことしたりしないわ!」
恵美「あなたは騙されてるだけよ、この男のことを貴方より遥かによく知る私が言うんだから間違いないわ」
恵美「いい、こいつに関わると不幸になるわよ、だからちょっとそこをどいて頂戴」
マミ「……もしかしてお姉さんって真奥さんの元カノかしら、逆恨みなんて随分頭が悪いことしてるわね?」
恵美「」カチン
恵美「一体全体何を言い出すのよっ!!」
マミ「あら図星かしら、歳上なのに随分と余裕が無いわね」
真奥「おいエミリア、マミさん落ち着け」
恵美「五月蝿い黙ってなさい、ぶち殺すわよ!!!」
マミ「真奥さん、いいから少し黙っててもらいますか?」
真奥「えっと……はい…………」
さやか(やばいやばい修羅場だよー、これは面白くなってきたよー!)
まどか(ちょ、さやかちゃんそれより騒ぎになってるんだから何とかしないと)
芦屋(ゆゆゆ勇者エミ、エミリア……と、とりあえず110番通報しておこう!!)ピポパ
47 = 1 :
恵美「とにかく馬鹿なこと言わないで貰える!あのねこいつと私の間柄は簡単に語れるような話じゃないの!」
マミ「真奥さんとの付き合いは私のほうが長いってアピールかしら?嫌な付き合いだから別れたんでしょう?」
恵美「どうしたらそういうことになるのよっ!!!」
マミ「そういう話としか聞こえません!」
警察「すみませ~ん、痴話喧嘩をしてお店に迷惑してるカップルってそこですか?」
恵美「け、警察、いや私は別に違うわよ!?」
警察「はいはい話は警察署の方で聞くからね」
マミ「悪い事した罰が当たったのね、警察署で頭を冷やすといいわ」
恵美「た、確かにちょっと迷惑かけたけど私は悪いことはしてないわよっ!!」
真奥(やっべ日本の警察最高)
48 = 14 :
(立花ってだれだっけ…)
49 = 1 :
*警察署
警察「で、なんで突然あんな所で喧嘩してたの?」
恵美「この男を倒すためです、後こいつに騙されてる女の子を助けるためです」
警察「あのねえ…元彼が何したか知らないけどね、刃物は駄目だよ刃物は」
恵美「もとかれ……だから私とこいつとはそういう関係じゃありません!!」ドン!
警察「女子中学生に嫉妬するとかね、いい大人なんでしょ?それならとにかくお互い話し合ってね」
真奥「状況的に痴話喧嘩だと思われてるんだろ、流しとけ」
恵美「じょしちゅ…に…むね…まけ……かれ…ぐっぐぐ……」グギギ...
警察「君達はお互い大人なんだし、ねっ」
恵美「」シュー
真奥「エミリ…恵美にはよーく言って聞かせますんでお店の方にはどうか穏便にお願いします」
警察「お店の方からは請求とか無く穏便に流してくれるようだしね、調書に記入したらもういいよ」
真奥「ありがとうございます!」
50 :
はたらく魔王様のSSとは珍しいな
みんなの評価 : ☆
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